説明

ダンパー装置

【課題】ダンパー装置に、その外径を最小にしながら充填される粘性流体の漏れ出しを効果的に防止する機能を付与する。
【解決手段】円筒状をなすインナーパーツ1と、インナーパーツ1をその筒一端11側から回転又は相対的な回転可能に納め入れ可能な有底の環状空間25を備えるアウターパーツ2と、環状空間25に充填される粘性流体3とを有する。インナーパーツ1の外側には外側シールリング4がはめ込まれる周回溝13が形成されると共に、インナーパーツ1の内側には、前記周回溝13よりも前記筒一端11側に位置して、内側シールリング5を位置づける周回段差面14が形成されている。周回溝13の深さが、この周回溝13の形成箇所でのインナーパーツ1の肉厚の略半分の寸法となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インナーパーツと、このインナーパーツの回転又は相対的な回転を可能としてこれに組み合わされるアウターパーツと、この回転又は相対的な回転に抵抗を付与する粘性流体とを備えてなるダンパー装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
環状空間を備えたケースに対し、この環状空間に筒状をなすローターを回転可能に納めて、この環状空間に充填された粘性流体により、このローターの回転に抵抗を付与するようにしてなるダンパーとして、特許文献1及び特許文献2に示されるものがある。
【0003】
しかるに、特許文献1のダンパーでは、ローターの外側とケース間をシールするOリングと、ローターの内側とケース間をシールするOリングとが、ローターの回転の中心軸に直交する仮想の線分上に重なり合うように位置するため、ダンパーの外径を最小化し難いものであった。
【0004】
一方、特許文献2のダンパーでは、ローターの外側とケース間をシールするOリングを押さえるためにキャップを必要とし、また、ローターにおけるOリングによるシール箇所はダンパーの外径を最小化し得る構造になっていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2007/102111号パンフレット
【特許文献2】特表2003−506256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のダンパー装置に、その部品点数の増加や構造の複雑化を招くことなく、その外径を最小にしながら充填される粘性流体の漏れ出しを効果的に防止する機能を付与する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、ダンパー装置を、円筒状をなすと共に一方対象物への取付部を備えてなるインナーパーツと、
外側周回壁と内側周回壁と底壁とを有し、これらの壁によって前記底壁側と反対の導入開口より前記インナーパーツをその筒一端側から回転又は相対的な回転可能に納め入れ可能な有底の環状空間を備えると共に、他方対象物への取付部を備えてなるアウターパーツと、
前記環状空間に充填されて前記一方対象物の可動又は相対的な可動に伴うインナーパーツの回転又は相対的な回転に抵抗を付与する粘性流体とを有し、
前記インナーパーツの外側には外側シールリングがはめ込まれる周回溝が形成されると共に、
前記インナーパーツの内側には、前記周回溝よりも前記筒一端側に位置して、内側シールリングを位置づける周回段差面が形成されており、
しかも、前記周回溝の深さが、この周回溝の形成箇所でのインナーパーツの肉厚の略半分の寸法となっているものとした。
【0008】
かかる構成によれば、インナーパーツの周回溝に外側シールリングをはめ、且つ、インナーパーツの内側に内側シールリングを納めると共に、アウターパーツの環状空間に粘性流体を充填した状態から、この環状空間にインナーパーツを納め入れて組み合わせるときには、内側シールリングによってインナーパーツの内面と内側周回壁との間をシールして外側シールリングがインナーパーツの外面と外側周回壁との間をシールするまでの間は環状空間内のエアをこのインナーパーツの外面と外側周回壁との間から脱気させることができ、この組み合わせ時の前記粘性流体の外部への漏れ出し、特に、インナーパーツの内面と内側周回壁との間からの漏れ出しを効果的に防止することができる。また、インナーパーツの回転又は相対的な回転の中心軸方向において前記周回溝の形成位置と周回段差面の形成位置とがズレており、しかも、周回溝の深さがこの周回溝の形成箇所でのインナーパーツの肉厚の略半分の寸法であることから、インナーパーツとアウターパーツとの間のシール箇所でのダンパー装置の外径を最小限にすることができる。
【0009】
前記インナーパーツの回転又は相対的な回転の中心軸に沿った方向において、周回溝と周回段差面との間の距離を、外側シールリング及び内側シールリングの太さと略等しくなるようにしておけば、この中心軸方向でのダンパー装置の寸法も最小限のものとすることができる。
【0010】
また、前記アウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部が、インナーパーツの周回溝の内方に前記内側周回壁を位置させる長さを備えるようにしておけば、アウターパーツの内側周回壁が前記回転の中心軸方向の広い範囲においてインナーパーツを支えることから、この中心軸を中心としてインナーパーツをブレ少なく回転又は相対的に回転させることができると共に、内側周回壁と外側周回壁との間で強固に周回溝にはめ込まれた外側シールリングを挟持してこの外側シールリングによるシール状態をより安定的なものとすることができる。
【0011】
また、前記インナーパーツの筒他端側にアウターパーツの環状空間にインナーパーツを入れ込みきった位置でアウターパーツの外側周回壁における導入開口側に形成された被係合部に係合される係合部を形成させると共に、アウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部が、このインナーパーツの係合部の内方に前記内側周回壁を位置させる長さを備えているようにしておけば、この内筒部によって係合部と前記被係合部との係合がより解かれ難い状態を作り出すことができる。
【0012】
また、前記インナーパーツの筒他端側に、アウターパーツの環状空間内にインナーパーツを入れ込みきった位置でアウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部の筒端に突き当たる当接部を形成させておけば、インナーパーツとアウターパーツとを単純に組み合わせるだけで、その組み合わせ状態が設計通りのものになるようにすることができる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、ダンパー装置に、その外径を最小にしながら充填される粘性流体の漏れ出しを効果的に防止する機能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は実施の形態にかかるダンパー装置の斜視図である。
【図2】図2は図1のダンパー装置の分解斜視図である。
【図3】図3は図1のダンパー装置の側面図である。
【図4】図4は図1のダンパー装置の平面図である。
【図5】図5は図4におけるA−A線位置での断面図である。
【図6】図6は図4におけるB−B線位置での断面図である。
【図7】図7はインナーパーツをアウターパーツに組み合わせる途中の様子を示した断面構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図1〜図7に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるダンパー装置は、インナーパーツ1と、このインナーパーツ1の回転又は相対的な回転を可能としてこれに組み合わされるアウターパーツ2と、この回転又は相対的な回転に抵抗を付与する粘性流体3とを備えてなるものであって、いわゆるロータリーダンパーあるいは回転ダンパーなどと称されるものである。かかるインナーパーツ1及びアウターパーツ2は、典型的には、合成樹脂材料から構成される。
【0016】
インナーパーツ1は図示しない一方対象物に対する取付部10を、アウターパーツ2は図示しない他方対象物に対する取付部20を、それぞれ備える。そして、かかるダンパー装置は、一方対象物の可動又は相対的な可動によりインナーパーツ1が回転又は相対的に回転するとき、これに前記粘性流体3により抵抗を付与し、かかる一方対象物の可動又は相対的な可動に一定の制動力を作用させるように用いられる。
【0017】
図示の例では、インナーパーツ1は筒両端を共に開放させた円筒状を呈している。インナーパーツ1はその筒一端11側からアウターパーツ2の後述の環状空間25に納め入れられる。インナーパーツ1の筒他端12には、その筒口を挟んだ直径方向両側にそれぞれ、筒軸方向に沿う向きに外側に突き出す凸部10aが形成されている。一方、アウターパーツ2は、共に円筒状をなす内筒部21と外筒部22とにより内側周回壁21aと外側周回壁22aとを有し、両者の間を環状空間25とすると共に、外側周回壁22aの外面の一箇所に筒軸方向に沿って延びるリブ20aを有している。図示の例では、一方対象物と他方対象物とを回動可能に組み合わせる図示しない軸をインナーパーツ1の内側に挿通した状態において、インナーパーツ1は一方対象物に形成された図示しない凹所に前記凸部10aをはめ込んでこの一方対象物に取り付けられてこの軸を中心とした一方対象物の回動又は相対的な回動に伴ってこの軸を中心として一方対象物と一緒に回動又は相対的に回動するようになっている。一方、アウターパーツ2は、他方対象物に形成された図示しない凹所に前記リブ20aをはめ込んで他方対象物側と一体化されるようになっている。すなわち、図示の例では、インナーパーツ1の凸部10aが一方対象物への取付部10として機能し、アウターパーツ2のリブ20aが他方対象物への取付部20として機能するようになっている。
【0018】
アウターパーツ2は、前記内側周回壁21aと外側周回壁22aと底壁23aとを有し、これらの壁21a、22a、23aによって前記底壁23a側と反対の導入開口24より前記インナーパーツ1をその筒一端11側から回転又は相対的な回転可能に納め入れ可能な有底の環状空間25を備えている。底壁23aは、前記内筒部21の筒一端21bと外筒部22の筒一端22bとの間に亘る底板23によって形成されている。粘性流体3は、かかる前記環状空間25に充填されて前記一方対象物の可動又は相対的な可動に伴うインナーパーツ1の回転又は相対的な回転に抵抗を付与する。(粘性流体3は図7以外の各図においては図示していない。)かかる粘性流体3としては、典型的には、シリコンオイルやグリスオイルを用いることができる。すなわち、外側周回壁22aと内側周回壁21aとの間には、インナーパーツ1の肉厚よりもやや大きい間隔が形成されている。
【0019】
一方、前記インナーパーツ1の外側には外側シールリング4がはめ込まれる周回溝13が形成されると共に、このインナーパーツ1の内側には、前記周回溝13よりも前記筒一端11側に位置して、内側シールリング5を位置づける周回段差面14が形成されている。
【0020】
図示の例では、インナーパーツ1の筒他端12側に、この筒他端12との間にやや間隔を開けるようにして、周回溝13が形成されている。この周回溝13の深さは、この周回溝13の形成箇所でのインナーパーツ1の肉厚の略半分の寸法で、かつ、外側シールリング4の太さよりもやや小さくなっている。
【0021】
一方、インナーパーツ1の肉厚は、その筒一端11から周回溝13の形成箇所のやや手前となる位置までは周回溝13の深さと略等しく、この手前となる位置から筒他端12までは周回溝13の深さの略二倍となっている。インナーパーツ1の外面15はその筒一端11から筒他端12に亘って段差なく形成されており、したがって、前記肉厚の変わる位置において筒一端11側を向いた周回段差面14が形成されている。この周回段差面14と筒一端11との間におけるインナーパーツ1の内径は内側シールリング5の外径と略等しくなっている。また、内側シールリング5の内径はアウターパーツ2の内側周回壁21aを形成する内筒部21の筒他端21c側の外径よりもやや小さくなっている。
【0022】
これにより、この実施の形態にかかるダンパー装置にあっては、インナーパーツ1の周回溝13に外側シールリング4をはめ、且つ、インナーパーツ1の内側に内側シールリング5を納めると共に、アウターパーツ2の環状空間25に粘性流体3を充填した状態から、この環状空間25にインナーパーツ1を納め入れて組み合わせるときには、(図7)内側シールリング5によってインナーパーツ1の内面16と内側周回壁21aとの間をシールして外側シールリング4がインナーパーツ1の外面15と外側周回壁22aとの間をシールするまでの間は環状空間25内のエアをこのインナーパーツ1の外面15と外側周回壁22aとの間から脱気させることができ、この組み合わせ時の前記粘性流体3の外部への漏れ出し、特に、インナーパーツ1の内面16と内側周回壁21aとの間からの漏れ出しを効果的に防止することができる。また、インナーパーツ1の回転又は相対的な回転の中心軸x(図6)に沿った方向において前記周回溝13の形成位置と周回段差面14の形成位置とがズレており、しかも、周回溝13の深さがこの周回溝13の形成箇所でのインナーパーツ1の肉厚の略半分の寸法であることから、インナーパーツ1とアウターパーツ2との間のシール箇所でのダンパー装置の外径を最小限にすることができる。
【0023】
また、この実施の形態にあっては、前記インナーパーツ1の回転又は相対的な回転の中心軸xに沿った方向において、前記周回溝13と周回段差面14との間の距離が、外側シールリング4及び内側シールリング5の太さと略等しくなっている。これにより、この実施の形態にあっては、この中心軸xに沿った方向でのダンパー装置の寸法も最小限のものとなっている。
【0024】
また、この実施の形態にあっては、アウターパーツ2の内側周回壁21aを形成する内筒部21が、インナーパーツ1の周回溝13の内方に前記内側周回壁21aを位置させる長さを備えている。具体的には、内筒部21の外径は、底壁23a側にある筒一端21bと内側シールリング5によるシール箇所までの間においてはインナーパーツ1の筒一端11側の内径と略等しく、そこから先ではインナーパーツ1の筒他端12側の内径と略等しく細くなっており、両者の間に周回段差面21dが形成されている。そして、インナーパーツ1とアウターパーツ2とを組み合わせた状態において、インナーパーツ1の周回段差面14とアウターパーツ2の周回段差面21dとの間に内側シールリング5が保持されるようになっている。それと共に、この内側シールリング5によるシール箇所と内筒部21の筒他端21cとの間の箇所がインナーパーツ1の周回溝13の内方に位置されるようになっている。これにより、この実施の形態にあっては、アウターパーツ2の内側周回壁21aが前記回転の中心軸xに沿った方向の広い範囲においてインナーパーツ1を支えることから、この中心軸xを中心としてインナーパーツ1をブレ少なく回転又は相対的に回転させることができると共に、内側周回壁21aと外側周回壁22aとの間で強固に周回溝13にはめ込まれた外側シールリング4を挟持してこの外側シールリング4によるシール状態をより安定的なものとすることができる。
【0025】
また、この実施の形態にあっては、インナーパーツ1の筒他端12側にアウターパーツ2の環状空間25にインナーパーツ1を入れ込みきった位置でアウターパーツ2の外側周回壁22aにおける導入開口24側に形成された被係合部26に係合される係合部17が形成されている。それと共に、アウターパーツ2の内側周回壁21aを形成する前記内筒部21は、かかるインナーパーツ1の係合部17の内方に前記内側周回壁21aを位置させる長さを備えている。図示の例では、かかる係合部17は、インナーパーツ1の周回溝13と筒他端12との間に形成された周回凸部17aとして構成されている。また、かかる被係合部26は、アウターパーツ2の外筒部22の筒他端22c側の内面に形成された周回凹部26aとして構成されている。周回凸部17aはインナーパーツ1の筒一端11側に向けられた面をこの周回凸部17aの頂部に近づくに連れて外側に広がり出す傾斜面17bとしており、インナーパーツ1のアウターパーツ2への前記納め入れ時に外筒部22の筒他端22cにこの傾斜面17bが当たって主としてこの外筒部22の筒他端22c側が外側に弾性的に押し広げられてこの納め入れを許容すると共に、この納め入れの終了位置での弾性復帰により周回凸部17aは周回凹部26aに入り込み、これによりインナーパーツ1とアウターパーツ2との前記組み合わせ状態が維持されるようになっている。アウターパーツ2の内側周回壁21aを形成する前記内筒部21はかかるインナーパーツ1の係合部17の内方に前記内側周回壁21aを位置されることから、この内筒部21によって係合部17と前記被係合部26との係合がより解かれ難い状態を作り出すことができる。
【0026】
また、この実施の形態にあっては、前記インナーパーツ1の筒他端12側に、アウターパーツ2の環状空間25内にインナーパーツ1を入れ込みきった位置でアウターパーツ2の内側周回壁21aを形成する内筒部21の筒端、すなわち、前記筒他端21cに突き当たる当接部18が形成されている。図示の例では、かかる当接部18はインナーパーツ1の筒他端12の内側に形成された周回鍔として構成されている。これにより、この実施の形態にあっては、インナーパーツ1とアウターパーツ2とを単純に組み合わせるだけで、その組み合わせ状態が設計通りのものになるようにすることができる。
【符号の説明】
【0027】
1 インナーパーツ
11 筒一端
13 周回溝
14 周回段差面
2 アウターパーツ
25 環状空間
3 粘性流体
4 外側シールリング
5 内側シールリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状をなすと共に一方対象物への取付部を備えてなるインナーパーツと、
外側周回壁と内側周回壁と底壁とを有し、これらの壁によって前記底壁側と反対の導入開口より前記インナーパーツをその筒一端側から回転又は相対的な回転可能に納め入れ可能な有底の環状空間を備えると共に、他方対象物への取付部を備えてなるアウターパーツと、
前記環状空間に充填されて前記一方対象物の可動又は相対的な可動に伴うインナーパーツの回転又は相対的な回転に抵抗を付与する粘性流体とを有し、
前記インナーパーツの外側には外側シールリングがはめ込まれる周回溝が形成されると共に、
前記インナーパーツの内側には、前記周回溝よりも前記筒一端側に位置して、内側シールリングを位置づける周回段差面が形成されており、
しかも、前記周回溝の深さが、この周回溝の形成箇所でのインナーパーツの肉厚の略半分の寸法となっていることを特徴とするダンパー装置。
【請求項2】
インナーパーツの回転又は相対的な回転の中心軸に沿った方向において、周回溝と周回段差面との間の距離が、外側シールリング及び内側シールリングの太さと略等しくなっていることを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
【請求項3】
アウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部が、インナーパーツの周回溝の内方に前記内側周回壁を位置させる長さを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダンパー装置。
【請求項4】
インナーパーツの筒他端側にアウターパーツの環状空間にインナーパーツを入れ込みきった位置でアウターパーツの外側周回壁における導入開口側に形成された被係合部に係合される係合部が形成されていると共に、
アウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部が、インナーパーツの係合部の内方に前記内側周回壁を位置させる長さを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のダンパー装置。
【請求項5】
インナーパーツの筒他端側に、アウターパーツの環状空間内にインナーパーツを入れ込みきった位置でアウターパーツの内側周回壁を形成する内筒部の筒端に突き当たる当接部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のダンパー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−145156(P2012−145156A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−3077(P2011−3077)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】