説明

チアゾール誘導体の製造法

本発明は、次の反応式に基づき、式(5)の化合物を製造する方法である。
【化1】


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(3)
【化1】

で表される化合物又はその塩に金属シアニドを反応させることにより、式(4)
【化2】

で表される化合物又はその塩を得、当該化合物又はその塩を加水分解することを特徴とする、式(5)
【化3】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項2】
式(3)
【化4】

で表される化合物又はその塩に金属シアニドを反応させることを特徴とする、式(4)
【化5】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項3】
式(4)
【化6】

で表される化合物又はその塩を加水分解することを特徴とする、式(5)
【化7】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項4】
金属シアニドが、シアン化ナトリウム及びシアン化銅の混合物である請求項1又は2記載の製造法。
【請求項5】
加水分解が、アルカリ金属水酸化物の水溶液で処理するものである請求項1又は3記載の製造法。
【請求項6】
アルカリ金属水酸化物が、水酸化リチウムである請求項5記載の製造法。
【請求項7】
【化8】

で表される化合物又はその塩に還元剤存在下、酸性化合物の水溶液中で亜硝酸アルカリ金属塩を反応させることにより、式(6)
【化9】

で表される化合物又はその塩を得、次いで当該化合物又はその塩に塩基存在下、トリハロゲノアセチルハライドを反応させた後、加水分解することを特徴とする、式(5)
【化10】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項8】
式(2)
【化11】

で表される化合物又はその塩に還元剤存在下、酸性化合物の水溶液中で亜硝酸アルカリ金属塩を反応させることを特徴とする、式(6)
【化12】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項9】
式(6)
【化13】

で表される化合物又はその塩に塩基存在下、トリハロゲノアセチルハライドを反応させた後、加水分解することを特徴とする、式(5)
【化14】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項10】
還元剤が次亜リン酸である請求項7又は8記載の製造法。
【請求項11】
亜硝酸アルカリ金属塩が亜硝酸ナトリウムである請求項7又は8記載の製造法。
【請求項12】
塩基が3級アミンである請求項7又は9記載の製造法。
【請求項13】
トリハロゲノアセチルハライドがトリクロロアセチルクロリドである請求項7又は9記載の製造法。
【請求項14】
加水分解が、アルカリ金属水酸化物の水溶液で処理するものである請求項7又は9記載の製造法。
【請求項15】
アルカリ金属水酸化物が水酸化リチウムである請求項14記載の製造法。
【請求項16】
式(1)
【化15】

で表される化合物又はその塩に、2級アミン存在下、硫黄粉末及びシアナミドを反応させることにより、式(2)
【化16】

で表される化合物又はその塩を得、当該化合物又はその塩に臭化水素酸及び亜硝酸アルカリ金属塩を反応させることにより、式(3)
【化17】

で表される化合物又はその塩を得、次いで当該化合物又はその塩にアルキルリチウム及び炭酸ガスを反応させることを特徴とする、式(5)
【化18】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項17】
式(1)
【化19】

で表される化合物又はその塩に、2級アミン存在下、硫黄粉末及びシアナミドを反応させることを特徴とする、式(2)
【化20】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項18】
式(2)
【化21】

で表される化合物又はその塩に、臭化水素酸及び亜硝酸アルカリ金属塩を反応させることを特徴とする、式(3)
【化22】

で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項19】
アルキルリチウムがn−ブチルリチウムである請求項16記載の製造法。
【請求項20】
2級アミンがピロリジンである請求項16又は17記載の製造法。
【請求項21】
亜硝酸アルカリ金属塩が亜硝酸ナトリウムである請求項16又は18記載の製造法。
【請求項22】
式(4)
【化23】

で表される化合物と酸性化合物とからなる塩。
【請求項23】
式(5)
【化24】

で表される化合物と酸性化合物とからなる塩。
【請求項24】
式(6)
【化25】

で表される化合物と酸性化合物とからなる塩。
【請求項25】
式(2)
【化26】

で表される化合物と酸性化合物とからなる塩。
【請求項26】
式(3)
【化27】

で表される化合物と酸性化合物とからなる塩。
【請求項27】
酸性化合物が塩酸である請求項22又は23記載の塩。
【請求項28】
酸性化合物がp−トルエンスルホン酸である請求項24又は26記載の塩。
【請求項29】
酸性化合物が臭化水素酸である請求項25記載の塩。
【請求項30】
請求項1、3、7、9又は16に記載の方法によって得られる式(5)
【化28】

で表される化合物又はその塩に、式(7)
【化29】

(式中、R及びRは各々独立して、水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示し;
は炭素数1〜8のアルキレン基、炭素数2〜8のアルケニレン基又は基−(CH−CH−A−CH−(CH−(基中、m及びnは各々独立して0、1〜3の整数を示し、Aは酸素原子、窒素原子、硫黄原子、−SO−、−SO−、−NH−、−O−NH−、−NH−NH−、−S−NH−、−SO−NH−又はSO−NH−を示す。)を示し;
及びRは、Qを含む環上の炭素原子、窒素原子又は硫黄原子上に置換し、各々独立して水素原子、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル基、シアノ基、シアノアルキル基、アミノ基、アミノアルキル基、N−アルキルアミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミノアルキル基、アシル基、アシルアルキル基、置換基を有してもよいアシルアミノ基、アルコキシイミノ基、ヒドロキシイミノ基、アシルアミノアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルアミノ基、カルボキシアルキルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノアルキル基、カルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイルアルキル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイルアルキル基、N−アルコキシカルバモイル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイル基、N−アルコキシカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイルアルキル基、1〜3個のアルキル基で置換されていてもよいカルバゾイル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニル基、カルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキル基、カルバモイルオキシアルキル基、N−アルキルカルバモイルオキシアルキル基、N,N−ジアルキルカルバモイルオキシアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルオキシアルキル基、アリール基、アラルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環アルキル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノアルキル基、アリールスルホニルアミノアルキル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アリールスルホニルアミノカルボニル基、アルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、オキソ基、カルバモイルオキシ基、アラルキルオキシ基、カルボキシアルキルオキシ基、アルコキシカルボニルアルキルオキシ基、アシルオキシ基、アシルオキシアルキル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、アルコキシカルボニルアシル基、アルコキシアルキルオキシカルボニル基、ヒドロキシアシル基、アルコキシアシル基、ハロゲノアシル基、カルボキシアシル基、アミノアシル基、アシルオキシアシル基、アシルオキシアルキルスルホニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、アルコキシアルキルスルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環スルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環オキシ基、N−アルキルアミノアシル基、N,N−ジアルキルアミノアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアシル基、N−アリールカルバモイル基、N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アリールカルバモイルアルキル基、N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、アミノカルボチオイル基、N−アルキルアミノカルボチオイル基、N,N−ジアルキルアミノカルボチオイル基、アルコキシアルキル(チオカルボニル)基、アルキルチオアルキル基又はN−アシル−N−アルキルアミノアルキル基を示すか、あるいは、R及びRは一緒になって炭素数1〜5のアルキレン基、炭素数2〜5のアルケニレン基、炭素数1〜5のアルキレンジオキシ基又はカルボニルジオキシ基を示し;
は、置換基を有することもあるアリール基、置換基を有することもあるアリールアルケニル基、置換基を有することもあるアリールアルキニル基、置換基を有することもあるヘテロアリール基、置換基を有することもあるヘテロアリールアルケニル基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合炭化水素基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合複素環式基を示し;
は、カルボニル基、スルホニル基、基−C(=O)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=O)−C(=S)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=S)−N(R′)−(基中、R′は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−A−N(R″)−(基中、Aは置換基を有することもある炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R″は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−、基−C(=S)−NH−、基−C(=O)−NH−NH−、基−C(=O)−A−C(=O)−(基中、Aは単結合又は炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)基−C(=O)−A−C(=O)−NH−(基中、Aは炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)、基−C(=O)−C(=NOR)−N(R)−、基−C(=S)−C(=NOR)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基又はアルカノイル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−N=N−、基−C(=S)−N=N−、基−C(=NOR)−C(=O)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アリール基又はアラルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=N−N(R)(R))−C(=O)−N(R)−(基中、R及びRは各々独立して、水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アルキル(チオカルボニル)基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−NH−C(=O)−、基−C(=O)−NH−C(=S)−、基−C(=S)−NHC(=S)−、基−C(=O)−NH−SO−、基−SO−NH−、基−C(=NCN)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−C(=O)−又はチオカルボニル基を示す。)
で表されるジアミン類又はその塩を反応させることを特徴とする、式(8)
【化30】

(式中、R、R、R、R、T、Q及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項31】
請求項1、3、7、9又は16に記載の方法によって得られる式(5)
【化31】

で表される化合物又はその塩に、式(9)
【化32】

(式中、R及びRは各々独立して、水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示し;
は炭素数1〜8のアルキレン基、炭素数2〜8のアルケニレン基又は基−(CH−CH−A−CH−(CH−(基中、m及びnは各々独立して0、1〜3の整数を示し、Aは酸素原子、窒素原子、硫黄原子、−SO−、−SO−、−NH−、−O−NH−、−NH−NH−、−S−NH−、−SO−NH−又はSO−NH−を示す。)を示し;
及びRは、Qを含む環上の炭素原子、窒素原子又は硫黄原子上に置換し、各々独立して水素原子、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル基、シアノ基、シアノアルキル基、アミノ基、アミノアルキル基、N−アルキルアミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミノアルキル基、アシル基、アシルアルキル基、置換基を有してもよいアシルアミノ基、アルコキシイミノ基、ヒドロキシイミノ基、アシルアミノアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルアミノ基、カルボキシアルキルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノアルキル基、カルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイルアルキル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイルアルキル基、N−アルコキシカルバモイル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイル基、N−アルコキシカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイルアルキル基、1〜3個のアルキル基で置換されていてもよいカルバゾイル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニル基、カルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキル基、カルバモイルオキシアルキル基、N−アルキルカルバモイルオキシアルキル基、N,N−ジアルキルカルバモイルオキシアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルオキシアルキル基、アリール基、アラルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環アルキル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノアルキル基、アリールスルホニルアミノアルキル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アリールスルホニルアミノカルボニル基、アルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、オキソ基、カルバモイルオキシ基、アラルキルオキシ基、カルボキシアルキルオキシ基、アルコキシカルボニルアルキルオキシ基、アシルオキシ基、アシルオキシアルキル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、アルコキシカルボニルアシル基、アルコキシアルキルオキシカルボニル基、ヒドロキシアシル基、アルコキシアシル基、ハロゲノアシル基、カルボキシアシル基、アミノアシル基、アシルオキシアシル基、アシルオキシアルキルスルホニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、アルコキシアルキルスルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環スルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環オキシ基、N−アルキルアミノアシル基、N,N−ジアルキルアミノアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアシル基、N−アリールカルバモイル基、N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アリールカルバモイルアルキル基、N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、アミノカルボチオイル基、N−アルキルアミノカルボチオイル基、N,N−ジアルキルアミノカルボチオイル基、アルコキシアルキル(チオカルボニル)基、アルキルチオアルキル基又はN−アシル−N−アルキルアミノアルキル基を示すか、あるいは、R及びRは一緒になって炭素数1〜5のアルキレン基、炭素数2〜5のアルケニレン基、炭素数1〜5のアルキレンジオキシ基又はカルボニルジオキシ基を示し;
はアミノ基の保護基を示す。)
で表されるジアミン類又はその塩を反応させて式(10)
【化33】

(式中、R、R、R、R、Q及びRは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩を得、当該化合物又はその塩のRを脱離させて式(11)
【化34】

(式中、R、R、R、R及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩とし、次いで当該化合物又はその塩に式(12)
【化35】

(式中、Qは、置換基を有することもあるアリール基、置換基を有することもあるアリールアルケニル基、置換基を有することもあるアリールアルキニル基、置換基を有することもあるヘテロアリール基、置換基を有することもあるヘテロアリールアルケニル基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合炭化水素基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合複素環式基を示し;
は、カルボニル基、スルホニル基、基−C(=O)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=O)−C(=S)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=S)−N(R′)−(基中、R′は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−A−N(R″)−(基中、Aは置換基を有することもある炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R″は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−、基−C(=S)−NH−、基−C(=O)−NH−NH−、基−C(=O)−A−C(=O)−(基中、Aは単結合又は炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)基−C(=O)−A−C(=O)−NH−(基中、Aは炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)、基−C(=O)−C(=NOR)−N(R)−、基−C(=S)−C(=NOR)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基又はアルカノイル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−N=N−、基−C(=S)−N=N−、基−C(=NOR)−C(=O)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アリール基又はアラルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=N−N(R)(R))−C(=O)−N(R)−(基中、R及びRは各々独立して、水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アルキル(チオカルボニル)基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−NH−C(=O)−、基−C(=O)−NH−C(=S)−、基−C(=S)−NHC(=S)−、基−C(=O)−NH−SO−、基−SO−NH−、基−C(=NCN)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−C(=O)−又はチオカルボニル基を示す。)
で表される化合物又はその塩を反応させることを特徴とする式(8)
【化36】

(式中、R、R、R、R、T、Q及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項32】
請求項1、3、7、9又は16に記載の方法により得られる式(5)
【化37】

で表される化合物又はその塩に、式(13)
【化38】

(式中、Rは、水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示し;
は炭素数1〜8のアルキレン基、炭素数2〜8のアルケニレン基又は基−(CH−CH−A−CH−(CH−(基中、m及びnは各々独立して0、1〜3の整数を示し、Aは酸素原子、窒素原子、硫黄原子、−SO−、−SO−、−NH−、−O−NH−、−NH−NH−、−S−NH−、−SO−NH−又はSO−NH−を示す。)を示し;
及びRは、Qを含む環上の炭素原子、窒素原子又は硫黄原子上に置換し、各々独立して水素原子、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、ハロゲノアルキル基、シアノ基、シアノアルキル基、アミノ基、アミノアルキル基、N−アルキルアミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミノアルキル基、アシル基、アシルアルキル基、置換基を有してもよいアシルアミノ基、アルコキシイミノ基、ヒドロキシイミノ基、アシルアミノアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルアミノ基、カルボキシアルキルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノアルキル基、カルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイル基、N−アルケニルカルバモイルアルキル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイル基、N−アルケニル−N−アルキルカルバモイルアルキル基、N−アルコキシカルバモイル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイル基、N−アルコキシカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アルコキシカルバモイルアルキル基、1〜3個のアルキル基で置換されていてもよいカルバゾイル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニル基、カルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN−アルキルカルバモイルアルキル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキル基、カルバモイルオキシアルキル基、N−アルキルカルバモイルオキシアルキル基、N,N−ジアルキルカルバモイルオキシアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルアルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環カルボニルオキシアルキル基、アリール基、アラルキル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環アルキル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノアルキル基、アリールスルホニルアミノアルキル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アリールスルホニルアミノカルボニル基、アルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、オキソ基、カルバモイルオキシ基、アラルキルオキシ基、カルボキシアルキルオキシ基、アルコキシカルボニルアルキルオキシ基、アシルオキシ基、アシルオキシアルキル基、アリールスルホニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、アルコキシカルボニルアシル基、アルコキシアルキルオキシカルボニル基、ヒドロキシアシル基、アルコキシアシル基、ハロゲノアシル基、カルボキシアシル基、アミノアシル基、アシルオキシアシル基、アシルオキシアルキルスルホニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、アルコキシアルキルスルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環スルホニル基、置換基を有してもよい3〜6員の複素環オキシ基、N−アルキルアミノアシル基、N,N−ジアルキルアミノアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアシル基、アルキル基上に置換基を有してもよいN,N−ジアルキルカルバモイルアルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアシル基、N−アリールカルバモイル基、N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイル基、N−アリールカルバモイルアルキル基、N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−アリールカルバモイルアルキル基、N−アルキル−N−3〜6員の複素環カルバモイルアルキル基、アミノカルボチオイル基、N−アルキルアミノカルボチオイル基、N,N−ジアルキルアミノカルボチオイル基、アルコキシアルキル(チオカルボニル)基、アルキルチオアルキル基又はN−アシル−N−アルキルアミノアルキル基を示すか、あるいは、R及びRは一緒になって炭素数1〜5のアルキレン基、炭素数2〜5のアルケニレン基、炭素数1〜5のアルキレンジオキシ基又はカルボニルジオキシ基を示す。
で表される化合物又はその塩を反応させて式(14)
【化39】

(式中、R、R、R及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩を得、当該化合物又はその塩を還元して式(11′)
【化40】

(式中、R、R、R及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩とし、次いで当該化合物又はその塩に式(12)
【化41】

(式中、Qは、置換基を有することもあるアリール基、置換基を有することもあるアリールアルケニル基、置換基を有することもあるアリールアルキニル基、置換基を有することもあるヘテロアリール基、置換基を有することもあるヘテロアリールアルケニル基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合炭化水素基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性又は3環性の縮合複素環式基を示し;
は、カルボニル基、スルホニル基、基−C(=O)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=O)−N(R′)−、基−C(=O)−C(=S)−N(R′)−、基−C(=S)−C(=S)−N(R′)−(基中、R′は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−A−N(R″)−(基中、Aは置換基を有することもある炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R″は水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−、基−C(=S)−NH−、基−C(=O)−NH−NH−、基−C(=O)−A−C(=O)−(基中、Aは単結合又は炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)基−C(=O)−A−C(=O)−NH−(基中、Aは炭素数1〜5のアルキレン基を示す。)、基−C(=O)−C(=NOR)−N(R)−、基−C(=S)−C(=NOR)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基又はアルカノイル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−N=N−、基−C(=S)−N=N−、基−C(=NOR)−C(=O)−N(R)−(基中、Rは水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アリール基又はアラルキル基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=N−N(R)(R))−C(=O)−N(R)−(基中、R及びRは各々独立して、水素原子、アルキル基、アルカノイル基、アルキル(チオカルボニル)基を示し、Rは水素原子、水酸基、アルキル基又はアルコキシ基を示す。)、基−C(=O)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−NH−C(=O)−、基−C(=O)−NH−C(=S)−、基−C(=S)−NHC(=S)−、基−C(=O)−NH−SO−、基−SO−NH−、基−C(=NCN)−NH−C(=O)−、基−C(=S)−C(=O)−又はチオカルボニル基を示す。)
で表される化合物又はその塩を反応させることを特徴とする式(8′)
【化42】

(式中、R、R、R、T、Q及びQは前記と同じ)
で表される化合物又はその塩の製造法。

【国際公開番号】WO2005/047296
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【発行日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−515462(P2005−515462)
【国際出願番号】PCT/JP2004/016874
【国際出願日】平成16年11月12日(2004.11.12)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】