説明

データ自動入力装置

【課題】 矯正分野における模型分析の各部の計測をパソコン入力用インターフェースを有するデジタルノギスを用いて測定し、測定データをパソコンへ直接送ることにより測定値入力の時間を大幅に短縮することができる。また、ヒューマンエラーにより誤った測定値を入力する測定値の入力ミスがなくなる。このようなことを特徴とするデータ自動入力装置を提供する。
【解決手段】 矯正分野における模型分析における各部の計測をパソコン入力用インターフェースを有するデジタルノギスを用いて測定し、測定データを直接パソコンへ送りパソコンにある模型分析用ソフトへ直接入力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、矯正分野における模型分析の測定に関する。
【0002】
さらに詳しくは、矯正分野における模型分析の各部を計測する測定手段として、デジタルノギスを用いて測定して、測定データを直接パソコンに転送し、そのデータを表示するためのデータ自動入力装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来、矯正分野における模型分析では、各部の値をノギスで計測し、その測定値を用紙にメモする、あるいは、パソコンに手動で測定値を入力している。これらは、測定値を入力するまでの操作が煩雑で、ノギスの目盛りを読む、その測定値をメモする、あるいは、パソコンにキーボードから測定値を入力する等、このような操作は、ヒューマンエラーにより誤った測定値を入力する可能性が非常に高い。また測定値入力に時間がかかることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上の状況を鑑みなされたもので、その解決しようとする課題は、以下の通りである。矯正分野における模型分析の各部の計測は、ノギスを用いて測定する時、ノギスの目盛りを読む、その測定値をメモする、あるいは、キーボードから測定値を入力する等、測定値を入力するまでの操作が煩雑である。これは、測定値入力に時間がかかり、かつヒューマンエラーによる入力ミスが多くなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
矯正分野における模型分析での各部の計測をパソコン入力用インターフェース及び通信手段を有しデータ転送できるデジタルノギスを用いて測定し、測定データをパソコンへ転送してパソコンにある模型分析ソフトへ直接入力する。
【発明の効果】
【0006】
矯正分野における模型分析での各部の計測を、通常のノギスで測定する場合、ノギスの目盛りを読む、測定値をメモする、あるいは、キーボードから測定値を入力する等、測定値を入力するまでの操作が煩雑になる。これをパソコンとの通信手段を有しデータ転送できるデジタルノギスを用いて測定して、パソコンへ測定値を直接入力することにより、測定値入力の時間を大幅に短縮することができる。また、ヒューマンエラーによる測定値の入力ミスがなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
矯正分野における模型分析での各部の計測を、パソコンとの通信手段を有するデジタルノギスを用いて測定することにより、測定値入力の時間を大幅に短縮でき、またヒューマンエラーによる測定値の入力ミスもなくなる。
【実施例】
【0008】
以下実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に係るデータ自動入力装置の一例であり、図2は、データ自動入力装置におけるデータ自動入力処理の手順を説明するのためのフローチャートの一例である。また図3は、本発明に係るデータ自動入力装置のブロック図である。図1において、データ自動入力装置は、デジタルノギス本体1と、パソコン入力用インターフェース2と、通信用ケーブル3と、パソコン4とから構成され、通信用ケーブル3はパソコン4に接続されている。模型分析のためにデジタルノギス本体1により計測された各部(ステップS1)の測定データはパソコン入力用インターフェース2を介して通信用ケーブル3によりパソコン4に直接入力される。(ステップS2)パソコン4では、測定データが模型分析用ソフトに直接入力され即座に表示することができる。(ステップS3)これにより測定値入力の時間を大幅に短縮でき、またヒューマンエラーにより誤った測定値を入力するミスもなくなる。尚パソコン4へは、RS232C、USB、イーサネット等の通信手段により接続される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るデータ自動入力装置の一例を示す。
【図2】本発明に係るデータ自動入力装置におけるデータ自動入力処理の手順を説明するためのフローチャートの一例を示す。
【図3】本発明に係るデータ自動入力装置のブロック図を示す。
【符号の説明】
【0010】
1 デジタルノギス本体
2 パソコン入力用インターフェース
3 通信用ケーブル
4 パソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
矯正分野における模型分析の測定において、各部を測定する測定手段と、測定したデータをパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)に転送可能な通信手段と、を設けたことを特徴とするデータ自動入力装置。
【請求項2】
前記測定手段にパソコンとの通信手段を有しデータ転送できるデジタルノギスを用いたことを特徴とする請求項1に記載のデータ自動入力装置。
【請求項3】
前記通信手段にRS232C、USB、イーサネットを用いたことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のデータ自動入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−38671(P2006−38671A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−219877(P2004−219877)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.USB
【出願人】(000117054)朝日レントゲン工業株式会社 (36)
【Fターム(参考)】