説明

ダンパー装置

【課題】接触不良の恐れを低減でき、信頼性の高いダンパー装置を提供する。
【解決手段】開口部を開閉するフラップ2、3と、開口部2、3を形成するフレーム7、8と、フラップ2、3を駆動するモータ6を内部に有するケース9と、からなり、モータ6と接続された接続用コネクタ10をケース9の外側に露出するよう配置するとともに、接続用コネクタ10に相手側コネクタ12を装着した際に、相手側コネクタ12に接続されたリード線11に外力が加わった場合にも、ケース9に、相手側コネクタ12が外れないための保持部9aを設けたことにより、ダンパー装置を冷蔵庫へ取り付ける時に、相手側コネクタ12に接続されたリード線11に外力が加わり、相手側コネクタ12が引っ張られた場合でも、相手側コネクタ12の浮きや外れが発生することがなく、接触不良により動作に支障を来たす恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部をフラップにより開閉させるダンパー装置で、特に冷蔵庫内部の冷風の風路を開閉して、温度を調節するダンパー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から冷蔵庫庫内にある複数の冷蔵室温度を制御する手段として、冷却器から各冷蔵室へ通じる冷風の風路をフラップにて開閉し、各冷蔵室に流入する冷風量を制御するダンパー装置が採用されている。
【0003】
ダンパー装置において、従来からモータに接続されたリード線の先端に接続用コネクタが取り付けられたタイプが用いられてきたが、近年、コスト等の観点から、リード線を廃止しモータに直接コネクタを取り付けたタイプが採用されており、この代表的なダンパー装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0004】
図7から図11は、特許文献1に記載された従来のダンパー装置を示すもので、図7は、従来のダンパー装置の正面図、図8は、従来のダンパー装置の一部断面で示す右側面図、図9は、従来のダンパー装置の一部断面で示す底面図、図10は、従来のダンパー装置の駆動部の内部構造を示す平面図、図11は、従来のダンパー装置の要部展開縦断面図である。
【0005】
図7から図11に示すように、このダンパー装置は駆動部101と、駆動部101の両側に配置された2つのフレーム102、103と、このフレーム102、103にそれぞれ形成される開口部104、105と、この開口部104、105を開閉する2枚のフラップ106、107と、から構成され、駆動部101はケース108と、正逆回転可能なモータ109と、モータに接続された接続用コネクタ110と、モータ109の回転軸に取り付けられたピニオン109aの回転を減速するための4つの歯車からなる減速歯車列111と、減速歯車列111により減速されたモータ109の回転が伝達される第1の駆動歯車112と、この第1の駆動歯車112に特定の区間だけ噛み合う第1の従動歯車113と、第1の駆動歯車112と同軸上に配置され、所定領域のみ第1の駆動歯車112に従動して回転する第2の駆動歯車114と、この第2の駆動歯車114と所定の区間だけ噛み合う第2の従動歯車115と、から構成されている。
【0006】
以上のように構成されたダンパー装置を冷蔵庫に取り付ける場合、接続用コネクタ110に、冷蔵庫側からきているリード線(図示せず)の先端に取り付けられた相手側コネクタ(図示せず)を装着することにより、ダンパー装置は冷蔵庫と電気的に接続された状態となる。
【0007】
その際、このダンパー装置は、一般的には、相手側コネクタを取り付けた状態で発泡スチロール等の断熱材(図示せず)に嵌めこまれた後、冷蔵庫に組み込まれる。
【特許文献1】特開2003−240102号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の構成では、ダンパー装置の接続用コネクタ110は断熱材で覆われてしまうため、まず最初に、相手側コネクタを接続用コネクタ110に装着し、その後、ダンパー装置を断熱材に嵌めこみ、この断熱材を冷蔵庫に組み込むため、相手側コネクタと接続用コネクタを装着しダンパー装置を断熱材に嵌めこむ前の時や、ダンパー装置を嵌めこんだ断熱材を冷蔵庫へ組み込む時に、相手側コネクタに接続されたリード線が引っ張られることにより、接続用コネクタ110に装着された相手側コネクタが引っ張られた場合、相手側コネクタの浮きや外れにより接触不良が発生し、ダンパー装置の動作に支障を来たす恐れがあるという課題を有していた。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、接触不良の恐れを低減でき、信頼性の高いダンパー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決するために、本発明のダンパー装置は、開口部を開閉するフラップと、前記開口部を形成するフレームと、前記フラップを駆動するモータを内部に有するケースと、からなり、前記モータと接続された接続用コネクタを前記ケースの外側に露出するよう配置するとともに、前記接続用コネクタに相手側コネクタを装着した際に、前記相手側コネクタを保持する保持部を前記ケースに設けたものである。
【0011】
これによって、ダンパー装置を冷蔵庫へ取り付ける時に、相手側コネクタに接続されたリード線に外力が加わり、接続用コネクタに装着された相手側コネクタが引っ張られた場合でも、相手側コネクタの浮きや外れの発生を低減することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のダンパー装置は、接触不良により動作に支障を来たす恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
請求項1に記載の発明は、開口部を開閉するフラップと、前記開口部を形成するフレームと、前記フラップを駆動するモータを内部に有するケースと、からなり、前記モータと接続された接続用コネクタを前記ケースの外側に露出するよう配置するとともに、前記接続用コネクタに相手側コネクタを装着した際に、前記相手側コネクタを保持する保持部を前記ケースに設けたことにより、ダンパー装置を冷蔵庫へ取り付ける時に、相手側コネクタに接続されたリード線に外力が加わり、接続用コネクタに装着された相手側コネクタが引っ張られた場合でも、相手側コネクタの浮きや外れの発生を低減でき、接触不良による動作に支障を来たす恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ケースに前記接続用コネクタが露出する凹部を設け、前記保持部により前記相手側コネクタを保持した状態で、前記相手側コネクタが前記凹部の空間内に収容されるものであり、装着状態で相手側コネクタがケースの上端面から突出しないので、ダンパー装置の取り扱い時や断熱材等への組み込み時に、他部位に接触させたり不用意にぶつけたりして相手側コネクタに力が掛かり変位したり、抜けたりする要因をより軽減でき、さらに、相手側コネクタの突出がないのでダンパー装置の収容に必要なスペースをよりコンパクト化できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ケースを略直方体状に形成し、前記モータの前記接続用コネクタとの接続部を前記ケース内の隅部に向けて配置し、前記凹部を前記隅部に形成したものであり、通常はモータの平面が円形状で直方体のケースに収めた場合にスペースファクターが悪くデッドスペースとなるケースの隅部がコネクタの電気的接続用に有効に活用できモータケースを一層コンパクトに設計でき、ダンパー装置の小型化を図ることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記保持部は、前記相手側コネクタを装着する際に、前記保持部をたわませながら装着できるように、弾性変形可能な爪形状としたことにより、相手側コネクタを容易に装着でき、取り付け作業性の良いものとすることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記保持部は、前記相手側コネクタを外す際に、外力を加え前記保持部をたわませるための保持力解除部を備えたことにより、ダンパー装置を冷蔵庫から取り外す際に、容易に相手側コネクタを取り外せ、交換作業性の良いものとすることができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記保持力解除部は、前記爪形状の上方に延長された平面部としたことにより、保持力解除部を簡単な構造にでき、ダンパー装置を冷蔵庫から取り外す際に、容易に相手側コネクタが取り外せ、交換作業性の良いものとすることができるとともに、安価なものとすることができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記相手側コネクタの装着時に近接して、前記相手側コネクタの装着姿勢の変位を規制する姿勢規制部を前記ケースに設けたことにより、相手側コネクタに接続されたリード線が引き出し方向と垂直方向に引っ張られた場合、相手側コネクタは、保持部により保持されるとともに、リブにより支えられており、相手側コネクタの傾きを抑えることができ、相手側コネクタが外れたり、接続用コネクタを破損させたりする恐れを低減することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記姿勢規制部を板状のリブとするとともに、前記相手側コネクタのリード線の引き出し方向と垂直になる部分を有するようにしたことにより、より強い力でリード線が引き出し方向と垂直方向に引っ張られた場合でも、相手側コネクタの傾きをより抑えることができ、相手側コネクタが外れたり、接続用コネクタを破損させたりする恐れをより低減することができる。
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの説明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるダンパー装置の正面図、図2は、同実施の形態におけるダンパー装置の一部断面で示す右側面図、図3は、同実施の形態におけるダンパー装置の一部断面で示す底面図、図4は、同実施の形態におけるダンパー装置の駆動部の内部構造を示す平面図、図5は、図2のA方向から見た相手側コネクタの装着前の要部斜視図、図6は、図2のA方向から見た相手側コネクタの装着後の要部斜視図である。
【0023】
図1から図4に示すように、ダンパー装置1は、開口部2、3と、開口部2、3を開閉するフラップ4、5と、フラップ4、5を駆動する正逆回転可能で内部に減速機構を有するギヤードタイプのモータ6と、開口部2、3を形成するフレーム7、8と、フレーム8に一体的に設けられ、モータ6を内部に有するケース9と、フラップ4、5の開口部2、3と対向する面にけられた緩衝部材4a、5aと、フレーム7、8の開口部2、3の周囲にフラップ4、5に向けて突出された当接部7a、8aと、から構成されている。
【0024】
なお、ケース9の材質は、ABS樹脂である。
【0025】
図5、図6に示すように、モータ6と直接接続された接続用コネクタ10は、ケース9の外側に露出するように配置されている。また、ケース9は、ケース9と一体成形されて設けられた弾性変形可能な爪形状の保持部9aと、保持部9aの一部を形成する斜面部9bと、爪形状の保持部9aの上方に延長された平面部(保持力解除部)9cと、接続用コネクタ10の前方に配置され、ケース9と一体成形されて設けられ姿勢規制部となる板状のリブ9dと、から構成されている。
【0026】
ここで、保持部9aは、接続用コネクタ10の短辺に平行に少なくとも短辺の一部を覆うようにケース9の外面から上方に向けて2本設けられている。
【0027】
また、リブ9dは、ケース9の外面から上方に向けて2本設けられており、リブ9dの最も大きい面積は、リード線の引き出し方向に垂直方向になるように設けられている。
【0028】
以上のように構成されたダンパー装置を冷蔵庫に取り付ける場合、接続用コネクタ10に、冷蔵庫側からきているリード線11の先端に取り付けられた相手側コネクタ12を装着することにより、ダンパー装置1は冷蔵庫と電気的に接続された状態となる。
【0029】
その際、このダンパー装置1は、発泡スチロール等の断熱材(図示せず)に嵌めこまれた後、冷蔵庫に組み込まれる。
【0030】
そのため、まず最初に、相手側コネクタ12を接続用コネクタ10に装着し、その後、ダンパー装置1を断熱材に嵌めこむ必要がある。
【0031】
なお、姿勢規制部となる板状のリブ9dは、相手側コネクタ12の装着時に相手側コネクタ12の装着姿勢の変位を規制する程度に近接して配置されている。
【0032】
また、ケース9には接続用コネクタ10が露出する部位に凹部9eが形成されており、保持部9aにより相手側コネクタ12を保持した状態では、相手側コネクタ12が凹部9eの空間内に収容されてケース9の上端面からは突出しないように構成されている。
【0033】
そして、この凹部9eは、ケース9が略直方体状に形成されたものである場合、モータ6の接続用コネクタ10との接続部をケース9内のかどとなる隅部に向けて配置し、凹部9eをこの隅部に形成している。
【0034】
以上のように構成されたダンパー装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0035】
図5、図6に示すように、接続用コネクタ10に、相手側コネクタ12を装着する際、まず、相手側コネクタ12と、保持部9aの斜面部9bが当接する。さらに、相手側コネクタ12を傾斜面9bに沿って押し込むと、保持部9aが外側にたわむことにより、相手側コネクタ12を容易に接続用コネクタ10に装着することができる。そして、相手側コネクタ12が装着された後は、保持部9aはもとの状態に戻り、相手側コネクタ12を確実に保持できる。
【0036】
また、ダンパー装置1を冷蔵庫に取り付ける時に、相手側コネクタ12に接続されたリード線11に外力が加わった場合、例えば、リード線11が引き出し方向(図5の上方向)に引っ張られた場合、相手側コネクタ12は、保持部9aにより保持されており、相手側コネクタ12は浮きや外れの発生を低減でき、接触不良による動作に支障を来たす恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができる。
【0037】
また、ケース9に接続用コネクタ10が露出する凹部9eを設け、保持部9aにより相手側コネクタ12を保持した状態で、相手側コネクタ12が凹部9eの空間内に収容されるようにしたことにより、装着状態で相手側コネクタ12がケース9の上端面から突出しないので、ダンパー装置の取り扱い時や断熱材等への組み込み時に、他部位に接触させたり不用意にぶつけたりして相手側コネクタ12に力が掛かり変位したり、抜けたりする要因をより軽減でき、さらに、相手側コネクタ12の突出がないのでダンパー装置の収容に必要なスペースをよりコンパクト化できる。
【0038】
また、ケース9を略直方体状に形成し、モータ6の接続用コネクタ10との接続部をケース9内の隅部に向けて配置し、凹部9eを隅部に形成したので、通常はモータ6の平面が円形状で直方体のケースに収めた場合にスペースファクターが悪くデッドスペースとなるケース9の隅部がコネクタの電気的接続用に有効に活用できケース9を一層コンパクトに設計でき、ダンパー装置の小型化を図ることができる。
【0039】
また、相手側コネクタ12に接続されたリード線11が引き出し方向と垂直方向(図5の斜め左方向)に引っ張られた場合、相手側コネクタ12に姿勢規制部となるリブ9dを近接して、相手側コネクタ12の装着姿勢の変位を規制するように設けたことにより、相手側コネクタ12は、保持部9aにより保持されるとともに、リブ9dにより支えられており、相手側コネクタ12は装着姿勢の変位が規制され傾きを抑えることができ、相手側コネクタ12が外れたり、接続用コネクタ10を破損させたりする恐れを低減できる。
【0040】
また、リブ9dは板状のリブとするとともに、リブ9dの最も大きい面積は、リード線11の引き出し方向と垂直になるようにしたことにより、より強い力でリード線11が引き出し方向と垂直方向に引っ張られた場合でも、相手側コネクタ12の傾きをより抑えることができ、相手側コネクタ12が外れたり、接続用コネクタ10を破損させたりする恐れをより低減することができる。
【0041】
次に、ダンパー装置1を冷蔵庫から取り外す際は、工具等を用いて、保持部9aに設けられた平面部9cに外側に外力を加えることにより、保持部9aは容易に傾き、相手側コネクタ12の保持力は解除され、相手側コネクタ12を容易に外すことができ、交換作業性の良いものとすることができる。
【0042】
また、保持力解除部は、爪形状の上方に延長された平面部9cとしたことにより、保持力解除部を簡単な構造にでき、冷蔵庫からダンパー装置1を取り外す際に、容易に相手側コネクタ12が取り外せ、交換作業性の良いものとすることができるとともに、安価なものとすることができる。
【0043】
また、保持部9aはケース9に一体に設けたことにより、部品点数を増やすことがなく、相手側コネクタ12の浮きや外れを低減できるとともに、安価なものとすることができる。
【0044】
また、リブ9dはケース9に一体に設けたことにより、部品点数を増やすことがなく、接続用コネクタ10を破損させる恐れを低減できるとともに、安価なものとすることができる。
【0045】
以上のように、本実施の形態のダンパー装置においては、ケース9に設けられた保持部9aにより、接続コネクタ10に装着された相手側コネクタ12を保持する構成としたものであり、相手側コネクタ12と接続用コネクタ10を装着しダンパー装置を断熱材に嵌めこむ前の時や、ダンパー装置1を嵌めこんだ断熱材を冷蔵庫へ組み込む時に、相手側コネクタ12に接続されたリード線11が引っ張られても、相手側コネクタ12の浮きや外れにより接触不良が発生し、動作不良となる恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができる。
【0046】
また、保持部9aを弾性変形可能な爪形状とすることにより、保持部9aを容易に外側にたわませながら相手側コネクタ12を容易に装着できる取り付け作業性の良いものとすることができる。
【0047】
また、保持部9aに設けられた平面部9cを用いて、保持部9aを容易に外側にたわませ、保持力を解除することができるので、相手側コネクタ12を容易に外せ、交換作業性の良いものとすることができるとともに、部品を追加する必要がなく、簡単な構造で安価なものとすることができる。
【0048】
なお、本実施の形態では、フラップは2つであるいわゆる2フラップダンパーであるが、フラップがひとつであるいわゆる1フラップダンパーとしてもよい。
【0049】
なお、本実施の形態では、リブ9dは2本設けたが、少なくとも1本設ければよい。
【0050】
なお、本実施の形態では、板状のリブ9dを2本平行に設けたが、2本のリブの間の相手側コネクタよりに、更なるリブを設けた略コの字状のリブとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0051】
以上のように、本発明にかかるダンパー装置は、接触不良により動作に支障を来たす恐れを低減でき、信頼性の高いものとすることができるので、流体通路を開閉し、流体の供給制御を行う用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施の形態1におけるダンパー装置の正面図
【図2】同実施の形態におけるダンパー装置の一部断面で示す右側面図
【図3】同実施の形態におけるダンパー装置の一部断面で示す底面図
【図4】同実施の形態におけるダンパー装置の駆動部の内部構造を示す平面図
【図5】図2のA方向から見た相手側コネクタの装着前の要部斜視図
【図6】図2のA方向から見た相手側コネクタの装着後の要部斜視図
【図7】従来のダンパー装置の正面図
【図8】従来のダンパー装置の一部断面で示す右側面図
【図9】従来のダンパー装置の一部断面で示す底面図
【図10】従来のダンパー装置の駆動部の内部構造を示す平面図
【図11】従来のダンパー装置の要部展開縦断面図
【符号の説明】
【0053】
2、3 開口部
4、5 フラップ
6 モータ
7、8 フレーム
9 ケース
9a 保持部
9c 平面部(保持力解除部)
9d リブ(姿勢規制部)
9e 凹部
10 接続用コネクタ
11 リード線
12 相手側コネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を開閉するフラップと、前記開口部を形成するフレームと、前記フラップを駆動するモータを内部に有するケースと、からなり、前記モータと接続された接続用コネクタを前記ケースの外側に露出するよう配置するとともに、前記接続用コネクタに相手側コネクタを装着した際に、前記相手側コネクタを保持する保持部を前記ケースに設けたダンパー装置。
【請求項2】
前記ケースに前記接続用コネクタが露出する凹部を設け、前記保持部により前記相手側コネクタを保持した状態で、前記相手側コネクタが前記凹部の空間内に収容される請求項1に記載のダンパー装置。
【請求項3】
前記ケースを略直方体状に形成し、前記モータの前記接続用コネクタとの接続部を前記ケース内の隅部に向けて配置し、前記凹部を前記隅部に形成した請求項1または2に記載のダンパー装置。
【請求項4】
前記保持部は、前記相手側コネクタを装着する際に、前記保持部をたわませながら装着できるように、弾性変形可能な爪形状とした請求項1から3のいずれか一項に記載のダンパー装置。
【請求項5】
前記保持部は、前記相手側コネクタを外す際に、外力を加え前記保持部をたわませるための保持力解除部を備えた請求項1から4のいずれか一項に記載のダンパー装置。
【請求項6】
前記保持力解除部は、前記爪形状の上方に延長された平面部とした請求項5に記載のダンパー装置。
【請求項7】
前記相手側コネクタの装着時に近接して、前記相手側コネクタの装着姿勢の変位を規制する姿勢規制部を前記ケースに設けた請求項1から3のいずれか一項に記載のダンパー装置。
【請求項8】
前記姿勢規制部を板状のリブとするとともに、前記相手側コネクタのリード線の引き出し方向と垂直になる部分を有するようにした請求項7に記載のダンパー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−133974(P2008−133974A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−318259(P2006−318259)
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】