説明

タイムレコーダ

【課題】 打刻されたタイムカードから勤務体系が一目で分かるタイムレコーダを提供する。
【解決手段】 タイムカード挿入口にタイムカードが挿入された際の挿入時刻を印字する印字ヘッド28と、タイムカード挿入口に挿入されたタイムカードのIDを求めるとともに印字ヘッド28を制御するCPU20とを備えたタイムレコーダであって、各従業者の勤務時間帯と、これら各勤務時間帯に対応した勤務体系を記憶したRAM23を設け、CPU20は、前記IDに対応した従業者の勤務体系をRAM23から求めるとともに、出勤時のタイムカードの挿入時刻の印字の際にその勤務体系を印字ヘッド28により印字させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイムカードに出社時間や退社時間等を記録するタイムレコーダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、それぞれ異なる勤務時間帯に応じて日付変更時刻を変えるタイムレコーダが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかるタイムレコーダは、タイムカードのIDコードと、個人別月間勤務時間帯とを関連させてメモリに記憶させておく。また、個人別月間勤務スケジュールに応じて日付変更時刻を切り換える制御プログラムを備えている。
【0004】
このようなタイムレコーダは、タイムカードをカード挿入口に挿入すると、そのタイムカードのIDコードを判別し、このIDコードに対応した当日の勤務時間帯を参照するとともに適切な日付変更時刻を適用して、適正な印字行にタイムカードの挿入時刻を印字するようになっている。
【0005】
例えば、勤務時間帯が8:00から17:00の場合に日付変更時刻が5:00に設定され、勤務時間帯が16:00から2:00の場合に日付変更時刻が13:00に設定されているとき、勤務時間帯が8:00から17:00の場合、例えば図9に示すように、6月3日の5:00から6月4日の5:00までの間では、6月3日の段に出勤時間や退勤時間をタイムカードに印字する。
【0006】
また、勤務時間帯が13:00から2:00の場合、6月3日の13:00から6月4日の12:59までの間では、6月3日の段に出勤時間や退勤時間をタイムカードに印字する。
【0007】
このように、実際の日付が変わっても退勤時間が6月3日の行に印字されるので、例えば勤務時間帯が13:00から2:00の場合に、6月3日の出勤時間が12:50で退勤時間が翌日(6月4日)の6:00であると、図10に示すように、6月3日の行に12:50が出勤時間として印字され、6月3日の行に6:00が退勤時間として印字され、日付変更時刻が13:00に設定されていることにより、破線で示すように6月4日の行に出勤時間として「6:00」が印字されてしまうという不具合は発生しない。
【特許文献1】特開2004−334352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、このようなタイムレコーダにあっては、例えば早番の勤務時間帯が8:00〜17:00、遅番の勤務時間帯が9:00〜18:00に決められている場合、図11に示すように、タイムカードに出勤時間と退勤時間とを印字していくが、早番と遅番の時間の差が小さい場合、6月5日の出勤時間(8:30)からでは、遅番で通常の出勤をしているのか、早番で遅刻をしているのかを判別することができなかった。すなわち、印字された出勤時間や退勤時間だけでは早番なのか遅番なのかの勤務体系が分からないという問題があった。
【0009】
この発明の目的は、打刻されたタイムカードから勤務体系が一目で分かるタイムレコーダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、タイムカードの挿入時刻をそのタイムカードに印字するタイムレコーダにおいて、
それぞれ異なる勤務時間帯を示す勤務体系を予め設定しておき、前記挿入時刻を印字する際に、そのタイムカードの使用者の予め決められた勤務時間帯の勤務体系を印字することを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、タイムカード挿入口にタイムカードが挿入された際の挿入時刻を印字する印字手段と、前記タイムカード挿入口に挿入されたタイムカードのIDを求めるとともに前記印字手段を制御する制御手段とを備えたタイムレコーダであって、
各従業者の勤務時間帯と、これら各勤務時間帯に対応した勤務体系を記憶した記憶手段を設け、
前記制御手段は、前記IDに対応した従業者の勤務体系を前記記憶手段から求めるとともに、出勤時のタイムカードの挿入時刻の印字の際にその勤務体系を印字手段により印字させることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、タイムカード挿入口にタイムカードが挿入された際の挿入時刻を印字する印字手段と、前記タイムカード挿入口に挿入されたタイムカードのIDを求めるとともに前記印字手段を制御する制御手段とを備えたタイムレコーダであって、
各勤務時間帯に対応した勤務体系を選択する選択手段を設け、
前記制御手段は、出勤時のタイムカードの挿入時刻の印字の際に、選択手段によって選択された勤務体系を印字手段により印字させることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、前記勤務時間帯に対応した日付変更時刻を予め設定しておき、前記勤務体系に応じて日付変更時刻を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、タイムカードの挿入時刻を印字する際に勤務体系を印字するものであるから、一目で勤務体系が分かる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明に係わるタイムレコーダの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0016】
図1において、10はタイムレコーダであり、このタイムレコーダ10の本体11の上面にはタイムカード(図示せず)を挿入するカード挿入口12が設けられている。本体11の前面の上部には時刻などを表示するLED表示部14が設けられている。また、本体11の前面の中間部には、勤務体系を選択する選択キースイッチ(選択手段)K1と、出勤キースイッチ(出勤ボタン)K2とが設けられている。
【0017】
また、本体11内には、カード挿入口12に挿入されたタイムカードを検知するカード挿入検知センサ15(図2参照)と、後述するカード送りモータ26によるタイムカードの送り量を検知するカード位置検出センサ16と、タイムカードのIDコードを読み取るカードIDコード読取部17と、エラー時に警告音を発するブザー18等とが設けられている。
【0018】
カードIDコード読取部17は、パンチ穴付タイムカードの引き込み時に、カード位置検出センサ16によるカード位置情報と、パンチ穴の通過光によって検出するビット情報とから複数ビットによって構成されるカードIDコードを取得するものである。
【0019】
図2はタイムレコーダ10の制御系の構成を示したブロック図である。図2において、20はCPU(制御手段)、21は時計IC、22はROM、23はRAMである。CPU20は、時計IC21から時刻情報を読み込んで表示駆動回路24を駆動してLED表示部14に時刻や曜日や日付等を表示する。
【0020】
また、選択キースイッチK1の操作によって勤務体系を選択すると、その勤務体系を示す数字と、この数字に対応した勤務時間帯がLED表示部14に表示される。
【0021】
CPU20は、モータ駆動回路25を制御してカード送りモータ26を正逆両方向へ回転駆動することによりタイムカードの引込や排出を行う。また、印字ヘッド駆動回路27を制御して印字ヘッド(印字手段)28によりタイムカードへ印字する。
【0022】
29はUSBインタフェース、30はメモリカードリーダ/ライタであり、ケーブル接続したコンピュータまたはメモリカードスロットへ挿入したメモリカードへのRAM内データの転送およびRAMへデータの書き込みができる。
【0023】
RAM(記憶手段)23には、個人別の月間スケジュールの勤務時間帯を示す予定シフトや、各シフト番号に対応したLST(日付変更時刻)が記憶されている。
【0024】
ROM22にはタイムレコーダ制御プログラムが書き込まれており、このタイムレコーダ制御プログラムは、カード駆動および時刻印字と時間集計を行う機能に加えて、RAM23に書き込まれる個人別の月間スケジュールの勤務時間帯に応じて日付変更時刻を切り換えるとともに、その勤務時間帯である勤務体系を示す数字(シフト番号)をタイムカードに印字させる制御プログラムを備えている。
[動 作]
次に、上記のように構成されるタイムレコーダの動作を図3に示すフロー図に基づいて説明する。
【0025】
先ず、図4(A)に示すように、例えばタイムカード100の日付欄6/3の出勤欄に23:00の出勤の打刻があり、6/3はシフト1、6/4はシフト2の予定がROM22に登録されており(月間スケジュールが登録されている)、そして、出勤キースイッチK2を押さず、シフト変更操作(勤務体系の選択)がない場合について説明する。なお、ここではシフト1はLST=20:00、シフト2はLST=3:00とする。
【0026】
タイムカード100がタイムレコーダ10のカード挿入口12に挿入されると、カード10がカード送りモータ26により引き込まれて、そのカード10のIDコードが読み取られる。
【0027】
読み取ったIDコードからこのIDコードに対応した月間スケジュールを求め、この月間スケジュールからタイムカード10を挿入した現在日に予定シフトがあるか否かがステップ1(S1)で判断される。
【0028】
例えば、6/4の8:50にタイムカード10を挿入した場合、6/4はシフト2の予定があることにより、ステップ1ではイエスと判断されてステップ2へ進む。
【0029】
ステップ2では、現在日の予定シフトのLST、すなわち6/4のシフト2のLST(3:00)が現在時刻以下であるか否かが判断される。ここでは、現在時刻が8:50であることにより、3:00≦8:50であるから、イエスと判断されてステップ3へ進む。
【0030】
ステップ3では、予定シフトすなわちシフト2を適用する日付を決定する。すなわち、現在日の予定シフトを適用する日付(C)として現在日の6/4が決定される。そして、ステップ7へ進む。
【0031】
6/4に予定シフトがない場合や、タイムカード10の挿入時刻が6/4のシフト2のLST(3:00)を越えていない場合には、ステップ1やステップ2ではノーと判断されてステップ4へ進む。
【0032】
ステップ4では、前日の予定シフトがあるか否かが判断される。すなわち6/3に予定シフトあるか否かが判断される。ノーであればステップ7へ進み、イエスであればステップ5へ進む。
【0033】
ステップ5では、現在時刻(タイムカード挿入時刻)が前日の予定シフトのLSTを越えているか否かが判断され、越えていれば(ノーであれば)ステップ7へ進み、越えていなければ(イエスであれば)ステップ6へ進む。
【0034】
ステップ7では、現在時刻(タイムカード挿入時刻)が最新打刻日のシフト(最後に打刻した日のシフト)のLSTを越えていないとき、最新打刻日のシフトの日付としてタイムカード挿入日−1が決定される。すなわち、現在日(6/4)−1=3、つまり6/3が最新打刻日のシフトを適用する日付(A)となる。
【0035】
また、現在時刻(タイムカード挿入時刻)が6/4の基準シフトのLSTを越えていないとき、基準シフトを適用する日付(B)としてタイムカード挿入日(6/4)が決定される。
【0036】
ここで、基準シフトとは、予定シフトのない場合のデフォルト値であり、この例では6/3の基準シフトはシフト1、6/4の基準シフトはシフト2である。
【0037】
ステップ8では、日付(A)すなわち6/3が最新打刻日であるか否かが判断され、イエスであればステップ10へ進み、ノーでればステップ9へ進む。
【0038】
ステップ9では、最新打刻日が日付(C)以下であるか否かが判断され、イエスであればステップ12へ進み、ノーであればステップ11へ進む。例えば、現在日の予定シフトおよび前日の予定シフトがない場合、ステップ9ではノーと判断されてステップ11へ進む。
【0039】
ここでは、日付(A)すなわち6/3が最新打刻日であるから、ステップ8でイエスと判断されてステップ10へ進むことになる。
【0040】
ステップ10では、日付(A)が打刻する日付(6/3)となる。同様に、ステップ11では日付(B)が打刻する日付となり、ステップ12では日付(C)が打刻する日付となる。
【0041】
ステップ13では、ステップ10〜ステップ12で決定した日付(A)〜日付(C)が最新打刻日より小さいか否かが判断され、イエスであればステップ17へ進み、エラー表示が行われる。ノーであればステップ14へ進む。
【0042】
ここでは、ステップ10で6/3が日付として決定されており、最新打刻日は6/3であるから、ノーと判断されてステップ14へ進むことになる。
【0043】
ステップ14では、ステップ10〜ステップ12で決定した日付(A)〜日付(C)が最新打刻日と等しいか否かが判断され、ノーであればステップ16へ進み、イエスであればステップ15へ進む。ここでは、現在日の予定シフトを適用する日付(6/3)が決定されており、最新打刻日は6/3であることにより、イエスと判断されてステップ15へ進む。
【0044】
ステップ15では、最新打刻日のシフトNO=選択されたシフトNOであるか否かが判断され、ノーであればエラー表示され(ステップ18)、イエスであればステップ16へ進む。
【0045】
ステップ16では、ステップ10〜ステップ12で決定した日付の段に時刻を打刻する。
【0046】
ここでは、出勤キースイッチK2を押していないことにより、図4(A)に示すように退勤の欄に8:50の時刻が打刻されることになり、図4(B)に示すように、日付欄6/4の出勤欄に打刻されてしまうことが防止される。
【0047】
タイムカード10が例えば6/4の21:00に挿入された場合には(他の条件は上記と同じ)、ステップ1→ステップ2[予定シフト2のLST(3:00)≦21:00現在時刻]→ステップ3[日付(C)=6/4]→ステップ7[日付(A)=6/4、日付(B)=6/4]→ステップ8[日付(A)=6/4≠最新打刻日(6/3)]→ステップ9[最新打刻日<日付(C)]→ステップ12へと進む。
【0048】
また、6/3に打刻が無い場合[仮に最新打刻日が6/2(シフト1、LST20:00)のとき]に6/4[予定シフトあり(シフト2)]の21:00にタイムカード10を挿入すると、上記と同様にしてステップS1→ステップ2→ステップS3→ステップ7→ステップ8→ステップ9→ステップ12へと進む。
【0049】
6/3に打刻が無い場合[仮に最新打刻日を6/2(シフト2、LST=3:00)とする]で、現在日(6/4)の予定シフトがなく、前日(6/3)の予定シフトが無い場合、日付(C)が決定できなくなるので、ステップ1→ステップ4→ステップ7[日付(A)=6/4、日付(B)=6/4]→ステップ8[日付(A)≠最新打刻日]→ステップ9[日付(C)なし]→ステップ11へ進む。
【0050】
出勤キースイッチK2を押して、タイムカード100をタイムレコーダ10のカード挿入口12に挿入すると、図5に示すフロー図にしたがって処理が行われ、最終的にステップ16で出勤の欄に打刻される。このとき、タイムカード100を挿入した現在日に予定シフトがあれば、図6に示すようにその予定シフトの番号が出勤時間とともに印字される。予定シフトがない場合であっても、選択キースイッチK1の操作により、勤務体系であるシフト2やシフト3を選択した場合には、出勤時間とともにその選択したシフト番号の「2」や「3」が印字される。
【0051】
なお、ステップ20では、現在時刻(タイムカード挿入時刻)が基準シフトのLST以下であるか否かが判断され、イエスであればステップ21へ進み、ノーであればステップ22へ進む。
【0052】
ステップ21では、基準シフトを適用する日付として現在日−1が設定される。すなわち現在日が6/4であれば、6/3が基準シフトを適用する日付として決定されることになる。ステップ22では、基準シフトを適用する日付として現在日が設定される。
【0053】
ここで、例えば勤務体系である勤務時間帯が8:00〜17:00のときシフト1(基準シフト)とし((予定シフト1の)LST=0:00)、勤務時間帯が9:00〜18:00のときシフト2((予定シフト2の)LST=1:00)、勤務時間帯が10:00〜19:00のときシフト3((予定シフト3の)LST=2:00)とした場合の一例を図6に示す。なお、シフト1のときには、シフト番号は印字しない。
【0054】
このような場合、出勤ボタンを押してタイムカード100を挿入すると(挿入時刻は6/5の8:30とする。)、図5に示すフロー図のステップ1(予定シフトあり)→ステップ2(現在日予定シフトのLST≦現在時刻)→ステップ3(日付=現在日)→ステップ13→ステップ14→ステップ16へ進み、図6に示すように、日付欄6/5の出勤欄に出勤時間である8:30が打刻され、この打刻とともにシフト番号2が打刻される。
【0055】
そして、18:20に退勤してタイムカード100を挿入すると、図3に示すフロー図のステップ1→ステップ2→ステップ4→ステップ7→ステップ8→ステップ10→ステップ13→ステップ14→ステップ16へと進み、日付欄6/5の退勤欄に18:20が打刻される。
【0056】
同様にして、日付欄6/6,6/7に出勤時間と退勤時間が打刻され、出勤時間とともにシフト番号が打刻される。
【0057】
このように、各勤務時間帯が近い場合、タイムカード100に打刻された時間だけでは、勤務体系が判らず、遅刻しているのかどうか判断することができないが、シフト番号が印字されることにより勤務体系が一目で判り、遅刻しているのかどうかの判断もできることになる。
【0058】
ところで、図7の表に示すように、シフト番号(1〜3)と、このシフト番号(1〜3)に対応してLSTや勤務時間帯が設定されている場合において、図8に示すように、シフト3での6/5の打刻有効期間は6/5の22:00から6/6の21:59までであり、シフト1での6/6の打刻有効期間は6/6の5:00から6/7の4:59までとなり、6/6の5:00から6/6の21:59までは、従来のタイムレコーダでは6/5の打刻なのか、6/6の打刻なのかを判定することができないが、この実施例のタイムレコーダ10によれば、RAM23に各個人の予定シフトが登録されているので、この予定シフトに基づいて判定することができる。
【0059】
また、予定シフトが登録されていない場合には、選択キースイッチK1を操作してシフトを選択することにより判定することができ、また出勤キースイッチK2を押すことにより判定することができる。
【0060】
また、この実施例のタイムレコーダ10によれば、出勤時にタイムカード100を挿入した当日の予定シフトが前日の予定シフトと異なれば、当日の予定シフトに対応したLSTに変更され、この変更されたLSTに基づいて出勤時や退勤時の打刻する日付(印字行)を決定していくものであるから、確実に適正な印字段(印字行)に出勤時刻や退勤時刻を打刻することができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】この発明に係るタイムレコーダの外観を示した斜視図である。
【図2】図1に示すタイムレコーダの制御系の構成を示したブロック図である。
【図3】タイムレコーダの動作の一例を示したフロー図である。
【図4(A)】タイムカードの退勤欄に時刻が打刻された例を示した説明図である。
【図4(B)】タイムカードの出勤欄に時刻が打刻された例を示した説明図である。
【図5】タイムレコーダの他の動作の例を示したフロー図である。
【図6】タイムカードに時刻とシフトが打刻された例を示した説明図である。
【図7】シフト番号とLSTと勤務時間帯との関係の一例を示した表である。
【図8】シフトと打刻される日付とLSTとの関係を示した説明図である。
【図9】シフトとLSTと打刻される日付との関係を示した説明図である。
【図10】タイムカードに時刻が打刻される例を示した説明図である。。
【図11】従来の問題点を示したタイムカードの説明図である。
【符号の説明】
【0062】
10 タイムレコーダ
12 カード挿入口
20 CPU(制御手段)
23 RAM(記憶手段)
28 印字ヘッド(印字手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイムカードの挿入時刻をそのタイムカードに印字するタイムレコーダにおいて、
それぞれ異なる勤務時間帯を示す勤務体系を予め設定しておき、前記挿入時刻を印字する際に、そのタイムカードの使用者の予め決められた勤務時間帯の勤務体系を印字することを特徴とするタイムレコーダ。
【請求項2】
タイムカード挿入口にタイムカードが挿入された際の挿入時刻を印字する印字手段と、前記タイムカード挿入口に挿入されたタイムカードのIDを求めるとともに前記印字手段を制御する制御手段とを備えたタイムレコーダであって、
各従業者の勤務時間帯と、これら各勤務時間帯に対応した勤務体系を記憶した記憶手段を設け、
前記制御手段は、前記IDに対応した従業者の勤務体系を前記記憶手段から求めるとともに、出勤時のタイムカードの挿入時刻の印字の際にその勤務体系を印字手段により印字させることを特徴とするタイムレコーダ。
【請求項3】
タイムカード挿入口にタイムカードが挿入された際の挿入時刻を印字する印字手段と、前記タイムカード挿入口に挿入されたタイムカードのIDを求めるとともに前記印字手段を制御する制御手段とを備えたタイムレコーダであって、
各勤務時間帯に対応した勤務体系を選択する選択手段を設け、
前記制御手段は、出勤時のタイムカードの挿入時刻の印字の際に、選択手段によって選択された勤務体系を印字手段により印字させることを特徴とするタイムレコーダ。
【請求項4】
前記勤務時間帯に対応した日付変更時刻を予め設定しておき、前記勤務体系に応じて日付変更時刻を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のタイムレコーダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4(A)】
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【図4(B)】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−285618(P2006−285618A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−104410(P2005−104410)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000006301)マックス株式会社 (1,275)
【Fターム(参考)】