説明

ジブを有するクレーンにおける巻上動作制御方法とその制御装置、ジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法

【課題】 作業性の向上に好適な、ジブを有するクレーンにおける巻上動作制御方法を提供する。
【解決手段】 ジブを有するクレーン12における吊り具26の巻上動作制御装置は、吊り具26に接続されるロープの巻き出し長さを検出する第1検出器102と、ジブ21の配設角度を検出する第2検出器103と、第1検出器102の検出結果と第2検出器103の検出結果とに基づいて、ジブ21先端から吊り具26までの距離である吊下長さHを算出する算出部104と、所定の基準値Huと算出部104で算出された吊下長さHとを比較する比較部105と、比較部105の比較結果に基づいて、吊り具26の巻上動作を制御する駆動部101と、を有する。駆動部101は、吊下長さHが所定の基準値Huを下回ると、吊り具26の巻上動作を停止させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船体上にジブを有するクレーンが設置されたフローティングクレーンに関し、特に、ジブを有するクレーンにおける吊り具の巻上動作制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
フローティングクレーンは、浮体としての船体上にクレーンを設置したものである。上記クレーンとしては、例えばジブを有するクレーン(以下、ジブクレーンと称する)が用いられる(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
ジブクレーンは、釣竿式の片持ちブーム(ジブ)の先に吊具(以下、フックと称する)をロープ(主巻ロープ)で吊り下げた構成からなり、ロープの巻上手段(主巻ウインチ)による巻き取り/巻き出し動作により荷の吊り上げ/吊り下げを行うものである。ジブは船体上の所定の支軸を中心に起伏自在に配設されており、船体に対するジブの配設角度は、ジブに接続されたロープ(起伏ロープ)の巻上手段(起伏ウインチ)により変化される。
【0004】
従来、ジブクレーンでは、エンコーダ等の検出手段から、ロープ巻き取り用のドラムの回転を検出し、その検出信号に基づいて常用作業範囲を規定している(例えば、非特許文献1参照)。また、常用作業範囲の規定手段を有さず、非常用のリミットスイッチで巻上動作を停止させるジブクレーンもある。
【0005】
この場合、吊荷用のフックの常用上限停止動作に関しては、ある基準位置からのドラムの回転回数(すなわち、ロープの巻き出し長さ)に基づいて行われている。すなわち、上記ドラムの回転回数が所定の値に達すると、電気制御によりフックの巻上動作を停止させている。なお、常用作業範囲を超えてさらに巻上動作が行われると、リミットスイッチが作動し、機械的な電気遮断が行われる(非常停止)。非常停止用のリミットスイッチが作動した場合、電気回路の確認や機械装置の安全確認等が必要であり、復旧作業は煩雑である。
【特許文献1】特開2003−312987号公報
【特許文献2】特開平07−179294号公報
【非特許文献1】小松晴夫、クレーンの安全装置とその取扱方法(8)−ジブクレーン(その2)完−、「クレーン」、日本クレーン協会誌、2002年第40巻、p.20
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7は、フックの巻上動作制御方法の従来の問題点を説明するための図である。
図7において、符号11は船体、12はジブクレーン、20は支軸、21はジブ、24は主巻ロープ、25は主巻ウインチ、26はフック、50,51はそれぞれ滑車、を示している。
【0007】
前述したように、従来の方法では、主巻ウインチ25のドラムの回転の検出結果(ロープの巻き出し長さ)に基づいてフック26の常用上限位置を検出する。この方法では、図7に示すように、ジブ21の配設角度θに応じて、ジブ21の先端からフック26の常用上限位置までの距離が変化する(H(1)>H(2))。この変化は、ジブ21の配設角度θに応じて、主巻ウインチ25からジブ21先端までのロープ長さ(実際には、滑車50と滑車51との距離)が変化することに基づく(S(1)<S(2))。
【0008】
この場合、例えば、ジブ21の配設角度θが大きいとき、フック26からジブ21先端までの距離が十分あるにもかかわらず、フック26を上昇させることができないことから、作業性が低い。
【0009】
また、常用作業範囲を規定する手段を有さない場合は、非常用リミットスイッチの動作回数が増えるため、復旧作業の回数も増える。そのため、作業性が低くなる。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業性の向上に好適な、ジブクレーンにおける巻上動作制御方法及びその装置と、これらに好ましく用いられる吊下長さ算出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明は、ジブを有するクレーンにおける吊り具の巻上動作を制御する装置であって、前記吊り具に接続されるロープの巻き出し長さを検出する第1検出器と、ジブの配設角度を検出する第2検出器と、前記第1検出器の検出結果と前記第2検出器の検出結果とに基づいて、前記ジブ先端から前記吊り具までの距離である吊下長さを算出する算出部と、所定の基準値と前記算出部で算出された前記吊下長さとを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて、前記吊り具の巻上動作を制御する駆動部と、を有することを特徴とする。
【0012】
この巻上動作制御装置では、吊り具に接続されるロープの巻き出し長さの検出結果に加え、ジブの配設角度の検出結果を用いることにより、ジブの配設角度に対応した、ジブ先端から吊り具までの吊下長さが算出される。そして、上記吊下長さが算出される結果、吊り具の動作範囲を比較的広く設定することが可能となる。すなわち、所定の基準値と上記吊下長さとの比較結果に基づいて、比較的広い範囲内で、吊り具の巻上動作が制御される。
【0013】
上記の制御装置において、前記所定の基準値は、例えば、前記吊り具の常用上限位置を規定するものである。
これにより、常に、常用上限位置をジブ先端に近い比較的高い位置に設定することが可能となる。
この場合、前記駆動部は、前記吊下長さが前記所定の基準値を下回ると、前記吊り具の巻上動作を停止させるとよい。
【0014】
本発明の吊下長さ算出方法は、ジブを有するクレーンにおけるジブ先端から吊り具までの吊下長さを算出する方法であって、前記吊り具に接続されるロープの巻き出し長さとジブの配設角度とを検出した結果に基づいて、前記吊下長さを算出することを特徴とする。
【0015】
上記の算出方法において、前記吊下長さは、例えば、三角法により導かれた式に基づいて算出される。
この場合、前記吊下長さの算出は、例えば、ジブの回転支軸、ジブ先端の滑車位置、及びジブの支持体側に配設される滑車位置を特徴位置として用いるとよい。
【0016】
またこの場合、前記三角法により導かれた式を2次の多項式に近似することにより、演算処理の速度向上が図られる。
【0017】
本発明の巻上動作制御方法は、ジブを有するクレーンにおける吊り具の巻上動作を制御する方法であって、前記吊り具の常用上限位置に対応する所定の基準値と、上記の方法で算出された吊下長さとを比較し、前記吊下長さが前記所定の基準値を下回ると、前記吊り具の巻上動作を停止させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明のジブクレーンにおける巻上動作制御方法とその装置、及び吊下長さ算出方法は、吊り具の動作範囲を比較的広く設定することを可能とするものであり、作業性の向上に好ましく用いられる。
また、本発明のジブクレーン及びフローティングクレーンによれば、吊り具の動作範囲が広くなることで、作業性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の好適な実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるフローティングクレーンを模式的に示す側面図である。
フローティングクレーン10は、浮体としての船体11と、船体11上に設置されるジブクレーン12とを主体として構成されている。
【0020】
ジブクレーン12は、船体11上の所定の支軸20を中心に起伏自在に配設されたジブ21(ブーム)と、ジブ21に接続される起伏ロープ22と、起伏ロープ22の巻き上げを行う起伏ウインチ23と、ジブ21に架設される吊荷用の主巻ロープ24と、主巻ロープ24の巻き上げを行う主巻ウインチ25と、主巻ロープ24の先端に取り付けられる吊り具(フック26)とを含んで構成されている。
【0021】
ジブ21の支持体である船体11には、バックステイ28を介して滑車50(シーブ)が取り付けられている。また、ジブ21の先端にも、滑車51(シーブ)が取り付けられている。主巻ロープ24は、滑車50及び滑車51等を介して架設されている。
【0022】
ジブクレーン12では、起伏ウインチ23によって起伏ロープ22の巻き取り/巻き出しを行うことにより、船体11に対するジブ21の配設角度θ(船体11の上面とジブ21との狭角)が変化する。すなわち、起伏ロープ22を巻き取ることにより、ジブ21の配設角度θが大きくなり、起伏ロープ22を巻き出すことにより、ジブ21の配設角度θが小さくなる。また、主巻ウインチ25によって主巻ロープ24の巻き取り/巻き出しを行うことにより、吊荷用のフック26が上下する。すなわち、主巻ロープ24を巻き取ることにより、フック26が上昇し、主巻ロープ24を巻き出すことにより、フック26が下降する。
【0023】
図2は、上記ジブクレーン12の動作を制御する制御装置100の構成を部分的に示す図であり、フック26の巻上動作制御に関わる構成を模式的に示すブロック図である。
【0024】
図2において、符号101は主巻ウインチ25の動作を制御する駆動部、102は主巻ロープ24の巻き出し長さ(繰出量、巻き取り量)を検出する第1検出器、103はジブ21の配設角度を検出する第2検出器、104はジブ21先端からフック26までの距離を算出する算出部、105は所定の比較処理を行う比較部である。第1検出器102及び第2検出器103としては、例えば、ロータリーエンコーダや光検出器等の各種検出器が適用可能である。
【0025】
続いて、図2を参照して、上記ジブクレーン12における巻上動作について、特に、フック26の巻上常用上限停止に関わる動作について説明する。
【0026】
算出部104は、第1検出器102の検出結果と第2検出器103の検出結果とに基づいて、ジブ21先端(滑車51の中心)からフック26までの距離である吊下長さHを算出する。この吊下長さHは、フック26の高さ方向の位置を示し、第1検出器102で検出される主巻ロープ24の巻き出し長さと、第2検出器103で検出されるジブ21の配設角度θとから一意に定まる。吊下長さHの算出方法の一例については後述する。
【0027】
比較部105は、常用上限位置に対応する基準値Huと上記吊下長さHとを常時比較している。そして、吊下長さHが基準値Huを下回る(基準値Huに比べて吊下長さHが短くなる、Hu≦H)と、駆動部101に停止信号を送る。停止信号を受け取ると、駆動部101は、予め保持している速度勾配で巻上動作を電気的に停止する。これにより、所定の常用上限位置において、フック26の巻上動作が停止する。
【0028】
この場合、フック26の巻上常用上限停止位置は、ジブ21の配設角度θによらず、常に一定である。すなわち、ジブ21の配設角度θが大きい状態(垂直に近い状態)でも、小さい状態(水平に近い状態)でも、フック26の巻上動作は、ジブ21先端から一定の距離(基準値Hu)で自動的に停止する。
【0029】
したがって、本例のジブクレーン12では、従来に比べて、フック26の動作範囲を広く設定する、すなわち、常用上限位置を常にジブ21先端に近い比較的高い位置に設定することが可能となり、その結果、作業性の向上が図られる。
【0030】
(吊下長さの算出方法)
次に、ジブ21先端からフック26までの距離である吊下長さHの算出方法の一例について図3を参照して説明する。
【0031】
吊下長さH(巻き下げ方向を正)は、次式(1)にて算出される。
ここで、
:ジブ21の初期角度θ(例えば45°)における初期ロープ長さ(例えば、非常上限リミットスイッチ位置)、
△H:ジブ21の配設角度がθから△θ変化したときの、吊下長さHの変化量(巻き下げ方向を正)、
△H:主巻ウインチ25の運転に伴う吊下長さHの変化量(巻き下げ方向を正)、
α:ロープの伸びなどを考慮して設定される補正値、
θ:ジブの配設角度[rad](ジブを起こす方向を正)、
である。
【0032】
【数1】

【0033】
なお、Hの値は不揮発性メモリに記憶しておき、制御装置の電源が切れた場合であっても内容がクリアされないようにする。△H、及び△Hの計算式について次に説明する。なお、H算出のための初期設定方法については後述する。
【0034】
図3において、バックステイ28の滑車50の中心位置(P2)からジブ21の先端の滑車51の中心位置(P1)までの距離Sは、次式(2)によって算出される。
ここで、
L:ジブ21の支軸20(P3)からジブ21の先端の滑車51の中心位置(P1)までの距離、
A:バックステイ28の滑車50の中心位置(P2)からジブ21の支軸20(P3)までの垂直距離、
B:バックステイ28の滑車50の中心位置(P2)からジブ21の支軸20(P3)までの水平距離、
C:船体11の上甲板からジブ21の支軸20(P3)までの垂直距離、
である。
【0035】
【数2】

【0036】
したがって、ジブ21の配設角度がθからθに変化した時のSの変化量△Sは次式(3)で表される。
【0037】
【数3】

【0038】
本例では主巻ロープ24の条数が8条のため、△Hは次式(4)となる。
【0039】
【数4】

【0040】
式(4)は非線形の計算を多く含み、このままの形では制御装置の負担が大きくなることから、式(4)を2次の多項式である次式(5)に近似する。
ここで、
:近似式の定数項、
:近似式の1次係数、
:近似式の2次係数、
である。
【0041】
【数5】

【0042】
主巻ロープ24の巻き出し長さ(繰出量)を△lとすると、△Hは次式(6)で表される。
【0043】
【数6】

【0044】
そして、△H及び△Hを式(1)に入れることにより、ジブ21先端からフック26までの距離である吊下長さHが算出される。
【0045】
続いて、H算出のための初期設定方法について図4〜図7を参照して説明する。
【0046】
まず、図4に示すように、上記初期角度θとして、ジブ21の配設角度θを45°とし、フック26を常用上限近辺まで巻き上げる。
【0047】
次に、制御装置の操作盤内の「初期高さ設定」スイッチをONにする。これにより、現在設定されている常用上限は無効となり、非常上限までの運転が可能となる。
【0048】
次に、図5に示すように、非常上限においてフック26が停止した位置で、HにHを代入する。この段階で、初期高さHがHに記憶される。
【0049】
次に、操作盤内の所定のボタンを押しながら、非常上限(リミットスイッチ)が解除されるまで巻き下げ運転を行う。非常上限(リミットスイッチ)が解除された後、「初期高さ設定」スイッチをOFFとし、設定作業を終了する。
【0050】
以上説明したように、本例のジブクレーンでは、フックの吊下長さHを算出することにより、フックの動作範囲を比較的広く設定することが可能となり、作業性の向上が図られる。
【0051】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本例にかかるフローティングクレーンを模式的に示す側面図である。
【図2】ジブクレーンの動作を制御する制御装置構成を部分的に示す図であり、フックの巻上動作制御に関わる構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】吊下長さの算出方法の一例について説明するための図である。
【図4】吊下長さの算出のための初期設定方法を説明するための図である。
【図5】吊下長さの算出のための初期設定方法を説明するための図である。
【図6】吊下長さの算出のための初期設定方法を説明するための図である。
【図7】フックの巻上動作制御方法の従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
【0053】
10…フローティングクレーン、11…船体、12…ジブクレーン(ジブを有するクレーン)、20…支軸、21…ジブ、22…起伏ワイヤ、23…起伏ウインチ、24…主巻ロープ、25…主巻ウインチ、26…フック(吊り具)、28…バックステイ、50,51…滑車、100…制御装置、101…駆動部、102…第1検出器、103…第2検出器、104…算出部、105…比較部、H…吊下長さ、Hu…基準値。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジブを有するクレーンにおける吊り具の巻上動作を制御する装置であって、
前記吊り具に接続されるロープの巻き出し長さを検出する第1検出器と、
ジブの配設角度を検出する第2検出器と、
前記第1検出器の検出結果と前記第2検出器の検出結果とに基づいて、前記ジブ先端から前記吊り具までの距離である吊下長さを算出する算出部と、
所定の基準値と前記算出部で算出された前記吊下長さとを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて、前記吊り具の巻上動作を制御する駆動部と、を有することを特徴とするジブを有するクレーンにおける巻上動作制御装置。
【請求項2】
前記所定の基準値は、前記吊り具の常用上限位置を規定するものであることを特徴とする請求項1に記載のジブを有するクレーンにおける巻上動作制御装置。
【請求項3】
前記駆動部は、前記吊下長さが前記所定の基準値を下回ると、前記吊り具の巻上動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載のジブを有するクレーンにおける巻上動作制御装置。
【請求項4】
ジブを有するクレーンにおけるジブ先端から吊り具までの吊下長さを算出する方法であって、
前記吊り具に接続されるロープの巻き出し長さとジブの配設角度とを検出した結果に基づいて、前記吊下長さを算出することを特徴とするジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法。
【請求項5】
前記吊下長さは、三角法により導かれた式に基づいて算出されることを特徴とする請求項4に記載のジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法。
【請求項6】
前記吊下長さの算出は、ジブの回転支軸、ジブ先端の滑車位置、及びジブの支持体側に配設される滑車位置を特徴位置とすることを特徴とする請求項5に記載のジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法。
【請求項7】
前記三角法により導かれた式を2次の多項式に近似することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法。
【請求項8】
ジブを有するクレーンにおける吊り具の巻上動作を制御する方法であって、
前記吊り具の常用上限位置に対応する所定の基準値と、請求項4から請求項7のいずれかに記載の方法で算出された吊下長さとを比較し、
前記吊下長さが前記所定の基準値を下回ると、前記吊り具の巻上動作を停止させることを特徴とするジブを有するクレーンにおける巻上動作制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−69757(P2006−69757A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−256855(P2004−256855)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000198363)石川島運搬機械株式会社 (292)
【Fターム(参考)】