説明

タッチパネル装置

【課題】ユーザが所望のタッチキーを確実に押下できるタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】無効エリアを挟んで設けられた複数の有効エリアにタッチキーが形成された画面を形成する画面形成装置と、画面形成装置で形成された画面を表示する表示装置と、表示装置の表示面上に載置され、押下された位置に応じた信号を出力するタッチパネル11と、タッチパネルから送られてくる信号に基づき該タッチパネル上の押下位置を検出する位置検出部12と、位置検出部で検出された押下位置が無効エリアに属するか有効エリアに属するかを検出するエリア検出部21と、エリア検出部で押下位置が無効エリアに属することが検出された場合に、該無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大した画面を画面形成装置16に形成させる制御部22を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画面上に形成されたタッチキーを押下することにより入力を行うタッチパネル装置に関し、特に、近接するタッチキーの押し間違いを回避する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画面上に形成されたタッチキーを押下することにより入力を行うタッチパネル装置が知られている。このタッチパネル装置においては、画面上に複数のタッチキーが表示されている場合に、近接しているタッチキーの境界が押されると、押されたタッチキーが誤認識され、タッチパネル装置が接続された機器は、ユーザが意図しない動作を行う場合があった。また、各タッチキーに対して、有効エリアと無効エリアが設けられている場合は、無効エリアが押されても何ら反応はなく、次の入力待ちになっていた。
【0003】
このような問題を解消する技術として、特許文献1は、画面の表示能力を最大限に生かしつつ、近接するタッチキー間での入力間違いの発生を防止して使いやすくした画面入力処理装置を開示している。この画面入力処理装置は、画面に新たにタッチキーを表示するにあたり、当該タッチキーの領域の周囲または内部に不感領域を設定する。不感領域内の位置への入力は、その位置がタッチキーの表示領域であったとしても、原則として無効化される。これにより、タッチキー同士の境界付近の位置への入力が無効化され、入力間違いが生じない。ただし、不感領域に包含されてしまうタッチキーについては、そのタッチキーへの入力は有効化される。これにより、小さなタッチキーが他のタッチキーにごく近接して配置されている場合であっても、その小さなタッチキーを選択できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−251153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のタッチパネル装置では、タッチキーを表示させる場合、1つの画面に複数のタッチキーを表示させるため、各タッチキーに固有の有効エリアが設けられている。また、各タッチキーが有する有効エリアは一定の範囲を持っているが、ユーザの操作は指などで行われるので、複数の有効エリアに跨って押下される場合があり、ユーザの意図と異なるタッチキーが押されたと判断される場合がある。
【0006】
そこで、各タッチキーの有効エリアの境界に無効エリアを設けると、ユーザが意図しないタッチキーが選択されることはなくなる。ところが、無効エリアを設けた場合は、その無効エリアの一部が認識された場合は、その押下は無効と判断されて何ら反応はなく、次の入力待ちになってしまうという問題がある。
【0007】
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、ユーザが所望のタッチキーを確実に押下できるタッチパネル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明に係るタッチパネル装置は、無効エリアを挟んで設けられた複数の有効エリアにタッチキーが形成された画面を形成する画面形成装置と、画面形成装置で形成された画面を表示する表示装置と、表示装置の表示面上に載置され、押下された位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、タッチパネルから送られてくる信号に基づき該タッチパネル上の押下位置を検出する位置検出部と、位置検出部で検出された押下位置が無効エリアに属するか有効エリアに属するかを検出するエリア検出部と、エリア検出部で押下位置が無効エリアに属することが検出された場合に、該無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大した画面を画面形成装置に形成させる制御部とを備え、制御部は、エリア検出部において押下位置が無効エリアに属することが検出された後に、該エリア検出部において押下位置が有効エリアに属することが検出された場合に、該検出に係る有効エリアに対応するタッチキーの押下回数をタッチキー毎に計数するカウンタを備え、カウンタで計数された押下回数が所定値以上になった場合に、該所定値以上になった押下回数に対応するタッチキーを拡大した画面を画面形成装置に形成させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係るタッチパネル装置によれば、無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーが拡大して表示されるので、ユーザは、所望のタッチキーを容易かつ確実に選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置に含まれるCPUの詳細な構成を機能的に示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の動作を説明するための図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の変形例の動作を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置に含まれるCPUの詳細な構成を機能的に示すブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置の動作を説明するための図である。
【図7】この発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置に含まれるCPUの詳細な構成を機能的に示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。このタッチパネル装置は、タッチパネル11、位置検出部12、記憶部13、CPU(Central Processing Unit)14、画面情報記憶部15、画面形成装置16、LCD(Liquid Crystal Display)バックライト17およびLCD18を備えている。
【0012】
タッチパネル11は、LCD18の表示面上に載置され、ユーザによって押下された場合に、押下された位置に応じた信号、例えばX座標およびY座標を表す信号を出力する。このタッチパネル11から出力される信号は、位置検出部12に送られる。
【0013】
位置検出部12は、タッチパネル11から送られてくる信号に基づき、タッチパネル11上の押下位置を検出する。この位置検出部12で検出された押下位置は、XY座標としてCPU14に送られる。
【0014】
記憶部13は、例えばROMおよびRAMから構成されており、CPU14を動作させるための制御プログラムおよびデータなどを記憶するとともに、CPU14の処理結果を一次記憶する作業エリアとしても使用される。また、記憶部13は、LCD18に表示される複数のタッチキーの各々が占める領域(以下、「有効エリア」という)を、その四隅の座標によって定義した有効エリアデータを記憶している。この記憶部13は、CPU14によってアクセスされる。
【0015】
CPU14は、記憶部13に記憶されている制御プログラムにしたがって動作し、このタッチパネル装置の全体を制御する。このCPU14の詳細は後述する。
【0016】
画面情報記憶部15は、LCD18に表示する画面、および、この画面の一部を拡大した拡大画面を構成するための画面データを記憶している。この画面情報記憶部15に記憶されている画面データは、画面形成装置16によって読み出される。
【0017】
画面形成装置16は、CPU14からの指示に応答して、画面情報記憶部15から読み込んだ画面データに基づき画面を形成する。図3(a)は、画面形成装置16で形成される画面の一例を示す図である。この画面例では、複数のタッチキーA〜Fが有効エリアに配置され、各有効エリアの間には無効エリア(1)〜(14)が形成されている。この画面例において、例えば、タッチキーBは、有効エリアの四隅の座標(X1,Y1)、(X1,Y2)(X2,Y1)および(X2,Y2)から成る有効エリアデータによって定義されている。この画像形成装置16で形成された画面は、描画データとしてLCD18に送られる。
【0018】
LCDバックライト17は、例えば蛍光管またはLED(Light Emitting Diode)などから構成されており、CPU14からの指示に応じて点灯し、LCD18を背後から照明する。これにより、ユーザは、LCD18に描画された画像を視認できる。
【0019】
LCD18は、この発明の表示装置に対応し、LCDバックライト17で照明された状態において、画面形成装置16から送られてくる描画データにしたがった画像を表示する。なお、本発明の表示装置としては、LCDに限らずCRT(Cathode-Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、その他の表示器を用いることもできる。
【0020】
次に、CPU14の詳細を説明する。図2は、CPU14の詳細な構成を機能的に示すブロック図である。このCPU14は、エリア検出部21、制御部22およびバックライト制御部23を備えている。
【0021】
エリア検出部21は、位置検出部12から送られてくる押下位置と記憶部13から読み出した有効エリアデータとを比較することにより、押下位置が無効エリアに属するか有効エリアに属するかを検出する。このエリア検出部21における検出結果は、制御部22に送られる。
【0022】
制御部22は、エリア検出部21から送られてくる検出結果が、無効エリアに属することを示している場合は、その無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大した画面を形成するように、画面形成装置16に指示する。これにより、画面形成装置16は、予め画面情報記憶部15に記憶されている拡大画面に対応する画面データを読み込み、この読み込んだ画面データに基づき画面を形成する。
【0023】
バックライト制御部23は、当該タッチパネル装置が接続された機器の起動および停止に応じて、LCDバックライト17の点灯および消灯をそれぞれ制御する。
【0024】
上述した構成を有する実施の形態1に係るタッチパネル装置は、次のように動作する。例えば、図3(a)に示す無効エリア(6)が押下された場合は、位置検出部12は、タッチパネル11から送られてくる信号に基づき、タッチパネル11上の押下位置の座標(X2+a,Y2+b)を検出し、CPU14のエリア検出部21に送る。ここで、aは無効エリアのX方向の幅より小さい値であり、bは無効エリアのY方向の幅より小さい値である。
【0025】
位置検出部12からの押下位置の座標を受け取ったエリア検出部21は、記憶部13から読み出した有効エリアデータと比較することにより、その座標が無効エリアに属するか有効エリアに属するかを検出し、検出結果を制御部22に送る。制御部22は、エリア検出部21から送られてくる検出結果が、無効エリアに属することを示している場合は、無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大した画面を形成するように、画面形成装置16に指示する。これにより、画面形成装置16は、例えば、図3(b)に示すような、無効エリア(6)の周囲に存在する有効エリアのタッチキー、つまりタッチキーB、C、EおよびFを拡大した拡大画面を形成し、描画データとしてLCD18に送る。この場合、例えば、タッチキーBは、有効エリアの四隅の座標(X1,Y1)〜(X3,Y3)とによって定義される。ここで、X3>X2、Y3<Y2である。
【0026】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置によれば、無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーが拡大して表示されるので、ユーザは、所望のタッチキーを容易に選択することが可能になる。なお、無効エリアの大きさは、タッチキーが表示される画面の大きさおよびタッチキーの数によって変更するように構成することができる。
【0027】
なお、上述した実施の形態1に係るタッチパネル装置では、LCD18に表示されている画面の無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーを拡大した拡大画面を表示するように構成したが、さらに、拡大画面の無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーを拡大した拡大画面を表示するように構成することができる。これにより、何度でも拡大表示を行うことが可能になる。なお、有効エリアと無効エリアの比率は常に等しくする必要はないため、タッチキーを拡大するにつれて、無効エリアを縮小するように構成することもできる。
【0028】
また、上述した実施の形態1に係るタッチパネル装置では、LCD18に表示されている画面の無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーを拡大した拡大画面を表示するように構成したが、タッチキーを単に拡大するだけでなく、さらに、タッチキーの形状を変更した拡大画面を表示するように構成することができる。
【0029】
すなわち、タッチキーを拡大し、かつ、形状を変更した画面データを画面情報記憶部15に予め記憶しておき、制御部22は、エリア検出部21において押下位置が無効エリアに属することが検出された場合に、この無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大し、かつ、タッチキーの形状を変化させた画面の形成を画面形成装置16に指示する。
【0030】
例えば、図4(a)に示すように、タッチキーの有効エリアが小さく、しかも密集している場合は、所望のタッチキーを選択しにくい。このような場合であって、例えば、無効エリア(9)が押下されると、図4(b)に示すように、その無効エリアの周囲のタッチキーを拡大し、しかも、タッチキーの形状を押下し易い形状に変更した拡大画面が表示されるので、ユーザは、所望のタッチキーを容易に選択することが可能になる。
【0031】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置は、押し間違いが多いタッチキー自体を拡大して表示するようにしたものである。
【0032】
この実施の形態2に係るタッチパネル装置の構成は、CPU14を除き、実施の形態1に係るタッチパネル装置の構成と同じである。図5は、実施の形態2に係るタッチパネル装置に含まれるCPU14の詳細な構成を機能的に示すブロック図である。このCPU14は、実施の形態1に係るタッチパネル装置のそれに、カウンタ24が追加されて構成されている。以下においては、実施の形態1と相違する部分を中心に説明する。
【0033】
カウンタ24は、エリア検出部21において押下位置が無効エリアに属することが検出された後に他のキー操作が行われ、エリア検出部21において押下位置が有効エリアに属することが検出された場合に、この検出に係る有効エリアに対応するタッチキーの押下回数をタッチキー毎に計数する。このカウンタ24で計数された押下回数は、制御部22に送られる。
【0034】
制御部22は、カウンタ24で計数された押下回数が所定値以上になった場合に、該所定値以上になった押下回数に対応するタッチキーを拡大した画面の形成を画面形成装置16に指示する。この場合、各タッチキーを拡大した画面データを画面情報記憶部15に予め記憶しておき、画面形成装置16は、制御部22からの指示に応じて、画面情報記憶部15から対応する画面データを読み出して描画データを生成する。なお、タッチキーを拡大して表示させるためには、その周囲の無効エリアまたは近接したタッチキーを縮小させることで実現することができる。
【0035】
上述した構成を有する実施の形態2に係るタッチパネル装置は、次のように動作する。例えば、図6(a)に示す画面において、座標(X1,Y1)〜(X2,Y2)によって示される無効エリア(6)が選択されることが多く、この無効エリア(6)を選択された後に、最終的にユーザがタッチキーBを選択したとする。このキー操作の回数が所定値以上、例えば5回以上継続した場合は、ユーザは、タッチキーBを押し間違え易いと判断し、その後に画面を表示する際は、図6(b)に示すように、タッチキーBを拡大して表示する。これにより、ユーザの押し間違いを防止することができる。
【0036】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るタッチパネル装置は、押し間違いが多いタッチキーの位置を示す座標を補正するようにしたものである。
【0037】
この実施の形態3に係るタッチパネル装置の構成は、CPU14を除き、実施の形態2に係るタッチパネル装置の構成と同じである。図7は、実施の形態3に係るタッチパネル装置に含まれるCPU14の詳細な構成を機能的に示すブロック図である。このCPU14は、実施の形態2に係るタッチパネル装置のそれに、エリア補正部25が追加されて構成されている。以下においては、実施の形態2と相違する部分を中心に説明する。
【0038】
エリア補正部25は、カウンタ24で計数された押下回数が所定値以上になった場合に、該所定値以上になった押下回数に対応するタッチキーの有効エリアデータを記憶部13から読み出して補正する。これにより、タッチキーの有効エリアが補正される。このエリア補正部25によって補正された有効エリアデータは、記憶部13に格納される。
【0039】
上述した構成を有する実施の形態3に係るタッチパネル装置は、次のように動作する。例えば、図8に示すように、無効エリア(7)の座標(X3,Y3)が選択されることが多く、且つ、最終的にタッチキーCが選択された回数が多い場合、画面に表示されたタッチキーと、このタッチキーの有効エリアとの間で位置ズレが発生していると認識される。タッチキーCの初期の有効エリアは、座標(X1,Y1)〜(X2,Y2)で定義された有効エリアデータとして記憶部13に格納されているが、座標(X3,Y3)が複数回選択され、その後、タッチキーCが選択された場合に、エリア補正部25は、X方向の位置ズレとして判断する。この場合、エリア補正部25は、「X3−X2」の差を全体的に右へシフトさせる。これにより、タッチキーCの有効エリアは、座標(X1+(X3−X2),Y1)〜(X2+(X3−X2),Y2)に補正されて記憶部13に格納される。
【0040】
なお、上述した補正が行われた場合は、無効エリア(7)およびタッチキーFなどのエリアも同様に補正される。この場合、右横の無効エリア(7)のエリアを縮小するだけの補正を行うように構成できる。また、無効エリア(3)および(5)もX方向の補正を行い、また、無効エリア(1)および(2)などはY方向の補正を、無効エリア(4)および(6)はX方向およびY方向の補正を行うよう構成することもできる。
【0041】
この発明に係るタッチパネル装置は、無効エリアが押下された場合に、その無効エリアの周囲のタッチキーが拡大して表示されるので、ユーザは、所望のタッチキーを容易かつ確実に選択することが可能になる。このため、画面上に形成されたタッチキーを押下することにより入力を行うタッチパネル装置等に用いるのに適している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無効エリアを挟んで設けられた複数の有効エリアにタッチキーが形成された画面を形成する画面形成装置と、
前記画面形成装置で形成された画面を表示する表示装置と、
前記表示装置の表示面上に載置され、押下された位置に応じた信号を出力するタッチパネルと、
前記タッチパネルから送られてくる信号に基づき該タッチパネル上の押下位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出された押下位置が無効エリアに属するか有効エリアに属するかを検出するエリア検出部と、
前記エリア検出部で押下位置が無効エリアに属することが検出された場合に、該無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大した画面を前記画面形成装置に形成させる制御部
とを備え、
前記制御部は、前記エリア検出部において押下位置が無効エリアに属することが検出された後に、該エリア検出部において押下位置が有効エリアに属することが検出された場合に、該検出に係る有効エリアに対応するタッチキーの押下回数をタッチキー毎に計数するカウンタを備え、
前記カウンタで計数された押下回数が所定値以上になった場合に、該所定値以上になった押下回数に対応するタッチキーを拡大した画面を前記画面形成装置に形成させる
ことを特徴とするタッチパネル装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記カウンタで計数された押下回数が所定値以上になった場合に、該所定値以上になった押下回数に対応するタッチキーの有効エリアの位置を補正するエリア補正部
を備えたことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記エリア検出部において押下位置が無効エリアに属することが検出された場合に、該無効エリアの周囲に存在する有効エリアのタッチキーを拡大し、かつ、タッチキーの形状を変化させた画面を前記画面形成装置に形成させる
ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−30203(P2013−30203A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−245512(P2012−245512)
【出願日】平成24年11月7日(2012.11.7)
【分割の表示】特願2010−534668(P2010−534668)の分割
【原出願日】平成21年10月2日(2009.10.2)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】