説明

テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物

栄養組成物、並びに栄養組成物を作製及び使用する方法を提供する。本開示は、一般的な実施形態において、テアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を提供する。栄養組成物は、特に、炎症性腸症候群を含む腸機能障害を治療するために使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
[0001]本開示は、全般的には、健康及び栄養に関する。本開示は、特に、テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物、並びに該栄養組成物を作製及び使用する方法に関する。
【0002】
[0002]多くの種類の栄養組成物が現在市販されている。栄養組成物は、栄養組成物の具体的な成分に基づいて、特定の消費者タイプ、例えば若年層、年配層、スポーツ愛好者等を対象とすることが可能である。栄養組成物は、栄養組成物で治療又は改善することを意図する特定の生理学的状態に基づいて処方することもできる。
【0003】
[0003]蔓延している特定の生理学的状態には、過敏性腸症候群(「IBS」)及び他の腸機能障害が含まれる。IBS及び他の腸機能障害状態は、腹痛、筋痙攣、腹部膨満、下痢及び/又は便秘で特徴付けることができる。IBS及び他の腸機能障害によって、多くの不快感及び苦痛が生じるが、腸を永続的に害するわけではなく、重病に至ることもない。人によっては、IBS及び他の腸機能障害によって、仕事、社会行事への参加、又は短い距離の移動でさえもできないため、日常に支障を来すことがある。大人人口の20パーセントもの人々、すなわち米国人の5人に1人がIBS及び他の腸機能障害の症状を有し、医師の診断による最もよくある障害の1つになっている。
【概要】
【0004】
[0004]テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物、並びに該栄養組成物を作製及び使用する方法を提供する。本開示は、全般的な実施形態において、テアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を提供する。栄養組成物は、完全な摂食物又は経口栄養補助食品とすることができる。
【0005】
[0005]栄養組成物は、ヒト又は動物等の任意の哺乳類用に設計された製剤であることができる。栄養組成物中の活性成分は、モジュール製品として供給することもできる。モジュール製品とは、1つ又は複数の特定の栄養素をサプリメントとして送達する方法と定義することができ、唯一の栄養供給源として使用することを意図するものではない。さらに、栄養組成物は常温保存ができ、周囲温度、又は流通中に生じることのある周囲温度を超える温度でも保存性が良好である。
【0006】
[0006]外因性ヌクレオチドは、単量体型、例えば、5’−アデノシン一リン酸(「5’−AMP」)、5’−グアノシン一リン酸(「5’−GMP」)、5’−シトシン一リン酸(「5’−CMP」)、5’−ウラシル一リン酸(「5’−UMP」)、5’−イノシン一リン酸(「5’−IMP」)、5’−チミン一リン酸(「5’−TMP」)又はこれらの組合せ等とすることができる。外因性ヌクレオチドは、多量体型、例えば、未処理のリボ核酸等とすることもできる。
【0007】
[0007]一実施形態では、栄養組成物は1つ又は複数のプレバイオティクスを更に含む。プレバイオティクスは、アカシアゴム、αグルカン、βグルカン、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、グルコオリゴ糖、グアーガム、イヌリン、イソマルトオリゴ糖、ラクトスクロース、ラクツロース、部分加水分解グアーガム、ペクチンオリゴ糖、大豆オリゴ糖、糖アルコール、キシロオリゴ糖、又はこれらの組合せとすることができる。又はこれらの組合せ。
【0008】
[0008]一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプロバイオティクスを更に含む。プロバイオティクスは、サッカロマイセス属(Saccharomyces)、デバロマイセス属(Debaromyces)、カンジダ属(Candida)、ピキア属(Pichia)、トルロプシス属(Torulopsis)、アスペルギルス属(Aspergillus)、リゾプス属(Rhizopus)、ケカビ属(Mucor)、ペニシリウム属(Penicillium)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイデス属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostreptococcus)、バチルス属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、ロイコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、オエノコッカス属(Oenococcus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)又はこれらの組合せとすることができる。
【0009】
[0009]別の実施形態では、栄養組成物は、1種又は複数のアミノ酸を更に含む。アミノ酸は、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、及びバリン、又はこれらの組合せとすることができる。
【0010】
[0010]一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のシンバイオティクス、魚油、フィトニュートリエント、酸化防止剤、及び/又は部分加水分解グアーガムを更に含む。
【0011】
[0011]一実施形態では、栄養組成物は、医薬製剤、栄養製剤、健康補助食品、機能性食品、飲料製品、又はこれらの組合せ等の投与可能な形態である。
【0012】
[0012]本開示は、別の実施形態において、栄養組成物を作製する方法を提供する。かかる方法は、テアニン及び外因性ヌクレオチドを栄養組成物に添加することを含む。
【0013】
[0013]本開示は、他の実施形態において、個体又は哺乳類の過敏性腸症候群を治療する方法を提供する。かかる方法は、投与を必要とする個体又は哺乳類に、有効量のテアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を投与することを含む。
【0014】
[0014]本開示の利点は、テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む改良型栄養組成物を提供することである。
【0015】
[0015]本開示の別の利点は、改良型栄養組成物を作製する方法を提供することである。
【0016】
[0016]本開示のさらなる別の利点は、過敏性腸症候群を治療する栄養組成物を提供することである。
【0017】
[0017]さらなる特徴及び利点は、本明細書に記載され、以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【詳細な説明】
【0018】
[0018]本開示は、テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物、並びに該栄養組成物を作製及び使用する方法に関する。本開示の栄養組成物の実施形態は、脳腸相関を利用でき、IBS及び他の腸機能障害の患者の自覚ストレス及び不安レベルをテアニンが低減することができる。ヌクレオチドと組み合わせたテアニンは血流を改善すること、及び、速やかに細胞を分裂させるための、予め形成した物質を供給することができ、この物質は、例えばバリア、消化酵素レベル及び免疫等の胃腸管の機能を改善し、それによって腸機能障害の症状を軽減することができる。部分加水分解グアーガム等の任意選択の成分は、IBS及び他の腸機能障害の症状を更に改善し得る。
【0019】
[0019]本開示は、全般的な実施形態において、テアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を提供する。これら2つの成分の組合せは、IBS及び他の腸機能障害の患者において、脳腸相関を標的にすることにより相乗的な利益をもたらし、それによりヌクレオチドが示す利益を更に向上させることができる。
【0020】
[0020]テアニン(γ−グルタミルエチルアミド又は5−N−エチル−グルタミン)は、茶(カメリアシネンシス(Camellia sinensis)の浸出液)、及び担子菌キノコであるボレトゥスバディウス(Boletus badius)にもよく見出されるグルタミン酸類似体又はアミノ酸誘導体である。外因性ヌクレオチドは、例えば、細胞のエネルギー充足を改善し、その結果タンパク質合成を含む同化プロセスを維持する細胞の能力の維持に役立つ栄養組成物の一部として、単量体型であっても多量体型であってもよい。
【0021】
[0021]ヌクレオチドは、デオキシリボ核酸(「DNA」)又はリボ核酸(「RNA」)のサブユニットである。ヌクレオチドは、窒素塩基、リン酸分子、及び糖分子(DNAではデオキシリボース、及びRNAではリボース)から成る有機化合物である。個々のヌクレオチド単量体(単独ユニット)が結合し合って多量体、すなわち長鎖を形成する。本開示の実施形態における外因性ヌクレオチドは、具体的には栄養素補充によって供給される。
【0022】
[0022]外因性ヌクレオチドは、単量体型、例えば、5’−アデノシン一リン酸(「5’−AMP」)、5’−グアノシン一リン酸(「5’−GMP」)、5’−シトシン一リン酸(「5’−CMP」)、5’−ウラシル一リン酸(「5’−UMP」)、5’−イノシン一リン酸(「5’−IMP」)、5’−チミン一リン酸(「5’−TMP」)又はこれらの組合せ等とすることができる。外因性ヌクレオチドは、多量体型、例えば、未処理のRNA等とすることもできる。また、例えば酵母RNA等、多量体型の複数の供給源が存在し得る。
【0023】
[0023]本明細書で使用する場合、「栄養組成物」という用語は、完全型栄養組成物、部分型又は不完全型栄養組成物、及び疾患又は状態に特異的な栄養組成物を含むが、これらに限定されるものではない。完全型栄養組成物(すなわち、全ての必須の主要及び微量栄養素を含有するもの)は、唯一の栄養源として患者に使用することができる。患者は、かかる完全型栄養組成物から、自己の栄養必要量の100%を摂取することができる。部分型又は不完全型栄養組成物は、必須の主要及び微量栄養素を全て含有するわけではなく、唯一の栄養源として患者に使用することはできない。部分型又は不完全型栄養組成物は、栄養補助食品として使用することができる。疾患又は状態に特異的な栄養組成物は、栄養素又は医薬品を送達する組成物であり、完全型又は部分型栄養組成物であってもよい。
【0024】
[0024]本明細書で使用する場合、「約」は、ある数字範囲内の数を指すものと理解されることが好ましい。さらに、本明細書の全ての数値の範囲は、範囲内の全ての整数、又は分数を含むものと理解されたい。
【0025】
[0025]本明細書で使用する場合、動物とは、哺乳類を含むが、それに限定されず、その哺乳類は、齧歯類、水生哺乳動物、イヌ及びネコ等の飼育動物、ヒツジ、ブタ、ウシ及びウマ等の家畜、並びにヒトを含むがこれらに限定されない。動物若しくは哺乳類という用語、又はこれらの複数形を使用する場合、当該一節の文脈が示す、又は示すことを意図した効果を実現できる任意の動物にも当てはまると理解されよう。
【0026】
[0026]本明細書で使用する場合、「酸化防止剤」という用語は、活性酸素種(ROS)並びに他のラジカル種及び非ラジカル種によって促進される酸化又は反応を抑制する、任意の1つ又は複数の種々の物質(β−カロテン(ビタミンA前駆体)、ビタミンC、ビタミンE、及びセレン等)を含むものと理解されることが好ましい。さらに、酸化防止剤とは、他の分子の酸化を遅延又は防止できる分子である。本明細書で使用する場合、酸化防止剤の非制限的な例として、カロテノイド、コエンザイムQ10(「CoQ10」)、フラボノイド、グルタチオン、クコ(Goji)(ウルフベリー(Wolfberry))、ヘスペリジン、ラクトウルフベリー(Lactowolfberry)、リグナン、ルテイン、リコペン、ポリフェノール、セレン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、及びこれらの組合せが含まれる。
【0027】
[0027]本明細書で使用する場合、「有効量」とは、欠乏を防止する、個体の疾患又は病状を治療する、或いはより一般的には、症状を軽減する、疾患の進行を管理する、又は栄養学的、生理学的若しくは医学的利益を個体にもたらす量であることが好ましい。治療は、患者関連又は医師関連である可能性がある。さらに、「個体」及び「患者」という用語は、本明細書ではヒトを指すために使用されることが多いが、本発明はこれに限定されるものではない。したがって、「個体」及び「患者」という用語は、治療が有益となり得る病状を有するか、その危険性のある任意の動物、哺乳類又はヒトを指すものである。
【0028】
[0028]本明細書で使用する場合、「食品等級微生物」とは、食品に使用され、食品での使用が安全であると通常みなされている微生物を意味する。
【0029】
[0029]本明細書で使用する場合、「長期間投与」とは、6週間を超える継続投与であることが好ましい。
【0030】
[0030]本明細書で使用する場合、哺乳類とは、齧歯類、水生哺乳動物、イヌ及びネコ等の飼育動物、ヒツジ、ブタ、ウシ及びウマ等の家畜、並びにヒトを含むがこれらに限定されるものではない。哺乳類という用語を使用する場合、哺乳類が示す、又は示すことを意図した効果を実現できる他の動物にも当てはまると理解されよう。
【0031】
[0031]「微生物」という用語は、細菌、酵母及び/若しくは真菌、微生物を含む細胞増殖培地、又は微生物が培養された細胞増殖培地を含むことを意図している。
【0032】
[0032]本発明で使用する場合、「ヌクレオチド」は、デオキシリボ核酸(「DNA」)又はリボ核酸(「RNA」)のサブユニットであると理解されることが好ましい。ヌクレオチドは、窒素塩基、リン酸分子、及び糖分子(DNAではデオキシリボース、及びRNAではリボース)から成る有機化合物である。個々のヌクレオチド単量体(単独ユニット)が結合し合って多量体、すなわち長鎖を形成する。外因性ヌクレオチドは、具体的には栄養素補充によって供給される。外因性ヌクレオチドは、単量体型、例えば、5’−アデノシン一リン酸(「5’−AMP」)、5’−グアノシン一リン酸(「5’−GMP」)、5’−シトシン一リン酸(「5’−CMP」)、5’−ウラシル一リン酸(「5’−UMP」)、5’−イノシン一リン酸(「5’−IMP」)、5’−チミン一リン酸(「5’−TMP」)又はこれらの組合せ等とすることができる。外因性ヌクレオチドは、多量体型、例えば、未処理のRNA等とすることもできる。また、例えば酵母RNA等、多量体型の複数の供給源が存在し得る。
【0033】
[0033]栄養製品は、例えば、1つ又は複数の、ビタミン、ミネラル、糖、薬学的に許容される担体、賦形剤、香味剤、又は着色剤を含む、任意の数の追加成分を更に含むものと理解されることが好ましい。
【0034】
[0034]本明細書で使用する場合、「フィトケミカル」又は「フィトニュートリエント」とは、多くの食品に見出される非栄養成分のことである。フィトケミカルは、基本栄養を超える健康上の利益のある機能性食品であり、植物源に由来する健康促進成分である。本明細書で使用する場合、「フィトケミカル」及び「フィトニュートリエント」とは、1つ又は複数の健康上の利益を使用者にもたらす、植物によって生成された任意の化学物質のことを指す。フィトケミカルは、局所、経腸、及び/又は非経口を含む任意の手段で投与することができる。本明細書で使用する場合、フィトケミカル及びフィトニュートリエントの非制限的な例として、以下が含まれる。
1.モノフェノール(アピオール、カルノソール、カルバクロール、ジラピオール、ローズマリノール等);フラボノール(ケルセチン、ギンゲロール、ケンペロール、ミリセチン、ルチン、イソラムネチン等)、フラバノン(ヘスペリジン、ナリンゲニン、シリビン、エリオジクチオール等)、フラボン(アピゲニン、タンゲリチン、ルテオリン等)、フラバン−3−オール(カテキン、(+)−カテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガラート(EGCG)、(−)−エピカテキン3−ガラート、テアフラビン、テアフラビン−3−ガラート、テアフラビン−3’−ガラート、テアフラビン−3,3’−ジガラート、テアルビギン等)、アントシアニン(フラボナール)及びアントシアニジン(ペラルゴニジン、ペオニジン、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペツニジン等)、イソフラボン(フィトエストロゲン)(ダイゼイン(ホルモノネチン)、ゲニステイン(ビオカニンA)、グリシテイン等)、ジヒドロフラボノール、カルコン、クメスタン(フィトエストロゲン)並びにクメストロールを含むフラボノイド(ポリフェノール);フェノール酸(エラグ酸、没食子酸、タンニン酸、バニリン、クルクミン等);ヒドロキシケイ皮酸(カフェー酸、クロロゲン酸、ケイ皮酸、フェルラ酸、クマリン等);リグナン(フィトエストロゲン)、シリマリン、セコイソラリシレシノール、ピノレシノール及びラリシレシノール;チロソールエステル(チロソール、ヒドロキシチロソール、オレオカンタール、オロイロペイン等);スチルベノイド(レスベラトロール、プテロスチルベン、ピセアタンノール等)及びプニカラギン;を含むフェノール化合物、
2.カロテン(α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、δ−カロテン、リコペン、ノイロスポレン、フィトフルエン、フィトエン等)及びキサントフィル(カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、ルテイン、ルビキサンチン等)を含むカロテノイド(テトラテルペノイド);モノテルペン(リモネン、ペリリルアルコール等);サポニン;フィトステロール(カンペステロール、β−シトステロール、γ−シトステロール、スチグマステロール等)、トコフェロール(ビタミンE)、並びにω−3、6、及び9脂肪酸(γ−リノレン酸等)を含む脂質;トリテルペノイド(オレアノール酸、ウルソール酸、ベツリン酸、モロン酸等);を含むテルペン(イソプレノイド)、
3.ベタシアニン(ベタニン、イソベタニン、プロベタニン、ネオベタニン等)及びベタキサンチン(非グリコシド型)(インジカキサンチン及びブルガキサンチン等)を含むベタレイン、
4.ジチオールチオン(イソチオシアナート)(スルホラファン等)及びチオスルホナート(ネギ類由来の化合物)(アリルメチルトリスルフィド及びジアリルスルフィド等)を含むオルガノスルフィド、インドール、グルコシノラート(これらは、インドール−3−カルビノール、スルホラファン、3,3’−ジインドリルメタン、シニグリン、アリシン、アリイン、アリルイソチオシアナート、ピペリン、Syn−プロパンチアール−S−オキシドを含む)、
5.プロテアーゼ阻害剤を含むタンパク質阻害剤、
6.シュウ酸、フィチン酸(イノシトール六リン酸)、酒石酸、及びアナカルド酸を含む他の有機酸、並びに
7.これらの組合せ。
【0035】
[0035]本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形の「a」、「an」及び「the」は、文脈上明確に否定されない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「ポリペプチド」の指示対象は2個以上のポリペプチドの混合物を含む。
【0036】
[0036]本明細書で使用する場合、「プレバイオティクス」は、腸内で選択的に、有益細菌の増殖を促進、又は病原細菌の増殖を抑制する食用物質であることが好ましい。プレバイオティクスは、胃及び/又は腸上部の中で不活化されず、摂取する人の胃腸管の中で吸収もされないが、胃腸内微生物叢及び/又はプロバイオティクスによって発酵される。プレバイオティクスは、例えば、Glenn R.Gibson及びMarcel B.Roberfroid,Dietary Modulation of the Human Colonic Microbiota:Introducing the Concept of Prebiotics,J.Nutr.1995 125:1401〜1412ページによって定義されている。
【0037】
[0037]本明細書で使用する場合、プロバイオティクス微生物(以下「プロバイオティクス」)とは、適量を投与された場合、宿主に健康上の利益をもたらし得る、より具体的には、腸内微生物バランスを改善することによって、宿主に有益に作用し、宿主の健康又は幸福に効果をもたらすような、微生物(半生存可能若しくは弱体化、及び/又は非複製を含む生存状態)、代謝物、微生物細胞調製物、又は微生物細胞の構成成分であることが好ましい(Salminen S,Ouwehand, A.Benno Y.ら「Probiotics:how should they be defined」Trends Food Sci.Technol.1999:10 107〜10ページ)。一般的に、これらの微生物は、腸管内の病原細菌の増殖及び/又は代謝を抑制するか、これらに影響を与えるものと考えられている。プロバイオティクスは、宿主の免疫機能を活性化することもある。このため、プロバイオティクスを食品に含ませる多くの様々なアプローチが成されてきた。
【0038】
[0038]本明細書で使用する「タンパク質」、「ペプチド」、「オリゴペプチド」又は「ポリペプチド」という用語は、1個のアミノ酸(単量体)、ペプチド結合によって結合した2個以上のアミノ酸(ジペプチド、トリペプチド、又はポリペプチド)、前駆体、相同体、類似体、模倣物、塩、プロドラッグ、代謝物、又はこれらのフラグメント若しくは組合せを含む、任意の組成物を指すものと理解されることが好ましい。明確にするために、特に指定がない限り、上記の用語のいずれも交換可能に使用することができる。ポリペプチド(又はペプチド若しくはタンパク質又はオリゴペプチド)は、一般に20種の天然アミノ酸と呼ばれる20種のアミノ酸以外のアミノ酸を含有することが多く、末端アミノ酸を含む多くのアミノ酸が、グリコシル化及び他の翻訳後修飾等の自然過程、又は当技術分野において周知の化学修飾技術のいずれかによって、所与のポリペプチド中で修飾され得ることが理解されよう。本発明のポリペプチドの中で起こり得る公知の修飾には、アセチル化、アシル化、ADP−リボシル化、アミド化、フラバノイド又はヘム部分の共有結合、ポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド誘導体の共有結合、脂質又は脂質誘導体の共有結合、ホスファチジルイノシトールの共有結合、架橋結合、環化、ジスルフィド結合形成、脱メチル化、共有結合架橋の形成、シスチンの形成、ピログルタミン酸の形成、ホルミル化、γ−カルボキシル化、糖化、グリコシル化、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)膜アンカー形成、ヒドロキシル化、ヨウ素化、メチル化、ミリストイル化、酸化、タンパク質分解プロセシング、リン酸化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化(selenoylation)、硫酸化、アルギニル化等のポリペプチドへの転移RNAによるアミノ酸の付加、及びユビキチン化が含まれるが、これらに限定されるものではない。「タンパク質」という用語は、ペプチドの交互反復配列から成る線状又は非線状のポリペプチドを指す「人工タンパク質」も含む。
【0039】
[0039]本出願の中に包含される全ての投与量の範囲は、前記範囲の中に包含される整数又は分数の全ての数字を含むことを意図している。
【0040】
[0040]本明細書で使用する場合、「短期投与」とは、6週間未満の継続投与であることが好ましい。
【0041】
[0041]本明細書で使用する場合、シンバイオティクスとは、共同して腸の微生物叢を改善するプレバイオティクス及びプロバイオティクスの両方を包含するサプリメントである。
【0042】
[0042]本明細書で使用する場合、「治療」(treatment)、「治療する」(treat)及び「緩和する」という用語は、予防(prophylactic)又は予防治療(preventive treatment)(対象とする病的状態又は障害の進行を防止する、及び/又は遅らせる)、及び診断を受けた病的状態又は障害の症状を治癒する、遅らせる、症状を軽減する、及び/又は、その進行を止める治療措置を含む、治癒的治療、治療又は病態修飾治療の双方と、疾患に罹患する危険性があるか、疾患に罹患した疑いのある患者、及び病気であるか、疾患若しくは病状に罹患していると診断された患者の治療とに、好ましくは向けられる。「治療」及び「治療する」という用語は、疾患に罹患してはいないが、窒素平衡の失調又は筋肉の減少等の不健康な状態になりやすい可能性のある個体の健康の維持及び/又は促進も指す。「治療」、「治療する」及び「緩和する」という用語は、1つ又は複数の一次予防措置又は一次治療措置の増強又は強化を含むことも意図している。
【0043】
[0043]本明細書で使用する場合、「経管栄養」は、経口投与経由以外の動物の胃腸系に投与される完全型又は不完全型の栄養製品であることが好ましく、経鼻胃管、経口胃管、胃管、空腸瘻管(J管)、経皮内視鏡下胃瘻造設術(PEG)、胃、空腸に到達できる胸壁ポート等のポート及び他の好適なアクセスポートを含むポート等を包含するが、これらに限定されるものではない。
【0044】
[0044]本明細書で使用する場合、「ビタミン」という用語は、身体の正常な成長及び活動のために微量で必須であり、植物性及び動物性の食品から自然に得られる、又は合成で作られる種々の脂溶性又は水溶性の有機物(非制限的な例として、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEが含まれる)、プロビタミン、誘導体、類似体のいずれも含むものと理解されることが好ましい。
【0045】
[0045]本明細書で使用する場合、「腸機能障害」という用語は以下を含む。
a.消化不良−大部分の医師が胃十二指腸部位から生じると考えているある症状又は一連の症状。具体的な症状は、食後の膨満感、早期飽満感、上腹部での腹部膨満、心窩部の痛み又は胸やけ、嘔気、嘔吐及びおくびである。診断するには1つ又は複数の症状が必要である。
b.過敏性腸症候群−腹部の痛み又は不快感が、排便、又は排便習慣の変化に関連し、排便が不規則になる特徴を伴う障害。
c.機能性腹痛症候群−「慢性突発性腹痛」及び「慢性機能性腹痛」とも呼ばれ、腸機能との関連が薄く、日常活動を幾分妨げる、少なくとも6か月間続く、腹部に起因する痛みのことである。痛みは持続的、ほぼ持続的、又は少なくとも再発が頻繁である。
d.機能性肛門直腸障害−以下のように細分される。
i.機能性大便失禁−少なくとも3か月間再発を繰り返す糞便物質の制御不能な排出。不随意な排ガスもある。
ii.機能性肛門直腸痛−慢性直腸神経痛及び一過性直腸神経痛の2つの形態がある。
1.慢性直腸神経痛−肛門挙筋症候群、挙筋痙攣、恥骨直腸筋症候群、梨状筋症候群、及び骨盤緊張筋肉痛とも呼ばれる。痛みはぼんやりした鈍い痛み、又は直腸内の強い圧覚である。
2.一過性直腸神経痛−数秒〜30分もの間持続し、その後完全に消失する肛門部の突発性の激痛。痛みはほとんどの場合(症例の90%)局在的であり低頻度である。
e.機能性排便障害−緩慢な結腸通過又は排出の遅延。奇異性収縮、又は骨盤底筋の不適切な弛緩、若しくは排便を試みる際の不適切な推進力によって特徴付けられる。過剰ないきみ、残便感、及び指を使って排便を助けることを伴う。
【0046】
[0046]外因性ヌクレオチドは、機能及び構造の修復及び維持のために他の成分と組み合わせることができる。例えば、外因性ヌクレオチドは、アミノ酸(例えばロイシン)、炎症を和らげるための脂質(低いn6:n3)、生理活性ペプチド、プロテアーゼ阻害剤、クレアチン等の他の特定の食品構成成分と組み合わせて使用した場合、より効果的に働いて骨格筋の修復、維持、及び改善を補助し得る可能性がある。
【0047】
[0047]一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプレバイオティクスを更に含む。プレバイオティクスの非制限的な例として、フラクトオリゴ糖、イヌリン、ラクツロース、ガラクトオリゴ糖、アカシアゴム、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ラクトスクロース、グルコオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、難消化性デンプン、糖アルコール又はこれらの組合せが含まれる。
【0048】
[0048]一実施形態では、栄養組成物は1つ又は複数のプロバイオティクスを更に含む。本明細書で使用する場合、プロバイオティクスとは、適量を投与された場合、宿主に健康上の利益をもたらし得る可能性がある微生物(例えば、生存状態、増殖及び複製能力を減じた状態、又は非複製状態)と定義される。プロバイオティクスの非制限的な例として、アカシアゴム、αグルカン、βグルカン、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、グルコオリゴ糖、グアーガム、イヌリン、イソマルトオリゴ糖、ラクトスクロース、ラクツロース、部分加水分解グアーガム、ペクチンオリゴ糖、大豆オリゴ糖、糖アルコール、キシロオリゴ糖、又はこれらの組合せが含まれる。
【0049】
[0049]別の実施形態では、栄養組成物は、1種又は複数のアミノ酸を更に含む。アミノ酸の非制限的な例として、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、及びバリン、又はこれらの組合せが含まれる。アミノ酸には、胃腸管での有益な効果をもたらすものがあり、例えば、スレオニンはムチンの生成に役割を果たし、また、グルタミン、グリシン、及びシステインはグルタチオンの生成に役割を果たす。
【0050】
[0050]一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のシンバイオティクス、魚油、フィトニュートリエント、及び/又は酸化防止剤を更に含む。本明細書で使用する場合、シンバイオティクスとは、共同して腸の微生物叢を改善するプレバイオティクス及びプロバイオティクスの両方を包含するサプリメントである。魚油の非制限的な例として、ドコサヘキサエン酸(「DHA」)及びエイコサペンタエン酸(「EPA」)が含まれる。ドコサヘキサエン酸(「DHA」)及び/又はエイコサペンタエン酸(「EPA」)は、非魚油源にも存在することがある。フィトニュートリエントの非制限的な例として、クルクミン、リモニン、及びケルセチンを含む、フラボノイド並びに関連のフェノール及びポリフェノール化合物、カロテノイド等のテルペノイド、及びアルカロイドであるものが含まれる。
【0051】
[0051]本開示は、別の実施形態において、栄養組成物を作製する方法を提供する。かかる方法は、テアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを、例えば、哺乳類の病的状態の治療又は健康の向上のために有効な量で、栄養組成物に添加するステップを含む。栄養組成物は、医薬製剤、栄養製剤、健康補助食品、機能性食品、飲料製品、又はこれらの組合せ等の投与可能な形態とすることができる。
【0052】
[0052]本開示は、他の実施形態において、個体(例えば、ヒト、患者)又は哺乳動物(例えば、ペット、動物)の過敏性腸症候群を治療する方法を提供する。かかる方法は、過敏性腸症候群に罹患している個体又は哺乳類に、有効な量の、テアニン及び1種又は複数の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を投与するステップを含む。例えば、栄養組成物は、投与されようとする量が約100mg/日〜約600mg/日、好ましくは100mg/日〜約400mg/日、好ましくは150mg/日〜約400mg/日、好ましくは200mg/日〜約300mg/日の範囲で、テアニンを含んでもよい。
【0053】
[0053]栄養組成物は、投与されようとする量が約200mg/日〜約6g/日、好ましくは500mg/日〜4g/日、好ましくは750mg/日〜3.5g/日、又は好ましくは1g/日〜3g/日の範囲で、外因性ヌクレオチドを含んでもよい。
【0054】
[0054]栄養組成物を充分美味にするために、他の任意選択の成分が添加されてもよい。任意選択の成分は、任意の適量で添加することができる。例えば、任意選択の成分である部分加水分解グアーガムは、約3g/日〜約15g/日、好ましくは4g/日〜12g/日、好ましくは5g/日〜10g/日のレベルで投与することができる。
【0055】
[0055]本明細書に記載した現在好ましい実施形態の種々の変更及び改変が、当業者には明らかと見込まれることは理解されたい。かかる変更及び改変は、現在の主題の趣旨及び範囲から逸脱することもなく、意図するその利点を損なうこともなく、なすことができる。したがって、かかる変更及び改変は添付の特許請求の範囲によって包含されることを意図するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テアニン及び外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物。
【請求項2】
前記テアニン及び前記外因性ヌクレオチドが、哺乳動物の腸機能障害を治療するための有効量のテアニン及び有効量の外因性ヌクレオチドである、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項3】
前記外因性ヌクレオチドが、5’−アデノシン一リン酸、5’−グアノシン一リン酸、5’−シトシン一リン酸、5’−ウラシル一リン酸、5’−イノシン一リン酸、5’−チミン一リン酸及びこれらの組合せから成る群から選択された単量体型である、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項4】
前記外因性ヌクレオチドが未処理のリボ核酸である、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項5】
少なくとも1つのプレバイオティクス、プロバイオティクス、シンバイオティクス、アミノ酸、フィトニュートリエント、酸化防止剤、又はこれらの組合せを更に含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項6】
部分加水分解グアーガムを更に含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項7】
部分加水分解グアーガムを約3g/日〜約15g/日の範囲の量で更に供給するために投与される、請求項6に記載の栄養組成物。
【請求項8】
部分加水分解グアーガムを約4g/日〜約12g/日の範囲の量で更に供給するために投与される、請求項6に記載の栄養組成物。
【請求項9】
部分加水分解グアーガムを約5g/日〜約10g/日の範囲の量で更に供給するために投与される、請求項6に記載の栄養組成物。
【請求項10】
ビタミン、ミネラル、糖、薬学的に許容される担体、賦形剤、香味剤、着色剤、又はこれらの組合せの少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項11】
哺乳動物の腸機能障害を治療する方法であって、投与を必要とする哺乳動物に、有効量のテアニン及び有効量の外因性ヌクレオチドを含む栄養組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項12】
前記栄養組成物が請求項1〜10の群から選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記腸機能障害が、過敏性腸症候群、消化不良、機能性腹痛症候群、機能性排便障害、機能性肛門直腸障害、又はこれらの組合せである、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記機能性肛門直腸障害が、機能性大便失禁、機能性肛門直腸痛、慢性直腸神経痛、一過性直腸神経痛、又はこれらの組合せである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記栄養組成物が、テアニンを約50mg/日〜約600g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記栄養組成物が、テアニンを約100mg/日〜約400g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記栄養組成物が、テアニンを約150mg/日〜約400g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記栄養組成物が、テアニンを約200mg/日〜約300g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記栄養組成物が、前記外因性ヌクレオチドを約200mg/日〜約6g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記栄養組成物が、前記外因性ヌクレオチドを約500mg/日〜約4g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項21】
前記栄養組成物が、前記外因性ヌクレオチドを約750mg/日〜約3.5g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項22】
前記栄養組成物が、前記外因性ヌクレオチドを約1g/日〜約3g/日の範囲の量で供給するために投与される、請求項11に記載の方法。
【請求項23】
治療が食事管理である、請求項11に記載の方法。

【公表番号】特表2013−505720(P2013−505720A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530892(P2012−530892)
【出願日】平成22年8月23日(2010.8.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/046301
【国際公開番号】WO2011/037712
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】