説明

サーマルプリンタ

【課題】サーマルヘッドを交換する際に、特別な熟練を要しないで誰でも容易且つ確実にヘッドコネクタに対してケーブルコネクタを脱着することができる。
【解決手段】サーマルヘッド18を交換する際に、サーマルヘッド18のヘッドコネクタ18Aと、サーマルヘッド18を制御する制御ケーブル26のケーブルコネクタ26Aとを着脱するサーマルプリンタにおいて、ヘッドコネクタ18Aからケーブルコネクタ26Aを着脱するためのコネクタ着脱手段28として、レバー中央部が支点軸56に回動自在に支持されると共にレバー操作部60を力点として操作することによりレバー動作部62の作用点が支点軸56を中心に回動する梃子レバー52を設け、梃子レバー52の作用点にケーブルコネクタ26Aを直接的又は間接的に支持させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーマルプリンタに係り、特にサーマルヘッドのヘッドコネクタと、サーマルヘッドを制御する制御ケーブルのケーブルコネクタとを着脱してサーマルヘッドを交換する方式のサーマルプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
サーマルプリンタのサーマルヘッドを交換する頻度は比較的高く、容易に交換作業ができることが要求されている。このような背景から、サーマルヘッドを交換するための技術改良としては、ヘッド保持体からサーマルヘッドを容易に着脱するための工夫がなされてきた。例えば、特許文献1は、ヘッド保持体と、サーマルヘッドとの両方に板ばねを利用した係止部材を設け、係止部材同士を嵌合することにより簡単に着脱できるように構成されている。これにより、ヘッド保持体からサーマルヘッドを取り外し、サーマルヘッドをプリンタの内部から外部に引き出すことができるので、サーマルヘッドを交換し易いとされている。
【0003】
しかし、サーマルヘッドを引き出す際にサーマルヘッドを制御する制御ケーブルもプリンタの内部から引き出されるので、制御ケーブルを長くしなくてはならないという問題がある。また、サーマルヘッドの交換のために制御ケーブルをプリンタから出し入れすることは、制御ケーブルの破損の原因になり好ましくない。
【0004】
このため、図7に示すように、サーマルヘッド1のヘッドコネクタ1Aと、制御ケーブル2のケーブルコネクタ2Aとを着脱することにより、プリンタ内部からサーマルヘッド1のみを引き出して交換を行うように構成されたサーマルプリンタがある。
【0005】
このように構成されたサーマルプリンタのサーマルヘッド1を交換する場合は、例えば次のようにして交換する。即ち、作業者は、サーマルヘッド1をヘッドユニットに固定しているボルトを緩めてから、交換し易いようにサーマルヘッド1を少しだけ手前に引き出す。次に、作業者はプリンタの内部に手を差し込んで、ヘッドコネクタ1Aからケーブルコネクタ2Aを引き抜く。この状態で、作業者はサーマルヘッド1を交換し、サーマルヘッド1をプリンタ内の元の位置に戻す。そして、再びプリンタの内部に手を差し込んで交換した新しいサーマルヘッド1のヘッドコネクタ1Aにケーブルコネクタ2Aを連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平5−72450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、プリンタ内部に手を差し込んでヘッドコネクタ1Aとケーブルコネクタ2Aとを着脱する作業は、手が届きにくかったり、手元が見えにくかったりする等により作業ミスが起き易いと共に作業効率が悪いという問題がある。特に、プリンタのユーザがお店等の現場でサーマルヘッド1を交換しようとする場合には、慣れていないので、プリンタ内部に設けられた他の機器を損傷する原因にもなる。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、特別な熟練を要しないで誰でも容易且つ確実にヘッドコネクタに対してケーブルコネクタを脱着することができるので、
サーマルヘッド交換時に作業ミスが起きにくいと共に交換作業効率を向上できるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願請求項1は、前記目的を達成するために、サーマルヘッドを交換する際に、前記サーマルヘッドのヘッドコネクタと、前記サーマルヘッドを制御する制御ケーブルのケーブルコネクタとを着脱するサーマルプリンタにおいて、前記ヘッドコネクタから前記ケーブルコネクタを着脱するためのコネクタ着脱手段として、レバー中央部が支点軸に回動自在に支持されると共にレバー基端部を力点として操作することによりレバー先端部の作用点が前記支点軸を中心に回動する梃子レバーを設け、前記梃子レバーの前記作用点に前記ケーブルコネクタを直接的又は間接的に支持させたことを特徴とするサーマルプリンタを提供する。
【0010】
ここで、直接的とは梃子レバーの作用点にケーブルコネクタを他の部材を介さずに直接支持する場合を言い、間接的とは梃子レバーの作用点とケーブルコネクタをとの間に1つ又は複数の部材を介在させた形で支持する場合を言う。
【0011】
本発明によれば、コネクタ着脱手段として、中央部が支点軸に回動自在に支持されると共にレバー基端部を力点として操作することによりレバー先端部の作用点が支点軸を中心に回動する梃子レバーを設け、該梃子レバーの作用点にケーブルコネクタを直接的又は間接的に支持させたので、サーマルヘッドを交換する際に、梃子レバーを操作するだけで、ヘッドコネクタからケーブルコネクタを簡単に着脱することができる。
【0012】
したがって、特別な熟練を要しないで誰でも容易且つ確実にヘッドコネクタに対してケーブルコネクタを脱着することができるので、サーマルヘッド交換時に作業ミスが起きにくいと共に交換作業効率を向上できる。
【0013】
本発明において、前記コネクタ着脱手段は、前記ケーブルコネクタを前記ヘッドコネクタから真っ直ぐに引き抜く引き抜き方向に配置されたスライド軸と、前記スライド軸にスライド自在に支持されたスライダーと、前記スライダーと前記梃子レバーの先端部とが遊びをもって連結される連結部と、を備えることが好ましい。
【0014】
これにより、支点軸を中心に梃子レバーを回動したときに、梃子レバーの作用点である先端部はスライド棒に沿って直線的に動く。したがって、ヘッドコネクタとケーブルコネクタとを着脱する際に、ヘッドコネクタに対してケーブルコネクタを真っ直ぐに引き抜いたり嵌め込んだりすることができる。これにより、着脱する際に無理なくスムーズな着脱ができるので、着脱精度を向上できる。
【0015】
本発明において、前記ヘッドコネクタと前記ケーブルコネクタとの脱着面に、錘形状の凹部と凸部とをそれぞれ形成し、前記脱着の際に前記凹部と前記凸部が嵌合することが好ましい。
【0016】
ヘッドコネクタとケーブルコネクタの脱着面に形成した錘形状の凹部と凸部とを嵌合することで、脱着精度を向上できる。この場合、錘形状であれば、ヘッドコネクタとケーブルコネクタとの嵌合が容易であると共に、ヘッドコネクタとケーブルコネクタとの脱着中心軸がズレ状態で脱着動作される場合であって、ズレの修正機能を有する。
【0017】
本発明において、前記梃子レバーの力点であるレバー基端部を固定する固定手段を設けることが好ましい。これにより、サーマルヘッドを交換後に固定手段を働かせておけば、梃子レバーの誤動作によってヘッドコネクタとケーブルコネクタとが外れてしまうことが
ない。
【発明の効果】
【0018】
本発明のサーマルプリンタによれば、特別な熟練を要しないで誰でも容易且つ確実にヘッドコネクタに対してケーブルコネクタを脱着することができる。したがって、サーマルヘッド交換時に作業ミスが起きにくいと共に交換作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明のサーマルプリンタの側面断面図
【図2】本発明のサーマルプリンタのうちヘッドユニットと着脱手段を主として示す正面断面図
【図3】ヘッドコネクタとケーブルコネクタとのコネクタ着脱手段を説明する斜視図
【図4】ヘッドコネクタとケーブルコネクタとのコネクタ着脱手段を説明する側面図
【図5】ヘッドコネクタからケーブルコネクタを着脱する動作を説明する説明図
【図6】ヘッドコネクタとケーブルコネクタとの着脱面に形成された凹凸を説明する説明図
【図7】ヘッドコネクタとケーブルコネクタとの従来の着脱を説明する説明図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面に基づいて本発明のサーマルプリンタの好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明のサーマルプリンタ10の全体構成の一例を説明する側面断面図であり、図2はヘッドユニット20とコネクタ着脱手段28を主として示す正面断面図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、サーマルプリンタ10は、主として、プラテンローラ12を備えた本体フレーム14と、外装カバー16と、サーマルヘッド18を備えたヘッドユニット20と、印字用紙22のロール22Aを巻き戻してサーマルヘッド18とプラテンローラ12との間に印字用紙22を供給する用紙供給リール24と、ヘッドユニット20に設けられたコネクタ着脱手段28と、で構成される。
【0023】
本体フレーム14と外装カバー16とはヒンジ30により連結され、ヒンジ30を中心に外装カバー16を回動させることにより外装カバー16を開閉することができる。
【0024】
本体フレーム14のヒンジ反対側には印字用紙22を排出する用紙排出口32が設けられ、用紙供給リール24から送り出された印字用紙22はサーマルヘッド18とプラテンローラ12とに挟持された状態で印字された後、用紙排出口32から排出される。用紙供給リール24とヘッドユニット20との間には、印字用紙22の供給ルートを形成するパスローラ34や印字タイミング等をセンシングするセンサー36等が配置される。
【0025】
ヘッドユニット20は、主として、サーマルヘッド18と、ヘッドカバー38と、ヘッドフレーム40と、構成され、サーマルヘッド18はその先端部がヘッドフレーム40の先端部に複数の取り付けネジ42(図2参照)によって着脱自在に支持されている。また、ヘッドフレーム40とヘッドカバー38との間には、印字圧力を加圧するための複数のヘッド圧用バネ44(図2参照)が配設される。
【0026】
ヘッドカバー38はヘッドフレーム40に支持されると共に、ヘッドフレーム40の基端部がヒンジ46によって回動自在に支持される。また、ヘッドフレーム40の基端部側が引っ張りバネ48によってヘッドカバー38が開成する方向に付勢されている。更に、ヘッドカバー38には、ヘッドカバー38の開成をロックするロックレバー50が設けら
れ、ロックレバー50のロックを解除することにより、ヘッドカバー38は引っ張りバネ48の付勢力で開成する。これにより、ヘッドカバー38が開成する動作に連動してサーマルヘッド18がプラテンローラ12から離間する。また、ヘッドカバー38の閉成及びヘッド圧用バネ44によってサーマルヘッド18がプラテンローラ12に圧接され、印字状態時におけるサーマルヘッドのプラテンローラに対する印字圧力が適正に調整される。
【0027】
また、サーマルヘッド18は、制御ケーブル26を介して図示しない制御ボードに連結され、制御ボードからの指示によってサーマルヘッド18は制御される。
【0028】
そして、本発明では、上記構成のヘッドユニット20に、ヘッドコネクタ18Aからケーブルコネクタ26Aを着脱するコネクタ着脱手段28を設け、サーマルヘッド18を交換する際に、ヘッドコネクタ18Aからケーブルコネクタ26Aを容易且つ確実に着脱できるようにした。
【0029】
図3及び図4により、コネクタ着脱手段28について詳細に説明する。なお、図3の斜視図では、コネクタ着脱手段28の構造を説明し易いように、ヘッドフレーム40を点線で示した。
【0030】
図3及び図4に示すように、コネクタ着脱手段28は、主として、梃子レバー52と、梃子レバー52の回動運動を直線運動に変換するための直線運動機構54と、で構成される。
【0031】
梃子レバー52は、支点軸56がヘッドフレーム40上に対向して立設する一対の支持板58、58(図3参照)に回動自在に支持される。そして、支点軸56の中央位置に「L字状」をしたレバー操作部60(レバー基端部)が固着されると共に、支点軸56両端部位置に「への字状」をした一対のレバー動作部62、62(レバー先端部)が固着される。また、レバー動作部62、62の先端部がヘッドフレーム40の中央部に形成された開口40Aを通ってヘッドフレーム40の下面側に位置するケーブルコネクタ26Aの近傍まで延設される。
【0032】
一方、直線運動機構54は、ケーブルコネクタ26Aをヘッドコネクタ18Aから真っ直ぐに引き抜く引き抜き方向に平行に一対のスライド軸64、64が配置される。スライド軸64の両端部は、ヘッドフレーム40の下面に垂設された一対の固定板65、65に固定される。
【0033】
そして、一対のスライド軸64、64にそれぞれ一対のスライダー66、66がスライド自在に支持される。一対のスライダー66、66同士は、連結棒68によって連結され、連結棒68の中央位置にケーブルコネクタ26Aを保持する保持ブロック70が設けられる。また、連結棒68が、梃子レバー52における一対のレバー動作部62、62の先端部に形成された長孔72に挿通される。この長孔72は、図3に示すように、縦方向に長いと共に、横方向の幅は連結棒68の太さよりも大きい。これにより、連結棒68と長孔72とが遊びをもって連結された連結部が構成される。
【0034】
また、図4に示すように、梃子レバー52のレバー操作部60には、ボルト74が貫通した状態で設けられ、ボルト先端部の雄ねじ74Aが、ヘッドカバー38(二点鎖線で示す)に形成された雌ねじ部38Aに螺合される。これにより、梃子レバー52の力点であるレバー操作部60を固定する固定手段76が構成される。ボルト74がヘッドカバー38に固定されている状態では、梃子レバー52は動かないので、例えばサーマルプリンタ10の運転中に梃子レバー52の誤動作によってヘッドコネクタ18Aからケーブルコネクタ26Aが引き抜かれる危険を確実に防止できる。
【0035】
次に、図5を用いて、上記のように構成されたコネクタ着脱手段28を用いてサーマルヘッド18を交換する作業を説明する。
【0036】
先ず、外装カバー16を開成して、ヘッドユニット20が見える状態にしてから、ヘッドカバー38のロックレバー50のロックを解除する。これにより、図5(A)から図5(B)に示すように、ヘッドカバー38は引っ張りバネ48の付勢力でヒンジ46を中心に矢印方向に回動して開成されると共に、ヘッドカバー38の開成動作に連動してサーマルヘッド18が回動する。これにより、サーマルヘッド18がプラテンローラ12から離間する。
【0037】
次に、図5(C)に示すように、梃子レバー52のボルト74を回してヘッドカバー38への固定を解除した後、レバー操作部60を手で握って矢印A方向に倒す。これにより、梃子レバー52が支点軸56を中心に回動する。そして、この回動力が直線運動機構54によって直線運動に変換されることにより、レバー動作部62がスライド軸64に沿って矢印C方向に移動する。この結果、レバー動作部62に、連結棒68及び保持ブロック70を介して保持されたケーブルコネクタ26Aがヘッドコネクタ18Aから引き抜かれる。この場合、レバー動作部62の長孔72と連結棒68とは遊びをもって連結されているので、梃子レバー52の回動運動を直線運動機構54によって精度良く直線運動に変換することができる。
【0038】
次に、サーマルヘッド18をヘッドフレーム40に固定している取り付けネジ42を回して、サーマルヘッド18をヘッドフレーム40から取り外してサーマルプリンタ10の外部に取り出す。そして、新しいサーマルヘッド18を取り付けネジでヘッドフレーム40に取り付ける。
【0039】
次に、レバー操作部60を矢印B方向に動かすことにより、レバー動作部62がスライド軸64に沿って矢印D方向に移動するので、ケーブルコネクタ26Aをヘッドコネクタ18Aから引き抜いた時とは逆の動作によってケーブルコネクタ26Aがヘッドコネクタ18Aに連結される。
【0040】
したがって、特別な熟練を要しないで誰でも容易且つ確実にヘッドコネクタ18Aに対してケーブルコネクタ26Aを脱着することができるので、作業ミスが起きにくく作業効率を向上できる。
【0041】
この場合、図6に示すように、ヘッドコネクタ18Aとケーブルコネクタ26Aとの脱着面18B、26Bに凹部18Cと凸部26Cとをそれぞれ形成し、脱着の際に凹部18Cと凸部26Cが嵌合させることが好ましい。特に凹部18Cと凸部26Cは三角錘、四角錐、円錐等の錘形状であることが好ましい。錘形状であれば、ヘッドコネクタ18Aとケーブルコネクタ26Aとの嵌合が容易であると共に、ヘッドコネクタ18Aとケーブルコネクタ26Aとの脱着中心78がズレている場合であって、修正機能を有する。
【0042】
なお、本実施の形態では、コネクタ着脱手段28の構成として、レバー動作部62、スライド軸64、スライダー66、をそれぞれ一対(2つ)設けるようにしたが、1つの場合でも構成することができる。また、本実施の形態では、梃子レバー52のレバー動作部62の先端部に、保持ブロック70、連結棒68、スライダー66、スライド軸64を介してケーブルコネクタ26Aを間接的に支持するようにしたが、直接支持するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10…サーマルプリンタ、12…プラテンローラ、14…本体フレーム、16…外装カバー、18…サーマルヘッド、18A…ヘッドコネクタ、20…ヘッドユニット、22…印字用紙、24…用紙供給リール、26…制御ケーブル、26A…ケーブルコネクタ、28…コネクタ着脱手段、30…ヒンジ、32…用紙排出口、34…パスローラ、36…センサー、38…ヘッドカバー、40…ヘッドフレーム、40A…開口、42…取り付けネジ、44…ヘッド圧用バネ、46…ヒンジ、48…引っ張りバネ、50…ロックレバー、52…梃子レバー、54…直線運動機構、56…支点軸、58…支持板、60…レバー操作部、62…レバー動作部、64…スライド軸、66…スライダー、68…連結棒、70…保持ブロック、72…長孔、74…ボルト、76…固定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーマルヘッドを交換する際に、前記サーマルヘッドのヘッドコネクタと、前記サーマルヘッドを制御する制御ケーブルのケーブルコネクタとを着脱するサーマルプリンタにおいて、
前記ヘッドコネクタから前記ケーブルコネクタを着脱するためのコネクタ着脱手段として、レバー中央部が支点軸に回動自在に支持されると共にレバー基端部を力点として操作することによりレバー先端部の作用点が前記支点軸を中心に回動する梃子レバーを設け、
前記梃子レバーの前記作用点に前記ケーブルコネクタを直接的又は間接的に支持させたことを特徴とするサーマルプリンタ。
【請求項2】
前記コネクタ着脱手段は、
前記ケーブルコネクタを前記ヘッドコネクタから真っ直ぐに引き抜く引き抜き方向に配置されたスライド軸と、
前記スライド軸にスライド自在に支持されたスライダーと、
前記スライダーと前記梃子レバーの先端部とが遊びをもって連結される連結部と、備えたことを特徴とする請求項1のサーマルプリンタ。
【請求項3】
前記ヘッドコネクタと前記ケーブルコネクタとの脱着面に、錘形状の凹部と凸部とをそれぞれ形成し、前記脱着の際に前記凹部と前記凸部が嵌合することを特徴とする請求項1又は2のサーマルプリンタ。
【請求項4】
前記梃子レバーの力点であるレバー基端部を固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1のサーマルプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−194782(P2010−194782A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−40298(P2009−40298)
【出願日】平成21年2月24日(2009.2.24)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】