説明

チョッパ折り装置を制御する方法及びチョッパ折り装置

【課題】詰まりのリスクを制限することができる、チョッパ折り装置を制御する方法を提案する。
【解決手段】新たな製造の開始時に、制御装置が製造開始モードを実行し、該製造開始モードにおいて、制御装置は、間隙を調節するための調節手段36を制御して、間隙を所定の基準値に調節し、次いで製造モードを実行し、該製造モードにおいて、制御装置は、調節手段36を制御して、新たな製造に適応させられた間隙を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1対の互いに平行な折りローラが設けられており、両折りローラの間に間隙が形成されており、平坦な製品を前記間隙に押し込むための可動な折りブレードが設けられており、2つの折りローラの間の間隙を調節するための調節手段が設けられており、該調節手段を制御するための制御装置が設けられており、該制御装置が、該調節手段が、適応させられた間隙を製造の間維持するように、調節手段を製造モードにおいて制御することができるようになっている、ウェブから得られる平坦な製品を折るための輪転印刷機のチョッパ折り装置を制御する方法に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明の目的は、詰まりのリスクを制限することができる、チョッパ折り装置を制御する方法を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
このために、本発明は、前記目的を達するための制御する方法を提供し、この方法において、新たな製造の開始時に、前記制御装置が製造開始モードを実行し、該製造開始モードにおいて、制御装置は、間隙を調節するための調節手段を制御して、間隙を所定の基準値に調節し、次いで製造モードを実行し、該製造モードにおいて、制御装置は、調節手段を制御して、新たな製造に適応させられた間隙を提供する。
【0004】
別の実施形態によれば、前記方法は、個々に又は技術的に可能な全ての組合せに従って、以下の特徴の内の1つ又は複数を含む。
【0005】
基準値は、例えば2つの折りローラの間を約200枚の平坦な製品が通過する時間に相当する、所定の時間の間、維持される。
【0006】
基準値は、最小の間隙に対応する。
【0007】
基準値は、前の製造の間隙に対応する。
【0008】
基準値は、新規の製造の間隙値よりも小さい。
【0009】
製造開始モードは、製造の変更中及び/又は停止後の輪転印刷機の再始動時に実施される。
【0010】
製造モードにおいて、制御装置は、ウェブを駆動するためのニップローラの位置におけるウェブの厚さの測定値に関連して調節手段を制御する。
【0011】
製造モードにおいて、制御装置は、ウェブを駆動するためのニップローラによってウェブに加えられる圧力の測定値に関連して調節手段を制御する。
【0012】
製造モードにおいて、制御装置は、折りローラの位置における平坦な製品の厚さの測定値に関連して調節手段を制御する。
【0013】
製造モードにおいて、制御装置は、折りローラによって平坦な製品に加えられる圧力の測定値に関連して調節手段を制御する。
【0014】
製造モードにおいて、制御装置は、様々な異なるタイプの平坦な製品のための厚さ値が予め記録されている表を用いてオペレータによって指定された平坦な製品の厚さの値に関連して調節手段を制御する。
【0015】
本発明はさらに、前記目的を達するために、1対の互いに平行な折りローラが設けられており、両折りローラの間に間隙が形成されており、前記間隙に平坦な製品を押し込むための可動な折りブレードが設けられており、平坦な製品の厚さの値に関連して2つの折りローラの間の間隙を調節するための、間隙を調節するための自動化された手段と、本発明による方法を実施するために適応及びプログラムされた調節手段を制御するための装置とを有する、平坦な製品を折るための輪転印刷機のチョッパ折り装置を提案する。
【0016】
添付の図面を参照する、単に例として提供される以下の説明を読んだ場合に発明はさらに理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】輪転印刷機の折り装置を示す概略図である。
【図2】図1の折り装置のチョッパ折り装置の概略的な側面図である。
【図3】本発明による制御のための方法を実施する間の、チョッパ折り装置の2つの折りローラの間の間隙と時間との関係を示すグラフである。
【0018】
図1には、符号2により本発明による折り装置が示されている。折り装置2は、平坦な製品6のウェブ4(連続的なストリップ)を形成する、材料のウェブ又は材料の複数の重ねられたウェブを受け取り、ウェブ4を折り畳み、平坦な製品6を分離して折り畳む。
【0019】
折り装置2は、図1には全体が示されていない印刷機、特に輪転印刷機の一部分である。折り装置2のエレメントを、平坦な製品6のウェブ4がこの折り装置2に沿って移動する順序で説明する。
【0020】
折り装置2は、縦折りのためのフォーマ8を有している。フォーマ8は、平坦な製品6のウェブ4の第1の折り、すなわち縦折りを提供するための2つのグリッパローラ10を備えている。折り装置2は、フォーマ8の下流に配置された電動式のニップローラを有している。これらの電動式のニップローラは、ウェブ4に張力を加えながらウェブ4を駆動する。
【0021】
ニップローラ12の第1の対が、グリッパローラ10の直ぐ下流に配置されており、フォーマ8上でのウェブ4の張力及び引張りを制御する。折り装置2は、1対の横方向穿孔ローラ14と、1対の縦方向穿孔ローラ16とを有している。横方向穿孔ローラ14は第2の折り、すなわち横折りの形成を容易にし、縦方向穿孔ローラ16は第3の折り、すなわち直角折りの形成を容易にする。穿孔ローラ14,16を、提供される製造の種類に応じて作動させたり、作動停止させたりすることができる。
【0022】
穿孔ローラ14,16の下流に配置されたニップローラ18の第2の対は、穿孔ローラ14,16の位置におけるウェブ4の張力及び引張りを制御する。
【0023】
折り装置2は、ソーフレームが設けられた断裁胴20を有しており、断裁胴20は、ウェブ4を横方向で断裁し、ウェブを、一連の分離した平坦な製品6に分離する。平坦な製品6は、次いで、一連の胴ベアラ24と協働する渡し胴22によって搬送される。胴ベアラ24は平坦な製品6を折り胴26へ搬送する。折り胴26は第2の折り、すなわち横折りを行う。
【0024】
折り胴26の下流において、折り装置2はチョッパ折り装置28を有している。このチョッパ折り装置28は、平坦な製品6の直角折りを行う。
【0025】
チョッパ折り装置28は図2により詳細に示されている。チョッパ折り装置28は、スロットが設けられた、平坦な製品6を受け取るためのテーブル29と、折りブレード30と、1対の互いに平行な折りローラ32と、調節手段36とを有している。これらの平行折りローラ32の間には、テーブル29のスロットに面した間隙34が形成されている。
【0026】
折りブレード30は、テーブル29のスロットに入り込むように往復運動可能であり、テーブル29に受け取られた平坦な製品6を、スロットと、2つの折りローラ32の間の間隙34とに押し込む。折りローラ32は、これらの折りローラ32の間で平坦な製品6を搬送するようにモータ駆動される。折りブレード30と、折りローラ32とは協働し、直角折りを形成する。
【0027】
調節手段36は、折りローラ32の間の間隙34を変化させるという機能を有する。調節手段36は、それぞれの折りローラ32の一方の端部に配置された2つのセッティングユニット37を有している。図2には1つのセッティングユニット37だけが示されている。以下では1つのセッティングユニット37について説明する。他方のセッティングユニット37は同じものであり、両セッティングユニット37は同期させられている。
【0028】
図2に示されたセッティングユニット37は、モータ38と、ねじ40と、ばね42と、1対の回転アーム44とを有している。
【0029】
回転アーム44は、互いに平行なそれぞれの軸線Aを中心にして回転するように取り付けられている。
【0030】
各折りローラ32は、回転アーム44の回転軸線Aに対して平行な軸線Bを中心にして回転するように、それぞれの回転アーム44の一端に取り付けられている。回転アーム44の回転により、折りローラ32の間の間隙が変化させられる。
【0031】
折りローラ32とは反対側の回転アーム44の端部の間にはばね42が配置されており、このばね42は、折りローラ32が互いに近づく方向に折りローラ32を押し付けている。
【0032】
ねじ40にはナット45が設けられており、これらのナット45は、折りローラ32が互いに近づく方向での回転アーム44の回転に対するストッパとして働いている。ばね42は、ストッパとしてのナット45に当接するように回転アーム44を押し付けている。
【0033】
ナット45の位置は、折りローラ32の間の間隙を決定する。ねじ40の回転は、ナット45の間の距離を変化させ、これにより、折りローラ32の間の間隙を調節する。ねじ40の回転は、ばね42の圧縮量も変化させる。
【0034】
モータ38はねじ40に接続されており、モータ38はねじ40を駆動することができ、これにより、ナット45の位置を変化させ、折りローラ32の間の間隙を調節する。
【0035】
作動中、折りブレード30は、平坦な製品6を、モータ駆動される折りローラ32の間に押し込み、これらの折りローラ32は平坦な製品6を折りローラ32の間で駆動し、直角折りを形成する。折りローラ32の間の平坦な製品6の通過は、ばね42に対抗するように行われ、ばね42は折りローラ32の間の間隙に対抗する。従って、折りローラ32によって加えられる圧力は、折りローラ32の調節に応じて変化する。
【0036】
折り装置2は、さらに、調節手段36を制御するための制御装置46を有している。この制御装置46は、ニップローラ12の第1の対の位置及び/又はニップローラ18の第2の対の位置における第1の圧力センサ48と、折りローラ32の位置における第2の圧力センサ50と、プロセッサ52と、マン・マシン・インターフェース54とを有している。
【0037】
第1の圧力センサ48及び第2の圧力センサ50は、それぞれ、ニップローラ12の第1の対及び/又はニップローラ18の第2の対によってウェブ4に加えられる圧力と、折りローラ32によって平坦な製品に加えられる圧力とを測定する。プロセッサ52は、行われた測定に基づいて、調節手段36を制御及び調整するようにプログラムされている。マン・マシン・インターフェース54により、ユーザは、制御装置46への手動制御命令を指定することができる。
【0038】
折り装置2の作動、特に折り装置2を制御する方法を、以下に説明する。
【0039】
折り装置2において、ウェブ4は、フォーマ8において縦折りされ、次いで、穿孔され、複数の平坦な製品6に断裁され、平坦な製品6は第1の折りに対して横方向に折り畳まれる。次いで、平坦な製品6はチョッパ折り装置28を通過し、このチョッパ折り装置28において平坦な製品6は、第1の折りに対して平行な線に沿って3回目の折りが行われる。
【0040】
フォーマ8の位置におけるウェブ4の厚さの僅かな違いは、チョッパ折り装置28の折りローラ32の位置において、その違いの4倍の厚さの違いを生ずることになる。例えば間隙が大きすぎて、折りローラ32が、折りブレード30によって折りローラ32の間に押し込まれた平坦な製品6を正確に受け取ることができないことによる、折りローラ32の位置におけるチョッパ折り装置28の詰まりを防止するために、2つの折りローラ32の間の間隙をウェブ4の厚さに応じて調節することができるのが望ましい。
【0041】
このために、折り装置2は、制御装置46によって制御する方法を行う。この制御方法によれば、制御装置46は、調節手段36を製造開始モードと製造モードとに選択的に制御する。
【0042】
製造モードは、製造の定常状態若しくは恒久状態において行われる。
【0043】
製造モードにおいて、第1の圧力センサ48と第2の圧力センサ50とは、それぞれ、ニップローラ12の第1の対及び/又はニップローラ18の第2の対によってウェブ4に加えられる圧力と、折りローラ32によって平坦な製品6に加えられる圧力とを測定する。測定された圧力の値は、プロセッサ52へ送られ、プロセッサ52は、ニップローラ12の第1の対及び/又はニップローラ18の第2の対の位置におけるウェブ4の厚さの値と、2つの折りローラ32の間の間隙とを決定する。プロセッサ52は、2つの折りローラ32の間の間隙が、ニップローラ12の第1の対及び/又はニップローラ18の第2の対の位置におけるウェブ4の厚さに関連して、大きいのか、又は小さいのかを決定し、調節手段36を制御する。これにより、2つの折りローラ32の間の間隙が、ニップローラ12の第1の対及び/又はニップローラ18の第2の対の位置におけるウェブ4の厚さに関連して調節される。製造モードは、2つの折りローラ32の間の間隙を人間が介入することなく自動化された形式で調節することを可能にし、折り装置2の連続する作動に適応させられている。
【0044】
択一的に、制御装置46は圧力を測定せずに、ユーザは、マン・マシン・インターフェース54によって、例えば予め記録された厚さの値の表において、対応する平坦な製品6の厚さの値を選択する。制御装置46は、2つの折りローラ32の間の間隙が、ユーザによって指定された厚さの値に関連して調節されるように、調節手段36を制御する。
【0045】
製造開始モードは、それぞれの新たな製造の開始時の移行状態において実行される。
【0046】
製造は、特に、紙の質(判型、坪量、厚さ)と、ウェブ4及び平坦な製品6の処理形式(重ねられるウェブの数、折りの回数及び位置、蓄積される又は蓄積されない製造、頁数等)とによって、決定される。製造パラメータの変更は、チョッパ折り装置28の位置における平坦な製品6の特性を変化させる。
【0047】
「新たな製造」は、製造パラメータの変更により生じる製造の変更の後、又は紙継ぎの後、又は輪転印刷機の停止後の製造の再始動の後、例えばウェブの裂断の後に開始する製造を意味する。
【0048】
新たな製造の開始時に、制御装置46は、製造モードにおいて、新たな製造に適応された間隙を折りローラ32の間に維持するように設計されている。これは、制御装置46が、新たな製造に関する情報及び/又は折り装置2において循環し始める、新たな製造に対応するウェブ4において行われるこの間隙の調節のための測定値を受け取ることにより行われる。
【0049】
本発明によれば、製造開始モードにおいて、制御装置46は、折りローラ32の間の間隙を所定の一定の基準値に制御する。
【0050】
2つの折りローラ32は、ニップローラ12,18によって加えられる圧力の測定とは関係なく、基準間隙によって決定される位置、又は第2の製造のために手動で指定された間隙の値から決定される位置に配置される。
【0051】
製造開始モードは所定の継続時間だけ維持される。この継続時間は、好適には、製造開始モードの後に続く製造モードが、新たな製造の第1の平坦な製品6が折りローラ32に到達した時又は折りローラ32の位置を通過した時に初めて開始するように、選択される。継続時間は、通常、折りローラ32の位置における約200枚の平坦な製品6の通過時間に相当する。
【0052】
図3には、2つの折りローラ32の間の間隙と、時間との関係が示されている。時間t0とt1との間において、折り装置2は第1の製造を行う。2つの折りローラ32の間の間隙は、この第1の製造の平坦な製品6に適応させられており、制御装置46は、製造モードに維持されている。時間t1において、製造が第2の製造に変更され、時間t1とt2との間において制御装置46は製造開始モードに維持される。間隙は基準間隙E0に対応している。時間t2の後、制御装置46は製造モードを再開し、間隙は、第2の製造の平坦な製品6の厚さに合わせて調節される。平坦な製品6の厚さは、圧力の測定によって、又はマン・マシン・インターフェース54によって手動で決定される。
【0053】
基準間隙は、処理変更(頁数、厚さ、蓄積される又は蓄積されない製造)にもかかわらず、チョッパ折り装置28が、新たな製造を行う前の製造時の平坦な製品6を受け入れることができるように選択される。
【0054】
基準間隙は、第2の製造のために必要な間隙よりも小さくすることができる。第2の製造のための基準間隙は、第1の製造の間隙とすることができる。
【0055】
択一的態様において、基準間隙は、折りローラ32の間の最小間隙調節に対応する、折りローラ32のための最小間隙である。この最小間隙は、例えば約0.1mmである。
【0056】
別の択一的態様において、基準間隙は、基準間隙の1つの値に限定されるのではなく、基準間隙の複数の値を考慮することができる。製造開始モードの間、基準間隙の様々な値の中で、製造開始モードのこの期間の直前の期間の間に処理され製造された平坦な製品6の厚さの値に最も適した基準間隙の値が採用される。
【0057】
本発明による制御方法は、新たに製造される平坦な製品6が前に製造された平坦な製品6の厚さよりも厚く、前に製造された平坦な製品6の残りが、折りローラ32の間に正しく受け入れられない恐れがある場合に、特に有利である。
【0058】
本発明による制御方法は、
−蓄積されない製造から蓄積される製造へ変更する場合
−低い坪量の紙を用いる製造から高い坪量の紙を用いる製造へ変更する場合
−チョッパ折り装置28において、ウェブ4の破断の後、特に紙継ぎ部、すなわち2つのウェブが継ぎ合わされた部分が通過する間
特に有利である。
【符号の説明】
【0059】
2 折り装置、 4 ウェブ、 6 平坦な製品、 8 フォーマ、 10 グリッパローラ、 12 ニップローラ、 14,16 穿孔ローラ、 18 ニップローラ、 20 断裁胴、 24 胴ベアラ、 26 折り胴、 28 チョッパ折り装置、 30 折りブレード、 32 折りローラ、 34 間隙、 36 調節手段、 37 セッティングユニット、 38 モータ、 40 ねじ、 42 ばね、 44 回転アーム、 45 ナット、 46 制御装置、 48 第1の圧力センサ、 50 第2の圧力センサ、 52 プロセッサ、 54 マン・マシン・インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1対の互いに平行な折りローラ(32)が設けられており、両折りローラの間に間隙(34)が形成されており、平坦な製品(6)を前記間隙(34)に押し込むための可動な折りブレード(30)が設けられており、2つの折りローラ(32)の間の間隙を調節するための調節手段(36)が設けられており、該調節手段(36)を制御するための制御装置(46)が設けられており、該制御装置が、該調節手段(36)が、適応させられた間隙を製造の間維持するように、調節手段(36)を製造モードにおいて制御することができるようになっている、ウェブ(4)から得られる平坦な製品(6)を折るための輪転印刷機のチョッパ折り装置(28)を制御する方法において、
新たな製造の開始時に、前記制御装置(46)が製造開始モードを実行し、該製造開始モードにおいて、制御装置(46)は、間隙を調節するための調節手段(36)を制御して、間隙を所定の基準値に調節し、次いで製造モードを実行し、該製造モードにおいて、制御装置(46)は、調節手段(36)を制御して、新たな製造に適応させられた間隙を提供することを特徴とする、チョッパ折り装置を制御する方法。
【請求項2】
前記基準値は、例えば2つの折りローラ(32)の間を約200枚の平坦な製品(6)が通過する時間に相当する所定の時間の間、維持される、請求項1記載の制御する方法。
【請求項3】
前記基準値は、最小間隙に相当する、請求項1又は2記載の制御する方法。
【請求項4】
前記基準値は、前の製造の際の間隙に相当する、請求項1又は2記載の制御する方法。
【請求項5】
前記基準値は、新たな製造の際の間隙の値よりも小さい、請求項1又は2記載の制御する方法。
【請求項6】
前記製造開始モードは、製造の変更時及び/又は停止後の輪転印刷機の再始動時に実行される、請求項1から5までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項7】
前記製造モードにおいて、制御装置(46)は、ウェブ(4)を駆動するためのニップローラ(12,18)の位置におけるウェブ(4)の厚さの測定値に関連して、調節手段(36)を制御する、請求項1から6までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項8】
前記製造モードにおいて、制御装置(46)は、ウェブ(4)を駆動するためのニップローラ(12,18)によってウェブ(4)に加えられる圧力の測定値に関連して、調節手段(36)を制御する、請求項1から7までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項9】
前記製造モードにおいて、制御装置(46)は、折りローラ(32)の位置における平坦な製品(6)の厚さの測定値に関連して、調節手段(36)を制御する、請求項1から8までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項10】
前記製造モードにおいて、制御装置(46)は、折りローラ(32)によって平坦な製品(6)に加えられる圧力の測定値に関連して、調節手段(36)を制御する、請求項1から9までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項11】
前記製造モードにおいて、制御装置(46)は、様々な種類の平坦な製品(6)のための厚さの値が予め記録されている表においてオペレータによって指定された平坦な製品(6)の厚さの値に関連して、調節手段(36)を制御する、請求項1から6までのいずれか1項記載の制御する方法。
【請求項12】
平坦な製品(6)を折るための輪転印刷機のチョッパ折り装置(28)において、
1対の互いに平行な折りローラ(32)が設けられており、両折りローラの間に間隙(34)が形成されており、平坦な製品(6)を前記間隙(34)に押し込むための可動な折りブレード(30)が設けられており、平坦な製品(6)の厚さの値に関連して2つの折りローラ(32)の間の間隙を調節するための、間隙を調節するための自動化された調節手段(36)が設けられており、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法を実施するように適応及びプログラムされた、調節手段(36)を制御するための制御装置(46)が設けられていることを特徴とする、輪転印刷機のチョッパ折り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−140401(P2011−140401A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−2409(P2011−2409)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【出願人】(594141705)ゴス インターナショナル モンタテール ソシエテ アノニム (41)
【氏名又は名称原語表記】Goss International Montataire,S.A.
【住所又は居所原語表記】Square H.Marinoni,F−60761 Montataire,France
【Fターム(参考)】