説明

スピロケトンアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤

本発明は、R、R、R、R、R、R、R、R、およびRが本明細書に記載のとおりである式(1)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩、その医薬組成物、ならびに過体重状態に罹患している哺乳動物の治療におけるその使用を提供する。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式を有する化合物
【化1】

または薬学的に許容できるその塩[式中、
(a)Rは、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(b)各R10は、それぞれ独立に、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(c)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、−C(O)NR1112、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(d)R11およびR12は、単独で扱い、それぞれ独立にHまたはCアルキルであり、またはR11およびR12は、一緒になって、これらが結合している窒素と共に、4〜7員ヘテロシクロアルキルを形成しており、
(e)Rは、H、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、またはC1〜3ハロアルキルであり、
(f)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(g)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(h)Rは、単独で扱い、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3で置換されていてもよい4〜7員ヘテロアリールであり、または
(i)Rは、RまたはR、ならびにRおよびRまたはRが結合しているフェニルと一緒になって、少なくとも1個の窒素原子が前記フェニルの炭素原子に結合している含窒素環を有する多環式複素環ラジカルを形成しており、含窒素環は、シクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジン、または5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよく、含窒素環は、1〜2個のオキソ、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、4〜7員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、またはフェニルでそれぞれ独立に置換されていてもよく、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、但し、Rは、Rと一緒になってベンゾトリアゾリルまたはベンゾオキサジアゾリルを形成することはなく、またRは、Rと一緒になってベンゾオキサジアゾリルを形成することもなく、
(j)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシである]であって、
但し、前記化合物は、1’−(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イルカルボニル)−5−メトキシスピロ[クロメン−2,4’−ピペリジン]−4(3H)−オン、6−クロロ−7−メチル−1’−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾイル]スピロ[クロメン−2,4’−ピペリジン]−4(3H)−オン、6,7−ジメチル−1’−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾイル]スピロ[クロメン−2,4’−ピペリジン]−4(3H)−オン、および6,7−ジメチル−1’−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)ベンゾイル]スピロ[クロメン−2,4’−ピペリジン]−4(3H)−オンではない、化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項2】
とRが一緒になっており、前記置換されていてもよい含窒素環が第2のN、O、またはSヘテロ原子を含んでいてもよく、前記含窒素環は、シクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジン、または5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよい、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
とRが一緒になっており、前記多環式複素環ラジカルが1H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、キノキサリル、1H−インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾリル、1H−ベンゾ−[d][1,2,3]トリアゾリル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−カルバゾリル、2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド−[3,4−b]インドリル、またはベンゾオキサゾリルであり、前記多環式複素環ラジカルの含窒素環は置換されていてもよい、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
多環式複素環ラジカルが、置換されていてもよい1H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、1H−インドリル、または2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドリルである、請求項3に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
(a)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(b)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(c)RがHである、
請求項4に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項6】
とRが一緒になっており、前記置換されていてもよい含窒素環が第2のN、O、またはSヘテロ原子を含んでいてもよく、前記含窒素環がシクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジン、または5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよい、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項7】
とRが一緒になっており、前記多環式複素環ラジカルが1H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、1H−インドリル、または2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾリルであり、前記複素環ラジカルの含窒素環は置換されていてもよい、請求項6に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項8】
多環式複素環ラジカルが、置換されていてもよい1H−インダゾリルである、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項9】
(a)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(b)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(c)RがHである、
請求項8に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項10】
が単独で扱われ、置換されていてもよいピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、またはピリミジニルである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項11】
が単独で扱われ、置換されていてもよいピラゾリルまたはイミダゾリルである、請求項10に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項12】
(a)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(b)RがH、ハロ、CH、またはOCHであり、
(c)RがHである、
請求項11に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項13】
(1)次式を有する化合物
【化2】

または薬学的に許容できるその塩[式中、
(a)Rは、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(b)各R10は、それぞれ独立に、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(c)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、−C(O)NR1112、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(d)R11およびR12は、単独で扱い、それぞれ独立に、HまたはC1〜3アルキルであり、またはR11およびR12は、一緒になって、これらが結合している窒素と共に、4〜7員ヘテロシクロアルキルを形成しており、
(e)Rは、H、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、またはC1〜3ハロアルキルであり、
(f)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(g)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(h)Rは、単独で扱い、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3で置換されていてもよい4〜7員ヘテロアリールであり、または
(i)Rは、RまたはR、ならびにRおよびRまたはRが結合しているフェニルと一緒になって、少なくとも1個の窒素原子が前記フェニルの炭素原子に結合している含窒素環を有する多環式複素環ラジカルを形成しており、含窒素環は、シクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジン、または5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよく、含窒素環は、1〜2個のオキソ、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、4〜7員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、またはフェニルでそれぞれ独立に置換されていてもよく、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、但し、Rは、Rと一緒になってベンゾトリアゾリルまたはベンゾオキサジアゾリルを形成することはなく、またRは、Rと一緒になってベンゾオキサジアゾリルを形成することもなく、
(j)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシである]と、
(2)薬学的に許容できる担体、媒体、希釈剤、または賦形剤と
を含む医薬組成物。
【請求項14】
とRが一緒になっており、前記多環式複素環ラジカルが、1H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、キノキサリル、1H−インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾリル、1H−ベンゾ−[d][1,2,3]トリアゾリル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−カルバゾリル、2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド−[3,4−b]インドリル、またはベンゾオキサゾリルであり、前記多環式複素環ラジカルの含窒素環は置換されていてもよい、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
とRが一緒になって、前記多環式複素環ラジカルが、1H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、1H−インドリル、または2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾリルであり、前記複素環ラジカルの含窒素環は置換されていてもよい、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項16】
が単独で扱われ、置換されていてもよいピラゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、またはピリミジニルである、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項17】
そのような治療を必要とする哺乳動物において肥満または過体重状態を治療する方法であって、その哺乳動物に、次式を有する化合物
【化3】

または薬学的に許容できるその塩[式中、
(a)Rは、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(b)各R10は、それぞれ独立に、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(c)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、C1〜3アルキルスルホニル−、−CO(O)H、−C(O)OC1〜3アルキル、−C(O)NR1112、またはフェニルであり、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、
(d)R11およびR12は、単独で扱い、それぞれ独立に、HまたはC1〜3アルキルであり、またはR11およびR12は、一緒になって、これらが結合している窒素と共に、4〜7員のヘテロシクロアルキルを形成しており、
(e)Rは、H、ハロ、シアノ、C1〜3アルキル、またはC1〜3ハロアルキルであり、
(f)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(g)Rは、単独で扱い、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシであり、
(h)Rは、単独で扱い、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3で置換されていてもよい4〜7員ヘテロアリールであり、または
(i)Rは、RまたはR、ならびにRおよびRまたはRが結合しているフェニルと一緒になって、少なくとも1個の窒素原子が前記フェニルの炭素原子に結合している含窒素環を有する多環式複素環ラジカルを形成しており、含窒素環は、シクロヘキセン、5,6−ジヒドロ−ピリジン、または5,6−ジヒドロ−1H−ピリジン−2−オンに縮合していてもよく、含窒素環は、1〜2個のオキソ、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルキル−OH、C1〜3ハロアルキル、C1〜3ハロアルコキシ、4〜7員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、またはフェニルでそれぞれ独立に置換されていてもよく、前記フェニルは、1〜5個のR10で置換されていてもよく、但し、Rは、Rと一緒になってベンゾトリアゾリルまたはベンゾオキサジアゾリルを形成することはなく、またRは、Rと一緒になってベンゾオキサジアゾリルを形成することもなく、
(j)RおよびRは、それぞれ独立に、H、OH、ハロ、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、またはC1〜3ハロアルコキシである]を治療有効量投与することを含む方法。
【請求項18】
前記哺乳動物がヒトである、請求項17に記載の方法。


【公表番号】特表2010−511035(P2010−511035A)
【公表日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−538803(P2009−538803)
【出願日】平成19年11月16日(2007.11.16)
【国際出願番号】PCT/IB2007/003639
【国際公開番号】WO2008/065508
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】