ディスクローディング装置
【課題】 簡単な構成で、ディスクを確実にセンタリングしてローディング可能な、デ
ィスクローディング装置を提供する。
【解決手段】 ディスクストッパ６はそのガイドリブ６ｃがシャーシ４のスリット４ｂ
に嵌合しスライドするようにしてなり、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設け、
ディスクストッパ６がチャッキング開始のトリガーがかかる所定の位置まで移動する前に
、切り欠き４ｂａにディスクストッパ６のガイドリブ６ｃが一時的に係止されることによ
りディスクストッパ６が一時的に停止し、その停止中にディスク２のセンタリングが完了
するようにした。
ィスクローディング装置を提供する。
【解決手段】 ディスクストッパ６はそのガイドリブ６ｃがシャーシ４のスリット４ｂ
に嵌合しスライドするようにしてなり、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設け、
ディスクストッパ６がチャッキング開始のトリガーがかかる所定の位置まで移動する前に
、切り欠き４ｂａにディスクストッパ６のガイドリブ６ｃが一時的に係止されることによ
りディスクストッパ６が一時的に停止し、その停止中にディスク２のセンタリングが完了
するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ＣＤ，ＤＶＤ等のディスクを保持して当該ディスクをターンテーブルに載置
する、ディスクローディング装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来より、このようなディスクに対して記録或いは再生を行うディスクプレーヤとして
、例えばケース外面に設けられたディスク挿入口からディスクを挿入することにより、こ
のディスクを所定位置に自動で搬入する形式の、いわゆるスロットインモデルのディスク
ローディング装置を備えたディスクプレーヤが知られている。
【０００３】
このようなディスクプレーヤは、上記ディスクローディング装置によって、前記挿入口
に挿入されたディスクを、ターンテーブル上の所定位置に移動させ、クランパーによりこ
のディスクをターンテーブル上に固定保持するようになっている。そして、ターンテーブ
ルを回転駆動することによりディスクを回転させ、回転するディスクの記録面に対してピ
ックアップにより信号を書き込み或いは読み出す構成としている。
【０００４】
図６は、従来のディスクローディング装置の概略平面図である。同図に示すように、こ
のディスクローディング装置においては、シャーシ４の前部に図示しないフラップが、シ
ーソー様に前後に回動自在に取り付けられ、またターンテーブル５が中心付近に、及び略
長板状のディスクストッパ６がその奥側に配設されている。ディスクストッパ６の左右両
端には、それぞれ下面より下方へ延びる略円柱状のボス６ａ、及び６ｂ，６ｄが設けられ
ている。
【０００５】
また、ディスクストッパ６の中央付近には、ディスクストッパ６が前後にスライドする
際のガイドとなるガイドリブ６ｃが設けられている。このガイドリブ６ｃは、シャーシ４
の中心付近より後方にかけて延在するスリット４ｂに嵌合し、これに沿ってスライド可能
となっており、ひいてはディスクストッパ６が前後にスライドする。
【０００６】
ここでは直径８ｃｍの小径ディスクが挿入された場合の動作を説明する。同図に示すよ
うに、小径のディスク２がシャーシ４の前部に形成される挿入口４ａから挿入されると、
図示しないフラップとその下側に設けたローラ３との間に、ディスク２が挟み込まれ、こ
の状態でローラ３が回転すると、ディスク２がシャーシ４の内部へと引き込まれる。なお
、同図では小径のディスク２が挿入口４ａの右寄りの位置に挿入された場合を示している
。
【０００７】
ここで、上記ローラ３はシャーシ４の前部で左右方向に延在しており、直径１２ｃｍの
大径ディスクも搬送できるようになっている。そして、比較的径が小さい中央部分から左
右両側に向かって、テーパ状に漸次径が大きくなるいわゆる略鼓形状に形成されている。
この形状により、ローラ３の回転により搬送されるディスク２は、搬送方向に垂直な方向
に関して、内側に向かう力を受けることになる。従ってディスク２は、挿入時に左或いは
右にずれていたとしても、ローラ３による搬送の際に、ローラ３の形状に基づいてセンタ
リングが行われ得る。
【０００８】
さて、挿入口４ａの右寄りの位置に挿入されたディスク２は、シャーシ４内部に搬送さ
れ、ディスクストッパ６の右端部に設けたボス６ｄに接触する。この状態で、ディスク２
はセンタリングに伴う回転を開始する。続いて、ディスク２は上記内側に搬送され、ディ
スクストッパ６と嵌合してセンタリングが終了する。さらに、ディスク２はシャーシ４奥
側に搬送されるので、これによりディスクストッパ６が押し込まれ、チャッキング開始の
トリガーがかかる。
【０００９】
このとき、ディスク２の中心孔がターンテーブル５の真上に位置しているので、図示し
ないクランパーが下降することにより、ターンテーブル５との間でディスク２が挟み込ま
れ、チャッキングが終了する。なお、ディスク２が挿入口４ａの左寄りの位置に挿入され
た場合においても、ディスク２の動作が左右逆となるのみであり、同様にセンタリング及
びチャッキングが行われる。
【００１０】
以上のようにして、従来のいわゆるスロットインモデルのディスクローディング装置に
おいては、小径のディスクが挿入時に左或いは右にずれていたとしても、センタリングが
行われてスムーズにチャッキングされる。また、大径のディスクの場合はなおさら問題な
くローディング動作を行うことができる。
【００１１】
なお、同図に示すように、シャーシ４の左部にはアーム状のディスクセレクタ７が前後
に延在しており、その前端部には下面より下方へ延びる略円柱状のボス７ａが設けられて
いて、挿入されたディスクによりボス７ａが押圧されるときの状態で、そのディスクが小
径であるか大径であるかを判別する構成となっている。
【００１２】
その他、異なるサイズのディスクをチャッキング位置または挿入・排出位置まで確実に
搬送できるとしたディスクローディング装置が、特許文献１に開示されている。これは、
ディスクのサイズによりその間隔が変化し、ディスクの外周に接触して当該ディスクを案
内可能とする一対のディスクガイド部と、このディスクガイド部に連結されるとともに、
ディスクの外周に当接して当該ディスクを位置決め可能とするディスクストッパとを有し
、挿入されたディスクのサイズに応じて間隔を変化させる一対のディスクガイド部に連動
してディスクストッパが移動し、このディスクストッパが、異なるサイズのディスクの中
心を同一のチャッキング位置または挿入・排出位置に位置付けるよう構成されている。
【特許文献１】特開２００４−２２１４６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１３】
しかしながら、上記図６に示したような従来の構成では、ディスク２がディスクストッ
パ６に接触した際、ディスク２をシャーシ４奥側へ搬送する力にディスクストッパ６が負
けて、センタリングが行われる前にディスクストッパ６が押し込まれることがある。こう
なると正しい位置決めが行われないまま、ディスク２はシャーシ４奥側に搬送され、チャ
ッキング開始のトリガーがかかってしまい、チャッキングミスとなる。
【００１４】
これに関して、従来は図７に改めて示したように、シャーシ４に設けた上記スリット４
ｂは一定幅で延在しているだけであり、ディスクストッパ６のガイドリブ６ｃが嵌合して
スライドする際に、その摺動摩擦は非常に少ない状態となっており、この部分ではディス
ク２をシャーシ４奥側へ搬送する力に抗することはできない。なお、同図において、シャ
ーシ４の中心付近に位置する略円形の４ｃは、図示しないクランパーを回転自在に保持す
るクランパーホルダーである。
【００１５】
その他、上記特許文献１に記載されているような構成では、ディスクの径が８ｃｍ及び
１２ｃｍのものしか存在しないのに、様々な径のディスクに対応できるようなローディン
グ機構が設けてあり、無駄の多い設計となって装置が複雑，大掛かりでコストアップとな
る上に、製造時や使用時でのトラブルの要因となる。本発明は、以上のような問題点に鑑
み、簡単な構成で、ディスクを確実にセンタリングしてローディング可能な、ディスクロ
ーディング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１６】
上記目的を達成するために、本発明では、挿入口より挿入されたディスクをシーソー様
に回動可能なフラップと略鼓形状に形成されてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの
回転により前記ディスクをセンタリングしつつターンテーブルまで搬送するディスクロー
ディング装置であって、前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し
、該ディスクストッパに前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディス
クに押されて更に奥側にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターン
テーブルの近傍に位置決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、前
記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該ディス
クアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺動自
在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置まで
スライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のトリガ
ーがかかる構成であって、前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリット
に嵌合しスライドするようにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記デ
ィスクストッパが前記所定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッ
パのガイドリブが一時的に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、
その停止中に前記ディスクのセンタリングが完了するようにしたことを特徴とする。
【００１７】
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【００１８】
本発明によれば、いわゆるスロットインモデルにおいて、簡単な構成で、小径ディスク
であってもこれを確実にセンタリングしてローディング可能な、ディスクローディング装
置を提供することができる。
【００１９】
具体的には、シャーシのスリットの内側面に切り欠きを設け、ディスクストッパのガイ
ドリブに形成された摺動部が填り込むようにしただけで、ディスクの搬送力に対する抵抗
を一時的に増加させ、チャッキング開始のトリガーがかかる前にディスクが確実にセンタ
リングされるようにしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２０】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、上記従来の
技術と同様の機能を有する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。
【実施例１】
【００２１】
図１は、本発明の実施例１に係るディスクローディング装置のシャーシ平面図である。
本実施例では、同図に示すように、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設けた構成
としている。この切り欠き４ｂａは、スリット４ｂの前端より少し後方で、ディスクスト
ッパ６のガイドリブ６ｃの前後端に対応するように、前後２個所の両内側面に計４個所配
設されている。またこの位置は、後述するように、チャッキング開始のトリガーがかかる
手前でディスクストッパ６を一時停止させる位置となっている。
【００２２】
図２は、本ディスクローディング装置におけるディスクストッパを示す図であり、同図
（ａ）は平面図、同図（ｂ）は右側面図である。上述したように、このディスクストッパ
６の左右両端には、それぞれ下面より下方へ延びる略円柱状のボス６ａ、及び６ｂ，６ｄ
が設けられている。また、ディスクストッパ６の中央付近には、ディスクストッパ６が前
後にスライドする際のガイドとなるガイドリブ６ｃが設けられている。
【００２３】
ガイドリブ６ｃの前後端は特に幅が広くなっており、シャーシ４のスリット４ｂと嵌合
して安定的にスライドする摺動部６ｃａを形成している。なお、ガイドリブ６ｃの中央上
面より、後述するディスクアームの長孔に嵌合するピン６ｅが突出しており、またガイド
リブ６ｃの前後端上面には、ディスクストッパ６がスリット４ｂから外れないようにする
ための略小判状の鍔部６ｆが設けられている。
【００２４】
図３は、本発明の実施例１に係るディスクローディング装置の概略平面図であり、小径
のディスク２が挿入口４ａの右寄りの位置に挿入された場合を示している。さて、同図に
示すように、ディスクのローディング時に、ディスク２によりディスクストッパ６がシャ
ーシ４奥側に少し押し込まれると、従来はガイドリブ６ｃがスリット４ｂに沿って直線的
に移動するだけであったものが、本実施例では前後の摺動部６ｃａがそれぞれ前後の切り
欠き４ｂａに填り込み、一時的に係止される。
【００２５】
具体的には、ディスク２によりボス６ｄが押された状態で、ディスクストッパ６が左に
少し旋回して傾き、ガイドリブ６ｃ前端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの右前側の切り欠
き４ｂａに填り込み、ガイドリブ６ｃ後端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの左後側の切り
欠き４ｂａに填り込む。これによりディスクストッパ６はその移動途中で一時的に動きを
止めることとなる。このディスクストッパ６が一時停止する位置は、チャッキング開始の
トリガーがかかる手前の位置となっている。
【００２６】
図４は、同じく本発明の実施例１に係るディスクローディング装置の概略平面図であり
、小径のディスク２が挿入口４ａの左寄りの位置に挿入された場合を示している。前記と
同様にして、同図に示すように、ディスクのローディング時に、ディスク２によりディス
クストッパ６がシャーシ４奥側に少し押し込まれると、従来はガイドリブ６ｃがスリット
４ｂに沿って直線的に移動するだけであったものが、本実施例では前後の摺動部６ｃａが
それぞれ前後の切り欠き４ｂａに填り込み、一時的に係止される。
【００２７】
具体的には、ディスク２によりボス６ａが押された状態で、ディスクストッパ６が右に
少し旋回して傾き、ガイドリブ６ｃ前端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの左前側の切り欠
き４ｂａに填り込み、ガイドリブ６ｃ後端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの右後側の切り
欠き４ｂａに填り込む。これによりディスクストッパ６はその移動途中で一時的に動きを
止めることとなる。このディスクストッパ６が一時停止する位置は、図３の場合と同じく
チャッキング開始のトリガーがかかる手前の位置となっている。
【００２８】
図３或いは図４の状態では、ディスク２が左右いずれかにオフセットして挿入された場
合の、上記ローラ３によるシャーシ４奥側への搬送力よりも、摺動部６ｃａが切り欠き４
ｂａに係止された状態のディスクストッパ６による抵抗の方が大きいので、ディスクスト
ッパ６は確実に停止し、ディスク２は確実にセンタリングされる。なお、切り欠き４ｂａ
を前後共設ける構成に限定されるものではなく、摺動部６ｃａが填り込んでディスクスト
ッパ６が一時停止するのであれば、切り欠き４ｂａを前後いずれか一方のみとしても良い
。但し、その場合でも、ディスク２の左右いずれのオフセット時にも対応可能とするため
、スリット４ｂの両内側面に切り欠き４ｂａを設ける必要がある。
【００２９】
ディスクがセンタリングされた状態では、ディスク２はローラ３の左右両側のテーパ部
から略均等に力を受けるので、ディスク２はローラ３によりシャーシ４奥側へとスリット
４ｂにほぼ沿った方向に搬送されることとなる。これにより、ディスク２の外周縁部がデ
ィスクストッパ６のボス６ａ，６ｂに当接した状態となり、ディスクストッパ６の傾きが
なくなって、摺動部６ｃａが切り欠き４ｂａから外れ、ガイドリブ６ｃがスリット４ｂに
沿ってスライド可能となる。そして、ディスク２の搬送に伴いディスクストッパ６がシャ
ーシ４奥側へと押し込まれる。
【００３０】
図５は、ディスクがチャッキングされた状態を示す本ディスクローディング装置の概略
平面図である。同図に示すように、ディスクストッパ６がシャーシ４奥側へと押し込まれ
て、ディスク２が上記ターンテーブル５（ここでは不図示）に対して芯出しされた状態と
なれば、チャッキング開始のトリガーがかかる。この状態では、同図より分かるように、
ガイドリブ６ｃ前後端の摺動部６ｃａの間にスリット４ｂの後側の切り欠き４ｂａが位置
しており、ディスクストッパ６が旋回して傾くことはない。
【００３１】
なお、同図に示したディスクアーム８は、その先端部に設けた長孔８ａに、ディスクス
トッパ６の中央付近より突出するピン６ｅが摺動自在に嵌合しており、一方、ディスクア
ーム８の後端部には上記ディスクセレクタ７（ここでは不図示）が係合していて、回転軸
８ｂを中心として旋回する。ディスクストッパ６がシャーシ４奥側へと押し込まれたとき
、ディスクアーム８とディスクセレクタ７との連繋により、チャッキング開始のトリガー
がかかる仕組みである。
【００３２】
以上説明したように、本実施例によれば、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設
け、ディスクストッパ６のガイドリブ６ｃに形成された摺動部６ｃａが填り込むようにし
ただけで、ディスク２の搬送力に対する抵抗を一時的に増加させ、チャッキング開始のト
リガーがかかる前にディス２が確実にセンタリングされるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【００３３】
【図１】本発明の実施例１に係るディスクローディング装置のシャーシ平面図。
【図２】本ローディング装置におけるディスクストッパを示す図。
【図３】本ローディング装置の概略平面図（右オフセット時）。
【図４】本ローディング装置の概略平面図（左オフセット時）。
【図５】ディスクがチャッキングされた状態を示す本ローディング装置の概略平面図。
【図６】従来のディスクローディング装置の概略平面図。
【図７】従来のディスクローディング装置のシャーシ平面図。
【符号の説明】
【００３４】
２ ディスク
３ ローラ
４ シャーシ
４ａ 挿入口
４ｂ スリット
４ｂａ 切り欠き
５ ターンテーブル
６ ディスクストッパ
６ａ，６ｂ，６ｄ ボス
６ｃ ガイドリブ
６ｃａ 摺動部
６ｅ ピン
６ｆ 鍔部
７ ディスクセレクタ
７ａ ボス
８ ディスクアーム
８ａ 長孔
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ＣＤ，ＤＶＤ等のディスクを保持して当該ディスクをターンテーブルに載置
する、ディスクローディング装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来より、このようなディスクに対して記録或いは再生を行うディスクプレーヤとして
、例えばケース外面に設けられたディスク挿入口からディスクを挿入することにより、こ
のディスクを所定位置に自動で搬入する形式の、いわゆるスロットインモデルのディスク
ローディング装置を備えたディスクプレーヤが知られている。
【０００３】
このようなディスクプレーヤは、上記ディスクローディング装置によって、前記挿入口
に挿入されたディスクを、ターンテーブル上の所定位置に移動させ、クランパーによりこ
のディスクをターンテーブル上に固定保持するようになっている。そして、ターンテーブ
ルを回転駆動することによりディスクを回転させ、回転するディスクの記録面に対してピ
ックアップにより信号を書き込み或いは読み出す構成としている。
【０００４】
図６は、従来のディスクローディング装置の概略平面図である。同図に示すように、こ
のディスクローディング装置においては、シャーシ４の前部に図示しないフラップが、シ
ーソー様に前後に回動自在に取り付けられ、またターンテーブル５が中心付近に、及び略
長板状のディスクストッパ６がその奥側に配設されている。ディスクストッパ６の左右両
端には、それぞれ下面より下方へ延びる略円柱状のボス６ａ、及び６ｂ，６ｄが設けられ
ている。
【０００５】
また、ディスクストッパ６の中央付近には、ディスクストッパ６が前後にスライドする
際のガイドとなるガイドリブ６ｃが設けられている。このガイドリブ６ｃは、シャーシ４
の中心付近より後方にかけて延在するスリット４ｂに嵌合し、これに沿ってスライド可能
となっており、ひいてはディスクストッパ６が前後にスライドする。
【０００６】
ここでは直径８ｃｍの小径ディスクが挿入された場合の動作を説明する。同図に示すよ
うに、小径のディスク２がシャーシ４の前部に形成される挿入口４ａから挿入されると、
図示しないフラップとその下側に設けたローラ３との間に、ディスク２が挟み込まれ、こ
の状態でローラ３が回転すると、ディスク２がシャーシ４の内部へと引き込まれる。なお
、同図では小径のディスク２が挿入口４ａの右寄りの位置に挿入された場合を示している
。
【０００７】
ここで、上記ローラ３はシャーシ４の前部で左右方向に延在しており、直径１２ｃｍの
大径ディスクも搬送できるようになっている。そして、比較的径が小さい中央部分から左
右両側に向かって、テーパ状に漸次径が大きくなるいわゆる略鼓形状に形成されている。
この形状により、ローラ３の回転により搬送されるディスク２は、搬送方向に垂直な方向
に関して、内側に向かう力を受けることになる。従ってディスク２は、挿入時に左或いは
右にずれていたとしても、ローラ３による搬送の際に、ローラ３の形状に基づいてセンタ
リングが行われ得る。
【０００８】
さて、挿入口４ａの右寄りの位置に挿入されたディスク２は、シャーシ４内部に搬送さ
れ、ディスクストッパ６の右端部に設けたボス６ｄに接触する。この状態で、ディスク２
はセンタリングに伴う回転を開始する。続いて、ディスク２は上記内側に搬送され、ディ
スクストッパ６と嵌合してセンタリングが終了する。さらに、ディスク２はシャーシ４奥
側に搬送されるので、これによりディスクストッパ６が押し込まれ、チャッキング開始の
トリガーがかかる。
【０００９】
このとき、ディスク２の中心孔がターンテーブル５の真上に位置しているので、図示し
ないクランパーが下降することにより、ターンテーブル５との間でディスク２が挟み込ま
れ、チャッキングが終了する。なお、ディスク２が挿入口４ａの左寄りの位置に挿入され
た場合においても、ディスク２の動作が左右逆となるのみであり、同様にセンタリング及
びチャッキングが行われる。
【００１０】
以上のようにして、従来のいわゆるスロットインモデルのディスクローディング装置に
おいては、小径のディスクが挿入時に左或いは右にずれていたとしても、センタリングが
行われてスムーズにチャッキングされる。また、大径のディスクの場合はなおさら問題な
くローディング動作を行うことができる。
【００１１】
なお、同図に示すように、シャーシ４の左部にはアーム状のディスクセレクタ７が前後
に延在しており、その前端部には下面より下方へ延びる略円柱状のボス７ａが設けられて
いて、挿入されたディスクによりボス７ａが押圧されるときの状態で、そのディスクが小
径であるか大径であるかを判別する構成となっている。
【００１２】
その他、異なるサイズのディスクをチャッキング位置または挿入・排出位置まで確実に
搬送できるとしたディスクローディング装置が、特許文献１に開示されている。これは、
ディスクのサイズによりその間隔が変化し、ディスクの外周に接触して当該ディスクを案
内可能とする一対のディスクガイド部と、このディスクガイド部に連結されるとともに、
ディスクの外周に当接して当該ディスクを位置決め可能とするディスクストッパとを有し
、挿入されたディスクのサイズに応じて間隔を変化させる一対のディスクガイド部に連動
してディスクストッパが移動し、このディスクストッパが、異なるサイズのディスクの中
心を同一のチャッキング位置または挿入・排出位置に位置付けるよう構成されている。
【特許文献１】特開２００４−２２１４６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１３】
しかしながら、上記図６に示したような従来の構成では、ディスク２がディスクストッ
パ６に接触した際、ディスク２をシャーシ４奥側へ搬送する力にディスクストッパ６が負
けて、センタリングが行われる前にディスクストッパ６が押し込まれることがある。こう
なると正しい位置決めが行われないまま、ディスク２はシャーシ４奥側に搬送され、チャ
ッキング開始のトリガーがかかってしまい、チャッキングミスとなる。
【００１４】
これに関して、従来は図７に改めて示したように、シャーシ４に設けた上記スリット４
ｂは一定幅で延在しているだけであり、ディスクストッパ６のガイドリブ６ｃが嵌合して
スライドする際に、その摺動摩擦は非常に少ない状態となっており、この部分ではディス
ク２をシャーシ４奥側へ搬送する力に抗することはできない。なお、同図において、シャ
ーシ４の中心付近に位置する略円形の４ｃは、図示しないクランパーを回転自在に保持す
るクランパーホルダーである。
【００１５】
その他、上記特許文献１に記載されているような構成では、ディスクの径が８ｃｍ及び
１２ｃｍのものしか存在しないのに、様々な径のディスクに対応できるようなローディン
グ機構が設けてあり、無駄の多い設計となって装置が複雑，大掛かりでコストアップとな
る上に、製造時や使用時でのトラブルの要因となる。本発明は、以上のような問題点に鑑
み、簡単な構成で、ディスクを確実にセンタリングしてローディング可能な、ディスクロ
ーディング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１６】
上記目的を達成するために、本発明では、挿入口より挿入されたディスクをシーソー様
に回動可能なフラップと略鼓形状に形成されてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの
回転により前記ディスクをセンタリングしつつターンテーブルまで搬送するディスクロー
ディング装置であって、前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し
、該ディスクストッパに前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディス
クに押されて更に奥側にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターン
テーブルの近傍に位置決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、前
記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該ディス
クアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺動自
在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置まで
スライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のトリガ
ーがかかる構成であって、前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリット
に嵌合しスライドするようにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記デ
ィスクストッパが前記所定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッ
パのガイドリブが一時的に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、
その停止中に前記ディスクのセンタリングが完了するようにしたことを特徴とする。
【００１７】
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【００１８】
本発明によれば、いわゆるスロットインモデルにおいて、簡単な構成で、小径ディスク
であってもこれを確実にセンタリングしてローディング可能な、ディスクローディング装
置を提供することができる。
【００１９】
具体的には、シャーシのスリットの内側面に切り欠きを設け、ディスクストッパのガイ
ドリブに形成された摺動部が填り込むようにしただけで、ディスクの搬送力に対する抵抗
を一時的に増加させ、チャッキング開始のトリガーがかかる前にディスクが確実にセンタ
リングされるようにしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２０】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、上記従来の
技術と同様の機能を有する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。
【実施例１】
【００２１】
図１は、本発明の実施例１に係るディスクローディング装置のシャーシ平面図である。
本実施例では、同図に示すように、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設けた構成
としている。この切り欠き４ｂａは、スリット４ｂの前端より少し後方で、ディスクスト
ッパ６のガイドリブ６ｃの前後端に対応するように、前後２個所の両内側面に計４個所配
設されている。またこの位置は、後述するように、チャッキング開始のトリガーがかかる
手前でディスクストッパ６を一時停止させる位置となっている。
【００２２】
図２は、本ディスクローディング装置におけるディスクストッパを示す図であり、同図
（ａ）は平面図、同図（ｂ）は右側面図である。上述したように、このディスクストッパ
６の左右両端には、それぞれ下面より下方へ延びる略円柱状のボス６ａ、及び６ｂ，６ｄ
が設けられている。また、ディスクストッパ６の中央付近には、ディスクストッパ６が前
後にスライドする際のガイドとなるガイドリブ６ｃが設けられている。
【００２３】
ガイドリブ６ｃの前後端は特に幅が広くなっており、シャーシ４のスリット４ｂと嵌合
して安定的にスライドする摺動部６ｃａを形成している。なお、ガイドリブ６ｃの中央上
面より、後述するディスクアームの長孔に嵌合するピン６ｅが突出しており、またガイド
リブ６ｃの前後端上面には、ディスクストッパ６がスリット４ｂから外れないようにする
ための略小判状の鍔部６ｆが設けられている。
【００２４】
図３は、本発明の実施例１に係るディスクローディング装置の概略平面図であり、小径
のディスク２が挿入口４ａの右寄りの位置に挿入された場合を示している。さて、同図に
示すように、ディスクのローディング時に、ディスク２によりディスクストッパ６がシャ
ーシ４奥側に少し押し込まれると、従来はガイドリブ６ｃがスリット４ｂに沿って直線的
に移動するだけであったものが、本実施例では前後の摺動部６ｃａがそれぞれ前後の切り
欠き４ｂａに填り込み、一時的に係止される。
【００２５】
具体的には、ディスク２によりボス６ｄが押された状態で、ディスクストッパ６が左に
少し旋回して傾き、ガイドリブ６ｃ前端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの右前側の切り欠
き４ｂａに填り込み、ガイドリブ６ｃ後端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの左後側の切り
欠き４ｂａに填り込む。これによりディスクストッパ６はその移動途中で一時的に動きを
止めることとなる。このディスクストッパ６が一時停止する位置は、チャッキング開始の
トリガーがかかる手前の位置となっている。
【００２６】
図４は、同じく本発明の実施例１に係るディスクローディング装置の概略平面図であり
、小径のディスク２が挿入口４ａの左寄りの位置に挿入された場合を示している。前記と
同様にして、同図に示すように、ディスクのローディング時に、ディスク２によりディス
クストッパ６がシャーシ４奥側に少し押し込まれると、従来はガイドリブ６ｃがスリット
４ｂに沿って直線的に移動するだけであったものが、本実施例では前後の摺動部６ｃａが
それぞれ前後の切り欠き４ｂａに填り込み、一時的に係止される。
【００２７】
具体的には、ディスク２によりボス６ａが押された状態で、ディスクストッパ６が右に
少し旋回して傾き、ガイドリブ６ｃ前端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの左前側の切り欠
き４ｂａに填り込み、ガイドリブ６ｃ後端の摺動部６ｃａがスリット４ｂの右後側の切り
欠き４ｂａに填り込む。これによりディスクストッパ６はその移動途中で一時的に動きを
止めることとなる。このディスクストッパ６が一時停止する位置は、図３の場合と同じく
チャッキング開始のトリガーがかかる手前の位置となっている。
【００２８】
図３或いは図４の状態では、ディスク２が左右いずれかにオフセットして挿入された場
合の、上記ローラ３によるシャーシ４奥側への搬送力よりも、摺動部６ｃａが切り欠き４
ｂａに係止された状態のディスクストッパ６による抵抗の方が大きいので、ディスクスト
ッパ６は確実に停止し、ディスク２は確実にセンタリングされる。なお、切り欠き４ｂａ
を前後共設ける構成に限定されるものではなく、摺動部６ｃａが填り込んでディスクスト
ッパ６が一時停止するのであれば、切り欠き４ｂａを前後いずれか一方のみとしても良い
。但し、その場合でも、ディスク２の左右いずれのオフセット時にも対応可能とするため
、スリット４ｂの両内側面に切り欠き４ｂａを設ける必要がある。
【００２９】
ディスクがセンタリングされた状態では、ディスク２はローラ３の左右両側のテーパ部
から略均等に力を受けるので、ディスク２はローラ３によりシャーシ４奥側へとスリット
４ｂにほぼ沿った方向に搬送されることとなる。これにより、ディスク２の外周縁部がデ
ィスクストッパ６のボス６ａ，６ｂに当接した状態となり、ディスクストッパ６の傾きが
なくなって、摺動部６ｃａが切り欠き４ｂａから外れ、ガイドリブ６ｃがスリット４ｂに
沿ってスライド可能となる。そして、ディスク２の搬送に伴いディスクストッパ６がシャ
ーシ４奥側へと押し込まれる。
【００３０】
図５は、ディスクがチャッキングされた状態を示す本ディスクローディング装置の概略
平面図である。同図に示すように、ディスクストッパ６がシャーシ４奥側へと押し込まれ
て、ディスク２が上記ターンテーブル５（ここでは不図示）に対して芯出しされた状態と
なれば、チャッキング開始のトリガーがかかる。この状態では、同図より分かるように、
ガイドリブ６ｃ前後端の摺動部６ｃａの間にスリット４ｂの後側の切り欠き４ｂａが位置
しており、ディスクストッパ６が旋回して傾くことはない。
【００３１】
なお、同図に示したディスクアーム８は、その先端部に設けた長孔８ａに、ディスクス
トッパ６の中央付近より突出するピン６ｅが摺動自在に嵌合しており、一方、ディスクア
ーム８の後端部には上記ディスクセレクタ７（ここでは不図示）が係合していて、回転軸
８ｂを中心として旋回する。ディスクストッパ６がシャーシ４奥側へと押し込まれたとき
、ディスクアーム８とディスクセレクタ７との連繋により、チャッキング開始のトリガー
がかかる仕組みである。
【００３２】
以上説明したように、本実施例によれば、スリット４ｂの内側面に切り欠き４ｂａを設
け、ディスクストッパ６のガイドリブ６ｃに形成された摺動部６ｃａが填り込むようにし
ただけで、ディスク２の搬送力に対する抵抗を一時的に増加させ、チャッキング開始のト
リガーがかかる前にディス２が確実にセンタリングされるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【００３３】
【図１】本発明の実施例１に係るディスクローディング装置のシャーシ平面図。
【図２】本ローディング装置におけるディスクストッパを示す図。
【図３】本ローディング装置の概略平面図（右オフセット時）。
【図４】本ローディング装置の概略平面図（左オフセット時）。
【図５】ディスクがチャッキングされた状態を示す本ローディング装置の概略平面図。
【図６】従来のディスクローディング装置の概略平面図。
【図７】従来のディスクローディング装置のシャーシ平面図。
【符号の説明】
【００３４】
２ ディスク
３ ローラ
４ シャーシ
４ａ 挿入口
４ｂ スリット
４ｂａ 切り欠き
５ ターンテーブル
６ ディスクストッパ
６ａ，６ｂ，６ｄ ボス
６ｃ ガイドリブ
６ｃａ 摺動部
６ｅ ピン
６ｆ 鍔部
７ ディスクセレクタ
７ａ ボス
８ ディスクアーム
８ａ 長孔
【特許請求の範囲】
【請求項１】
挿入口より挿入されたディスクをシーソー様に回動可能なフラップと略鼓形状に形成さ
れてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの回転により前記ディスクをセンタリングし
つつターンテーブルまで搬送するディスクローディング装置であって、
前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し、該ディスクストッパ
に前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディスクに押されて更に奥側
にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターンテーブルの近傍に位置
決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、
前記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該デ
ィスクアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺
動自在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置
までスライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のト
リガーがかかる構成であって、
前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリットに嵌合しスライドするよ
うにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記ディスクストッパが前記所
定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッパのガイドリブが一時的
に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、その停止中に前記ディス
クのセンタリングが完了するようにしてなり、
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしてなり、
前記切り欠きをそれぞれ前記スリットの両内側面に設け、前記ディスクストッパが左右
いずれの方向に旋回しても前記各摺動部が対応する前記各切り欠きに一時的に係止される
ことが可能としたことを特徴とするディスクローディング装置。
【請求項２】
挿入口より挿入されたディスクをシーソー様に回動可能なフラップと略鼓形状に形成さ
れてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの回転により前記ディスクをセンタリングし
つつターンテーブルまで搬送するディスクローディング装置であって、
前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し、該ディスクストッパ
に前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディスクに押されて更に奥側
にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターンテーブルの近傍に位置
決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、
前記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該デ
ィスクアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺
動自在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置
までスライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のト
リガーがかかる構成であって、
前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリットに嵌合しスライドするよ
うにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記ディスクストッパが前記所
定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッパのガイドリブが一時的
に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、その停止中に前記ディス
クのセンタリングが完了するようにしたことを特徴とするディスクローディング装置。
【請求項３】
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしたことを特徴とする請求項２に記載のディスクローディング装置。
【請求項１】
挿入口より挿入されたディスクをシーソー様に回動可能なフラップと略鼓形状に形成さ
れてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの回転により前記ディスクをセンタリングし
つつターンテーブルまで搬送するディスクローディング装置であって、
前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し、該ディスクストッパ
に前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディスクに押されて更に奥側
にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターンテーブルの近傍に位置
決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、
前記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該デ
ィスクアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺
動自在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置
までスライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のト
リガーがかかる構成であって、
前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリットに嵌合しスライドするよ
うにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記ディスクストッパが前記所
定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッパのガイドリブが一時的
に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、その停止中に前記ディス
クのセンタリングが完了するようにしてなり、
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしてなり、
前記切り欠きをそれぞれ前記スリットの両内側面に設け、前記ディスクストッパが左右
いずれの方向に旋回しても前記各摺動部が対応する前記各切り欠きに一時的に係止される
ことが可能としたことを特徴とするディスクローディング装置。
【請求項２】
挿入口より挿入されたディスクをシーソー様に回動可能なフラップと略鼓形状に形成さ
れてなるローラとの間で挟持し、前記ローラの回転により前記ディスクをセンタリングし
つつターンテーブルまで搬送するディスクローディング装置であって、
前記ターンテーブルより奥側に位置するディスクストッパを有し、該ディスクストッパ
に前記ディスクが嵌合しつつ、前記ディスクストッパが前記ディスクに押されて更に奥側
にスライド移動することにより、該ディスクの中心孔が前記ターンテーブルの近傍に位置
決めされるようにしてなるディスクローディング装置において、
前記ディスクストッパのスライド移動に連動して旋回するディスクアームを備え、該デ
ィスクアームはその先端部に設けた長孔に、前記ディスクストッパより突設するピンが摺
動自在に嵌合してなり、前記ディスクストッパが前記ディスクを位置決めする所定の位置
までスライド移動したときに、前記ディスクアームによりディスクチャッキング開始のト
リガーがかかる構成であって、
前記ディスクストッパはそのガイドリブがシャーシのスリットに嵌合しスライドするよ
うにしてなり、前記スリットの内側面に切り欠きを設け、前記ディスクストッパが前記所
定の位置まで移動する前に、前記切り欠きに前記ディスクストッパのガイドリブが一時的
に係止されることにより該ディスクストッパが一時的に停止し、その停止中に前記ディス
クのセンタリングが完了するようにしたことを特徴とするディスクローディング装置。
【請求項３】
前記ガイドリブはその前後端にそれぞれ摺動部を有し、該各摺動部が前記スリットに嵌
合しスライドするようにしてなり、該各摺動部にそれぞれ対応するように前記切り欠きを
前後に設け、前記ディスクストッパが旋回して前記各切り欠きに前記各摺動部が一時的に
係止されるようにしたことを特徴とする請求項２に記載のディスクローディング装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２００７−５８９０７（Ｐ２００７−５８９０７Ａ）
【公開日】平成１９年３月８日（２００７．３．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２３９５７４（Ｐ２００５−２３９５７４）
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年３月８日（２００７．３．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年８月２２日（２００５．８．２２）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
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