説明

スナップショットデータベースを用いた情報復旧方法および装置

本発明はスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法および装置に関し、ハッキングなどの被害によって損傷した情報を復旧できる方法および装置を提供する。本発明のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法は、1つ以上のユーザ端末のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集するステップと、前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別するステップと、前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納するステップと、前記ユーザ端末から前記有効情報に対する復旧要請情報を受信するステップと、前記復旧要請情報に応じて、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析するステップと、前記分析結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スナップショットデータベースを用いた情報復旧方法および装置に関し、より詳しくは、ログ情報を選別してスナップショットデータベース方式で格納し、ユーザからログ情報に対する復旧の要請がある場合、ハッキングとして判断されたログ情報を選別して格納されたログ情報に応じて迅速に復旧することのできる情報復旧方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では情報通信およびインターネット技術の発達に伴って、情報を共有しようとするユーザ同士が容易かつ素早く情報を共有することができる。
【0003】
しかし、情報の共有において、ネットワークにおける補完の弱点を探して他人のコンピュータに侵入することによって、情報を取り出して不利益を被らせたり、コンピュータ・ネットワークを麻痺させたりする悪意的な行為などのハッキング事例が頻繁に発生しているのが実情である。
【0004】
このようなハッキングなどによって被害を受けた人々は、自身が属しているネットワークや管理サーバを介して情報を復旧することはできるが、その復旧過程の手続きが複雑であり、その所要時間も極めて長いという不便がある。
【0005】
特に、従来のオンラインゲームの場合、ゲームサーバのダウンなどのネットワーク障害によるゲームユーザのアイテム紛失に対する復旧、または各種のハッキングによるアイテム盗難に対する追跡、および復旧のために各ゲームのユーザ別にアイテム情報を管理するといった方法が採られていた。
【0006】
すなわち、ゲームサーバに連動するデータベースサーバにユーザごとに所定期間前から現在まで所有していたアイテムに関する情報、およびアイテムそれぞれの履歴情報を格納することによって、アイテム紛失または盗難によるアイテムの復旧時に復旧時点における該当ユーザのアイテム情報を参照して復旧し、各種のハッキングによるアイテム盗難の追跡時にアイテム履歴情報を検索して追跡していた。
【0007】
しかし、従来のオンラインゲームにおけるアイテム情報管理方法では、ユーザごとに所定期間の前から現在まで所有していたアイテムに関する情報およびアイテムそれぞれの履歴情報を格納するための格納容量の大型化、およびこれによるデータベースサーバの過負荷の発生、ハッキング時にハッキングされたアイテムに対する追跡の困難性、アイテムの複製に対する追跡、および復旧の困難性などという数多くの問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国特許出願公開第10−2006−0122677号明細書
【特許文献2】韓国特許出願公開第10−2007−0006542号明細書
【特許文献3】韓国特許出願公開第10−2007−0031209号明細書
【特許文献4】韓国特許出願公開第10−2008−0055524号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、ハッキングなどの被害によって損傷した情報を復旧することのできる方法および装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明は、情報を復旧する過程を簡素化して処理時間を短縮し、情報復旧率を上昇させることのできる方法および装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明は、情報管理サーバの立場からは、情報復旧の過程を自動化することで情報復旧に対する処理量が増加することによって、復旧業務を大幅減らすことのできる方法を提供することにある。
【0012】
また、本発明は、クライアントの立場からは、ハッキングによる情報損失に対する喪失感を解消することができ、情報を提供するサーバまたはプログラムに対するイメージおよび信頼度を上昇させることのできる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成して前述した従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法は、1つ以上のユーザ端末のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集するステップと、前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別するステップと、前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納するステップと、前記ユーザ端末から前記有効情報に対する復旧要請情報を受信するステップと、前記復旧要請情報に応じて、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析するステップと、前記分析結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧するステップとを含む。
【0014】
また、本発明の前記有効情報に復旧する前記ステップは、前記第2ユーザログ情報と前記有効情報が互いに異なってハッキングとして判断された場合に行われる。
【0015】
また、本発明の他の実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法は、ユーザログ管理サーバに有効情報に対する復旧要請情報を送信するステップと、前記ユーザログ管理サーバの判断に応じて、前記復旧要請情報を送信した時点の前に前記ユーザログ管理サーバにスナップショットデータベースタイプで格納された前記有効情報に復旧されるステップと、を含み、前記ユーザログ管理サーバは、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析した結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧する。
【0016】
また、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置は、1つ以上のユーザ端末のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集する情報収集部と、前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別する情報選別部と、前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納する情報格納部と、前記ユーザ端末から前記有効情報に対する復旧要請情報を受信する情報受信部と、前記復旧要請情報に応じて、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析する情報分析部と、前記分析結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧する情報復旧部とを備える。
【0017】
また、本発明の他の実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置は、ユーザログ管理サーバに有効情報に対する復旧要請情報を送信する情報送信部と、前記ユーザログ管理サーバの判断に応じて、前記復旧要請情報を送信した時点の前に前記ユーザログ管理サーバにスナップショットデータベースタイプで格納された前記有効情報に復旧される情報復旧部とを備え、前記ユーザログ管理サーバは、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析した結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、ハッキングなどの被害によって損傷した情報を復旧することができる。
【0019】
また、本発明によると、情報の復旧を行う過程を簡素化して処理時間を短縮し、情報復旧率を上昇させることができる。
【0020】
また、本発明によると、情報管理サーバの立場からは、情報復旧の過程を自動化することで情報復旧に対する処理量が増加することによって、復旧業務を大幅減らすことができる。
【0021】
また、本発明によると、クライアントの立場からは、ハッキングによる情報損失に対する喪失感を解消することができ、情報を提供するサーバまたはプログラムに対するイメージおよび信頼度を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムのユーザログ管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムのユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る情報復旧の過程を示す第1実施形態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る情報復旧の過程を示す第2実施形態を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面および添付図面に記載された内容を参照して本発明の好適な実施形態を詳説するが、本発明の実施形態によって制限されたり限定されたりすることはない。
【0024】
一方、本発明の説明において、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にするものと判断される場合には、その詳説は省略する。そして、本明細書で用いられる用語(terminology)は、本発明の好適な実施形態を適切に表すために用いられた用語であって、これはユーザ、運用者の意図、または本発明が属する分野の慣例などによって変わり得る。したがって、本用語に対する定義は、本明細書の全般にわたる内容に基づいて行われなければならないであろう。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムの構成を示す図である。
【0026】
本発明は、ユーザログ管理サーバ100によって収集される複数のユーザログ情報のうち、有効情報を選別してスナップショットデータベース形式(タイプ)に格納し、ユーザ端末200から情報復旧の要請信号が受信される場合、ユーザログ情報の全てを調べる必要がなく、有効情報と情報復旧の要請信号が受信された時点のユーザ端末200のユーザログ情報とを比較してハッキング可否を判断することによって、自動で情報を復旧することのできるシステムを提示する。
【0027】
したがって、本発明のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法をユーザログ管理サーバ100およびユーザ端末200の情報の流れ、および情報処理過程に応じて図2〜図3を参照して次のように説明する。
【0028】
図2は、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムのユーザログ管理サーバの構成を示すブロック図であり、図3は、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムのユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【0029】
まず、ユーザログ管理サーバ100の情報収集部110は、1つ以上のユーザ端末200のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集する。
【0030】
例えば、本発明を適用してオンラインゲームに関連する情報を復旧する場合、第1ユーザログ情報は、オンラインゲームの運用において、ユーザログ管理サーバ100によって収集されるゲームユーザの全てのゲーム利用内訳が含まれた膨大な量の情報である。
【0031】
したがって、従来は、ユーザから情報復旧の要請があったとき、膨大な量の情報を含む第1ユーザログ情報を管理者が手動でハッキングの可否を判断し、ハッキングとして判断された場合、関連情報を選別して復旧させることにより復旧作業の所要時間が極めて多く消費されていた。
【0032】
しかし、本発明は、次のような過程によって膨大な量の情報を含む第1ユーザログ情報の中から有効情報を選別してスナップショットデータベース形式(タイプ)で格納した後、ユーザの情報復旧の要請がある場合、有効情報によって簡単に自動で情報の復旧を行うことができる。
【0033】
すなわち、ユーザログ管理サーバ100の情報選別部120は第1ユーザログ情報から有効情報を選別する。
【0034】
ここで、第1ユーザログ情報がゲーム上のキャラクター内訳情報である場合、有効情報は、運用者がゲーム上で情報を復旧するためのキャラクター名、インベントリ情報、または経済情報などの様々な情報であってもよい。
【0035】
例えば、本発明を、オンラインゲームのユーザログ情報を復旧する方法に適用する場合、インベントリ情報は、オンラインゲームキャラクターがゲームを介して収集できるアイテムまたはゲームマネーなどを含む情報であってもよく、経済情報は、オンラインゲームキャラクターがゲームを介して交換、販売、購買などからなるアイテムまたはゲームマネーの流れ情報であってもよい。
【0036】
次に、ユーザログ管理サーバ100の情報格納部130は、有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベース形式(タイプ)で格納する。
【0037】
上記のように、ユーザログ管理サーバ100は、第1ユーザログ情報のうち有効情報を選別してスナップショットデータベース形式(タイプ)で格納しているため、今後、ユーザから情報復旧の要請がある場合、有効情報と復旧の要請時点に対する第2ユーザログ情報のみを比較して簡単に情報を復旧することができる。
【0038】
すなわち、本発明の一実施形態によると、ユーザの全てのログ情報のうち、第1ログ情報から運用者が指定した有効情報を選別してスナップショットデータベースのタイプに格納し、今後、ユーザから情報復旧の要請がある場合、特定有効情報と復旧の要請時点のユーザログ情報である第2ユーザログ情報のみを比較することによって、ハッキング時点の前のユーザログ情報に早く復旧することができる。
【0039】
ここで、スナップショットデータベースとは、コンピュータファイルシステムにおいて過去の一時期に存在して維持させたコンピュータファイルとディレクトリーの集まりを意味し、本発明の一実施形態によると、ゲーム内のユーザに対する全ての記録といえる第1ログ情報を格納し、情報の復旧時に必要な有効情報を選別して別途に格納および管理できる情報格納部のことを言う。
【0040】
したがって、ユーザは、次のような過程を経てハッキングされた情報をユーザログ管理サーバ100に格納された有効情報に復旧可能である。
【0041】
まず、ユーザはユーザ端末200の情報送信部210を用いてユーザログ管理サーバ100に有効情報に対する復旧要請情報を送信する。
【0042】
すなわち、ユーザログ管理サーバ100の情報受信部140は、ユーザ端末200から有効情報に対する復旧要請情報を受信する。一方、復旧要請情報は、ユーザ端末のユーザがハッキング被害時点およびハッキング被害事例などの内容を含み、今後運用者は、復旧要請情報に含まれたハッキング被害時点および被害事例を把握してハッキングであると判断されるときに自動で復旧されるよう措置できる。
【0043】
ここで、ユーザログ管理サーバ100の情報分析部150は、復旧要請情報に応じて、復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と有効情報とを比較して分析する。
【0044】
最終的に、ユーザログ管理サーバ100の情報復旧部160は、分析結果に応じて第2ユーザログ情報を有効情報に復旧する。
【0045】
すなわち、ユーザログ管理サーバ100の情報復旧部160は、情報分析部150の分析の結果、第2ユーザログ情報と有効情報とが互いに異なりハッキングとして判断された場合、第2ユーザログ情報を有効情報に復旧してもよい。
【0046】
例えば、ユーザログ管理サーバ100は、ユーザ端末の接続されたIPが既に設定されたハッキング関連のIPと同一である場合にハッキングとして判断された場合と判断し、第2ユーザログ情報を有効情報に復旧する。
【0047】
すなわち、ユーザはユーザ端末200の情報復旧部120によってユーザログ管理サーバ100の判断に応じて、復旧要請情報を送信した時点の前にユーザログ管理サーバ100にスナップショットデータベース形式(タイプ)で格納された有効情報に復旧されてもよい。
【0048】
一方、本発明の一実施形態に係る一連の情報復旧の過程は、運用者が設定した設定情報に応じて自動で行われるため、情報復旧をより迅速に行うことができる。
【0049】
すなわち、本発明の一実施形態によると、スナップショットデータベースに格納される有効情報は、運用者の設定に応じて特定時間に自動で格納されるよう設定し、ゲーム利用者であるユーザ端末200のユーザのハッキング被害が発生する時に受け取られる復旧要請情報を根拠にして、ハッキング被害時点および被害事例を運用者が確認できるようにする。
【0050】
ここで、運用者はハッキング被害を受けた時点が確認されると、該当時点を根拠にしてスナップショットデータベースを用いた情報復旧システムにおいて、該当時点に関する情報復旧を自動に行うように運用することができる。すなわち、本発明の情報復旧システムは、運用者の情報自動復旧の命令に応じて、ハッキング時点のログ情報である第2ログ情報をスナップショットデータベース上に格納された有効情報に自動で復旧する。
【0051】
また、本発明の一実施形態によると、運用者が有効情報のいずれか1つ以上の選択された情報を復旧してもよい。
【0052】
図4は、本発明の一実施形態に係る情報復旧の過程を示す第1実施形態を示す図である。
【0053】
例えば、運用者は図4に示すように、スナップショットデータベース形式に格納された有効情報のうち、ハッキングとして判断された正確な情報のみを選択して復旧してもよい。
【0054】
また、本発明の一実施形態によると、有効情報が期間情報に応じてそれぞれ区分して格納されているため、運用者が期間情報のうち選択された期間に対する有効情報に復旧してもよい。
【0055】
図5は、本発明の一実施形態に係る情報復旧の過程を示す第2実施形態を示す図である。
【0056】
例えば、運用者は図5に示すように、期間情報に応じて区分された有効情報のうち特定期間を選択して情報を復旧してもよい。
【0057】
また、本発明は、情報復旧のみならず、ユーザの要請または運用者の設定に応じて、復旧の要請があったユーザログ情報に対する変更を禁止させることができる。
【0058】
すなわち、ユーザログ管理サーバ100の情報変更停止部170は、情報分析部150によってハッキングとして判断された場合、取引停止期間情報に対応する期間に第2ユーザログ情報のうちいずれか1つ以上に対する変更を禁止させることができる。
【0059】
上述したように、本発明は、ユーザログ情報のうち選別されたスナップショットデータベース形式の有効情報にハッキングされた情報を復旧させることのできる方法を提示し、方法については図6〜図7を参照して説明する。
【0060】
ここで、方法は、ユーザログ管理サーバ100およびユーザ端末200を用いる方法に準ずる内容であり、装置の機能的な要素を全て含んでいるため、それによる詳説は省略して簡略に説明することにする。
【0061】
まず、図6を参照してユーザログ管理サーバ100の観点で説明する。
【0062】
図6は、本発明の一実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法を示すフローチャートである。
【0063】
まず、図6に示すように、情報収集部110は、1つ以上のユーザ端末200のユーザに対する第1ユーザログ情報を収集する(S610)。
【0064】
次に、情報選別部120は第1ユーザログ情報から有効情報を選別する(S620)。
【0065】
次に、情報格納部130は有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベース形式に格納する(S630)。
【0066】
次に、情報受信部140はユーザ端末200から有効情報に対する復旧要請情報を受信する(S640)。
【0067】
次に、情報分析部150は、復旧要請情報に応じて復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と有効情報とを比較して分析する(S650)。
【0068】
最終的に、情報復旧部160は、分析結果に応じて第2ユーザログ情報を有効情報に復旧する(S660)。
【0069】
次に、図7を参照してユーザ端末200の観点で説明する。
【0070】
図7は、本発明の他の実施形態に係るスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法を示すフローチャートである。
【0071】
まず、情報送信部210は、ユーザログ管理サーバ100に有効情報に対する復旧要請情報を送信する(S710)。
【0072】
次に、情報復旧部220は、ユーザログ管理サーバ100の判断に応じて復旧要請情報を送信した時点の前にユーザログ管理サーバ100にスナップショットデータベース形式で格納された有効情報に復旧される(S720)。
【0073】
ここで、ユーザログ管理サーバ100は、復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と有効情報とを比較し、分析した結果に応じて第2ユーザログ情報を有効情報に復旧する。
【0074】
本発明に係る実施形態は、多様なコンピュータ手段によって行われることができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータ読み出し可能媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせたものを含んでもよい。前記記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよい。
【0075】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0076】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0077】
110 情報収集部
120 情報選別部
130 情報格納部
140 情報受信部
150 情報分析部
160 情報復旧部
170 情報変更停止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のユーザ端末のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集するステップと、
前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別するステップと、
前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納するステップと、
前記ユーザ端末から前記有効情報に対する復旧要請情報を受信するステップと、
前記復旧要請情報に応じて、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析するステップと、
前記分析結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧するステップと、
を含むことを特徴とするスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項2】
前記復旧要請情報は、前記ユーザ端末のユーザのハッキング被害時点情報またはハッキング被害事例情報のうちいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項3】
前記有効情報に復旧する前記ステップは、前記第2ユーザログ情報と前記有効情報が互いに異なりハッキングとして判断された場合に行われることを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項4】
前記ハッキングとして判断された場合は、前記ユーザ端末の接続されたIPが既に設定されたハッキング関連のIPと同一の場合であることを特徴とする請求項3に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項5】
前記各ステップは、設定情報に応じて自動で行われることを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項6】
前記第1ユーザログ情報がゲーム上のキャラクター内訳情報である場合、前記有効情報は、キャラクター名、インベントリ情報、または経済情報のうちいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項7】
前記有効情報に復旧する前記ステップは、前記有効情報のうち1つ以上の選択された情報を復旧することを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項8】
前記有効情報に復旧する前記ステップは、前記期間情報のうち選択された期間に対する前記有効情報に復旧することを特徴とする請求項1に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項9】
前記ハッキングとして判断された場合、取引停止期間情報に対応する期間の間に前記第2ユーザログ情報のうちいずれか1つ以上に対する変更を禁止するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項10】
ユーザログ管理サーバに有効情報に対する復旧要請情報を送信するステップと、
前記ユーザログ管理サーバの判断に応じて、前記復旧要請情報を送信した時点の前に前記ユーザログ管理サーバにスナップショットデータベースタイプで格納された前記有効情報に復旧するステップと、を含み、
前記ユーザログ管理サーバは、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析した結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧することを特徴とするスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項11】
前記ユーザログ管理サーバは、
1つ以上のユーザ端末のユーザに対する第1ユーザログ情報を収集するステップと、
前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別するステップと、
前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納するステップと、
を含むことを特徴とする請求項10に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項12】
前記ユーザログ管理サーバは、前記第2ユーザログ情報と前記有効情報が互いに異なってハッキングとして判断された場合、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧することを特徴とする請求項11に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧方法。
【請求項13】
コンピュータに、請求項1〜請求項12のいずれか1項の方法における各ステップを実行させるプログラムを記録したコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【請求項14】
1つ以上のユーザ端末のユーザに関する第1ユーザログ情報を収集する情報収集部と、
前記第1ユーザログ情報から有効情報を選別する情報選別部と、
前記有効情報を期間情報に応じてスナップショットデータベースタイプに格納する情報格納部と、
前記ユーザ端末から前記有効情報に対する復旧要請情報を受信する情報受信部と、
前記復旧要請情報に応じて、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析する情報分析部と、
前記分析結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧する情報復旧部と、
を備えることを特徴とするスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置。
【請求項15】
前記情報復旧部は、前記情報分析部の分析結果、前記第2ユーザログ情報と前記有効情報が互いに異なりハッキングとして判断された場合、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧することを特徴とする請求項14に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置。
【請求項16】
前記情報分析部によってハッキングとして判断された場合、取引停止期間情報に対応する期間の間に前記第2ユーザログ情報のうちいずれか1つ以上に対する変更を禁止する情報変更停止部をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置。
【請求項17】
ユーザログ管理サーバに有効情報に対する復旧要請情報を送信する情報送信部と、
前記ユーザログ管理サーバの判断に応じて、前記復旧要請情報を送信した時点の前に前記ユーザログ管理サーバにスナップショットデータベースタイプで格納された前記有効情報に復旧する情報復旧部と、を備え、
前記ユーザログ管理サーバは、前記復旧要請情報が受信された時点の第2ユーザログ情報と前記有効情報とを比較して分析した結果に応じて、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧することを特徴とするスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置。
【請求項18】
前記ユーザログ管理サーバは、前記第2ユーザログ情報と前記有効情報が互いに異なりハッキングとして判断された場合、前記第2ユーザログ情報を前記有効情報に復旧することを特徴とする請求項17に記載のスナップショットデータベースを用いた情報復旧装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−509520(P2012−509520A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536261(P2011−536261)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【国際出願番号】PCT/KR2009/006782
【国際公開番号】WO2010/058949
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(508206737)ネオプル, インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】Neople, Inc.
【住所又は居所原語表記】2F,JBK Bldg. 108−6 Samseong−dong, Gangnam−gu,Seoul, Republic of Korea
【Fターム(参考)】