説明

テープ印刷装置

【課題】カセット装着部内のカセットを正しくセッティングさせる新たな機構を有したテープ印刷装置を提供すること。
【解決手段】カセット装着部内でカセットCが正しくセッティングされていないと、装着内面10とカセットCの裏面とに隙間が生じる。この状態で、本体にカバーが取り付けられると、ローラホルダ101が反付勢方向に回動する。これにより、ローラホルダ101に設けられた延出部材106の勾配面107は、カセットCの表面を摺動する。よって、勾配面107を形成する板バネの復元力がカセットCの表面に作用するので、カセットCが装着内面10に向かって押し付けられる。カセットCに向かうローラホルダ101の移動も完了すると、カセットCの裏面が装着内面10に着接するので、カセットCはカセット装着部8内で正しくセッティングされた状態になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャム防止対策がなされたテープ印刷装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のテープ印刷装置では、テープ印刷時になると、カセット装着部内にあるカセットのテープ状フィルムに対して、印字ヘッド又はプラテンローラが押し付けられる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平7−290802号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このとき、カセット装着部内のカセットが正しくセッティングされていなくとも、印字ヘッド又はプラテンローラの押付動作が可能な場合がある。このような場合に、テープ印刷を開始すると、カセット装着部内でカセットのテープ状フィルムがジャムを起こすことがあった。
【0004】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、カセット装着部内のカセットを正しくセッティングさせる新たな機構を有したテープ印刷装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、本体と、前記本体に凹設されたカセット装着部と、前記カセット装着部の内側から外側に向けて付勢されながら前記本体に回動可能に支持された押付部材と、前記カセット装着部内で正しくセッティングされたカセットが着接する装着内面と、前記カセット装着部を掩覆・開放するためのカバーと、前記カバーに設けられた突出部と、を有し、前記カバーで前記カセット装着部が掩覆された際には、前記突出部の動きに連動して前記押付部材が反付勢方向に移動するテープ印刷装置であって、前記押付部材に設けられた延出部材を備え、前記延出部材に勾配面が設けられ、前記カセット装着部にカセットが入れられた後で前記カバーで前記カセット装着部が掩覆される際には、前記カセット装着部内のカセットに沿って前記延出部材の勾配面が摺動することにより、前記カセット装着部内のカセットが前記装着内面に向けて押圧されること、を特徴とする。
【0006】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するテープ印刷装置であって、前記延出部材の勾配面を板バネで形成したこと、を特徴とする。
【0007】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載するテープ印刷装置であって、前記カセット装着部に設けられた一対の係着部を備え、前記カセット装着部内のカセットが前記一対の係着部に係合されると、前記カセット装着部内のカセットが正しくセッティングされた状態で固定されること、を特徴とする。
【0008】
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するテープ印刷装置であって、前記カバーは前記本体に対し着脱可能であること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
すなわち、請求項1に係る発明のテープ印刷装置では、カセット装着部にカセットが入れられた後で、カバーでカセット装着部が掩覆されると、カバーの突出部の動きに連動して押付部材が反付勢方向に移動し、さらに、カセット装着部内のカセットに沿って延出部材の勾配面が摺動することにより、カセット装着部内のカセットが装着内面に向けて押圧される。これにより、カセット装着部内のカセットが装着内面に着接するので、カセット装着部内のカセットを正しくセッティングさせることができる。
【0010】
また、請求項2に係る発明のテープ印刷装置では、延出部材の勾配面を板バネで形成したので、さまざまな幅のカセットがカセット装着部内に入れられても、そのカセットを装着内面に向けて押圧させることができる。さらに、その押圧する力を板バネで調整することができるので、カセットなどを傷つけることがない適度な押圧力によって、カセット装着部内のカセットを装着内面に着接させることができる。
【0011】
また、請求項3に係る発明のテープ印刷装置では、カセット装着部にカセットが入れられた際に、そのカセットをユーザ等が一対の係着部に係合させれば、常に、そのカセットはカセット装着部に正しくセッティングさせた状態に固定される。しかしながら、そのカセットが一対の係着部に係合されない状態が放置されると、かえって、そのカセットは、カセット装着部に正しくセッティングされていない状態に保持される。これにより、カセットのテープ状フィルムのジャムが発生しやすい環境が作り出されてしまうので、上記効果を奏するような本発明の機構を備える必要性が高くなる。
【0012】
また、請求項4に係る発明のテープ印刷装置では、カセット装着部が開放される際には、カバーが本体から取り外される。従って、カバーを自由に動かすことができるので、カセット装着部がカバーで掩覆される際には、カセット装着部に入れられたカセットが正しくセッティングされていない状態にあっても、カバーが本体に強引に取り付けられてしまうことがある。これにより、カセットのテープ状フィルムのジャムが発生しやすい環境が作り出されてしまうので、上記効果を奏するような本発明の機構を備える必要性が高くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
〔1.テープ印刷装置の概要〕
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置1を正面側から示した外観斜視図である。図2は、本実施形態に係るテープ印刷装置1を背面側から示した外観斜視図である。図1や図2に示すように、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、本体2に対して、複数のキーから構成されるキー操作部3や、ディスプレイ4、カッターレバー5等が設けられている。さらに、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、本体2に対して、カバー11が取り付けられている。
【0014】
図3は、カバー11の裏面を示した外観斜視図である。図3に示すように、カバー11には、突出部12や、一対の第1係爪部13A,13B、第2係爪部14等が設けられている。
【0015】
図4は、本実施形態に係るテープ印刷装置1を背面側から示した外観斜視図であって、カバー11が開けられた状態を示している。図5は、本実施形態に係るテープ印刷装置1を背面側から示した外観斜視図であって、カセット装着時の状態を示している。
【0016】
カバー11が開けられた状態では、図4に示すように、本体2に凹設されたカセット装着部8が露呈する。カセット装着部8には、装着内面10が形成されている。装着内面10には、一対の係着部K1,K2や、支持板41等が立設されている。
【0017】
図5に示すように、一対の係着部K1,K2は、カセット装着部8に入れられたカセットCの表面に係合されると、カセットCをカセット装着部8内で正しくセッティングさせることができる。このとき、カセットCの裏面が装着内面10に着接する。図4に示すように、支持板41には、サーマルヘッドH等が設けられている。
【0018】
図4や図5に示すように、本体2のカッターレバー5付近には、ローラホルダ101が設けられている。ローラホルダ101は、回動軸109によって、本体2に回動可能に支持される。さらに、ローラホルダ101は、不図示のコイルバネによって、カセット装着部8の内側から外側に向けて付勢される。ローラホルダ101の内部には、プラテンローラ102とサブローラ103が軸支されている(図5参照)。
【0019】
ローラホルダ101の外面には、押付面108が形成されている。また、押付面108が露出する挿脱口9が本体2に設けられている。挿脱口9には、本体2にカバー11が取り付けられた際に、カバー11の突出部12が差し込まれる。このとき、押付面108に突出部12が摺動し、ローラホルダ101が反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)に回動するので、カセットCのテープ状フィルムを挟んで、プラテンローラ102がサーマルヘッドHに押し付けられる。一方、本体2からカバー11が取り外された際には、カバー11の突出部12が挿脱口9から抜け離れる。このとき、押付面108から突出部12が離れ、ローラホルダ101が付勢方向(カセット装着部8の内側から外側への方向)に回動するので、プラテンローラ102がサーマルヘッドHから離間する。
【0020】
カセット装着部8の周辺には、一対の第1係合口6A,6B(図5参照)や第2係合口7が本体2に設けられている。各第1係合口6A,6Bは、本体2にカバー11が取り付けられる際に、カバー11の各第1係爪部13A,13Bがそれぞれ引っかけられる。第2係合口7は、本体2にカバー11が取り付けられた際に、カバー11の第2係爪部14と係り合う。よって、本体2にカバー11が取り付けられた際には、第2係爪部14をユーザが押下すれば、第2係爪部14と第2係合口7の係り合いが外れて、本体2からカバー11を取り外すことが可能となる。
【0021】
〔2.ローラホルダの概要〕
図5に示すように、ローラホルダ101には、サブローラ103付近に延出部材106が設けられている。延出部材106では、板バネによって勾配面107が形成されている。そこで、延出部材106と勾配面107について、以下に説明する。
【0022】
図6は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1の駆動機構を示した斜視図である。図7は、ローラホルダ101を示した斜視図である。図8は、ローラホルダ101を示した側面図である。本体2の装着内面10(図4参照)の奧には、図6に示すようなギヤ機構31が設けられている。ギヤ機構31に対して、支持板41が立設されている。支持板41付近には、カッター駆動機構21が設けられている。カッター駆動機構21内には、カッターが設けられている。そのカッターは、カッターレバー5の操作に基づいて移動される。
【0023】
ローラホルダ101は、図6に示すように、回動軸109によって支持されている。ローラホルダ101の内部には、図6や図7に示すように、プラテンローラ102とサブローラ103が軸支され、回動筒104やバネ止め105が設けられている。回動筒104には、回動軸109が軸通される。バネ止め105は、ローラホルダ101を付勢するコイルバネ(不図示)が係止されるものである。ローラホルダ101の外面には、押付面108が形成されている。
【0024】
さらに、ローラホルダ101には、図6乃至図8に示すように、サブローラ103付近の先端部分に延出部材106が設けられている。延出部材106には、勾配面107が形成されている。勾配面107は、板バネからなる。
【0025】
〔3.ローラホルダとカセットの位置関係〕
図9は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1の駆動機構とカセットCの位置関係を示した斜視図である。図10は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1のローラホルダ101とカセットCの位置関係を示した斜視図である。
【0026】
図9や図10は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1において、本体2からカバー11が取り外された場合に、カセット装着部8にカセットCが入れられたときの位置関係を示している。従って、ローラホルダ101は、カセットCから離間された状態が保持される。この状態では、ローラホルダ101の延出部材106や、その延出部材106の勾配面107も、カセットCから離間されている。
【0027】
図11は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1の駆動機構とカセットCの位置関係を示した斜視図である。図12は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1のローラホルダ101とカセットCの位置関係を示した斜視図である。
【0028】
図11や図12は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1において、カセット装着部8にカセットCが入れられた場合に、本体2にカバー11が取り付けられたときの位置関係を示している。従って、ローラホルダ101のプラテンローラ102は、カセットCのテープ状フィルムを介して、支持板41に押し付けられた状態が保持される。この状態では、ローラホルダ101の延出部材106は、カセットCの表面上に位置する。このとき、延出部材106の勾配面107はカセットCの表面に接触するので、勾配面107を形成する板バネの復元力がカセットCの表面に作用する。
【0029】
〔4.ローラホルダとカセットの動作関係〕
次に、本実施の形態に係るテープ印刷装置1において、カセット装着部8にカセットCが入れられた後で、本体2にカバー11が取り付けられる場合に、そのカセットCに対してローラホルダ101がどのように動作するかについて説明する。図13は、本実施の形態に係るテープ印刷装置1でローラホルダ101とカセットCの動作関係を示した図である。
【0030】
カセット装着部8内でカセットCが正しくセッティングされていないと、図13(A)に示すように、装着内面10とカセットCに隙間が生じる。
この状態で、本体2にカバー11が取り付けられると、カバー11の突出部12が本体2の挿脱口9に差し込まれるので、ローラホルダ101の押付面108にカバー11の突出部12が摺動し、ローラホルダ101が反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)に回動する。そして、本体2にカバー11が取り付けられている最中には、図13(A)から図13(B)に示すようにして、ローラホルダ101は、カセットCに向かって移動する。これにより、ローラホルダ101に設けられた延出部材106の勾配面107は、カセットCの表面を摺動する。よって、勾配面107を形成する板バネの復元力がカセットCの表面に作用するので、カセットCを装着内面10に向かって押し付ける。
【0031】
さらに、本体2に対するカバー11の取付が完了すると、カセットCに向かうローラホルダ101の移動も完了する。このとき、図13(B)から図13(C)に示すように、カセットCが装着内面10に着接するので、カセットCはカセット装着部8内で正しくセッティングされた状態になる。
【0032】
〔5.まとめ〕
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るテープ印刷装置1は、例えば、図4に示すように、本体2と、本体2に凹設されたカセット装着部8と、カセット装着部8の内側から外側に向けて付勢されながら本体2に回動可能に支持されたローラホルダ101と、カセット装着部8内で正しくセッティングされたカセットC(図5参照)が着接する装着内面10と、カセット装着部8を掩覆・開放するためのカバー11と、カバー11に設けられた突出部12と、を有している。そして、本実施の形態に係るテープ印刷装置1は、カバー11が本体2に取り付けられることによって、カバー11でカセット装着部8が掩覆された際には、カバー11に設けられた突出部12の動きに連動して、ローラホルダ101が反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)に移動する。
【0033】
さらに、本実施の形態に係るテープ印刷装置1では、例えば、図8に示すように、ローラホルダ101に設けられた延出部材106を備え、延出部材106に勾配面107が設けられている。そして、カセット装着部8にカセットCが入れられた後で、カバー11が本体2に取り付けられることによって、カバー11でカセット装着部8が掩覆される際には、例えば、図13(a)〜(c)に示すようにして、カセット装着部8内のカセットCに沿って延出部材106の勾配面107が摺動することにより、カセット装着部8内のカセットCが装着内面10に向けて押圧される。
【0034】
これにより、カセット装着部8内のカセットCが装着内面10に着接するので(図13(c)参照)、カセット装着部8内のカセットCを正しくセッティングさせることができる。
【0035】
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置1では、延出部材106の勾配面107を板バネで形成したので、さまざまな幅のカセットCがカセット装着部8内に入れられても、そのカセットCを装着内面10に向けて押圧させることができる。さらに、その押圧する力を板バネで調整することができるので、カセットCなどを傷つけることがない適度な押圧力によって、カセット装着部10内のカセットCを装着内面10に着接させることができる。
【0036】
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置1は、図4や図5に示すように、カセット装着部8に設けられた一対の係着部K1,K2を備えている。そして、カセット装着部8内のカセットCが一対の係着部K1,K2に係合されると、カセット装着部8内のカセットCが、装着内面10に着接するので、正しくセッティングされた状態で固定される。
【0037】
従って、カセット装着部8にカセットCが入れられた際に、ユーザ等がそのカセットCを一対の係着部K1,K2に係合させれば、常に、そのカセットCはカセット装着部8に正しくセッティングさせた状態に固定される。しかしながら、そのカセットCが一対の係着部K1,K2に係合されない状態が放置されると、かえって、そのカセットCはカセット装着部8に正しくセッティングされていない状態に保持される。これにより、カセットC内のテープ状フィルムのジャムが発生しやすい環境が作り出されてしまうので、上記図13に示すような動作を行う機構を備える必要性が高くなる。
【0038】
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置1では、カバー11は本体2に対し着脱可能であるので、カセット装着部8が開放される際には、カバー11が本体2から取り外される。従って、カバー11を自由に動かすことができるので、カバー11が本体2に取り付けられることによって、カセット装着部8がカバー11で掩覆される際には、カセット装着部8に入れられたカセットCが正しくセッティングされていない状態にあっても、カバー11が本体2に強引に取り付けられてしまうことがある。これにより、カセットC内のテープ状フィルムのジャムが発生しやすい環境が作り出されてしまうので、上記図13に示すような動作を行う機構を備える必要性が高くなる。
【0039】
〔6.その他〕
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、ローラホルダ101に設けられた延出部材106の勾配面107を板バネで形成するのではなく、図14に示すように、延出部材106と一対に形成してもよい。
【0040】
また、ローラホルダ101に設けられた延出部材106は、上述したようなサブローラ103付近に設けるのではなく、図15に示すように、回動筒104付近に設けてもよい。さらに、ローラホルダ101に設けられた延出部材106は、図16に示すように、上述したようなサブローラ103付近と回動筒104付近の双方に設けてもよい。この点は、ローラホルダ101に設けられた延出部材106の勾配面107を板バネで形成する場合も同様である。
【0041】
また、ローラホルダ101の反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)への移動は、カバー11に設けられた突出部12の動きに連動させなくてもよい。例えば、ローラホルダ101の反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)への移動を行うための専用レバーを設けてもよい。
【0042】
また、プラテンローラ102等が設けられたローラホルダ101に代えて、サーマルヘッドHが設けられた支持板でもよい。この場合には、その支持板が、カセット装着部8の内側から外側に向けて付勢されながら本体2に回動可能に支持される。従って、カバー11が本体2に取り付けられることによって、カバー11でカセット装着部8が掩覆された際には、カバー11に設けられた突出部12の動きに連動して、その支持板が反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)に移動する。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、テープ印刷装置のジャム防止技術に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置を正面側から示した外観斜視図である。
【図2】同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。
【図3】カバーの裏面を示した外観斜視図である。
【図4】カバー着脱時の同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。
【図5】カセット装着時の同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。
【図6】同テープ印刷装置の駆動機構を示した斜視図である。
【図7】ローラホルダを示した斜視図である。
【図8】ローラホルダを示した側面図である。
【図9】カバーを取り外した際の駆動機構とカセットの位置関係を示した斜視図である。
【図10】カバーを取り外した際のローラホルダとカセットの位置関係を示した斜視図である。
【図11】カバーを取り付けた際の駆動機構とカセットの位置関係を示した斜視図である。
【図12】カバーを取り付けた際のローラホルダとカセットの位置関係を示した斜視図である。
【図13】同テープ印刷装置でローラホルダとカセットの動作関係を示した図である。
【図14】ローラホルダの変更例を示した斜視図である。
【図15】ローラホルダの変更例を示した斜視図である。
【図16】ローラホルダの変更例を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 テープ印刷装置
2 本体
8 カセット装着部
10 装着内面
11 カバー
12 突出部
101 ローラホルダ
106 延出部材
107 延出部材の勾配面
C カセット
K1,K2 一対の係着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体に凹設されたカセット装着部と、前記カセット装着部の内側から外側に向けて付勢されながら前記本体に回動可能に支持された押付部材と、前記カセット装着部内で正しくセッティングされたカセットが着接する装着内面と、前記カセット装着部を掩覆・開放するためのカバーと、前記カバーに設けられた突出部と、を有し、前記カバーで前記カセット装着部が掩覆された際には、前記突出部の動きに連動して前記押付部材が反付勢方向に移動するテープ印刷装置であって、
前記押付部材に設けられた延出部材を備え、
前記延出部材に勾配面が設けられ、
前記カセット装着部にカセットが入れられた後で前記カバーで前記カセット装着部が掩覆される際には、前記カセット装着部内のカセットに沿って前記延出部材の勾配面が摺動することにより、前記カセット装着部内のカセットが前記装着内面に向けて押圧されること、を特徴とするテープ印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載するテープ印刷装置であって、
前記延出部材の勾配面を板バネで形成したこと、を特徴とするテープ印刷装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載するテープ印刷装置であって、
前記カセット装着部に設けられた一対の係着部を備え、
前記カセット装着部内のカセットが前記一対の係着部に係合されると、前記カセット装着部内のカセットが正しくセッティングされた状態で固定されること、を特徴とするテープ印刷装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するテープ印刷装置であって、
前記カバーは前記本体に対し着脱可能であること、を特徴とするテープ印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−131962(P2009−131962A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−307570(P2007−307570)
【出願日】平成19年11月28日(2007.11.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】