説明

シート

【課題】本発明は、前席と後席との間の移動の障害になることがないアシストグリップの実現と、物を入れるためのポケット機能と、を兼ね備えたシートを提供する。
【解決手段】トリムカバー11に縫着される指先挿入体20は、軟質素材により成形されているため、手の指の力で変形し易い。そこで、指先挿入体20の連結部20aにおける凹状部20bの開口部20cの周縁がシートバックSBのトリムカバー11の取付孔7aの周縁に縫着されると共に、指先挿入体20の連結部20aに形成された左右一対の挿通孔20dに左右のヘッドレスト支持体6がそれぞれ挿入されることにより、ステー1aを支持するためのヘッドレスト支持体6に対する指先挿入体20の移動を規制可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員の乗り降りの際に利用可能なアシストグリップとしての機能を備えたシートバックを有するシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、実開平4−35933号公報がある。この公報に記載されたシートに設けられる樹脂製のアシストグリップは、ヘッドレストの下面とシートバックの頂面との間に配置される本体部と、この本体部から下方に垂下した一対の保持筒部と、本体部の背面から後方に突出したグリップ部と、からなる。また、この保持筒部は、シートバックフレームの上部に固定された筒部内に挿入されると共に、ヘッドレストから延出されたステーを差し込むためのステー挿入孔を有している。このようなアシストグリップは、乗員の乗り降りの際に利用可能なグリップ機能と、ヘッドレストのステーを保持する機能とを両立させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平4−35933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来のシートに設けられているアシストグリップのグリップ部は、乗員の乗り降りの際に利用に供するためにシートバックの背面から突出させる必要があり、前席と後席との間の移動の障害になるといった問題点がある。
【0005】
本発明は、前席と後席との間の移動の障害になることがないアシストグリップの実現と、物を入れるためのポケット機能と、を兼ね備えたシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、シートバックにヘッドレストを設けたシートにおいて、
縫合連結の可能な軟質素材からなる成形容体状の指先挿入体の凹状部が、前記シートバックの頂部に埋設され、
前記シートバックには、前記ヘッドレストから延出されたステーを支持する筒状のヘッドレスト支持体が左右に一対設けられ、前記ヘッドレスト支持体は、前記シートバック内で横方向に延在するアッパーフレームに固定され、
前記指先挿入体における前記凹状部の開口部の周縁にフランジ状の連結部が一体に形成され、該連結部における前記凹状部の前記開口部の周縁が前記シートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、前記連結部に形成された左右一対の挿通孔に前記左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、前記ヘッドレスト支持体に対する前記指先挿入体の移動を規制可能としたことを特徴とする。
【0007】
このシートにおいては、成形容体状の指先挿入体の凹状部がシートバックの頂部に埋設されているので、グリップ機能がシートバックの背面から突出することがなく、乗員の乗り降りの際に、前席と後席との間の移動をスムーズに行うことができ、更には、凹状部をポケットとして機能させることができる。
また、トリムカバーに縫着される指先挿入体は、軟質素材により成形されているため、手の指先の力で変形し易いため、指先挿入体の変形によって周囲のトリムカバーが引っ張られることにより、シワなどの外観不良が発生し、指先の力による指先挿入体の凹状部の変形は、グリップ機能の剛性不足をももたらす。しかし、指先挿入体の連結部における凹状部の開口部の周縁がシートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、連結部に形成された左右一対の挿通孔に左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、ステーを支持するためのヘッドレスト支持体に対する指先挿入体の移動を規制可能としている。このように、連結部に形成された左右一対の挿通孔と左右一対のヘッドレスト支持体との協働により、指先挿入体の素材特性を生かしながらトリムカバーへの縫着性とグリップ機能の安定性とを両立させることができる。
【0008】
本発明は、シートバックにヘッドレストを設けたシートにおいて、
縫合連結の可能な軟質素材からなる成形容体状の指先挿入体の凹状部が、前記シートバックの頂部に埋設され、
前記シートバックには、前記ヘッドレストから延出されたステーを支持する筒状のヘッドレスト支持体が左右に一対設けられ、前記ヘッドレスト支持体は、前記シートバック内で横方向に延在するアッパーフレームに固定され、
前記指先挿入体における前記凹状部の開口部の周縁にフランジ状の連結部が一体に形成され、該連結部の外周縁が前記シートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、前記連結部に形成された左右一対の挿通孔に前記左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、前記ヘッドレスト支持体に対する前記指先挿入体の移動を規制可能としたことを特徴とする。
【0009】
このシートにおいては、成形容体状の指先挿入体の凹状部がシートバックの頂部に埋設されているので、グリップ機能がシートバックの背面から突出することがなく、乗員の乗り降りの際に、前席と後席との間の移動をスムーズに行うことができ、更には、凹状部をポケットとして機能させることができる。
また、トリムカバーに縫着される指先挿入体は、軟質素材により成形されているため、手の指の力で変形し易く、指先挿入体の変形によって周囲のトリムカバーが引っ張られることにより、シワなどの外観不良が発生し、更には、指の力による指先挿入体の変形は、グリップ機能の剛性不足をももたらす。しかし、指先挿入体の連結部の外周縁がシートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、連結部に形成された左右一対の挿通孔に左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、ステーを支持するためのヘッドレスト支持体に対する指先挿入体の移動を規制可能としている。このように、連結部に形成された左右一対の挿通孔と左右一対のヘッドレスト支持体との協働により、指先挿入体の素材特性を生かしながらトリムカバーへの縫着性とグリップ機能の安定性とを両立させることができる。
【0010】
また、前記連結部が、前記凹状部の前記開口部の周縁から前記トリムカバーの縫着端の厚み分だけ前記凹状部の底部方向にずれて設けられると好適である。
このような縫合により、トリムカバーの取付孔の口縁がめくり上がることがないので、トリムカバーの取付孔の周囲の外観品質を向上させることができる。そして、指先挿入体とシートバックとの一体化を簡単且つ確実に達成させることができる。
【0011】
また、前記指先挿入体の前記凹状部が、前記左右のヘッドレスト支持体の間で前記アッパーフレームの前側に隣接して配置されると好適である。
【0012】
このような構成を採用すると、指先挿入体の凹状部の左右及び後方への移動を、左右のヘッドレスト支持体及びアッパーフレームによって容易且つ簡単に規制することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係わるシートによれば、前席と後席との間の移動の障害になることがないアシストグリップの実現と、物を入れるためのポケット機能と、を兼ね備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るシートの第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明に係るシートの第1の実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】ヘッドレスト支持体を外した状態における図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】指先挿入体を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るシートの第2の実施形態を示す要部拡大斜視図である。
【図7】第2の実施形態における指先挿入体を示す斜視図である。
【図8】図6のD−D線に沿う断面図である。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図である。
【図10】シートバックの要部を示す平面図である。
【図11】本発明に係るシートの第3の実施形態を示す断面図である。
【図12】図11に示されたシートバックの要部を示す平面図である。
【図13】本発明に係るシートの第4の実施形態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しつつ本発明に係るシートの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0016】
[第1の実施形態]
図1〜図4に示されるように、シートは、シートクッションSCに対して傾動自在なシートバックSBを具備し、このシートバックSBの上方にはヘッドレストHRが配置されている。
【0017】
ヘッドレストHRは、例えば、合成樹脂が不織布にコーティングされた状態でプレスにより所定の形状に成形され、これによって保形性をもたせたトリムカバー3と、トリムカバー3内に注入された発泡液が硬化してなるパッド体2と、パッド体2内で固定されたヘッドレストフレーム1に形成されると共に、トリムカバー3から延出されたステー1aとからなる。
【0018】
シートバックSBは、周知の部材からなるトリムカバーを使用したものでもよいが、例えば、図示するものは、合成樹脂が不織布にコーティングされた状態でプレスにより所定の形状に成形されたトリムカバー11を使用し、この保形性をもたせたトリムカバー11と、トリムカバー11内に装填させるパッド体10と、パッド体10内で固定されたシートバックフレーム2と、シートバックフレーム2の上端で横方向に延在するアッパーフレーム2aに溶接により固定されると共に、上下方向に延在してステー1aをアッパーフレーム2aで支持するための左右一対の筒体5と、各筒体5内に差し込まれて係止させられると共に、上端にヘッド部6aが形成されて、上部からステー1aの差し込みを可能にする樹脂製の筒状のヘッドレスト支持体6と、から主として構成されている。
【0019】
なお、パッド体10は、トリムカバー11内に注入された発泡液が硬化して一体成形される場合と、トリムカバー11と別体に形成されて、トリムカバー11内に挿着される場合とがある。本発明では、その両タイプの適用が可能である。
【0020】
また、トリムカバー11の頂部には、筒状のヘッドレスト支持体6の差し込みを可能にする差込み孔7bが形成され、パッド体10の頂部にも、ヘッドレスト支持体6の差し込みを可能にする差込み孔10bが形成されている。そして、ヘッドレスト支持体6の差し込みを可能にするために、トリムカバー11側の差込み孔7bとパッド体10側の差込み孔10bとの位置合わせがなされている。
【0021】
シートバックSBの頂部には、手Hの指先Fの挿入を可能にする成形容体状の指先挿入体20に設けられた凹状部20bが埋設されている。指先挿入体20の凹状部20bには、凹状部20の開口部20cの周縁部から延出するフランジ状の連結部20aが形成されている。このような構成の指先挿入体20は、トリムカバー11との縫合連結の可能な軟質素材、例えば、エストマーなどの軟質合成樹脂から容体状に成形されている。
【0022】
トリムカバー11の頂部には、指先挿入体20の凹状部20bの挿入を可能にする取付孔7aが形成され、この取付孔7aは、トリムカバー11の頂部において差込み孔7bの後方に配置されている。パッド体10の頂部にも、指先挿入体20の凹状部20bの挿入を可能にする挿通孔10aが形成され、この挿通孔10aは、パッド体10の頂部において差込み孔10bの後方に配置されている。そして、凹状部20bの装着を可能にするために、トリムカバー11側の取付孔7aとパッド体10側の挿通孔10aとの位置合わせがなされている。
【0023】
指先挿入体20の凹状部20bの開口部20cの周縁部において、指先挿入体20の連結部20aは、トリムカバー11の頂部に設けられた取付孔7aの周縁で縫合部Rにより縫着されることで、トリムカバー11に連結されている。連結部20aは、トリムカバー11の取付孔7aを形成するために折り返された縫合端の厚み分だけ、指先挿入体20の開口部20cの上端縁から、凹状部20bの底部方向にずれて設けられている。このような縫合により、トリムカバー11の取付孔7aの口縁がめくりあがることがなく、トリムカバー11の取付孔7aの口縁周縁の外観品質を向上させることができる。そして、指先挿入体20とシートバックSBとの一体化を簡単且つ確実に達成させることができる。
【0024】
このようにしてトリムカバー11に縫着される指先挿入体20は、軟質素材により成形されているため、手Hの指先Fの力で変形し易い。従って、指先挿入体20の変形によって周囲のトリムカバー11が引っ張られることによりヘッドレスト支持体6のヘッド部6aの周囲で差込み孔7bが露出したり、シワなどの外観不良が発生する。更には、指先Fの力による指先挿入体20の凹状部20bの変形は、グリップ機能の剛性不足をももたらす。
【0025】
しかし、本発明は、指先挿入体20の素材特性を生かしながらトリムカバー11への縫着性とグリップ機能の安定性とを両立させるために、図5に示されるように、指先挿入体20のフランジ状の連結部20aには、凹状部20bの前方に左右一対の連通孔20dが形成されている。そして、各挿通孔20d内にヘッドレスト支持体6が挿入されることで、指先挿入体20の横方向の移動が規制される。
【0026】
従って、トリムカバー11に縫着される指先挿入体20を軟質素材により成形させていても、トリムカバー11への縫着性とグリップ機能の安定性とを両立させることができる。また、指先挿入体20に各挿通孔20dが設けられることにより組み立て作業性が向上する。
【0027】
なお、パッド体10は、トリムカバー11内に注入された発泡液が硬化して一体成形される場合には、指先挿入体20は、パッド体10内に埋設される。パッド体10とトリムカバー11とが別体に形成される場合には、図2で示されるように、支持プレート30は、パッド体10の頂部とトリムカバー11の頂部との間に介挿される。
【0028】
さらに、指先挿入体20の上方に位置するヘッドレストHRには、指先挿入体20の凹状部20bの開口部20cを露出するための切欠き部4が形成されている。この切欠き部4は、ヘッドレストHRの背面8bであって下面8aの開口した横断面略凹形状である。このような構成により、ヘッドレストHRのクッション性を損なうことなく、指先挿入体20の凹状部20bの開口部20cを露出させ易い。切欠き部4は、ヘッドレストHRの背面側で凹状部20bの横幅より広くなっており、下側に行くにつれて広くなっているので、十分な広さを確保しつつ、凹状部20bの開口部20cへ指先Fを上から差し入れ易くなる。
【0029】
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態と同一又は同等な構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0030】
図6〜図10に示されるように、指先挿入体60の凹状部60bは、左右のヘッドレスト支持体6の間でアッパーフレーム2aの前側に隣接して配置されている。すなわち、指先挿入体60の凹状部60bは、シートバックSBの頂部で左右のヘッドレスト支持体6の間に配置されると共に、パッド体10内でアッパーフレーム2aの前側に隣接して配置されている。そして、指先挿入体60の凹状部60bの開口部60cの周縁部において、指先挿入体600の連結部60aは、トリムカバー11の頂部に設けられた取付孔7aの周縁で縫合部Rにより縫着されている。
【0031】
さらに、指先挿入体60の連結部60aには、凹状部60bの両側方に位置して各ヘッドレスト支持体6の挿入を可能にする左右一対の挿通孔60dが形成されている。
【0032】
このような構成を採用すると、指先挿入体60の凹状部60bの左右及び後方への移動を、左右のヘッドレスト支持体6及びアッパーフレーム2aによって容易且つ簡単に規制することができる。
【0033】
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0034】
例えば、図11及び図12に示されるように、指先挿入体60の連結部60aの外周縁がトリムカバー11の頂部に設けられた取付孔7cの周縁で縫合部Rにより縫着されていてもよい。これにより、指先挿入体60をシートバックSBの頂部で大きく露出させることができる。
【0035】
図13に示されるように、指先挿入体20の連結部20aの外周縁がトリムカバー11の頂部に設けられた取付孔7dの周縁で縫合部Rにより縫着されていてもよい。これにより、指先挿入体20をシートバックSBの頂部で大きく露出させることができる。
【符号の説明】
【0036】
1a…ステー、2…シートバックフレーム、2a…アッパーフレーム、4…切欠き部、6…ヘッドレスト支持体、7a,7c,7d…取付孔、8a…ヘッドレストの下面、8b…ヘッドレストの背面、10…パッド体、11…トリムカバー、20,60…指先挿入体、20a,60a…連結部、20b,60b…凹状部、20c,60c…開口部、20d,60d…挿通孔、HR…ヘッドレスト、R…縫合部、SB…シートバック、SC…シートクッション。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートバックにヘッドレストを設けたシートにおいて、
縫合連結の可能な軟質素材からなる成形容体状の指先挿入体の凹状部が、前記シートバックの頂部に埋設され、
前記シートバックには、前記ヘッドレストから延出されたステーを支持する筒状のヘッドレスト支持体が左右に一対設けられ、前記ヘッドレスト支持体は、前記シートバック内で横方向に延在するアッパーフレームに固定され、
前記指先挿入体における前記凹状部の開口部の周縁にフランジ状の連結部が一体に形成され、該連結部における前記凹状部の前記開口部の周縁が前記シートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、
前記連結部に形成された左右一対の挿通孔に前記左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、前記ヘッドレスト支持体に対する前記指先挿入体の移動を規制可能としたことを特徴とするシート。
【請求項2】
シートバックにヘッドレストを設けたシートにおいて、
縫合連結の可能な軟質素材からなる成形容体状の指先挿入体の凹状部が、前記シートバックの頂部に埋設され、
前記シートバックには、前記ヘッドレストから延出されたステーを支持する筒状のヘッドレスト支持体が左右に一対設けられ、前記ヘッドレスト支持体は、前記シートバック内で横方向に延在するアッパーフレームに固定され、
前記指先挿入体における前記凹状部の開口部の周縁にフランジ状の連結部が一体に形成され、該連結部の外周縁が前記シートバックのトリムカバーの取付孔の周縁に縫着されると共に、
前記連結部に形成された左右一対の挿通孔に前記左右のヘッドレスト支持体をそれぞれ挿入することにより、前記ヘッドレスト支持体に対する前記指先挿入体の移動を規制可能としたことを特徴とするシート。
【請求項3】
前記連結部が、前記凹状部の前記開口部の周縁から前記トリムカバーの縫着端の厚み分だけ前記凹状部の底部方向にずれて設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート。
【請求項4】
前記指先挿入体の前記凹状部が、前記左右のヘッドレスト支持体の間で前記アッパーフレームの前側に隣接して配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−201319(P2012−201319A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69932(P2011−69932)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000133098)株式会社タチエス (454)
【Fターム(参考)】