説明

ジオキサジニルピラゾール化合物の製造方法および中間体

【課題】 ジオキサジニルピラゾール化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】公知のスルファモイルピラゾールカルボン酸エステル化合物または公知のスルファモイルピラゾールカルボン酸化合物より、新規なスルホニルカーバメートピラゾールカルボン酸化合物、スルファモイルピラゾールヒドロキサム酸化合物、スルファモイルピラゾールカルボン酸混合酸無水物、スルファモイルピラゾールカルボン酸クロリド化合物、ピラゾロイソチアゾール化合物およびスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物を中間体として製造し、スルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物を脱水反応させることにより4−(5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン−3−イル)スルファモイルピラゾール化合物を製造する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)
【化1】


〔式中、R1はC1-3アルキル基、C1-3ハロアルキル基、C1-3アルコキシC1-3アルキル基、フェニル基またはピリジル基を表し、
2は水素原子、C1-3アルキル基、C1-3ハロアルキル基、C1-3アルコキシ基またはハロゲン原子を表し、
Qは水素原子、式(2)
【化2】


(式中、RはC1-4アルキル基、C1-3ハロアルキル基、または置換フェニル基を表す。)
または式(3)
【化3】


(式中、XおよびYはそれぞれ独立してC1-3アルキル基、C1-3ハロアルキル基、C1-3アルコキシ基、C1-3ハロアルコキシ基、ハロゲン原子またはジ(C1-3アルキル)アミノ基を表し、Zは窒素原子またはメチン基を表す。)〕で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸化合物と式(4)
【化4】


(式中、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素原子、C1-3アルキル基を表し、但し、R、R、RおよびRのうち、少なくともひとつはC1-3アルキル基を表す。)で表されるアミン化合物を反応させることによる、式(5)
【化5】


(式中、R、R、R、R、R、RおよびQは前記と同様の意味を表す。)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項2】
式(6)
【化6】


(式中、R1、R2およびQは前記と同様の意味を表し、RはC1−4アルキル基、C1−3ハロアルキル基、または置換フェニル基を表す。)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸エステル化合物と前記式(4)で表されるアミン化合物を反応させることによる、前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項3】
式(7)
【化7】


(式中、R1、R2およびQは前記と同様の意味を表し、Rは水素原子または前記Rと同様の意味を表し、XはC(O)、C(O)OまたはSOを表す。)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸混合酸無水物と前記式(4)で表されるアミン化合物を反応させることによる、前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項4】
式(8)
【化8】


(式中、R1、R2およびQは前記と同様の意味を表す。)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸クロリド化合物と前記式(4)で表されるアミン化合物を反応させることによる、前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項5】
式(9)
【化9】


(式中、R、R、およびRは前記と同様の意味を表す。)で表されるピラゾロイソチアゾール化合物と前記式(4)で表されるアミン化合物を反応させることによる、前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項6】
前記式(1)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸化合物、式(7)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸混合酸無水物、式(8)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸クロリド化合物または式(9)で表されるピラゾロイソチアゾール化合物とヒドロキシルアミンを反応させることによる式(10)
【化10】


(式中、R、RおよびQは前記と同様の意味を表す)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸化合物の製造方法。
【請求項7】
前記式(6)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸エステル化合物とヒドロキシルアミンを反応させることによる前記式(10)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸化合物の製造方法。
【請求項8】
前記式(10)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸化合物を式(11)
【化11】


(式中、R、R、RおよびRは前記と同様の意味を表す。)で表されるオキシラン化合物と反応させることによる前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項9】
前記式(10)で表されるピラゾール−4−(ヒドロキサム酸)−5−スルホンアミド化合物を式(12)
【化12】


(式中、R、R、RおよびRは前記と同様の意味を表す。)で表される環状炭酸エステル化合物と反応させることによる前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項10】
前記式(10)で表されるピラゾール−4−(ヒドロキサム酸)−5−スルホンアミド化合物を式(13)
【化13】


(式中、R、R、RおよびRは前記と同様の意味を表し、
はハロゲン原子、C1−2アルキルスルホニロキシ基または置換ベンゼンスルホニロキシ基を表す。)で表されるアルコール化合物と反応させることによる前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項11】
前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物を脱水反応させることを特徴とする式(14)
【化14】


(式中、R、R、R、R、R、RおよびQは前記と同様の意味を表す。)で表される4−(5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン−3−イル)スルファモイルピラゾール化合物の製造方法。
【請求項12】
前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物と(式15)
【化15】


(式中、RおよびXは前記と同様の意味を表す。)で表される酸クロライド化合物を反応させることによる式(16)
【化16】


(式中、R、R、R、R、R、R、R、R、QおよびXは前記と同様の意味を表す。)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−カルボニルオキシエチル)化合物及びスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−スルホニルオキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項13】
前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物と式(17)
【化17】


(式中、RおよびRは前記と同様の意味を表し、X11はC(O)またはC(O)Oを表す。)で表される酸無水物化合物を反応させることによる式(18)
【化18】


(式中、R、R、R、R、R、R、R、R、QおよびX11は前記と同様の意味を表す。)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−カルボニルオキシエチル)化合物の製造方法。
【請求項14】
前記式(16)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−カルボニルオキシエチル)化合物およびスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−スルホニルオキシエチル)化合物を環化反応させることによる式(14)で表される4−(5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン−3−イル)スルファモイルピラゾール化合物の製造方法。
【請求項15】
前記式(5)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−ヒドロキシエチル)化合物。
【請求項16】
前記式(10)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸化合物。
【請求項17】
前記式(7)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸混合酸無水物。
【請求項18】
前記式(8)で表されるスルファモイルピラゾールカルボン酸クロリド化合物。
【請求項19】
前記式(9)で表されるピラゾロイソチアゾール化合物
【請求項20】
式(19)
【化19】


(式中、R、RおよびRは前記と同様の意味を表す。)で表されるスルホニルカーバメートピラゾールカルボン酸化合物。
【請求項21】
前記式(16)で表されるスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−カルボニルオキシエチル)化合物及びスルファモイルピラゾールヒドロキサム酸−O−(2−スルホニルオキシエチル)化合物。

【公開番号】特開2009−67736(P2009−67736A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−238819(P2007−238819)
【出願日】平成19年9月14日(2007.9.14)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】