説明

ゼロまたは低カロリー飲料および食品におけるエリスリトールおよびD−タガトースの使用

【課題】完全カロリー飲料または食品の味に実質的に類似する味を有する、ゼロまたは低カロリー飲料または食品を提供する。
【解決手段】1以上の非栄養性甘味料と、糖アルコールと、D−タガトースとの組合せを、ゼロまたは低カロリー飲料または食品に含めることによって、完全カロリー飲料または食品の味に実質的に類似する味を達成する。その組合せは、ゼロまたは低カロリーフローズン炭酸飲料における使用に適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、様々なゼロまたは低カロリー飲料および食品における糖アルコールとD−タガトースとの組合せの使用に関する。さらに詳細には、本発明は、ゼロまたは低カロリー飲料および食品の味を改善する方法、すなわち、非栄養性甘味料と、糖アルコールと、D−タガトースとの混合物を、ゼロまたは低カロリー飲料または食品に含めることによって、完全カロリー飲料または食品の味に類似する味を達成する方法に関する。また、本発明は、高品質のゼロまたは低カロリーフローズン炭酸飲料を得るための糖アルコールとD−タガトースとの組合せの使用に関する。さらに、本発明は、糖アルコールとD−タガトースの両方を含む飲料および食品に関する。
【背景技術】
【0002】
ゼロまたは低カロリー飲料および食品は非常に人気がある。そのようなダイエット製品は、通常、例えばアスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリン、スクラロース、およびシクラメートのような非栄養性甘味料を単独でまたは混合物として含む。消費者は、そのようなダイエット製品においてカロリーを気にする必要は無いが、非栄養性甘味料は、完全カロリー対応物の味とは異なる味をもたらすことが分かっている。いわゆる「ダイエット味」は、最初はあまり感じないが長時間続く苦味および/または望ましくない舌を刺すような後味、ならびに水っぽい口当たりを伴う甘味として通常説明される。砂糖固形分がかなり減らされているため、ダイエット飲料は、完全カロリー飲料に関連するボディおよび/または濃厚さの知覚を欠いている(非特許文献1を参照)。
【0003】
完全カロリー製品の味に類似した味を有するゼロまたは低カロリー飲料および食品が、長年の間非常に望まれておりかつ求められている。しかしながら、現在、味を改善する方法は、完全カロリー製品に類似の味を達成するに至っていない。
【0004】
1つの選択は、非栄養性甘味料を混合することである。多くの混合物(例えばアスパルテームとアセスルファム−K)が、同じ濃度において、個々の甘味料よりも強い甘味をもたらす。この相乗効果は、所定の用途で用いられる甘味料の量を減らし、したがって、量的相乗効果と称される。また、混合物の味質は、しばしば丸みがあり、さらに苦味/舌を刺すような後味が少ないため、混合は、質的相乗効果と称される別の相乗効果も生じさせる。
【0005】
飲料業界は、そのような相乗効果をうまく利用して、甘味料混合物を含む多くのダイエットコーラを市場に出している(非特許文献2参照)。例えば、PepsiONE(登録商標)(アスパルテーム/アセスフファム−K)、Coke Light(登録商標)(アスパルテーム/アセスルファム−K、またはシクラミン酸ナトリウム/アセスルファム−K/アスパルテーム)、およびDiet Rite Cola(登録商標)(スクラロース/アセスルファム−K)は全て甘味料混合物を含む。甘味料混合は、特にアスパルテームが主な甘味料として用いられた場合に、ダイエットコーラの貯蔵期間を延ばすこともできる。例えば、米国におけるほとんどのソーダ水ダイエットコーラは、アスパルテーム、アセスルファム−K、およびサッカリンナトリウムを含む。アスパルテームが分解したとき、他の2つの安定な甘味料が、ある程度の甘味を維持する。
【0006】
別の選択は、調味料(flavor enhancing additives)を含めることである。多数のそのような調味料が今日までに特定されている。特許文献1から4は、風味増強の目的で飲料にエリスリトールを添加することに関連する。さらに、D−タガトースは、強い甘味料と組み合わせて、低用量で改善された風味および口当たりをもたらすことが分かっている。
【0007】
米国および外国の飲料業界における努力によって、味が改善されたダイエット製品が作られた。しかしながら、ゼロまたは低カロリー飲料および食品の味を顕著に改善する有効な方法、すなわち、完全カロリー飲料および食品の味に類似するまたはそれと同一の味を達成する有効な方法は、今日までにまったく存在しない。
【0008】
さらに、FCBディスペンサーから分配されるセミフローズン炭酸飲料である、ゼロまたは低カロリーフローズン炭酸飲料(FCBs)を製造しようとしたとき、さらに別の問題が生じる。そのような飲料は、小さな氷晶を安定化させ、さらに良好な味および滑らかなきめを有するように炭酸ガスを捕獲するために、大きなかさの溶質を必要とする。最も一般的に用いられる大きなかさの溶質は糖である。しかしながら、糖は高カロリーであり、したがってゼロまたは低カロリーFCBsの処方に適さない。通常の糖のかさ特性を模倣しかつより少ないカロリーを有することが分かっている糖アルコールは、甘味が低く、さらに糖と同レベルで摂取すると、胃腸に対する望ましくない影響を有する。したがって、ダイエットFCBsの製造は、大きなかさとゼロまたは低カロリーの両方が要求されるため、非常に困難であった。
【特許文献1】米国特許第4,902,525号明細書
【特許文献2】米国特許第6,066,345号明細書
【特許文献3】特開平7−274829号公報
【特許文献4】欧州特許第0759273号明細書
【非特許文献1】G.R.Shore, et al., "Taste and Mouthfeel in Low Calorie Soft Drinks", Contribution of Low-and Non- Volatile Materials to the Flavor of Foods, W. Pickenhagen, ed., Allured Publishing Corp., pp. 119-123 (1996)
【非特許文献2】"Blending the Taste Sensation", Liquid Foods Int'l, vol.3, No.1, p.31(1999)
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ダイエット飲料の味を改善する方法に関するものであり、該方法は、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを、ダイエット飲料に含める工程を含むことを特徴とする。本発明のある好ましい実施形態によると、飲料は、例えばコーラまたはレモン−ライム清涼飲料のような清涼飲料、湧き水飲料、フローズンレディ・トゥ・ドリンク飲料(frozen ready-to-drink beverage)、コーヒー飲料、お茶、粉末清涼飲料、液体濃縮物、フレーバードウォーター、エンハンスドウォーター、フルーツジュースまたはフルーツジュースフレーバード飲料、スポーツ飲料、あるいはアルコール飲料である。
【0010】
また、本発明は、ダイエット食品の味を改善する方法に関するものであり、該方法は、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを、ダイエット食品に含める工程を含むことを特徴とする。本発明のある好ましい実施形態によると、食品は、菓子、乳製品、ゼラチン、プディング、ケーキミックス、シリアルまたはシリアル−ベースの製品、あるいは焼き製品(baked good)である。
【0011】
さらに、本発明は、ダイエットフローズン炭酸飲料を製造する方法に関するものであり、該方法は、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを、混合する工程を含むことを特徴とする。さらには、本発明は、ダイエットフローズン炭酸飲料に関するものであり、該飲料は、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明のある好ましい実施形態によると、非栄養性甘味料は、アスパルテーム、アセスルファム塩、サッカリン、シクラメート、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、ステビオシド、グリチルリチン、羅漢果(Lo Han Guo)由来の甘味料、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナテン、モネリン、タウマチン、およびブラゼインから選択され、糖アルコールは、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、およびそれらの組合せより選択される。
【0013】
また、本発明は、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを含む、ダイエット飲料および食品に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本明細書において、「味」の用語は、甘味覚、甘味覚の時間的効果すなわち開始および期間、例えば苦味や舌を刺すような味のような不十分な味、残留知覚(後味)、ならびに例えばボディおよび濃厚さのような触覚の組合せを称する。本明細書で用いられている「ゼロカロリー」の用語は、一杯当たり(例えば飲料に関して8oz当たり)5カロリー未満を有することを意味する。本明細書で用いられている「低カロリー」の用語は、一杯当たり(例えば飲料に関して8oz当たり)40カロリー以下を有することを意味する。本明細書で用いられている「ダイエット」の用語は、「ゼロカロリー」または「低カロリー」のいずれかを称する。また、「減カロリー」の用語は、完全カロリー対応物と比較して、より少ないカロリー数を有することを意味し;さらに詳細には、「減カロリー」は通常、一杯当たり(例えば飲料に関して8oz当たり)のカロリーにおいて、25%以上の減少を有することを意味する。
【0015】
本発明は、第1に、ダイエット飲料および食品の味を改善する方法に関するものである。本発明に基づいて、完全カロリー飲料または食品の味に実質的に類似するまたはそれと同一の味を有するダイエット飲料または食品を得ることができる。本発明の方法、より詳細には、甘味料または甘味料混合物と、糖アルコールと、D−タガトースとの組合せの結果として、ダイエット飲料および食品の全体の甘味、後味の期間、口当たり、およびショ糖様の質が、予想外にかつ有利に改善される。
【0016】
本発明の第1の態様に基づいて、(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを飲料に含めることによって、ダイエット飲料の味が改善される。飲料として、限定はされないが、炭酸清涼飲料、湧き水飲料、フローズンレディ・トゥ・ドリンク飲料、コーヒー飲料、お茶、粉末清涼飲料、ならびに液体濃縮物、フレーバードウォーター、エンハンスドウォーター、フルーツジュースおよびフルーツジュースフレーバード飲料、スポーツ飲料、ならびにアルコール製品が挙げられる。飲料は炭酸飲料であっても非炭酸飲料であってもよい。本発明の好ましい実施形態において、飲料は、炭酸コーラ−フレーバード清涼飲料またはフローズン炭酸飲料(FCB)である。
【0017】
単一の非栄養性甘味料と、糖アルコールと、D−タガトースとの組合せが改善された味につながると考えられているが、非栄養性甘味料の混合物を用いた場合に、その改善がより高められることも考えられている。したがって、本発明の好ましい実施形態は、非栄養性甘味料の混合物を用いる方法に関する。非栄養性甘味料の混合物は、それが含まれる低カロリー飲料の味に質的相乗効果をもたらす。非栄養性甘味料の任意の混合物を本発明において用いることができ;非栄養性甘味料の2、3、4、および5種混合物が好ましい。
【0018】
本発明で用いるのに適した非栄養性甘味料として、限定はされないが、アスパルテーム、例えばアセスルファム−Kのようなアセスルファム塩、サッカリン(例えばナトリウムおよびカルシウム塩)、シクラメート(例えばナトリウムおよびカルシウム塩)、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、ステビオシド、グリチルリチン、羅漢果(Lo Han Guo)由来の甘味料、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナテン、および例えばタウマチンのようなタンパク質甘味料、モネリン、およびブラゼインが挙げられる。本目的のため、任意の天然または人工非栄養性甘味料を用いることができる。本明細書で用いられている「非栄養性」甘味料は、通常の使用量で、あまり多くのカロリー含量を提供しない、すなわち一杯当たり(飲料に関して8oz.当たり)約1カロリー未満のカロリーを提供する甘味料である。
【0019】
好ましい2種混合物として、アスパルテーム/アセスルファム−K、サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース/アセスルファム−Kが挙げられる。好ましい3種混合物として、アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム、アスパルテーム/アセスルファム−K/スクラロース、アスパルテーム/アセスルファム−K/シクラミン酸ナトリウム、アスパルテーム/サッカリンナトリウム/スクラロース、スクラロース/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム、およびアセスルファム−K/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースが挙げられる。好ましい4種混合物として、アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム、アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロース、アスパルテーム/アセスルファム−K/シクラミン酸ナトリウム/スクラロース、およびアスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/スクラロースが挙げられる。好ましい5種混合物として、アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースが挙げられる。
【0020】
当業者は、非栄養性甘味料を様々な割合で組み合わせて、本発明で使用するのに適した非栄養性甘味料混合物を形成できることを容易に理解するであろう。非栄養性甘味料の正確な割合は、所定の混合物で用いられる甘味料の組合せ、および所定の適用のために望ましい全体の甘味に依存する。当業者は、適切な割合を容易に特定できる。
【0021】
当業者はまた、最終飲料中の非栄養性甘味料混合物の適切な量が、例えば所定の適用のために望ましい全体の甘さのような、様々な因子に依存することも容易に理解するであろう。当業者は適切な量を容易に特定できる。
【0022】
非栄養性甘味料または甘味料混合物に加えて、全体の味を改善するために糖アルコールをダイエット飲料に含める。糖アルコールの使用は、非栄養性甘味料の使用に関連する残る甘味および苦味/舌を刺すような後味を阻止する。本発明における使用に適した糖アルコールとして、限定はされないが、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、およびそれらの組合せが挙げられる。通常、糖アルコールは、最終飲料の質量に対して約0.1%から約3.5%の量で含まれる。エリスリトール、すなわち、メソ−エリスリトールは、本発明において使用するのに特に好ましい。通常、エリスリトールは、最終飲料の約0.1%から約3.5%、より好ましくは最終製品の約0.2%から約2.5%の量で含まれる。
【0023】
D−タガトースも、全体の味を改善するためにダイエット飲料に含まれる。D−タガトースの使用は、口当たり(甘味のボディ、濃厚さ、または非局在化とも称される)を高める。D−タガトースは、最終飲料の質量に対して約0.1%から約1.0%、より好ましくは最終製品の質量に対して約0.2%から約0.9%、さらに最も好ましくは最終製品の質量に対して約0.3%から約0.6%の量で含まれる。
【0024】
非栄養性甘味料または甘味料混合物は、ダイエット飲料にあまりカロリー含量をもたらさない。本発明における糖アルコールとD−タガトースの両方の使用レベルでは、それら成分の使用は、本発明に示すように甘味をつけた飲料の全カロリー含量にそれほど影響を及ぼさない。例えば、Cerestar(Hammond, Indiana)から得ることができる、エリスリトール、4−炭素糖アルコールは、ほぼ全くカロリーを作り出さない(0.2カロリー/g)ことが報告されている。Arla Foods(Union, New Jersey)から得ることができる、D−タガトースは、約1.5カロリー/gをもたらすことが報告されている。エリスリトールとD−タガトースの両方が、飲料全体にある程度の甘味をもたらすことにも留意すべきである。
【0025】
本発明の別の実施形態は、(a)1以上の非栄養性甘味料、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを、ダイエット食品に含めることによって、ダイエット食品の味を改善することに関する。前述したものと同様に、好ましい実施形態は、非栄養性甘味料混合物の使用を考えている。そのような食品として、限定はされないが、菓子、乳製品、ゼラチン、プディング、ケーキミックス、シリアルおよびシリアル−ベースの製品、ならびに焼き製品が挙げられる。ダイエット飲料に非栄養性甘味料、糖アルコール、およびD−タガトースを含めることに関連して前述したことの全てがダイエット食品にも適用される。
【0026】
本発明の別の実施形態は、上記のような(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを含む、ダイエット飲料および食品に関する。好ましい実施形態は、ダイエットフローズン炭酸飲料(FCB)に関するものである。さらに別の実施形態は、そのようなFCBを製造する方法に関する。
【0027】
本発明の別の実施形態は、上記のような(a)1以上の非栄養性甘味料、好ましくはそれらの混合物、(b)糖アルコール、および(c)D−タガトースを含む、甘味料組成物に関する。
【0028】
通常飲料および食品に用いられる任意の他の成分を適切な量で、本発明のダイエット飲料および食品に含めてもよい。例えば、本発明のダイエットフローズン炭酸飲料に、通常そのような飲料中に存在する他の成分を含めてもよい。そのような他の成分として、限定はされないが、酸味料、香味料、例えばポリデキストロース、Fibersol(登録商標)、アラビノガラクタン、キトサン、キチン、キサンタン、ペクチン、セルロース誘導体、コンニャク、アラビアガム、化工澱粉、大豆繊維、イヌリン、イヌロース(inulose)、グアーガムの加水分解物、グアーガム、β−グルカン、カラギーナン、イナゴマメガム、アルギニン酸塩、アルギニン酸ポリグリコール(polyglycol alginate)のような低カロリー可溶性繊維、例えばユッカまたはユッカ/キラヤ抽出物のような泡安定剤、ナトリウム、カルシウム、および塩化カリウムのような塩、例えばモノグリセリド、ジグリセリド、レクチンおよびその分画のような食品用界面活性剤、ならびにTweens(登録商標)、Spans(登録商標)、ジアセチル酒石酸エステル、クエン酸エステルのような合成界面活性剤等が挙げられる。
【0029】
さらに、良好な味のダイエットまたは減カロリー飲料または食品を得るために、1以上の非栄養性甘味料、糖アルコール、D−タガトース、および1以上の栄養性甘味料を、飲料または食品に含めてもよい。任意の栄養性甘味料が使用に適しており;本明細書で用いられている「栄養性」甘味料は、通常の使用量でかなりのカロリー含量、すなわち一杯当たり(飲料に関して8oz.当たり)約1カロリーより多くのカロリーを提供する甘味料である。そのような甘味料として、限定はされないが、フルクトース、スクロース、デキストロース、マルトース、トレハロース、ラムノース、コーンシロップ、およびフラクトオリゴ糖が挙げられる。非栄養性甘味料混合物、糖アルコール、およびD−タガトースをダイエット飲料に含めることに関連して前述した全てのことが、減カロリー製品にも適用される。
【0030】
以下の実施例は、本発明の特定の好ましい実施形態を例示することを意図しており、本発明を限定することを意図していない。
【実施例】
【0031】
実施例1
最終コーラ飲料の作成に使用するために2リットルのシロップを調製した。表1に挙げた材料を、攪拌しながら、約1−1.5Lの精製水に順次加えた:
【表1】

【0032】
シロップが2リットルになるまで精製水を加えた。次に、それぞれ、50mL部のシロップを、250mL部の炭酸水に加え(すなわち5プラス1スロー(1 plus 5 throw))、最終コーラ飲料を得た。飲料を密封し、数回振とうさせ、恒温室(90°F(32℃))で熟成させた。一定の間隔で飲料を抜き取り、コーラ味における熟練者パネリストによって評価させた。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料の対照にかなり近い味を有するとして判定された。
【0033】
実施例2
最終コーラ飲料の作成に使用するために2リットルのシロップを調製した。表2に挙げた材料を、攪拌しながら、約1−1.5Lの精製水に順次加えた:
【表2】

【0034】
シロップが2リットルになるまで精製水を加えた。次に、それぞれ、50mL部のシロップを、250mL部の炭酸水に加え(すなわち5プラス1スロー)、最終コーラ飲料を得た。飲料を密封し、数回振とうさせ、恒温室(90°F(32℃))で熟成させた。一定の間隔で飲料を抜き取り、コーラ味における熟練者パネリストによって評価させた。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料の対照にかなり近い味を有するとして判定された。
【0035】
実施例3
最終コーラ飲料の作成に使用するために2リットルのシロップを調製した。表3に挙げた材料を、攪拌しながら、約1−1.5Lの精製水に順次加えた:
【表3】

【0036】
シロップが2リットルになるまで精製水を加えた。次に、それぞれ、50mL部のシロップを、250mL部の炭酸水に加え(すなわち5プラス1スロー(1 plus 5 throw))、最終コーラ飲料を得た。飲料を密封し、数回振とうさせ、室温で4週間熟成させた。飲料を熟練者パネリストによって評価させた。この実施例によって作成した飲料は、甘味、口当たり、およびコーラ風味に関して、完全カロリーコーラと比較して全く統計的差を示さなかった。
【0037】
実施例4
アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースの5種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、30−40ppm(例えば35ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、2.50−3.0:1.0−1.5:1:4.0−8.0:0.3−0.8であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0038】
実施例5
アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウムの4種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、30−40ppm(例えば35ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウムの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、3.25−4.25:1.00−1.50:1:8−11であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0039】
実施例6
アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースの4種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、70−80ppm(例えば75ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウム/スクラロースの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、1.5−2.5:1:4.0−6.0:0.4−0.8であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0040】
実施例7
アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/スクラロースの4種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、25−45ppm(例えば35ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/スクラロースの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、3.7−4.1:1.2−1.7:1:0.4−0.8であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0041】
実施例8
アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウムの3種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、35−45ppm(例えば40ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/サッカリンナトリウムの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、5.25−6.05:1.25−1.55:1であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0042】
実施例9
アスパルテーム/アセスルファム−K/スクラロースの3種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。スクラロースは、45−55ppm(例えば50ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/スクラロースの割合は、スクラロースの量を1として、1.8−2.8:1.2−1.5:1であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0043】
実施例10
アスパルテーム/アセスルファム−K/シクラミン酸ナトリウムの3種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。アセスルファム−Kは、40−70ppm(例えば55ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アスパルテーム/アセスルファム−K/シクラミン酸ナトリウムの割合は、アセスルファム−Kの量を1として、3.5−4.5:1:6.0−8.0であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0044】
実施例11
アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/スクラロースの3種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、35−75ppm(例えば40ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/スクラロースの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、1.0−2.5:1:1.5−2.5であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0045】
実施例12
アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウムの3種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムは、45−65ppm(例えば55ppm)の量で最終コーラ飲料中に含まれていた。アセスルファム−K/サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウムの割合は、サッカリンナトリウムの量を1として、1.5−2.5:1:6.0−8.0であった。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0046】
実施例13
アスパルテーム/アセスルファム−Kの2種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。アスパルテームは約300ppmの量で最終コーラ飲料中に含まれており、アセスルファム−Kは約95ppmの量で最終コーラ飲料に含まれていた。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0047】
実施例14
サッカリンナトリウム/シクラミン酸ナトリウムの2種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。サッカリンナトリウムとシクラミン酸ナトリウムは、約1:10の割合で最終コーラ飲料に含まれていた。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0048】
実施例15
スクラロース/アセスルファム−Kの2種混合物を用いたことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。スクラロースは約160ppmの量で最終コーラ飲料中に含まれており、アセスルファム−Kは約122ppmの量で最終コーラ飲料に含まれていた。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0049】
比較例1A−1C
それぞれ、エリスリトール(1A)、D−タガトース(1B)、およびエリスリトールとD−タガトースの両方(1C)を含まないことを除いて、実施例1と同じやり方でコーラ飲料を調製した。コーラ味における熟練者パネリストに飲料を評価させた。これら比較例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料の対照にあまり近い味を有していないと判定され、すなわち、それら飲料は、「ダイエット味」を示した。
【0050】
比較例2A−2C
それぞれ、エリスリトール(2A)、D−タガトース(2B)、およびエリスリトールとD−タガトースの両方(2C)を含まないことを除いて、実施例2と同じやり方でコーラ飲料を調製した。コーラ味における熟練者パネリストに飲料を評価させた。これら比較例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料の対照にあまり近い味を有していないと判定され、すなわち、それら飲料は、「ダイエット味」を示した。
【0051】
比較例3A−3C
それぞれ、エリスリトール(3A)、D−タガトース(3B)、およびエリスリトールとD−タガトースの両方(3C)を含まないことを除いて、実施例3と同じやり方でコーラ飲料を調製した。コーラ味における熟練者パネリストに飲料を評価させた。これら比較例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーコーラ飲料の対照にあまり近い味を有していないと判定され、すなわち、それら飲料は、「ダイエット味」を示した。
【0052】
実施例16
1ガロンの無糖Diet Mountain Dew(登録商標)ベースに、エリスリトール(最終飲料の2.5質量%)およびD−タガトース(最終飲料の0.9質量%)を添加し、完全に溶解するまで溶液を攪拌した。次に、アスパルテーム(最終飲料当たり400ppm)を添加し、再度完全に溶解するまで溶液を攪拌した。そのように調製したシロップを、フローズン炭酸飲料装置に(Cornelius, V3, Wisconsin)に、1プラス5スロー(1 plus 5 throw)(1部のシロップと5部の炭酸水)で置いた。得られたFCBは、良好な炭酸ガス超過、滑らかさ、クリームのような舌触り、および優れた味を有する。さらに、そのシロップをFCB装置に連続的に通して、高品質のFCBを相次いで得ることができる。
【0053】
実施例17
1ガロンの無糖Diet Mountain Dew(登録商標)ベースに、エリスリトール(最終飲料の2.5質量%)およびD−タガトース(最終飲料の0.9質量%)を添加し、完全に溶解するまで溶液を攪拌した。次に、アセスルファム−K(最終飲料当たり60ppm)およびスクラロース(最終飲料当たり60ppm)を添加し、再度完全に溶解するまで溶液を攪拌した。そのように調製したシロップを、フローズン炭酸飲料装置に(Cornelius, V3, Wisconsin)に、1プラス5スロー(1部のシロップと5部の炭酸水)で置いた。得られたFCBは、良好な炭酸ガス超過、滑らかさ、クリームのような舌触り、および優れた味を有する。さらに、そのシロップをFCB装置に連続的に通して、高品質のFCBを相次いで得ることができる。
【0054】
比較例4
1ガロンの無糖Diet Mountain Dew(登録商標)ベースに、エリスリトール(最終飲料の3.4質量%)を添加し、完全に溶解するまで溶液を攪拌した。次に、アスパルテーム(最終飲料当たり400ppm)を添加し、再度完全に溶解するまで溶液を攪拌した。そのように調製したシロップを、フローズン炭酸飲料装置に(Cornelius, V3, Wisconsin)に、1プラス5スロー(1部のシロップと5部の炭酸水)で置いた。得られたFCBは、良好な炭酸ガス超過、舌触り、および味を有する。しかしながら、そのように調製したシロップをFCB装置に連続的に通して、高品質のFCBを相次いで得ることはできない;2回目または3回目の通過の後、ノズルチャンバーが凍結しおよび/またはFCB装置からFCBを分配させるのを妨げる他の問題が生じる。
【0055】
実施例18
最終飲料に対して2.0質量%のフルクトースをFCBに加えたことを除いて、実施例17と同じやり方でフローズン炭酸飲料を調製した。この実施例によって作成した飲料は、通常のすなわち完全カロリーFCB対照の味にかなり近い味を有するとして判定された。
【0056】
本発明の他の変更および修飾は当業者に明白であろう。本発明は、請求項の記載以外によって限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)1以上の非栄養性甘味料、(b)エリスリトール、および(c)D−タガトースを、ダイエット飲料に含める工程を含む、ダイエット飲料の味を改善する方法。
【請求項2】
前記1以上の非栄養性甘味料が、アスパルテーム、アセスルファム塩、サッカリン、シクラメート、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、ステビオシド、グリチルリチン、羅漢果(Lo Han Guo)由来の甘味料、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナテン、モネリン、タウマチン、およびブラゼインより成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記1以上の非栄養性甘味料が、非栄養性甘味料の2種、3種、4種、または5種混合物であることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記非栄養性甘味料の混合物が、アスパルテームおよびアセスルファム−K;サッカリンナトリウムおよびシクラミン酸ナトリウム;アセスルファム−Kおよびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびサッカリンナトリウム;スクラロース、サッカリンナトリウム、およびシクラミン酸ナトリウム;アセスルファム−K、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびシクラミン酸ナトリウム;アスパルテーム、サッカリンナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、およびシクラミン酸ナトリウム;アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、およびスクラロース;アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;ならびに、アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;より成る群から選択される混合物であることを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】
エリスリトールが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.1%から約3.5%の量で含まれることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の方法。
【請求項6】
エリスリトールが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.2%から約2.5%の量で含まれることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項7】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.1%から約1.0%の量で含まれることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の方法。
【請求項8】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.2%から約0.9%の量で含まれることを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.3%から約0.6%の量で含まれることを特徴とする請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記飲料が、清涼飲料、湧き水飲料、フローズンレディ・トゥ・ドリンク飲料、コーヒー飲料、お茶、粉末清涼飲料、液体濃縮物、フレーバードウォーター、エンハンスドウォーター、フルーツジュースおよびフルーツジュースフレーバード飲料、スポーツ飲料、およびアルコール飲料より成る群から選択されることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の方法。
【請求項11】
前記飲料が、コーラ清涼飲料およびレモン−ライム清涼飲料より成る群から選択される清涼飲料であることを特徴とする請求項10記載の方法
【請求項12】
(a)1以上の非栄養性甘味料、(b)エリスリトール、および(c)D−タガトースを含む、ダイエット飲料。
【請求項13】
前記1以上の非栄養性甘味料が、アスパルテーム、アセスルファム塩、サッカリン、シクラメート、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、ステビオシド、グリチルリチン、羅漢果(Lo Han Guo)由来の甘味料、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナテン、モネリン、タウマチン、およびブラゼインより成る群から選択されることを特徴とする請求項12記載のダイエット飲料。
【請求項14】
前記1以上の非栄養性甘味料が、非栄養性甘味料の2種、3種、4種、または5種混合物であることを特徴とする請求項12記載のダイエット飲料。
【請求項15】
前記非栄養性甘味料の混合物が、アスパルテームおよびアセスルファム−K;サッカリンナトリウムおよびシクラミン酸ナトリウム;アセスルファム−Kおよびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびサッカリンナトリウム;スクラロース、サッカリンナトリウム、およびシクラミン酸ナトリウム;アセスルファム−K、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、およびシクラミン酸ナトリウム;アスパルテーム、サッカリンナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、およびシクラミン酸ナトリウム;アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、およびスクラロース;アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;アスパルテーム、アセスルファム−K、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;ならびに、アスパルテーム、アセスルファム−K、サッカリンナトリウム、シクラミン酸ナトリウム、およびスクラロース;より成る群から選択される混合物であることを特徴とする請求項14記載のダイエット飲料。
【請求項16】
エリスリトールが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.1%から約3.5%の量で含まれることを特徴とする請求項12から15いずれか1項記載のダイエット飲料。
【請求項17】
エリスリトールが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.2%から約2.5%の量で含まれることを特徴とする請求項16記載のダイエット飲料。
【請求項18】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.1%から約1.0%の量で含まれることを特徴とする請求項12から17いずれか1項記載のダイエット飲料。
【請求項19】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.2%から約0.9%の量で含まれることを特徴とする請求項18記載のダイエット飲料。
【請求項20】
D−タガトースが、最終ダイエット飲料の質量に基づき約0.3%から約0.6%の量で含まれることを特徴とする請求項19記載のダイエット飲料。
【請求項21】
清涼飲料、湧き水飲料、フローズンレディ・トゥ・ドリンク飲料、コーヒー飲料、お茶、粉末清涼飲料、液体濃縮物、フレーバードウォーター、エンハンスドウォーター、フルーツジュースおよびフルーツジュースフレーバード飲料、スポーツ飲料、およびアルコール飲料より成る群から選択されることを特徴とする請求項12から20いずれか1項記載のダイエット飲料。
【請求項22】
コーラ清涼飲料およびレモン−ライム清涼飲料より成る群から選択される清涼飲料であることを特徴とする請求項21記載のダイエット飲料。
【請求項23】
(a)1以上の非栄養性甘味料、(b)エリスリトール、(c)D−タガトース、および(d)1以上の栄養性甘味料を混合する工程を含む、減カロリー飲料を製造する方法。
【請求項24】
(a)1以上の非栄養性甘味料、(b)エリスリトール、(c)D−タガトース、および(d)1以上の栄養性甘味料を含む、減カロリー飲料。

【公開番号】特開2008−148(P2008−148A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−246828(P2007−246828)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【分割の表示】特願2002−584722(P2002−584722)の分割
【原出願日】平成14年4月23日(2002.4.23)
【出願人】(593203701)ペプシコ,インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】PepsiCo Inc.
【Fターム(参考)】