サイドベットを受け付けるゲーム方法及びゲーム装置
【課題】サイドＢＥＴを受け付けることが可能であり、新たなエンターテインメント性を備えたゲーム方法を提供すること。
【解決手段】本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、プレーヤ及びバンカーに、夫々所定枚数のカードを配布し、サイドＢＥＴを受け付け、サイドＢＥＴされた通貨価値のうち所定の割合を累積的に貯留し、所定枚数のプレーヤ用カード及びバンカー用カードを夫々２組のカードに分けてハンドを比較することにより勝敗を決定し、引き分けであると決定され、且つ、サイドＢＥＴが行われた場合に、プレーヤ用カードからカードを選択し、選択したプレーヤ用カード及び同数のバンカー用カードのハンドを比較することにより勝敗を決定し、プレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する。
【解決手段】本発明のカードゲームのプレイ方法によれば、プレーヤ及びバンカーに、夫々所定枚数のカードを配布し、サイドＢＥＴを受け付け、サイドＢＥＴされた通貨価値のうち所定の割合を累積的に貯留し、所定枚数のプレーヤ用カード及びバンカー用カードを夫々２組のカードに分けてハンドを比較することにより勝敗を決定し、引き分けであると決定され、且つ、サイドＢＥＴが行われた場合に、プレーヤ用カードからカードを選択し、選択したプレーヤ用カード及び同数のバンカー用カードのハンドを比較することにより勝敗を決定し、プレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、サイドベットを受け付けるゲーム方法及びゲーム装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付けることが可能なゲーム装置が存在する。例えば、ブラックジャックにおいて、ディーラの２枚のカードのうち、表向きのカードが「Ａ」のカードである場合には、プレーヤは、通常ＢＥＴに加えてインシュランスと呼ばれるサイドＢＥＴを行うことができる。インシュランスを行う場合、プレーヤは最初の掛け金の半額を追加する。ディーラのハンドが「ナチュラル２１」である場合には、サイドＢＥＴ（インシュランス）の２倍の額が払い戻される。また、例えば、カリビアン・スタッド・ポーカにおいては、サイドＢＥＴがプログレッシブジャックポットとして累積的に貯留される。プレーヤは、アンティ（通常ＢＥＴ）に加えてサイドＢＥＴを行うと、成立したハンドに応じてプログレッシブジャックポットの一部又は全部を獲得することが可能である。このような、サイドＢＥＴを受け付けるゲームとしては、例えば、特許文献１〜３が開示されている。
【０００３】
【特許文献１】米国特許６７８９８０１号明細書
【特許文献２】米国特許５７１１５２５号明細書
【特許文献３】米国特許６８７４７８６号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、サイドＢＥＴを受け付けることが可能であり、新たなエンターテインメント性を備えたゲーム方法及びゲーム装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第１の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）所定枚数の上記プレーヤ用カード及び所定枚数の上記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）２組に分けた上記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）上記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、上記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の上記プレーヤ用カードからカードを選択する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）上記段階（ｆ）において選択した上記プレーヤ用カードのハンドと、同数の上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）上記段階（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する段階を含む。
【０００６】
第２の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）所定枚数の上記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、上記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）所定枚数の上記バンカー用カードを、上記第１ゲームのためのカードと、上記第２ゲームのためのカードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）上記第１ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第１ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）上記第２ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第２ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、上記通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、上記段階（ｄ）において分けたカードを所定枚数の上記プレーヤ用カードに戻す段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）上記段階（ｊ）で得られた上記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）上記段階（ｋ）で得られた上記第３ゲームのための上記プレーヤ用カードと、上記段階（ｆ）で得られた上記第１ゲームのための上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第３ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）上記段階（ｌ）における上記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力された上記サイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいてジャックポットを付与する段階を含む。
【０００７】
第３の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階を含む。
【０００８】
第４の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階を含む。
【０００９】
第１の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、入力装置を備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｈ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記入力装置からの、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付ける処理、（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する処理、（ｄ）上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カード及び所定枚数の上記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける処理、（ｅ）２組に分けた上記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、（ｆ）上記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、上記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カードからカードを選択する処理、（ｇ）上記処理（ｆ）において選択した上記プレーヤ用カードのハンドと、同数の上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、及び、（ｈ）上記処理（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する処理。
【００１０】
第２の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、入力装置を備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと、所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記入力装置からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記入力装置からの、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、上記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける処理、（ｆ）所定枚数の上記バンカー用カードを、上記第１ゲームのためのカードと、上記第２ゲームのためのカードとに分ける処理、（ｇ）上記第１ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第１ゲームの結果を決定する処理、（ｈ）上記第２ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第２ゲームの結果を決定する処理、（ｉ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、入力された通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、上記処理（ｅ）において分けたカードを所定枚数の上記プレーヤ用カードに戻す処理、（ｋ）上記入力装置からの入力に基づいて、上記処理（ｊ）で得られた上記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する処理、（ｌ）上記処理（ｋ）で得られた上記第３ゲームのための上記プレーヤ用カードと、上記処理（ｆ）で得られた上記第１ゲームのための上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第３ゲームの結果を決定する処理、及び、（ｍ）上記処理（ｌ）における上記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力されたサイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいて、ジャックポットを付与する処理。
【００１１】
第３の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、（ｋ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記処理（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００１２】
第４の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、（ｋ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける処理、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【発明の効果】
【００１３】
本発明によれば、サイドＢＥＴを受け付けることが可能であり、新たなエンターテインメント性を備えたゲーム方法及びゲーム装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施形態では、パイガオポーカを行う場合について説明する。まず、パイガオポーカのルールについて説明する。
【００１５】
パイガオポーカでは、ジョーカー１枚を含む１組（５３枚）のトランプカードを使用し、バンカーと１又は複数のプレーヤとが対戦する。
まず、バンカー及びプレーヤに７枚ずつカードが配布される。バンカー及びプレーヤは、７枚のカードを５枚の組と２枚の組とに分ける。このとき、５枚のカードのハンド（ハイハンド）は、２枚のカードのハンド（ローハンド）と強さが同じ、又は、２枚のカードのハンドより強いハンドでなければならない。次に、バンカー及びプレーヤの５枚のカードのハンドを比較して強弱を判断する。同様に、バンカー及びプレーヤの２枚のカードのハンドを比較して強弱を判断する。５枚のカード及び２枚のカードのどちらもバンカーのハンドのほうが強い場合はバンカーの勝ちであり、５枚のカード及び２枚のカードのどちらもプレーヤのハンドのほうが強い場合はプレーヤの勝ちである。５枚のカード及び２枚のカードのうち一方はプレーヤのハンドのほうが強く、他方はバンカーのハンドのほうが強い場合は、引き分けとなる。また、５枚のカード及び２枚のカードの両方についてプレーヤのハンドとバンカーのハンドとが同じ強さである場合には、バンカーの勝ちとなる。なお、５枚のカードのハンドとしては、強い順に、ロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、及び、ノーペアがあり、２枚のカードのハンドとしては、強い順にワンペア及びノーペアがある。
【００１６】
以下の実施形態では、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴを受け付けるパイガオポーカを２回実行する。ここで、通常ＢＥＴは、パイガオポーカの勝敗に対して行うＢＥＴであり、サイドＢＥＴは、２回のパイガオポーカにおいていずれも引き分けとなった場合に行われるゲームに対するＢＥＴである。サイドＢＥＴされた通貨価値のうち所定の割合（本実施形態では、５０％）は、ジャックポット（以下、ＪＰともいう）として累積的に貯留される。パイガオポーカの勝負において２回とも引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴが行われていることを条件に、プレーヤのカードを再度５枚と２枚とに分け、５枚のカードのハンドを、バンカーの５枚のカードのハンドと比較する。プレーヤのカードのハンドがバンカーのハンドより強い場合には、ＪＰが付与される。なお、以下の実施形態では、ディーラがバンカーを兼ねる場合について説明する。
【００１７】
［第１実施形態］
図１Ａ及び図１Ｂは、本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
まず、本発明の一実施形態に係るゲーム装置１が備える主制御部４０（図６参照）が実行する処理について説明する。
【００１８】
まず、図１ＡのステップＳ１０１において、いずれかのステーション３（図２参照）からパイガオポーカを行う旨の信号を受信すると、主制御部４０が備えるＣＰＵ４１（図６参照）は、引き分け回数をカウントするためのｔの値を２に設定する。
【００１９】
次に、ステップＳ１０２においてＣＰＵ４１は、ステーション３（図２参照）からＢＥＴ情報を受信する。ＢＥＴ情報は、ＢＥＴに関する情報であり、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴが行われたか否かを示す情報や、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴの額を示す情報を含む。
【００２０】
次に、ステップＳ１０３において、ＣＰＵ４１は、ステップＳ１０２において受信したＢＥＴ情報に基づいて、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をＪＰとしてＲＡＭ４２（図６参照）に累積的に記憶する。
【００２１】
次に、ステップＳ１０４において、ＣＰＵ４１は、プレーヤ及びバンカーに配布する各７枚のカードを乱数を用いて１組のトランプカードのなかから決定する。ステップＳ１０４においてプレーヤに配布すると決定された７枚のカードは、本発明の第１所定枚数のプレーヤ用カードに相当し、バンカーに配布すると決定された７枚のカードは、本発明の第１所定枚数のバンカー用カードに相当する。また、ゲーム装置１が備える正面ディスプレイ２１（図２参照）には、７枚のバンカー用カードを示すカード画像を裏向きに表示する。
【００２２】
次に、ステップＳ１０５において、ＣＰＵ４１は、配布カード情報をステーション３に対して送信する。配布カード情報には、プレーヤ及びバンカーに配布すると決定したカードの種類（数字及びマーク（ハート、クローバ、スペード、ダイヤ））を示す情報が含まれる。
ステーション３では、受信した配布カード情報に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像を液晶ディスプレイ１０に表示し、５枚の組（ハイハンド）と２枚の組（ローハンド）とに分けるための入力を受け付ける。プレーヤからの入力によって２組に分けられたプレーヤ用カードのうち、５枚のプレーヤ用カードは本発明における第２所定枚数のプレーヤ用カードに相当し、２枚のプレーヤ用カードは本発明における第３所定枚数のプレーヤ用カードに相当する。
【００２３】
次に、ステップＳ１０６においてＣＰＵ４１は、スーション３から選択情報を受信する。選択情報は、どのカードがハイハンドに選択され、どのカードがローハンドに選択されたかを示す情報である。
【００２４】
次に、ステップＳ１０７において、ＣＰＵ４１は、バンカーに対して配布されたカードをハイハンド及びローハンドに分ける処理を実行する。ステップＳ１０７の処理において得られたハイハンド（５枚のバンカー用カード）は本発明における第２所定枚数のバンカー用カードに相当し、ローハンド（２枚のバンカー用カード）は本発明における第３所定枚数のバンカー用カードに相当する。
【００２５】
次に、ステップＳ１０８においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０７において決定したハイハンド及びローハンドを示すカード画像を、正面ディスプレイ２１に表向きに表示する。
【００２６】
次に、ステップＳ１０９においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０６において受信した選択情報と、ステップＳ１０７において決定したハイハンド及びローハンドとに基づいて、勝敗を決定する処理を実行する。具体的には、プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断するとともに、プレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断し、判断結果に基づいて勝敗を決定する。具体的には、プレーヤのハイハンドがバンカーのハイハンドより強く、且つ、プレーヤのローハンドがバンカーのローハンドより強い場合には、プレーヤの勝ちであり、バンカーのハイハンドがプレーヤのハイハンドより強く、且つ、バンカーのローハンドがプレーヤのローハンドより強い場合には、バンカーの勝ちである。ハイハンド及びローハンドのうち、一方についてはプレーヤの方が強く、他方についてはバンカーの方が強い場合には引き分けである。プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第１ゲームに相当し、プレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第２ゲームに相当する。
【００２７】
次に、ステップＳ１１０においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０９において決定した勝敗を示す情報（以下、勝敗情報ともいう）を、ステーション３に対して送信する。ステーション３では、勝敗情報を受信すると、勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を液晶ディスプレイ１０に表示する。
【００２８】
次に、ステップＳ１１１において、ＣＰＵ４１は、通常ＢＥＴ払出情報をステーション３に対して送信する。通常ＢＥＴ払出情報は、通常ＢＥＴに対して払い出すクレジット（通貨価値）の量を示す情報である。具体的には、プレーヤが勝利した場合には、通常ＢＥＴの額の２倍の額のクレジットを示す情報を送信し、引き分けとなった場合には、通常ＢＥＴの額と同額のクレジットを示す情報を送信する。また、バンカーが勝利した場合には、付与されるクレジットの額が０である旨を示す情報を送信する。
【００２９】
次に、ステップＳ１１２においてＣＰＵ４１は、ｔの値から１を減算する処理を実行する。
【００３０】
次に、ステップＳ１１３において、ＣＰＵ４１は、ｔの値が０であるか否かを判断する。ｔの値が０ではないと判断した場合、処理をステップＳ１０２に戻す。
【００３１】
一方、ｔの値が０であると判断した場合、図１ＢのステップＳ１１４において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からパイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴを行っていることを示す信号（以下、サイドＢＥＴ信号ともいう）を受信したか否かを判断する。サイドＢＥＴ信号を受信していないと判断した場合、本主制御部側処理を終了する。
【００３２】
一方、サイドＢＥＴ信号を受信したと判断した場合、ステップＳ１１５において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からカードを分け直しした後の選択情報を受信する。
【００３３】
次に、ステップＳ１１６において、ＣＰＵ４１は、ステップＳ１１５において受信した選択情報と、ステップＳ１０７において決定したハイハンドとに基づいて勝敗を決定する処理を実行する。具体的には、プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断し、ハンドが強いほうを勝者に決定する。プレーヤが分け直しを行った後のハイハンドと、バンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第３ゲームに相当する。
本実施形態では、本発明における第３ゲームが、第１ゲーム（プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較するゲーム）と同じである場合について説明する。しかし、本発明においては第３ゲームと第１ゲームとは互いに異なっていてもよく、例えば、第３ゲームにおいてはプレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断することとしてもよい。
【００３４】
次に、ステップＳ１１７においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１１６において決定した勝敗を示す情報（以下、勝敗情報ともいう）を、ステーション３に対して送信する。
ステーション３では、勝敗情報を受信すると、勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を液晶ディスプレイ１０に表示する。
【００３５】
次に、ステップＳ１１８において、ＣＰＵ４１は、ＪＰ払出情報をステーション３に対して送信する。ＪＰ払出情報は、サイドＢＥＴに対して払い出すＪＰのクレジット（通貨価値）の量を示す情報である。具体的には、プレーヤがロイヤルフラッシュで勝利した場合には、ＪＰの全額に相当するクレジットを示す情報を送信し、プレーヤがストレートフラッシュで勝利した場合にはＪＰの５０％に相当するクレジットを示す情報を送信し、プレーヤが上記以外のハンドで勝利した場合にはＪＰの１０％に相当するクレジットを示す情報を送信する。また、引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴの額と同額のクレジットを示す情報を送信する。また、バンカーが勝利した場合には、付与されるクレジットの額が０である旨を示す情報を送信する。
本実施形態では、第３ゲームにおいてプレーヤが勝利したとき、ロイヤルフラッシュであった場合には、ＪＰの全額、ストレートフラッシュであった場合にはＪＰの５０％、上記以外のハンドであった場合にはＪＰの１０％を付与する場合について説明したが、本発明において、付与されるＪＰの額とハンドとの対応関係はこの例に限定されない。また、本発明においては、第３ゲームにおいてプレーヤが勝利した場合には、ハンドに関わらず、ＪＰとして累積的に貯留された通貨価値を全部付与することとしてもよい。
また、本実施形態では、引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴの額と同額のクレジットを払い出す場合について説明するが、引き分けの場合には、払い出しを行わないこととしてもよい。ステップＳ１１８の処理を実行した後、本主制御部側処理を終了する。
【００３６】
次に、本実施形態に係るゲーム装置１について説明する。
図２は、本発明の第１実施形態に係るゲーム装置の外観構成を模式的に示す斜視図である。
図２に示すように、ゲーム装置１は、メインモニタ２と５台のステーション３（ステーション３ａ〜３ｅ）とから基本的に構成されている。なお、本実施形態では、ゲーム装置１が複数（５台）のステーション３を備える場合について説明するが、本発明において、ゲーム装置が備えるステーションは、１台であってもよい。
メインモニタ２の中央部には、正面ディスプレイ２１が設けられていて、ディーラやカード、ＪＰの額を示す画像が表示されている。正面ディスプレイ２１は、本発明におけるディスプレイに相当するものである。また、メインモニタ２の上側には、ゲーム装置１で実行されるゲームの進行に合わせて音楽や効果音を出力するスピーカ２２と、各種演出時に点灯されるＬＥＤ２３とが備えられている。
【００３７】
図３は、図２に示したゲーム装置が備えるステーションの外観構成を模式的に示す斜視図である。
図３に示すように、ステーション３の上面中央には、後述する、操作に関する画像（図５参照）等を表示する液晶ディスプレイ１０が設けられている。液晶ディスプレイ１０は、本発明におけるディスプレイに相当するものである。また、液晶ディスプレイ１０の上面には、ＢＥＴ等の操作を入力するためのタッチパネル１１が設けられている。タッチパネル１１は、本発明における通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチに相当するものである。
【００３８】
液晶ディスプレイ１０の手前には、払い出し操作を行うための操作ボタン１２と、コインやメダルを投入するコイン投入口１３とが設けられている。
ステーション３の前面上部右端には、紙幣を投入する紙幣投入口１４が設けられ、紙幣投入口１４の下方には、払い出し操作が行われた際に、貯留されているクレジットに対応するコインやメダルをプレーヤに対して払い出すコイン払出口１５が設けられている。
【００３９】
図４は、ゲーム装置が備える正面ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
図４に示すように、正面ディスプレイ２１の上側には、ＪＰの額を表示するためのＪＰ表示部３３が設けられている。また、正面ディスプレイ２１には、ディーラ（バンカー）を示すディーラ画像３０、テーブルを示すテーブル画像３１、及び、７枚のバンカー用カードを示すカード画像３２が表示される。カード画像３２は、ディーラにカードが配布される際には裏向きに表示される。ハイハンド及びローハンドが決定されると、カード画像３２は、表向きに表示される。図４に向かって左側の５枚のカードがハイハンドを示し、右側の２枚のカードがローハンドを示している。
【００４０】
図５は、ステーションが備える液晶ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
図５に示すように、液晶ディスプレイ１０の上側には、プレーヤのハイハンドを表示するハイハンド表示部８０と、ローハンドを表示するローハンド表示部８１とが設けられている。ハイハンド表示部８０及びローハンド表示部８１には、夫々ハイハンドのカードとローハンドのカードを示すカード画像８２が表向きに表示されている。ハイハンド表示部８０の下側には、配布カード表示部８３が設けられている。配布カード表示部８３の点線で囲まれた７つの部分には、プレーヤに配布された７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像が表向きに表示される。配布カード表示部８３の右側には、ハイハンド及びローハンドを構成するカードを決定するためのハイハンド決定ボタン８４、及び、ローハンド決定ボタン８５が設けられている。プレーヤは、ハイハンドにしたいカードを配布カード表示部８３に表示されるカードのなかからタッチパネル１１を介して選択し、タッチパネル１１を介してハイハンド決定ボタン８４を操作することによって、ハイハンドを決定することができる。ハイハンドに決定されたカードは、ハイハンド表示部８０に表示される。同様に、ローハンドにしたいカードを配布カード表示部８３に表示されるカードのなかからタッチパネル１１を介して選択し、タッチパネル１１を介してローハンド決定ボタン８５を操作することによってローハンドを決定することができる。
【００４１】
配布カード表示部８３の下側には、ＢＥＴボタン表示部８６が設けられている。ＢＥＴボタン表示部８６には、ＢＥＴ数を入力するためのＢＥＴボタン８７が表示されている。プレーヤは、タッチパネル１１を介してＢＥＴボタン８７を操作することにより、通常ＢＥＴ数及びサイドＢＥＴ数を入力することができる。
【００４２】
ＢＥＴボタン表示部８６の右側には、通常ＢＥＴを行ったコインの数を表示する通常ＢＥＴ数表示部８８が設けられている。図５では、２８枚のコインがＢＥＴされたことを示している。なお、２８枚のコインのＢＥＴを入力する場合、プレーヤは、ＢＥＴ選択ボタン８７の「１０」を２回、ＢＥＴ選択ボタン８７の「５」を１回、ＢＥＴ選択ボタン８７の「１」を３回操作すればよい。
通常ＢＥＴ数表示部８８の右側には、サイドＢＥＴを行ったコインの数を表示するサイドＢＥＴ数表示部８９が設けられている。図５では、１０枚のコインがＢＥＴされたことを示している。
サイドＢＥＴ数表示部８９の右側には、クレジット数表示部９０が設けられている。図５では、５００枚のコインがクレジットされていることを示している。
【００４３】
図６は、図２に示したゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
図６に示すように、ゲーム装置１が備える主制御部４０は、基本的にＣＰＵ４１、ＲＡＭ４２、ＲＯＭ４３、タイマ９５及びこれら相互間のデータ転送を行うためのバス４４から構成されるマイクロコンピュータ４５を核として構成されている。主制御部４０は、本発明におけるコントローラに相当する。
【００４４】
ＲＯＭ４３にはゲーム装置１の制御上必要な処理を行うための各種プログラムや、データテーブル等が格納されている。ＲＡＭ４２は、ＣＰＵ４１で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。また、ＲＡＭ４２は、サイドＢＥＴされたクレジットのうちの所定の割合（本実施形態では、５０％）に相当するクレジットデータを累積的に記憶する。また、タイマ９５は、時間計測を行う。
【００４５】
また、ＣＰＵ４１は、Ｉ／Ｏインターフェイス４６を介して画像処理回路４７、音声回路４８、ＬＥＤ駆動回路４９、及び、通信インターフェイス５０に接続されている。
画像処理回路４７にはメインモニタ２を構成する正面ディスプレイ２１が接続され、音声回路４８にはメインモニタ２を構成するスピーカ２２が接続され、ＬＥＤ駆動回路４９にはメインモニタ２を構成するＬＥＤ２３が接続されている。通信インターフェイス５０には５台のステーション３が接続されている。
ＣＰＵ４１は、ＲＯＭ４３に記憶されているゲームプログラム（パイガオポーカのゲームプログラム及び第３ゲームのプログラムを含む）と、ステーション３から受信する各種信号とに基づいてゲーム装置１において進行するゲーム（パイガオポーカと第３ゲーム）を進行する。パイガオポーカのゲームプログラムには、第１ゲームのプログラムと第２ゲームのプログラムとが含まれる。また、ＣＰＵ４１は、上記ゲームプログラムに基づいて正面ディスプレイ２１に画像を表示し、スピーカ２２から音を出力し、ＬＥＤ２３を点灯させる。また、ＣＰＵ４１は、上記ゲームプログラムに基づいて各種の信号を各ステーション３に送信する。
【００４６】
図７は、図２に示したゲーム装置が備えるステーションの内部構成を示すブロック図である。
図７に示すように、ステーション３は、基本的にＣＰＵ５１、ＲＡＭ５２、ＲＯＭ５３、及び、これら相互間のデータ転送を行うためのバス５４で構成されるマイクロコンピュータ５５を核として構成されている。
【００４７】
ＲＯＭ５３にはステーション３の制御上必要な処理を行うための各種プログラム、データテーブル等が格納されている。また、ＲＡＭ５２は、現在ステーション３に貯留されているクレジット数や、ＣＰＵ５１で演算された各種データを一時的に記憶する。
【００４８】
また、ＣＰＵ５１は、Ｉ／Ｏインターフェイス５６を介して液晶パネル駆動回路５７、タッチパネル駆動回路５８、ホッパー駆動回路５９、払出完了信号回路６０、投入コイン検出信号回路６７、紙幣検出信号回路６４、操作信号回路６６、及び、通信インターフェイス６１に接続されている。
液晶パネル駆動回路５７には液晶ディスプレイ１０、タッチパネル駆動回路５８にはタッチパネル１１、ホッパー駆動回路５９にはホッパー６２、払出完了信号回路６０にはコイン検出部６３、投入コイン検出信号回路６７には投入コイン検出部６８、紙幣検出信号回路６４には紙幣検出部６５、操作信号回路６６には操作ボタン１２がそれぞれ接続されている。
【００４９】
ホッパー６２は、ステーション３の内部に設けられていて、ＣＰＵ５１から出力される制御信号に基づいて、コインをコイン払出口１５から払い出す。
コイン検出部６３は、コイン払出口１５の内部に設けられていて、コイン払出口１５から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合に、ＣＰＵ５１に対して信号を送信する。
投入コイン検出部６８は、コイン投入口１３からコインが投入されたことを検出したとき、そのコインの額を検出し、検出した額を示す検出信号をＣＰＵ５１に送信する。検出したコインは、所定額を１クレジットとしてＲＡＭ５２に記憶される。
紙幣検出部６５は、紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額を検出し、検出した額を示す検出信号をＣＰＵ５１に送信する。検出した紙幣は、所定額を１クレジットとしてＲＡＭ５２に記憶される。
操作ボタン１２は、コインの払い出しが決定された場合に、払い出し操作を行うためのボタンである。
【００５０】
次に、主制御部４０及びステーション３において行われる処理について説明するが、主制御部４０についての処理は、図１Ａ及び図１Ｂを用いて既に説明済であるから、ここでは、ステーション３において行われる処理についてのみ説明する。
図８Ａ及び図８Ｂは、第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【００５１】
まず、図８ＡのステップＳ２０１において、ステーション３が備えるＣＰＵ５１は、タッチパネル１１から接触を検知した、又は、投入コイン検出部６８からコインの投入を検出した旨の信号を受信すると、ｔの値を２に設定する。そして、主制御部４０にパイガオポーカを行う旨の信号を送信する。これにより、主制御部４０では、図１Ａ及び図１Ｂに示した処理が進行することとなる。
【００５２】
次に、ステップＳ２０２において、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴの入力を受け付ける。これにより、プレーヤは、ステーション３が備えるタッチパネル１１を介して通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴを入力することが可能となる。
【００５３】
次に、ステップＳ２０３において、ＣＰＵ５１は、入力されたＢＥＴに関する情報であるＢＥＴ情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、ＢＥＴ情報を受信すると、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をＪＰとしてＲＡＭ４２に累積的に記憶する（図１ＡのステップＳ１０３参照）。
【００５４】
次に、ステップＳ２０４において、ＣＰＵ５１は、プレーヤに配布するカードを示す配布カード情報を主制御部４０から受信する。
【００５５】
次に、ステップＳ２０５において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０４において受信した配布カード情報に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像を液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に表示する。
【００５６】
次に、ステップＳ２０６において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドを選択するための入力を受け付ける。これにより、プレーヤは、タッチパネル１１を介してハイハンド決定ボタン８４及びローハンド決定ボタン８５を操作することによって、配布されたカードのなかからハイハンド及びローハンドを決定することが可能となる。
【００５７】
次に、ステップＳ２０７において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドの選択に基づいた選択情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、選択情報を受信すると、バンカー用カードのハイハンド及びローハンドを決定し、勝敗を決定する処理を実行する（図１ＡのステップＳ１０９参照）。
【００５８】
次に、ステップＳ２０８において、ＣＰＵ５１は、主制御部４０から勝敗情報を受信する。続いて、液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に、受信した勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１を示す画像を所定期間（本実施形態では、１０秒間）表示する。
【００５９】
次に、ステップＳ２０９において、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ払出情報を、主制御部４０から受信する。通常ＢＥＴ払出情報を受信すると、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ払出情報に基づいたクレジットデータを、ＲＡＭ５２に記憶する。
【００６０】
次に、ステップＳ２１０において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０９において受信した通常ＢＥＴ払出情報に基づいて、クレジットの払い出しを行う。主制御部４０からの通常ＢＥＴ払出情報に基づいてクレジットの払い出しを行う処理は、本発明における、通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理に相当する。
【００６１】
次に、ステップＳ２１１において、ＣＰＵ５１は、ｔの値から１を減算する処理を実行する。
【００６２】
次に、ステップＳ２１２において、ＣＰＵ５１は、ｔの値が０であるか否かを判断する。ｔの値が０ではないと判断した場合、処理をステップＳ２０２に戻す。
【００６３】
一方、ｔの値が０であると判断した場合、図８ＢのステップＳ２１３において、ＣＰＵ５１は、勝負が２回とも引き分けであるか否かを判断する。勝負が２回引き分けではないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【００６４】
一方、勝負が２回とも引き分けであると判断した場合、ステップＳ２１４において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０２のＢＥＴ受付中にサイドＢＥＴの入力が行われたか否かを判断する。サイドＢＥＴの入力が行われていないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【００６５】
一方、サイドＢＥＴの入力が行われたと判断した場合、ステップＳ２１５において、ＣＰＵ５１は、パイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴが行われたことを示す信号であるサイドＢＥＴ信号を、主制御部４０に対して送信する。
【００６６】
次に、ステップＳ２１６において、ＣＰＵ５１は、カードの再配置を行う。具体的には、液晶ディスプレイ１０のハイハンド表示部８０及びローハンド表示部８１に表示されているカード画像を、再度配布カード表示部８３に表示する。すなわち、ＣＰＵ５１は、ハイハンドとローハンドとに分けたプレーヤ用カードを７枚に戻す。７枚に戻されたカードは、本発明におけるプレーヤ用特別カードに相当する。
【００６７】
次に、ステップＳ２１７において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドを選択するための入力を受け付ける。ステップＳ２１７の処理により、プレーヤはタッチパネル１１を介してハイハンド及びローハンドを選択することが可能となる。
【００６８】
次に、ステップＳ２１８において、選択情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、選択情報を受信すると、勝敗を決定する処理を実行する（図１ＢのステップＳ１１６参照）。
【００６９】
次に、ステップＳ２１９において、ＣＰＵ５１は、主制御部４０から勝敗情報を受信する。続いて、液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に、受信した勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を所定期間（本実施形態では、１０秒間）表示する。
【００７０】
次に、ステップＳ２２０において、ＣＰＵ５１は、ＪＰ払出情報を主制御部４０から受信する。ＪＰ払出情報を受信すると、ＣＰＵ５１は、ＪＰ払出情報に基づいたクレジットデータを、ＲＡＭ５２に記憶する。
【００７１】
次に、ステップＳ２２１において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２２０において受信したＪＰ払出情報に基づいて、クレジットの払い出しを行う。
主制御部４０からのＪＰ払出情報に基づいてクレジットの払い出しを行う処理は、本発明における、第２所定枚数のプレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数のバンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、サイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理に相当する。
ステップＳ２２１の処理を実行した後、本サブルーチンを終了する。
【００７２】
以上、第１実施形態に係るゲーム装置１は、複数のカードを表示することが可能な正面ディスプレイ２１及び液晶ディスプレイ１０（ディスプレイ）を備える。また、ゲーム装置１は、通常ＢＥＴ、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴ、及び、カードを２組に分ける指示を入力するためのタッチパネル１１（通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチ）を備える。また、ゲーム装置１は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされた主制御部４０（コントローラ）を備える。（ａ）７枚のプレーヤ用カードを液晶ディスプレイ１０に表示し、７枚のバンカー用カードを正面ディスプレイ２１に表示する処理、（ｂ）タッチパネル１１からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）タッチパネル１１からのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを５枚のプレーヤ用カードと２枚のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）７枚のバンカー用カードを５枚のバンカー用カードと２枚のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）５枚のプレーヤ用カードのハンドと５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）２枚のプレーヤ用カードのハンドと２枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のバンカー用カードのハンドが２枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、５枚のバンカー用カードのハンドが５枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、５枚と２枚とに分けたプレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして７枚にまとめる処理、（ｋ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用特別カードを５枚のプレーヤ用特別カードと２枚のプレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドと、上記処理（ｆ）で分けられた５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｍ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００７３】
本実施形態では、ゲーム装置１を用いてカードゲームを行う場合について説明したが、本発明においては、ゲーム装置を用いずにカードゲームを行う（例えば、実際にテーブルを囲んでバンカーとプレーヤとが勝負する）こととしてもよい。この場合、以下の（ａ）〜（ｍ）の段階を含むカードゲームのプレイ方法を採用することができる。（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階。
【００７４】
［第２実施形態］
次に、第２実施形態に係るゲーム装置について説明する。なお、第１実施形態に係るルーレットゲーム機と対応する構成要素には同一の符号を付して説明することとする。
【００７５】
第２実施形態は、２回のパイガオポーカの勝負がともに引き分けである場合に行われるゲームにおいて、バンカーもカードの分け直しを行う点で、第１実施形態と相違する。第２実施形態に係るゲーム装置は、第１実施形態に係るゲーム装置１と同様の外観、回路構成等を有し、表示される画像やステーションにおいて実行される処理も同様であるから、ここでの説明は省略することとし、以下では、ゲーム装置が備える主制御部において実行される処理について説明することとする。
【００７６】
図９Ａ及び図９Ｂは、第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
図９ＡのステップＳ３０１〜ステップＳ３１３の処理は、第１実施形態における図１ＡのステップＳ１０１〜ステップＳ１１３の処理と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【００７７】
図９ＢのステップＳ３１４において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からパイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴを行っていることを示す信号であるサイドＢＥＴ信号を受信したか否かを判断する。サイドＢＥＴ信号を受信していないと判断した場合、本主制御部側処理を終了する。
【００７８】
一方、サイドＢＥＴ信号を受信したと判断した場合、ステップＳ３１５において、ＣＰＵ４１は、ハイハンド及びローハンドに分けたバンカー用カードを７枚に戻す。この処理において７枚に戻されたカードは、本発明におけるバンカー用特別カードに相当する。続いてＣＰＵ４１は、再度ハイハンド及びローハンドを決定する処理を実行する。この処理においてＣＰＵ４１は、ローハンドの強弱を考慮することなく、ハイハンドが最も強くなるようにハイハンド及びローハンドを決定する。
【００７９】
続くステップＳ３１６〜ステップＳ３１９の処理は、第１実施形態における図１ＢのステップＳ１１５〜ステップＳ１１８の処理と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【００８０】
以上、第２実施形態に係るゲーム装置１は、複数のカードを表示することが可能な正面ディスプレイ２１及び液晶ディスプレイ１０（ディスプレイ）を備える。また、ゲーム装置１は、通常ＢＥＴ、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴ、及び、カードを２組に分ける指示を入力するためのタッチパネル１１（通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチ）を備える。また、ゲーム装置１は、以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされた主制御部４０（コントローラ）を備える。（ａ）７枚のプレーヤ用カードを液晶ディスプレイ１０に表示し、７枚のバンカー用カードを正面ディスプレイ２１に表示する処理、（ｂ）タッチパネル１１からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）タッチパネル１１からのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを５枚のプレーヤ用カードと２枚のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）７枚のバンカー用カードを５枚のバンカー用カードと２枚のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）５枚のプレーヤ用カードのハンドと５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）２枚のプレーヤ用カードのハンドと２枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のバンカー用カードのハンドが２枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、５枚のバンカー用カードのハンドが５枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、５枚と２枚とに分けたプレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして７枚にまとめるとともに、５枚と２枚とに分けたバンカー用カードをバンカー用特別カードとして７枚にまとめる処理、（ｋ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用特別カードを５枚のプレーヤ用特別カードと２枚のプレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）７枚のバンカー用特別カードを５枚のバンカー用特別カードと２枚のバンカー用特別カードとに分ける処理、（ｍ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドと、５枚のバンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｎ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドが５枚のバンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００８１】
本実施形態では、ゲーム装置１を用いてカードゲームを行う場合について説明したが、本発明においては、ゲーム装置を用いずにカードゲームを行う（例えば、実際にテーブルを囲んでバンカーとプレーヤとが勝負する）こととしてもよい。この場合、以下の（ａ）〜（ｎ）の段階を含むカードゲームのプレイ方法を採用することができる。（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける段階と、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階。
【００８２】
第１実施形態及び第２実施形態では、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をジャックポットとして累積的に貯留する場合について説明したが、本発明においては、サイドＢＥＴされた通貨価値のうちの累積的に貯留する通貨価値の割合（所定の割合）は、この例に限定されず、適宜設定可能である。
【００８３】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％に相当するクレジットデータを、主制御部４０が備えるＲＡＭ４２に累積的に記憶することとしているが、本発明においては、サイドＢＥＴされたクレジットのうちの所定の割合に相当するクレジットデータを、各ステーションが備えるＲＡＭに累積的に記憶することとしてもよい。
【００８４】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、７枚のプレーヤ用カード及びバンカー用カードを５枚の組と２枚の組とに分ける場合について説明した。しかし本発明において、２組に分ける前のカードの数（第１所定枚数）、及び、２組に分けた後の各組のカードの数（第２所定枚数及び第３所定枚数）はこの例に限定されない。
【００８５】
また、第２実施形態では、本発明における第３ゲームが、第１ゲーム（プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較するゲーム）と同じである場合について説明したが、第２の本発明における第３ゲームはこの例に限定されず、第１ゲームに用いた枚数又は第２ゲームに用いた枚数とは異なる枚数のカードを第３ゲームのカードとして選択し、選択したプレーヤ用カードとバンカー用カードとのハンドを比較するゲームであってもよい。
【００８６】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、２回の勝負がともに引き分けである場合にのみカードを分け直すこととしているが、本発明においては、この例に限定されない。例えば、１回の勝負が引き分けとなった場合にカードを分け直すこととしてもよく、３回以上の勝負が全て引き分けである場合にカードを分け直すこととしてもよい。
【００８７】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、ディーラがバンカーを兼ねる場合について説明したが、本発明においては、複数のプレーヤが参加する場合には、１のプレーヤがバンカーを務めることとしてもよい。
【００８８】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、パイガオポーカを行う場合について説明したが、本発明においては、プレーヤ用カードとバンカー用カードとを２組に分け、２組に分けた各カードを用いて勝負するゲームであれば、特に限定されない。
また、第１及び第２実施形態では、トランプカードを用いる場合について説明したが、本発明におけるカード（プレーヤ用カード及びバンカー用カード）は、トランプカードに限定されず、例えば、タロットカードを用いることとしてもよい。
【００８９】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、プレーヤがメインモニタ２及びステーションに備えられた液晶ディスプレイ１０を視認しながらパイガオポーカを行う場合について説明したが、本発明におけるゲーム装置は、メインモニタ又は液晶ディスプレイ（ステーションに備えられるディスプレイ）のいずれかが備えられていればよい。このように構成する場合、ディーラ（バンカー）のカードとプレーヤのカードとをメインモニタ又はステーションのディスプレイに表示するように構成すればよい。
【００９０】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【００９１】
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
【００９２】
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、１の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
【図面の簡単な説明】
【００９３】
【図１Ａ】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図１Ｂ】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図２】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置の外観構成を模式的に示す斜視図である。
【図３】ゲーム装置が備えるステーションの外観構成を模式的に示す斜視図である。
【図４】ゲーム装置が備える正面ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
【図５】ステーションが備える液晶ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
【図６】ゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
【図７】ゲーム装置が備えるステーションの内部構成を示すブロック図である。
【図８Ａ】第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図８Ｂ】第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図９Ａ】第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図９Ｂ】第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【００９４】
１ ゲーム装置
２ メインモニタ
３（３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ、３ｅ） ステーション
１０ 液晶ディスプレイ
１１ タッチパネル
１２ 操作ボタン
１３ コイン投入口
１４ 紙幣投入口
１５ コイン払出口
２１ 正面ディスプレイ
２２ スピーカ
２３ ＬＥＤ
４１ ＣＰＵ
４２ ＲＡＭ
４３ ＲＯＭ
５１ ＣＰＵ
５２ ＲＡＭ
５３ ＲＯＭ
９５ タイマ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、サイドベットを受け付けるゲーム方法及びゲーム装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付けることが可能なゲーム装置が存在する。例えば、ブラックジャックにおいて、ディーラの２枚のカードのうち、表向きのカードが「Ａ」のカードである場合には、プレーヤは、通常ＢＥＴに加えてインシュランスと呼ばれるサイドＢＥＴを行うことができる。インシュランスを行う場合、プレーヤは最初の掛け金の半額を追加する。ディーラのハンドが「ナチュラル２１」である場合には、サイドＢＥＴ（インシュランス）の２倍の額が払い戻される。また、例えば、カリビアン・スタッド・ポーカにおいては、サイドＢＥＴがプログレッシブジャックポットとして累積的に貯留される。プレーヤは、アンティ（通常ＢＥＴ）に加えてサイドＢＥＴを行うと、成立したハンドに応じてプログレッシブジャックポットの一部又は全部を獲得することが可能である。このような、サイドＢＥＴを受け付けるゲームとしては、例えば、特許文献１〜３が開示されている。
【０００３】
【特許文献１】米国特許６７８９８０１号明細書
【特許文献２】米国特許５７１１５２５号明細書
【特許文献３】米国特許６８７４７８６号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、サイドＢＥＴを受け付けることが可能であり、新たなエンターテインメント性を備えたゲーム方法及びゲーム装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第１の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）所定枚数の上記プレーヤ用カード及び所定枚数の上記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）２組に分けた上記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）上記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、上記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の上記プレーヤ用カードからカードを選択する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）上記段階（ｆ）において選択した上記プレーヤ用カードのハンドと、同数の上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）上記段階（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する段階を含む。
【０００６】
第２の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）所定枚数の上記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、上記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）所定枚数の上記バンカー用カードを、上記第１ゲームのためのカードと、上記第２ゲームのためのカードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）上記第１ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第１ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）上記第２ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第２ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、上記通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、上記段階（ｄ）において分けたカードを所定枚数の上記プレーヤ用カードに戻す段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）上記段階（ｊ）で得られた上記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）上記段階（ｋ）で得られた上記第３ゲームのための上記プレーヤ用カードと、上記段階（ｆ）で得られた上記第１ゲームのための上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第３ゲームの結果を決定する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）上記段階（ｌ）における上記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力された上記サイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいてジャックポットを付与する段階を含む。
【０００７】
第３の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階を含む。
【０００８】
第４の本発明は、下記構成を有するカードゲームのプレイ方法を提供する。
すなわち、上記カードゲームのプレイ方法は、（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階を含む。また、上記カードゲームのプレイ方法は、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階を含む。
【０００９】
第１の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、入力装置を備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｈ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記入力装置からの、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付ける処理、（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する処理、（ｄ）上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カード及び所定枚数の上記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける処理、（ｅ）２組に分けた上記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、（ｆ）上記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、上記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カードからカードを選択する処理、（ｇ）上記処理（ｆ）において選択した上記プレーヤ用カードのハンドと、同数の上記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、及び、（ｈ）上記処理（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する処理。
【００１０】
第２の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、入力装置を備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと、所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記入力装置からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記入力装置からの、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の上記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、上記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける処理、（ｆ）所定枚数の上記バンカー用カードを、上記第１ゲームのためのカードと、上記第２ゲームのためのカードとに分ける処理、（ｇ）上記第１ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第１ゲームの結果を決定する処理、（ｈ）上記第２ゲームのための上記プレーヤ用カードと上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第２ゲームの結果を決定する処理、（ｉ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、入力された通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）上記第１ゲームと上記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、上記処理（ｅ）において分けたカードを所定枚数の上記プレーヤ用カードに戻す処理、（ｋ）上記入力装置からの入力に基づいて、上記処理（ｊ）で得られた上記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する処理、（ｌ）上記処理（ｋ）で得られた上記第３ゲームのための上記プレーヤ用カードと、上記処理（ｆ）で得られた上記第１ゲームのための上記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、上記第３ゲームの結果を決定する処理、及び、（ｍ）上記処理（ｌ）における上記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力されたサイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいて、ジャックポットを付与する処理。
【００１１】
第３の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、（ｋ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記処理（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００１２】
第４の本発明は、下記構成を有するゲーム装置を提供する。
すなわち、上記ゲーム装置は、複数のカードを表示することが可能なディスプレイを備える。また、上記ゲーム装置は、通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチを備える。また、上記ゲーム装置は、以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラを備える。（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを上記ディスプレイに表示する処理、（ｂ）上記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）上記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、（ｋ）上記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける処理、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【発明の効果】
【００１３】
本発明によれば、サイドＢＥＴを受け付けることが可能であり、新たなエンターテインメント性を備えたゲーム方法及びゲーム装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施形態では、パイガオポーカを行う場合について説明する。まず、パイガオポーカのルールについて説明する。
【００１５】
パイガオポーカでは、ジョーカー１枚を含む１組（５３枚）のトランプカードを使用し、バンカーと１又は複数のプレーヤとが対戦する。
まず、バンカー及びプレーヤに７枚ずつカードが配布される。バンカー及びプレーヤは、７枚のカードを５枚の組と２枚の組とに分ける。このとき、５枚のカードのハンド（ハイハンド）は、２枚のカードのハンド（ローハンド）と強さが同じ、又は、２枚のカードのハンドより強いハンドでなければならない。次に、バンカー及びプレーヤの５枚のカードのハンドを比較して強弱を判断する。同様に、バンカー及びプレーヤの２枚のカードのハンドを比較して強弱を判断する。５枚のカード及び２枚のカードのどちらもバンカーのハンドのほうが強い場合はバンカーの勝ちであり、５枚のカード及び２枚のカードのどちらもプレーヤのハンドのほうが強い場合はプレーヤの勝ちである。５枚のカード及び２枚のカードのうち一方はプレーヤのハンドのほうが強く、他方はバンカーのハンドのほうが強い場合は、引き分けとなる。また、５枚のカード及び２枚のカードの両方についてプレーヤのハンドとバンカーのハンドとが同じ強さである場合には、バンカーの勝ちとなる。なお、５枚のカードのハンドとしては、強い順に、ロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、及び、ノーペアがあり、２枚のカードのハンドとしては、強い順にワンペア及びノーペアがある。
【００１６】
以下の実施形態では、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴを受け付けるパイガオポーカを２回実行する。ここで、通常ＢＥＴは、パイガオポーカの勝敗に対して行うＢＥＴであり、サイドＢＥＴは、２回のパイガオポーカにおいていずれも引き分けとなった場合に行われるゲームに対するＢＥＴである。サイドＢＥＴされた通貨価値のうち所定の割合（本実施形態では、５０％）は、ジャックポット（以下、ＪＰともいう）として累積的に貯留される。パイガオポーカの勝負において２回とも引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴが行われていることを条件に、プレーヤのカードを再度５枚と２枚とに分け、５枚のカードのハンドを、バンカーの５枚のカードのハンドと比較する。プレーヤのカードのハンドがバンカーのハンドより強い場合には、ＪＰが付与される。なお、以下の実施形態では、ディーラがバンカーを兼ねる場合について説明する。
【００１７】
［第１実施形態］
図１Ａ及び図１Ｂは、本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
まず、本発明の一実施形態に係るゲーム装置１が備える主制御部４０（図６参照）が実行する処理について説明する。
【００１８】
まず、図１ＡのステップＳ１０１において、いずれかのステーション３（図２参照）からパイガオポーカを行う旨の信号を受信すると、主制御部４０が備えるＣＰＵ４１（図６参照）は、引き分け回数をカウントするためのｔの値を２に設定する。
【００１９】
次に、ステップＳ１０２においてＣＰＵ４１は、ステーション３（図２参照）からＢＥＴ情報を受信する。ＢＥＴ情報は、ＢＥＴに関する情報であり、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴが行われたか否かを示す情報や、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴの額を示す情報を含む。
【００２０】
次に、ステップＳ１０３において、ＣＰＵ４１は、ステップＳ１０２において受信したＢＥＴ情報に基づいて、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をＪＰとしてＲＡＭ４２（図６参照）に累積的に記憶する。
【００２１】
次に、ステップＳ１０４において、ＣＰＵ４１は、プレーヤ及びバンカーに配布する各７枚のカードを乱数を用いて１組のトランプカードのなかから決定する。ステップＳ１０４においてプレーヤに配布すると決定された７枚のカードは、本発明の第１所定枚数のプレーヤ用カードに相当し、バンカーに配布すると決定された７枚のカードは、本発明の第１所定枚数のバンカー用カードに相当する。また、ゲーム装置１が備える正面ディスプレイ２１（図２参照）には、７枚のバンカー用カードを示すカード画像を裏向きに表示する。
【００２２】
次に、ステップＳ１０５において、ＣＰＵ４１は、配布カード情報をステーション３に対して送信する。配布カード情報には、プレーヤ及びバンカーに配布すると決定したカードの種類（数字及びマーク（ハート、クローバ、スペード、ダイヤ））を示す情報が含まれる。
ステーション３では、受信した配布カード情報に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像を液晶ディスプレイ１０に表示し、５枚の組（ハイハンド）と２枚の組（ローハンド）とに分けるための入力を受け付ける。プレーヤからの入力によって２組に分けられたプレーヤ用カードのうち、５枚のプレーヤ用カードは本発明における第２所定枚数のプレーヤ用カードに相当し、２枚のプレーヤ用カードは本発明における第３所定枚数のプレーヤ用カードに相当する。
【００２３】
次に、ステップＳ１０６においてＣＰＵ４１は、スーション３から選択情報を受信する。選択情報は、どのカードがハイハンドに選択され、どのカードがローハンドに選択されたかを示す情報である。
【００２４】
次に、ステップＳ１０７において、ＣＰＵ４１は、バンカーに対して配布されたカードをハイハンド及びローハンドに分ける処理を実行する。ステップＳ１０７の処理において得られたハイハンド（５枚のバンカー用カード）は本発明における第２所定枚数のバンカー用カードに相当し、ローハンド（２枚のバンカー用カード）は本発明における第３所定枚数のバンカー用カードに相当する。
【００２５】
次に、ステップＳ１０８においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０７において決定したハイハンド及びローハンドを示すカード画像を、正面ディスプレイ２１に表向きに表示する。
【００２６】
次に、ステップＳ１０９においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０６において受信した選択情報と、ステップＳ１０７において決定したハイハンド及びローハンドとに基づいて、勝敗を決定する処理を実行する。具体的には、プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断するとともに、プレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断し、判断結果に基づいて勝敗を決定する。具体的には、プレーヤのハイハンドがバンカーのハイハンドより強く、且つ、プレーヤのローハンドがバンカーのローハンドより強い場合には、プレーヤの勝ちであり、バンカーのハイハンドがプレーヤのハイハンドより強く、且つ、バンカーのローハンドがプレーヤのローハンドより強い場合には、バンカーの勝ちである。ハイハンド及びローハンドのうち、一方についてはプレーヤの方が強く、他方についてはバンカーの方が強い場合には引き分けである。プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第１ゲームに相当し、プレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第２ゲームに相当する。
【００２７】
次に、ステップＳ１１０においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１０９において決定した勝敗を示す情報（以下、勝敗情報ともいう）を、ステーション３に対して送信する。ステーション３では、勝敗情報を受信すると、勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を液晶ディスプレイ１０に表示する。
【００２８】
次に、ステップＳ１１１において、ＣＰＵ４１は、通常ＢＥＴ払出情報をステーション３に対して送信する。通常ＢＥＴ払出情報は、通常ＢＥＴに対して払い出すクレジット（通貨価値）の量を示す情報である。具体的には、プレーヤが勝利した場合には、通常ＢＥＴの額の２倍の額のクレジットを示す情報を送信し、引き分けとなった場合には、通常ＢＥＴの額と同額のクレジットを示す情報を送信する。また、バンカーが勝利した場合には、付与されるクレジットの額が０である旨を示す情報を送信する。
【００２９】
次に、ステップＳ１１２においてＣＰＵ４１は、ｔの値から１を減算する処理を実行する。
【００３０】
次に、ステップＳ１１３において、ＣＰＵ４１は、ｔの値が０であるか否かを判断する。ｔの値が０ではないと判断した場合、処理をステップＳ１０２に戻す。
【００３１】
一方、ｔの値が０であると判断した場合、図１ＢのステップＳ１１４において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からパイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴを行っていることを示す信号（以下、サイドＢＥＴ信号ともいう）を受信したか否かを判断する。サイドＢＥＴ信号を受信していないと判断した場合、本主制御部側処理を終了する。
【００３２】
一方、サイドＢＥＴ信号を受信したと判断した場合、ステップＳ１１５において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からカードを分け直しした後の選択情報を受信する。
【００３３】
次に、ステップＳ１１６において、ＣＰＵ４１は、ステップＳ１１５において受信した選択情報と、ステップＳ１０７において決定したハイハンドとに基づいて勝敗を決定する処理を実行する。具体的には、プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断し、ハンドが強いほうを勝者に決定する。プレーヤが分け直しを行った後のハイハンドと、バンカーのハイハンドとを比較して強弱を判断することは、本発明における第３ゲームに相当する。
本実施形態では、本発明における第３ゲームが、第１ゲーム（プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較するゲーム）と同じである場合について説明する。しかし、本発明においては第３ゲームと第１ゲームとは互いに異なっていてもよく、例えば、第３ゲームにおいてはプレーヤのローハンドとバンカーのローハンドとを比較して強弱を判断することとしてもよい。
【００３４】
次に、ステップＳ１１７においてＣＰＵ４１は、ステップＳ１１６において決定した勝敗を示す情報（以下、勝敗情報ともいう）を、ステーション３に対して送信する。
ステーション３では、勝敗情報を受信すると、勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を液晶ディスプレイ１０に表示する。
【００３５】
次に、ステップＳ１１８において、ＣＰＵ４１は、ＪＰ払出情報をステーション３に対して送信する。ＪＰ払出情報は、サイドＢＥＴに対して払い出すＪＰのクレジット（通貨価値）の量を示す情報である。具体的には、プレーヤがロイヤルフラッシュで勝利した場合には、ＪＰの全額に相当するクレジットを示す情報を送信し、プレーヤがストレートフラッシュで勝利した場合にはＪＰの５０％に相当するクレジットを示す情報を送信し、プレーヤが上記以外のハンドで勝利した場合にはＪＰの１０％に相当するクレジットを示す情報を送信する。また、引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴの額と同額のクレジットを示す情報を送信する。また、バンカーが勝利した場合には、付与されるクレジットの額が０である旨を示す情報を送信する。
本実施形態では、第３ゲームにおいてプレーヤが勝利したとき、ロイヤルフラッシュであった場合には、ＪＰの全額、ストレートフラッシュであった場合にはＪＰの５０％、上記以外のハンドであった場合にはＪＰの１０％を付与する場合について説明したが、本発明において、付与されるＪＰの額とハンドとの対応関係はこの例に限定されない。また、本発明においては、第３ゲームにおいてプレーヤが勝利した場合には、ハンドに関わらず、ＪＰとして累積的に貯留された通貨価値を全部付与することとしてもよい。
また、本実施形態では、引き分けとなった場合には、サイドＢＥＴの額と同額のクレジットを払い出す場合について説明するが、引き分けの場合には、払い出しを行わないこととしてもよい。ステップＳ１１８の処理を実行した後、本主制御部側処理を終了する。
【００３６】
次に、本実施形態に係るゲーム装置１について説明する。
図２は、本発明の第１実施形態に係るゲーム装置の外観構成を模式的に示す斜視図である。
図２に示すように、ゲーム装置１は、メインモニタ２と５台のステーション３（ステーション３ａ〜３ｅ）とから基本的に構成されている。なお、本実施形態では、ゲーム装置１が複数（５台）のステーション３を備える場合について説明するが、本発明において、ゲーム装置が備えるステーションは、１台であってもよい。
メインモニタ２の中央部には、正面ディスプレイ２１が設けられていて、ディーラやカード、ＪＰの額を示す画像が表示されている。正面ディスプレイ２１は、本発明におけるディスプレイに相当するものである。また、メインモニタ２の上側には、ゲーム装置１で実行されるゲームの進行に合わせて音楽や効果音を出力するスピーカ２２と、各種演出時に点灯されるＬＥＤ２３とが備えられている。
【００３７】
図３は、図２に示したゲーム装置が備えるステーションの外観構成を模式的に示す斜視図である。
図３に示すように、ステーション３の上面中央には、後述する、操作に関する画像（図５参照）等を表示する液晶ディスプレイ１０が設けられている。液晶ディスプレイ１０は、本発明におけるディスプレイに相当するものである。また、液晶ディスプレイ１０の上面には、ＢＥＴ等の操作を入力するためのタッチパネル１１が設けられている。タッチパネル１１は、本発明における通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチに相当するものである。
【００３８】
液晶ディスプレイ１０の手前には、払い出し操作を行うための操作ボタン１２と、コインやメダルを投入するコイン投入口１３とが設けられている。
ステーション３の前面上部右端には、紙幣を投入する紙幣投入口１４が設けられ、紙幣投入口１４の下方には、払い出し操作が行われた際に、貯留されているクレジットに対応するコインやメダルをプレーヤに対して払い出すコイン払出口１５が設けられている。
【００３９】
図４は、ゲーム装置が備える正面ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
図４に示すように、正面ディスプレイ２１の上側には、ＪＰの額を表示するためのＪＰ表示部３３が設けられている。また、正面ディスプレイ２１には、ディーラ（バンカー）を示すディーラ画像３０、テーブルを示すテーブル画像３１、及び、７枚のバンカー用カードを示すカード画像３２が表示される。カード画像３２は、ディーラにカードが配布される際には裏向きに表示される。ハイハンド及びローハンドが決定されると、カード画像３２は、表向きに表示される。図４に向かって左側の５枚のカードがハイハンドを示し、右側の２枚のカードがローハンドを示している。
【００４０】
図５は、ステーションが備える液晶ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
図５に示すように、液晶ディスプレイ１０の上側には、プレーヤのハイハンドを表示するハイハンド表示部８０と、ローハンドを表示するローハンド表示部８１とが設けられている。ハイハンド表示部８０及びローハンド表示部８１には、夫々ハイハンドのカードとローハンドのカードを示すカード画像８２が表向きに表示されている。ハイハンド表示部８０の下側には、配布カード表示部８３が設けられている。配布カード表示部８３の点線で囲まれた７つの部分には、プレーヤに配布された７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像が表向きに表示される。配布カード表示部８３の右側には、ハイハンド及びローハンドを構成するカードを決定するためのハイハンド決定ボタン８４、及び、ローハンド決定ボタン８５が設けられている。プレーヤは、ハイハンドにしたいカードを配布カード表示部８３に表示されるカードのなかからタッチパネル１１を介して選択し、タッチパネル１１を介してハイハンド決定ボタン８４を操作することによって、ハイハンドを決定することができる。ハイハンドに決定されたカードは、ハイハンド表示部８０に表示される。同様に、ローハンドにしたいカードを配布カード表示部８３に表示されるカードのなかからタッチパネル１１を介して選択し、タッチパネル１１を介してローハンド決定ボタン８５を操作することによってローハンドを決定することができる。
【００４１】
配布カード表示部８３の下側には、ＢＥＴボタン表示部８６が設けられている。ＢＥＴボタン表示部８６には、ＢＥＴ数を入力するためのＢＥＴボタン８７が表示されている。プレーヤは、タッチパネル１１を介してＢＥＴボタン８７を操作することにより、通常ＢＥＴ数及びサイドＢＥＴ数を入力することができる。
【００４２】
ＢＥＴボタン表示部８６の右側には、通常ＢＥＴを行ったコインの数を表示する通常ＢＥＴ数表示部８８が設けられている。図５では、２８枚のコインがＢＥＴされたことを示している。なお、２８枚のコインのＢＥＴを入力する場合、プレーヤは、ＢＥＴ選択ボタン８７の「１０」を２回、ＢＥＴ選択ボタン８７の「５」を１回、ＢＥＴ選択ボタン８７の「１」を３回操作すればよい。
通常ＢＥＴ数表示部８８の右側には、サイドＢＥＴを行ったコインの数を表示するサイドＢＥＴ数表示部８９が設けられている。図５では、１０枚のコインがＢＥＴされたことを示している。
サイドＢＥＴ数表示部８９の右側には、クレジット数表示部９０が設けられている。図５では、５００枚のコインがクレジットされていることを示している。
【００４３】
図６は、図２に示したゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
図６に示すように、ゲーム装置１が備える主制御部４０は、基本的にＣＰＵ４１、ＲＡＭ４２、ＲＯＭ４３、タイマ９５及びこれら相互間のデータ転送を行うためのバス４４から構成されるマイクロコンピュータ４５を核として構成されている。主制御部４０は、本発明におけるコントローラに相当する。
【００４４】
ＲＯＭ４３にはゲーム装置１の制御上必要な処理を行うための各種プログラムや、データテーブル等が格納されている。ＲＡＭ４２は、ＣＰＵ４１で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。また、ＲＡＭ４２は、サイドＢＥＴされたクレジットのうちの所定の割合（本実施形態では、５０％）に相当するクレジットデータを累積的に記憶する。また、タイマ９５は、時間計測を行う。
【００４５】
また、ＣＰＵ４１は、Ｉ／Ｏインターフェイス４６を介して画像処理回路４７、音声回路４８、ＬＥＤ駆動回路４９、及び、通信インターフェイス５０に接続されている。
画像処理回路４７にはメインモニタ２を構成する正面ディスプレイ２１が接続され、音声回路４８にはメインモニタ２を構成するスピーカ２２が接続され、ＬＥＤ駆動回路４９にはメインモニタ２を構成するＬＥＤ２３が接続されている。通信インターフェイス５０には５台のステーション３が接続されている。
ＣＰＵ４１は、ＲＯＭ４３に記憶されているゲームプログラム（パイガオポーカのゲームプログラム及び第３ゲームのプログラムを含む）と、ステーション３から受信する各種信号とに基づいてゲーム装置１において進行するゲーム（パイガオポーカと第３ゲーム）を進行する。パイガオポーカのゲームプログラムには、第１ゲームのプログラムと第２ゲームのプログラムとが含まれる。また、ＣＰＵ４１は、上記ゲームプログラムに基づいて正面ディスプレイ２１に画像を表示し、スピーカ２２から音を出力し、ＬＥＤ２３を点灯させる。また、ＣＰＵ４１は、上記ゲームプログラムに基づいて各種の信号を各ステーション３に送信する。
【００４６】
図７は、図２に示したゲーム装置が備えるステーションの内部構成を示すブロック図である。
図７に示すように、ステーション３は、基本的にＣＰＵ５１、ＲＡＭ５２、ＲＯＭ５３、及び、これら相互間のデータ転送を行うためのバス５４で構成されるマイクロコンピュータ５５を核として構成されている。
【００４７】
ＲＯＭ５３にはステーション３の制御上必要な処理を行うための各種プログラム、データテーブル等が格納されている。また、ＲＡＭ５２は、現在ステーション３に貯留されているクレジット数や、ＣＰＵ５１で演算された各種データを一時的に記憶する。
【００４８】
また、ＣＰＵ５１は、Ｉ／Ｏインターフェイス５６を介して液晶パネル駆動回路５７、タッチパネル駆動回路５８、ホッパー駆動回路５９、払出完了信号回路６０、投入コイン検出信号回路６７、紙幣検出信号回路６４、操作信号回路６６、及び、通信インターフェイス６１に接続されている。
液晶パネル駆動回路５７には液晶ディスプレイ１０、タッチパネル駆動回路５８にはタッチパネル１１、ホッパー駆動回路５９にはホッパー６２、払出完了信号回路６０にはコイン検出部６３、投入コイン検出信号回路６７には投入コイン検出部６８、紙幣検出信号回路６４には紙幣検出部６５、操作信号回路６６には操作ボタン１２がそれぞれ接続されている。
【００４９】
ホッパー６２は、ステーション３の内部に設けられていて、ＣＰＵ５１から出力される制御信号に基づいて、コインをコイン払出口１５から払い出す。
コイン検出部６３は、コイン払出口１５の内部に設けられていて、コイン払出口１５から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合に、ＣＰＵ５１に対して信号を送信する。
投入コイン検出部６８は、コイン投入口１３からコインが投入されたことを検出したとき、そのコインの額を検出し、検出した額を示す検出信号をＣＰＵ５１に送信する。検出したコインは、所定額を１クレジットとしてＲＡＭ５２に記憶される。
紙幣検出部６５は、紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額を検出し、検出した額を示す検出信号をＣＰＵ５１に送信する。検出した紙幣は、所定額を１クレジットとしてＲＡＭ５２に記憶される。
操作ボタン１２は、コインの払い出しが決定された場合に、払い出し操作を行うためのボタンである。
【００５０】
次に、主制御部４０及びステーション３において行われる処理について説明するが、主制御部４０についての処理は、図１Ａ及び図１Ｂを用いて既に説明済であるから、ここでは、ステーション３において行われる処理についてのみ説明する。
図８Ａ及び図８Ｂは、第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【００５１】
まず、図８ＡのステップＳ２０１において、ステーション３が備えるＣＰＵ５１は、タッチパネル１１から接触を検知した、又は、投入コイン検出部６８からコインの投入を検出した旨の信号を受信すると、ｔの値を２に設定する。そして、主制御部４０にパイガオポーカを行う旨の信号を送信する。これにより、主制御部４０では、図１Ａ及び図１Ｂに示した処理が進行することとなる。
【００５２】
次に、ステップＳ２０２において、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴの入力を受け付ける。これにより、プレーヤは、ステーション３が備えるタッチパネル１１を介して通常ＢＥＴ及びサイドＢＥＴを入力することが可能となる。
【００５３】
次に、ステップＳ２０３において、ＣＰＵ５１は、入力されたＢＥＴに関する情報であるＢＥＴ情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、ＢＥＴ情報を受信すると、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をＪＰとしてＲＡＭ４２に累積的に記憶する（図１ＡのステップＳ１０３参照）。
【００５４】
次に、ステップＳ２０４において、ＣＰＵ５１は、プレーヤに配布するカードを示す配布カード情報を主制御部４０から受信する。
【００５５】
次に、ステップＳ２０５において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０４において受信した配布カード情報に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを示すカード画像を液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に表示する。
【００５６】
次に、ステップＳ２０６において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドを選択するための入力を受け付ける。これにより、プレーヤは、タッチパネル１１を介してハイハンド決定ボタン８４及びローハンド決定ボタン８５を操作することによって、配布されたカードのなかからハイハンド及びローハンドを決定することが可能となる。
【００５７】
次に、ステップＳ２０７において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドの選択に基づいた選択情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、選択情報を受信すると、バンカー用カードのハイハンド及びローハンドを決定し、勝敗を決定する処理を実行する（図１ＡのステップＳ１０９参照）。
【００５８】
次に、ステップＳ２０８において、ＣＰＵ５１は、主制御部４０から勝敗情報を受信する。続いて、液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に、受信した勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１を示す画像を所定期間（本実施形態では、１０秒間）表示する。
【００５９】
次に、ステップＳ２０９において、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ払出情報を、主制御部４０から受信する。通常ＢＥＴ払出情報を受信すると、ＣＰＵ５１は、通常ＢＥＴ払出情報に基づいたクレジットデータを、ＲＡＭ５２に記憶する。
【００６０】
次に、ステップＳ２１０において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０９において受信した通常ＢＥＴ払出情報に基づいて、クレジットの払い出しを行う。主制御部４０からの通常ＢＥＴ払出情報に基づいてクレジットの払い出しを行う処理は、本発明における、通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理に相当する。
【００６１】
次に、ステップＳ２１１において、ＣＰＵ５１は、ｔの値から１を減算する処理を実行する。
【００６２】
次に、ステップＳ２１２において、ＣＰＵ５１は、ｔの値が０であるか否かを判断する。ｔの値が０ではないと判断した場合、処理をステップＳ２０２に戻す。
【００６３】
一方、ｔの値が０であると判断した場合、図８ＢのステップＳ２１３において、ＣＰＵ５１は、勝負が２回とも引き分けであるか否かを判断する。勝負が２回引き分けではないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【００６４】
一方、勝負が２回とも引き分けであると判断した場合、ステップＳ２１４において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２０２のＢＥＴ受付中にサイドＢＥＴの入力が行われたか否かを判断する。サイドＢＥＴの入力が行われていないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【００６５】
一方、サイドＢＥＴの入力が行われたと判断した場合、ステップＳ２１５において、ＣＰＵ５１は、パイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴが行われたことを示す信号であるサイドＢＥＴ信号を、主制御部４０に対して送信する。
【００６６】
次に、ステップＳ２１６において、ＣＰＵ５１は、カードの再配置を行う。具体的には、液晶ディスプレイ１０のハイハンド表示部８０及びローハンド表示部８１に表示されているカード画像を、再度配布カード表示部８３に表示する。すなわち、ＣＰＵ５１は、ハイハンドとローハンドとに分けたプレーヤ用カードを７枚に戻す。７枚に戻されたカードは、本発明におけるプレーヤ用特別カードに相当する。
【００６７】
次に、ステップＳ２１７において、ＣＰＵ５１は、ハイハンド及びローハンドを選択するための入力を受け付ける。ステップＳ２１７の処理により、プレーヤはタッチパネル１１を介してハイハンド及びローハンドを選択することが可能となる。
【００６８】
次に、ステップＳ２１８において、選択情報を主制御部４０に対して送信する。主制御部４０では、選択情報を受信すると、勝敗を決定する処理を実行する（図１ＢのステップＳ１１６参照）。
【００６９】
次に、ステップＳ２１９において、ＣＰＵ５１は、主制御部４０から勝敗情報を受信する。続いて、液晶ディスプレイ１０の配布カード表示部８３に、受信した勝敗情報に基づいて、「あなたの勝ち」、「あなたの負け」、及び、「引き分け」のうちのいずれか１の画像を所定期間（本実施形態では、１０秒間）表示する。
【００７０】
次に、ステップＳ２２０において、ＣＰＵ５１は、ＪＰ払出情報を主制御部４０から受信する。ＪＰ払出情報を受信すると、ＣＰＵ５１は、ＪＰ払出情報に基づいたクレジットデータを、ＲＡＭ５２に記憶する。
【００７１】
次に、ステップＳ２２１において、ＣＰＵ５１は、ステップＳ２２０において受信したＪＰ払出情報に基づいて、クレジットの払い出しを行う。
主制御部４０からのＪＰ払出情報に基づいてクレジットの払い出しを行う処理は、本発明における、第２所定枚数のプレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数のバンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、サイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理に相当する。
ステップＳ２２１の処理を実行した後、本サブルーチンを終了する。
【００７２】
以上、第１実施形態に係るゲーム装置１は、複数のカードを表示することが可能な正面ディスプレイ２１及び液晶ディスプレイ１０（ディスプレイ）を備える。また、ゲーム装置１は、通常ＢＥＴ、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴ、及び、カードを２組に分ける指示を入力するためのタッチパネル１１（通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチ）を備える。また、ゲーム装置１は、以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされた主制御部４０（コントローラ）を備える。（ａ）７枚のプレーヤ用カードを液晶ディスプレイ１０に表示し、７枚のバンカー用カードを正面ディスプレイ２１に表示する処理、（ｂ）タッチパネル１１からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）タッチパネル１１からのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを５枚のプレーヤ用カードと２枚のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）７枚のバンカー用カードを５枚のバンカー用カードと２枚のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）５枚のプレーヤ用カードのハンドと５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）２枚のプレーヤ用カードのハンドと２枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のバンカー用カードのハンドが２枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、５枚のバンカー用カードのハンドが５枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、５枚と２枚とに分けたプレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして７枚にまとめる処理、（ｋ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用特別カードを５枚のプレーヤ用特別カードと２枚のプレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドと、上記処理（ｆ）で分けられた５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｍ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００７３】
本実施形態では、ゲーム装置１を用いてカードゲームを行う場合について説明したが、本発明においては、ゲーム装置を用いずにカードゲームを行う（例えば、実際にテーブルを囲んでバンカーとプレーヤとが勝負する）こととしてもよい。この場合、以下の（ａ）〜（ｍ）の段階を含むカードゲームのプレイ方法を採用することができる。（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、（ｃ）上記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、（ｌ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと、上記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階。
【００７４】
［第２実施形態］
次に、第２実施形態に係るゲーム装置について説明する。なお、第１実施形態に係るルーレットゲーム機と対応する構成要素には同一の符号を付して説明することとする。
【００７５】
第２実施形態は、２回のパイガオポーカの勝負がともに引き分けである場合に行われるゲームにおいて、バンカーもカードの分け直しを行う点で、第１実施形態と相違する。第２実施形態に係るゲーム装置は、第１実施形態に係るゲーム装置１と同様の外観、回路構成等を有し、表示される画像やステーションにおいて実行される処理も同様であるから、ここでの説明は省略することとし、以下では、ゲーム装置が備える主制御部において実行される処理について説明することとする。
【００７６】
図９Ａ及び図９Ｂは、第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
図９ＡのステップＳ３０１〜ステップＳ３１３の処理は、第１実施形態における図１ＡのステップＳ１０１〜ステップＳ１１３の処理と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【００７７】
図９ＢのステップＳ３１４において、ＣＰＵ４１は、ステーション３からパイガオポーカに２回とも引き分けとなり、且つ、サイドＢＥＴを行っていることを示す信号であるサイドＢＥＴ信号を受信したか否かを判断する。サイドＢＥＴ信号を受信していないと判断した場合、本主制御部側処理を終了する。
【００７８】
一方、サイドＢＥＴ信号を受信したと判断した場合、ステップＳ３１５において、ＣＰＵ４１は、ハイハンド及びローハンドに分けたバンカー用カードを７枚に戻す。この処理において７枚に戻されたカードは、本発明におけるバンカー用特別カードに相当する。続いてＣＰＵ４１は、再度ハイハンド及びローハンドを決定する処理を実行する。この処理においてＣＰＵ４１は、ローハンドの強弱を考慮することなく、ハイハンドが最も強くなるようにハイハンド及びローハンドを決定する。
【００７９】
続くステップＳ３１６〜ステップＳ３１９の処理は、第１実施形態における図１ＢのステップＳ１１５〜ステップＳ１１８の処理と同様の処理であるから、ここでは説明を省略する。
【００８０】
以上、第２実施形態に係るゲーム装置１は、複数のカードを表示することが可能な正面ディスプレイ２１及び液晶ディスプレイ１０（ディスプレイ）を備える。また、ゲーム装置１は、通常ＢＥＴ、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴ、及び、カードを２組に分ける指示を入力するためのタッチパネル１１（通常ＢＥＴスイッチ、サイドＢＥＴスイッチ、及び、入力スイッチ）を備える。また、ゲーム装置１は、以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされた主制御部４０（コントローラ）を備える。（ａ）７枚のプレーヤ用カードを液晶ディスプレイ１０に表示し、７枚のバンカー用カードを正面ディスプレイ２１に表示する処理、（ｂ）タッチパネル１１からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｃ）タッチパネル１１からのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、（ｅ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用カードを５枚のプレーヤ用カードと２枚のプレーヤ用カードとに分ける処理、（ｆ）７枚のバンカー用カードを５枚のバンカー用カードと２枚のバンカー用カードとに分ける処理、（ｇ）５枚のプレーヤ用カードのハンドと５枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｈ）２枚のプレーヤ用カードのハンドと２枚のバンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、（ｉ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、（ｊ）５枚のプレーヤ用カードのハンドが５枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のバンカー用カードのハンドが２枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、５枚のバンカー用カードのハンドが５枚のプレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、２枚のプレーヤ用カードのハンドが２枚のバンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、５枚と２枚とに分けたプレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして７枚にまとめるとともに、５枚と２枚とに分けたバンカー用カードをバンカー用特別カードとして７枚にまとめる処理、（ｋ）タッチパネル１１からの入力に基づいて、７枚のプレーヤ用特別カードを５枚のプレーヤ用特別カードと２枚のプレーヤ用特別カードとに分ける処理、（ｌ）７枚のバンカー用特別カードを５枚のバンカー用特別カードと２枚のバンカー用特別カードとに分ける処理、（ｍ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドと、５枚のバンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、（ｎ）５枚のプレーヤ用特別カードのハンドが５枚のバンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【００８１】
本実施形態では、ゲーム装置１を用いてカードゲームを行う場合について説明したが、本発明においては、ゲーム装置を用いずにカードゲームを行う（例えば、実際にテーブルを囲んでバンカーとプレーヤとが勝負する）こととしてもよい。この場合、以下の（ａ）〜（ｎ）の段階を含むカードゲームのプレイ方法を採用することができる。（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、（ｅ）第１所定枚数の上記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、（ｆ）第１所定枚数の上記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、（ｇ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｈ）第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｉ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、（ｊ）第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の上記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の上記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の上記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた上記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、（ｋ）第１所定枚数の上記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の上記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、（ｌ）第１所定枚数の上記バンカー用特別カードを第２所定枚数の上記バンカー用特別カードと第３所定枚数の上記バンカー用特別カードとに分ける段階と、（ｍ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、（ｎ）第２所定枚数の上記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の上記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、上記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階。
【００８２】
第１実施形態及び第２実施形態では、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％をジャックポットとして累積的に貯留する場合について説明したが、本発明においては、サイドＢＥＴされた通貨価値のうちの累積的に貯留する通貨価値の割合（所定の割合）は、この例に限定されず、適宜設定可能である。
【００８３】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、サイドＢＥＴされたクレジットの５０％に相当するクレジットデータを、主制御部４０が備えるＲＡＭ４２に累積的に記憶することとしているが、本発明においては、サイドＢＥＴされたクレジットのうちの所定の割合に相当するクレジットデータを、各ステーションが備えるＲＡＭに累積的に記憶することとしてもよい。
【００８４】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、７枚のプレーヤ用カード及びバンカー用カードを５枚の組と２枚の組とに分ける場合について説明した。しかし本発明において、２組に分ける前のカードの数（第１所定枚数）、及び、２組に分けた後の各組のカードの数（第２所定枚数及び第３所定枚数）はこの例に限定されない。
【００８５】
また、第２実施形態では、本発明における第３ゲームが、第１ゲーム（プレーヤのハイハンドとバンカーのハイハンドとを比較するゲーム）と同じである場合について説明したが、第２の本発明における第３ゲームはこの例に限定されず、第１ゲームに用いた枚数又は第２ゲームに用いた枚数とは異なる枚数のカードを第３ゲームのカードとして選択し、選択したプレーヤ用カードとバンカー用カードとのハンドを比較するゲームであってもよい。
【００８６】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、２回の勝負がともに引き分けである場合にのみカードを分け直すこととしているが、本発明においては、この例に限定されない。例えば、１回の勝負が引き分けとなった場合にカードを分け直すこととしてもよく、３回以上の勝負が全て引き分けである場合にカードを分け直すこととしてもよい。
【００８７】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、ディーラがバンカーを兼ねる場合について説明したが、本発明においては、複数のプレーヤが参加する場合には、１のプレーヤがバンカーを務めることとしてもよい。
【００８８】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、パイガオポーカを行う場合について説明したが、本発明においては、プレーヤ用カードとバンカー用カードとを２組に分け、２組に分けた各カードを用いて勝負するゲームであれば、特に限定されない。
また、第１及び第２実施形態では、トランプカードを用いる場合について説明したが、本発明におけるカード（プレーヤ用カード及びバンカー用カード）は、トランプカードに限定されず、例えば、タロットカードを用いることとしてもよい。
【００８９】
また、第１実施形態及び第２実施形態では、プレーヤがメインモニタ２及びステーションに備えられた液晶ディスプレイ１０を視認しながらパイガオポーカを行う場合について説明したが、本発明におけるゲーム装置は、メインモニタ又は液晶ディスプレイ（ステーションに備えられるディスプレイ）のいずれかが備えられていればよい。このように構成する場合、ディーラ（バンカー）のカードとプレーヤのカードとをメインモニタ又はステーションのディスプレイに表示するように構成すればよい。
【００９０】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【００９１】
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
【００９２】
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、１の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
【図面の簡単な説明】
【００９３】
【図１Ａ】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図１Ｂ】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図２】本発明の第１実施形態に係るゲーム装置の外観構成を模式的に示す斜視図である。
【図３】ゲーム装置が備えるステーションの外観構成を模式的に示す斜視図である。
【図４】ゲーム装置が備える正面ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
【図５】ステーションが備える液晶ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
【図６】ゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。
【図７】ゲーム装置が備えるステーションの内部構成を示すブロック図である。
【図８Ａ】第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図８Ｂ】第１実施形態に係るステーションにおいて実行されるステーション側処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図９Ａ】第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【図９Ｂ】第２実施形態に係るゲーム装置が備える主制御部において実行される主制御部側処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【００９４】
１ ゲーム装置
２ メインモニタ
３（３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ、３ｅ） ステーション
１０ 液晶ディスプレイ
１１ タッチパネル
１２ 操作ボタン
１３ コイン投入口
１４ 紙幣投入口
１５ コイン払出口
２１ 正面ディスプレイ
２２ スピーカ
２３ ＬＥＤ
４１ ＣＰＵ
４２ ＲＡＭ
４３ ＲＯＭ
５１ ＣＰＵ
５２ ＲＡＭ
５３ ＲＯＭ
９５ タイマ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する段階と、
（ｄ）所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける段階と、
（ｅ）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階と、
（ｆ）前記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の前記プレーヤ用カードからカードを選択する段階と、
（ｇ）前記段階（ｆ）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、同数の前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階と、
（ｈ）前記段階（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する段階と
を含む。
【請求項２】
請求項１に記載のカードゲームのプレイ方法であって、
前記段階（ｅ）は、
（ｅ′）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較し、パイガオポーカのルールに従って勝敗を決定する段階を含む。
【請求項３】
請求項１に記載のカードゲームのプレイ方法であって、
前記段階（ｆ）は、
（ｆ′）前記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードから夫々同数のカードを選択する段階を含み、
前記段階（ｇ）は、
（ｇ′）前記段階（ｆ′）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、前記段階（ｆ′）において選択した前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。
【請求項４】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）所定枚数の前記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、前記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける段階と、
（ｆ）所定枚数の前記バンカー用カードを、前記第１ゲームのためのカードと、前記第２ゲームのためのカードとに分ける段階と、
（ｇ）前記第１ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第１ゲームの結果を決定する段階と、
（ｈ）前記第２ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第２ゲームの結果を決定する段階と、
（ｉ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、前記通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、前記段階（ｄ）において分けたカードを所定枚数の前記プレーヤ用カードに戻す段階と、
（ｋ）前記段階（ｊ）で得られた前記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する段階と、
（ｌ）前記段階（ｋ）で得られた前記第３ゲームのための前記プレーヤ用カードと、前記段階（ｆ）で得られた前記第１ゲームのための前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第３ゲームの結果を決定する段階と、
（ｍ）前記段階（ｌ）における前記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力された前記サイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいてジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項５】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、
（ｋ）第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、
（ｌ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと、前記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項６】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、
（ｋ）第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、
（ｌ）第１所定枚数の前記バンカー用特別カードを第２所定枚数の前記バンカー用特別カードと第３所定枚数の前記バンカー用特別カードとに分ける段階と、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｎ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項７】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
入力装置と、
以下（ａ）〜（ｈ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記入力装置からの、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付ける処理、
（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する処理、
（ｄ）前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける処理、
（ｅ）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、
（ｆ）前記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カードからカードを選択する処理、
（ｇ）前記処理（ｆ）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、同数の前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、及び、
（ｈ）前記処理（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する処理。
【請求項８】
請求項７に記載のゲーム装置であって、
前記処理（ｅ）は、
（ｅ′）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較し、パイガオポーカのルールに従って勝敗を決定する処理を含む。
【請求項９】
請求項７に記載のゲーム装置であって、
前記処理（ｆ）は、
（ｆ′）前記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードから夫々同数のカードを選択する処理を含み、
前記処理（ｇ）は、
（ｇ′）前記処理（ｆ′）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、前記処理（ｆ′）において選択した前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理を含む。
【請求項１０】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
入力装置と、
以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと、所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記入力装置からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記入力装置からの、前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、前記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける処理、
（ｆ）所定枚数の前記バンカー用カードを、前記第１ゲームのためのカードと、前記第２ゲームのためのカードとに分ける処理、
（ｇ）前記第１ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第１ゲームの結果を決定する処理、
（ｈ）前記第２ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第２ゲームの結果を決定する処理、
（ｉ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、入力された通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、前記処理（ｅ）において分けたカードを所定枚数の前記プレーヤ用カードに戻す処理、
（ｋ）前記入力装置からの入力に基づいて、前記処理（ｊ）で得られた前記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する処理、
（ｌ）前記処理（ｋ）で得られた前記第３ゲームのための前記プレーヤ用カードと、前記処理（ｆ）で得られた前記第１ゲームのための前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第３ゲームの結果を決定する処理、及び、
（ｍ）前記処理（ｌ）における前記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力されたサイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいて、ジャックポットを付与する処理。
【請求項１１】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチと、
前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチと、
カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチと、
以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、
（ｋ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、
（ｌ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと、前記処理（ｆ）で分けられた第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【請求項１２】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチと、
前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチと、
カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチと、
以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、
（ｋ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、
（ｌ）第１所定枚数の前記バンカー用特別カードを第２所定枚数の前記バンカー用特別カードと第３所定枚数の前記バンカー用特別カードとに分ける処理、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、
（ｎ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【請求項１】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する段階と、
（ｄ）所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける段階と、
（ｅ）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階と、
（ｆ）前記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の前記プレーヤ用カードからカードを選択する段階と、
（ｇ）前記段階（ｆ）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、同数の前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階と、
（ｈ）前記段階（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する段階と
を含む。
【請求項２】
請求項１に記載のカードゲームのプレイ方法であって、
前記段階（ｅ）は、
（ｅ′）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較し、パイガオポーカのルールに従って勝敗を決定する段階を含む。
【請求項３】
請求項１に記載のカードゲームのプレイ方法であって、
前記段階（ｆ）は、
（ｆ′）前記段階（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記段階（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードから夫々同数のカードを選択する段階を含み、
前記段階（ｇ）は、
（ｇ′）前記段階（ｆ′）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、前記段階（ｆ′）において選択した前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する段階を含む。
【請求項４】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）所定枚数の前記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、前記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける段階と、
（ｆ）所定枚数の前記バンカー用カードを、前記第１ゲームのためのカードと、前記第２ゲームのためのカードとに分ける段階と、
（ｇ）前記第１ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第１ゲームの結果を決定する段階と、
（ｈ）前記第２ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第２ゲームの結果を決定する段階と、
（ｉ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、前記通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、前記段階（ｄ）において分けたカードを所定枚数の前記プレーヤ用カードに戻す段階と、
（ｋ）前記段階（ｊ）で得られた前記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する段階と、
（ｌ）前記段階（ｋ）で得られた前記第３ゲームのための前記プレーヤ用カードと、前記段階（ｆ）で得られた前記第１ゲームのための前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第３ゲームの結果を決定する段階と、
（ｍ）前記段階（ｌ）における前記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力された前記サイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいてジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項５】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、
（ｋ）第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、
（ｌ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと、前記段階（ｆ）で分けられた第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項６】
カードゲームのプレイ方法であり、
（ａ）第１所定枚数のカードをプレーヤ用カードとしてプレーヤに配布するとともに、第１所定枚数のカードをバンカー用カードとしてバンカーに配布する段階と、
（ｂ）通常ＢＥＴを行う段階と、
（ｃ）通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを行う段階と、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する段階と、
（ｅ）第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける段階と、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける段階と、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する段階と、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる段階と、
（ｋ）第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける段階と、
（ｌ）第１所定枚数の前記バンカー用特別カードを第２所定枚数の前記バンカー用特別カードと第３所定枚数の前記バンカー用特別カードとに分ける段階と、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する段階と、
（ｎ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記段階（ｃ）においてサイドＢＥＴが行われた場合にジャックポットを付与する段階と
を含む。
【請求項７】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
入力装置と、
以下（ａ）〜（ｈ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記入力装置からの、通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを受け付ける処理、
（ｃ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合を累積的に貯留する処理、
（ｄ）前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードを夫々２組のカードに分ける処理、
（ｅ）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、
（ｆ）前記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カードからカードを選択する処理、
（ｇ）前記処理（ｆ）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、同数の前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理、及び、
（ｈ）前記処理（ｇ）においてプレーヤの勝ちであると決定された場合に、累積的に貯留した通貨価値のなかから配当を付与する処理。
【請求項８】
請求項７に記載のゲーム装置であって、
前記処理（ｅ）は、
（ｅ′）２組に分けた前記プレーヤ用カードのハンドと２組に分けた前記バンカー用カードのハンドとを比較し、パイガオポーカのルールに従って勝敗を決定する処理を含む。
【請求項９】
請求項７に記載のゲーム装置であって、
前記処理（ｆ）は、
（ｆ′）前記処理（ｅ）において引き分けであると決定され、且つ、前記処理（ｂ）においてサイドＢＥＴが行われた場合に、前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カード及び所定枚数の前記バンカー用カードから夫々同数のカードを選択する処理を含み、
前記処理（ｇ）は、
（ｇ′）前記処理（ｆ′）において選択した前記プレーヤ用カードのハンドと、前記処理（ｆ′）において選択した前記バンカー用カードのハンドとを比較することにより、勝敗を決定する処理を含む。
【請求項１０】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
入力装置と、
以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）所定枚数のプレーヤ用カードと、所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記入力装置からの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記入力装置からの、前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力装置からの入力に基づいて、所定枚数の前記プレーヤ用カードを、第１ゲームのためのカードと、前記第１ゲームとは異なる種類の第２ゲームのためのカードとに分ける処理、
（ｆ）所定枚数の前記バンカー用カードを、前記第１ゲームのためのカードと、前記第２ゲームのためのカードとに分ける処理、
（ｇ）前記第１ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第１ゲームの結果を決定する処理、
（ｈ）前記第２ゲームのための前記プレーヤ用カードと前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第２ゲームの結果を決定する処理、
（ｉ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果がいずれもプレーヤの勝ちである場合、入力された通常ＢＥＴとゲーム結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）前記第１ゲームと前記第２ゲームとの結果で勝者が異なる場合、前記処理（ｅ）において分けたカードを所定枚数の前記プレーヤ用カードに戻す処理、
（ｋ）前記入力装置からの入力に基づいて、前記処理（ｊ）で得られた前記プレーヤ用カードのなかから、第３ゲームのためのカードを選択する処理、
（ｌ）前記処理（ｋ）で得られた前記第３ゲームのための前記プレーヤ用カードと、前記処理（ｆ）で得られた前記第１ゲームのための前記バンカー用カードとのハンドを比較することにより、前記第３ゲームの結果を決定する処理、及び、
（ｍ）前記処理（ｌ）における前記第３ゲームの結果がプレーヤの勝ちである場合、入力されたサイドＢＥＴとゲーム結果とに基づいて、ジャックポットを付与する処理。
【請求項１１】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチと、
前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチと、
カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチと、
以下（ａ）〜（ｍ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、
（ｋ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、
（ｌ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと、前記処理（ｆ）で分けられた第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【請求項１２】
下記構成を備えるゲーム装置であり、
複数のカードを表示することが可能なディスプレイと、
通常ＢＥＴを入力するための通常ＢＥＴスイッチと、
前記通常ＢＥＴとは異なるサイドＢＥＴを入力するためのサイドＢＥＴスイッチと、
カードを２組に分ける指示を入力するための入力スイッチと、
以下（ａ）〜（ｎ）の処理を実行するようにプログラムされたコントローラと
を備える。
（ａ）第１所定枚数のプレーヤ用カードと第１所定枚数のバンカー用カードとを前記ディスプレイに表示する処理、
（ｂ）前記通常ＢＥＴスイッチからの通常ＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｃ）前記サイドＢＥＴスイッチからのサイドＢＥＴの入力を受け付ける処理、
（ｄ）サイドＢＥＴされた通貨価値のうち、所定の割合をジャックポットとして累積的に貯留する処理、
（ｅ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用カードを第２所定枚数のプレーヤ用カードと第３所定枚数のプレーヤ用カードとに分ける処理、
（ｆ）第１所定枚数の前記バンカー用カードを第２所定枚数のバンカー用カードと第３所定枚数のバンカー用カードとに分ける処理、
（ｇ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｈ）第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドと第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、
（ｉ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合、入力された通常ＢＥＴと判断結果とに基づいて配当を付与する処理、
（ｊ）第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断された場合、又は、第２所定枚数の前記バンカー用カードのハンドが第２所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドより強いと判断され、且つ、第３所定枚数の前記プレーヤ用カードのハンドが第３所定枚数の前記バンカー用カードのハンドより強いと判断された場合に、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記プレーヤ用カードをプレーヤ用特別カードとして第１所定枚数にまとめるとともに、第２所定枚数と第３所定枚数とに分けた前記バンカー用カードをバンカー用特別カードとして第１所定枚数にまとめる処理、
（ｋ）前記入力スイッチからの入力に基づいて、第１所定枚数の前記プレーヤ用特別カードを第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードと第３所定枚数の前記プレーヤ用特別カードとに分ける処理、
（ｌ）第１所定枚数の前記バンカー用特別カードを第２所定枚数の前記バンカー用特別カードと第３所定枚数の前記バンカー用特別カードとに分ける処理、
（ｍ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドと第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドとを比較して強弱を判断する処理、及び、
（ｎ）第２所定枚数の前記プレーヤ用特別カードのハンドが第２所定枚数の前記バンカー用特別カードのハンドより強いハンドであり、且つ、前記処理（ｃ）においてサイドＢＥＴの入力が行われた場合にジャックポットを付与する処理。
【図１Ａ】
【図１Ｂ】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８Ａ】
【図８Ｂ】
【図９Ａ】
【図９Ｂ】
【図１Ｂ】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８Ａ】
【図８Ｂ】
【図９Ａ】
【図９Ｂ】
【公開番号】特開２００８−２００４８８（Ｐ２００８−２００４８８Ａ）
【公開日】平成２０年９月４日（２００８．９．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−９６６６（Ｐ２００８−９６６６）
【出願日】平成２０年１月１８日（２００８．１．１８）
【出願人】（５０７３３２３８７）アルゼゲーミングアメリカインク (176)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年９月４日（２００８．９．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１月１８日（２００８．１．１８）
【出願人】（５０７３３２３８７）アルゼゲーミングアメリカインク (176)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]