説明

スクラップシュレッダー設備

【課題】破砕処理に適さないスクラップ原料が投入された場合に、これを簡易な機構により迅速且つ安全に系外に排除することが可能なスクラップシュレッダー設備を提供する。
【解決手段】スクラップを破砕処理するシュレッダー1と、破砕処理後のスクラップを磁気選別する磁気選別機2を備え、スクラップを連続搬送しながら破砕・選別を行うスクラップシュレッダー設備において、シュレッダー1と磁気選別機2との間の搬送経路の途中に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部3aを有する。好ましくは、磁気選別機2の入側に、スクラップに含まれる磁気選別不適物を落下させて系外に排出するための排出部3bを有し、また、シュレッダー1の入側に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部3cを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクラップを破砕・選別し、良質な鉄スクラップを回収するためのスクラップシュレッダー設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、廃自動車や建築廃材などの鉄スクラップが製鉄原料(鉄源)として利用されている。製鉄原料として利用するために、鉄スクラップはシュレッダー設備において破砕・選別(磁気選別、風力選別等)され、良質な鉄スクラップのみが製鉄原料として回収される(例えば、特許文献1)。
シュレッダー設備で破砕・選別されるスクラップ原料中には、破砕不適物(破砕できない鉄の塊等)が含まれる場合があり、このような破砕不適物が設備に投入されると、シュレッダーの損傷などの操業トラブルが発生する恐れがある。このため従来では、運転手が投入スクラップを目視で監視し、或いは異常音や異常振動が発生していないかを監視し、これらにより破砕不適物が投入されたと判断された場合に、その都度、設備全体を停止させ、設備点検と破砕不適物の人力による排除作業を行っている。
【0003】
しかし、シュレッダーの破砕用ロータは、慣性のために停止させるのに時間がかかるため、設備の停止には長時間を要し、また、破砕不適物は重量物で且つ高温、鋭利な形状である場合が多いため、人力による破砕不適物の排除は、重労働で危険を伴う作業となる。
このような問題に対して、例えば、特許文献2には、破砕不適物の排出機構を備えた破砕装置(シュレッダー)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−84603号公報
【特許文献2】実開平5−70652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献2の破砕装置も、破砕不適物を機外に排除するには、運転を停止する必要があり、上述したような問題に対する根本的な解決手段にはなり得ない。
したがって本発明の目的は、破砕処理に適さないスクラップ原料が投入された場合に、これを簡易な機構により迅速且つ安全に系外に排除することが可能なスクラップシュレッダー設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は以下を要旨とするものである。
[1]スクラップを破砕処理するシュレッダー(1)と、破砕処理後のスクラップを磁気選別する磁気選別機(2)を備え、スクラップを連続搬送しながら破砕・選別を行うスクラップシュレッダー設備において、シュレッダー(1)と磁気選別機(2)との間の搬送経路の途中に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3a)を有することを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
[2]上記[1]の設備において、磁気選別機(2)の入側に、スクラップに含まれる磁気選別不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3b)を有することを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
【0007】
[3]上記[1]または[2]の設備において、シュレッダー(1)の入側に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3c)を有することを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの設備において、シュレッダー(1)は、破砕不適物をシュレッダー出側に排出するための開閉可能な排出口(4)を有し、排出部(3a)は、排出口(4)の開放に連動して破砕不適物を排出することを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかの設備において、排出部(3a)は、スクラップを搬送するコンベアの下方に位置する排出ダクト(12)と、回動可能に構成され、所定の回動位置において、前記コンベアの終端から落下するスクラップを排出ダクト(12)の入口にガイドするガイド板(13)を備えることを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
【発明の効果】
【0008】
本発明のスクラップシュレッダー設備によれば、破砕処理に適さないスクラップ原料(破砕不適物)が投入された場合に、これを簡易な機構により迅速且つ安全に系外に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明のスクラップシュレッダー設備の一実施形態を模式的に示す説明図
【図2】図1に示されるスクラップシュレッダー設備を構成する磁気選別機とその入側に設けられる磁気選別不適物の排出部を部分的に示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のスクラップシュレッダー設備は、スクラップを破砕処理するシュレッダー1と、破砕処理後のスクラップを磁気選別する磁気選別機2を備え、スクラップを連続搬送しながら破砕・選別を行う設備であって、シュレッダー1と磁気選別機2との間の搬送経路の途中に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部3aを有する。また、(i)磁気選別機2の入側に、スクラップに含まれる磁気選別不適物を落下させて系外に排出するための排出部3bを有すること、(ii)シュレッダー1の入側に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部3cを有すること、が好ましい。
【0011】
図1および図2は、本発明のスクラップシュレッダー設備の一実施形態を模式的に示すものであり、図1は全体説明図、図2は磁気選別機とその入側に設けられる磁気選別不適物の排出部を部分的に示す説明図である。
このスクラップシュレッダー設備は、入側から順に、スクラップを破砕処理するシュレッダー1と、このシュレッダー1の出側位置においてスクラップ中のダストなどを分離除去する第1の風力選別機5aと、スクラップに含まれる破砕不適物を系外に排出するための排出部3aと、スクラップからダストなどを分離除去する第2の風力選別機5bと、スクラップを磁気選別する第1および第2の磁気選別機2a,2bを備えている。この実施形態では、磁気選別機2a,2bで2段階の磁気選別を行うものである。
【0012】
また、シュレッダー1の入側には、スクラップに含まれる破砕不適物を系外に排出するための排出部3cが設けられている。
さらに、磁気選別機2aの入側には、スクラップに含まれる磁気選別不適物を系外に排出するための排出部3bが設けられている。スクラップ原料中には磁気選別不適物(鉄の塊や長尺スクラップ)も含まれており、このような磁気選別不適物は、磁気選別機2aをうまく通過できず、磁気選別機2aの入側で滞留してしまう。例えば、長尺スクラップの場合には、図2に示すように端部のみが回転ドラム20に吸着されるような形で滞留してしまう。そこで、磁気選別機2aの入側に排出部3bを設け、スクラップに含まれる磁気選別不適物を選択的に系外に排出できるようにしたものである。
【0013】
前記シュレッダー1は、機体7とその内部に設けられる破砕用ロータ8を有するもので、この破砕用ロータ8は、複数のハンマ80を有している。
機体7の一方には、材料供給部70が設けられるとともに、他方(反対側)分には格子状の材料排出部71が設けられ、破砕用ロータ8で所定のサイズまで破砕されたスクラップのみが、格子状の材料排出部71を通過して機外に排出されるようになっている。さらに、シュレッダー1の機体7には、スクラップに含まれる破砕不適物をシュレッダー出側に排出するための開閉可能な排出口4が設けられている。この排出口4は材料排出部71の上方位置に設けられ、開閉扉40が取付けられている。この開閉扉40は、駆動装置(図示せず)により開閉する。
【0014】
前記第1の風力選別機5aは、シュレッダー1の出側位置に設けられた振動コンベア9と、その上方に設けられたフード10と、その位置に風力選別用のキャリアガスを供給するガス供給手段(図示せず)などから構成されている。この風力選別機5aでは、シュレッダー1の材料排出部71から排出されて落下するスクラップに対向してキャリアガスを流し、スクラップに含まれるダストなどをキャリアガスに随伴させて排出ライン26に導き、ダストをサイクロン28で回収(集塵)する。
【0015】
前記排出部3aは、前記風力選別機5aの出側に設けられ、搬送方向に向かって上向きに傾斜したコンベア11と、このコンベア11の下方に位置する排出ダクト12と、回動可能に構成され、所定の回動位置(図1において仮想線で示す位置)において、コンベア11の終端から落下するスクラップを排出ダクト12の入口にガイドするガイド板13などから構成されている。この回動可能なガイド板13は、駆動装置(図示せず)により駆動し、常態の回動位置において排出ダクト12の入口を塞いでいる。通常では、コンベア11の終端から落下したスクラップが、風力選別機5bを構成するコンベア14に引き継がれ、下流側に搬送されるが、スクラップ中に含まれる破砕不適物を系外に排出する場合には、ガイド板13を上記のように回動させ、このガイド板13により、コンベア11の終端から落下する破砕不適物を排出ダクト12の入口にガイドする。
【0016】
前記第2の風力選別機5bは、前記排出部3aの出側に設けられ、搬送方向に向かって上向きに傾斜したコンベア14と、このコンベア14の終端の下方に位置する振動コンベア15と、その上方に位置するフード16と、その位置に風力選別用のキャリアガスを循環供給するガス供給ライン17などから構成されている。この風力選別機5bでは、コンベア14の終端から落下するスクラップに対向してキャリアガスを流し、スクラップに含まれるダストなどをキャリアガスに随伴させて排出ライン27に導き、ダストをサイクロン29で回収(集塵)する。
【0017】
前記磁気選別機2a,2bは、磁気吸着のための電磁石を内蔵した回転ドラム20を有するドラム式の磁気選別機であり、供給されたスクラップ中の鉄系スクラップを回転ドラム20に吸着して下流側に払い出す一方で、回転ドラム20に吸着しなかった非鉄系スクラップを下方に落下させることで、分離除去する。磁気選別機2a,2bの回転ドラム20の下方には、回転ドラム20に吸着しなかったスクラップをコンベア19上に落下・排出するための排出ダクト21が設けられている(但し、磁気選別機2bの排出ダクト21は図示せず)。図において、18は磁気選別機2a,2b間に設けられる振動コンベア、19は磁気選別機2a,2bで分離除去された非鉄系スクラップを受けて搬送するためのコンベアである。
【0018】
前記排出部3bは、前記排出ダクト21の途中から分岐した排出ダクト22と、回動可能に構成され、所定の回動位置(図1および図2において仮想線で示す位置)において、前記排出ダクト21を落下するスクラップを排出ダクト22の入口にガイドするガイド板23などから構成されている。この回動可能なガイド板23は、駆動装置(図示せず)により駆動し、常態の回動位置において排出ダクト22の入口を塞いでいる。この排出部3bにおいて、スクラップ中に含まれる磁気選別不適物を系外に排出する場合には、後述するように磁気選別機2aの回転ドラム20の磁力を停止させた上で、ガイド板23を上記のように回動させ、このガイド板23により、排出ダクト21内を落下する磁気選別不適物を排出ダクト22の入口にガイドする。
【0019】
前記排出部3cは、シュレッダー1の材料供給部70にスクラップを供給するための供給コンベア6の終端(シュレッダー入側位置)の下方に設けられる排出ダクト24と、回動可能に構成され、所定の回動位置(図1において仮想線で示す位置)において、供給コンベア6の終端から払い出されるスクラップを排出ダクト24の入口にガイドするガイド板25などから構成されている。この回動可能なガイド板25は、駆動装置(図示せず)により駆動し、常態の回動位置において排出ダクト24の入口を塞いでいる。通常では、供給コンベア6の終端から払い出されるスクラップが、シュレッダー1の材料供給部70に供給されるが、スクラップ中に含まれる破砕不適物を系外に排出する場合には、ガイド板25を上記のように回動させ、このガイド板25により、供給コンベア6の終端から払い出される破砕不適物を排出ダクト24の入口にガイドする。
【0020】
前記排出部3a〜3cの操作タイミングを計るため、シュレッダー1の入側位置、磁気選別機2aの入側位置でのスクラップを監視するための監視カメラ41,42(ITV)が設けられ、さらに、排出部3a〜3cから排出されたスクラップを監視するための監視カメラ43,44,45(ITV)が、排出ダクト12,22,24の下方にそれぞれ設けられている。
その他図面において、26,27は風力選別されたダスト等の排出ライン、
28,29はこれら排出ライン26,27に設けられたサイクロン、30は湿式集塵機、31,32は吸引ブロア、33は振動コンベア、34はコンベアである。
なお、本実施形態では、シュレッダー1で破砕処理されたスクラップを選別するために、磁気選別機2のみを用いているが、例えば、揺動選別機のような非磁気式の選別機を併用してもよい。
【0021】
以下、本発明のスクラップシュレッダー設備の操業方法を、図1および図2の実施形態を例に説明する。
図1および図2に示すスクラップシュレッダー設備では、供給コンベア6から設備内に連続供給されるスクラップは、シュレッダー1で破砕処理された後、風力選別機5a,5bで風力選別されることでダストなどが分離除去され、次いで、磁気選別機2a,2bで磁気選別されることで良質の鉄系スクラップが得られる。
【0022】
シュレッダー1の入側位置では、監視カメラ41により設備に投入されるスクラップの監視がなされ、モニターで破砕不適物が確認された場合、排出部3cのガイド板25を所定位置(図1の仮想線の位置)に回動させ、供給コンベア6の終端から落下する破砕不適物を排出ダクト24の入口に導き、排出ダクト24を通じて系外に排出する。監視カメラ45の監視により破砕不適物が系外に排出されたことが確認されると、ガイド板25を元の位置(図1の実線の位置)に回動復帰させ、通常通りスクラップをシュレッダー1に供給する。
【0023】
排出部3cにおいて全ての破砕不適物を排除することは難しく、破砕不適物の一部は不可避的にシュレッダー1に投入されてしまう。シュレッダー1では、発生する振動や騒音によりに破砕不適物の投入が判断できるので、その判断に基づき開閉扉40が開かれ、これにより破砕不適物が排出口4から排出される。排出部3aでは、この開閉扉40の開放と連動して、ガイド板13を所定位置(図1の仮想線の位置)に回動させ、コンベア11の終端から落下する破砕不適物を排出ダクト12の入口に導き、排出ダクト12を通じて系外に排出する。監視カメラ43の監視により破砕不適物が系外に排出されたことが確認されると、ガイド板13を元の位置(図1の実線の位置)に回動復帰させ、通常通りスクラップを搬送経路の下流側(風力選別機5b側)に搬送する。
上記のように開閉扉40の開放と連動してガイド板13を回動させる場合、開閉扉40の開放と同時にガイド板13が自動的に回動するようにしてもよいし、或いは、スクラップの搬送速度に基づいて排出口4から排出部3aに達するまでの時間が求まるので、開閉扉40を開放後、その時間が経過した時点でガイド板13が自動的に回動するようにしてもよい。
【0024】
排出部3bでは、監視カメラ42により磁気選別機2aの入側でのスクラップの監視がなされ、モニターで磁気選別不適物が確認された場合或いはその滞留が確認された場合、磁気選別機2aの回転ドラム20の磁力を停止(電磁石をOFFにし、磁気選別機能を停止)させるとともに、排出部3bのガイド板23を所定位置(図1および図2の仮想線の位置)に回動させる。これより、振動コンベア15から払い出される磁気選別不適物は、回転ドラム20に吸着されることなく排出ダクト21に落下して、ガイド板23により排出ダクト22の入口に導かれ、排出ダクト22を通じて系外に排出される。監視カメラ44の監視により磁気選別不適物が系外に排出されたことが確認されると、回転ドラム20の磁力を回復させるとともに、ガイド板23を元の位置(図1および図2の実線の位置)に回動復帰させ、通常通りのスクラップの磁気選別を行う。
【0025】
以上のように、図1および図2のスクラップシュレッダー設備では、設備内の排出部3aにおいて破砕不適物を系外に排出でき、さらに、設備入口の排出部3cにおいて破砕不適物を系外に排出でき、また、磁気選別機2の入側の排出部3bにおいて磁気選別不適物を系外に排出できるので、設備の運転を停止させることなく、しかも人力による除去作業を行うことなく、破砕不適物と磁気選別不適物を安全且つ効率的に排除することができ、設備の稼働率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0026】
1 シュレッダー
2a,2b 磁気選別機
3a〜3c 排出部
4 排出口
40 開閉扉
5a,5b 風力選別機
6 供給コンベア
7 機体
70 材料供給部
71 材料排出部
8 破砕用ロータ
80 ハンマ
9 振動コンベア
10 フード
11 コンベア
12 排出ダクト
13 ガイド板
14 コンベア
15 振動コンベア
16 フード
17 ガス供給ライン
18 振動コンベア
19 コンベア
20 回転ドラム
21 排出ダクト
22 排出ダクト
23 ガイド板
24 排出ダクト
25 ガイド板
26,27 排出ライン
28,29 サイクロン
30 湿式集塵機
31,32 吸引ブロア
33 振動コンベア
34 コンベア
41〜45 監視カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクラップを破砕処理するシュレッダー(1)と、破砕処理後のスクラップを磁気選別する磁気選別機(2)を備え、スクラップを連続搬送しながら破砕・選別を行うスクラップシュレッダー設備において、
シュレッダー(1)と磁気選別機(2)との間の搬送経路の途中に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3a)を有することを特徴とするスクラップシュレッダー設備。
【請求項2】
磁気選別機(2)の入側に、スクラップに含まれる磁気選別不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3b)を有することを特徴とする請求項1に記載のスクラップシュレッダー設備。
【請求項3】
シュレッダー(1)の入側に、スクラップに含まれる破砕不適物を落下させて系外に排出するための排出部(3c)を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスクラップシュレッダー設備。
【請求項4】
シュレッダー(1)は、破砕不適物をシュレッダー出側に排出するための開閉可能な排出口(4)を有し、排出部(3a)は、排出口(4)の開放に連動して破砕不適物を排出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスクラップシュレッダー設備。
【請求項5】
排出部(3a)は、スクラップを搬送するコンベアの下方に位置する排出ダクト(12)と、回動可能に構成され、所定の回動位置において、前記コンベアの終端から落下するスクラップを排出ダクト(12)の入口にガイドするガイド板(13)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクラップシュレッダー設備。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−92902(P2011−92902A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250993(P2009−250993)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【出願人】(000237466)富士車輌株式会社 (18)
【Fターム(参考)】