説明

チューブ溶着装置及びチューブ溶着装置システム

【課題】操作部材を掌で握る圧力を加える向きを変えることなくチューブを溶着することができる、チューブ溶着装置及びチューブ溶着装置システムを提供すること。
【解決手段】本体ハウジング(2)の前方端面に第一電極(3)と可動部材(6)を装着し、前記可動部材(6)における前記第一電極(3)に対向する位置に第二電極(4)を装着し、前記可動部材(6)を前記本体ハウジング(2)の前後方向に移動させるための操作部材(10)を本体ハウジング(2)に装着し、前記第一電極(3)と前記第二電極(4)を、当該電極(3、4)の長辺が、本体ハウジング(2)の前方垂下壁面に対して、略垂直方向になるように装着したチューブ溶着装置(1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型軽量化して携帯可能であり、ポリ塩化ビニル製等の熱可塑性のチューブを第一電極(陽電極)と第二電極(陰電極)で挟持して圧力を加えながら、第一電極(陽電極)から第二電極(陰電極)に高周波電流を通電して加熱することでチューブを溶着するチューブ溶着装置の改良に関する。
特に本発明は、第一電極(陽電極)及び/又は第二電極(陰電極)を方向可変式または脱着交換式にすることで、チューブを溶着する方向を容易に変更できるチューブ溶着装置とチューブ溶着装置システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、例えば特許文献1から特許文献6に例示するように、本体ハウジングの前方端面に第一電極(陽電極)と可動部材を装着し、前記可動部材における前記第一電極(陽電極)に対向する位置に第二電極(陰電極)を装着し、前記可動部材を前記本体ハウジングの前後方向に移動させるための操作部材(トリガーレバー)を本体ハウジングに装着し、操作部材を掌の握る力で第一電極(陽電極)と第二電極(陰電極)を動作させてチューブを挟持し、圧力を加えながら溶着する方式を採用している携帯型のチューブ溶着装置が開示され、実用化されている。
これらのチューブ溶着装置では第一電極(陽電極)と第二電極(陰電極)がチューブを挟持する動作を行う向きと、掌が操作部材(トリガーレバー)を握る力を加える向きは固定されている。
さらに詳述すれば特許文献1(特開平5−131546)と特許文献2(実開平5−92110)の携帯型のチューブ溶着装置は、図9に例示したチューブ溶着装置201ように、第一電極203と第二電極204を、当該電極203、204が、本体ハウジング202の前方垂下壁面に対して、同じ方向(平行、縦方向)に配置されている。
このようなチューブ溶着装置201では、溶着を行う対象のチューブTは、例えば図9に例示するように、第一電極203(陽電極)と第二電極204(陰電極)が動作する方向に交差するように配置して挟持して溶着する方法が一般的であった。
【0003】
さらに詳述すれば図10に例示するように、日本赤十字社の血液センターで実施されている献血由来の血液から白血球を除去する工程では、血液を採取した血液バッグ100から落差で白血球成分などを除去するフィルタ101を通してろ過バッグ102へ移す作業を行う。
血液のろ過が終了した後、フィルタ101の下側に位置するチューブ103に対してチューブ溶着装置104で溶着を行う手順があるが、このときチューブ103は縦に配置されており、そのままの状態で溶着を行うにはチューブ溶着装置104自体の方向を変えるか、チューブ103を持ち上げてチューブ103の方向を変える必要があり、複数のろ過工程を行う場合は作業者の負担が大きく、改善が望まれていた。
【0004】
【特許文献1】特開平5−131546(特許請求の範囲、図1)
【特許文献2】実開平5−92110(実用新案登録請求の範囲、図1)
【特許文献3】特開平6−106623(特許請求の範囲、図1)
【特許文献4】特開平7−195523(特許請求の範囲、図1)
【特許文献5】実開平4−128828(実用新案登録請求の範囲、図1)
【特許文献6】特開平6−78996(特許請求の範囲、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする問題点は、従来の特許文献1から特許文献6のチューブ溶着装置では第一電極(陽電極)と第二電極(陰電極)がチューブを挟持する動作を行う向きと、掌が操作部材(トリガーレバー)を握る力を加える向きは固定されているので、チューブの配置により、チューブ溶着装置の向きを変えたり、チューブの位置を移動させないといけないので、操作が煩わしい点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明は、本体ハウジング(2)の前方端面に第一電極(3)と可動部材(6)を装着し、
前記可動部材(6)における前記第一電極(3)に対向する位置に第二電極(4)を装着し、
前記可動部材(6)を前記本体ハウジング(2)の前後方向に移動させるための操作部材(10)を本体ハウジング(2)に装着し、
前記第一電極(3)と前記第二電極(4)を、当該電極(3、4)の長辺が、本体ハウジング(2)の前方垂下壁面に対して、略垂直方向になるように装着したチューブ溶着装置(1)を提供する。
[2]本発明は、本体ハウジング(2)の前方端面に第一電極(3)と可動部材(6)を装着し、
前記可動部材(6)における前記第一電極3に対向する位置に第二電極(4)を装着し、
前記可動部材(6)を前記本体ハウジング(2)の前後方向に移動させるための操作部材(10)を本体ハウジング(2)に装着し、
前記第一電極(3)は、向きを変えられるように方向転換部材(3A)を介して、本体ハウジング(2)の前方端面に装着し、
前記可動部材(6)は、ジョイント(8)を介して前方部(6F)と後方部(6B)を連結することにより形成し、前記ジョイント(8)を介して、
(a)前記前方部(6F)の向きを変えるかまたは、
(b)前記前方部(6F)を、他の形状のものに交換することにより、
前記第二電極(4)を、前記第一電極(3)と対向する位置に配置できるようにしたチューブ溶着装置(1)を提供する。
[3]本発明は、本体ハウジング(2)に表示部(40)を装着し、表示部(40)を液晶画面または有機ELで形成した[1]または[2]に記載のチューブ溶着装置(1)を提供する。
[4]本発明は、[1]から[3]のいずれか1項に記載のチューブ溶着装置(1)と少なくとも二つ以上のバッテリー(51)に充電を行うことのできる電源供給装置(50)から構成されるチューブ溶着装置システムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のチューブ溶着装置は、
(1)操作部材(トリガーレバー)を掌で握る力を加える方向は一定にして、チューブに対して挟持する力を加える第一電極(陽電極)と第二電極(陰電極)の向きを変更できるので、操作部材10を掌で握る圧力を加える向きを変えることなくチューブを溶着することができる。
(2)例えば日本赤十字社の血液センターで実施される血液ろ過工程において、吊り下げられている状態の血液ろ過バッグとフィルターを切り分ける処理を行うことを容易にできる。チューブを溶着する処理に関わる作業者の負担を軽減する事ができる。
(3)表示部に液晶画面または有機ELを採用することで、例えば、電源が入っている状態、内蔵しているバッテリー30の逐電量が不足している状態、高周波電流が流れている状態、加熱溶着後のチューブを冷却している状態、装置に不具合がある状態が理解しやすくなり、作業者が状態を容易に認識できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は本発明のチューブ溶着装置の概略図(断面図)、図2は本発明のチューブ溶着装置の概略図(外観図)、図3は電極付近の拡大図、図4は使用状態図(開始)、図5は使用状態図(発振スイッチオン)、図6は使用状態図(完了スイッチオン)、図7はシステム構成図(電源供給装置の拡大図)、図8はシステム構成図である。
【0009】
[チューブ溶着装置1]
本発明のチューブ溶着装置1は、図1から図3に例示するように、前方部が屈曲した略矩形状の本体ハウジング2の前方端面に第一電極3と可動部材6を装着し、可動部材6における第一電極3に対向する位置に第二電極4を装着している。
本体ハウジング2の底面に、可動部材6を本体ハウジング2の前後方向に移動させる操作部材10が装着されている。
第一電極3と第二電極4は、当該電極3、4の長辺が、本体ハウジング2の前方垂下壁面に対して、略垂直方向となるように配置している。
「略垂直方向」とは、図3に例示するように本体ハウジング2の前方垂下壁面の延長線L1に対して、第一電極3と第二電極4の長辺の延長線L2が、略垂直に交わるように配置することを意味する。
可動部材6は、図1に例示するように、本体ハウジング2内に埋設された部分(後方部6B)と本体ハウジング2の前方端面にわたって突出して配置される部分(前方部6F)からなる。前方部6Fと後方部6Bは図1に例示するようにジョイント8を介して連結してもよいし、ジョイント8なしに一体に連結してもよい。
【0010】
前方部6Fは、さらに図2と図3に例示するように、第二電極4を、第一電極3とともに本体ハウジング2の前方垂下壁面に対して、略垂直方向となるように配置(保持)できる形状に形成される。図2の例示では略L字状の台座を二個合体させて形成している。
前方部6Fは、第二電極4を、第一電極3とともに、本体ハウジング2の前方垂下壁面に対して、略垂直方向となるように配置(保持)できる形状であれば(略L字状の台座を二個合体させたもの以外に)何でも良い。
後方部6Bに、後述するレバー駆動部材11が連結される。
【0011】
[第一電極3と第二電極4の向きの変更]
チューブの配置、作業の目的に応じて、本発明のチューブ溶着装置1は、第一電極3と第二電極4は、当該電極3、4の長辺が、本体ハウジング2の前方垂下壁面に対して、同じ方向(平行、縦方向)から略垂直方向、略垂直方向から同じ方向(平行、縦方向)となるように向き(配置)を変更することができる。
以下これらの手段の一例について例示する。
図1から図3に例示するように、第一電極3は、向きを変えられるように方向転換部材3Aを介して、本体ハウジング2の前方端面に装着している。
可動部材6は、ジョイント8を介して前方部6Fと後方部6B連結することにより形成し、前記ジョイント8を介して、(a)前記前方部6Fの向きを変えるかまたは、
(b)前記前方部6Fを、他の形状のものに交換することにより、前記第二電極4を、前記第一電極3と対向する位置に配置できるようにすることができる。
可動部材6の前方部6Fの形状を変えることで、第一電極3と第二電極4の向きを変えることができる。可動部材6の前方部6Fの形状を変えて第二電極4の向きを変えた場合は、第一電極3の向きも対向する方向に配置することができる。
図9の説明で述べたように、ろ過台105に採血バッグ100をぶら下げてろ過を行い、ろ過後にフィルタ101とろ過バッグ102を切り離す工程では、
従来のように第一電極3と第二電極4を、当該電極3、4が、本体ハウジングの前方垂下壁面に対して、同じ方向(平行、縦方向)に配置されている場合、図10の作業のように、チューブ溶着装置1の縦向きのシール方向では、チューブ溶着装置の向きを横に寝かせた状態にしなければならず、操作部材を10掌握するときにかかる手首の負担が大きく、複数のチューブ103を連続で処理する場合、作業性が悪いという課題がある。そこで本発明のように、第一電極3と第二電極4の方向を略垂直に変更できるようにすれば、チューブ溶着本体の向きを変えることなく、作業者の手首の負担を少なくして作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
なお必要に応じて、第一電極3(陽極)には細長い凸型の突起3Bを形成し、チューブを溶着した部分にスリット状の凹型の窪みを残し、溶着部分を引き裂くことを容易にする機能を付与することができる。
【0012】
[操作部材10(トリガーレバー)とレバー駆動部材11]
操作部材10(トリガーレバー)には、圧縮ばね12が内臓され、操作部材10(トリガーレバー)は、レバー駆動部材11を介して、可動部材6の後方部6Bと連結されている。
通常、操作部材10は、圧縮ばね12の保持力により、本体ハウジング2から突起した状態にある(図4参照)。
本体ハウジング2を掌握した状態(図5、図6参照)で、操作部材10を本体ハウジング2の内側に向けて引くと、圧縮ばね12は収縮し、可動部材6の前方部6Fの一部は、本体ハウジング2内に押し込まれ、それに連結している可動部材6の後方部6Bは、本体ハウジング2内部をバッテリー30側に水平に摺動する。
操作部材10を離すと、圧縮ばね12の反発する力により、本体ハウジング2から突出する。レバー駆動部材11は、動作に連動し、本体ハウジング2から外に押し出され(図6から図4の状態参照)、それに連結している可動部材6の後方部6Bは本体ハウジング2内部をバッテリー30側とは反対方向に摺動する。
以上のように、操作部材10を引くと可動部材6の後方部6Bが摺動する一連の動作により、第一電極3と第二電極4の間に挟んだチューブに対して圧力を加えることができる。
【0013】
[発振スイッチ/完了スイッチ20]
本体ハウジング2の後方端面には、発振スイッチ/完了スイッチ20が配置されており、可動部材6の後方部6Bが進行した距離に応じて、発振スイッチ/完了スイッチ20がON・OFFされるようになっている。
発振スイッチ/完了スイッチ20の位置は、スイッチ調整孔21により調整することができるようになっている。
【0014】
図4に例示するように第一電極3と第二電極4間にチューブを配置し、操作部材10を本体ハウジング2側に引き、チューブを挟む動作を行うと、可動部材6の後方部6Bがバッテリー30側に摺動し、まず先に発振スイッチ20がON状態となる。(図5参照)すると発振回路5が作動し、第一電極3から第二電極4に対して高周波電流が流れる。高周波電流はチューブを流れる際に誘電加熱現象を発生させ、熱によってチューブを溶かす。チューブは次第にとかされてゆき、挟む圧力を更に加えることによって第二電極4は第一電極3に近づいてゆき、可動部材6の後方部6Bも更にバッテリー30側に摺動すると今度は完了スイッチ20がON状態になる。完了スイッチ20がON状態になると、発振回路5が停止し、第一電極3と第二電極4には電流が流れなくなる。(図6参照)
【0015】
[バッテリー30]
本体ハウジング2は、バッテリー30を図1に例示するように内蔵してもよいし、あるいは外部に装着(図示せず)してもよい。
バッテリー30はチューブを溶着する回数に応じて容量を変更することができる。容量に応じて容積が異なるが、容量の小さい物は本体ハウジング2内蔵できる。
容量の大きい物は本体ハウジング2に内蔵と、本体ハウジング2外部に装着するように併せて使用できる。
【0016】
[表示部40等]
図1に例示するように、本体ハウジング2の前方上部に、表示部40を装着している。
表示部40では電源が入っている状態、内蔵しているバッテリー30の逐電量が不足している状態、高周波電流が流れている状態、加熱溶着後のチューブを冷却している状態、装置に不具合がある状態などを表示することができる。
表示部40として発光LED、小型の液晶画面、有機EL画面を採用することができる。表示部40で表示される状態は、文字、記号、図で示すことができる。
なお第一電極3と第二電極4との間にチューブを挟持し、圧力を加えて一定の挟む圧力を加えた距離だけ高周波電流を流し、チューブを誘電加熱して溶着した後、チューブの熱が下がるまで一定時間冷却させて形状を安定させる必要がある。冷却中は、チューブを挟持して圧力を加える動作を止めないようにするため、監視する必要がある。このため表示部40に、加熱溶着後のチューブを冷却している状態を表示させることは、意義がある。
また必要に応じて、高周波電流が流れている状態、冷却している状態の間、又は溶着が完了した時点で一定時間音を出すブザー等を、本体ハウジング2に内蔵することもできる。
【0017】
[チューブ溶着システムと電源供給装置50]
以上説明したチューブ溶着装置1と少なくとも2つ以上のバッテリー51に対して充電を行うことができる電源供給装置50によりチューブ溶着システムを構成することができる。
電源供給装置50は、図7に例示するように、内部(あるいは外部でもよい)にバッテリー51を装着するバッテリー固定部材52を備えており、バッテリー固定部材52にバッテリー51を固定して充放電を行うことができる。
電源供給装置50は、商用電源より電源コード57を介して電力供給を受け、ヒューズ53を介して電源供給回路54より、バッテリー51に対して充電または放電を行うことができる。
また表示部55を備えており、充電中、充電完了といった状態を表示して知らせることができる。表示部55にはLED表示灯を使用することができる。
電源供給装置50とチューブ溶着装置1は、電源コード56を介して直接接続し、バッテリー51が消耗して使用出来ない状態においても、チューブ溶着装置1に直接電力を供給することで処理を行うことができる。
図8に例示するように、電源供給装置50は少なくとも2つ以上のチューブ溶着装置1に対して電源供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のチューブ溶着装置の概略図(断面図)
【図2】本発明のチューブ溶着装置の概略図(外観図)
【図3】電極付近の拡大図
【図4】使用状態図(開始)
【図5】使用状態図(発振スイッチオン)
【図6】使用状態図(完了スイッチオン)
【図7】システム構成図(電源供給装置の拡大図)
【図8】システム構成図
【図9】従来のチューブ溶着装置の電極付近の拡大図
【図10】使用状態図(チューブの溶着)
【符号の説明】
【0019】
1 チューブ溶着装置
2 本体ハウジング
3 第一電極(陽電極)
3A 方向転換部材
3B 凸型の突起
4 第二電極(陰電極)
5 発振回路
6 可動部材
6A 前方部
6B 後方部
8 ジョイント
10 操作部材(トリガーレバー)
11 レバー駆動部材
12 圧縮ばね
20 発振スイッチ/完了スイッチ
21 スイッチ微調整孔
30 バッテリー
31 電源スイッチ
32 電源コネクタ
40 表示部
50 電源供給装置
51 バッテリー
52 バッテリー固定部材
53 ヒユーズ
54 電源供給回路
55 表示部
56 電源コード
57 商用電源コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ハウジング(2)の前方端面に第一電極(3)と可動部材(6)を装着し、
前記可動部材(6)における前記第一電極(3)に対向する位置に第二電極(4)を装着し、
前記可動部材(6)を前記本体ハウジング(2)の前後方向に移動させるための操作部材(10)を本体ハウジング(2)に装着し、
前記第一電極(3)と前記第二電極(4)を、当該電極(3、4)の長辺が、本体ハウジング(2)の前方垂下壁面に対して、略垂直方向になるように装着した、ことを特徴とするチューブ溶着装置(1)。
【請求項2】
本体ハウジング(2)の前方端面に第一電極(3)と可動部材(6)を装着し、
前記可動部材(6)における前記第一電極3に対向する位置に第二電極(4)を装着し、
前記可動部材(6)を前記本体ハウジング(2)の前後方向に移動させるための操作部材(10)を本体ハウジング(2)に装着し、
前記第一電極(3)は、向きを変えられるように方向転換部材(3A)を介して、本体ハウジング(2)の前方端面に装着し、
前記可動部材(6)は、ジョイント(8)を介して前方部(6F)と後方部(6B)を連結することにより形成し、前記ジョイント(8)を介して、
(a)前記前方部(6F)の向きを変えるかまたは、
(b)前記前方部(6F)を、他の形状のものに交換することにより、
前記第二電極(4)を、前記第一電極(3)と対向する位置に配置できるようにした、ことを特徴とするチューブ溶着装置(1)。
【請求項3】
本体ハウジング(2)に表示部(40)を装着し、表示部(40)を液晶画面または有機ELで形成した請求項1または請求項2に記載のチューブ溶着装置(1)。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1に記載のチューブ溶着装置(1)と少なくとも二つ以上のバッテリー(51)に充電を行うことのできる電源供給装置(50)から構成されるチューブ溶着装置システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate