説明

セルタイプ検出の方法、装置、システム、及び、これに関連したコンピュータプログラム

第2タイプのネットワークセルとは異なる第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信する段階を含む方法を開示し、送信する段階は、a)制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が指示フラグである段階、b)1組の同期情報を第1タイプのネットワークセルに割り当てる段階、及び制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が同期情報である段階、c)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、送信される指示情報が信号伝達コード情報である段階、d)変調又はスクランブリングが第1及び第2タイプのネットワークセルを示すものである少なくとも1つの所定の位相変調による変調又は少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングを受けた信号伝達情報を送信する段階、及び/又はe)少なくとも1つの位相関係が第1及び第2タイプのネットワークセルを示すものである少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有するi)PSS及びRS、ii)SSS及びRS、又はiii)PSS及びSSS、PSS/RS、SSS/RS又はPSS/SSSを送信する段階を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルタイプ検出に関する。特に、本発明は、セルタイプ検出の方法、装置、システム、及び、これに関連したコンピュータプログラムに関する。本発明の実施例は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)長期発展において標準化されているユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、発展型UTRAN/長期発展(E−UTRAN/LTE)のような様々なタイプのものとすることができるセルを備えた通信システムに適用可能とすることができる。
【背景技術】
【0002】
3GPPは、例えば3GPP仕様のリリース8の一部として第3世代(3G)LTEを指定する。LTEの次のリリース(LTE、例えば、リリース9)及び恐らくリリース8も、閉鎖加入群セル(CSG、家庭発展型ノードB(eNB)としても公知)及び非CSGセル(マクロセルとしても公知)の両方をサポートすることができる。また、ユーザ機器(UE)(例えば、端末)は、CSG及び非CSG区分に従って分類することができ、すなわち、一部の端末は、マクロセル及びCSGセルの両方へのアクセスを取得することができ、一部の他の端末は、CSGセルにアクセスする機能を持たない。
【0003】
一部のUE手順(例えば、同様の移動性又はセル識別など)が、アクセスされるセルのタイプ(例えば、セル選択又はセル再選択又はハンドオーバを通じてアクセスされる)に依存し、一部のUEが、CSGセルにアクセスすることができないので、UEが、CSGと非CSGセル間を区別することができることが妥当である。
【0004】
更に、CSGに対応できないUE又はH(e)NBのようないずれのCSGセルにも登録されていないUEが、例えば、マクロ(e)NBを作動させることができる同じ周波数帯域にCSGセルが配置されているという事実によって増加した電力消費をもたらす場合があるということは、避けることができると考えられる。これは、例えば、セルがセル選択又はセル再選択のようなアイドルモード測定手順中に及びハンドオーバ中の接続モードにおいても非常に遅い制限されたアクセスを有することをUEが検出する場合に当て嵌まるであろう。
【0005】
最悪のシナリオは、例えば、CSGに対応できないUEが両方の側にH(e)NBを備えた家を含む道路に沿って移動する場合であると考えられる。こうして、これらのセルがハンドオーバ又はキャンピングに対して該当しないという早期の指示が存在しない場合、UEの電力消費は、全てのこれらのセルがアクセスを許可されていない家庭用セルであることをUEが早期に検出する場合に比べて劇的に増加すると考えられる。
【0006】
上述の欠点に対処する手法が存在している。
【0007】
CSGと非CSGセルを区別するための1つのこのような手法(例えば、3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)作業群2(WG2)を参照)は、例えば、ダウンリンク共有チャンネル/物理的ダウンリンク共有チャンネル(DL−SCH/PDSCH)を通じて、各セルのブロードキャスト制御チャンネル(BCCH)にCSGフラグ(すなわち、1ビット)を含めることにあると考えられる。
【0008】
上述の手法の潜在的な欠点は、セルタイプを識別するために、UEは、例えば、CSG情報がBCCHシステム情報で符号化され、かつ次にセルが適用できないことが見出された場合、全セル検索(PSS及びSSS検出)を実行し、次に、物理的ブロードキャストチャンネル(PBCH)を復調/復号し、最後にBCCHを復調/復号しなくてはならない場合があるということにあると考えられる。物理層セルIDのリザーブレンジがBCCHシステム情報内で送信された場合、UEは、少なくとも一度BCCHを復号しなくてはならない場合がある。
【0009】
更に別の潜在的な欠点は、上述の手順は、CSGセルにアクセスできないUEに対してさえも、セルタイプが識別される前に付加的なUE電力消費及び遅延を招く場合があるということにあると考えられる。更に別の潜在的な欠点は、非アクセス制限を有するマクロセル(非CSGセル)に対する物理セルIDの数を制限することにより、ネットワークプランニングがオペレータに対してより困難になることにあると考えられる。
【0010】
更に別の潜在的な欠点は、アクセス制限を有するCSGセルに対する物理セルIDの数を制限することにより、これらのセルの構成が、特にこのようなセルの非常に大きな数が小さなエリアに設定された場合に困難になる場合があることにあると考えられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】「発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、物理チャンネル及び変調」、「3GPP TS 36.211」、8.3.0巻、6.11.1.1章「シーケンス生成」
【非特許文献2】「TS 36.211」v8.2.0
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述のことを考慮して、上述の欠点の1つ又はそれよりも多くを克服することが、本発明の実施例の目的である。特に、本発明は、セルタイプ検出の方法、装置、システム、及び関連のコンピュータプログラム製品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施例によると、第1の態様で、この目的は、例えば、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報を送信する段階を含む方法によって達成され、変調及びスクランブリングの一方は、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0014】
第1の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−本方法は、変調及びスクランブリングの一方を信号伝達情報に受けさせる段階を更に含み、
−本方法は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報を変調する段階を更に含み、
−本方法は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報にスクランブルをかける段階を更に含み、
−本方法は、1組の同期情報をネットワークセルの部分集合に割り当てる段階を更に含み、信号伝達情報は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ変調及びスクランブリングの一方を受け、
−本方法は、制御情報を信号伝達する段階を更に含み、送信する段階は、信号伝達する段階に対する補助的な指示として実行される。
【0015】
本発明の実施例によると、第2の態様で、この目的は、例えば、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号のうちの1つを送信する段階を含む方法によって達成され、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0016】
本発明の実施例によると、第3の態様では、この目的は、例えば、第2タイプのネットワークセルとは異なる第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信する段階を含む方法によって達成され、送信する段階は、a)制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が指示フラグである段階、b)1組の同期情報を第1タイプのネットワークセルに割り当てて、制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が同期情報である段階、c)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、送信される指示情報が信号伝達コード情報である段階、d)第1の態様に従って送信する段階、及びe)第2の態様に従って送信する段階のうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
第3の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−指示情報の送信する段階は、第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの数、第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第1の数、及び第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第2の数に基づいており、この数及び第1及び第2の数は、1に等しいか又はそれよりも大きい整数であり、第2の数は、第1の数よりも大きく、項目a)の送信は、この数が実質的にゼロに等しい場合に実行され、項目b)の送信は、この数が第1の数よりも有意に小さい場合に実行され、項目c)の送信は、この数が第1の数よりも実質的に小さい場合又はこの数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合に実行され、項目d)の送信は、この数が第2の数よりも大きい場合に実行され、項目e)の送信は、この数が第2の数よりも大きい場合に実行され、
−項目a)の送信はまた、第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合に実行され、
−項目b)の送信は、この数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合にネットワークセルの部分集合に対して実行され、
−項目c)の送信は、この数が第2の数よりも実質的に小さい場合に実行される。
【0018】
第1から第3の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−本方法は、使用されるスキームに関するスキーム情報を信号伝達する段階を更に含む。
【0019】
本発明の実施例によると、第4の態様で、この目的は、例えば、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による受信した信号伝達情報に基づいて、第1タイプのネットワークセルと第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルとを検出する段階を含む方法によって達成され、変調及びスクランブリングの一方は、第1タイプのネットワークセルと第2タイプのネットワークセルとを示すものである。
【0020】
第4の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−本方法は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報を復調する段階を更に含み、
−本方法は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報をスクランブル解除する段階を更に含み、
−本方法は、信号伝達情報を受信する段階を更に含み、
−検出する段階は、受信した信号伝達情報を仮説に対して試験する段階を更に含み、
−本方法は、1組の同期情報からネットワークの部分集合を逆参照する段階を更に含み、信号伝達情報は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ復調及びスクランブル解除の一方を受け、
−本方法は、信号伝達された制御情報を受信する段階を更に含み、検出する段階は、受信制御情報に基づいてかつ補助的な指示として受信した信号伝達情報に基づいて実行される。
【0021】
本発明の実施例によると、第5の態様で、この目的は、例えば、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び1次同期信号のうちの1つの受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出する段階を含む方法によって達成され、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0022】
本発明の実施例によると、第6の態様で、この目的は、例えば、第1タイプのネットワークセルを示す受信指示情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出する段階を含む方法によって達成され、検出する段階は、a)ブロードキャストされた制御情報を受信し、受信される指示情報が指示フラグである段階、b)1組の同期情報から第1タイプのネットワークセルを逆参照し、ブロードキャストされた制御情報を受信し、受信される指示情報が同期情報である段階、c)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、受信される指示情報が信号伝達コード情報である段階、d)第4の態様に従って受信する段階、及びe)第5の態様に従って受信する段階のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
第4から第6の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−本方法は、使用されたスキームに関する信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を更に含み、検出する段階は、使用される信号伝達されたスキームに基づいて実行される。
【0024】
第1から第6の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
−第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
−第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
−同期情報の組は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成され、
−制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネル及び1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成され、
−第1の数は、168であり
−第2の数は、337及び504の一方であり、
−指示フラグは、閉鎖加入者群フラグによって構成され、
−信号伝達コード情報は、1次同期信号コードによって構成される。
【0025】
本発明の実施例によると、第7の態様で、この目的は、例えば、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報を送信するための手段を含む装置によって達成され、変調及びスクランブリングの一方は、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0026】
第7の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−装置は、信号伝達情報に対して変調及びスクランブリングのうちの一方を受けさせるための手段を更に含み、
−装置は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報を変調するための手段を更に含み、
−装置は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報にスクランブルをかけるための手段を更に含み、
−装置は、1組の同期情報をネットワークセルの部分集合に割り当てるための手段を更に含み、上述の受けさせるための手段は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ変調及びスクランブリングのうちの一方を信号伝達情報に受けさせるように構成され、
−装置は、制御情報を信号伝達するための手段を更に含み、上述の送信するための手段は、信号伝達するための手段によって実行される信号伝達に対する補助的な指示として送信するように構成される。
【0027】
本発明の実施例によると、第8の態様で、この目的は、例えば、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号のうちの1つを送信するための手段を含む装置によって達成され、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0028】
本発明の実施例によると、第9の態様で、この目的は、例えば、第2タイプのネットワークセルとは異なる第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信するための手段を含む装置によって達成され、送信するための手段は、a)制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が指示フラグであるための手段、b)1組の同期情報を第1タイプのネットワークセルに割り当てるための手段、及び制御情報をブロードキャストし、送信される指示情報が同期情報であるための手段、c)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、送信される指示情報が信号伝達コード情報であるための手段、d)第7の態様に従って送信するための手段、及びe)第8の態様に従って送信するための手段のうちの少なくとも1つを更に含む。
【0029】
第9の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−指示情報を送信するための手段は、第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの数、第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第1の数、及び第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第2の数に基づいて送信するように構成され、この数及び第1及び第2の数は、1に等しいか又はそれよりも大きい整数であり、第2の数は、第1の数よりも大きく、送信するための手段は、この数がゼロに実質的に等しい場合に項目a)の手段、この数が第1の数よりも有意に小さい場合に項目b)の手段、この数が第1の数よりも実質的に小さいか、又はこの数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合に項目c)の手段、この数が第2の数よりも大きい場合に項目d)の手段、及びこの数が第2の数よりも大きい場合に項目e)の手段のうちの少なくとも1つを含み、
−項目a)の送信するための手段は、第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合にも送信するように構成され、
−項目b)の送信するための手段は、この数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合にネットワークセルの部分集合に対して送信するように構成され、
−項目c)の送信するための手段は、この数が第2の数よりも実質的に小さい場合に送信するように構成される。
【0030】
第7から第9の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−装置は、使用されるスキームに関するスキーム情報を信号伝達するための手段を更に含む。
【0031】
本発明の実施例によると、第10の態様で、この目的は、例えば、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による受信した信号伝達情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段を含む装置によって達成され、変調及びスクランブリングの一方は、第1タイプのネットワークセル及び第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0032】
第7から第10の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−装置は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報を復調するための手段を更に含み、
−装置は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報をスクランブル解除するための手段を更に含み、
−装置は、信号伝達情報を受信するための手段を更に含み、
−検出するための手段は、受信した信号伝達情報を仮説に対して試験するための手段を更に含み、
−装置は、1組の同期情報からネットワークセルの部分集合を逆参照するための手段を更に含み、信号伝達情報を復調するための手段及びスクランブル解除するための手段のうちの一方は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ復調又はスクランブル解除するように構成され、
−装置は、信号伝達された制御情報を受信するための手段を更に含み、検出するための手段は、受信するための第2の手段によって受信した制御情報と、補助的な指示として受信するための手段によって受信した信号伝達情報とに基づいて検出するように構成される。
【0033】
本発明の実施例によると、第11の態様で、この目的は、例えば、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号のうちの1つの受信するための手段による受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段を含む装置によって達成され、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセルと第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0034】
本発明の実施例によると、第12の態様で、この目的は、例えば、第1タイプのネットワークセルを示す受信した指示情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段を含む装置によって達成され、検出するための手段は、a)指示フラグとして受信した指示情報、b)1組の同期情報から第1タイプのネットワークセルを逆参照するための手段、及びブロードキャストされた制御情報(BCCH)を受信し、受信する指示情報が同期情報であるための手段、c)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、受信する指示情報が信号伝達コード情報であるための手段、d)第10の態様に従って受信するための手段、及びe)第11の態様に従って受信するための手段のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
第7から第12の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
−第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
−第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
−同期情報の組は、1次同期信号と2次同期信号の対によって構成され、
−制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネルと1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成され、
−第1の数は、168であり、
−第2の数は、337と504の一方であり、
−指示フラグは、閉鎖加入者群フラグによって構成され、
−信号伝達コード情報は、1次同期信号コードによって構成され、
−送信するための手段、受けさせるための手段、変調するための手段、スクランブルするための手段、割り当てるための手段、信号伝達するための手段、検出するための手段、復調するための手段、スクランブル解除するための手段、逆参照するための手段、受信するための手段、試験するための手段、及び装置のうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くは、チップセット又はモジュールとして実施される。
【0036】
第7から第9の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−装置は、家庭発展型ノードB及びマクロセルノードBのうちの一方によって構成される。
【0037】
第10から第12の態様の下で定められる本発明の実施例の更に別の改良によると、
−装置は、使用されたスキームに関する信号伝達されたスキーム情報を受信するための手段を更に含み、検出するための手段は、使用される信号伝達されたスキームに基づいて検出するように構成され、
−装置は、ユーザ機器によって構成される。
【0038】
本発明の実施例によると、第13の態様で、この目的は、例えば、第7から第9の態様に従う少なくとも1つの家庭発展型ノードBと、第10から第12の態様に従うユーザ機器とを含むシステムによって達成される。
【0039】
本発明の実施例によると、第14の態様で、この目的は、例えば、処理手段又はモジュール上で実行された時に第1から第6の態様に従う方法の方法段階を実行するためのコード手段を含むコンピュータプログラム製品によって達成される。
【0040】
これに関連して、本発明の実施例は、以下の1つ又はそれよりも多くを可能にすることに注意すべきである。
−CSGセルとマクロセルを区別するための効率的で柔軟性のある方法/装置を準備する段階。
−例えばBCCHを通じて、ワイドエリアセル上での伝送を可能にする段階。
−例えばオペレータがマクロ配備(全ての加入者/UEに対して開放である)と同じ搬送波周波数でCSGノードを配備する場合のCSGの早期の指示。
−非CSGセルに対して適用可能な物理的セルIDの数を制限する必要性を排除する段階。
−CSGセルに対して適用可能な物理的セルIDの数を制限する必要性を排除する段階。
−UEに対して、ハードウエア変更に対する必要性を排除する段階及び大きなソフトウエア変更に対する必要性を軽減する段階。
−最小の複雑さでセル検索及び隣接セル測定相中に早期にCSG検出を可能にする段階。
−配備されたCSGセルの数に関してオペレータに柔軟性を提供する段階。CSGセルの数が大きい場合、セルタイプは、第1セル検索段階で予め検出することができ(例えば、本明細書で以下に説明するスキーム1)、すなわち、非CSGのUEに対するCSGセルの悪影響を最小にする段階。逆に、CSGセルの数がかなり低い場合、SSS及び/又はPSSコードをリザーブする必要はなく、すなわち、オペレータに対するネットワークプランニングを単純化する段階。
−ネットワーク/(e)NBに対して、マクロセルに対するセルIDの数の低減を排除する段階(すなわち、同じくCSGセルに対するセルIDの同じ最大数を可能にする段階)。
−例えば、CSGセルにアクセスできないUEに対して、セルタイプが識別される前の付加的なUE電力消費及び遅延を排除する段階。
【0041】
本発明の実施例を添付の図面を参照して以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例に従うセルタイプ検出のための第1スキーム(スキーム1)を示す図である。
【図2】セルタイプ検出のための第2スキーム(スキーム2)を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出のための第3スキーム(スキーム3)を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出のための第4スキーム(スキーム4)を示す図である。
【図5】セルタイプ検出のための第5スキーム(スキーム5)を示す図である。
【図6】第3スキームを展開する本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示す図である。
【図7】第3スキームを展開する本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示す図である。
【図8】第4スキームを展開する本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示す図である。
【図9】第4スキームを展開する本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示す図である。
【図10】第1から第5スキームの組合せを展開する本発明の第3の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示す図である。
【図11】第1から第5スキームの組合せを展開する本発明の第3の実施例に従うセルタイプ検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本発明の実施例を添付の図面を参照して実施例によって以下に説明する。
【0044】
この説明に関して、「参照信号、閉鎖加入者群ネットワークセル、非閉鎖加入者群ネットワークセル又はマクロセル、1次同期信号及び2次同期信号の対、ブロードキャスト制御チャンネル又は1次ブロードキャストチャンネル、168、337又は504、閉鎖加入者群フラグ、及び1次同期信号コード」という語は、「信号伝達情報、第1タイプのネットワークセル、第2タイプのネットワークセル、同期情報の組、制御情報、第1の数、第2の数、指示フラグ、及び信号伝達コード情報」のそれぞれに対する例であり、後で名付けられた語を最初に名付けられた語に課せられた特別な技術又は実施の詳細に制限するものではないことに注意されたい。
【0045】
本発明の実施例によると、セルタイプ(例えば、CSG対非CSGセル)を区別するための更に別の手法は、以下にあるとすることができる。
・使用されたPSSコードとセル/搬送波タイプ間の1対1マッピングが存在するように1つのPSS(1次同期信号)コードをリザーブ又は追加する段階。この手法は、例えば、専用マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)単一周波数ネットワーク(MBSFN)セル/搬送波とユニキャスト/混合セル/搬送波を区別するために適用可能である。
・セル/搬送波の異なるタイプに対してPSSとSSS間の異なる相対時間距離を適用する段階。この手法は、例えば、周波数分割二重通信(FDD)と時分割二重通信(TDD)搬送波/セル間の差別化のために現在適用可能である。
・1つのセルタイプに対して物理層セルIDのある(最も適切に連続する)レンジをリザーブする(又は、新しいセルIDを追加する)などのセルタイプに対して残りのセルIDを使用する段階。CSGセルに対してリザーブされるセルIDのレンジは、例えば、BCCHを通じて構成可能かつ信号伝達することができる。
【0046】
図1は、本発明の実施例に従うセルタイプ検出のための第1のスキーム(スキーム1)を示している。図1に示すように、通信ネットワーク200は、UE201及びネットワーク202を含むことができる。ネットワーク202は、次に、最大N個(Nは1に等しいか又はそれよりも大きい整数とする)のCSGノードB(NB)2021及び最大M個(Mはゼロに等しいか又はそれよりも大きい整数とする)の非CSGNB2021を含むことができる。
【0047】
図1に示すように、スキーム1は、CSGセルに対して1つ(又は2つ)のPSSコード1(及び2)をリザーブする段階にあるとすることができる。PSSコードは、ネットワーク202又はNB2021のいずれか1つからUE201に例えば同期信号で送信することができる。スキーム1により、CSGのNB2021は、セル検索の第1段階で識別することができる。したがって、UE1がCSGに対応できない場合、このようなUEは、そのPSSコード又はPSSコードのその組を一緒に検索しないようにすることができる。
【0048】
スキーム1は、CSGセルの大きな数に対する必要性があり、CSGセルを識別するのに必要なセルIDの数が、n0に近いか(例えば、168)(すなわち、CSGに対してリザーブされたPSSコード1)又はn0よりも大きく(例えば、168)かつn1よりも小さいか又はこれに近い(例えば、337)(すなわち、CSGに対してリザーブされたPSSコード1及び2)場合に適用可能とすることができる。CSGセルの数は、セルIDの数(例えば、n0又はn1)よりも大きいとすることができることに注意されたい。更に、セルIDは、何らかの距離の後で再利用することができるが、1つのセルの付近では、セルIDは、一意的とすることができる。利用可能なより多くのセルIDが存在する場合、これらのセルIDの割り当てのプランニングは、より単純なものとすることができる。極端な場合には、ランダムな割り当てが、使用可能な割り当てをもたらすことができる(2つの隣接セルが偶然に同じセルIDを割り当てられる可能性が小さい場合)。利用可能なセルIDが少ない程、これらのセルIDを丁寧に割り当てなくてはならない。
【0049】
非CSGセルに対するセルIDの大きな数に対する必要性が存在しない場合、スキーム1を利用することができ、例えば、これらのセルが厳密にプラニングされ、したがって、セルIDを頻繁に再利用することができ、結果として必要とされるセルIDが少なくて済むからである。
【0050】
更に、使用されるPSSコードは、CSGセルに対してPSSコードを割り当てる時に利用可能な特性を有することができる。これは、LTEシステムに対して現在使用されているCSGコードの場合である。これらのコードは、「発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、物理チャンネル及び変調」という名称の「3GPP TS 36.211」に規定されており、8.3.0巻、6.11.1.1章「シーケンス生成」は、1次同期信号に使用されるシーケンスd(n)が、以下の式に従って周波数領域でいわゆるZadoff−Chuシーケンスから生成することができることを説明している。
【0051】
【数1】

【0052】
ここで、Zadoff−Chuルートシーケンスインデックスuは、下記の表1(「TS 36.2111」の表6.11.1.1−1に対応する)によって与えられる。
【0053】
(表1)

【0054】
規定されたシーケンスは、いわゆるZadoff−Chuシーケンスである。これらのシーケンスの2つは、複素共役対称特性と呼ばれる特定の特性を有することができ、それによってこれらの2つのシーケンスは、例えば、検出をかなり効率的にする1つの相関器によって検出することができる。この第3シーケンスに対して、別の相関器を使用することができる。この第3PSSが、第1タイプに対して(例えば、CSGに対して)リザーブされている場合、第2タイプのUE(例えば、非CSG)は、UEが全ての3PSSコードを検出しなくてはならない場合に比べて、その第3PSSの検索を阻止することができ、第2相関器を使用する必要がなくなり、複雑さを軽減し、電力消費を招くことなく、結果的にバッテリドレーンを少なくすることができる。
【0055】
2つのZadoff−Chuシーケンスは、それらのZadoff−Chuルートシーケンスインデックスが、例えば、この場合は63とすることができるZadoff−Chuシーケンスの長さまで合計される場合に複素共役対称である。最後の2つのPSSシーケンスのZadoff−Chuルートシーケンスインデックスは、例えば、それぞれ29及び34とすることができ、29+34=63である。したがって、2つのシーケンスは、複素共役対称であり、両方のシーケンスを効率的に相関付ける相関器を使用することができる。これは、2つの複素共役対称Zadoff−Chuシーケンスが要素毎に複素共役であるという事実のためであり、したがって、両方のシーケンスの相関付けは、効率的に実行することができる。第1シーケンスは、他のシーケンスのいずれに対しても複素共役対称でなくてもよく、したがって、専用相関器をこのために使用しなくてはならない。
【0056】
本発明の実施例に従うスキーム1の1つの更に別の態様によると、第1Zadoff−ChuのPSSシーケンスは、リザーブすることができ、すなわち、第1タイプに対して(例えば、CSGに対して)Zadoff−Chuルートシーケンスインデックスu=25を有するものである。
【0057】
スキーム1の別のオプションによると、付加的なPSSをCSGセルのためにリザーブすることができる。したがって、IDは第2タイプ(例えば、非CSG)セルに対して失われることはなく、すなわち、IDプランニングは、第2タイプ(例えば、非CSG)セルに対して複雑ではない。この場合、この付加的なPSSに対して、Zadoff−Chuルートシーケンスインデックスu=38を有するZadoff−Chuシーケンスは、25+38=63であるので使用することができ、すなわち、付加的なPSSは、第1PSSに対して複素共役対称であり、したがって、効率的に相関付けることができる。したがって、付加的なPSSの導入は、全てのこれらの可能なPSSを検索する場合に相関の複雑さをそれほど増加させることなく実行することができる。
【0058】
図2は、セルタイプ検出のための第2スキーム(スキーム2)を示している。図1と同一の図2の参照符号は、同じか又は類似の手段又はエンティティを示し、これらの手段又はエンティティの説明は省略する。
【0059】
図2に示すように、スキーム2は、CSGに対するセルIDの特定の(例えば、連続又は不連続)レンジをリザーブする段階、及びネットワーク202又はNB2021のいずれか1つからUE201に例えばブロードキャストチャンネルで(例えば、BCCHを通じて)リザーブレンジを信号伝達する段階にあるとすることができる。スキーム2によると、セルタイプは、例えば、PSS及びSSS対を通じて識別することができ、したがって、全セル検索が要求される場合がある。しかし、例えば、UEが最初にキャンプオンするセルに対して、及び全セル検索をとにかく必要とするその目的に対して、一度だけこの全セル検索が要求されるであろう。次のセル検索に対して、リザーブレンジは、予めUEに知らせることができ、したがって、少なくとも一部のUEは、例えば、CSGセルの検索を避けることができる。
【0060】
スキーム2は、CSGセルの数及びCSGセルIDの望ましい数が比較的小さく、すなわち、≪n0(例えば、168)である場合に適用可能とすることができる。次に、1つのPSSコードを完全にリザーブしておく必要はない、(これは、他の目的のためにあまりにも多くのID又は不必要に少ないIDを残す場合があるので)。
【0061】
スキーム2はまた、残りのIDが他の目的に必要になる場合があり、すなわち、単に1つのPSSコードをリザーブすることができず(これは、あまりにも少ないIDをもたらす場合があるので)、又は2つのPSSコードを完全にリザーブすることができないので(これは、他の目的のためにあまりにも多いID又はあまりにも少ないIDを残す場合があるので)、CSGセルIDの数がn0(例えば、168)よりも大きいが、n1(例えば、337)よりも小さい必要がある場合に適用可能である。
【0062】
この場合、スキーム2は、3つのPSSコードの2つ(例えば、PSS0がCSGを指示し、PSS1が非CSGを示すものである)に対するネットワークセルタイプ(CSG又は非CSG)を判断するようになっているとすることができる。したがって、第3PSSコードに対してのみSSSを調査する必要があり、それによってスキーム3は、IDの部分集合においてSSSのみの検出を実行すべきである。スキーム2は、展開中に適用可能であり、すなわち、セル構成中にPSS及びSSSをネットワークセルに割り当てる場合に「一意的な」PSSを優先させることができる(例えば、頻繁に使用することができる)。
【0063】
図3は、本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出のための第3スキーム(スキーム3)を示している。図1と同一の図3の参照符号は、同じか又は類似の手段又はエンティティを示し、これらの手段又はエンティティの説明は省略する。
【0064】
スキーム3は、信号伝達情報(例えば、RS)における位相変調(例えば、PSS/SSS/データ位相に対する)を通じて、又は信号伝達情報(例えば、RS)に対する異なるスクランブリングシーケンスを通じて第1タイプ(例えば、CSGセル)のNB2021を検出する段階にあるとすることができる。
【0065】
スキーム3によると、第1タイプ(例えば、CSGセル)のNB2021は、セル検索の後であるがいずれの搬送チャンネル復号よりも前に、例えば、信号伝達情報(例えば、RS)の仮説試験(例えば、位相A又はB、RSスクランブリングシーケンスA又はB)を通じて、又は例えばPBCH復号の処理において検出することができる(PBCH復号は、RS位相/RSスクランブリングシーケンスにおける間違った仮説によって失敗する場合がある)。異なるRSスクランブリングシーケンスを通じた検出は、例えば、CSGフラグ(1ビット)をRSシーケンス生成器初期化ビットの現在の組に追加することにより、又は現在のセルID初期化ビットのレンジを拡張してそれらをCSG及び非CSGセルに対するセルIDの2つの重ならないレンジに分割することにより、そのいずれかで実施することができる。
【0066】
スキーム3は、例えば、n1=504の付加的なセルID(利用可能なセルの最大数とすることができる)が、付加的な又はリザーブされた同期情報(例えば、PSS/SSSコード)なしにCSGに提供することができる場合に適用可能である。スキーム3はまた、CSGに対するセルIDの望ましい数がn1よりも大きい(例えば、336)場合に適用可能である。
【0067】
スキーム3の第1の代替案として、同期情報の特定のレンジ(例えば、PSS/SSS対)のみをCSGに対して使用することができ、この場合、信号伝達情報(例えば、RS)のブラインド検出は、これらの特定のPSS/SSS対に対してのみ実行することができ、問題のセルがCSGセル又はマクロセルかを検査し、同時に、全ての他の同期情報(例えば、PSS/SSS対)は、マクロセルを示すことができる。
【0068】
スキーム3の第2の代替案として、上述のスキーム3は、BCCHでの信号伝達に加えて、第1タイプ(例えば、CSG)の補助的指示として使用することができる。
【0069】
最後に、スキーム3は、信号伝達情報(例えば、RS)スクランブリングシーケンスの2つの異なる組(例えば、CSGに対する504RSシーケンス及び非CSGに対する別の504RSシーケンス)に適用可能であり、CSGに対応できないUE201は、例えば、CSGセルNB2021が測定されている場合には、ブラインド検出を追加することができるが、UE201は、問題のNB2021がマクロセルであると仮定し、次に、UEは、参照信号受信電力/品質(RSRP/RSRQ)測定におけるいずれのエネルギも検出できず(例えば、誤って仮定されたRSシーケンスのために)、測定を中止し、問題のセルを選択/再選択/ハンドオーバできない場合がある。更に、スキーム3は、例えば、検出のロバスト性を改善するためにCSG検出の主な方法として別のスキーム(例えば、スキーム1又は2)が使用される場合、CSG非CSG検出の確認の方法として使用することができる。
【0070】
図4は、本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出のための第4スキーム(スキーム4)を示している。図1と同一の図4の参照符号は、同じか又は類似の手段又はエンティティを示し、これらの手段又はエンティティの説明は省略する。
【0071】
スキーム4は、RSに対するPSS及び/又はRSに対するSSSの間の第1タイプ(例えば、CSG)を示す所定の位相関係、又はPSSとSSS間の所定の位相関係を使用する段階にあるとすることができる。
【0072】
スキーム4はまた、特定の位相関係を誤って使用する場合があるレガシーeNBによって適用可能とすることができる。この目的のために、所定の位相関係は、例えばBCCH上で、すなわち、問題の位相関係が早期のCSG検出のために使用することができるか否かを公開することができる。スキーム4はまた、例えば、CSGと共に作動するように設計できずかつ検出のための特定の位相関係を付加的に仮定することができるレガシーUE(例えば、リリース8UE)に対して適用可能とすることができる。この場合、これらのレガシーUEが仮定する特定の位相関係は、普通の(例えば、非CSG)セルを示すために使用することができ、CSGセルは、別の位相関係を使用する。別の位相関係が使用される場合、レガシーUEは、セルを検出できないことがあるが、レガシーUEは、例えば、CSGセルで作動できない場合があるので、これは、レガシーUEに影響を与えることはない。位相検出を実施するUEは、早期のCSG検出のために位相関係を使用することができる。
【0073】
スキーム3と同様、スキーム4は、例えば、n1=504の付加的セルID(利用可能なセルの最大数とすることができる)を付加的な又はリザーブされた同期情報(例えば、PSS/SSSコード)なしにCSGに対して提供することができる場合に適用可能とすることができる。スキーム3はまた、CSGに対するセルIDの望ましい数がn1(例えば、336)よりも大きい場合に適用可能とすることができる。
【0074】
図5は、セルタイプ検出のための第5スキーム(スキーム5)を示している。図1に同一の図5の参照符号は、同じか又は類似の手段又はエンティティを示し、これらの手段又はエンティティの説明は省略する。
【0075】
スキーム5は、セルタイプを検出するために、例えば、BCCH復号及びCSGフラグを用いる段階にあるとすることができる。
【0076】
スキーム5は、セル/NB2021の殆どどれも(又はどれも)が第1タイプ(例えば、CSG)でないか、又はUEの殆ど(又は全てのUE)が第1タイプ(例えば、CSG)である場合に適用可能とすることができる。スキーム5の使用は、上述のスキーム1から4と同様に、例えば、BCCHで信号伝達され、例えば、CSGセルが問題のオペレータによって同じ搬送波に配置されない場合に、オペレータによる構成の選択に対して適用可能とすることができる。次に、セルID又はPSS又はSSSのセルへの割り当てには制限はなく、すなわち、プランニングを容易にすることができる。スキーム5はまた、例えば、以前のスキームの一部が1次検出スキームとして使用することができる場合、検証の方法として使用することができる。
【0077】
図6は、第3スキームを展開する本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示している。要素間の信号伝達は、横方向に指示され、信号伝達間の時間態様は、信号伝達シーケンスの縦方向配置、並びにシーケンス番号に反映することができる。図6に指示された時間態様は、図示の方法段階のいずれの段階も、概説された段階シーケンスに必ずしも反映させる必要はないことに注意されたい。これは、特に、互いに機能的に分離性のある方法段階に適用され、例えば、任意的段階S1−0(制御情報の送信)は、段階S1−4(信号伝達情報の送信)の前に行われるように示されている、しかし、段階S1−0及びS1−4は、同時を含む別の順序でも実行することができる。図6内で、説明し易いように、主な機能を提供することができる手段又は部分は、実線の機能ブロック又は矢印及び/又は標準的なフォントで示されており、任意的な機能を提供することができる手段又は部分は、破線の機能ブロック又は矢印及び/又はイタリックフォントで示されている。
【0078】
図6に示す(更に本明細書の上記に図1に関して説明した)ように、通信システム200は、UE201及びネットワーク202を含むことができ、ネットワーク202は、第1タイプ(例えば、CSG)のN個のNB2021及び第2タイプ(例えば、非CSG)のM個のNB2021を含むことができる。以下の本明細書において、NB2021の1つへのいずれの参照も(CSG/非CSG)H(e)NB2021の1つ又はそれよりも多くを示すことができ、又はNB2021を管理するためのネットワークコントローラ(図示せず)を示すことができることに注意されたい。更に、以下の本明細書で1つのUE201が説明の目的のために示されているが、これは、1つよりも多いUE201が同じセルタイプ検出を実行することができること(以下の本明細書に説明する)を除外してはいないことに注意されたい。
【0079】
任意的な準備的手段として、任意的段階S1−0で、例えば、NB2021は、制御情報の(例えば、PBCH又はBCCHでの)信号伝達を実行することができ、信号伝達情報の送信(以下の本明細書で説明する)は、信号伝達に対する補助的な指示として実行することができる。代替的に又は追加的に、任意的段階S1−0で、例えば、NB2021は、使用されるスキーム(例えば、BCCH)においてスキーム情報の信号伝達を実行することができる。任意的段階S2−0で、例えば、UE201は、信号伝達された制御情報(例えば、PBCH又はBCCHにおける)及び/又は信号伝達されたスキーム情報(例えば、BCCHにおける)の受信を実行することができ、ネットワークセルタイプの検出(以下の本明細書に説明する)は、受信した制御情報及び補助的な指示として受信した信号伝達情報とに基づいて(及び/又は、例えば、使用される信号伝達されたスキームに基づいて)実行することができる。
【0080】
任意的段階S1−1で、例えば、NB2021又は制御エンティティは、1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)のネットワークセルの部分集合への割り当てを実行することができ、ネットワークセルの部分集合に対してのみ信号伝達情報に変調及びスクランブリングのうちの一方を受けさせることができる。
【0081】
任意的段階S1−2で、例えば、NB2021は、信号伝達情報(例えば、RS)に変調及びスクランブリングのうちの一方を受けさせる段階を実行することができる。従って、任意的段階S1−3aで、例えば、NB2021は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報(例えば、RS)の変調を実行することができ、又は任意的段階S1−3bで、例えば、NB2021は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報(例えば、RS)のスクランブリングを実行することができる。
【0082】
次に、段階S1−4で、例えば、NB2021は、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報(例えば、RS)の送信を実行することができ、変調及びスクランブリングのうちの一方は、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を示すものである。任意的段階S2−1で、例えば、UE201は、送信された信号伝達情報の受信を実行することができる。
【0083】
次に、任意的段階S2−2で、例えば、UE201は、1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)からネットワークセルの部分集合の逆参照を実行することができ、ネットワークセルの部分集合に対してのみ信号伝達情報に復調及びスクランブル解除の一方を受けさせる。
【0084】
次に、任意的段階S2−3aで、例えば、UE201は、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報(例えば、RS)を復調する段階を実行することができる。代替的に、任意的段階S2−3bで、例えば、UE201は、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報のスクランブル解除(S2−3b)を実行することができる。
【0085】
次に、段階S2−4で、例えば、UE201は、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による受信した信号伝達情報(例えば、RS)に基づいて、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)の検出を実行することができ、変調及びスクランブリングのうちの一方は、第1タイプのネットワークセル及び第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0086】
任意的段階S2−5で、例えば、UE201は、例えば、段階S1−4で実行された検出する段階を補うために、受信した信号伝達情報を仮説に対して試験する段階を実行することができる。
【0087】
図7は、第3スキームを展開する本発明の第1の実施例に従うセルタイプ検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示している。図7内で、説明し易いように、主要機能を提供することができる手段又は部分は、実線の機能ブロック又は矢印及び標準的なフォントで示されており、任意的機能を提供することができる手段又は部分は、破線の機能ブロック又は矢印及びイタリックフォントで示されている。
【0088】
NB2021は、CPU(又はコア機能CF)20211、メモリ20212、送信機(又は送信するための手段)20213、任意的な受信機(又は受信するための手段)20214、任意的な信号伝達器(又は信号伝達するための手段)20215、任意的な割り当て器(又は割り当てるための手段)20216、任意的なサブジェクタ(又は受けさせるための手段)20217、任意的な変調器(又は変調するための手段)20218a、及び任意的なスクランブル器(又はスクランブルするための手段)20218bを含むことができる。
【0089】
UE201は、CPU(又はコア機能CF)2011、メモリ2012、任意的な送信機(又は送信するための手段)2013、任意的な受信機(又は受信するための手段)2014、任意的な逆参照器(又は逆参照するための手段)2015、任意的な復調器(又は復調するための手段)2016a、任意的なスクランブル解除器(又はスクランブル解除するための手段)2016b、検出器(又は検出するための手段)2017、及び任意的な試験器(又は試験するための手段)2018を含むことができる。
【0090】
CPU20211、2011の機能ブロックの破線拡張によって示すように、NB20211の信号伝達するための手段20215、割り当てるための手段20216、受けさせるための手段20217、変調するための手段20218a、及びスクランブルするための手段20218b、並びにUE201の信号伝達するための手段20215、逆参照するための手段2015、復調するための手段2016a、スクランブル解除するための手段2016b、検出するための手段2017、及び試験するための手段2018は、NB2021又はUE201のCPU20211、2011それぞれで実行される機能とすることができ、又は代替的に、別々の機能的エンティティ又は手段とすることができる。更に、互いに部分的に重なる信号伝達するための手段20215及び送信するための手段20213の機能ブロックによって示すように、信号伝達するための手段20215は、送信するための手段20213の1つの機能又はサブユニットとすることもできる。
【0091】
CPU20x1(ここで、x=1及び21)は、様々なデータ入力を処理し、メモリ20x2、送信するための手段202x3、及び受信するための手段20x4(及びNB20211の信号伝達するための手段20215、割り当てるための手段20216、受けさせるための手段20217、変調するための手段20218a、及びスクランブルするための手段20218b、並びにUE201の信号伝達するための手段20215、逆参照するための手段2015、復調するための手段2016a、スクランブル解除するための手段2016b、検出するための手段2017、及び試験するための手段2018)の機能を制御するようにそれぞれに構成することができる。メモリ20x2は、例えば、CPU20x1で実行された時に、例えば、本発明の第1の実施例(以下の本明細書に説明する第2及び第3の実施例)に従う方法を実行するためのコード手段を記憶しておくことができる。送信するための手段20x3及び受信するための手段20x4は、それぞれの一体型送受信機として代替的に提供することができることに注意されたい。送信機/受信機は、i)例えばエアインタフェースを通じて(例えば、UE201とNB2021間の送信の場合)送受信するための物理的送信機/受信機として、ii)例えばPS(パケット交換)ネットワーク)において(例えば、別々のネットワークエンティティとして配置された一部のNB2021(図示せず)間で)データパケットを送信/受信するための経路指定エンティティとして、iii)所定のメモリ領域に情報を書き込む/所定のメモリ領域から情報を読み取るための機能として(例えば、一体型ネットワークエンティティとして配置された場合に、例えば、一部のNB2021の共有/共通CPU又はメモリの場合)、又はiv)i)からiii)のいずれの適切な組合せとして実施することができる点に更に注意されたい。
【0092】
任意的に、例えば、NB2021の信号伝達するための手段20215は、制御情報(例えば、PBCH又はBCCHで)及び/又は使用されたスキーム(例えば、BCCHで)によってスキーム情報の信号伝達を実行することができ、送信するための手段20213(以下の本明細書に説明する)による信号伝達情報の送信は、信号伝達するための手段20215によって実行される信号伝達に対する補助的な指示として実行することができる。また任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、信号伝達された制御情報(例えば、PBCHで)及び/又は信号伝達されたスキーム情報の受信を実行することができ、検出するための手段2017によるネットワークセルタイプの検出(本明細書で以下に説明する)は、受信した制御情報に基づいて、及び補助的な指示として受信した信号伝達情報(及び/又は例えば使用される信号伝達されたスキーム)に基づいて実行することができる。
【0093】
任意的に、例えば、NB2021の割り当てるための手段20216は、1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)をネットワークセルの部分集合に割り当てる段階を実行することができ、受けさせるための手段20217は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ、変調及びスクランブリングのうちの一方を信号伝達情報に受けさせるように構成することができる。
【0094】
任意的に、例えば、NB2021の受けさせるための手段20217は、信号伝達情報(例えば、RS)に変調及びスクランブリングのうちの一方を受けさせる段階を実行することができる。したがって、例えば、NB2021の変調するための手段20218aは、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報(例えば、RS)を変調する段階を実行することができ、又は例えば、NB2021のスクランブルするための手段20218bは、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報(例えば、RS)にスクランブルをかける段階を実行することができる。
【0095】
次に、NB2021の送信するための手段2014は、例えば、少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方を受けさせるための手段20217によって受けさせられた信号伝達情報(例えば、RS)を送信する段階を実行することができ、変調及びスクランブリングのうちの一方は、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)と第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)とを示すものである。任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、送信された信号伝達情報を受信する段階を実行することができる。
【0096】
次に、任意的に、例えば、UE201の逆参照するための手段2015は、1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)からネットワークセルの部分集合を逆参照する段階を実行することができ、復調するための手段2016a及びスクランブル解除するための手段2016bのうちの一方は、ネットワークセルの部分集合に対してのみ復調とスクランブル解除の一方を信号伝達情報に受けさせるように構成される。
【0097】
したがって、任意的に、例えば、UE201の復調するための手段2016aは、少なくとも1つの所定の位相変調によって信号伝達情報(例えば、RS)を復調する段階を実行することができる。代替的にかつ任意的に、例えば、UE201のスクランブル解除するための手段2016bは、少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって信号伝達情報をスクランブル解除する段階を実行することができる。
【0098】
次に、例えば、UE201の検出するための手段2017は、例えば、受信するための手段2014によって受信した少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報(例えば、RS)に基づいて、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を検出する段階を実行することができ、変調及びスクランブリングのうちの一方は、第1タイプのネットワークセル及び第2タイプのネットワークセルを示すものである。
【0099】
任意的に、例えば、UE201を試験するための手段2018は、例えば、検出するための手段2017によって実行される検出する段階を補うための受信した信号伝達情報を仮説に対して試験する段階を実行することができる。
【0100】
図8は、第4スキームを展開する本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示している。図6に類似の参照符号は、同じか又は類似の手段又は部分を示し、これらの手段又は部分の説明は、簡潔にするために繰り返さない。
【0101】
任意的段階S3−0で、例えば、NB2021は、使用されるスキームで(例えば、BCCHで)スキーム情報の信号伝達を実行することができる。任意的段階S4−0’で、例えば、UE201は、信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を実行することができる。上述のスキーム情報の信号伝達は、CSGセルを識別するために使用するスキームに関する情報をNB2021からUE201に伝送することができる。これは、本明細書に示されているスキームを含むことができるが、本発明の実施例に示されているスキームに対する補足又は代替的に使用することができる他のスキームを含むことができる。
【0102】
図8に示すように、段階S3−1で、例えば、NB2021は、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号(PSS)及び参照信号(RS)、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号(SSS)及びRS、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有するPSS及びSSSのうちの1つを送信する段階を実行することができ、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を示すものである。任意的段階S4−0で、例えば、UE201は、上述の送信された対を受信する段階を実行することができる。
【0103】
したがって、段階S4−1で、例えば、UE201は、第1及び第2タイプのネットワークセルを示すものである少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有するPSS/RS、SSS/RS及びPSS/SSSの上記に定められた対の1つの受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を検出する段階を実行することができる。任意的に、検出する段階は、使用される信号伝達されたスキームにおいても実行することができる。
【0104】
図9は、第4スキームを展開する本発明の第2の実施例に従うセルタイプ検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示している。図7に類似の参照符号は、同じか又は類似の手段又は部分を示し、これらの手段又は部分の説明は、簡潔にするために繰り返さない。
【0105】
任意的に、例えば、NB2021の信号伝達するための手段20215は、使用されたスキームで(例えば、BCCHで)スキーム情報を信号伝達する段階を実行することができる。また任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を実行することができる。
【0106】
図9に示すように、例えば、NB2021の送信するための手段20213は、i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号(PSS)及び参照信号(RS)、ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号(SSS)及びRS、又はiii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有するPSS及びSSSのうちの1つを送信する段階を実行することができ、少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を示すものである。任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、送信するための手段20213によって送信された上述の対を受信する段階を実行することができる。
【0107】
したがって、例えば、UE201の検出するための手段2017は、第1及び第2タイプのネットワークセルを示すものである少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有するPSS/RS、SSS/RS及びPSS/SSSの上記に定められた対の1つの受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)及び第2タイプのネットワークセル(例えば、非CSGセル)を検出する段階を実行することができる。任意的に、検出するための手段は、使用される信号伝達されたスキームに基づいて検出するように構成することができる。
【0108】
図10は、第1から第5のスキームの組合せを展開する本発明の第3の実施例に従うセルタイプ検出の方法を示している。図6と類似の参照符号は、同じか又は同様の手段又は部分を示し、これらの手段又は部分の説明は、簡潔にするために繰り返さない。
【0109】
任意的段階S5−0で、例えば、NB2021は、使用されたスキームで(例えば、BCCHで)スキーム情報を信号伝達する段階を実行することができる。任意的段階S6−0’で、例えば、UE201は、信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を実行することができる。
【0110】
図10に示すように、段階S5−1で、例えば、NB2021は、第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信する段階を実行することができ、送信する段階は、
a)(スキーム5)送信される指示情報が指示フラグ(例えば、CSGフラグ)である制御情報(例えば、BCCH)をブロードキャストする段階、及び/又は
b)(スキーム2)1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)を第1タイプのネットワークセルに割り当てる段階、及び制御情報(例えば、BCCH)をブロードキャストし、送信される指示情報が同期情報である段階、及び/又は
c)(スキーム1)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報(PSSコード)をリザーブし、送信される指示情報が信号伝達コード情報である段階、及び/又は
d)(スキーム3)第1の実施例に従って送信する段階、及び/又は
e)(スキーム4)第2の実施例に従って送信する段階、
を含む。任意的段階S6-0で、例えば、UE201は、送信された指示情報を受信する段階を実行することができる。
【0111】
したがって、段階S6−1で、例えば、UE201は、第1タイプのネットワークセルを示す受信した指示情報に基づいて、第1及び第2タイプのネットワークセル(例えば、CSGセル)を検出する段階を実行することができ、検出する段階は、
a)(スキーム5)受信される指示情報が指示フラグ(例えば、CSGフラグ)であるブロードキャストされた制御情報(例えば、BCCH)を受信する段階、及び/又は
b)(スキーム2)1組の同期情報(PSS/SSS対)から第1タイプのネットワークセルを逆参照する段階、及びブロードキャストされた制御情報(BCCH)を受信し、受信される指示情報が同期情報である段階、及び/又は
c)(スキーム1)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報(PSSコード)をリザーブし、受信する指示情報が信号伝達コード情報である段階、及び/又は
d)(スキーム3)第1の実施例に従って受信する段階、及び/又は
e)(スキーム4)第2の実施例に従って受信する段階、
を含む。任意的に、検出する段階は、使用される信号伝達されたスキームにおいても実行することができる。
【0112】
NB2021によって実行される上述の送信する方法の更に別の改良に関して、指示情報の送信は、第1タイプ(例えば、CSG)のネットワークセルに対するネットワークセルIDの数(nCSG)、第1タイプ(例えば、非CSG)のネットワークセルに対するネットワークセルIDの第1の数(例えば、168)、及び第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第2の数(例えば、337又は504)に基づいて、この数及び第1及び第2の数は、1に等しいか又はそれよりも大きな整数であり、第2の数は、第1の数よりも大きく、ここで、
項目a)の送信(スキーム5)は、この数が実質的にゼロに等しい場合に実行することができ、
項目b)の送信(スキーム2)は、この数(例えば、≪168)が第1の数よりも有意に小さい場合に実行することができ、
項目c)の送信(スキーム1)は、この数が第1の数よりも実質的に小さい場合、又はこの数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合に実行することができ、
項目d)の送信(スキーム3)は、この数が第2の数よりも大きい場合に実行することができ、かつ
項目e)の送信(スキーム4)は、この数が第2の数よりも大きい場合に実行することができる。
【0113】
NB2021によって実行される上述の送信する方法の更に別の改良に関して、項目a)の送信は、第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合にも実行することができる。更に、項目b)の送信は、この数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合にネットワークセルの部分集合に対して実行することができる。更に、項目c)の送信は、この数が第2の数よりも実質的に小さい場合に実行することができる。
【0114】
図11は、第1から第5のスキームの組合せを展開する本発明の第3の実施例に従うセルタイプの検出のための装置(例えば、UE201及びeNB2021)を示している。図7に類似の参照符号は、同じか又は類似の手段又は部分を示し、これらの手段又は部分の説明は、簡潔にするために繰り返さない。
【0115】
任意的に、例えば、NB2021の信号伝達するための手段20215は、使用されたスキームで(例えば、BCCHで)スキーム情報を信号伝達する段階を実行することができる。また任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を実行することができる。
【0116】
図11に示すように、例えば、NB2021の送信するための手段20213は、第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信する段階を実行することができ、送信するための手段は、
a)(スキーム5)送信される指示情報が指示フラグ(例えば、CSGフラグ)である制御情報(例えば、BCCH)をブロードキャストするための手段、
b)(スキーム2)1組の同期情報(例えば、PSS/SSS対)を第1タイプのネットワークセルに割り当てるための手段、及び制御情報(例えば、BCCH)をブロードキャストし、送信される指示情報が同期情報であるための手段、及び/又は
c)(スキーム1)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報(PSSコード)をリザーブし、送信される指示情報が信号伝達コード情報であるための手段、及び/又は
d)(スキーム3)第1の実施例に従って送信するための手段、及び/又は
e)(スキーム4)第2の実施例に従って送信するための手段、
を含む。任意的に、例えば、UE201の受信するための手段2014は、送信するための手段20213によって送信された指示情報を受信する段階を実行することができる。
【0117】
したがって、例えば、UE201の検出するための手段2017は、第1タイプのネットワークセルを示す受信した指示情報に基づいて、第1及び第2タイプのネットワークセルCSGセル)を検出する段階を実行することができ、検出するための手段は、
a)(スキーム5)受信される指示情報が指示フラグ(例えば、CSGフラグ)であるブロードキャストされた制御情報(例えば、BCCH)を受信するための手段、及び/又は
b)(スキーム2)1組の同期情報(PSS/SSS対)から第1タイプのネットワークセルを逆参照するための手段、及びブロードキャストされた制御情報(BCCH)を受信し、受信される指示情報が同期情報であるための手段、及び/又は
c)(スキーム1)第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報(PSSコード)をリザーブし、受信する指示情報が信号伝達コード情報であるための手段、及び/又は
d)(スキーム3)第1の実施例に従って受信するための手段、及び/又は
e)(スキーム4)第2の実施例に従って受信するための手段、
を含む。任意的に、UE201の検出するための手段2017は、使用される信号伝達されたスキームに基づいて検出するように構成することができる。
【0118】
上述の装置(例えば、NB2021)の更に別の改良に関して、指示情報を送信するための手段20213は、ネットワークセルIDの数(nCSG)、第1の数(例えば、168)、及び第2の数(例えば、337又は504)に基づいて送信するように構成することができ、送信するための手段は、
この数が実質的にゼロに等しい場合には、上述の項目a)の手段(スキーム5)、及び/又は
この数(≪168)が第1の数よりも有意に小さい場合には、上述の項目b)の手段(スキーム2)、及び/又は
この数が第1の数よりも実質的に小さいか、又はこの数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合には、上述の項目c)の手段(スキーム1)、及び/又は
この数が第2の数よりも大きい場合には、上述の項目d)の手段(スキーム3)、及び/又は
この数が第2の数よりも大きい場合には、上述の項目e)の手段(スキーム4)、
を含むことができる。
【0119】
上述の装置(例えば、NB2021)の更に別の改良に関して、項目a)の送信するための手段は、第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合に送信するように構成することができる。更に、項目b)の送信するための手段は、この数が第1の数よりも大きくかつ第2の数よりも小さい場合に、ネットワークセルの部分集合に対して送信するように構成することができる。更に、項目c)の送信するための手段は、この数が第2の数よりも実質的に小さい場合に送信するように構成することができる。
【0120】
第1から第3の実施例に従う上述の方法及び装置の更に別の改良に関して、信号伝達情報は、参照信号によって構成することができる。更に、第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成することができ、第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成することができる。更に、1組の同期情報は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成することができる。更に、制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネル又は物理ブロードキャストチャンネルによって構成することができる。更に、第1の数は、168とすることができ、第2の数は、337又は504とすることができる。更に、指示フラグは、閉鎖加入者群フラグによって構成することができる。最後に、信号伝達コード情報は、1次同期信号コードによって構成することができる。
【0121】
更に、送信するための手段20213、受けさせるための手段20217、変調するための手段20218a、スクランブルするための手段20218b、割り当てるための手段20216、信号伝達するための手段20215、検出するための手段2017、復調するための手段2016a、スクランブル解除するための手段2017b、逆参照するための手段2015、受信するための手段2014、試験するための手段2018、及び/又はNB2021及び/又はUE201のうちの少なくとも1つ又はそれよりも多く又は実行されるそれぞれの機能は、チップセット又はモジュールとして実施することができる。
【0122】
最後に、本発明はまた、第1から第3の実施例のいずれか1つに従う1つ又はそれよりも多くの家庭発展型ノードB、及び第1から第3の実施例のいずれか1つに従うユーザ機器を含むことができるシステムに関する。
【0123】
この段落での以下に続く詳細に制限されることなく、本発明の実施形態は、以下のように要約することができる。
CSGセル及びマクロセル間を区別するための効率的で柔軟性のある方法を提供するために、ネットワークは、以下のスキームの1つによってUEを構成することができる。この信号伝達は、BCCHを通じてワイドエリアセルを通じて伝送することができ、構成された区別スキームの詳細を含むことができる。
1.
CSGセルに対して1つ(又は2つ)のPSSコードをリザーブする。この解決法により、CSGセルは、セル検索の第1段階で予め識別することができ、したがって、非CSGのUEは、そのPSSコードの検索を完全に阻止することができる。このスキームは、CSGセルの大きな数が必要とされ、CSGセルの数が168に近いか(CSGに対して1リザーブPSS)又は168よりも大きく337よりも小さい(又は337に近い、すなわち、SCGに対する2リザーブPSSコード)の場合に適用可能とすることができる。
2.
CSGに対するセルIDの特定の(例えば、連続又は不連続)レンジをリザーブし、BCCHを通じてリザーブレンジを信号伝達する。このスキームでは、セルタイプは、PSS及びSSS対を通じて識別することができ、したがって、全セル検索を要求することができる。このスキームは、CSGセルの数及びCSGセルIDの望ましい数が比較的小さく、すなわち、≪168である場合に適用可能とすることができる。別のシナリオは、CSGセルIDの数が168よりも大きいが337よりも小さくなくてはならない場合であり、これは、残りのIDが他の目的に必要であり、すなわち、単に1つのPSSコードをリザーブすること(あまりにも少ないID)も、2つのPSSコードを完全にリザーブすること(あまりにも多いID、又は特に他の目的のために残っているあまりにも少ないID)もできないからである。この場合、3つのPSSコードのうち2つ(例えば、PSS0はCSGを指示し、PSS1は非CSGを示すものである)に対するセルタイプ(CSG又は非CSG)を予め判断することができると同時に、第3PSSに対してのみ、SSSを調査する必要があり、それによってSSSの検出の余分な複雑さは、各場合の部分集合にのみ必要になる。これは、展開中に使用することができ、すなわち、PSS及びSSSをセル構成中のセルに割り当てる時に「一意的な」PSS(又は一部の一意的なPSS)を優先させることができる(頻繁に使用することができる)。
3.
RSにおける位相変調(PSS/SSS/データ位相に対する)を通じて又は異なるRSスクランブリングシーケンスを通じてCSGセルを検出する。このスキームでは、CSGセルは、セル検索の後であるがいずれの搬送チャンネル復号よりも前に、例えば、RSにおける仮説試験(例えば、位相A又はB、RSスクランブリングシーケンスA又はB)を通じて又はPBCH復号の処理で検出することができる(PBCH復号は、RS位相/RSスクランブリングシーケンスにおける誤った仮説によって失敗する場合がある)。このスキームは、504の付加的なセルID(全てのセルIDの現在の数と同じぐらい多い。例えば、「TS 36.211」v8.2.0参照)が、付加的な又はリザーブされたPSS/SSSコードなしにCSGに対して提供することができる場合にも適用可能とすることができる。更に、CSGに対するセルIDの望ましい数は、336よりも大きくてもよい。代替的に、このセルがCSG又はマクロか否かを検査するために、RSにおけるブラインド検出をこれらの特定のPSS/SSS対に対してのみ実行することができる場合に、PSS/SSSの特定のレンジだけをCSGに対して使用することができ、同時に全ての他のPSS/SSS対は、マクロセルを示すことができる。代替的に、このスキームは、BCCHでの信号伝達に加えてCSGの補助的な指示として使用することができる。このスキームはまた、RSスクランブリングシーケンスの2つの異なる組(例えば、CSGのための504RSシーケンス及び非CSGのための別の504RSシーケンス)に適用可能であり、非CSGのUEは、ブラインド検出を全く実行する必要がなく、すなわち、CSGセルが測定されたが、マクロセルであるとUEが仮定した場合に、UEは、RSRP/RSRQ測定においていかなるエネルギも検出できず(誤った仮定RSシーケンスのために)、測定を中止する場合があり、更にUEは、このようなセルを選択/再選択/ハンドオーバできない。
4.
CSGを示すためにPSS対RS及び/又はSSS対RS間の定められた位相関係、又はPSSとSSS間の定められた位相関係を使用する。このスキームはまた、特定の位相関係を早期のCSG選択のために使用することができるか否かをBCCHで公表することができるので、特定の位相関係を「偶然に」使用することができるレガシーeNBに適用可能とすることができる。
5.
セルタイプを検出するためにBCCH復号及びCSGフラグに依存する。このスキームは、セルの殆どどれも(どれも)がCSGでないか、又はUEの殆ど(又は全てのUE)がCSGである場合に適用可能とすることができる。上述のスキームと同様に、このスキームの使用は、CSGセルがこのオペレータによって同じ搬送波で配備されていない場合には、BCCH上で信号伝達することができ、かつオペレータによる構成のために使用することができる。
上述のスキーム1から5は、CSGを示すパラメータの構成を可能にすることができ、又はCSGセルの数(又はCSGを使用するセルの割合)及びネットワークトポロジーに依存する最適構成を選択することができるように複数のスキームからの1つ(CSGセル及び非CSGセルを区別するために利用される)の構成を可能にすることができることに注意されたい。これは、今日CSGがどのくらい広範囲に移動するかを予測することは困難であるので、適用可能とすることができる。
CSGに対するサポートは、UEに対して標準化されているが、ネットワークの挙動は対処されないままである。したがって、上述のスキームによると、ネットワークを展開する場合に最終的に適用可能な選択を取り上げることができるように何らかの柔軟性を提供することが安全である。
更に、最も単純な概念とすることができるBCCHでの指示を通じてCSGを検出するためのフォールバック作動が常に存在することができるが、上述のように早期の検出のためにいずれの電力節約も達成しない。しかし、これらの電力節約オプションを手元に有することは、特に後で構築されたUEに対して適用可能であり、CSGがより広範囲に使用される機能を有するようになる場合、電力節約は、この場合により重要である。したがって、早期のCSG検出のサポートは、少なくとも最初は任意的とすることができる。
UE実施の観点から、信号伝達を通じてスキーム1、2、及び5の中から選択する段階を利用することができる。この場合、ハードウエア変更及びごく小さなソフトウエア変更も必要なく、CSG検出は、セル検索及びの隣接セル測定相の間の早期に複雑さを最小にして実行することができる。この実施例はまた、配備されたCSGセルの数に関してオペレータにより大きな柔軟性を提供する。CSGセルの数が大きい場合、セルタイプは、第1セル検索段階で予め検出することができ(スキーム1)、したがって、非CSGのUEに対するCSGセルの悪影響を最小にする。逆に、CSGセルの数が非常に低い場合、SSS及び/又はPSSコードをリザーブする必要はない。これは、オペレータに対してネットワークプランニングを単純にし、CSGは、BCCHを通じて信号伝達するように構成することができる。したがって、本発明は、CSGセル及び/又はCSGのUEの高い又は低い数を有する両方のシナリオを効率的にサポートするのに十分な柔軟性のあるスキームを提供する。
ネットワークの観点から、スキーム3又は4は、これらがマクロセルに対するセルIDの数を低減しない(及びCSGセルに対するセルIDの同じ最大数を可能にする)場合に、適用可能とすることができる。
【0124】
更に別の実施例
【0125】
本明細書の上述の本発明の目的に対して以下を注意すべきである。
−アクセス技術は、それによってユーザ機器がアクセスネットワーク(又は基地局それぞれ)にアクセス可能なあらゆる技術とすることができる。WiMAX(マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用性)又はWLAN(無線ローカルアクセスネットワーク)、BlueTooth、及び赤外線などのようなあらゆる現在又は将来の技術を使用することができるが、上述の技術は、殆ど、例えば、異なる無線スペクトルにおける無線アクセス技術であり、本発明の意味におけるアクセス技術は、ワイヤバウンド技術、例えば、ケーブルネットワーク又は固定回線のようなIPベースアクセス技術を意味することができる。
−ネットワークは、局エンティティ又は他のユーザ機器が、アクセスネットワークによって提供されるサービスにそれによって接続及び/又は利用することができるあらゆるデバイス、ユニット、又は手段とすることができ、このようなサービスは、特に、データ及び/又は(音声)視覚通信、データダウンロードなどを含む。
−一般的に、本発明は、データがそれに従ってデータパケットで送信されるデータパケットベースの送信スキーム、及び「インターネットプロトコル」IPに基づくデータパケットベースの送信スキームに頼るネットワーク/ユーザ機器環境で適用可能とすることができる。しかし、本発明は、これに制限されず、あらゆる他の現在又は将来のIP又はモバイルIP(MIP)バージョン、又はより一般的には、(M)IPv4/6のような類似の原理に従うプロトコルも適用可能である。
−ユーザ機器は、システムユーザがそれによってアクセスネットワークからのサービスを体験することができるあらゆるデバイス、ユニット、又は手段とすることができる。
−ソフトウエアコード部分として実施され、かつネットワーク要素又は端末(デバイス、装置及び/又はそのモジュールの例として、又は装置及び/又はそのためのモジュールを含むエンティティの例として)でプロセッサを用いて実行される可能な方法段階は、独立したソフトウエアコードであり、方法段階によって定められる機能が保存される限り、いずれの公知の又は将来開発されるプログラミング言語を用いても指定することができる。
−一般的に、いずれの方法段階も、実施される機能の点から、本発明の理想を変えることなくソフトウエアとして又はハードウエアによって実行するのに適する。
−NB及び/又はUEでのハードウエア構成要素、又はそのいずれかのモジュールとして実施される可能な方法段階及び/又はデバイス、ユニット、又は手段は、独立したハードウエアであり、あらゆる公知の又は将来開発されるハードウエア技術、又はMOS(金属酸化膜半導体)、CMOS(相補形MOS)、BiMOS(バイポーラMOS)、BiCMOS(バイポーラCMOS)、ECL(エミッタ結合型論理)、TTL(トランジスタ−トランジスタ論理)などのようなこれらのいずれかのハイブリッドを用いて、例えば、ASIC(特定用途向けIC(集積回路))構成要素、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)構成要素、CPLD(結合プログラマブル・ロジック・デバイス)構成要素又はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)構成要素を用いて実施することができる。
−更に、ソフトウエア構成要素として実施されることが可能なあらゆる方法段階及び/又はデバイス、ユニット、又は手段も、代替的に、例えば、認証、許可、キーイング及び/又はトラフィック保護ができるあらゆるセキュリティアーキテクチャに基づいている。
−デバイス、ユニット、又は手段(例えば、NB及び/又はUE、又はそのそれぞれの手段のいずれか1つ)は、個々のデバイス、ユニット、又は手段として実施することができるが、これは、デバイス、ユニット、又は手段の機能が保存される限り、これらがシステム全体を通して分散スキームで実施されることを除外しない。
−装置は、半導体チップ、チップセット、又はこれらのチップ又はチップセットを含む(ハードウエア)モジュールによって表すことができる。しかし、これは、装置又はモジュールの機能が、実施されるハードウエアの代わりに、コンピュータプログラム又は実行/プロセッサ上で実行される実行可能なソフトウエアコード部分を含むコンピュータプログラム製品のような(ソフトウエア)モジュールにおけるソフトウエアとして実施される可能性を除外しない。
−デバイスは、例えば、互いに機能的に協調しているか又は互いに機能的に独立しているが同じデバイスハウジング内にある装置として又は1つよりも多い装置のアセンブリとして見なすことができる。
【0126】
本発明は、その特定的な実施形態に関して本明細書に説明してきたが、本発明は、これに制限されず、様々な変更を本発明に実行することができる。
【0127】
分かり易いように、以下の表は、以上の説明で使用された略語の概説を示している。略語の後に続く「s」は、略語の複数形を表し、例えば、「UEs」は、「複数のユーザ機器」を表している。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
TR/TS 技術レポート/技術仕様
UE ユーザ機器
CS 回線交換
PS パケット交換
UL アップリンク
DL ダウンリンク
MBMS マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス
MBSFN MBMSシングル周波数ネットワーク
FDD 周波数分割二重通信
TDD 時分割二重通信(TDD)
BCCH ブロードキャスト制御チャンネル
DL−SCH ダウンリンク共有チャンネル
PDSCH 物理DL共有チャンネル
CSG 閉鎖加入者群
UMTS ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム
UTRAN UMTS地上無線アクセスネットワーク
E−UTRAN 発展型UTRAN
eNB 発展型ノードB
HeNB 家庭用eノードB
ID アイデンティティ
LTE 長期発展
MIMO マルチ入力マルチ出力
OFDM 直交周波数分割多重通信
P−BCH 物理ブロードキャストチャンネル
PSC 1次同期コード
PSS 1次同期信号
SSC 2次同期コード
SSS 2次同期信号
RS 参照信号
RSRP 参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質
UTRAN UMTS地上無線アクセスネットワーク
【符号の説明】
【0128】
200 通信システム
201 ユーザ機器
202 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報を送信する段階、
を含み、
前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方は、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記信号伝達情報に変調及びスクランブリングのうちの前記一方を受けさせる段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの所定の位相変調によって前記信号伝達情報を変調する段階を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって前記信号伝達情報にスクランブルをかける段階を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項5】
1組の同期情報を前記ネットワークセルの部分集合に割り当てる段階を更に含み、
前記信号伝達情報は、前記ネットワークセルの前記部分集合に対してのみ前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方を受ける、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
制御情報を信号伝達する段階を更に含み、
前記送信する段階は、前記信号伝達する段階に対する補助的指示として実行される、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、
ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又は
iii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号、
のうちの1つを送信する段階、
を含み、
前記少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする方法。
【請求項8】
第2タイプのネットワークセルとは異なる第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信する段階、
を含み、
前記送信する段階は、
a)制御情報をブロードキャストし、送信される前記指示情報が指示フラグである段階、
b)1組の同期情報を前記第1タイプのネットワークセルに割り当てる段階、及び制御情報をブロードキャストし、送信される前記指示情報が該同期情報である段階、
c)前記第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、送信される前記指示情報が該信号伝達コード情報である段階、
d)請求項1から請求項6のいずれか1項に従って送信する段階、及び
e)請求項7に従って送信する段階、
のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
指示情報を送信する前記段階は、前記第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの数、該第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第1の数、及び該第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第2の数に基づいており、該数及び該第1及び第2の数は、1に等しいか又はそれよりも大きい整数であり、該第2の数は、該第1の数よりも大きく、
項目a)の前記送信する段階は、前記数が実質的にゼロに等しい場合に実行され、
項目b)の前記送信する段階は、前記数が前記第1の数よりも有意に小さい場合に実行され、
項目c)の前記送信する段階は、前記数が前記第1の数よりも実質的に小さいか、又は該数が該第1の数よりも大きくかつ前記第2の数よりも小さい場合に実行され、
項目d)の前記送信する段階は、前記数が前記第2の数よりも大きい場合に実行され、かつ
項目e)の前記送信する段階は、前記数が前記第2の数よりも大きい場合に実行される、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
項目a)の前記送信する段階は、前記第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合にも実行されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
項目b)の前記送信する段階は、前記数が前記第1の数よりも大きくかつ前記第2の数よりも小さい場合に前記ネットワークセルの部分集合に対して実行されることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の方法。
【請求項12】
項目c)の前記送信する段階は、前記数が前記第2の数よりも実質的に小さい場合に実行されることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
使用されるスキームに関するスキーム情報を信号伝達する段階を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による受信した信号伝達情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出する段階、
を含み、
前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方は、前記第1タイプのネットワークセル及び前記第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの所定の位相変調によって前記信号伝達情報を復調する段階を更に含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって前記信号伝達情報をスクランブル解除する段階を更に含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記信号伝達情報を受信する段階を更に含むことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記検出する段階は、前記受信した信号伝達情報を仮説に対して試験する段階を更に含むことを特徴とする請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
1組の同期情報から前記ネットワークセルの部分集合を逆参照する段階を更に含み、
前記信号伝達情報は、前記ネットワークセルの前記部分集合に対してのみ復調及びスクランブル解除のうちの一方を受ける、
ことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
信号伝達された制御情報を受信する段階を更に含み、
前記検出する段階は、前記受信した制御情報と補助的な指示としての前記受信した信号伝達情報とに基づいて実行される、
ことを特徴とする請求項14から請求項19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、
ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又は
iii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び1次同期信号、
のうちの1つの受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出する段階、
を含み、
前記少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする方法。
【請求項22】
第1タイプのネットワークセルを示す受信した指示情報に基づいて該第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出する段階、
を含み、
前記検出する段階は、
a)ブロードキャストされた制御情報を受信し、受信される前記指示情報が指示フラグである段階、
b)1組の同期情報から前記第1タイプのネットワークセルを逆参照する段階、及びブロードキャストされた制御情報を受信し、受信される前記指示情報が該同期情報である段階、
c)前記第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、受信する前記指示情報が該信号伝達コード情報である段階、
d)請求項14から請求項20のいずれか1項に従って受信する段階、及び
e)請求項21に従って受信する段階、
のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項23】
前記信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
前記同期情報の組は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成され、かつ
前記制御信号は、ブロードキャスト制御チャンネル及び1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成される、
ことのうちの少なくとも1つが適用されることを特徴とする請求項1から請求項6及び請求項14から請求項20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、かつ
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成される、
ことのうちの少なくとも一方が適用されることを特徴とする請求項7及び請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
前記同期情報の組は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成され、
前記制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネル及び1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成され、
前記第1の数は、168であり、
前記第2の数は、337及び504の一方であり、
前記指示フラグは、閉鎖加入者群フラグによって構成され、かつ
前記信号伝達コード情報は、1次同期信号コードによって構成される、
ことのうちの少なくとも1つが適用されることを特徴とする請求項8から請求項13及び請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
使用されたスキームに関する信号伝達されたスキーム情報を受信する段階を更に含み、
前記検出する段階は、使用される前記信号伝達されたスキームに基づいて実行される、
ことを特徴とする請求項14から請求項25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による信号伝達情報を送信するための手段、
を含み、
前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方は、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする装置。
【請求項28】
前記信号伝達情報に変調及びスクランブリングのうちの前記一方を受けさせるための手段を更に含むことを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記少なくとも1つの所定の位相変調によって前記信号伝達情報を変調するための手段を更に含むことを特徴とする請求項27又は請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって前記信号伝達情報にスクランブルをかけるための手段を更に含むことを特徴とする請求項27又は請求項28に記載の装置。
【請求項31】
1組の同期情報を前記ネットワークセルの部分集合に割り当てるための手段を更に含み、
受けさせるための手段は、前記ネットワークセルの前記部分集合に対してのみ前記信号伝達情報に前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方を受けさせるように構成される、
ことを特徴とする請求項28から請求項30のいずれか1項に記載の装置。
【請求項32】
制御情報を信号伝達するための手段を更に含み、
前記送信するための手段は、前記信号伝達するための手段によって実行される信号伝達に対する補助的指示として送信するように構成される、
ことを特徴とする請求項27から請求項31のいずれか1項に記載の装置。
【請求項33】
i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、
ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又は
iii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号、
のうちの1つを送信するための手段、
を含み、
前記少なくとも1つの位相関係は、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする装置。
【請求項34】
第2タイプのネットワークセルとは異なる第1タイプのネットワークセルを示す指示情報を送信するための手段、
を含み、
前記送信するための手段は、
a)制御情報をブロードキャストし、送信される前記指示情報が指示フラグであるための手段、
b)1組の同期情報を前記第1タイプのネットワークセルに割り当てるための手段、及び制御情報をブロードキャストし、送信される前記指示情報が該同期情報であるための手段、
c)前記第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、送信される前記指示情報が該信号伝達コード情報であるための手段、
d)請求項27から請求項32のいずれか1項に従って送信するための手段、及び
e)請求項33に従って送信するための手段、
のうちの少なくとも1つを更に含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項35】
指示情報を送信するための前記手段は、前記第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの数、該第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第1の数、及び該第1タイプのネットワークセルに対するネットワークセルIDの第2の数に基づいて送信するように構成され、該数及び該第1及び第2の数は、1に等しいか又はそれよりも大きい整数であり、該第2の数は、該第1の数よりも大きく、
前記送信するための手段は、
前記数がゼロに実質的に等しい場合に前記項目a)の手段、
前記数が前記第1の数よりも有意に小さい場合に前記項目b)の手段、
前記数が前記第1の数よりも実質的に小さいか、又は該数が該第1の数よりも大きくかつ前記第2の数よりも小さい場合に前記項目c)の手段、
前記数が前記第2の数よりも大きい場合に前記項目d)の手段、及び
前記数が前記第2の数よりも大きい場合に前記項目e)の手段、
のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項36】
項目a)の前記送信するための手段は、前記第1タイプの端末の数が全ての利用可能な端末の数に実質的に達した場合にも送信するように構成されることを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項37】
項目b)の前記送信するための手段は、前記数が前記第1の数よりも大きくかつ前記第2の数よりも小さい場合に前記ネットワークセルの部分集合に対して送信するように構成されることを特徴とする請求項35又は請求項36に記載の装置。
【請求項38】
項目c)の前記送信するための手段は、前記数が前記第2の数よりも実質的に小さい場合に送信するように構成されることを特徴とする請求項35から請求項37のいずれか1項に記載の装置。
【請求項39】
使用されるスキームに関するスキーム情報を信号伝達するための手段を更に含むことを特徴とする請求項27から請求項38のいずれか1項に記載の装置。
【請求項40】
少なくとも1つの所定の位相変調による変調及び少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによるスクランブリングのうちの一方による受信した信号伝達情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段、
を含み、
前記変調及びスクランブリングのうちの前記一方は、前記第1タイプのネットワークセル及び前記第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする装置。
【請求項41】
前記少なくとも1つの所定の位相変調によって前記信号伝達情報を復調するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つの所定のスクランブリングシーケンスによって前記信号伝達情報をスクランブル解除するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項43】
前記信号伝達情報を受信するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40から請求項42のいずれか1項に記載の装置。
【請求項44】
前記検出するための手段は、前記受信した信号伝達情報を仮説に対して試験するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40から請求項43のいずれか1項に記載の装置。
【請求項45】
1組の同期情報から前記ネットワークセルの部分集合を逆参照するための手段を更に含み、
前記信号伝達情報を復調するための前記手段及びスクランブル解除するための前記手段のうちの一方は、前記ネットワークセルの前記部分集合に対してのみ復調又はスクランブル解除するように構成される、
ことを特徴とする請求項41から請求項44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項46】
信号伝達された制御情報を受信するための手段を更に含み、
前記検出するための手段は、前記第2の受信するための手段によって受信した前記制御情報と、前記受信するための手段によって補助的指示として受信した前記信号伝達情報とに基づいて検出するように構成される、
ことを特徴とする請求項40から請求項45のいずれか1項に記載の装置。
【請求項47】
i)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び参照信号、
ii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する2次同期信号及び参照信号、又は
iii)少なくとも1つの所定の互いに対する位相関係を有する1次同期信号及び2次同期信号、
のうちの1つの受信するための手段による受信に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段、
を含み、
前記少なくとも1つの位相関係は、前記第1タイプのネットワークセル及び前記第2タイプのネットワークセルを示すものである、
ことを特徴とする装置。
【請求項48】
前記第1タイプのネットワークセルを示す受信した指示情報に基づいて、第1タイプのネットワークセル及び該第1タイプとは異なる第2タイプのネットワークセルを検出するための手段、
を含み、
前記検出するための手段は、
a)指示フラグとして受信した前記指示情報、
b)1組の同期情報から前記第1タイプのネットワークセルを逆参照するための手段、及びブロードキャストされた制御情報を受信し、受信される前記指示情報が該同期情報であるための手段、
c)前記第1タイプのネットワークセルに対する少なくとも1つの信号伝達コード情報をリザーブし、受信した前記指示情報が該信号伝達コード情報であるための手段、
d)請求項40から請求項46のいずれか1項に従って受信するための手段、及び
e)請求項47に従って受信するための手段、
のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項49】
前記信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
前記同期情報の組は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成され、かつ
前記制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネル及び1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成される、
ことのうちの少なくとも1つが適用されることを特徴とする請求項27から請求項32及び請求項40から請求項46のいずれか1項に記載の装置。
【請求項50】
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、かつ
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成される、
ことのうちの少なくとも一方が適用されることを特徴とする請求項33及び請求項47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項51】
前記信号伝達情報は、参照信号によって構成され、
前記第1タイプのネットワークセルは、閉鎖加入者群ネットワークセルによって構成され、
前記第2タイプのネットワークセルは、非閉鎖加入者群ネットワークセル及びマクロセルのうちの一方によって構成され、
前記同期情報の組は、1次同期信号及び2次同期信号の対によって構成され、
前記制御情報は、ブロードキャスト制御チャンネル及び1次ブロードキャストチャンネルのうちの一方によって構成され、
前記第1の数は、168であり、
前記第2の数は、337及び504の一方であり、
前記指示フラグは、閉鎖加入者群フラグによって構成され、かつ
前記信号伝達コード情報は、1次同期信号コードによって構成される、
ことのうちの少なくとも1つが適用されることを特徴とする請求項34から請求項39及び請求項48のいずれか1項に記載の装置。
【請求項52】
使用されたスキームに関する信号伝達されたスキーム情報を受信するための手段を更に含み、
前記検出するための手段は、使用される前記信号伝達されたスキームに基づいて検出するように構成される、
ことを特徴とする請求項27から請求項51のいずれか1項に記載の装置。
【請求項53】
家庭発展型ノードB及びマクロセルノードBのうちの一方によって構成されることを特徴とする請求項27から請求項39及び請求項49から請求項51のいずれか1項に記載の装置。
【請求項54】
ユーザ機器によって構成されることを特徴とする請求項40から請求項48、請求項52、及び請求項49から請求項51のいずれか1項に記載の装置。
【請求項55】
送信するための手段、受けさせるための手段、変調するための手段、スクランブルするための手段、割り当てるための手段、信号伝達するための手段、検出するための手段、復調するための手段、スクランブル解除するための手段、逆参照するための手段、受信するための手段、試験するための手段、及び装置のうちの少なくとも1つ又はそれよりも多くは、チップセット又はモジュールとして実施されることを特徴とする請求項27から請求項53のいずれか1項に記載の装置。
【請求項56】
請求項27から請求項39及び請求項49から請求項51のいずれか1項に記載の少なくとも1つの家庭発展型ノードBと、
請求項40から請求項48、請求項52、及び請求項49から請求項51のいずれか1項に記載のユーザ機器と、
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項57】
処理手段又はモジュール上で実行された時に請求項1から請求項26のいずれか1項に記載の方法の方法段階を実行するためのコード手段、
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−525738(P2011−525738A)
【公表日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513887(P2011−513887)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【国際出願番号】PCT/EP2008/058014
【国際公開番号】WO2009/155967
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(507142063)ノキア シーメンス ネットワークス オサケユキチュア (81)
【Fターム(参考)】