説明

スラストニードル軸受

【課題】摩耗を低減することで信頼性を確保したスラストニードル軸受を提供する。
【解決手段】保持器16hを構成する第1環状部材161と第2環状部材162が、円盤部161a、162aと、円盤部161a、162aより軸線方向に延在する外側フランジ部161c、162cとを有し、ころ16eを保持するポケット部161d、162dは、円盤部161a、162aから外側フランジ部161c、162cにわたって形成されているので、ころ16eが遠心力で半径方向に付勢された場合でも、ポケット部161d、162dの縁に当接しないから、これを摩耗させることがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーエアコンのコンプレッサ、自動変速機用遊星歯車機構、事務機器等に用いられると好適なスラストニードル軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばカーエアコン用コンプレッサ(カークーラコンプレッサともいう)の一タイプとして、容量可変式のコンプレッサが知られている。一般的に、容量可変式のコンプレッサは、ハウジングに対して駆動軸をラジアル軸受により回転自在に支持し、この駆動軸に対して斜板を傾斜角度可変に連結し、この斜板に対し揺動板を摺動自在に取付けてある。斜板と揺動板との間にはスラスト軸受が配置されている。揺動板には、複数のピストンロッドの一端が円周方向等間隔に取付けてあり、このピストンロッドの他端はピストンに連結している。このピストンは、ハウジング内に設けられたシリンダの内部で摺動するように設けられ、このシリンダのボア内に流入される冷媒ガスを圧縮し吐出するようにしている。つまり、斜板が回転すると、揺動板が、いわゆるみそすり的動作をし、ピストンロッドを介してピストンを軸線方向に往復運動させ、冷媒ガスを圧縮し吐出するようになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−266754号公報
【特許文献2】特開2006−242355号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、カーエアコン用コンプレッサ等には、ころを保持する保持器を用いたスラストニードル軸受が用いられることがある(特許文献2参照)。特許文献2に開示されているような、半径方向断面が略コの字型に折り曲げられた2枚の板材を組み合わせてなる保持器の円盤部には、ころを保持するポケット部が設けられている。しかるに、特許文献2に開示されたスラストニードル軸受においては、遠心力で半径方向に付勢されるころの端面が、回転しつつポケット部の外方縁に当接し、これを摩耗させる恐れがある。
【0004】
本発明は、前記のような問題点に鑑みてなされたものであり、摩耗を低減することで信頼性を確保したスラストニードル軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のスラストニードル軸受は、ころと、前記ころを保持する保持器とを備えたスラストニードル軸受において、
前記保持器は、円盤部と、前記円盤部より軸線方向に延在する円筒状のフランジ部とを有し、前記ころを保持するポケット部は、前記円盤部から前記フランジ部にわたって形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、前記保持器が、円盤部と、前記円盤部より軸線方向に延在する円筒状のフランジ部とを有し、前記ころを保持するポケット部は、前記円盤部から前記フランジ部にわたって形成されているので、前記ころが遠心力で半径方向に付勢された場合でも、前記ポケット部の縁を摩耗させることがなく、更に前記ころの端面は前記フランジ部に面当たりすることから、全体として摩耗を効果的に抑制できる。尚、前記フランジ部は、前記円盤部に対して半径方向外方に設けられているものであると好ましい。
【0007】
前記ころの端面が平坦面であると、加工が容易であり、軸受の負荷容量を高めることができる。
【0008】
前記ころの端面が曲面(例えば球面)であると、高速回転に対応できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかるスラストニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図であり、図2は、図1の構成を矢印II方向に見た図である。
【0010】
図1において、コンプレッサ1を構成するハウジング6は、中央の短円筒状の本体7をヘッドケース8と斜板ケース9とで軸線方向(図1の左右方向)両側から挟持し、更に複数本の結合ボルト(図示せず)により結合されて一体となっている。ヘッドケース8の内側には、低圧室10、10と高圧室11とが設けられている。尚、高圧室11内は勿論、低圧室10、10内も正圧である。又、本体7とヘッドケース8との間には平板状の隔壁板12が挟持されている。図1で複数に分割されている如く表されている低圧室10、10は互いに連通しており、ヘッドケース8の外面に設けられた単一の吸入ポート13(図2)に連通している。又、高圧室11は、ヘッドケース8に設けられた吐出ポート(図示せず)に通じている。吸入ポート13がエバポレータ(不図示)の出口に、不図示の吐出ポートをコンデンサ(不図示)の入口に、それぞれ連通させている。
【0011】
ハウジング6内にはシャフト14を、本体7と斜板ケース9とに掛け渡す状態で、回転自在に支持している。より具体的には、シャフト14の両端部を1対のラジアルニードル軸受15A、15Bにより、本体7と斜板ケース9とに対して回転自在に支持すると共に、1対のスラストニードル軸受16A、16Bにより、このシャフト14に加わるスラスト荷重を支承自在としている。
【0012】
スラストニードル軸受16Aは、複数のころ16aと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16b、16cと、ころ16aを保持する保持器16dとを有している。本実施の形態にかかるスラストニードル軸受16Bは、複数のころ16eと、これを軸線方向(図1で左右方向)に挟持する軌道輪16f、16gと、ころ16eを保持する保持器16hとを有している。
【0013】
ラジアルニードル軸受15Aは、複数のころ15aと、シェル型外輪15bと、ころ15aを保持する保持器15cとを有している。ラジアルニードル軸受15Bは、複数のころ15dと、外輪(軌道輪)15eと、ころ15dを保持する保持器15fとを有している。
【0014】
スラストニードル軸受16Aは、本体7の一部と上記シャフト14の一端部(図1の右端側)に形成した段部17との間に、皿ばね18を介して設けている。又、スラストニードル軸受16Bは、シャフト14の中間部外周面に外嵌固定した円板部19と斜板ケース9との間に配置している。ハウジング6を構成する本体7の内側でシャフト14の周囲部分には、複数(例えば図示の例では、円周方向等間隔に6個)のシリンダ孔20、20を形成している。この様に本体7に形成した、複数のシリンダ孔20、20の内側には、それぞれピストン21、21の先半部(図1の右半部)に設けた摺動部22、22を、軸方向の変位自在に嵌装している。
【0015】
ここでは、シリンダ孔20、20の底面とピストン21、21の先端面(図1の右端面)との間に設けられた空間を、圧縮室23とする。又、斜板ケース9の内側に存在する空間は、斜板室24とする。シャフト14の中間部外周面でこの斜板室24内に位置する部分おいて、斜板25を、シャフト14に対して所定の傾斜角度を持たせて固定し、この斜板25がシャフト14と共に回転する様にしている。斜板25の円周方向複数個所と、各ピストン21、21とは、それぞれ1対ずつのスライディングシュー26、26により連結されている。この為、これら各スライディングシュー26、26の内側面(互いに対向する面)は平坦面として、同じく平坦面である斜板25の両側面外径寄り部分に摺接するようになっている。又、これら各スライディングシュー26、26の外側面(相手スライディングシュー26と反対側面)は球状凸面としている。更に、その内側面を斜板25の両側面に当接させた状態で、これら両スライディングシュー26、26の外側面を単一球面上に位置させている。一方、各ピストン21、21の基端部(前記隔壁板12から遠い側の端部で、図1の左端部)には、スライディングシュー26、26及び斜板25と共に、駆動力伝達機構を構成する連結部27、27を、各ピストン21、21と一体に形成している。そして、これら各連結部27、27に、一対のスライディングシュー26、26を保持する為の保持部28、28を形成している。又、これら各保持部28、28には、各スライディングシュー26、26の外側面と密に摺接する球状凹面を、互いに対向させて形成している。
【0016】
又、本体7の一部内周面で、各連結部27、27の外端部に整合する部分には、各ピストン21、21毎にそれぞれ1対ずつのガイド面(図示せず)を、円周方向に離隔して形成している。各連結部27、27の外端部は、このガイド面に案内されて、ピストン21、21の軸方向(図1の左右方向)の変位のみ自在である。従って、各ピストン21、21も、各シリンダ孔20、20内に、斜板25の回転に伴う各ピストン21、21の中心軸回りの回転を防止されて、軸方向の変位のみ自在(回転不能)に嵌装されている。この結果、各連結部27、27は、シャフト14の回転による斜板25の揺動変位に伴って各ピストン21、21を軸方向に押し引きし、各摺動部22、22をシリンダ孔20、20内で軸方向に往復移動させる。
【0017】
一方、低圧室10及び高圧室11と各シリンダ孔20、20とを仕切るべく、本体7とヘッドケース8との突き合わせ部に挟持している隔壁板12には、低圧室10と各シリンダ孔20、20とを連通させる吸入孔29、29と、高圧室11と各シリンダ孔20、20とを連通させる吐出孔30、30とを、それぞれ軸線方向に貫通する状態で形成している。従って、各吸入孔29、29及び各吐出孔30、30の一端(図1の左端)でシリンダ孔20、20側の開口は、何れも各ピストン21、21の先端面と対向する。又、各シリンダ孔20、20内で、各吸入孔29、29の一端と対向する部分には、低圧室10から各シリンダ孔20、20に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吸入弁31、31を設けている。又、高圧室11内で、各吐出孔30、30の他端(図1の右端)開口と対向する部分には、各シリンダ孔20、20から高圧室11に向けてのみ冷媒ガスを流す、リード弁式の吐出弁32を設けている。この吐出弁32には、各吐出孔30、30から離れる方向への変位を制限する、ストッパ33を付設している。
【0018】
上述の様に構成するコンプレッサ1のシャフト14は、車両のエンジン(不図示)により無端ベルト42を介して回転駆動される。この為に、図示の例の場合は、ハウジング6を構成する斜板ケース9の外側面(図1の左側面)中央に設けた支持筒部34の周囲に従動プーリ35を、複列ラジアル玉軸受36により、回転自在に支持している。この従動プーリ35は、断面コ字形で全体を円環状に構成しており、斜板ケース9の外側面に固定したソレノイド37を、従動プーリ35の内部空間に配置している。一方、シャフト14の端部で支持筒部34から突出した部分には取付ブラケット38を固定しており、この取付ブラケット38の周囲に磁性材製の環状板39を、板ばね40を介して支持している。この環状板39はソレノイド37への非通電時には、板ばね40の弾力により、図に示す様に従動プーリ35から離隔しているが、ソレノイド37への通電時にはこの従動プーリ35に向け吸着されて、この従動プーリ35からシャフト14への回転力の伝達を自在とする。即ち、ソレノイド37と環状板39と板ばね40とにより、従動プーリ35とシャフト14とを係脱する為の電磁クラッチ41を構成している。又、車両のエンジンのクランクシャフト(不図示)の端部に固定した駆動プーリと従動プーリ35との間には、無端ベルト42を掛け渡している。
【0019】
本実施の形態にかかるカーエアコンのコンプレッサの動作について説明する。車室内の冷房或は除湿を行なう為、カーエアコンを作動させた場合には、電磁クラッチ41を動作させて従動プーリ35とシャフト14とを係合させ、それにより無端ベルト42を介して、車両のエンジンの動力をシャフト14に伝達し、これを回転駆動する。この結果、斜板25が回転して、複数のピストン21、21を構成する摺動部22、22をそれぞれシリンダ孔20、20内で往復移動させる。そして、この様な摺動部22、22の往復移動に伴って、吸入ポート13から吸引された冷媒ガスが、低圧室10、10内から各吸入孔29、29を通じて圧縮室23内に吸い込まれる。この冷媒ガスは、これら各圧縮室23内で圧縮されてから、吐出孔30、30を通じて高圧室11に送り出され、吐出ポートより吐出される。その後、高温・高圧の冷媒ガスはコンデンサで冷却され液冷媒となった後、急激に膨張させられ、低温・低圧の霧状冷媒となってエバポレータに流れ、ここで車室内に供給される空気を冷却し、その後冷媒ガスとなってコンプレッサに吸入される。
【0020】
図3は、軌道輪を取り外した状態で示すスラストニードル軸受16Bの拡大断面図である。図3において、保持器16hは、第1環状部材161と、第2環状部材162とを組み合わせてなる。金属の板材をプレスすることで一体成形された第1環状部材161は、円盤部161aと、円盤部161aの内縁から軸線方向に延在する円筒状の内側フランジ部161bと、円盤部161aの外縁から軸線方向に延在する円筒状の外側フランジ部161cとからなる。円盤部161aから外側フランジ部161cにわたって、複数のポケット孔161dが周方向に等間隔に形成されている。
【0021】
一方、後述するように金属の板材をプレスすることで一体成形された第2環状部材162は、円盤部162aと、円盤部162aの内縁から軸線方向に延在する円筒状の内側フランジ部162bと、円盤部162aの外縁から軸線方向に延在する円筒状の外側フランジ部162cとからなる。円盤部162aから外側フランジ部162cにわたって、複数のポケット孔162dが周方向に等間隔に形成されている。
【0022】
第1環状部材161における内側フランジ部161bと外側フランジ部161cとの間隔は、第2環状部材162における内側フランジ部162bと外側フランジ部162cとの間隔よりも大きくなっている。従って、図3に示すように、第1環状部材161と第2環状部材162とを、ころ16eを挟持するようにして、対向する形に組み合わせたときに、内側フランジ部161bは内側フランジ部162bの半径方向内側に位置し、外側フランジ部161cは外側フランジ部162cの半径方向外側に位置することとなる。内側フランジ部161bの先端をカシメることで、第1環状部材161と第2環状部材162とは結合される。
【0023】
図4は、第2環状部材162を形成する工程を示す図であるが、ハッチングで示す部位は第2環状部材162の形成に不要な素材である。まず図4(a)において、金属の板材Mの中央に円形の孔Aを穿設する。続いて、図4(b)に示すように、穿設された孔Aの周囲を紙面垂直方向に折り曲げて、内側フランジ部162bを形成する。更に、図4(c)に示すように、内側フランジ部162bの周囲に、ポケット部162dを穿設する。このとき、ポケット部162dの外方端は、後述する外側フランジ部162cの内径(D)より半径方向外方に位置するようにする。但し、ポケット部162dの外方縁はころ16eに当接しないため、特にエッジの粗さや寸法精度を高める必要はなく、低コストに形成できる。
【0024】
この後、図4(d)に示すように、金属の板材Mからポケット部162dの外側の位置で円形に切り取り、更に図4(e)に示すように、その外周を紙面垂直方向に折り曲げて、外側フランジ部162cを形成する。以上により、内側フランジ部162bと外側フランジ部162cとの間が円盤部162aとなり、第2環状部材162の外形が完成する。このとき、円盤部162aから外側フランジ部162cにわたって、複数のポケット孔162dが形成されることとなる。尚、第1環状部材161も同様の工程を通じて形成できる。
【0025】
本実施の形態によれば、保持器16hを構成する第1環状部材161と第2環状部材162が、円盤部161a、162aと、円盤部161a、162aより軸線方向に延在する外側フランジ部161c、162cとを有し、ころ16eを保持するポケット部161d、162dは、円盤部161a、162aから外側フランジ部161c、162cにわたって形成されているので、ころ16eが遠心力で半径方向に付勢された場合でも、ポケット部161d、162dの縁に当接しないから、これを摩耗させることがない。
【0026】
更に図3に示すように、ころ16eの端面E1は軸線に直交する平坦面であり、外側フランジ部162cに面当たりすることから、回転するころ16eが遠心力で半径方向外方に付勢された場合でも、面圧を下げることで摩耗を効果的に抑制できる。更に、ころ16eの端面E1を平坦面とすれば、加工が容易であり、負荷を受ける外周長を長く確保することで、軸受の負荷容量を高めることができる。
【0027】
図5は、本実施の形態の変形例にかかるスラストニードル軸受16B’の拡大断面図である。本変形例においては、ころ16e’の端面E2が、その軸線と同軸な球面となっている点が異なる。それ以外の点については、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0028】
本実施の形態によれば、ころ16e’の端面E2が球面であるため、回転するころ16e’が遠心力で半径方向外方に付勢された場合に、外側フランジ部162cに対して端面E2の軸線近傍のみの小領域が当接することとなり、これによりころ16e’の抵抗を減少させて高速回転に対応させることができる。
【0029】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、スラストニードル軸受は、カークーラコンプレッサに限らず、自動車用の変速機や事務機器など、各種の機械に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本実施の形態にかかるニードル軸受が組み込まれたカーエアコンのコンプレッサの断面図である。
【図2】図1の構成を矢印II方向に見た図である。
【図3】軌道輪を取り外した状態で示すスラストニードル軸受16Bの正面図である。
【図4】第1環状部材161を形成する工程を示す図である。
【図5】本実施の形態の変形例にかかるスラストニードル軸受16B’の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 カーエアコンのコンプレッサ
6 ハウジング
14 シャフト
15A、15B ラジアルニードル軸受
16A、16B スラストニードル軸受

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ころと、前記ころを保持する保持器とを備えたスラストニードル軸受において、
前記保持器は、円盤部と、前記円盤部より軸線方向に延在する円筒状のフランジ部とを有し、前記ころを保持するポケット部は、前記円盤部から前記フランジ部にわたって形成されていることを特徴とするスラストニードル軸受。
【請求項2】
前記ころの端面は平坦面であることを特徴とする請求項1に記載のスラストニードル軸受。
【請求項3】
前記ころの端面は曲面であることを特徴とする請求項1に記載のスラストニードル軸受。

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−174579(P2009−174579A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−11432(P2008−11432)
【出願日】平成20年1月22日(2008.1.22)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】