説明

データ管理プログラムおよびこのデータ管理プログラムを実行するコンピュータ

【課題】複数の機能を実現可能な外部装置が対象とするデータを管理可能な、新たなデータ管理プログラムおよびこのデータ管理プログラムを実行するコンピュータを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の機能部を備える複合機を表す複合機画像の内、各機能部のいずれかを示す領域で、コンピュータの操作部に対して選択指示が入力され(S102,S104,S106,S108)、かつ、選択指示が操作部に入力されている状態において、コンピュータにインストールされた複数のアプリケーション(プログラム)に対応した画面等のいずれかの表示領域で、操作部に対して決定指示が入力された場合(S116)、選択指示に係る各機能部に対応するデータを、決定指示に係るアプリケーションによる処理の対象とする(S120,S122,S126〜S130)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部装置が対象とするデータを管理するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子的なデータが広く利用され、これを管理するための技術が提案されている。例えば、スキャナ等の画像入力装置によって読み取られディジタル化された文書画像データや、一般のアプリケーションによって作成された文書画像データを、分類フォルダに入れると各文書画像データにID番号が付けられてファイルされ、別のフォルダに文書画像データを入れると、該フォルダに対応して記憶されている相手にファクシミリ送信し、さらに別のフォルダに入れると所定のユーザに対してメール送信される技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、スキャナドライバおよびアプリケーションが導入された情報処理装置と、スキャナ機とが接続された画像処理システムに関し、スキャナドライバは、アプリケーションからの読み取り指示にしたがってスキャナ機から受信したスキャン画像データをアプリケーションに送信するとともに、スキャナドライバは、アプリケーションの読み取り要求が、スキャナ機が対応していないフォーマット画像の場合、スキャナ機が読み取ったスキャン画像データをアプリケーションが要求しているフォーマット画像の画像データにデータ変換する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−202607号公報
【特許文献2】特開2008−99059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電子的なデータを生成し、またはこれを取り扱う装置として、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリント機能およびコピー機能等、およびこれら各機能を応用した機能を実現可能な装置がある。このような装置は、コンピュータから利用可能な外部装置として機能する。
【0006】
本発明は、複数の機能を実現可能な外部装置が対象とするデータを管理可能な、新たなデータ管理プログラムおよびこのデータ管理プログラムを実行するコンピュータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に鑑みなされた本発明は、第1機能を実行する第1機能部と第2機能を実行する第2機能部とを備える外部装置を表す外部装置画像の内、第1機能部を示す第1機能領域で、コンピュータの操作部に対して選択指示が入力され、かつ、選択指示が操作部に入力されている状態において、コンピュータにインストールされた第1アプリケーションに対応した第1アプリケーション画面の第1表示領域で、操作部に対して決定指示が入力された場合、第1機能部に対応する第1データを、第1アプリケーションによる第1処理の対象とすることとしたものである。
【0008】
本発明を反映した第1の課題解決手段は、第1機能を実行する第1機能部と第2機能を実行する第2機能部とを備え、前記第1機能部に対応する第1データを、所定の記憶領域に記憶した外部装置が対象とするデータを管理するためのコンピュータが読み取り可能なデータ管理プログラムであって、前記コンピュータを、モニタの表示領域内の所定の領域に前記外部装置を表す外部装置画像を表示する表示制御手段と、前記モニタの表示領域に表示され、前記コンピュータの操作部の移動操作に連動して前記表示領域内を移動するポインタの位置を、前記操作部に対し選択指示が入力された場合に特定する選択位置特定手段と、前記外部装置画像において前記第1機能部を示す第1機能領域が登録された外部装置画像登録手段にしたがい、前記選択位置特定手段で特定された位置について判断する選択位置判断手段と、前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力されている状態で、前記操作部に対し決定指示が入力された場合、前記ポインタの位置を特定する決定位置特定手段と、前記コンピュータにインストールされた第1アプリケーションに対応して前記モニタに表示された第1アプリケーション画面の表示領域を示す第1表示領域が登録された表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する決定位置判断手段と、前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第1表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データを、前記第1アプリケーションによる第1処理の対象とする処理実行手段として機能させるためのデータ管理プログラムである。
【0009】
これによれば、第1機能部に対応する第1データを、操作部に対する選択指示および決定指示の入力によって、第1アプリケーションによる第1処理の対象とすることができる。
【0010】
第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段のデータ管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記コンピュータにインストールされた第2アプリケーションに対応して前記モニタに表示された第2アプリケーション画面の表示領域を示す第2表示領域が、さらに登録された前記表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する前記決定位置判断手段と、前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第2表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データを、前記第2アプリケーションによる第2処理の対象とする前記処理実行手段として機能させることを特徴とする。
【0011】
これによれば、第1機能部に対応する第1データを、操作部に対する選択指示および決定指示の入力によって、第2アプリケーションによる第2処理の対象とすることができる。すなわち、ユーザは、第1データを、第1アプリケーションによる第1処理の対象とするか、第2アプリケーションによる第2処理の対象とするかを操作部に対する決定指示によって選択することができる。
【0012】
第3の課題解決手段は、第1または第2の課題解決手段のデータ管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記外部装置画像において前記第2機能部を示す第2機能領域が、さらに登録された前記外部装置画像登録手段にしたがい、前記選択位置特定手段で特定された位置について判断する前記選択位置判断手段と、前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第2機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力されている状態で、前記操作部に対し前記決定指示が入力された場合、前記ポインタの位置を特定する前記決定位置特定手段と、前記モニタに表示された外部装置画像の表示領域を示す第3表示領域が、さらに登録された前記表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する前記決定位置判断手段と、前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第3表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データに対する前記第2機能部による第2機能の実行指示を、前記外部装置に送信する前記処理実行手段として機能させることを特徴とする。
【0013】
これによれば、第1機能部に対応する第1データを、操作部に対する選択指示および決定指示の入力によって、外部装置が備える第2機能部による第2機能の対象とすることができる。
【0014】
第4の課題解決手段は、第1から第3の課題解決手段のいずれか1つのデータ管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力された場合、前記モニタの表示領域に、前記第1データに対応する前記第1機能を識別可能な第1データ画像を、前記操作部の移動操作に連動して表示する前記表示制御手段として機能させることを特徴とする。
【0015】
これによれば、第1アプリケーションによる第1処理の対象となる第1データが、第1機能に対応するデータであると識別することができる。
【0016】
第5の課題解決手段は、第1から第4の課題解決手段のいずれか1つのデータ管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれていると前記選択位置判断手段によって判断された場合、前記外部装置画像において前記第1機能部を表す第1部分画像を第1状態とする前記表示制御手段として機能させることを特徴する。
【0017】
これによれば、選択指示が入力された領域が第1機能部の表示状態を、第1状態にすることができる。すなわち、ユーザに選択指示が入力された領域が第1機能部であることを認識させることができる。
【0018】
第6の課題解決手段は、第5の課題解決手段のデータ管理プログラムであって、前記第1状態は、前記第1部分画像を拡大した状態であることを特徴とする。
【0019】
これによれば、ユーザに選択指示が入力された領域が第1機能部であることを適切に認識させることができる。
【0020】
第7の課題解決手段は、第1から第6の課題解決手段のいずれか1つのデータ管理プログラムを記憶する記憶部と、前記記憶部から前記データ管理プログラムを読み取り、前記読み取ったデータ管理プログラムを実行する制御部と、を備えたコンピュータである。
【0021】
これによれば、上記特有の機能を実現可能なコンピュータとすることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、複数の機能を実現可能な外部装置が対象とするデータを管理可能な、新たなデータ管理プログラムおよびこのデータ管理プログラムを実行するコンピュータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本実施形態の複合機システムを示す図
【図2】本実施形態のデータ取出処理の処理フローを示す図
【図3】本実施形態のモニタへの表示態様を示す図
【図4】本実施形態のデータアイコンの移動を説明する図
【図5】本実施形態の各機能に対応するデータアイコンを示す図
【図6】本実施形態の別のモニタへの表示態様を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。上記課題解決手段は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に説明する各処理において、所定の処理ステップを省略することができる。
【0025】
(システムの構成)
複合機システム10について、図1を参照して説明する。複合機システム10は、コンピュータ(以下、「パソコン」という。)100と、複合機200とを含む。パソコン100と複合機200とは、LAN(Local Area Network)400でデータ送受信可能に接続されている。複合機200は、例えば、パソコン100から送信される印刷データを受信し、これに対する印刷処理を実行する。また、複合機200は、パソコン100からのスキャン要求に基づいたスキャン処理の実行により生成したスキャンデータ(複合機200の制御部210を構成するRAM上に一時記憶される。)を、LAN400を介して、パソコン100に送信することができる。また、複合機200は、スキャンデータの他、例えば、公衆回線網500を介して、他のファクシミリ装置から送信され、受信したファクシミリデータ2202をパソコン100に送信することができる。
【0026】
以下、各装置の構成を説明する。先ず、パソコン100について説明する。パソコン100は、制御部110と記憶部120とモニタ130と操作部140とネットワークインターフェース(以下、「ネットワークI/F」という。)150とを備える。制御部110は、自装置の制御を司り、CPU、ROMおよびRAMにより構成される。
【0027】
記憶部120は、例えば、ハードディスクで構成されている。記憶部120には、OS1202(例えば、マイクロソフト社製のウィンドウズ(登録商標))と、記憶部120に記憶される各種ファイル(データ/図1で図示を省略)を管理するファイル管理アプリケーション1204(例えば、ウィンドウズ(登録商標)においてエクスプローラ)がインストールされている。また、記憶部120には、例えばワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトのような編集アプリケーション1206がインストールされている。さらに、記憶部120には、後述するデータ取出処理のためのデータ管理プログラム1208がインストールされている。なお、記憶部120は、複合機200用の印刷部250を制御するプリンタドライバ1210の他、各種ドライバプログラム(図1で図示を省略)もインストールされている。
【0028】
モニタ130は、各種情報を表示する。操作部140は、例えば、キーボードおよびマウスから構成され、各種プログラム(アプリケーション)1202,1204,1206,1208の実行に用いられる各種指令の入力インターフェースとしての機能を実現する。ネットワークI/F150は、パソコン100をLAN400に接続し、複合機200のような外部装置との間でLAN400を介した種々のデータの送受信を実行する。
【0029】
ここで、制御部110を構成するCPUが、例えば、操作部140を介して入力された指令等に基づき、ROMに記憶されているプログラムおよび記憶部120に記憶されている各種プログラム1202,1204,1206,1208等をRAM上で実行することで、各種処理が実行され、これによって各種機能手段が構成される。
【0030】
次に、複合機200について説明する。複合機200は、制御部210と記憶部220とメディアドライブ230とスキャナ部240と印刷部250とファクシミリ部260とモニタ270と操作部280とネットワークI/F290とを備える。
【0031】
制御部210は、自装置の制御を司り、演算処理を実行するCPU、各種プログラムを記憶するROMおよび作業領域としてのRAMにより構成される。記憶部220は、例えば、ハードディスクまたは不揮発性のメモリ(EEPROM)で構成され、ファクシミリ部260が受信したファクシミリデータ2202その他データが記憶される。なお、ファクシミリデータ2202は、例えば、ビットマップ(BMP)形式のデータである。
【0032】
ここで、制御部110を構成するCPUが、ROM記憶されているプログラムを実行することで、各種処理が実行される。その際、RAMには、各種データ、例えば、記憶部120に記憶されたデータが入力され、保持される。CPUは、これらデータを用いた処理を実行するためRAMにアクセスする。
【0033】
メディアドライブ230は、メモリカード(USBメモリ含む)等(以下、「メモリカード」を例に説明する。)が装着(接続)される。メディアドライブ230に装着されたメモリカードには、スキャナ部240でスキャンされ生成されたスキャンデータがイメージデータ2302として記録(保存)される(メディアドライブ機能)。なお、イメージデータ2302は、例えば、ビットマップ(BMP)形式のデータである。
【0034】
スキャナ部240は、原稿台(図1で図示を省略)に載置された記録媒体をスキャンする(スキャナ機能)。印刷部250は、パソコン100から送信される印刷データの印刷を実行する(プリント機能)。また、印刷部250は、スキャナ部240と連動したコピー機能を実現する。ファクシミリ部260は、複合機200を公衆回線網500に接続し、他のファクシミリ装置との間でファクシミリの送受信を実行する(ファクシミリ機能)。
【0035】
モニタ270は、各種情報を表示する。操作部280は、例えば、方向キー、文字入力が可能なテンキーボードおよび確定ボタン等により構成され、各種指令の入力インターフェースとしての機能を実現する。ネットワークI/F290は、複合機200をLAN400に接続し、例えばパソコン100との間で種々のデータ(ファイル)の送受信を実行する。
【0036】
(データ取出処理)
この処理は、パソコン100の制御部110によって実行される処理であり、複合機200側に記憶され、また複合機200によって生成されるデータ(ファイル)を操作し、これらについて複合機200に所定の機能の実行を指令するための処理である。例えば、ユーザが操作部140を介してこの処理の開始を指示し、これを制御部110が取得した場合に開始される。パソコン100の制御部110は、記憶部120に記憶されたデータ管理プログラム1208を実行することで、このデータ取出処理による動作を実現する。
【0037】
データ取出処理について、図2〜図5を参照して説明する。この処理を開始した制御部110は、モニタ130に図3に示す態様で複合機200を表す複合機画像200Aを表示する。なお、図3に示す状態において、ユーザは、記憶部120に記憶されたファイル管理アプリケーション1204を起動しており、モニタ130には、ファイル管理アプリケーション1204対応してファイル管理アプリケーション画面1204Aが表示されている。また、ユーザは、記憶部120に記憶された編集アプリケーション1206を起動しており、モニタ130には、編集アプリケーション1206に対応して編集アプリケーション画面1206Aが表示されている。さらに、モニタ130には、操作部140を構成するマウスの移動操作に連動してモニタ130の表示領域内を移動するポインタ750が表示されている。
【0038】
データ取出処理を開始した制御部110は、具体的な処理(S100以降の処理)の実行に先立ち、複合機画像200Aが表示されているモニタ130上の表示領域を、例えばRAM上の所定領域または記憶部120の所定領域に記憶されている複合機画像登録テーブルに登録(記憶)する。具体的に、制御部110は、複合機画像200Aにおいて、メディアドライブ230を示すメディアドライブ領域230Aと、スキャナ部240を示すスキャナ部領域240Aと、ファクシミリ部260を示すファクシミリ部領域260Aとをメディアドライブ230、スキャナ部240、ファクシミリ部260各々に対応付けて、複合機画像登録テーブルに登録する。なお、複合機画像200Aが、常に、所定の領域に表示される構成(移動不可)であれば、予め作成された複合機画像登録テーブルを、例えば、データ管理プログラム1208の管理下にある所定の領域(例えば、記憶部120)に記憶しておくこともできる。
【0039】
ユーザがマウスを操作し、モニタ130上の所定の位置で、マウスに対し選択指示を入力(以下、「ドラッグ」ともいう。)した場合、制御部110は、ドラッグされたポインタ750の位置(以下、「ドラッグ開始位置」ともいう。)を特定し、これを取得する(S100)。制御部110は、S100で取得したドラッグ開始位置が、複合機画像登録テーブルに登録された各部領域230A,240A,260Aのいずれかに含まれるか否か、および含まれる場合、いずれの領域230A,240A,260Aに含まれるかを判断する(S102)。
【0040】
判断の結果、スキャナ部領域240Aに含まれる場合(S102:スキャナ部)、制御部110は、処理をS104に移行し、また、ファクシミリ部領域260Aに含まれる場合(S102:ファクシミリ部)、処理をS106に移行する。また、メディアドライブ領域230Aに含まれる場合(S102:メディアドライブ)、制御部110は、処理をS108に移行する。これに対し、いずれの領域にも含まれない場合(S102:その他)、制御部110は、特別な処理を実行することなく(S110)、処理をS100に戻す。そして、制御部110は、再度、ユーザがマウスに対しドラッグ操作を行うまで待機する。
【0041】
S104で制御部110は、複合機画像200Aの中でスキャナ部領域240Aに含まれる部分画像の表示状態を変更する。例えば、制御部110は、スキャナ部領域240Aを拡大表示する。また、制御部110は、スキャナ部領域240Aの輝度をアップする。そして、制御部110は、処理をS112に移行する。
【0042】
S106で制御部110は、複合機画像200Aの中でファクシミリ部領域260Aに含まれる部分画像の表示状態を変更する。例えば、制御部110は、ファクシミリ部領域260Aを拡大表示する。また、制御部110は、ファクシミリ部領域260Aの輝度をアップする。そして、制御部110は、処理をS112に移行する。
【0043】
S108で制御部110は、複合機画像200Aの中でメディアドライブ領域230Aに含まれる部分画像の表示状態を変更する。例えば、制御部110は、メディアドライブ領域230Aを拡大表示する。また、制御部110は、メディアドライブ領域230Aの輝度をアップする。そして、制御部110は、処理をS112に移行する。
【0044】
S104,S106,S108において、制御部110は、ポインタ750の近傍、または、ポインタ750に替えて、データアイコン760をモニタ130上に表示する(ポインタ750とともに表示する場合について図4参照)。データアイコン760は、ポインタ750と同じく、ユーザのマウス操作に連動して、モニタ130内を移動する(図4内の矢印「1」参照)。なお、図4において、点線で示すデータアイコン760およびその内部に示したポインタ750は、移動開始前の状態を示すものである。データアイコン760は、図5(a)〜(c)に示すように、ドラッグ開始位置に対応した各部230,240,260を機能識別可能な態様を有する。
【0045】
データアイコン760は、ドラッグ開始位置に対応した各部230,240,260に関連したデータに関する。例えば、ドラッグ開始位置がメディアドライブ領域230Aに含まれていた場合(S102:メディアドライブ)、データアイコン760は、メディアドライブ230に装着されたメモリカードに記録されているイメージデータ2302を示すアイコンである。また、ドラッグ開始位置がスキャナ部領域240Aに含まれていた場合(S102:スキャナ部)、データアイコン760は、その時点でスキャンされて生成されたスキャンデータを示すアイコンである。さらに、ドラッグ開始位置がファクシミリ部領域260Aに含まれていた場合(S102:ファクシミリ部)、データアイコン760は、記憶部220に記憶されているファクシミリデータ2202を示すアイコンである。
【0046】
ユーザがドラッグ状態を維持したまま、さらにマウスを操作し、モニタ130上の所定の位置で、マウスに対し決定指示を入力(ドラッグ状態が終了)した場合、制御部110は、ドラッグが終了されたポインタ750の位置(以下、「ドラッグ終了位置」ともいう。)を特定し、これを取得する(S112)。そして、制御部110は、処理をS114に移行する。
【0047】
S114で制御部110は、ファイル管理アプリケーション画面1204Aおよび編集アプリケーション画面1206Aが表示されているモニタ130上の表示領域を、例えばOS1202から収集し、表示領域登録テーブルに登録する。表示領域登録テーブルは、例えばRAM上の所定領域または記憶部120の所定領域に記憶される。ここで、制御部110は、複合機画像200Aが表示されている表示領域についても、表示領域登録テーブルに登録する。
【0048】
S116で制御部110は、S112で取得したドラッグ終了位置が、表示領域登録テーブルに登録されたファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域、編集アプリケーション画面1206Aの領域、複合機画像200Aの領域のいずれかに含まれるか否か、および含まれる場合、ファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域等のいずれに含まれるかを判断する。
【0049】
判断の結果、複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)、制御部110は、処理をS118に移行し、また、ファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域に含まれる場合(S116:ファイル管理アプリケーション)、処理をS120に移行する。また、編集アプリケーション画面1206Aの領域に含まれる場合(S116:編集アプリケーション)、制御部110は、処理をS122に移行する。これに対し、いずれの領域にも含まれない場合(S116:その他)、制御部110は、S100のドラッグに基づくデータ取出処理をキャンセルし(S124)、処理をS100に戻す。そして、制御部110は、再度、ユーザがマウスに対しドラッグ操作を行うまで待機する。
【0050】
S118で制御部110は、データアイコン760によって示されるデータの提供先をプリンタドライバ1210とし、その上で、データアイコン760によって示されるデータを印刷データに変換することを決定する。そして、制御部110は、処理をS126に移行する。
【0051】
S120で制御部110は、データアイコン760によって示されるデータの提供先をファイル管理アプリケーション1204とし、その上で、データアイコン760によって示されるデータをJPEG(Joint Photographic Experts Group)データに変換することを決定する。なお、TIFF(Tagged Image File Format)データに変換する構成とすることもできる。そして、制御部110は、処理をS126に移行する。
【0052】
S122で制御部110は、データアイコン760によって示されるデータの提供先を編集アプリケーション1206とし、その上で、データアイコン760によって示されるデータに対しOCR(optical character recognition)処理を実行し、テキストデータに変換することを決定する。そして、制御部110は、処理をS126に移行する。
【0053】
S126で制御部110は、複合機200に対し、データアイコン760によって示される所定のデータ(イメージデータ2302,ファクシミリデータ2202,スキャンデータ)の送信を要求し、要求に応じて複合機200から送信される所定のデータ(例えばビットマップ(BMP)形式のデータ)を受信し、これを、例えばRAM上に確保した所定の作業領域に記憶(保存)する。具体的に、OS1202によって提供されるクリップボード、またはデータ管理プログラム1208の管理下にある作業領域に記憶する。そして、制御部110は、処理をS128に移行する。
【0054】
S128で制御部110は、S126で取得した所定のデータを、S118,S120,S122のいずれかで決定したデータ形式に変換する。続けて、制御部110は、変換後の所定のデータを、同じくS118,S120,S122のいずれかで決定した提供先に提供する(S130)。
【0055】
例えば、ドラッグ開始位置がメディアドライブ領域230Aに含まれ(S102:メディアドライブ)、かつドラッグ終了位置がファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域に含まれる場合(S116:ファイル管理アプリケーション)、制御部110は、イメージデータ2302を複合機200から取得し(S126)、イメージデータ2302をS120で決定されたJPEGデータ等に変換し(S128)、ファイル管理アプリケーション1204に提供する(S130)。制御部110は、ファイル管理アプリケーション1204に基づき、変換されたJPEGデータを、所定のフォルダに記憶する。なお、記憶先となるフォルダは、種々の手法に基づき選択される。例えば、ファイル管理アプリケーション画面1204A内に表示されているフォルダの領域(位置)を管理した上で、ドラッグ終了位置が、例えば、フォルダQ(図3の最下段に図示されたフォルダ参照)であると判断される場合、このフォルダQにJPEGデータを記憶(保存)する。
【0056】
また、ドラッグ開始位置がメディアドライブ領域230Aに含まれ(S102:メディアドライブ)、かつドラッグ終了位置が複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)、制御部110は、イメージデータ2302を複合機200から取得し(S126)、イメージデータ2302をS118で決定された印刷データに変換し(S128)、プリンタドライバ1210に提供する(S130)。そして、制御部110は、プリンタドライバ1210に基づき複合機200に対し印刷処理を要求する。なお、複合機200の制御部210は、印刷部250を制御し、印刷を実行する。
【0057】
また、ドラッグ開始位置がスキャナ部領域240Aに含まれ(S102:スキャナ部)、かつドラッグ終了位置が複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)、制御部110は、イメージデータ2302を複合機200から取得し(S126)、イメージデータ2302をS118で決定された印刷データに変換し(S128)、プリンタドライバ1210に提供する(S130)。そして、制御部110は、プリンタドライバ1210に基づき複合機200に対し印刷処理を要求する。なお、複合機200の制御部210は、印刷部250を制御し、印刷を実行する。これにより、コピー機能が実現することができる。
【0058】
さらに、ドラッグ開始位置がファクシミリ部領域260Aに含まれ(S102:ファクシミリ部)、かつドラッグ終了位置が編集アプリケーション画面1206Aの領域に含まれる場合(S116:編集アプリケーション)、制御部110は、ファクシミリデータ2202を複合機200から取得し(S126)、ファクシミリデータ2202に対し、OCR処理を実行することで、テキストデータに変換し(S128)、編集アプリケーション1206に提供する(S130)。そして、制御部110は、編集アプリケーション1206に基づき、編集作業中である文書データにテキストデータを挿入する(組み込む)。
【0059】
その他、ドラッグ開始位置がメディアドライブ領域230Aに含まれ(S102:メディアドライブ)、かつドラッグ終了位置が編集アプリケーション画面1206Aの領域に含まれる場合(S116:編集アプリケーション)についても、制御部110は、上記同様、イメージデータ2302を取得し(S126)、テキストデータに変換し(S128)、テキストデータを編集アプリケーション1206に提供する(S130)。
【0060】
また、ドラッグ開始位置がスキャナ部領域240Aに含まれ(S102:スキャナ部)、かつドラッグ終了位置がファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域に含まれる場合(S116:ファイル管理アプリケーション)についても、制御部110は、上記同様、スキャンデータを取得し(S126)、JPRGデータに変換し(S128)、JPEGデータをファイル管理アプリケーション1204に提供する。
【0061】
また、ドラッグ開始位置がスキャナ部領域240Aに含まれ(S102:スキャナ部)、かつドラッグ終了位置が編集アプリケーション画面1206Aの領域に含まれる場合(S116:編集アプリケーション)についても、制御部110は、上記同様に、スキャンデータを取得し(S126)、テキストデータに変換し(S128)、テキストデータを編集アプリケーション1206に提供する(S130)。
【0062】
さらに、ドラッグ開始位置がファクシミリ部領域260Aに含まれ(S102:ファクシミリ部)、かつドラッグ終了位置が複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)についても、制御部110は、上記同様に、ファクシミリデータ2202を取得し(S126)、印刷データに変換し(S128)、印刷データをプリンタドライバ1210に提供する(S130)。
【0063】
また、ドラッグ開始位置がファクシミリ部領域260Aに含まれ(S102:ファクシミリ部)、かつドラッグ終了位置がファイル管理アプリケーション画面1204Aの領域に含まれる場合(S116:ファイル管理アプリケーション)についても、制御部110は、上記同様に、ファクシミリデータ2202を取得し(S126)、JPRGデータに変換し(S128)、JPEGデータをファイル管理アプリケーション1204に提供する(S130)。
【0064】
その後、制御部110は、ユーザが操作部140を介して、このデータ取得処理の終了指令が入力されているか否かを判断する。判断の結果、終了指令が入力されている場合(S132:Yes)、制御部110は、この処理を終了する。これに対し、終了指令が入力されていない場合(S132:No)、制御部110は、処理をS100に戻し、再度、ユーザがマウスに対しドラッグ操作を行うまで待機する。
【0065】
(変形例)
本実施形態は、以下のように構成することもできる。
【0066】
(1)上記では、パソコン100と複合機200とがLAN400によって接続された構成を例に説明した。ここで、LAN接続の形態としては、有線または無線(インフラストラクチャーモードまたはアドホックモード)のいずれとすることもできる。また、USB(Universal Serial Bus)接続とすることもできる。さらに、赤外線通信、またはワイヤレスUSB(Wireless USB)とすることもできる。
【0067】
(2)上記では、ドラッグ開始位置がスキャナ部領域240Aである場合(図2のS102:スキャナ部参照)、制御部110は、複合機画像200Aの中でスキャナ部領域240Aに含まれる部分画像の表示状態を拡大しまたは輝度アップする構成を例に説明した。これ以外の構成とすることもできる。スキャナ部240が動作中であること、または動作状態に移行する状態であることを示すよう動画表示とすることもできる。例えば、制御部110は、原稿台上の原稿台カバーの開閉が繰り返される表示態様で、スキャナ部領域240Aに含まれる部分画像を表示する。
【0068】
同様に、ドラッグ開始位置がファクシミリ部領域260Aである場合(図2のS102:ファクシミリ部参照)、制御部110は、複合機200の操作部280を構成するテンキーボードの押下が繰り返される表示態様で、ファクシミリ部領域260Aに含まれる部分画像を表示する。
【0069】
さらに、ドラッグ開始位置がメディアドライブ領域230Aである場合(図2のS102:メディアドライブ参照)、制御部110は、メディアドライブ230からメモリカードの抜差しが繰り返される表示態様で、メディアドライブ領域230Aに含まれる部分画像を表示する。
【0070】
(3)上記では、データ取出処理(図2参照)のS102において複合機画像登録テーブルを用い、また、S116において表示領域登録テーブルを用いて、各判断を行う構成を例に説明した。これら各テーブルに登録されていた各領域に関する情報は、テーブルとは異なる態様で登録(記憶)されていてもよい。具体的には、データ管理プログラム1208の実行ファイル内に登録(記憶)されていてもよい。
【0071】
(4)上記では、ドラッグ終了位置が複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)、次のような処理を実行する構成とした。すなわち、制御部110は、データアイコン760によって示される所定のデータ(イメージデータ2302,ファクシミリデータ2202,スキャンデータ)を、複合機200から取得し(S126)、印刷データに変換し(S128)、プリンタドライバ1210に提供し(S130)、プリンタドライバ1210を介して、複合機200に対し印刷処理を要求した。
【0072】
これ以外の構成とすることもできる。具体的には、ドラッグ終了位置が複合機画像200Aの領域に含まれる場合(S116:複合機画像)、制御部110は、データアイコン760によって示される所定のデータに対する、印刷指令(印刷の実行指示)を複合機200に送信する構成とすることもできる。この場合、印刷指令を受信した複合機200の制御部210は、印刷指令で指定されたスキャンデータ、ファクシミリデータ2202またはイメージデータ2302に対して、印刷部250を介した印刷処理を実行する。
【0073】
(5)上記では、ドラッグ終了位置が、パソコン100の記憶部120にインストールされたファイル管理アプリケーション1204に対応したファイル管理アプリケーション画面1204A等の領域に含まれるか否か(図2のS116参照)に基づいた構成を例に説明した。これ以外の構成とすることもできる。
【0074】
この点について、図6を参照して、その概略を説明する。なお、図6に示す処理アイコン800A〜800E各々は、本実施形態におけるファイル管理アプリケーション画面1204A,編集アプリケーション画面1206Aに対応する構成である。処理アイコン800A〜800E各々は、記憶部120にインストールされているコンピュータプログラム(図1に図示するファイル管理アプリケーション1204等以外のプログラム(アプリケーション)を含む)のいずれかに対応付けがされている。図6において、本実施形態と同一の構成については、本実施形態と同一の符号を付している。
【0075】
複合機画像200Aの所定の位置でドラッグがされ(図2のS100,S102:スキャナ部,ファクシミリ部,メディアドライブ)、ドラッグ状態が維持され、所定の位置でドラッグ状態が終了した場合(図2のS112参照)、制御部110が、処理アイコン800A〜800E各々の領域が登録された表示領域登録テーブルに基づき、ドラッグ終了位置の判断を実行する(図2のS114)。そして、制御部110は、各処理アイコンに対応付けられた処理(図2のS118〜S124およびS126〜S128参照)を実行する構成とすることもできる。
【0076】
例えば、ドラッグ終了位置が、処理アイコン800Bで領域ある場合、図2のS116に相当する判断において、制御部110は、提供先をファイル管理アプリケーション1204(処理アイコン800Bに対応付けがなされている。)とし、変換形式をJPEGに決定する。その上で、データアイコン760によって示されるデータを、複合機200から取得し(図2のS126参照)、取得したデータをJPEGデータに変換し(図2のS128)、ファイル管理アプリケーション1204に提供する(S130)。そして、制御部110は、このJPEGデータを、例えば「ルート」のフォルダ(例えば図3のファイル管理アプリケーション画面1204A参照)に記憶(保存)する。
【0077】
なお、ドラッグ終了位置が、処理アイコン800A,800C〜800Eの領域であると判断される場合についても、処理アイコン800Bの場合と同様に各処理が実行される。詳細は省略する。また、ドラッグ終了位置が、複合機画像200Aであると判断される場合については、図2のデータ取出処理と同一の処理が実行される。
【符号の説明】
【0078】
100 パソコン
110 制御部
120 記憶部
1202 OS
1204 ファイル管理アプリケーション
1204A ファイル管理アプリケーション画面
1206 編集アプリケーション
1206A 編集アプリケーション画面
1208 データ管理プログラム
130 モニタ
140 操作部
150 ネットワークI/F
200 複合機
200A 複合機画像
220 記憶部
2202 ファクシミリデータ
230 メディアドライブ
230A メディアドライブ領域
2302 イメージデータ
240 スキャナ部
240A スキャナ部領域
250 印刷部
260 ファクシミリ部
260A ファクシミリ部領域
290 ネットワークI/F
750 ポインタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1機能を実行する第1機能部と第2機能を実行する第2機能部とを備え、前記第1機能部に対応する第1データを、所定の記憶領域に記憶した外部装置が対象とするデータを管理するためのコンピュータが読み取り可能なデータ管理プログラムであって、
前記コンピュータを、
モニタの表示領域内の所定の領域に前記外部装置を表す外部装置画像を表示する表示制御手段と、
前記モニタの表示領域に表示され、前記コンピュータの操作部の移動操作に連動して前記表示領域内を移動するポインタの位置を、前記操作部に対し選択指示が入力された場合に特定する選択位置特定手段と、
前記外部装置画像において前記第1機能部を示す第1機能領域が登録された外部装置画像登録手段にしたがい、前記選択位置特定手段で特定された位置について判断する選択位置判断手段と、
前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力されている状態で、前記操作部に対し決定指示が入力された場合、前記ポインタの位置を特定する決定位置特定手段と、
前記コンピュータにインストールされた第1アプリケーションに対応して前記モニタに表示された第1アプリケーション画面の表示領域を示す第1表示領域が登録された表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する決定位置判断手段と、
前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第1表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データを、前記第1アプリケーションによる第1処理の対象とする処理実行手段として機能させるためのデータ管理プログラム。
【請求項2】
前記コンピュータを、
前記コンピュータにインストールされた第2アプリケーションに対応して前記モニタに表示された第2アプリケーション画面の表示領域を示す第2表示領域が、さらに登録された前記表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する前記決定位置判断手段と、
前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第2表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データを、前記第2アプリケーションによる第2処理の対象とする前記処理実行手段として機能させるための請求項1に記載のデータ管理プログラム。
【請求項3】
前記コンピュータを、
前記外部装置画像において前記第2機能部を示す第2機能領域が、さらに登録された前記外部装置画像登録手段にしたがい、前記選択位置特定手段で特定された位置について判断する前記選択位置判断手段と、
前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第2機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力されている状態で、前記操作部に対し前記決定指示が入力された場合、前記ポインタの位置を特定する前記決定位置特定手段と、
前記モニタに表示された外部装置画像の表示領域を示す第3表示領域が、さらに登録された前記表示領域登録手段にしたがい、前記決定位置特定手段で特定された位置について判断する前記決定位置判断手段と、
前記決定位置特定手段で特定された位置が前記第3表示領域に含まれていると前記決定位置判断手段によって判断された場合、前記第1データに対する前記第2機能部による第2機能の実行指示を、前記外部装置に送信する前記処理実行手段として機能させるための請求項1または請求項2に記載のデータ管理プログラム。
【請求項4】
前記コンピュータを、
前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれると前記選択位置判断手段によって判断された選択指示が前記操作部に入力された場合、前記モニタの表示領域に、前記第1データに対応する前記第1機能を識別可能な第1データ画像を、前記操作部の移動操作に連動して表示する前記表示制御手段として機能させるための請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデータ管理プログラム。
【請求項5】
前記コンピュータを、
前記選択位置特定手段で特定された位置が前記第1機能領域に含まれていると前記選択位置判断手段によって判断された場合、前記外部装置画像において前記第1機能部を表す第1部分画像を第1状態とする前記表示制御手段として機能させるための請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデータ管理プログラム。
【請求項6】
前記第1状態は、前記第1部分画像を拡大した状態である請求項5に記載のデータ管理プログラム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のデータ管理プログラムを記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記データ管理プログラムを読み取り、前記読み取ったデータ管理プログラムを実行する制御部と、を備えたコンピュータ。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−231673(P2010−231673A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80686(P2009−80686)
【出願日】平成21年3月28日(2009.3.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】