説明

サイドフレームの着脱装置および着脱方法

【課題】 サイドフレームの着脱作業の作業性を向上させる。
【解決手段】 下ブーム3Aにレールを固設し、このレールに沿って移動可能にシーブ33を設ける。シーブ33を支持する回転部材に継手部材を介して油圧シリンダ36を連結し、油圧シリンダ36の伸縮によりシーブ33を移動する。シーブ33を経由して巻上ロープ4aを吊り下げ、巻上ロープ4aによりサイドフレーム12を吊持する。ロープ繰り出し量を調整しつつ油圧シリンダ36を伸縮させることで、サイドフレーム12を水平移動させることができ、作業性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックフレームに対して着脱自在に設けられるサイドフレームの着脱装置および着脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラクレーン等のクローラ走行式の建設機械は、トレーラ等による輸送時の寸法制限や重量制限を満足させるために、クローラが設けられるサイドフレームがトラックフレームに対して着脱可能となっている。この種のサイドフレームの着脱方法は、例えば特開平6−16388号公報に開示されている。
【0003】これによると、トラックフレームとサイドフレームの間に伸縮シリンダを設けるとともに下ブームにシーブを取り付け、このシーブを経由して巻上ロープを吊り下げる。サイドフレームを取り外す時は、トラックフレームをサイドフレームと一体にジャッキアップした後、サイドフレームを巻上ロープによって僅かに吊り上げる。その状態で伸縮シリンダを伸長させ、サイドフレームをトラックフレームの外側に押し出し、伸縮シリンダとサイドフレームとの連結を解除する。サイドフレームを取り付ける時は、トラックフレームをジャッキアップした後、巻上ロープによりサイドフレームをトラックフレームと同じ高さまで吊り上げる。その状態で伸縮シリンダとサイドフレームとを連結した後、伸縮シリンダを縮退させて、サイドフレームをトラックフレーム側に引き寄せ、トラックフレームに固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のものは、サイドフレームを巻上ロープにより吊持したまま伸縮シリンダによりサイドフレームを移動させるので、サイドフレームの移動に伴い巻上ロープが斜めに張架される。その結果、サイドフレームには巻上ロープによる水平成分の力が作用することとなり、サイドフレームの着脱の作業性が損なわれる。
【0005】本発明の目的は、サイドフレームの着脱作業を容易に行うことができるサイドフレームの着脱装置、およびサイドフレームをトラックフレームから容易に取り外し、取り付け得るサイドフレームの着脱方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図面を参照して説明する。
(1)請求項1の発明によるサイドフレームの着脱装置は、トラックフレーム11と、トラックフレーム11に挿脱可能に設けられるサイドフレーム12と、トラックフレーム11をジャッキアップするジャッキアップ装置14と、旋回体2に起伏可能に枢支されるブーム3と、ブーム3に移動可能に設けられる可動シーブ33と、可動シーブ33を経由して吊り下げられる巻上ロープ4aと、シーブ33を移動させる移動手段36とを備えることにより上述した目的を達成する。
(2)請求項2の発明は、トラックフレーム11に挿脱可能に設けたサイドフレーム12を取り外す方法であって、第1に、トラックフレーム11をサイドフレーム12と一体にジャッキアップし、第2に、ブーム3に移動可能に設けた可動シーブ33を経由して巻上ロープ4aを吊り下げるとともに、この巻上ロープ4aによりサイドフレーム12を吊持し、第3に、サイドフレーム12を一定の高さに保ったまま、可動シーブ33を作業半径が増加する方向に移動させることにより上述した目的を達成する。
(3)請求項3の発明は、トラックフレーム11にサイドフレーム12を取り付ける方法であって、第1に、トラックフレーム11をジャッキアップし、第2に、ブーム3に移動可能に設けた可動シーブ33を経由して巻上ロープ4aを吊り下げるとともに、この巻上ロープ4aによりサイドフレーム12をトラックフレーム11と同じ高さになるように吊り上げ、第3に、サイドフレーム12を一定の高さに保ったまま、可動シーブ33を作業半径が減少する方向に移動させることにより上述した目的を達成する。
(4)請求項4の発明は、請求項2または3に記載のサイドフレームの着脱方法において、可動シーブ33の移動に伴い、ブーム3を起伏させるものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図9を参照して本発明によるサイドフレームの着脱装置の実施の形態について説明する。図1は、本発明が適用されるクローラクレーンの側面図である。図1に示すように、移動式クレーンは、走行体1と、走行体1上に旋回可能に搭載される旋回体2と、旋回体2に起伏可能に支持されたブーム3とからなる。走行体1は旋回体に連結されるトラックフレーム11(図2参照)と、トラックフレーム11の両側部に挿脱自在に取り付けられる一対のサイドフレーム12とを有し、サイドフレーム12の周囲には履帯13が巻装される。
【0009】ブーム3は下ブーム3Aと上ブーム3Bとを有し、両者は結合部3aを境に分割可能となっている。旋回体2には巻上ロープ4aの巻回された巻上ドラム4と起伏ロープ5aの巻回された起伏ドラム5がそれぞれ搭載されている。巻上ロープ4aはブーム先端に設けられたシーブを介してフック6に接続され、巻上ドラム4の駆動によってフック6は昇降する。ブーム3の先端にはペンダントロープ7の一端が接続され、ペンダントロープ7の他端はブライドル8に接続されている。起伏ロープ5aはAフレーム10の頂部を経由してブライドル8とハンガ9の間に複数回掛け回され、起伏ドラム5を駆動するとハンガ9とブライドル8の間隔が変化し、ブーム3が起伏する。
【0010】図2は、クレーンの正面図であり、図3は図2のIII-III線断面図である。なお、図2は、旋回体2をトラックフレーム11に対して90゜旋回させ、かつ、トラックフレーム11からサイドフレーム12を取り外した状態を示している。トラックフレーム12は、その前後左右にそれぞれ設けられたジャッキシリンダ14(図5参照)を介して地面から支持されている。
【0011】図2,3に示すように、下ブーム3Aには断面略コの字状の一対のレール31が下ブーム3Aの長手方向に沿って固設されている。レール31の内側には軸部材32の両端部がレール31に沿って移動可能に挿入されている。軸部材32は、断面矩形状の矩形部32aと断面円形状の円形部32bとを有し、円形部32bにはシーブ33が回転自在に、かつ軸方向に移動可能に支持されている。円形部32bの両端部にはストッパ34が設けられ、このストッパ34にシーブ33が当接してシーブ33の軸方向の移動が規制される。なお、図2に示すように、シーブ33は巻上ドラム4のほぼ軸方向中央鉛直線上に位置している。
【0012】軸部材32の矩形部32aには、その斜視図(図1の矢視A図)である図4に示すように、U字状の継手部材35がレール31に対して略平行に固設されている。下ブーム3Aの基端部にはレール31に対して略平行に伸縮するように油圧シリンダ36が取り付けられ、シリンダロッドの先端は継手部材35の下端部に接続されている。これにより油圧シリンダ36の伸縮に応じてシーブ33が移動する。
【0013】以上のように構成された着脱装置によるサイドフレーム12の着脱手順を説明する。
(1)サイドフレームの取り外し図1の作業姿勢状態からサイドフレーム12を取り外す場合には、まず、起伏ドラム5の巻下駆動により起伏ロープ5aを繰り出し、ブーム3を倒回させる。ブーム3が地面に接地したら、下ブーム3Aから上ブーム3Bを取り外すとともに、図5に示すように、下ブーム3Aの結合部3a近傍に起伏ロープ5aを接続する。さらに、巻上ドラム4からの巻上ロープ4aをシーブ33を経由して吊り下げ、ロープ4aの先端にフック37を接続する。この状態でジャッキシリンダ14を伸長してサイドフレーム12を地面から浮かせるとともに、旋回体2を90゜旋回させて一方のサイドフレーム12を旋回体2の前方に位置させる。次に、トラックフレーム11に設けた図示しない伸縮シリンダによりサイドフレーム12を旋回体2の前方に押し出す。なお、伸縮シリンダによるサイドフレーム12の押し出しは行わなくてもよい。
【0014】その状態で、サイドフレーム12をトラックフレーム11や伸縮シリンダに固定するためのピン、ボルトなどを取り外し、サイドフレーム12を単独で移動可能とする。次に、油圧シリンダ36の伸縮によりシーブ33を移動し、サイドフレーム12のほぼ真上にシーブ33を位置させる。この場合、油圧シリンダ12の伸縮だけでなく、起伏ドラム5によるブーム3Aの起伏により、シーブ33の位置(作業半径)を調整してもよい。シーブ33がサイドフレーム12のほぼ真上にくると、図示しない玉掛けロープを介してサイドフレーム12を巻上ロープ4aにより吊り上げる。
【0015】そして、その状態で油圧シリンダ36を伸長し、シーブ33を旋回体2の前方に移動させる、すなわち作業半径を増加させる。このとき、シーブ33の移動に伴いサイドフレーム12が上方に持ち上げられないように巻上ロープ4aを同時に繰り出す。これにより、巻上ロープ4aが垂下されたままの状態で、すなわちサイドフレーム12に巻上ロープ4aによる水平方向の引張力が作用することなく、サイドフレーム12は一定の高さを保ったまま水平方向に移動する。この場合、油圧シリンダ36の伸長だけでなく、ブーム3の倒回動により作業半径を増加させるようにしてもよい。
【0016】なお、油圧シリンダ36の伸長に伴いシーブ33がブーム長手方向に移動して巻上ロープ4aが繰り出され、巻上ドラム4上のロープ繰り出し位置が軸方向に移動する。その結果、ドラム4とシーブ33間のロープ4aの角度(いわゆるフリートアングル)が変化するが、シーブ33はフリートアングルの変化に追従してストッパ34の間を軸方向に移動するるため、シーブ33からのロープ4aの脱落等を防止できる。
【0017】サイドフレーム12がトラックフレーム11の端部まで移動し、サイドフレーム12がトラックフレーム11から離れると、巻上ドラム4や起伏ドラム5を駆動操作し、サイドフレーム12をトレーラ15などに搭載する。続いて、旋回体2を180゜旋回させ、他方のサイドフレーム12の取り外しを同様に行う。両方のサイドフレーム12の取り外しが終了すると、トラックフレーム11の下方にトレーラ15の荷台を挿入し、ジャッキシリンダ14を縮退して機体をトレーラ15に搭載するとともに、旋回体2がトレーラ15の長手方向を向くように旋回させる。なお、輸送時にはAフレーム10を後方に倒回させ、Aフレーム10を輸送姿勢にセットする。
【0018】(2)サイドフレームの組み付けサイドフレーム12をトラックフレーム11に組み付ける場合には、まず、ジャッキアップシリンダ14の伸長により機体をジャッキアップするとともに、図6に示すようにトラックフレーム11に対して旋回体2を90゜旋回させる。次いで、油圧シリンダ36を伸長させ、巻上ロープ4aによりサイドフレーム12を吊り上げる。そして、油圧シリンダ36を縮退させ、サイドフレーム12をトラックフレーム11側に引き寄せ、サイドフレーム12をトラックフレーム11の端部から挿入する。このとき、同時に巻上ロープ4aを巻き上げてサイドフレーム12の高さを一定に保ったまま、サイドフレーム12を水平移動する。この場合、油圧シリンダ36の縮退だけでなく、ブーム4の起立動によりサイドフレーム12をトラックフレーム11側に引き寄せる、すなわち作業半径が減少するようにしてもよい。
【0019】サイドフレーム12が所定の取り付け位置まで移動すると、ピンやボルトを介してサイドフレーム12をトラックフレーム11と伸縮シリンダに固定する。このようにして一方のサイドフレーム12の組み付けが終了すると、旋回体を180゜回転させ、他方のサイドフレーム12の組み付けを同様に行う。次いで、ジャッキアップシリンダ14を縮退させ、サイドフレーム12の履帯13を接地させて、取り付け作業を終了する。その後、下ブーム3Aに上ブーム3Bを連結し、上ブーム先端のシーブに巻上ロープ4aを掛け回し、ロープ先端にフック6を接続して、作業姿勢とする。作業姿勢においては、伸縮シリンダ16を最大に縮退させ、シーブ33をできるだけブーム基端部に近接させる。これによりブーム3の重心がブーム基端部側に移動し、車両前方への転倒荷重が減少し、安定したクレーン作業を行うことができる。
【0020】このように本実施の形態によると、下ブーム3Aに移動可能にシーブ33を設け、シーブ33を経由した巻上ロープ4aによりサイドフレーム12を吊持し、巻上ロープ4aの繰り出し量を調整しつつサイドフレーム12を一定の高さに保ったまま水平移動させるようにしたので、サイドフレーム12の着脱作業が容易になる。この場合、油圧シリンダ36の伸縮とともにブーム3を起伏することで、シーブ33の高さ一定でシーブ33の水平方向位置のみを変化させたり、シーブ33の水平方向位置一定でシーブ33の高さのみ変化させることができる。つまり、シーブ33の位置を多様に変化させることができ、サイドフレーム12の位置調整も容易になる。また、ブーム3の長手方向に沿ってシーブ33が移動可能なので、ブーム3の起伏角度の変化量を大きくすることなく、すなわち、姿勢変化が少ない安定した状態で作業半径を調整することができる。さらに、油圧シリンダ36によるシーブ33の移動に伴い巻上ロープ4aが巻き取りまたは繰り出されるため、作業半径と揚程を一度に変化させることができ、この種の作業を効率よく行うことができる。さらにまた、サイドフレーム12の着脱作業が終了すると、油圧シリンダ36を最大に縮退してシーブ33をブーム基端部に近付けて配置するので、クレーンの安定性が向上する。
【0021】なお、以上では下ブーム3Aに一枚のシーブ33を設けた場合について説明したが、図7に示すように複数(例えば2枚)のシーブ33A,33Bを設けてもよい。また、ロープ4aの一端を固定する固定孔38aを有するロープソケット38を軸部材32の端部32aに取り付けるようにしてもよい。油圧シリンダ36を継手部材35に取り付けるようにしたが、軸部材32に取り付けるようにしてもよい。さらに、上記実施の形態では、油圧シリンダ36によりシーブ33を移動するようにしたが、人力によってシーブ33を移動し、ねじ等によってその位置を固定するようにしてもよい。下ブーム3Aの各部にシーブ取り付け用のねじ孔を設け、その中から適宜選択してシーブ33を任意の位置に取り付けるようにしてもよい。シーブ33を下ブーム3Aに移動可能に設けたが、下ブーム3Aから上ブーム3Bに至るまで移動可能に設けてもよい。
【0022】また、図8に示すように、複数(例えば2枚)のシーブ33C,33Dを介してロープ4aを掛け回す場合、シーブ33C,33Dをシーブブロック39に回転自在に取り付け、油圧シリンダ36によりシーブブロック39ごと移動するようにしてもよい。
【0023】以上の実施の形態と請求項との対応において、ジャッキアップシリンダ14がジャッキアップ装置を、油圧シリンダ36が移動手段をそれぞれ構成する。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)請求項1の発明によれば、ブームに移動可能に設けた可動シーブを経由して巻上ロープを吊り下げるとともに、移動手段によりシーブを移動させるようにしたので、サイドフレームを一定の高さに保ったまま水平方向に移動することができ、サイドフレームの着脱作業を容易に行うことができる。
(2)請求項2の発明によれば、ブームに移動可能に設けた可動シーブを経由して巻上ロープを吊り下げるとともに、この巻上ロープによりサイドフレームを吊持し、サイドフレームを一定の高さに保ったまま可動シーブを作業半径が増加する方向に移動させるようにしたので、サイドフレームをトラックフレームから容易に取り外すことができる。
(3)請求項3の発明によれば、ブームに移動可能に設けた可動シーブを経由して巻上ロープを吊り下げるとともに、この巻上ロープによりサイドフレームをトラックフレームと同じ高さになるように吊り上げ、サイドフレームを一定の高さに保ったまま可動シーブを作業半径が減少する方向に移動させるようにしたので、サイドフレームをトラックフレームに容易に取り付けることができる。
(4)請求項4の発明によれば、可動シーブの移動に伴いブームを起伏させるようにしたので、シーブの位置を多様に変化させることができ、サイドフレームの位置調整が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるクローラクレーンの側面図。
【図2】本発明が適用されるクローラクレーンの正面図。
【図3】図2のIII-III線断面図。
【図4】図1の矢視A図。
【図5】本実施の形態に係わるサイドフレームの着脱装置によるサイドフレームの取り外し作業の一例を示す図。
【図6】本実施の形態に係わるサイドフレームの着脱装置によるサイドフレームの取り付け作業の一例を示す図。
【図7】本実施の形態に係わるサイドフレームの着脱装置の変形例を示す図。
【図8】本実施の形態に係わるサイドフレームの着脱装置の他の変形例を示す図。
【符号の説明】
2 旋回体 3 ブーム
3A 下ブーム 4a 巻上ロープ
11 トラックフレーム 12 サイドフレーム
31 レール 32 軸部材
33 シーブ 35 継手部材
36 油圧シリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラックフレームと、前記トラックフレームに挿脱可能に設けられるサイドフレームと、前記トラックフレームをジャッキアップするジャッキアップ装置と、旋回体に起伏可能に枢支されるブームと、前記ブームに移動可能に設けられる可動シーブと、前記可動シーブを経由して吊り下げられる巻上ロープと、前記シーブを移動させる移動手段とを備えることを特徴とするサイドフレームの着脱装置。
【請求項2】 トラックフレームに挿脱可能に設けたサイドフレームを取り外す方法であって、第1に、前記トラックフレームを前記サイドフレームと一体にジャッキアップし、第2に、ブームに移動可能に設けた可動シーブを経由して巻上ロープを吊り下げるとともに、この巻上ロープにより前記サイドフレームを吊持し、第3に、前記サイドフレームを一定の高さに保ったまま、前記可動シーブを作業半径が増加する方向に移動させることを特徴とするサイドフレームの着脱方法。
【請求項3】 トラックフレームにサイドフレームを取り付ける方法であって、第1に、前記トラックフレームをジャッキアップし、第2に、ブームに移動可能に設けた可動シーブを経由して巻上ロープを吊り下げるとともに、この巻上ロープにより前記サイドフレームを前記トラックフレームと同じ高さになるように吊り上げ、第3に、前記サイドフレームを一定の高さに保ったまま、前記可動シーブを作業半径が減少する方向に移動させることを特徴とするサイドフレームの着脱方法。
【請求項4】 請求項2または3に記載のサイドフレームの着脱方法において、前記可動シーブの移動に伴い、前記ブームを起伏させることを特徴とするサイドフレームの着脱方法。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2003−54876(P2003−54876A)
【公開日】平成15年2月26日(2003.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−246103(P2001−246103)
【出願日】平成13年8月14日(2001.8.14)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】