説明

ストロー尖状先端部整列包装方法及びその装置

【課題】
ストローの尖状先端部を包装体の貼着部或いは溶着部に合せてストローを整列包装する工程を設け、包装体からストローを取り出し易くするストロー整列包装方法及びその装置を提供する。
【解決手段】
ストロー1a内装し得る凸袋部211aを有する上フィルム21aと、容器3a貼着側の下フィルム22aとを貼着或いは溶着して形成するストロー1aの包装体2aにストロー1aを整列包装させる包装方法及びその装置において、ストロー1aの径幅における挿入方向をストロー1aが上フィルム21aの凸袋部211aに挿入するまでの一定時間を固定する行程及び固定配送機構61a・吸引ドラム62aに、ストロー1aの先端部を切断して傾斜切断面111aを形成する工程及び切断機構51a、或いは前記ストロー1aに予め形成した傾斜切断面111aを一定方向に向ける工程及び負荷機構60aを含ませた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装体に内装されたストローを、包装体から取り出し易くできる状態に整列包装するストロー整列包装方法及びその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、各種の液体飲料は、一般に紙基材の外面及び内面をポリエチレン等によって被覆して形成した包材からなる紙容器やペットボトル、プラスチック性カップ容器等に充填され販売されており、特に、容量が少なく消費者が一度で飲みきることができる紙容器やカップ容器においては、1本の管からなるストローや、2〜3段で引き延ばすことが可能な多段式ストロー(またはダブルストロー)が内装された包装体を、ホットメルト接着剤やヒートシール等により貼着或いは溶着されている。
【0003】
一般に、ストローの包装体に使用されるフィルムは、ポリエチレンやポリプロピレンフィルムからなり、熱溶着により密封されている。また、該包装体を破ってストローを取り出し易くするため、ストローの先端部を傾斜状に切断してその先端部を尖状に形成している。
【0004】
よって、消費者が使用時に包装体からストローを取り出す場合には、この尖状先端部とは反対側の他端部を尖状先端部側へ押すことで、ストローの尖状先端部が包装体を突き破って取り出すことができる。
【0005】
しかしながら、ストローを押し出すと共に包装体を突破して取り出すことが容易かどうかは、例えば包装体の材質や厚み、また引裂き強度などの特性に依存している。
【0006】
一例として、図19に示すようなストローの包装体1が開示されている。この包装体1は、ストロー5を収容する凸部(凸袋部)が形成された上フィルム2と下フィルム3、また前記凸部周囲のシール部22とからなり、シール部22の内、包装体1の長手方向の一端部の開封強度を、他端部の開封強度よりも低く構成することにより、ストローを包装体1から取り出し易くしている。
【特許文献1】特開2006−143306号公報(第13頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のようにストローを包装体から取り出し易くするため、ストローの包装体の一端の開封強度を他端の開封強度よりも低く構成したり、または材質及びその厚みを変更したりできるのだが、本願発明者は、包装体内でのストローの尖状先端部に形成する傾斜切断面の方向(尖状最先端位置)によっては、該尖状先端部が包装体の貼着部或いは溶着部を適正に突破できるかどうかに大きな影響をもたらしていることを見つけ出した。
【0008】
すなわち、図15及び図16に示すように、容器3側に貼着された下フィルム22と、該下フィルム22に溶着されストロー1を収容する凸袋部211を形成する上フィルム21とからなる包装体2において、図15に示すように、ストロー1の尖状先端部11の傾斜切断面112が容器3側とは反対側の上フィルム21側に向いている場合(尖状先端部11の尖状最先端111aが下フィルム22側の場合)は、該尖状先端部11が上フィルム21と下フィルム22との貼着部付近或いは溶着部付近の凸袋部211の内面を突くため、その付近の凸袋部211はさほど伸張せず、容易に尖状先端部11が凸袋部211を突き破ることができるのだが、図16に示すように、尖状先端部11の傾斜切断面112が容器3側の下フィルム22側に向いている場合(尖状先端部11の尖状最先端111aが上フィルム21側の場合)は、凸袋部211において各フィルム21・22との貼着部或いは溶着部から離れた部分を尖状先端部11が突くことになるため、包装体2の素材によっては凸袋部211が伸張して、尖状先端部11はなかなかこれを突き破ることができず、さらにストロー1を包装体2から押し出そうとすると、尖状先端部11が折れ曲がって、より一層、ストロー1を包装体2から取り出すことが困難となる。
【0009】
このように、包装されたストローの傾斜切断面の方向によって包装体の突破性の格差が実際に生じる現象は、図17(a)及び(b)に示すように実験データによって明らかになっている。
【0010】
すなわち、図17(a)に示す「傾斜切断面が上フィルム側に向いている場合(尖状先端部11の尖状最先端111aが下フィルム22側の場合)」と、図17(b)に示す「傾斜切断面が下フィルム側に向いている場合(尖状先端部11の尖状最先端111aが上フィルム21側の場合)」のそれぞれにおいて、10回ずつ包装体からストローを押し出す際の開封強度を計測した。尚、理想的な開封強度を4.9N〜8.8Nとしている。
【0011】
この実験の結果、図17(a)に示すように、ストローの傾斜切断面が上フィルム側に向いている場合は、理想とする開封強度の範囲内となったが、傾斜切断面が下フィルム側に向いている場合は、図17(b)に示すように、理想の開封強度を超えることがあることが判明した。特に、図17(b)に示す「14」回目及び「15」回目の場合に測定された「9.9」N及び「10.8」Nの開封強度になると、消費者にとって感覚的に「出し難い」「出せない」「不良品」等と判断される原因になるものと考えられる。
【0012】
このように、包装体内でのストローの尖状先端部における傾斜切断面の方向によって、ストローを容易に包装体から取り出すことができる場合もあれば、そうできない場合もあるという現象が実際に生じているため、取り出し難いものについては、消費者クレームとなってメーカー側を悩ませていた。
【0013】
そこで、本発明は、上記問題点を解消する為に成されたものである。
すなわち、包装体内でのストローの尖状先端部に形成する傾斜切断面の方向(尖状最先端位置)と、上フィルム21と下フィルム22との貼着部或いは溶着部との位置関係に着目し、ストローを包装する際に、該ストローに形成した尖状先端部の傾斜切断面の方向(尖状最先端位置)を一定に保つことによって、同方向のばらつきによって生じていた包装体の開封強度の格差を均一にし、そのうえさらに、尖状先端部の傾斜切断面を容器側とは反対の上フィルム側に向くようにストローを包装体に収容して、ストローの包装体に対する突破性を向上することを可能としたストロー尖状先端部整列包装方法及びその装置を提供する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
すなわち、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装方法であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する工程に、ストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成する工程を含ませたこと、または、ストローに予め形成した傾斜切断面を一定方向に向ける工程を含ませたものとしている。
【0015】
また、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、前記ストローの先端部を切断して前記傾斜切断面を形成する前記工程において、傾斜切断面が前記上フィルム側に向いて前記凸袋部にストローが内装されるように制御しているものとしている。
【0016】
さらに、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装装置であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する固定配送機構と、該固定配送機構で一定時間固定されているストローを上フィルムの凸袋部に挿入する吸引ドラムと、該吸引ドラムでストローを挿入された上フィルムに下フィルムを貼着或いは溶着する下フィルム送出ドラムとからなり、前記固定配送機構及び前記吸引ドラムには、それぞれストローを固定する凹部が複数整列形成されており、且つ前記吸引ドラムには、その円周面において上フィルムを吸引して、複数整列形成された前記凹部の円周面の形状に沿って剥離可能に密着させて凸袋部を形成し、前記下フィルム送出ドラムには、前記下フィルムを前記吸引ドラムの円周面に送出すると共に、各フィルムを貼着或いは溶着するための接着機構或いはヒータ機構を備えており、前記固定配送機構に固定したストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成するための切断機構を設けたこと、またはストローに予め形成した傾斜切断面を固定配送機構において一定方向に向けるために、治具や空気、或いは電気や磁気の少なくともいずれかによる負荷をストローに加える負荷機構を設けたものとしている。
【0017】
また、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、前記固定配送機構の前記ストローを固定する前記各凹部と前記吸引ドラムの前記各凹部とは対面し、前記固定配送機構に固定した前記ストローの前記傾斜切断面が前記吸引ドラムの前記上フィルム側に向いてストローが前記凸袋部に挿入されるよう、固定配送機構に固定したストローの傾斜切断面を固定配送機構とは反対側を向くようにしたものとしている。
【0018】
さらに、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、前記ストローの側面視傾斜切断形状が先端に近づくにつれて鋭い弧状となるよう、前記切断器の切断刃の形状を弧状としたものとしている。
【発明の効果】
【0019】
よって、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装方法であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する工程に、ストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成する工程を含ませたこと、または、ストローに予め形成した傾斜切断面を一定方向に向ける工程を含ませたものとしているため、包装体にストローを包装する際、ストローの傾斜切断面の方向を一定にすることができ、従来の包装体でストローの傾斜切断面の方向のばらつきによる開封強度の格差が生じることなく、開封強度の格差を均一にすることが可能となり、その結果、包装体からストローを取り出し易くするという目的達成のための、材質や厚み、また引裂き強度などにおける包装体の特性基準を定めることが大変容易になる。
【0020】
また、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、前記ストローの先端部を切断して前記傾斜切断面を形成する前記工程において、傾斜切断面が前記上フィルム側に向いて前記凸袋部にストローが内装されるように制御しているため、包装体からストローを取り出す際、ストローの前記尖状先端部が上フィルムと下フィルムとの貼着部付近或いは溶着部付近である、さほど伸張しない凸袋部の内面を突くことができ、その突破性を一層向上することができる。
【0021】
さらに、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装装置であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する固定配送機構と、該固定配送機構で一定時間固定されているストローを上フィルムの凸袋部に挿入する吸引ドラムと、該吸引ドラムでストローを挿入された上フィルムに下フィルムを貼着或いは溶着する下フィルム送出ドラムとからなり、前記固定配送機構及び前記吸引ドラムには、それぞれストローを固定する凹部が複数整列形成されており、且つ前記吸引ドラムには、その円周面において上フィルムを吸引して、複数整列形成された前記凹部の円周面の形状に沿って剥離可能に密着させて凸袋部を形成し、前記下フィルム送出ドラムには、前記下フィルムを前記吸引ドラムの円周面に送出すると共に、各フィルムを貼着或いは溶着するための接着機構或いはヒータ機構を備えており、前記固定配送機構に固定したストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成するための切断機構を設けたこと、またはストローに予め形成した傾斜切断面を固定配送機構において一定方向に向けるために、治具や空気、或いは電気や磁気の少なくともいずれかによる負荷をストローに加える負荷機構を設けたものとしているため、包装体にストローを包装する際、ストローの傾斜切断面の方向を一定にすることができ、従来の包装体でストローの傾斜切断面の方向のばらつきによる開封強度の格差が生じることなく、比較的簡易な構成で開封強度の格差を均一にすることが可能な装置として提供することができる。
【0022】
また、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、前記固定配送機構の前記ストローを固定する前記各凹部と前記吸引ドラムの前記各凹部とは対面し、前記固定配送機構に固定した前記ストローの前記傾斜切断面が前記吸引ドラムの前記上フィルム側に向いてストローが前記凸袋部に挿入されるよう、固定配送機構に固定したストローの傾斜切断面を固定配送機構とは反対側を向くようにしたものとしているため、包装体からストローを取り出す際、ストローの前記尖状先端部が上フィルムと下フィルムとの貼着部付近或いは溶着部付近である、さほど伸張しない凸袋部の内面を突くことができ、その突破性(開封性能)をより向上させることができる。
【0023】
さらに、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、前記ストローの側面視傾斜切断形状が先端に近づくにつれて鋭い弧状となるよう、前記切断器の切断刃の形状を弧状としたため、包装体に対する突破性(開封性能)をより一層に向上させることができるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下に、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置を、図面に示す一実施形態に基づきこれを詳細に説明する。
図1は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローの包装に関する一実施形態を示す斜視説明図であり、図2は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置における包装されたストローに関する一実施形態を示す断面説明図であり、図3は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローを収容した包装体を貼着した容器に関する一実施形態を示す斜視図であり、図4は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローの一実施形態を示す斜視図であり、図5は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローを一連に整列包装した状態の一実施形態を示す平面図であり、図6は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法の工程に関する一実施形態を示すブロック図であり、図7及び図8は本発明のストロー尖状先端部整列包装方法の工程に関する一実施形態を示す模式図であり、図9は本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の一実施形態を示す斜視図であり、図10及び図11は本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の工程に関する一実施形態を示す説明図であり、図12及び図13は本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の負荷機構に関する一実施形態を示す斜視説明図であり、図14は本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の弧状形成された切断刃を備えた切断器の一実施形態を示す説明図であり、図15及び図16はストローを押し出して包装体から取り出す態様の一実施形態を示す説明図であり、図17はストローを押し出して包装体から取り出す際の開封強度に関する実験データの一実施形態を示す表図であり、図18は本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の固定配送機構をキャタピラ、またはコンベア方式にした場合の工程に関する一実施形態を示す説明図であり、図19は、従来技術を示す参考図である。
【0025】
すなわち、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、まず図1乃至図3で示したように、ストロー1aを挿入収容する凸袋部211aを形成した上フィルム21aと、液体飲料を充填する容器3aに貼着する側の下フィルム22aとを貼着或いは溶着して形成する包装体2aに、傾斜切断面112aを形成する尖状先端部11aを設けたストロー1aを、図5に示すように整列包装することを前提とする。
【0026】
前記ストロー1aの構成については、前記尖状先端部11aを設けること以外には、形状や材質、また部品数において限定はしていない。例えば、図4に示すように、内パイプ12a及び外パイプ13aからなる、二重構造で伸縮式のものであってもよい。
【0027】
また、前記包装体2aの前記上フィルム21a及び前記下フィルム22aの材質ついても特に限定せず、例えば、前記ストロー1aの前記尖状先端部11aで容易に突き破ることのできるポリエチレンやポリプロピレンフィルムなど、現在一般に使用されているものであればどのようなものであってもよい。
【0028】
通常、図5(a)及び(b)に示すように、前記ストロー1aは、一連に連繋した整列包装にされて市場に出荷され、その後、個々に切り離されて、図3に示すように前記容器3aに貼着されることになる。尚、図5(a)は、1列整列の包装形態であり、また図5(b)は2列整列の包装形態を示している。
【0029】
図6に示すように、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、前記ストロー1aを前記上フィルム21aの前記凸袋部211aに挿入するまでストロー1aの径幅における挿入方向を一定時間固定する工程を設けており、さらに、該工程にストロー1aの先端部を切断して傾斜切断面112aを形成すること、または、ストロー1aに予め形成した傾斜切断面112aを一定方向に向けることを含んだものとしている。
【0030】
すなわち、前記凸袋部211aに挿入する前記ストロー1aの径幅における挿入方向を固定する前記工程において、ストロー1aの先端部を切断して傾斜切断面112aを形成する場合は、図6に示すように、まず、「ストロー本体の形成」のステップでストロー1aが形成され、次いで、「ストローの径幅における上フィルムへの挿入方向を一定期間固定する工程」に移り、その際、「ストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成」する。その後、「ストローを上フィルムの凸袋部に挿入」し、「上フィルムと下フィルムとを貼着或いは溶着」して包装を終える。
【0031】
または、前記凸袋部211aに挿入する前記ストロー1aの径幅における該挿入方向を固定する前記工程前にストロー1aに予め形成した前記傾斜切断面112aを、同工程において一定方向に向ける場合は、図6に示すように、まず、「ストロー本体の形成」のステップでストロー1aが形成され、次いで「ストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成」してから、「ストローの径幅における上フィルムへの挿入方向を一定期間固定する工程」に移る。その際、「ストローに予め形成した前記傾斜切断面を一定方向に向ける」ようにする。その後、「ストローを上フィルムの凸袋部に挿入」し、「上フィルムと下フィルムとを貼着或いは溶着」して包装を終える。
【0032】
このような方法で前記ストロー1aを包装することで、前記包装体2a内におけるストロー1aの前記傾斜切断面112aの向きを一定にすることができ、傾斜切断面の方向のばらつきによって従来から生じていた包装体の開封強度の格差を均一にすることが可能となる。
【0033】
また、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、前記ストロー1aの先端部を切断して前記傾斜切断面112aを形成する前記工程において、傾斜切断面112aが前記上フィルム21a側に向いて前記凸袋部211aにストロー1aが挿入されるように制御しているものとしている。
【0034】
すなわち、前記凸袋部211aに挿入する前記ストロー1aの径幅における該挿入方向を固定する前記工程においてストロー1aの先端部を切断して傾斜切断面112aを形成する場合は、図7(a)に示すように、固定手段4aにストロー1aを径幅方向において固定し、その後、図7(b)に示すように、切断手段5aによりストロー1aの先端部を切断して傾斜切断面112aを形成する。この時、図7(c)に示すように、ストロー1aの前記尖状先端部11aの尖状最先端111aの位置が固定手段4a側になるようにする。
【0035】
次いで、前記固定手段4aと前記上フィルム21aとが対面することで、図7(d)に示すように、前記ストロー1aの傾斜切断面112aは、上フィルム21a側に向いたままの状態でストロー1aが前記凸袋部211aに挿入されるようになる。
【0036】
最後に、図7(e)及び(f)に示すように、前記下フィルム22aを前記上フィルム21aに貼着或いは溶着してストロー1aは前記包装体2aに密閉収容される。このようにストロー1aが一旦包装体2aに密閉収容されると、前記傾斜切断面112aの向きが変わってしまうことはない。
【0037】
さらに、前記凸袋部211aに挿入する前記ストロー1aの径幅における該挿入方向を固定する前記工程において、ストロー1aに該工程前に予め形成した前記傾斜切断面112aを一定方向に向ける場合について、図8に説明する。
【0038】
まず、図8(a)に示すように、前記固定手段4aに予め前記傾斜切断面112aを形成したストロー1aを径幅方向において固定した後、図8(b)に示すように、ストロー1aの前記尖状先端部11aの尖状最先端111aの位置が固定手段4a側になるように回転させる。
【0039】
次いで、図8(c)及び図8(d)に示すように、前記固定手段4aと前記上フィルム21aとが対面し、前記ストロー1aの傾斜切断面112aは、上フィルム21a側に向きつつ、ストロー1aが前記凸袋部211aに挿入されるようになる。
【0040】
その後、図7の場合と同様、前記傾斜切断面112aが上フィルム21a側に向いたままの状態で前記ストロー1aが前記包装体2aに収容されることになる。
【0041】
上述したように、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、傾斜切断面112aが前記上フィルム21a側(尖状先端部11の尖状最先端111aが下フィルム22側)に向いて前記凸袋部211aにストロー1aが挿入(内装)されるように制御しているため、図7(g)及び図8(g)に示すように、前記包装体2aからストロー1aを取り出す際、ストロー1aの前記尖状先端部11aの尖状最先端111aが上フィルム21aと前記下フィルム22aとの貼着部付近或いは溶着部付近であり、さほど伸張しない凸袋部211aの内面を突くことができ、しかもその突破性を一層向上することができるのである。
【0042】
次に、上記本発明のストロー尖状先端部整列包装方法に基づいて構成した包装装置について、以下に一実施形態を示す図面と共に説明する。
【0043】
すなわち、本発明のストロー尖状先端部整列包装装置は、図9及び図11に示すように、前記ストロー1aを前記上フィルム21aの前記凸袋部211aに内装するまでストロー1aの径幅における該挿入方向を一定時間固定する固定配送機構61aと、固定配送機構61aに固定したストロー1aが上フィルム21aの前記凸袋部211aに挿入される吸引ドラム62aと、吸引ドラム62aのストロー1aを挿入した上フィルム21aに下フィルム22aを貼着或いは溶着する下フィルム送出ドラム63aとから主に構成する包装装置6aである。
【0044】
前記固定配送機構61aは、各図面ではドラム方式のものを適用している。尚、これに限らず、例えば図18に示すようなキャタピラ、またはコンベア方式のものを適用してもよい。
【0045】
ドラム方式の前記固定配送機構61a及び前記吸引ドラム62aは、図11に示すようにそれぞれ回転可能に設けられており、それらの円周面611a・621aにそれぞれ前記ストロー1aを受容して固定する凹部612a・622aを複数整列形成している。
【0046】
また、前記吸引ドラム62aは、前記円周面621aにおいて、回転可能な上フィルム送出ドラム64aから送出する前記上フィルム21aを吸引しつつ、複数の凹部622aを整列形成した円周面621aの形状に沿って剥離可能に密着させて前記凸袋部211aを形成するようにしている。尚、図示しないが、円周面621aに吸引された上フィルム21aを、ヒータ機構等により加熱することで、凹部622aにおける凸袋部211aを効率良く形成してもよい。
【0047】
前記下フィルム送出ドラム63aは、図11に示すように、回転可能に設けられており、前記下フィルム22aを前記吸引ドラム62aの前記円周面621aに送出する。また、下フィルム送出ドラム63aの後方には、各フィルムを貼着或いは溶着するための接着機構(図示せず)或いはヒータ機構631aを備えている。
【0048】
また、本発明の包装装置6aは、図11に示すように前記固定配送機構61aの前記円周面611aに形成した前記各凹部612aに固定した前記各ストロー1aの先端部を切断して前記傾斜切断面112aを形成するための切断機構51aを設けたものとしている。
【0049】
前記切断機構51aは図11に示すように、前記固定配送機構61aに配設すると共に、一定方向に回転する切断刃511aを設けている。
【0050】
前記切断刃511aは、前記固定配送機構61aの前記各凹部612aに固定した前記各ストロー1aの前記各傾斜切断面112aが、固定配送機構61aとは反対側にそれぞれ向くように傾斜切断するためのものである。
【0051】
尚、本発明の実施例は、図5(b)で示す2列整列の包装形態を示しているため、前記切断刃511aは、前記固定配送機構61aの幅方向両端に前記各切断刃511aを設けている。
【0052】
また、図14に示すように、前記切断刃511aの形状を弧状として、前記各ストロー1aの側面視傾斜切断形状が先端に近づくにつれて鋭い弧状となるようにしてもよく、このように形成することで包装体に対して突破性(開封性能)がより一層に向上させることができる。
【0053】
前記各ストロー1aの前記各傾斜切断面112aを前記固定配送機構61aとは反対側にそれぞれ向けるための他の形態として、図12及び図13に示すように負荷を各ストロー1aに加える負荷機構60aを固定配送機構61aに設けることができる。
【0054】
例えば、図12に示す例は、前記負荷機構60aとして治具601aを適用したものである。すなわち、該治具601aに前記各ストロー1aの前記各傾斜切断面112aの方向を制御する溝601bを設け、各ストロー1aの前記各尖状先端部11aを該溝601bに摺擦させて、各傾斜切断面112aが前記固定配送機構61aとは反対側にそれぞれ向くようにすることができる。
【0055】
また、図13に示すように、前記負荷機構60aの他の形態として、前記各ストロー1aの前記各尖状先端部11aが溝601bを通過する際に、空気、或いは電気や磁気等による負荷を加えて、前記各傾斜切断面112aを前記固定配送機構61aとは反対側にそれぞれ向けるようにしてもよい。
【0056】
尚、前記各ストロー1aの前記各尖状先端部11aが前記治具601aの溝601bを摺擦する際に働く付勢力で前記各凹部612aから脱落しないように、図12及び図13に示す抑え602aを適宜設けることができる。
【0057】
さらに、前記固定配送機構61aに前記切断機構51aを設ける場合の、前記包装装置6aにおける前記ストロー1aの包装工程について説明する。最初に図10に示すように、ストロー1aの形成から始まる。図では、前述した前記内パイプ12a及び前記外パイプ13aからなる、二重構造で伸縮式のストロー1aを形成する例が示されているが、これに限らず単一構造のものであってもよい。
【0058】
まず、前記内パイプ12a及び前記外パイプ13aを、2カ所のストローカット装置部66aにおいて、その中央で分断する。
【0059】
次に、ストロー絞り・差込装置部67aで、分断されたそれぞれの前記各内パイプ12a及び前記各外パイプ13aの適所を絞るなどの加工をすると共に、それらを1対1で差込んで組み立てを行う。
【0060】
さらに、組み立てられた前記内パイプ12a及び前記外パイプ13aからなる前記ストロー1aは、配送ライン65aにより前記固定配送機構61aへ配送される。
【0061】
前記配送ライン65aは、図10に示すように2列配送となっており、前記各ストロー1aは、該配送ライン65aの幅方向においては2列として、またその長さ方向においては一連に多数整列した状態で配送するようにしている。
【0062】
その後、図11に示すように、前記配送ライン65aで整列配送された前記各ストロー1aが、前進方向に回転している前記固定配送機構61aに到達すると、該固定配送機構61aの前記円周面611aに形成した前記各凹部612aに各ストロー1aが入り込んで受容され、こうして各ストロー1aは、各凹部612aにおいて、一定期間固定されながら、次に到達する前記吸引ドラム62aへ向かうことになる。
【0063】
前記各凹部612aに前記各ストロー1aが固定されているこの間に、前記切断器51aにより各ストロー1aの先端部を切断する。この時、前述したように前記固定配送機構61aとは反対側に前記各傾斜切断面112aが向くようにこれを形成する。
【0064】
その後、前記各ストロー1aは、前方へ回転する前記固定配送機構61aにより前記吸引ドラム62aに到達し、同じく前方へ回転する該吸引ドラム62aの前記円周面621aに多数形成された前記各凹部622aの一つ一つに入り込んで受容される。
【0065】
この時、既に前記吸引ドラム62aは、前記円周面621aにおいて、前記上フィルム送出ドラム64aから送出する前記上フィルム21aを吸引しつつ、複数の前記凹部622aを整列形成した円周面621aの形状に沿って密着させて前記凸袋部211aを形成しているので、前記各ストロー1aは、実際には前記各傾斜切断面112aが上フィルム21a側に向きつつ、該各凸袋部211aに収容されることになる。
【0066】
その後、前進方向に回転している前記吸引ドラム62aの前記各凹部622aに固定収容された前記各ストロー1aは、前記下フィルム送出ドラム63aを通過し、次いで吸引ドラム62aに密着した前記上フィルム21aと、下フィルム送出ドラム63aから送出される下フィルム22aとが、前述した接着機構(図示せず)或いはヒータ機構631aにて接着或いは溶着されて、前記包装体2aが一連に形成される。
【0067】
この一連に形成された前記包装体2aは、前述したように幅方向に2列に整列した形態となっているため、前記下フィルム送出ドラム63aを過ぎてから、図11に示すフィルムカッタードラム68aで1列ずつに分断される。
【0068】
最後に、図9に示す前記包装装置6aの後端部で、一連に形成された前記包装体2aがストロー回収装置部69aで折り畳まれて回収され、その後、適宜梱包されることになる。
【0069】
上記において、前記固定配送機構61aに前記切断機構51aを設ける場合の前記ストロー1aの包装工程について説明したが、該切断機構51aの代わりに前記負荷機構60aを設ける場合は、前記ストローカット装置部66aより前段階で、前記各傾斜切断面112aの形成を実施しておくようにする。
【0070】
このように、本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及びその装置は、前記ストロー1aを包装する際に、該ストロー1aに形成した前記尖状先端部11aの前記傾斜切断面112aの方向(尖状最先端111a位置)を一定に保つことによって、これらのばらつきによって生じていた包装体2aの開封強度(開封性能)の格差を均一にし、そのうえさらに、尖状先端部11aの傾斜切断面112aを前記容器3a側とは反対の上フィルム21a側(尖状先端部11の尖状最先端111aが下フィルム22側)に向くようにストロー1aを包装体2aに収容して、ストロー1aの包装体2aに対する突破性を向上することを可能としたものであり、従来の課題を解決すべく絶大な効果をもたらすものである。
【0071】
尚、上記した実施形態では、ストロー1aを挿入収容する凸袋部211aを上フィルム21aに形成した場合を例示したが、ストロー1aを挿入収容する凸袋部211aを下フィルム22aに形成することも可能であり、この場合には、尖状先端部11aの傾斜切断面112aを前記容器3a側である下フィルム22a側(尖状先端部11の尖状最先端111aが上フィルム21側)に向くようにストロー1aを包装体2aに収容するようにすればよく、その方法及び装置もこれに合わせて適宜に変更可能なものであることは言及するまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローの包装に関する一実施形態を示す斜視説明図である。
【図2】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置における包装されたストローに関する一実施形態を示す断面説明図である。
【図3】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローを収容した包装体を貼着した容器に関する一実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローの一実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法及び包装装置におけるストローを一連に整列包装した状態の一実施形態を示す平面図である。
【図6】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法の工程に関する一実施形態を示すブロック図である。
【図7】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法の工程に関する一実施形態を示す模式図である。
【図8】本発明のストロー尖状先端部整列包装方法の工程に関する一実施形態を示す模式図である。
【図9】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の工程に関する一実施形態を示す説明図である。
【図11】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の工程に関する一実施形態を示す説明図である。
【図12】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の負荷機構に関する一実施形態を示す斜視説明図である。
【図13】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の負荷機構に関する一実施形態を示す斜視説明図である。
【図14】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の弧状形成された切断刃を備えた切断器の一実施形態を示す説明図である。
【図15】ストローを押し出して包装体から取り出す態様の一実施形態を示す説明図である。
【図16】ストローを押し出して包装体から取り出す態様の一実施形態を示す説明図である。
【図17】ストローを押し出して包装体から取り出す際の開封強度に関する実験データの一実施形態を示す表図である。
【図18】本発明のストロー尖状先端部整列包装装置の固定配送機構をキャタピラ、またはコンベア方式にした場合の工程に関する一実施形態を示す説明図である。
【図19】従来技術を示す参考図である。
【符号の説明】
【0073】
1a ストロー
11a 尖状先端部
111a 尖状最先端
112a 傾斜切断面
12a 内パイプ
13a 外パイプ
2a 包装体
21a 上フィルム
211a 凸袋部
22a 下フィルム
3a 容器
4a 固定手段
5a 切断手段
51a 切断機構
511a 切断刃
6a 包装装置
60a 負荷機構
601a 治具
601b 溝
602a 抑え
61a 固定配送機構
611a 円周面
612a 凹部
62a 吸引ドラム
621a 円周面
622a 凹部
63a 下フィルム送出ドラム
631a ヒータ機構
64a 上フィルム送出ドラム
65a 配送ライン
66a ストローカット装置部
67a ストロー絞り・差込装置部
68a フィルムカッタードラム
69a ストロー回収装置部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装方法であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する工程に、ストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成する工程を含ませたこと、または、ストローに予め形成した傾斜切断面を一定方向に向ける工程を含ませたことを特徴とするストロー尖状先端部整列包装方法。
【請求項2】
本発明のストロー尖状先端部整列包装方法は、前記ストローの先端部を切断して前記傾斜切断面を形成する前記工程において、傾斜切断面が前記上フィルム側に向いて前記凸袋部にストローが内装されるように制御することを特徴とする請求項1記載のストロー尖状先端部整列包装方法。
【請求項3】
ストローを挿入収容する凸袋部を形成した上フィルムと、液体飲料を充填する容器に貼着する側の下フィルムとを貼着或いは溶着して形成する包装体に、傾斜切断面を形成する尖状先端部を設けたストローを整列包装する包装装置であって、ストローの径幅における挿入方向を該ストローが上フィルムの凸袋部に挿入するまでの一定時間を固定する固定配送機構と、該固定配送機構で一定時間固定されているストローを上フィルムの凸袋部に挿入する吸引ドラムと、該吸引ドラムでストローを挿入された上フィルムに下フィルムを貼着或いは溶着する下フィルム送出ドラムとからなり、前記固定配送機構及び前記吸引ドラムには、それぞれストローを固定する凹部が複数整列形成されており、且つ前記吸引ドラムには、その円周面において上フィルムを吸引して、複数整列形成された前記凹部の円周面の形状に沿って剥離可能に密着させて凸袋部を形成し、前記下フィルム送出ドラムには、前記下フィルムを前記吸引ドラムの円周面に送出すると共に、各フィルムを貼着或いは溶着するための接着機構或いはヒータ機構を備えており、前記固定配送機構に固定したストローの先端部を切断して傾斜切断面を形成するための切断機構を設けたこと、またはストローに予め形成した傾斜切断面を固定配送機構において一定方向に向けるために、治具や空気、或いは電気や磁気の少なくともいずれかによる負荷をストローに加える負荷機構を設けたことを特徴とするストロー尖状先端部整列包装装置。
【請求項4】
前記固定配送機構の前記ストローを固定する前記各凹部と前記吸引ドラムの前記各凹部とは対面し、前記固定配送機構に固定した前記ストローの前記傾斜切断面が前記吸引ドラムの前記上フィルム側に向いてストローが前記凸袋部に挿入されるよう、固定配送機構に固定したストローの傾斜切断面を固定配送機構とは反対側を向くようにしたことを特徴とする請求項3記載のストロー尖状先端部整列包装装置。
【請求項5】
前記ストローの側面視傾斜切断形状が先端に近づくにつれて鋭い弧状となるよう、前記切断器の切断刃の形状を弧状としたことを特徴とする請求項3及び請求項4のいずれか記載のストロー尖状先端部整列包装装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate


【公開番号】特開2010−30637(P2010−30637A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−195448(P2008−195448)
【出願日】平成20年7月29日(2008.7.29)
【出願人】(508229448)
【Fターム(参考)】