説明

チュートリアル・システム、チュートリアル方法、およびチュートリアル・プログラムを記録した記録媒体

【課題】 アプリケーション・ソフトウェアの機能を短時間で確実に習得できるチュートリアル・システムを提供する。
【解決手段】 本発明のチュートリアル・システムは、モード選択部1と、通常モードが選択された場合の処理を行う通常モード処理部2と、チュートリアルの手順や内容を記録するチュートリアルデータ格納部3と、複数のチュートリアルの中からいずれか一つを選択するチュートリアル種類選択部4と、選択されたチュートリアルを実行するチュートリアルモード処理部5と、チュートリアルの進捗状況を格納する進捗状況格納部6と、表示装置7への表示を制御する表示制御部8とを備えている。ユーザが入門モードを選択すると、ユーザが希望する各機能について、初歩的な使い方から高度な使い方まで、段階的に習得できるため、マニュアルや講習等に頼ることなく、きわめて短時間に各機能を習得できる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション・ソフトウェアの機能を習得するためのチュートリアルを実行するチュートリアル・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータ技術の進歩発展により、種々の用途にコンピュータが利用されるようになってきた。また、コンピュータのソフトウェアも進化しつつあり、従来は高価なシステムでしか実行できなかった機能が家庭用のコンピュータで手軽に実行できるようになってきた。
【0003】このようなコンピュータ技術の急速な発展により、ソフトウェアの開発競争も激化しつつあり、各ソフトウェア・メーカは、ソフトウェアの機能向上を図る点に主眼を置いて開発を行っている。ところが、機能があまりにも増えると、機能の選択に手間取り、かえって使い勝手が悪くなるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を回避するため、メニューを階層化して、高度な機能を必要としないユーザに対しては、限られたメニューだけを提供する手法が提案されている。
【0005】しかしながら、メニューを階層化すると、ユーザが希望する機能が最上層のメニューにない場合には、ユーザ自身で下位層のメニューを一つずつ検索していなければならず、所望の機能を選択するまでに時間がかかってしまう。
【0006】この他、ソフトウェアのインストール時に、ユーザが希望する機能だけを個別にインストールできるようにした手法も提案されている。
【0007】しかしながら、インストールしようとするソフトウェアの機能についてあまり精通していないユーザは、どの機能を選択してインストールすればよいのか判断に迷うことが多い。このため、必要な機能がインストールされなかったり、その逆に不必要な機能を数多くインストールしてしまう等の問題が生じる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、種々のアプリケーション・ソフトウェアの機能を短時間で確実に習得できるチュートリアル・システム、チュートリアル方法、およびチュートリアル・プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、アプリケーション・ソフトウェアの機能を習得するためのチュートリアルを実行するチュートリアル・システムにおいて、チュートリアル対象の機能それぞれについて、ユーザの習得結果に応じて、ユーザが選択可能な機能を一部制限する機能制限手段と、チュートリアル対象である個々の機能に関するチュートリアルが終了すると、該機能に関するすべての操作メニューを表示させる機能解除手段と、を備える。
【0010】請求項1の発明では、チュートリアルの最中はユーザが選択できる機能を制限するため、ユーザの操作誤りを低減できる。また、チュートリアルが終了した場合には、ユーザが十分に熟練したと判断して、すべての機能を選択できるようにする。
【0011】請求項2の発明では、ユーザの習得結果を記憶するようにしたため、いったんチュートリアルを中断または終了しても、途中からチュートリアルを継続できる。
【0012】請求項3の発明では、チュートリアルを途中から継続するか、最初からやり直すかを任意に選択できるようにするため、ユーザの個々の熟練度に合わせたチュートリアルが可能になる。
【0013】請求項4の発明では、アプリケーション・ソフトウェアの実行モードとして3つのモードを設けるため、ユーザが必要と感じる場合のみ、チュートリアルを行うことができる。
【0014】請求項5の発明では、チュートリアルの最中は、必要最小限のメニューだけを表示するため、ユーザが操作を誤るおそれがない。
【0015】請求項6の発明では、チュートリアルの最中は、すでにユーザがチュートリアルを行った操作に関するメニューすべてを画面に表示するため、各ユーザは次に行うべきチュートリアルについて、判断に迷うおそれがない。
【0016】請求項7の発明では、チュートリアルの最中は、操作メニューの他に、そのメニューの内容を説明した文章を表示するため、ユーザの理解度を深めることができ、各機能を習得しやすくなる。
【0017】請求項8の発明では、チュートリアルを中断または終了する際、チュートリアルの習得度を示す指標を画面に表示するため、各ユーザは自己の習得度を一目で把握できる。
【0018】請求項9の発明では、チュートリアルを中断または終了する際、すべてのチュートリアルに対する習得度を示す指標を画面に表示するため、すべてのチュートリアルが終わるまでにどの程度かかるのか、予測することができる。
【0019】請求項10の発明では、複数種類のチュートリアルプログラムを予め用意しておくため、そのいずれかをユーザが選択したときに、即座に実行することができる。
【0020】請求項11の発明では、画像処理に関する各機能ごとにチュートリアルプログラムを用意するため、各機能を確実に習得することができる。
【0021】請求項12の発明では、ユーザの操作結果に応じて、次にユーザが操作すべき操作内容を決定するようにしたため、ユーザの操作に応じて選択できる機能が変化するような場合でも、ユーザの操作に即したチュートリアルが行える。
【0022】請求項13の発明では、目次またはメニューの中から任意のチュートリアルを選択できるようにしたため、どれを選べばよいかユーザはわかりやすくなる。
【0023】請求項14の発明では、チュートリアルの目次またはメニューを常に表示するか、あるいはチュートリアルの区切りで表示するようにしたため、チュートリアルの進捗状況を一目で把握できる。
【0024】請求項15の発明では、チュートリアルの目次またはメニューを表示する際、すでにチュートリアルが終わったものとまだチュートリアルを行っていないものとを区別して表示するようにしたため、次に選択すべきチュートリアルを迅速に選択することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチュートリアル・システムおよびチュートリアル方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。本発明に係るチュートリアル・システムは、コンピュータ上で実行されるものであり、通常は、CD-ROM等の記録媒体にプログラムの形態で格納される。
【0026】(第1の実施形態)第1の実施形態のチュートリアル・システムは、種々のアプリケーション・ソフトウェアに組み込まれるものである。以下では、アプリケーション・ソフトウェアの一例である画像処理ソフトウェアにチュートリアル・システムを組み込んだ例について説明する。
【0027】図1は本発明に係るチュートリアル・システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1のチュートリアル・システムは、画像処理ソフトウェアを通常の使い方をする通常モードとチュートリアルを行う入門モードとの切り替えを行うモード選択部1と、通常モードが選択された場合の処理を行う通常モード処理部2と、チュートリアルの手順や内容を記録するチュートリアルデータ格納部3と、複数のチュートリアルの中からいずれか一つを選択するチュートリアル種類選択部4と、選択されたチュートリアルを実行するチュートリアルモード処理部5と、チュートリアルの進捗状況を格納する進捗状況格納部6と、表示装置7への表示を制御する表示制御部8とを備えている。
【0028】(チュートリアル・システムのメイン処理)図2は図1のチュートリアル・システムの処理動作を示すフローチャートである。以下、図2のフローチャートに基づいて、図1のチュートリアル・システムの処理動作を説明する。
【0029】まず、モード選択を行う(ステップS1)。図3は表示装置7に表示されるモード選択画面の一例を示す図である。図3に示すように、画面内には、通常モードを選択するためのボタンB51と、入門モードを選択するためのボタンB52とが表示される。
【0030】一方、過去に入門モードを途中まで行っていた場合には、図4に示すように、通常モードを選択するためのボタンB51と、入門モードを初めから行うためのボタンB52と、入門モードの続きを行うためのボタンB54とが表示される。ユーザが、図3または図4のいずれかのボタンB51〜B54をマウス等でクリックすると、ステップS2以降の処理が行われる。
【0031】なお、図4のモード選択画面を表示する代わりに、図3で入門モードを選択するボタンB52がクリックされると、図5のような画面を表示して、チュートリアルを最初から実行するか、あるいは続きを実行するかを選択してもよい。
【0032】また、複数のユーザが同一のチュートリアル・システムを使用する場合には、図6のような画面を表示して、ユーザごとに入門モードを実行できるようにしてもよい。この場合、図示のように、各ユーザの入門モードの進捗状況(機能達成度や応用項目など)を表示してもよい。
【0033】ステップS1でボタンB51がクリックされると、チュートリアルは行わずに、画像処理ソフトウェアの通常の初期画面を表示して、ユーザの指示に従って通常の処理を行う(ステップS2)。
【0034】ステップS2の処理を行っている最中に、通常モードの終了が指示されると、後述するステップS13の処理を行う(ステップS3)。
【0035】一方、ステップS1でボタンB52〜B54のいずれかがクリックされると、入門モードの初期画面を表示する(ステップS4)。次に、チュートリアルの種類選択を行う画面を表示し、具体的なチュートリアルの種類が選択されたか否かを判定する(ステップS5)。
【0036】図7はチュートリアルの種類を選択する画面表示例を示す図である。図7は、画像処理機能に関する複数のチュートリアル(アルバム、トリミング、色補正、合成、描画、印字、文字、編集、フィルタ、およびフロート)の各機能を選択するためのボタンB1〜B10を横に一列に配置し、すでにチュートリアルが終わったもの(アルバムとトリミング)はボタンを淡色で表示している(図7のボタンB1,B2)。
【0037】なお、チュートリアルの種類を選択する手法は、図7に示したものに限定されない。例えば、図8はチュートリアルの種類を選択するためのメニュー画面を表示する例を示している。図8の例では、ユーザが所望のチュートリアルを簡易かつ誤りなく選択できるように、機能別および目的別に各チュートリアルを分類している。
【0038】一方、図9は各チュートリアルを難易度別に複数のコース(初心者、初級編、中級編、および上級編)に分けた例を示している。この場合、ユーザは、いずれかのコースを選択するだけでよく、個々のチュートリアルを選択しなくて済むため、初歩的な機能から段階的に学習でき、学習効率を向上できる。
【0039】ステップS5で所望のチュートリアルが選択されると、そのチュートリアルの初期画面を表示する(図2のステップS6)。
【0040】一方、ステップS1で図4のボタンB54が選択されると、図1の進捗状況格納部6から進捗データを読み込む(ステップS7)。ここで、進捗データとは、前回までのチュートリアルの進捗状況を記録したデータである。
【0041】次に、前回までのチュートリアルの処理結果を反映させたチュートリアル画面を表示する(ステップS8)。
【0042】ステップS6またはS8の処理が終了すると、ユーザの指示に従ってチュートリアルを行う(ステップS9)。
【0043】チュートリアルを途中まで行ったときに、ユーザによっては、もう一度最初からチュートリアルをやり直すことを希望する場合がある。例えば、以前に学習した操作を忘れてしまった場合などである。チュートリアルを簡易にやり直せるようにするには、画面内にチュートリアルの初期化を指示するボタンを設け、このボタンがクリックされると、チュートリアルの初期化を行うようにすればよい。
【0044】チュートリアルの実行中に、チュートリアルの初期化が指示されると(ステップS10)、ステップS6以降の処理が繰り返される。
【0045】ステップS10で初期化が指示されなかった場合には、次に、チュートリアルの中断または終了が指示されたか否かを判定する(ステップS11)。チュートリアルの中断または終了が指示されなければステップS9に戻り、中断または終了が指示されると、進捗状況を進捗状況格納部6に格納する(ステップS12)。
【0046】次に、画像処理プログラムの終了が指示されたか否かを判定する(ステップS13)。指示されなかった場合にはステップS1に戻り、指示された場合には図2の処理を終了する。
【0047】図2のフローチャートでは、通常モードにいったん入った後に入門モードに変更できるようにしている(ステップS3がYesの場合)。図10は通常モードから入門モードにモード切替を行う画面表示例を示す図である。図10は、メニューバーの「レイヤ」をクリックした状態を示している。図10において、淡色で表示されている項目は、チュートリアルをまだ行っていない項目を示しており、淡色の項目のいずれかをマウス等で選択すると、その項目のチュートリアルが開始される。
【0048】例えば、図11は「レイヤをトリミング」機能を選択した例を示している。この場合、図12に示すように、チュートリアルを開始するか否かを確認するウインドウが表示される。ここで、「はい」を選択すると、この機能のチュートリアルが開始される。
【0049】次に、各チュートリアルの種類ごとに、チュートリアルの具体的内容を説明する。以下では、チュートリアルの具体例として、描画、文字入力、印刷、範囲選択、ファイル入出力、および編集の各機能について説明する。
【0050】(フリーハンド描画)まず、フリーハンドによる描画のチュートリアルについて説明する。図13はフリーハンドによる描画のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。
【0051】最初は、図14に示すように、「ペンの選択」を行う選択ボタンB21とこのボタンの機能説明ウインドウW1を表示する(ステップS21)。
【0052】選択ボタンB21がクリックされると、図15に示すように、描画を指示するウインドウW2を表示する(ステップS22)。このウインドウの指示に従って、ユーザは、図16に示すようにマウスをドラッグして描画を行う。
【0053】ユーザがマウスボタンから手を離した時点、あるいは手を離してから所定時間が経過した後、ユーザの描画が終了したと判断されて、図17に示すように、色の変更を指示するウインドウW3を表示する(ステップS23)。このウインドウ内の左下の逆三角ボタンをユーザがクリックすると、図18に示すように、画面左側に色の選択を行うメニューM1を表示し、かつ次の操作を指示するウインドウW4を表示する(ステップS24)。
【0054】ユーザが図18のメニューから特定の色(例えば、緑)を選択すると、図19に示すように、ユーザが選択した色を確認して描画を指示するウインドウW5を表示する(ステップS25)。図19の指示に従って、ユーザは、図20に示すようにマウスをドラッグして描画を行う。 描画終了が検知されると、図21に示すように、ペン先の設定を指示するウインドウW6を表示する(ステップS26)。このウインドウW6内の左下の逆三角ボタンをユーザがクリックすると、図22に示すように、画面左側にペン先の設定を行うメニューM2を表示し、画面中央付近に次の操作を指示するウインドウW7を表示する(ステップS27)。このウインドウW7の指示に従って、ユーザがペン先の設定を行うと、図23に示すように、描画を指示するウインドウW8を表示する(ステップS28)。
【0055】以上で、描画に関するチュートリアルが終了する。このチュートリアルが終了すると、図24に示すように、描画に関するチュートリアルが終了したことを示すウインドウW9と、描画機能の熟練度を示すグラフG1と、すべてのチュートリアルに対する熟練度を示すグラフG2とを表示する(ステップS29)。また、画面左側には、描画に関する全メニューを表示する。
【0056】(ルーラ描画)次に、ルーラ描画に関するチュートリアルについて説明する。ここで、ルーラ描画とは、特定の図形をペンでなぞるようにして描画するものである。
【0057】図25はルーラ描画のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、ペンを選択するメニューを表示し、ユーザにペンを選ばせる(ステップS41)。
【0058】続いて、所定の図形(例えば、四角形)を選択するメニューを一つだけ表示し、この選択ボタンをユーザに選ばせる(ステップS42)。次に、ユーザに描画範囲を選択させる(ステップS43)。例えば、ステップS42で四角形を選択した場合には、四角形の範囲を選択させる。
【0059】続いて、描画開始ボタンを表示し、このボタンをユーザにクリックさせる(ステップS44)。ユーザがこのボタンをクリックすると、描画を行う。以上の処理が終了すると、図26に示すように、ステップS42で選択した以外の図形を選択するメニューを表示し(ステップS45)、次に描画範囲を設定した後、描画開始ボタンを表示する(ステップS46)。この図形の描画が終わると、ルーラ描画に関する全メニューを表示する(ステップS47)。
【0060】(文字入力)次に、文字入力に関するチュートリアルについて説明する。このチュートリアルでは、対象となる画像(以下、対象画像)上に文字を配置する処理を行う。
【0061】図27は文字入力のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、文字を入力する枠を表示し、文字の入力を指示するウインドウを表示する(ステップS61)。この指示を受けて、ユーザがキーボード等により文字を入力すると、この文字を合成対象の画像上に表示する(ステップS62)。
【0062】続いて、対象画像上の文字の配置位置を、マウスのドラッグにより調整する(ステップS63)。文字の周囲には枠線が表示されるため、この枠線内にマウスカーソルを置いてドラッグすることにより、任意の位置に文字を配置することができる。
【0063】続いて、枠線の四隅のいずれかをドラッグして、文字のサイズを調整する(ステップS64)。続いて、フォントの種類を選択するメニューを表示し、ユーザに新たなフォントを選ばせるステップS65)。例えば、「MS明朝」から他の種類のフォントに変更する。
【0064】続いて、フォントの種類を変更するためのボタンを表示し、このボタンの機能説明ウインドウを表示する(ステップS66)。フォントの種類を変更しただけでは、すぐにはフォントの種類は切り替わらないため、ウインドウを表示して、フォントの種類を変更する手順をわかりやすく説明する。
【0065】続いて、フォントの書体を変更するボタンを表示する(ステップS67)。変更可能な書体は、例えば、斜体や太字などである。
【0066】このボタンがクリックされると、続いて、文字の特殊効果を行うメニューを表示する(ステップS68)。ここで、特殊効果とは、複雑な文字装飾を行うものであり、例えば、波のように変形したり、文字が発光しているように見せるなどである。これらの文字装飾のうち、効果の大きいものを一つだけ選択させる。
【0067】メニュー中からいずれかの特殊効果が選択されると、次に特殊効果のすべてのメニューを表示する(ステップS69)。
【0068】(印刷)次に、印刷機能に関するチュートリアルについて説明する。図28は印刷機能のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、図29に示すように、印刷メニュー画面を表示し、画面内の各項目と次の操作を説明したウインドウW10を表示する(ステップS81)。
【0069】続いて、図30に示すように、画像の出力位置を記録紙の中心に配置することを指示するボタンB22とこのボタンの機能説明ウインドウW11とを表示する(ステップS82)。このボタンB22をユーザがクリックすると、図31に示すように、画像が用紙の中心に移動される。このとき、図示のように画像の左右がはみ出してしまうので、次に、サイズの変更を指示するウインドウW12を表示する(ステップS83)。
【0070】続いて、図32に示すようにサイズ変更ボタンB23とこのボタンの機能説明ウインドウW13とを表示する(ステップS84)。このウインドウW13の説明に従って、ユーザはマウスをドラッグしてサイズ変更を行う。
【0071】ユーザがドラッグ操作を終了すると、図33に示すように、画像の最大配置を指示するウインドウW14を表示する(ステップS85)。次に、図34に示すように最大配置ボタンB24とこのボタンの機能説明ウインドウW15とを表示する(ステップS86)。
【0072】ユーザが最大配置ボタンB24をクリックすると、図35に示すように、縦横比を変えずに、表示領域の横一杯に対象画像を拡大表示する(ステップS87)。このとき、画像の移動やサイズ変更を数値入力によっても行えることを説明したウインドウW16を表示する。
【0073】ウインドウW16内の左下の逆三角ボタンをユーザがクリックすると、図36に示すように数値入力画面を表示し、数値の入力方法を説明したウインドウW17を表示する(ステップS88)。
【0074】ウインドウW17内の左下の逆三角ボタンをユーザがクリックすると、図37に示すように印刷ボタンB25とこのボタンの機能説明ウインドウW18とを表示する(ステップS89)。
【0075】以上で、印刷機能に関するチュートリアルが終了する。チュートリアルが終了すると、印刷機能に関する全メニューを表示する(ステップS90)。
【0076】(範囲選択)次に、範囲選択に関するチュートリアルについて説明する。図38は範囲選択のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、「図形の選択」メニューを表示する(ステップS101)。
【0077】次に、ユーザが図形の選択を行った場合には「領域の選択」メニューを表示する(ステップS102)。次に、ユーザが領域の選択を行った場合には「領域に対する操作」メニューを表示する(ステップS103)。
【0078】次に、ユーザが領域に対する操作を行った場合には、範囲選択に関するすべてのチュートリアルが終了したと判断して、範囲選択に関するすべてのメニューを表示する(ステップS104)。
【0079】(ファイル入出力)次に、ファイル入出力に関するチュートリアルについて説明する。図39はファイル入出力のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、「ファイルの読み込み」メニューを表示する(ステップS121)。
【0080】次に、ユーザがファイルの読み込みを行ったか否かを判定し、ファイルの読み込みを行った場合には「ファイルの保存」メニューを表示する(ステップS122)。
【0081】次に、ユーザがファイルの保存を行ったか否かを判定し、ファイルの保存を行った場合には「ファイルの整理」メニューを表示する(ステップS123)。
【0082】次に、ユーザがファイルの整理を行ったか否かを判定し、ファイルの整理を行った場合には、ファイル入出力に関するすべてのチュートリアルが終了したと判断して、ファイル入出力に関するすべてのメニューを表示する(ステップS124)。
【0083】(編集)次に、編集に関するチュートリアルについて説明する。図40は編集のチュートリアルの処理手順を示すフローチャートである。まず、「データのコピー」メニューを表示する(ステップS141)。
【0084】次に、ユーザがデータのコピーを行った場合には「データの貼り付け」メニューを表示する(ステップS142)。次に、ユーザがデータの貼り付けを行った場合には「データの削除」メニューを表示する(ステップS143)。次に、ユーザがデータの削除を行った場合には、編集に関するすべてのメニューを表示する(ステップS144)。
【0085】このように、第1の実施形態では、ユーザが入門モードを選択すると、ユーザが希望する各機能について、初歩的な使い方から高度な使い方まで、段階的に習得できるようにしたため、マニュアルや講習等に頼ることなく、きわめて短時間に各機能を習得することができる。
【0086】また、チュートリアルを行っている最中は、表示するメニューの数を制限するようにしたため、ユーザが操作を誤るおそれがなくなり、複雑で高度な機能であっても、確実に習得することができる。
【0087】さらに、チュートリアルの途中で、最初からチュートリアルをやり直すことができるようにしたため、ユーザが習得するまで、何度でもチュートリアルを繰り返すことができる。
【0088】また、チュートリアルの種類が数多く存在する場合には、チュートリアルの目次やメニューをわかりやすく表示し、すでにチュートリアルが終わったものとそうでないものを区別して表示するようにしたため、ユーザが希望するチュートリアルを簡易かつ迅速に選択することができる。
【0089】さらに、すでに行ったチュートリアルの達成度をグラフや数値等で表示するようにしたため、ユーザは自己の熟練度を一目で把握することができる。
【0090】(第2の実施形態)第1の実施形態では、アプリケーション・ソフトウェアを立ち上げたときに、通常モードと入門モードの選択を行う例を説明したが、このようなモード切替が存在しないシステムも考えられる。
【0091】すなわち、最初は必ずチュートリアルを行い、チュートリアルの過程が終了すると、自動的に通常モードに移行するシステムである。
【0092】図41はチュートリアル・システムの第2の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。まず、チュートリアルの進捗データが存在するか否かを判定する(ステップS201)。
【0093】進捗データが存在する場合には、図5に示すような選択メニューを表示する(ステップS202)。次に、選択メニューから「チュートリアル続き」ボタンB54がクリックされたか否かを判定し(ステップS203)、Yesの場合には進捗データの読み込みを行う(ステップS204)。続いて、直前のチュートリアルの処理結果を反映させたチュートリアル画面を表示する(ステップS205)。
【0094】ステップS201で進捗データが存在しないと判定された場合、あるいはステップS203で入門モードを最初から行うと判定された場合、入門モードの初期画面を表示する(ステップS206)。
【0095】次に、チュートリアルの種類が選択されたか否かを判定し(ステップS207)、選択されると、選択されたチュートリアルの初期画面を表示する(ステップS208)。
【0096】ステップS205またはS208の処理が終了すると、チュートリアルを実行する(ステップS209)。チュートリアルの実行中に、チュートリアルの初期化が指示されたか否かを判定する(ステップS210)。
【0097】初期化が指示されるとステップS208の処理を行う。初期化が指示されない場合は、チュートリアルの中断または終了が指示されたか否かを判定する(ステップS211)。
【0098】チュートリアルの中断または終了が指示されなかった場合は、ステップS209に戻り、指示された場合は、チュートリアルの進捗状況を進捗状況格納部6に格納する(ステップS212)。
【0099】ステップS212の処理が終わった後、チュートリアルの全過程が終了したか否かを判定する(ステップS213)。まだ終わっていないチュートリアルが存在する場合にはステップS202に戻り、すべてのチュートリアルが終了した場合には通常モードに移行する(ステップS214)。
【0100】このように、第2の実施形態では、アプリケーション・ソフトウェアを使い始めた当初は必ず入門モードを実行し、入門モードのすべてのチュートリアルが終了すると自動的に通常モードに移行するようにしたため、ユーザがモード切替を行う必要がなくなり、使い勝手が向上する。また、ユーザは必ずチュートリアルを行うことになるため、アプリケーション・ソフトウェアの特徴的な機能を短時間で確実に習得することができる。
【0101】(第3の実施形態)上述した第1および第2の実施形態では、チュートリアルの処理手順が予め定まっている例を説明した。ところが、チュートリアルの処理手順は常に固定である必要はなく、場合によっては、処理手順が変化してもよい。
【0102】例えば、印刷機能のチュートリアルを行う例について説明する。図42(a)は印刷対象となる画像が標準の設定で記録紙のサイズより大きい例を示し、逆に図42(b)は印刷対象となる画像が記録紙のサイズより小さい例を示している。
【0103】図42(a)の場合、まず記録紙の位置設定を行う機能に関する説明が表示され、その後、図43(a)に示すように、中心配置ボタンB31が表示される。一方、図42(b)の場合、まず最大配置を行う機能に関する説明が表示された後、図43(b)に示すように、最大配置ボタンB32が表示される。
【0104】ユーザが図43(a)の中心配置ボタンB31をクリックすると、図44(a)に示すように、印刷対象画像が記録紙の中心に配置される。一方、ユーザが図43(b)の最大配置ボタンB32をクリックすると、図44(b)に示すように、印刷対象画像のサイズが記録紙のサイズまで拡大される。
【0105】図44(a)の次には、図45(a)に示すように、サイズ変更ボタンとその説明が表示される。一方、図44(b)の次には、図45(b)に示すように、最大配置ボタンB32とその説明が表示される。
【0106】ユーザが図45(a)のサイズ変更ボタンB33をクリックすると、図46(a)に示すように、印刷対象画像のサイズが変更されて記録紙の中央に配置される。一方、ユーザが図45(b)の最大配置ボタンB32をクリックすると、図46(b)に示すように、印刷対象画像が記録紙の上下均等位置に配置される。
【0107】図46(a)の次には、図47(a)に示すように、最大配置ボタンB32とその説明が表示される。一方、図46(b)の次には、図47(b)に示すように、サイズ変更ボタンB33とその説明が表示される。
【0108】ユーザが図47(a)の最大配置ボタンB32をクリックすると、図48(a)に示すように、印刷対象画像のサイズが変更されて記録紙の左右いっぱいに表示される。一方、ユーザが図47(b)のサイズ変更ボタンB33をクリックすると、図48(a)に示すように、印刷対象画像のサイズが変更されて、記録紙の中央に配置される。
【0109】図48(a)または図48(b)の画面が表示された後は、いずれも共通のチュートリアルが行われる。すなわち、図48(c)に示す画面が表示されて、数値入力のチュートリアルが行われる。
【0110】(第4の実施形態)上述したチュートリアルを行っている最中に、ユーザが自己の進捗状況を確認したい場合がある。このような場合に、チュートリアルの目次を表示するのが望ましい。
【0111】チュートリアルの目次を表示する手法として、(1)ユーザから指示があったときに目次を表示する手法、(2)チュートリアル中に常に目次を表示する手法、および(3)チュートリアルが一段落したときに目次を表示する手法などがある。また、ソフトウェアの起動時に、チュートリアルの目次を表示してもよい。
【0112】上記の(1)の手法で目次を表示する場合、例えばメニューバーやタスクバーに「チュートリアル」という項目を設け、この項目のサブメニューに、「チュートリアルの起動」や「チュートリアルのメニュー」等の項目を設ければよい。
【0113】一方、上記の(2)の手法で目次を表示する場合、例えば図49に示すように、画面内に小さなウインドウW21(図49のチュートリアル・ナビゲータ)を表示し、このウインドウ内に目次を表示するとともに、現在行っているチュートリアルに目印(図49の逆三角マーク)を付ける。チュートリアルを行っている最中、図49のウインドウW21を常に表示するようにすれば、ユーザは自己の進捗状況を確認しながらチュートリアルを行うことができる。
【0114】一方、上記の(3)の手法で目次を表示する場合、例えば図50に示すように、一つのチュートリアルが終わった時点で、目次を記載したウインドウW22を表示する。目次の表示形態は図50に示すものに限定されない。
【0115】上述した第1および第2の実施形態で説明したチュートリアル・システムは、ハードウェアで構成しても、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、チュートリアル・システムを構成するプログラムをフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させればよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の携帯可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
【0116】また、チュートリアル・システムを構成するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、このプログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
【0117】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、チュートリアルの最中はユーザが選択できる機能を制限し、チュートリアルが終了するとすべての機能を選択できるようにしたため、ユーザが操作を誤るおそれがない。また、ユーザは、初歩的な機能から段階を追って各機能を習得できるため、各機能の全容を短時間で漏れなく把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチュートリアル・システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1のチュートリアル・システムの処理動作を示すフローチャート。
【図3】表示装置に表示されるモード選択画面の一例を示す図。
【図4】モード選択画面の変形例を示す図。
【図5】チュートリアルモードの選択画面を示す図。
【図6】複数のユーザが使用する場合のユーザ指定画面を示す図。
【図7】チュートリアルの種類を選択する画面表示例を示す図。
【図8】チュートリアルの種類を選択するためのメニュー画面を表示する例を示す図。
【図9】チュートリアルを難易度別に複数のコースに分けた例を示す図。
【図10】通常モードから入門モードにモード切替を行う画面表示例を示す図。
【図11】「レイヤをトリミング」機能を選択した例を示す図。
【図12】チュートリアルを開始するか否かを確認するウインドウの表示例を示す図。
【図13】フリーハンドによる描画のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図14】ペンの選択を行う選択ボタンの表示例を示す図。
【図15】描画を指示するウインドウの表示例を示す図。
【図16】描画例を示す図。
【図17】色の変更を指示するウインドウの表示例を示す図。
【図18】色の選択を行うメニューの表示例を示す図。
【図19】色の変更例を示す図。
【図20】描画例を示す図。
【図21】ペン先の設定を指示するウインドウの表示例を示す図。
【図22】ペン先の設定を行うメニューの表示例を示す図。
【図23】描画を指示するウインドウの表示例を示す図。
【図24】描画に関するチュートリアルの終了画面を示す図。
【図25】ルーラ描画のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図26】ルーラ描画に関するチュートリアルの画面表示例を示す図。
【図27】文字入力のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図28】印刷機能のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図29】印刷メニュー画面の表示例を示す図。
【図30】中心配置ボタンの表示例を示す図。
【図31】画像を中心に配置した結果を示す図。
【図32】サイズ変更ボタンの表示例を示す図。
【図33】最大配置を指示するウインドウの表示例を示す図。
【図34】最大配置ボタンの表示例を示す図。
【図35】表示領域の横一杯に対象画像を拡大表示した例を示す図。
【図36】数値入力画面の表示例を示す図。
【図37】印刷ボタンの表示例を示す図。
【図38】範囲選択のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図39】ファイル入出力のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図40】編集のチュートリアルの処理手順を示すフローチャート。
【図41】チュートリアル・システムの第2の実施形態の処理手順を示すフローチャート。
【図42】場合によってチュートリアルの順序が異なる例を示す図。
【図43】図42に続く図。
【図44】図43に続く図。
【図45】図44に続く図。
【図46】図45に続く図。
【図47】図46に続く図。
【図48】図47に続く図。
【図49】チュートリアル・ナビゲータの表示例を示す図。
【図50】チュートリアルが一区切りしたときに表示されるチュートリアル・ナビゲータの表示例を示す図。
【符号の説明】
1 モード選択部
2 通常モード処理部
3 チュートリアルデータ格納部
4 チュートリアル種類選択部
5 チュートリアルモード処理部
6 進捗状況格納部
7 表示装置
8 表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】アプリケーション・ソフトウェアの機能を習得するためのチュートリアルを実行するチュートリアル・システムにおいて、チュートリアル対象の機能それぞれについて、ユーザの習得結果に応じて、ユーザが選択可能な機能を一部制限する機能制限手段と、チュートリアル対象である個々の機能に関するチュートリアルが終了すると、該機能に関するすべての操作メニューを表示させる機能解除手段と、を備えることを特徴とするチュートリアル・システム。
【請求項2】チュートリアルを中断または終了する際、ユーザの習得結果を記憶する習得結果記憶手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のチュートリアル・システム。
【請求項3】チュートリアルを中断または終了した後、再度チュートリアルを行う場合、前記習得結果記憶手段に記憶された習得結果を踏まえてチュートリアルを継続するか、あるいはチュートリアルを最初から行うかを選択する開始選択手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のチュートリアル・システム。
【請求項4】前記開始選択手段は、アプリケーション・ソフトウェアを通常に動作させる第1のモードと、チュートリアルを最初から実行する第2のモードと、前記習得結果記憶手段に記憶された習得結果を踏まえてチュートリアルを途中から実行する第3のモードとの中から、いずれか一つのモードを選択することを特徴とする請求項3に記載のチュートリアル・システム。
【請求項5】前記機能制限手段は、チュートリアルの最中は、ユーザが次に習得すべき操作に関係のないメニューの表示を制限することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項6】前記機能制限手段は、チュートリアル対象である所定の機能について、ユーザが次に習得すべき操作に関するメニューを画面に表示させる際、すでに習得した操作に関するメニューすべてを画面に表示させることを特徴とする請求項5に記載のチュートリアル・システム。
【請求項7】ユーザが次に習得すべき操作に関するメニューを画面に表示させる際、該メニューの内容を説明した文章を、前記メニューとともに表示させる説明表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項8】チュートリアルを中断または終了する際、該チュートリアルの習得度を示す指標を画面に表示させる個別習得度表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項9】チュートリアルを中断または終了する際、直前まで行っていたチュートリアルだけでなく、すべてのチュートリアルに対する習得度を示す指標を画面に表示させる全体習得度表示制御手段を備える請求項1〜8のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項10】複数のチュートリアルの処理手順を示すチュートリアルプログラムをそれぞれ格納するチュートリアルプログラム格納手段と、前記複数のチュートリアルの中からいずれかのチュートリアルを選択するチュートリアル種類選択手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項11】前記アプリケーション・ソフトウェアは画像処理を目的としたものであり、前記チュートリアルプログラム格納手段は、描画、範囲選択、文字入力、ファイル入出力、編集、および印刷の少なくともいずれかの機能に関するチュートリアルプログラムを格納することを特徴とする請求項10に記載のチュートリアル・システム。
【請求項12】チュートリアルの実行中に、ユーザの操作結果に応じて、次にユーザが操作すべき操作内容を決定する操作内容決定手段を備え、前記機能制限手段は、前記操作内容決定手段が決定した操作に関するメニューを表示させることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項13】ユーザが任意に選択可能なチュートリアルの種類を示す目次またはメニューを表示させる目次/メニュー表示制御手段と、表示された目次またはメニューの中から任意のチュートリアルを選択するチュートリアル選択手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のチュートリアル・システム。
【請求項14】前記目次/メニュー表示制御手段は、チュートリアルの最中に常に目次またはメニューを表示させるか、あるいは、チュートリアルの処理上の区切りで目次またはメニューを表示させることを特徴とする請求項13に記載のチュートリアル・システム。
【請求項15】前記目次/メニュー表示制御手段は、チュートリアルの目次またはメニューを表示させる際、すでにチュートリアルが終わったものとまだチュートリアルを行っていないものとを区別して表示させることを特徴とする請求項14に記載のチュートリアル・システム。
【請求項16】アプリケーション・ソフトウェアの機能を習得するためのチュートリアルを実行するチュートリアル方法において、チュートリアル対象の機能それぞれについて、ユーザの習得結果に応じて、ユーザが選択可能な機能を一部制限するステップと、チュートリアル対象の所定の機能に関するチュートリアルがすべて終了すると、該機能に関するすべての操作メニューを表示させるステップと、を備えることを特徴とするチュートリアル方法。
【請求項17】アプリケーション・ソフトウェアの機能を習得するためのチュートリアルを実行するチュートリアル・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、チュートリアル対象の機能それぞれについて、ユーザの習得結果に応じて、ユーザが選択可能な機能を一部制限するステップと、チュートリアル対象の所定の機能に関するチュートリアルがすべて終了すると、該機能に関するすべての操作メニューを表示させるステップと、を実行可能なチュートリアル・プログラムを記録した記録媒体。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図2】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図42】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【公開番号】特開2001−356858(P2001−356858A)
【公開日】平成13年12月26日(2001.12.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−178402(P2000−178402)
【出願日】平成12年6月14日(2000.6.14)
【出願人】(596046118)株式会社市川ソフトラボラトリー (19)
【Fターム(参考)】