説明

ステレオ画像処理装置、ステレオ画像処理方法、および、プログラム

【課題】ステレオペア画像の縦方向のずれを補正する。
【解決手段】2つの異なる位置から所定の領域を撮影した、走査線方向とエピポーラ線方向が一致するステレオペア画像の走査線方向(X方向)に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定し、特定された行のペアの各位置に基づいて、ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間の縦方向(Y方向)のズレ(縦視差)を求め、求めたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステレオ画像処理装置、ステレオ画像処理方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
人工衛星や航空機等から得られる画像を基に、地形を示す3次元データ(DEM(Digital Elevation Map)データ)をステレオマッチングによって生成する方法が広く行われている。
【0003】
ここで、ステレオマッチング処理とは、異なる視点から撮影した2枚の画像、いわゆるステレオ画像について、同一の点を撮像している各画像中の対応点を求め、その視差を用いて三角測量の原理によって対象までの奥行きや形状を求めることである。
【0004】
このステレオマッチング処理については既に様々な手法が提案されている。例えば、特許文献1には、一般的に広く用いられている面積相関法を用いる手法が開示されている。この面積相関法は左画像中に相関窓を設定してこれをテンプレートとし、右画像中の探索窓を動かしてテンプレートとの相互相関係数を算出し、これを一致度とみなして高いものを探索することによって対応点を得る方法である。
【0005】
上記の方法においては処理量を軽減するために、探索窓の移動範囲を画像中のエピポーラ線方向に限定することにより、左画像中の各点について、対応する右画像中の点の位置のずれの量、すなわち視差を得ることができる。ここで、エピポーラ線とはステレオ画像において片方の画像中のある点について、他方の画像中で当該点に対応する点の存在範囲として引くことができる直線である。エピポーラ線については、例えば、「画像解析ハンドブック」(高木幹夫・下田陽久監修、東京大学出版会刊、1991年1月、頁597−599)に記載されている。
【0006】
通常、エピポーラ線方向はステレオ画像の走査線方向とは異なる。しかし、座標変換を行うことで、エピポーラ線方向をステレオ画像の走査線方向に一致させ、再配列を行うことができる。この座標変換の方法については上記の「画像解析ハンドブック」に記載されている。
【0007】
上記のような再配列を行ったステレオ画像においては、対応点の探索窓の移動範囲を走査線(エピポーラ線)上に限定することができるため、左右画像中の対応点同士のy座標は一致し、視差は左右画像中の対応点同士のx座標の差のみで表すことが可能となる。
【0008】
【特許文献1】特開平3−167678号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、ステレオ画像撮影時のカメラのぶれなどに起因して、座標変換を行ってエピポーラ線方向を画像の走査線方向に一致させる処理をしても、ステレオ画像の左右画中の対応点同士の縦方向にずれが生じてしまう虞がある。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ステレオペア画像の縦方向のずれを補正することができる、ステレオ画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の観点に係るステレオ画像処理装置は、
2つの異なる位置から所定の領域を撮影した、走査線方向とエピポーラ線方向が略一致するステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得手段と、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定手段と、
前記行特定手段で特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求め手段と、
前記ズレ求め手段で算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第2の観点に係るステレオ画像処理方法は、
2つの異なる位置から所定の領域を撮影したステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得ステップと、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定ステップと、
前記行特定ステップで特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求めステップと、
前記ズレ求めステップで算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
2つの異なる位置から所定の領域を撮影した、走査線方向とエピポーラ線方向が略一致するステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得手段と、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定手段と、
前記行特定手段で特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求め手段と、
前記ズレ求め手段で算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正手段、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ステレオペア画像の縦方向のずれを補正することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態に係るステレオ画像処理装置1について説明する。ステレオ画像処理装置1は、左右の異なる位置から同じ領域を撮影した、左画像と右画像からなる画像(ステレオペア画像)に対して、左右画像の位置のズレを補正する装置である。
なお、このステレオペア画像は、例えば、「画像解析ハンドブック」(高木幹夫・下田陽久監修、東京大学出版会刊、1991年1月、頁597−599)に記載されている手法により、エピポーラ線方向と画像の走査方向が一致するように再配列(平行化)がなされている画像である。即ち、右画像と左画像内の対応点同士のy座標はある程度一致している。
【0016】
ステレオ画像処理装置1は、図1に示すように、制御部11、RAM12、ROM13、及び、記憶部14を含む。
【0017】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM13や記憶部14に格納されたプログラムに基づいて所定の処理を実行し、ステレオ画像処理装置1全体の制御を行う。
例えば、制御部11は、ステレオペア画像の右画像と左画像とで最も相関が高い走査ライン(行)を判別し、相関が高いと判別した走査ラインの縦位置(Y座標)にずれ(縦視差)がある場合にこれを補正する縦視差補正処理を行う。なお、縦視差補正処理の詳細については後述する。
【0018】
RAM(Random Access Memory)12は、制御部11が所定の処理を実行するために読み出したプログラムや、制御部11が当該プログラムを実行するために必要なデータを格納するワークメモリとして機能する揮発性メモリである。
【0019】
ROM(Read Only Memory)13は、制御部11が所定の処理を実行するためのプログラムや固定データ等を予め格納する不揮発性メモリである。制御部11は、ROM13から必要に応じてプログラム等を読み出して、RAM12に展開し、当該プログラム等に基づいて所定の処理を実行する。
【0020】
記憶部14は、ハードディスクドライブ等の記憶装置から構成され、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部14は、縦視差補正処理の対象となるステレオペア画像を記憶する。
【0021】
また、記憶部14は、図2に示すような、後述する縦視差補正処理で使用する各種のパラメータを記憶する。
カウンタiは、縦視差補正処理で利用されるカウンタである。
y1、y2、y3には、縦視差補正処理で、右画像と左画像とで相関を比較する行のY座標の値が設定されている。
【0022】
なお、ステレオ画像処理装置1は、一般的に普及しているコンピュータ等を用いて構成することができる。
【0023】
次に、縦視差補正処理の動作について説明する。
【0024】
まず、制御部11は、記憶部14から、図4に示すような、未処理のステレオペア画像、即ち、右画像と左画像のペアを1つ選択する(ステップS101)。
【0025】
続いて、制御部11は、カウンタiの値を1に初期化する(ステップS102)。
【0026】
続いて、制御部11は、左画像からY座標の値がyiである画素の集合(行)を選択する(ステップS103)。 なお、この行は、Y方向に数画素分の高さを有する画素の集合であってもよい。
【0027】
続いて、制御部11は、右画像から、y1およびy1から±1画素ずつ離れた合計3本の行を選択する(ステップS103)。即ち、この処理で、右画像から、Y座標が下からyi−1、yi、yi+1である3本の行が選択される(ステップS104)。
【0028】
続いて、制御部11は、図5に示すように、ステップS102で選択した左画像のyiの行と、ステップS103で選択した右画像のyi−1、yi、yi+1の各行との相関を求め、左画像のyiの行と最も相関の高い右画像の行を特定する(ステップS105)。
【0029】
このステップS105の処理は、具体的には、以下のようにすればよい。
まず、特開平4−299474号公報に記載されている手法等を用いて、制御部11は、左画像のyiの行を構成する各画素に対応する右画像の各画素を求める。続いて、制御部11は、求めた右画像の各画素の位置と最も一致するyi−1、yi、yi+1の行の何れかを、最も相関の高い右画像の行として特定すればよい。
なお、ステップS105の処理は上述の例に限定されず、最も相関の高い行を特定することができれば、他のマッチングの手法を利用してもよい。
【0030】
続いて、制御部11は、ステップS105で相関が高いと特定した左画像と右画像の行の位置のズレの量を記憶部14に記憶する(ステップS106)。
例えば、ステップS105で右画像のyiの行が左画像のyiの行と最も相関が高い行として特定された場合は、行のずれは無いこと(ズレの量:0)が記憶される。また、ステップS105で右画像のyi+1の行が左画像のyiの行と最も相関が高い行として特定された場合は、右画像が左画像に対して上方向(Y軸の正方向)に1画素ずれていることが記憶される。
【0031】
続いて制御部11は、カウンタiの値が3であるか否かを判別する(ステップS107)。カウンタiの値が3でないと判別した場合(ステップS107;No)、制御部11は、カウンタiを1だけインクリメントし(ステップS108)、ステップS103〜S107の処理を繰り返す。即ち、別のyiの位置で右画像と左画像の縦方向のずれが算出されて記憶される。
【0032】
カウンタiの値が3であると判別した場合(ステップS107;Yes)、制御部11は、ステップS106で記憶したずれの量(即ち、y1、y2、y3における各ズレの量)の平均値を求める(ステップS109)。なお、制御部11は、この処理が終了すると、ステップS106で記憶したズレの量を示した情報は以後利用しないので消去(リセット)する。
【0033】
続いて、制御部11は、ステップS109で求めたズレの量の平均値に基づいて、ステレオペア画像(右画像と左画像)を補正する(ステップS110)。例えば、ステップS109で求めたズレの量の平均値が、右画像が上方向に2画素ずれていることを示す場合には、右画像全体を、下方向に2画素分だけ移動させる(右画像全体のy座標値を−2する)。なお、逆に、左画像全体を、上方向に2画素分だけ移動させてもよい(左画像全体のy座標値を+2する)。
【0034】
続いて制御部11は、未処理(未選択)のステレオペア画像が有るか否かを判別する(ステップS111)。
【0035】
未処理(未選択)のステレオ画像が有ると判別した場合(ステップS111;Yes)、制御部11は、ステップS101に処理を移し、未処理のステレオ画像に対して、右画像と左画像のズレを補正する処理(ステップS101〜110)を繰り返す。
未処理(未選択)のステレオ画像がないと判別した場合(ステップS111;No)、制御部11は、縦視差補正処理を終了する。
【0036】
このように、本実施形態では、平行化されたステレオペア画像において、両画像で対応する位置(yi)の近傍で相関を調べ、行のズレを求める。そして、求めた行のズレがなくなるように、ステレオペア画像の縦位置を補正する。従って、ステレオペア画像の縦方向のずれを補正することができる。
【0037】
なお、本発明は種々の応用、及び、変形が可能である。
例えば、本実施形態では、ステップS106において、左画像のyiの行に対して右画像のyi−1、yi、yi+1の3本の行から最も相関の高い行を特定した。しかし、これに限らず、例えば、図6に示すように、右画像のyi−2、yi−1、yi、yi+1、yi+2の5本の行から最も相関の高い行を特定してもよい。要するに、左画像のyiの行に対して、相関の高い行を特定するための右画像の行は、yiおよびyi近傍の任意の複数行であればよい。
【0038】
また、本実施形態では、y1,y2、y3の3つの行で左右画像のズレの量を求めて記録し(ステップS106)、その平均値を求めた(ステップS109)。しかし、ズレの量を求めて記録する行は3本以下でも以上でもよく任意である。
【0039】
また、本実施形態では、ステレオペア画像が右と左から撮影した左画像と右画像とから構成されるとして説明したがこれに限らず、異なる位置から同じ領域を撮影したステレオペア画像に本発明は適用可能である。
【0040】
前記のハードウエェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
【0041】
制御部11、RAM12、ROM13、および、記憶部14などから構成されるステレオ画像処理装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するステレオ画像処理装置1を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでステレオ画像処理装置1を構成してもよい。
【0042】
また、ステレオ画像処理装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
【0043】
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】ステレオ画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】記憶部に格納されているパラメータの例を示した図である。
【図3】縦視差補正処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】ステレオペア画像の例を示した図である。
【図5】ステレオペア画像の左画像と右画像から相関の高い行のペアを特定する処理を説明するための図である。
【図6】ステレオペア画像の左画像と右画像から相関の高い行のペアを特定する処理を説明するための図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ステレオ画像処理装置
11 制御部
12 RAM
13 ROM
1 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの異なる位置から所定の領域を撮影した、走査線方向とエピポーラ線方向が略一致するステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得手段と、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定手段と、
前記行特定手段で特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求め手段と、
前記ズレ求め手段で算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正手段と、
を備えることを特徴とするステレオ画像処理装置。
【請求項2】
前記行特定手段は、前記ステレオペア画像の一方の画像の一の行の周辺位置に対応する、前記ステレオペア画像の他方の画像の複数の行のなかから、前記一の行と最も相関が高い行を該一の行と相関が高いペアとして特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のステレオ画像処理装置。
【請求項3】
前記行特定手段は、前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の複数の画像領域について、各画像領域毎に、相関が高い行のペアを特定し、
前記ズレ求め手段は、前記行特定手段で特定された各行のペア毎に、行のペアの位置に基づいてズレを求め、求めた複数のズレの平均値を前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレとして求める、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のステレオ画像処理装置。
【請求項4】
2つの異なる位置から所定の領域を撮影したステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得ステップと、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定ステップと、
前記行特定ステップで特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求めステップと、
前記ズレ求めステップで算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正ステップと、
を備えることを特徴とするステレオ画像処理方法。
【請求項5】
前記行特定ステップは、前記ステレオペア画像の一方の画像の一の行の周辺位置に対応する、前記ステレオペア画像の他方の画像の複数の行のなかから、前記一の行と最も相関が高い行を該一の行と相関が高いペアとして特定する、
ことを特徴とする請求項4に記載のステレオ画像処理方法。
【請求項6】
前記行特定ステップは、前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の複数の画像領域について、各画像領域毎に、相関が高い行のペアを特定し、
前記ズレ求めステップは、前記行特定ステップで特定された各行のペア毎に、行のペアの位置に基づいてズレを求め、求めた複数のズレの平均値を前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレとして求める、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載のステレオ画像処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
2つの異なる位置から所定の領域を撮影した、走査線方向とエピポーラ線方向が略一致するステレオペア画像の画像データを取得するステレオペア画像データ取得手段と、
前記ステレオペア画像の走査線方向に平行な所定幅の画像領域について、該ステレオペア画像の一方の画像と他方の画像とで相関が高い行のペアを特定する行特定手段と、
前記行特定手段で特定された行のペアの各位置に基づいて、前記ステレオ画像の一方の画像と他方の画像との間のズレを求めるズレ求め手段と、
前記ズレ求め手段で算出されたズレがなくなるように前記ステレオ画像を補正する画像補正手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−128575(P2010−128575A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−299781(P2008−299781)
【出願日】平成20年11月25日(2008.11.25)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】