説明

スイッチング電源装置

【課題】処理速度が低速で安価なCPUを用いても、過電流保護動作を高速でかつ確実に行うことを可能とすること。
【解決手段】本スイッチング電源装置は、制御パルスに応答してスイッチング動作するスイッチ回路(DC/DCコンバータ)16と、上記スイッチ回路に制御パルスを出力制御する、CPU261を含むデジタル制御部26と、スイッチング電源装置の過電流状態を検出する検出回路20と、上記検出回路20による過電流検出信号を保持するラッチ回路22と、上記DC/DCコンバータの制御パルス入力ラインに介装されて上記ラッチ回路22が過電流検出信号を保持したときに上記DC/DCコンバータ16のスイッチング素子Q2への制御パルスの入力を停止させるゲート回路24とを備え、デジタル制御部26は、過電流検出信号が過電流検出回路20から入力されるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力を変換・調整するために内部回路の一部をオンオフできるスイッチング素子を用いたもので過電流保護機能を備えたスイッチング電源装置にかかり、特には、PFC回路(力率改善回路)やDC/DCコンバータ等のスイッチング素子を含むスイッチ回路を備え、そのスイッチング素子の入力部にデジタル制御部が発生する制御パルスを印加制御して、そのスイッチング素子のスイッチング動作を制御するスイッチング電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2003−259640号公報には、入力された電力をスイッチングすることによりパルス状のスイッチング出力を生成するスイッチ回路と、そのスイッチング出力を直流に変換して出力する出力回路と、上記スイッチ回路のスイッチング動作を制御するCPU搭載のデジタル制御部(DSP:デジタルシグナルプロセッサ)とを備えたスイッチング電源装置が開示されている。このスイッチング電源装置では、デジタル制御部により出力電圧を高精度に安定させるようデジタル制御することができるもの、とされている。
【0003】
このようなデジタル制御部を備えたスイッチング電源装置において、上記公報には記載されていないが、CPU(中央処理装置)に過電流検出信号が入力されると、CPUからスイッチ回路に対してそのスイッチング動作を制御する制御パルスを出力停止の状態に強制することにより過電流保護動作を行うことが可能である。過電流は、出力短絡等に起因するものであり、当該スイッチング電源装置自体の破壊に至るものであるから、高速で過電流保護動作を行うことが要求される。
【0004】
しかしながら、上記CPUでは過電流検出信号の入力に応答して過電流保護ルーチンの割り込み処理をし、過電流保護動作を行うとした場合、過電流検出信号の入力から過電流保護動作が行われるまでに時間がかかり、過電流保護動作が遅れてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、過電流が無い状態でも、常時、割り込み処理で過電流検出の読み取りを行うようにすると、その割り込み処理にCPUが占有されてしまい、スイッチング電源装置全体におけるCPUの処理能力が低下する。勿論、高速で割り込み処理することができるCPUを備えることによりCPUの処理能力の低下を防止することができても、それでは、高価なCPUが必要となる。また、割り込み処理の検出で過電流保護を行う以上は過電流保護の動作に時間がかかることには変わりがない。
【0006】
また、特開平08−146052号公報にはCPUを用いて過電流保護を行う場合に、過電流検出に際してのCPUに対する割り込み処理を少なくし、確実に過電流検出を行うことができる、とされている技術が開示されている。
【0007】
しかしながら、この公報に開示されているものでは、割り込み処理を少なくしても割り込み処理で過電流を検出し、その後で過電流保護を行う以上は過電流保護の動作に時間がかかることには変わりがない。
【特許文献1】特開2003−259640号公報
【特許文献2】特開平08−146052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明により解決すべき課題は、処理速度が低速で安価なCPUを用いても、そのCPUの処理能力に極力影響を及ぼすことなく過電流保護動作を高速でかつ確実に行うことを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明によるスイッチング電源装置は、制御パルスに応答してスイッチング動作するスイッチ回路と、上記スイッチ回路に制御パルスを出力制御する、CPUを含むデジタル制御部と、当該スイッチング電源装置の過電流状態を検出する過電流検出回路と、上記過電流検出回路による過電流検出信号を保持するラッチ回路と、上記ラッチ回路が保持する過電流検出信号に応答して上記スイッチ回路への制御パルスの入力を阻止するゲート回路と、を備え、上記デジタル制御部のCPUは、上記過電流検出信号の入力に応答して1種以上の処理を実行することが可能になっていることを特徴とするものである。
【0010】
上記スイッチ回路には交流電源から供給される電流の位相及び波形を電圧波形に近づけることにより力率を改善する力率改善(PFC:Power Factor Collection)回路、このPFC回路からの直流電力を別の直流電力に変換するDC/DCコンバータ等、デジタル制御部から制御パルスによりスイッチング動作を制御されるスイッチング素子を備えた回路を含む。
【0011】
デジタル制御部はCPUを含む制御部であれば特に限定されず、マイクロコンピュータ、DSP等を含む。また、CPUの内蔵個数は1つでも複数でもよい。DSPは高速処理を要求される場合に好ましい。
【0012】
上記過電流検出信号の入力に応答して1種以上の処理とは、例えば、過電流検出信号の入力に応答して、過電流に対応した他の処理、例えば、過電流の原因究明処理や当該デジタル制御部搭載のプログラムに基づく他の付加機能の実行処理、等において1種以上の処理のことである。
【0013】
本発明においては、過電流検出回路により過電流が検出されると、その過電流検出回路からの過電流検出信号はラッチ回路で保持されると同時にゲート回路がその過電流検出信号に応じて制御パルスがスイッチ回路に入力することを停止させるので、過電流保護動作はデジタル制御部内部のCPU上のプログラム実行による割り込み処理を通さずにハードウェアで直接行うことが可能となり、過電流保護動作を高速で行うことができる。その一方、本発明では、デジタル制御部が備えるCPUは過電流保護動作を高速で行う必要がなくなるので、安価で処理速度が遅いCPUであっても、過電流検出信号の入力に応答して過電流に対応した他の処理、例えば、過電流の原因究明処理や当該デジタル制御部搭載のプログラムに基づく他の付加機能を実行することができる。
【0014】
(2)本発明の好適な一態様は、上記デジタル制御部が、上記ラッチ回路の保持動作をリセット制御することが可能になっていることである。
【0015】
この態様では、次の過電流に対して、対応することができる。
【0016】
(3)本発明の好適な一態様は、上記デジタル制御部が、マイクロコンピュータまたはデジタルシグナルプロセッサにより構成されていることである。
【0017】
(4)本発明の好適な一態様は、上記ゲート回路が、一方の入力部にラッチ回路の過電流検出信号が入力され、残り他方の入力部に上記デジタル制御部からの制御パルスが入力されるANDゲートで構成されているである。
【0018】
(5)本発明の好適な一態様は、上記スイッチ回路がDC/DCコンバータであり、上記過電流検出回路が、上記DC/DCコンバータ内のスイッチング素子の出力部に接続された抵抗であり、かつ、この抵抗の両端間に発生する電圧により過電流検出信号が形成されることである。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、処理速度が低速で安価なCPUを用いても、そのCPUの処理能力の低下等の影響を及ぼすことなく過電流保護動作を高速でかつ確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るスイッチング電源装置を説明すると、図1はスイッチング電源装置の回路構成を示す。
【0021】
図1において、10は商用の交流電源、12は全波整流回路、14はPFC回路、16はDC/DCコンバータ、18は各種状態の検出回路、20は過電流の検出回路、22は過電流信号のラッチ回路、24はAND回路よりなるゲート回路、26はマイクロコンピュータからなるデジタル制御部、28は液晶表示装置等からなる表示部、30はローパスフィルタである。
【0022】
以上の構成において、PFC回路14は、交流電源10の交流電源電圧を全波整流回路12で整流した整流電圧をインダクタンス素子RL1と、MOS型FET等からなるスイッチング素子Q1(インダクタンス素子RL1とスイッチング素子Q1とにより昇圧チョッパを構成する。)と電流検出抵抗R3との直列回路に入力してデジタル制御部26からの制御パルスでスイッチング素子Q1をオン/オフして交流電源10の力率を改善するとともに、ダイオードD1と平滑コンデンサC1とにより直流の出力電圧を得るものである。
【0023】
デジタル制御部26には抵抗R1,R2の分圧電圧が入力電圧、抵抗R4,R5の分圧電圧が出力電圧、電流検出抵抗R3を通過する電流が入力電流としてそれぞれ各A/D変換の入力ポート(A/D2,A/D1、A/D3)に入力される。また、デジタル制御部26の入出力ポート(I/O1)から制御パルスがスイッチング素子Q1の入力部に印加されるようになっている。なお、PFC回路14は、実施形態に限定されず、連続型、不連続型、共振型、Lインプット型、降昇圧型等の各種を含むことができる。
【0024】
DC/DCコンバータ16は、PFC回路14からの直流出力が一次側巻線L1の巻線一端側に印加されるコンバータトランスTSと、このコンバータトランスTSの一次側巻線L1の巻線他端側に接続されたMOS型FET等からなるスイッチング素子Q2と、整流ダイオードD2と、平滑コンデンサC2とを備える。
【0025】
なお、DC/DCコンバータ16は、PFC回路14からの直流出力をDC/DC変換することができるものでスイッチング素子を備えたものであれば、その種類を問わず、実施形態に限定されない。例えば、フォワード型、フェーズシフト型、複合共振型、擬似共振型、フライバック型、ハーフブリッジ型、アクティブクランプ型、等を含むことができる。
【0026】
DC/DCコンバータ16のスイッチング素子Q2の出力部には過電流検出回路20内の過電流検出抵抗R6が接続されている。
【0027】
ラッチ回路22は、詳細構成は図示しないが、内部に基準電圧と過電流検出抵抗R6の両端間電圧とを比較し、当該両端間電圧が基準電圧を超えたとき、ローレベルの過電流検出信号を保持しかつその信号をゲート回路24内のANDゲートG1の一方の入力部とデジタル制御部26の入出力ポート(I/O4)に出力することができるようになっている。
【0028】
ゲート回路24は制御パルス入力ラインに介装されており、その内部にANDゲートG1を備える。このANDゲートG1は、一方の入力部にラッチ回路22の出力を入力し、他方の入力部にデジタル制御部26の入出力ポート(I/O2)からの制御パルスを入力するようになっている。
【0029】
検出回路18は、出力電圧が一定値を超えたか否かを示す信号をデジタル制御部26の入出力ポート(I/O5)にローパスフィルタ30を介して入力するようになっている。
【0030】
以上の構成において、交流電源10から入力する商用電源は全波整流回路12で全波整流され、PFC回路14により力率を改善された直流に変換されたうえでDC/DCコンバータ16に供給され、他の直流に変換されて出力される。このDC/DCコンバータ16の出力電圧は出力端子OUTから図示略の負荷に供給される。
【0031】
デジタル制御部26はCPU261およびRAM,マスクROM、EPROM、EEPROM等の各種メモリ262を内蔵しており、このCPU261は検出回路18の出力電圧検出に関わるデジタル値に基づきメモリ262に格納しているプログラム(マイクロコンピュータの各種動作を制御する為のメイン処理、割り込み処理等のプログラム)に従い所要の演算を行い、この演算値に対応して入出力ポート(I/O2)からゲート回路24のANDゲートG1を通じてDC/DCコンバータ16のスイッチング素子Q2の入力部(ゲート)に周期制御した制御パルスを印加して、DC/DCコンバータ16の動作を制御し、出力電圧の安定化制御を行うと共に、入出力ポート(I/O6)から表示部28に必要な情報を表示させるように制御する。
【0032】
デジタル制御部26は、図示略のAD変換部、PWMタイマを内蔵し、基準電圧を必要としないで、定電圧制御時の電圧を所望の値に設定できるようになっている。すなわち、検出回路18のアナログ検出値をAD変換部でデジタル値に変換し、この変換したデジタル値と目標値とが同じ値となるようにPWMタイマ(一定周期のパルス幅可変装置)にデータを送信し、デューティ変調することにより、所望とする定電圧を得るための制御パルスを生成する。
【0033】
デジタル制御部26はその入力ポート(A/D1,A/D2,A/D3)を通じてCPU261にPFC回路14からのアナログ入力電圧、入力電流、出力電圧をA/D変換しそのA/D変換したデジタル値に基づいてCPU261で所要の演算を行い、その演算に対応して入出力ポート(I/O1)を通じてPFC回路14のスイッチング素子Q1の入力部へ印加周期を制御した制御パルスを印加してPFC回路14の力率改善動作を制御することができるようになっている。
【0034】
そして、過電流発生時にはスイッチング素子Q2の出力部からの過電流により抵抗6の両端間電圧が上昇する。ラッチ回路22は抵抗R6の両端間電圧を基準電圧と比較したうえでこの両端間電圧が基準電圧を超えたときはローレベルの過電流検出信号をゲート回路24に出力すると共に、デジタル制御部26の入出力ポート(I/O4)にも出力する。
【0035】
ゲート回路24は内部のANDゲートG1の一方の入力部にラッチ回路22の過電流検出信号が入力され、他方の入力部にデジタル制御部26の入出力ポート(I/O2)からの制御パルスが入力されるようになっているので、ANDゲートG1は閉じて制御パルスはDC/DCコンバータ16のスイッチング素子Q2に印加されなくなり、即座にDC/DCコンバータ16の動作が停止される。その結果、過電流からスイッチング電源装置を保護することができる。
【0036】
一方、デジタル制御部26は、メモリ262にプログラム以外に格納されている過電流参照テーブルを参照して過電流検出信号の入力に基づいて過電流状態を検出することができ、その過電流に対応した必要な制御処理を実行することができる。また、デジタル制御部26は表示部28に過電流状態を表示してユーザに知らせることが可能である。
【0037】
図2を参照してデジタル制御部26のCPU261におけるプログラムに基づく過電流検出を説明すると、開始して、ステップn1でCPU261はラッチ回路22から過電流検出信号が入力されたか否かを判断し、過電流検出信号が入力されていないときは過電流状態で無いとしてステップn2でスイッチング電源装置全体の処理をプログラム実行する。この全体処理の説明は略する。
【0038】
CPU261は、ステップn1でラッチ回路22から過電流検出信号が入力されたと判断したときステップn3で入力ポート(A/D1,A/D2,A/D3)を通じてPFC回路14から入力電圧、入力電流、出力電圧を取り込むと共にA/D変換しそのA/D変換したデジタル値に基づいて所要の演算を行って、PFC回路14の動作を確認する。
【0039】
この確認の結果、ステップn4でPFC回路14が正常で無いと判断すると、ステップn5で表示部28にアラーム表示させる。このアラームは表示部28で文字や図形等で表示してもよいし、図示略の音声合成機能により図示略のスピーカから音声によりアラームさせてもよい。
【0040】
ステップn4でPFC回路14が正常であると判断したとき、ステップn6でラッチ回路22に過電流検出信号の保持を解除(リセット解除)する。これにより、ゲート回路24内のANDゲートG1の一方の入力部がハイレベルになって開く結果、デジタル制御部26からの制御パルスはANDゲートG1を介してDC/DCコンバータ26のスイッチング素子Q2の入力部に供給することができるようになる。次いで、ステップn7でデジタル制御部26はその入出力ポート(I/O5)から入力する検出回路18の検出信号に基づいて出力電圧が正常であるか否かを判断し、正常でなければステップn8で上記と同様にアラーム処理を行い、正常であれば、ステップn2の全体処理に移行する。
【0041】
以上から、本実施形態では、過電流保護動作はデジタル制御部26を通さずに過電流検出抵抗R6、ラッチ回路22、ANDゲートG1というハードウェアで実施するために、デジタル制御部26による割り込み処理等のソフトウエアに依存しないので、過電流保護動作を高速で行うことができる。
【0042】
一方、デジタル制御部26のCPU261では過電流保護動作を高速で行う必要がなくなるので、安価で処理速度が遅いCPUを用いることができる。また、デジタル制御部26では、ラッチ回路22からの過電流検出信号が入力されるので、この過電流検出信号に応答して過電流に対応した他の処理、例えば、過電流の原因究明処理や当該デジタル制御部搭載のプログラムに基づく他の付加機能を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。
【図2】図2は上記スイッチング電源装置のデジタル制御部の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
10は交流電源
12は全波整流回路
14はPFC回路
16はDC/DCコンバータ
18は検出回路
20は過電流検出回路
22はラッチ回路
24はゲート回路
26はデジタル制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御パルスに応答してスイッチング動作するスイッチ回路と、
上記スイッチ回路に制御パルスを出力制御する、CPUを含むデジタル制御部と、
当該スイッチング電源装置の過電流状態を検出する過電流検出回路と、
上記過電流検出回路による過電流検出信号を保持するラッチ回路と、
上記ラッチ回路が保持する過電流検出信号に応答して上記スイッチ回路への制御パルスの入力を阻止するゲート回路と、を備え、
上記デジタル制御部のCPUは、上記過電流検出信号の入力に応答して1種以上の処理を実行することが可能になっている、ことを特徴とするスイッチング電源装置。
【請求項2】
上記デジタル制御部は、上記ラッチ回路の保持動作をリセット制御することが可能になっている、ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
【請求項3】
上記デジタル制御部は、マイクロコンピュータまたはデジタルシグナルプロセッサにより構成されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
【請求項4】
上記ゲート回路は、一方の入力部にラッチ回路の過電流検出信号が入力され、残り他方の入力部に上記デジタル制御部からの制御パルスが入力されるANDゲートで構成されている、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
【請求項5】
上記スイッチ回路がDC/DCコンバータであり、
上記過電流検出回路が、上記DC/DCコンバータ内のスイッチング素子の出力部に接続された抵抗であり、かつ、この抵抗の両端間に発生する電圧により過電流検出信号が形成される、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のスイッチング電源装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−99440(P2008−99440A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−278323(P2006−278323)
【出願日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】