説明

スルホニウム塩開始剤

式(I)、(II)、(III)及び(IV)〔式中、Rは、水素、C〜C20アルキル、1個以上のOにより中断されているC〜C20アルキルか、−L−X−R又は−L−Rであり;Rは、例えば、Rで提示された意味の1つを有し;Rは、一価の増感剤又は光開始剤の部分であり;Ar及びArは、例えば、互いに独立して、C〜C20アルキル、ハロゲン若しくはORにより置換されているフェニルであるか、又は非置換のナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか、又はC〜C20アルキル、OH若しくはORにより置換されているナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか、又は−Ar−A−Arであり;Arは、非置換のフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか;又はC〜C20アルキル、OR若しくはベンゾイルにより置換されているフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであり;Arは、フェニレン、ナフチレン、アントリレン又はフェナントリレンであり;Aは、直接結合、S、O又はC〜C20アルキレンであり;Xは、CO、C(O)O、OC(O)、O、S又はNRであり;Lは、C〜C20アルキレン又は1個以上のOで中断されているC〜C20アルキレンであり;Rは、C〜C20アルキル若しくはC〜C20ヒドロキシアルキルであり;そしてYはアニオンである〕で示される化合物は、光潜在性酸発生剤として適切である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、II、III及びIV:
【化1】


〔式中、
Rは、水素、C〜C20アルキル、1個以上のOにより中断されているC〜C20アルキルか、−L−X−R又は−L−Rであり;
は、Rで提示された意味の1つを有するか又は下記式:
【化2】


であり;
は、一価の増感剤又は光開始剤の部分であり;
Ar及びArは、互いに独立して、1つ以上のC〜C20、ハロゲン、OR若しくはCOORにより置換されているフェニルであるか;又は
非置換のナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか;又は
1つ以上のC〜C20アルキル、OH若しくはORにより置換されているナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか;又は、
−Ar−A−Ar若しくは下記式:
【化3】


であり;
Arは、非置換のフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであるか;又は
1つ以上のC〜C20アルキル、OR、C〜C12アルカノイル若しくはベンゾイルにより置換されているフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル若しくはビフェニリルであり;
Arは、フェニレン、ナフチレン、アントリレン又はフェナントリレンであり;
Aは、直接結合、S、O又はC〜C20アルキレンであり;
Xは、CO、C(O)O、OC(O)、O、S又はNRであり;
Lは、C〜C20アルキレン又は1個以上のOで中断されているC〜C20アルキレンであり;
は、C〜C20アルキル若しくはC〜C20ヒドロキシアルキルであるか;又はO(CO)R13により置換されているC〜C20アルキルであり;
Zは、S、CO又はNRであり;
は、直接結合、CH、O又はSであり;
及びR11は、互いに独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ又はフェニルであり;
13は、C〜C20アルキルであり;そして
Yはアニオンである〕
で示される化合物。
【請求項2】
Yが、(BF、(SbF、(PF、(B(C、C〜C20アルキルスルホネート、C〜C20ハロアルキルスルホネート、非置換C〜C10アリールスルホネート、ショウノウスルホネート、C〜C20−ペルフルオロアルキルスルホニルメチド、C〜C20−ペルフルオロアルキルスルホニルイミド、及びハロゲン、NO、C〜C12アルキル、C〜C12ハロアルキル、C〜C12アルコキシ、フェニルスルホニルオキシ、C〜Cアルキルフェニルスルホニルオキシ又はCOOR100により置換されているC〜C10アリールスルホネートの群から選択されるハロゲン化物、硫酸水素塩、トリフルオロ酢酸塩又は非求核性アニオンであり、ここでR100が、C〜C20アルキル、フェニル、ベンジル、又はC〜C12アルキル、C〜C12アルコキシ若しくはハロゲンにより一置換又は多置換されているフェニルである
請求項1記載の式I、II、III及びIVの化合物。
【請求項3】
が、基(a)、(b)、(c)又は(d):
【化4】


を意味し;
が、水素、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシであり;
及びRが、互いに独立して、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、フェニルアルキル、アルキルフェニルアルキルであるか、又はR及びRが、それらが結合しているC原子と一緒になって環を形成し;
、R10、R11及びR12が、互いに独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル若しくはフェニルであるか、又はR及びR10が、共にメチレン若しくはSである
請求項1記載の式I、II、III及びIVの化合物。
【請求項4】
Rが、C〜C20アルキルであり;
が、水素、C〜C20アルキル、1個以上のOにより中断されているC〜C20アルキルか、−L−X−Rであるか;又は下記式:
【化5】


であり;
が、基(a)又は(c):
【化6】


であり;
Arが、1つ以上のORにより置換されているフェニルであるか、又はビフェニル若しくは−Ar−A−Arであり;
Arが、1つ以上のC〜C20アルキルにより置換されているフェニルであるか、又はビフェニリル、−Ar−A−Ar、若しくは下記式:
【化7】


であり;
Arが、非置換フェニルであるか、又はアセチル若しくはベンゾイルにより置換されているフェニルであり:
Arがフェニレンであり;
Aが、S又はOであり;
Xが、Oであり;
Lが、C〜C20アルキレン又は1個以上のOで中断されているC〜C20アルキレンであり;
が、C〜C20アルキル若しくはC〜C20ヒドロキシアルキルであるか;又はO(CO)R13により置換されているC〜C20アルキルであり;
及びR11が、水素であり;
13が、C〜C20アルキルであり;
Zが、NRであり;
が、直接結合であり;
Yが、PF又はC〜C20ハロアルキルスルホネートである
請求項1記載の式I及びIIの化合物。
【請求項5】
(a1)カチオン的若しくは酸触媒的に重合可能な若しくは架橋可能な化合物、又は
(a2)酸の作用化において現像液で溶解度を増加する化合物;及び
(b)請求項1記載の式I、II、III又はIVの化合物の少なくとも1つ
を含む、放射線感受性組成物。
【請求項6】
成分(a1)が、脂環式エポキシ化合物、グリシジルエーテル、オキセタン化合物、ビニルエーテル、酸架橋性メラミン樹脂、酸架橋性ヒドロキシメチレン化合物及び酸架橋性アルコキシメチレン化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物である、請求項5記載の放射線感受性組成物。
【請求項7】
成分(a2)が、脂環式コポリマー、4−ヒドロキシ−フェニル基含有コポリマー、マレイン酸無水物含有コポリマー、並びにアクリル酸−、アクリル酸エステル−及びメタクリル酸エステル含有コポリマーの群から選択される少なくとも1つの化合物であるが、但し、これらのコポリマーが、酸との反応の後でアルカリ性現像液においてポリマーの溶解度を増加する官能基を担持する、請求項5記載の放射線感受性組成物。
【請求項8】
成分(a1)又は(a2)及び(b)に加えて、追加的な添加剤(c)及び/又は増感剤化合物(d)、並びに場合により更なる光開始剤(e)を含む、請求項5記載の放射線感受性組成物。
【請求項9】
カチオン的若しくは酸触媒的に重合可能な若しくは架橋可能な化合物の重合若しくは架橋における又は酸の作用下において現像液中で溶解度を増加するように化合物の溶解度を増加させるための光潜在性酸供与体としての、請求項1記載の式I、II、III又はIVの化合物の使用。
【請求項10】
電磁放射線又は電子ビームの作用下で、カチオン的又は酸触媒的に重合可能な又は架橋可能な化合物の光重合又は架橋の方法であって、請求項1記載の式I、II、III又はIVの化合物を光潜在性酸供与体として使用する方法。
【請求項11】
請求項5記載の組成物で少なくとも1面を被覆された被覆基材。
【請求項12】
レリーフ像の生成の方法であって、請求項5記載の組成物が基材に塗布され、次いで像様式に暴露される方法。
【請求項13】
放射線感受性酸供与体として請求項1記載の式I、II、III又はIVの化合物を含むフォトレジスト。
【請求項14】
表面被覆組成物、粉末被覆組成物、印刷用インク、印刷版、歯科用配合物、ステレオリソグラフィ用樹脂、接着剤、接着防止被覆、カラーフィルタ、レジスト材料又は画像記録材料の製造のための放射線感受性酸供与体としての、請求項1記載の式I、II、III又はIVの化合物の使用。
【請求項15】
表面被覆組成物、引掻き抵抗性被覆、耐汚染被覆、防曇被覆、耐腐食被覆、粉末被覆組成物、印刷用インク、ノンインパクト印刷用インク、インクジェット印刷用インク、印刷版、歯科用配合物、歯科用複合材、複合材、ステレオリソグラフィ用樹脂、接着剤、接着防止被覆、相似被覆、光ファイバ用被覆、カラーフィルタ、レジスト材料又は画像記録材料、ホログラフ用樹脂の製造における請求項10記載の方法。

【公表番号】特表2009−501148(P2009−501148A)
【公表日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−518789(P2008−518789)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【国際出願番号】PCT/EP2006/063378
【国際公開番号】WO2007/003507
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(396023948)チバ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Holding Inc.
【Fターム(参考)】