説明

タクシー逆探知システム

【課題】
従来、乗客がタクシーを探すには道端に立って空車が来るのを待って手を上げてタクシーを止めるものであった。この方法では自分が希望する条件のタクシーが来るとは限らず、先に来たタクシーに仕方なく乗車していた。
【解決手段】
本発明はインターネット接続した乗客が携帯するGPS携帯端末または地理情報により位置を特定し、希望タクシー条件と共に位置登録しておき、タクシー運転手が利用するGPS携帯端末により定期的に位置登録を繰り返し、タクシーが乗客の近くを通った時にお互いの検索条件が一致した場合、乗客にメールでタクシーの存在を通知し、メール本文で提示したURLに接続し、タクシーの電話番号を表示し、タクシーの携帯電話番号に電話をかけ、乗客とタクシー運転手が携帯端末で通話して乗車をする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインターネット接続およびメールの送受信が出来る携帯端末などを用いてネットワーク経由でサーバーにアクセスしでタクシーと乗客の間で相手を探すシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、乗客がタクシーを探すには道端に立って空車が来るのを待って手を上げてタクシーを止めるものであった。この方法では自分が希望する条件のタクシーが来るとは限らず、先に来たタクシーに仕方なく乗車していた。
【0003】
また、配車センターに電話をしてタクシーを呼ぶ場合は、タクシー会社が特定されてしまい、近くに他社のタクシーが存在していても選択できずに、電話した会社の中から選択されて遠くにいるタクシーを待つことになってしまう。
【0004】
従来のインターネットを利用した方法では、位置登録したタクシーの中から検索して乗客が希望する条件の情報を抽出しタクシー乗車を支援するものであった。この方法ではタクシーが高速で移動しているため、タクシーの位置はサーバーに登録した位置とは差がでてしまい、乗客が乗車希望をしたときは既に遠くに離れている可能性が高く、乗客を迎えに行くまでに時間がかかってしまう。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)
【0005】
また、従来のインターネットを利用して配車場所と配車時間を指定して配車予約し、配車センター側でタクシーを選択する方法はあったが、乗客の携帯端末にプログラムをインストールする必要があるので現実性で問題があった。(例えば、文献4参照)
【0006】
また、従来のエリアコードを用いては配車場所指定する方法では、エリアコード対応のキャリアと機種が限定されて、利用出来ない携帯端末が存在してしまう。(例えば、文献1参照)
【特許文献1】特開2004-287717
【特許文献2】特開2003-99891
【特許文献3】特開2002-279589
【特許文献4】特開2003-67890
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明では乗客がタクシーを探すときに道端に立ってタクシーを呼び止めるとかタクシー会社に電話して配車をするのでは、希望するタクシーを見つけることが困難である。
【0008】
また、インターネット接続した携帯端末を使ってタクシーを探す方法でも、位置登録したタクシーを乗客が検索するのでは、タクシーが高速で移動しているのでタクシーが遠くに走り去っている可能性が高く、乗客の近くで発見するのは困難である。
【0009】
またインターネットを利用したタクシーを探す方法が一般的になり乗客がいたずらにタクシーを呼ぶために位置登録をしたりすると、タクシーに迷惑をかけ、システムの信頼を失うことになる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、
請求項1では、先ず乗客がインターネット接続した携帯端末1で現在位置をサーバーに位置登録する。この時、現在位置を特定するには携帯端末1のGPS機能を利用して緯度・経度を測定する方法または地理情報(GIS)データベースを利用して現在の住所を選択して緯度・経度を特定する方法等を提供する。また請求項2のタクシー料金・クレジットカード・禁煙・タクシー会社・その他の諸元等を選択し、データベースに登録する。この状態を「タクシー逆探知予約」と呼ぶ。
【0011】
携帯端末2は走行中にGPS携帯端末等により現在地を測定し、プログラムされたタイマーにより定期的にサーバーへ位置登録を繰り返す。また携帯端末2が位置登録した瞬間に現在地の周辺で乗客がタクシーを探すために位置登録していないか、またタクシー検索条件は自分のタクシーの諸元と一致しているかチェックする。
【0012】
もし、タクシーの諸元と乗客が希望する条件が一致すれば、タクシーが近くにいる事を乗客の携帯端末1および携帯端末2にメールで通知する。携帯端末2のメールには受付番号とURLを通知し、タクシーは近辺に乗客がいることを認知し、タクシーを減速するか停車し乗客からの連絡を待つことが出来る。携帯端末1のメールには本発明のシステムのURLを提示する。これを「タクシー逆探知応答」状態と呼ぶ。乗客は携帯端末1のURLをクリックすることで、通知したタクシーを再度検索する。そして既定する範囲内の距離にタクシーが存在していれば、タクシーの携帯電話番号等を表示し、乗客は携帯端末1で直接タクシーに電話をする。この状態を「タクシー呼出済」と呼ぶ。そして乗客とタクシー運転手が電話で交渉し乗車する。つまり、配車センターの仲介を必要せずに乗客が希望する条件に一致したタクシーが乗客の近くに来たときに自動的に乗客に通知する。
【0013】
請求項3は郊外などでタクシーを探す場合、走っているタクシーが少ないため検索できない可能性が高い。また乗客は迎車料金を多く払ってでも迎えにきて欲しい場合がある。またタクシーにとっても広い範囲で乗客を検索したい場合がある。そこで携帯端末2が検索するエリアの大きさを変更して検索する範囲を広くするなどにより、携帯端末1を見つけ安くする。以後この検索エリアをタクシー逆探知エリアと呼ぶ。
【0014】
具体的にはタクシーが位置登録するときにGPS衛星の緯度・経度を取得し、地理情報により緯度・経度から市区町村を割り出し、データベースの別テーブルの市区町村からタクシー逆探知エリアの距離を抽出する。この距離を検索する既定の範囲とする。また乗客は携帯端末1の画面から選択することでタクシー逆探知エリアの距離を変更します。またタクシーは自分のタクシーの諸元を変更することにより検索するタクシー逆探知エリアを変更します。そして乗客が提示したタクシー逆探知エリアの距離とタクシーが提示したタクシー逆探知エリアの距離が満足した距離をタクシー逆探知をする距離とする。
【0015】
請求項4は前記請求項1の仕組みを実現するため乗客の個人情報である携帯端末1の個体識別番号およびメールアドレスを組み合わせて個人を特定しデータベースに登録し、本サーバーを利用するたびに携帯端末1の個体識別番号を送信することで認証し、本発明のシステムを利用する。
【0016】
請求項5は前記請求項1の仕組みを利用した乗客がタクシー逆探知予約する時や予約完了したタクシーを画面で確認して待つ時に、WEB地図などにより乗客とタクシーの位置関係をビジュアルに表示する。
【0017】
請求項6は前記請求項1の仕組みを利用するためにタクシーの空車・実車等の営業状態をタクシーメーターから携帯端末に読み取り、サーバーにタクシーの最新営業状態を登録し、走行中にタクシードライバーが手で携帯端末を操作することなく本発明のシステムを利用し、安全運転をすることが出来る。
【0018】
請求項7は前記請求項1の仕組みを利用し、乗客がサーバーに位置登録するとタクシーは、そこで乗客が待っていると信じて乗客の周辺に向かい位置登録することでタクシーの存在を通知する。しかし乗客が「タクシー逆探知応答」メールを受信しても乗客が途中放置した場合、タクシーは無駄な乗客追いをしたことになる。本発明のシステムはこの様な乗客に対して、乗客を評価する手段を有する。具体的には「タクシー逆探知応答」状態になった時間から既定の時間内にタクシー検索をしなかった場合、またはタクシー検索が成功してもタクシーに電話をしなかった場合に悪い評価をつける。そして、この評価点数を蓄積し本発明のシステムの利用を制限する。この評価機能はシステムの信頼性を得るためには必須となり重要になるものである。
【0019】
請求項8は前記請求項1の仕組みを利用した乗客およびタクシーを所轄しているタクシー会社が監視し、様々な営業活動に利用するため、乗客またはタクシーの位置・状態をパソコンに画像表示する。手段としてはインターネット接続したタクシー会社のパソコンで本サーバーにアクセスしID・パスワードにより認証をする。このIDに関連付けされたタクシー会社が特定され営業区域内の自社のタクシーのみを監視することが出来る。また乗客の位置登録時間等の状態を監視する。
【0020】
請求項9は前記した携帯端末2の画面が小さいのでタクシー運転手が画面を見て操作しながら運転するのは困難なため、携帯端末2の機能を分担しカーナビ・パソコン・PDA等によりGPS位置測定・タクシーメーターの読み取り、乗客またはタクシーの位置情報等を文字または画像で表示する。
これにより、タクシーはカーナビ等の地図またはWEB地図を利用し、画面を見ながら乗客が集中している場所を把握することが出来て無駄な流し走行を防止することが出来る。またこの機能分担により携帯端末2は着信専用電話となる。
【発明の効果】
【0021】
請求項1による効果は、乗客が携帯端末からインターネット接続することでタクシーを探すことが出来るので、わざわざ道端に立ってタクシーを呼び止める必要がない。さらに、希望するタクシーが来るまで待つことなく、携帯端末の画面に条件を入れるだけで、希望するタクシーを見つけることが出来る。また、タクシーにとっては乗客が多く出没する場所周辺をリアルタイムに知ることが出来るので、無駄に流している時間を短縮し、タクシーは実車率を上げることが出来て収益を上げることが出来る。また燃費を少なく環境にやさしいタクシーとすることが出来る。
【実施例】
【0022】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここで共通する部分には同一の符号が付される。
図1は本発明のシステムの運用図である。乗客が携帯する携帯端末1は携帯電話網3、インターネット網4を経由して本発明のサーバーに接続する。また携帯端末1はサーバーからの要求に応じてGPS衛星6の電波を受信する。タクシーの運転手7によって車内で利用される携帯端末2も前記と同様の経路でサーバーに接続する。また携帯端末2に搭載したアプリケーションによりプログラムされたタイマーにより、定期的にサーバーに位置登録を繰り返す。ここで携帯端末2の位置情報はGPS衛星6の電波を受信することにより確定される。
【0023】
本発明のサーバーで使用するデータベースの各テーブルは通番と他のテーブルをリンクで関連付けし、データを呼び出す仕組みを本システムで実現する。
【0024】
先ず乗客はインターネット接続した携帯端末1でサーバーにアクセスすると請求項1の認証行為が行なわれる。認証手順は図14のフローチャートで示すように携帯端末1で送信(ステップs1)した個体識別番号と乗客情報に登録された個体識別番号を検索(ステップs2)して一致し、メールアドレスが存在(ステップs3)すれば認証される。もし認証失敗の場合はメールアドレス設定処理(ステップs4)に遷り、登録認証(ステップs5s6)される。この時に登録されるデータは図8の乗客情報にメールアドレスと個体識別番号のようになる。
【0025】
次に請求項1の携帯端末1がサーバーに位置登録する手順を図15のフローチャートに示し説明する。携帯端末1がサーバーにアクセスするとGPS衛星6(ステップs7)の電波受信を指示され、現在位置を測定する。位置測定が成功すると乗客の現在地を図1矢印a1の方向でサーバーに位置登録する(ステップs9s10s11)。この時に登録されるデータは図9のアクティブ情報に乗客ID・緯度・経度・タクシー逆探知予約状態・登録時間等である。乗客のタクシー検索条件は図10のタクシー諸元にリンクしたデータは図11のリンク情報に登録される。乗客の携帯端末1がGPS機能を持っていない場合は、サーバーに保存してある図12の地理情報(GIS)により住所を選択(ステップs8)することで現在位置の緯度・経度を特定する。
次に請求項目1のタクシー運転手の携帯端末2が位置登録して乗客の携帯端末1を検索する手順を図16のフローチャートに示し説明する。タクシー運転手は携帯端末2のGPS機能を利用して現在位置を測定(ステップs12)し図1矢印a2のように携帯電話網3とインターネット網4を通じて定期的に位置登録を繰り返し(ステップs18)走行している。この時に登録されるデータは図13のように携帯端末2の運用履歴となる。携帯端末2が位置登録するたびにサーバーはタクシーの周辺に「タクシー逆探知予約」があるかチェック(ステップs16)する。もし「タクシー逆探知予約」が見つかった場合は、タクシーの諸元と乗客の希望検索条件を比較して希望条件が満足していれば、所定の時間内に登録した「タクシー逆探知予約」であるかチェックする。そして全ての条件が満足していれば、図1矢印a3の矢印の経路でサーバーからメールを送信(ステップs17)し乗客にタクシーが近くに来たことを通知すると供にサーバーの図9アクティブ情報に逆探知応答済として状態を更新すると供にドライバーIDを登録(ステップs19)する。この時のタクシー逆探知エリアの距離は緯度・経度から市区町村を割り出し決定(ステップs13s14s15)する
次に請求項1の「タクシー逆探知応答」メールを受信した乗客がタクシーを呼び出す手順を図17のフローチャートに示し説明する。乗客はメールを受信(ステップs20)しメールの本文に提示されたサーバーのURLをクリック(ステップs21)すると「タクシー逆探知応答」を出したタクシーを図9アクティブ情報から乗客の携帯端末1に対応するドライバーIDを読み出す。次にドライバーIDを元に図13の利用履歴と携帯端末1の図9アクティブ情報と比較計算(ステップs23s24s25s26)し、まだタクシーが「タクシー逆探知エリア」内に存在(ステップs27)していれば、携帯端末1の画面にタクシーの携帯電話番号を表示(ステップs28)する。乗客が携帯電話番号をクリックすると図1矢印a4のように携帯電話網を通じてタクシーに電話(ステップs29)をかける。この時の状態を「タクシー呼出済」として図9アクティブ情報の状態に書き込む(ステップs30)。そして乗客とタクシーは乗車交渉をしてタクシーは迎車となる。ここで乗客を認証する方法は前記認証ステップと同様(ステップs21s22)である。このエリアの距離は図7の逆探知エリア情報により取得する。
【0026】
次に請求項7の乗客が本システムを利用状況を評価する手順を図18のフローチャートに示し説明する。評価する契機は各イベントが発生するたびに実行され、アクティブ情報に記録されている全乗客に対して処理が行なわれる。まずアクティブ情報の状態と経過時間により判断し逆探知予約中(ステップs31)で30分以上経過していれば、時間切れタクシーが見つからなかったとして逆探知予約を自動的に削除する。次に逆探知応答をしてタクシーと乗客にメールを送って既定の時間を過ぎた場合は乗客にメールを送るとともに悪い評価として点数を追加する。次にタクシーの電話番号を提示しタクシー呼出済状態となっても既定時間内にタクシーの着信が無い場合か悪い評価として点数を追加する。総じて言えば乗客が予約をしながら放置してしまった場合に悪い評価(ステップs37)となり正規に処理をした場合良い評価(ステップs38)となる。
【0027】
図2は前記図1の運用図の「タクシー逆探知予約」をするまでの携帯端末1の画面遷移図である。g1画面は乗客の携帯端末1の画面に表示する画面で希望するタクシーの条件を選択する。ここで選択した項目はここで説明していない詳細設定画面でさらに詳細タクシー希望条件を入力する。g1のタクシー希望条件の選択が終了するとg2のユーザー認証画面に移る。この画面は携帯端末1の機種により異なるが、携帯端末固有のコード個体識別番号を取得しサーバーに登録する。g3の位置情報画面も機種により異なるがGPS携帯端末の場合はGPS衛星からの電波を受信し、g4g5画面の様に現在位置を決定する。ここでGPS携帯端末以外の場合はg6画面の様に地理情報(GIS)により住所等を選択して現在地を決定する。以上の手順により希望するタクシーの条件・緯度・経度が決定すれば、g7画面でサーバーに「タクシー逆探知予約」の登録をする。
【0028】
図3は前記図1の運用図のタクシーが「タクシー逆探知応答」をするまでの携帯端末2の画面遷移図である。タクシーが携帯端末2で本発明のシステムを利用するには、ここでは説明していないユーザー登録手順でユーザー登録しておく必要がある。g8画面はタクシーが簡単にシステムにログイン出来るように自動ログイン画面を用意しておく。次にg9g10画面の様に携帯端末2の個体識別番号を送信させて、このシステムに登録されたタクシーユーザーであれば、ログイン成功となる。g11画面は携帯端末2のアプリケーションにより定期的に現在位置を測定し、またタクシーメーターによりタクシーの空車・実車の運用状態を検出してアプリケーションで処理をする。g13のプロセスでは乗客が「タクシー逆探知予約」した時の位置情報とg11でタクシーが測定した位置情報を比較する。g15ではg14タクシー逆探知予約データと比較した結果を判断して条件が一致すれば、g16のサーバーからURLを提示して乗客にメールを送信する。
【0029】
図4は前記図1の運用図のa3経路で乗客が「タクシー逆探知応答」のメールを受信してからタクシーに乗車するまでを説明する。乗客が「タクシー逆探知応答」メールを受信し本文を開くとg17画面の様にアクセスするためのURLが提示されてくる。乗客がURLをクリックするとg18g19画面のユーザー確認を求められる。これは携帯端末1の個体識別番号を用いて確実に「タクシー逆探知予約」をした乗客であるかをg20でチェックする。ここで「タクシー逆探知予約」をした乗客であれば、再度タクシーの存在と予約時間をチェックし、全ての条件が満足すればg21画面の様にタクシーの携帯電話番号・メールアドレス等が表示される。ここで携帯電話番号をクリックすると携帯端末1を通話モードに切り替えてタクシーに電話をかける。この状態を「タクシー呼出済」としてサーバーに登録する。しかしながら既定の時間内に希望するタクシーが見つかったにもかかわらず、途中放置して「タクシー呼出」をしなかった場合は、前記した評価手順により悪い評価として記録される。g21画面ではタクシーが電話呼出に応答すると乗客とタクシーが直接通話して乗車交渉をする。そしてタクシーの迎車を待ち乗車する。
【0030】
図5はハンズフリーで本発明のシステムを操作するための構成図である。ハンズフリー機能はタクシーメーターg22・外部マイクg23・外部スピーカーg24等の周辺機器と携帯端末2から構成される。周辺の機器は携帯端末2のアプリケーションにより制御される。まずタクシーメーターからは空車・実車・迎車などの状態g25ケーブルを通じて携帯アプリケーションで読み取り処理をする。携帯端末2に音声着信があるとマイクに付属している着信ボタンを操作しアプリケーションモードから音声着信モードに切り替える。
【0031】
図6は本発明を利用した乗客・タクシーの状態をタクシー会社のパソコンで表示する図である。先ずa5の矢印は乗客の携帯端末1および携帯端末2がGPS衛星6の電波を受信し、位置を測定する。a6は乗客がサーバーに位置登録しa7はタクシーがサーバーに位置登録する。a8の矢印はタクシー会社が本発明のサーバーにアクセスしユーザIDとパスワードにより認証をすると営業区域内の自社のタクシーと乗客が位置登録した場所をパソコンで表示させる。g26g27は乗客の位置とタクシーの位置を見ながらタクシーの状態を把握し、さまざまな営業活動をする。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】タクシー逆探知システム運用図
【図2】画面遷移図(乗客用タクシー逆探知予約)
【図3】画面遷移図(運転手用タクシー逆探知応答)
【図4】画面遷移図(乗客用タクシー呼び出し)
【図5】タクシー運転手がハンズフリーで本発明のシステムを運用する図
【図6】タクシー会社が本発明のシステムを運用する図
【図7】データベーステーブル(逆探知エリア情報)
【図8】データベーステーブル(乗客情報)
【図9】データベーステーブル(アクティブ情報)
【図10】データベーステーブル(タクシー諸元)
【図11】データベーステーブル(予約リンクテーブル)
【図12】データベーステーブル(地理情報(GIS))
【図13】データベーステーブル(運転手の利用履歴)
【図14】フローチャート(乗客認証)
【図15】フローチャート(乗客が逆探知予約をする)
【図16】フローチャート(タクシーが逆探知応答を出す)
【図17】フローチャート(乗客がタクシーを呼出す)
【図18】フローチャート(乗客評価)
【符号の説明】
【0033】
1 乗客が携帯する携帯端末
2 タクシー運転手が携帯する携帯端末
3 携帯電話網
4 インターネット網
5 本発明のサーバー
6 GPS衛星
7 タクシー
8 タクシー逆探知エリア
g1〜g7 乗客がタクシー逆探知予約するまでの携帯端末画面
g8〜g16 タクシー運転手がタクシー逆探知応答するまでの携帯端末画面
g17〜g21 乗客がタクシー逆探知応答メールを受信し、タクシーを呼び出すまでの携帯端末画面
g22 タクシーメーター
g23 外部マイク
g24 外部スピーカー
g25 ケーブル
a1〜a4 タクシー逆探知完了するまでの経路
a5〜a8 タクシー会社が所轄のタクシーと乗客を監視するまでの経路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗客が携帯する携帯端末1とタクシー運転手がタクシー車内で利用する携帯端末2とインターネットに接続されたタクシー利用支援サーバー5(以後単にサーバーと呼ぶ)を具備しシステム化し、携帯端末1が本サーバーに認証し、位置を特定(GPS携帯端末の位置情報または地理情報の緯度経度情報または基地局の位置情報を利用)し、希望するタクシーの条件と供にサーバーに位置登録する手段と、携帯端末2が本サーバーに認証し、タクシーの諸元と位置を特定し、サーバーに位置登録する手段と先に位置登録した携帯端末1を後から位置登録した携帯端末2が検索して発見しメールで携帯端末1および携帯端末2へ通知する手段と乗客がメール本文に提示したURLによりサーバーにアクセスし、携帯端末2を検索する手段と携帯端末1と携帯端末2の距離と登録時間差と少なくとも携帯端末2の携帯電話番号を表示する手段と携帯端末1から携帯端末2に電話をかけて音声通話により乗客とタクシー運転手が直接交渉しタクシーに乗車することを特徴とするタクシー利用支援システム。
【請求項2】
前記したタクシーの諸元は料金またはクレジットカードまたは禁煙タクシーまたはタクシー会社またはその他の条件を組み合わせて乗客の携帯端末1からの選択条件(以降、単に諸元と呼ぶ)にする手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項3】
タクシーが利用する携帯端末2により周辺エリア内を検索し、先に位置登録した乗客を探す場合に、検索する範囲を変更する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項4】
前記サーバーが携帯端末1または携帯端末2を特定するために携帯端末の個体識別番号または、携帯電話番号・ユーザーID・メールアドレス等を使用し、サーバーに登録し、認証する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項5】
前記サーバーに登録した乗客またはタクシーの位置情報等を文字または画像で携帯端末1および携帯端末2に表示する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項6】
前記タクシーの実車・空車・迎車・回送等の状態をタクシーメーターから携帯端末2に読み取る手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項7】
前記サーバーを利用した乗客が応答メールを受信したにもかかわらずタクシーを呼び出す行為をせずに途中放置した場合、または携帯端末1に携帯端末2の電話番号を表示したにもかかわらず途中放置した場合に悪い評価とし、また応答メールを受信し最後まで完結した処理をした場合に良い評価としてデータベースに記録し乗客を評価する手段を備え、この評価点数を蓄積し本サーバーの利用を制限する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項8】
前記サーバーの利用状況をタクシー会社が乗客または所轄しているタクシーの状態をパソコン等に文字または画像表示する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。
【請求項9】
前記した携帯端末2の機能を分担しカーナビ・パソコン・PDA等によりGPS位置測定・タクシーメーターの読み取り、乗客またはタクシーの位置情報等を文字または画像で表示する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のタクシー利用支援システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−26217(P2009−26217A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191091(P2007−191091)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(307018302)
【Fターム(参考)】