説明

トレイユニット一体型の試験管準備装置

【課題】試験管準備装置の中間部に試験管を回収するトレイユニットを一体的に組み込むことで、複数台の採血作業者が椅子へ座ったままの状態でトレイを受け取ることのできるようにすることを目的とする。
【解決手段】患者の検査に必要な試験管にラベルを貼着し、ラベル貼着後の試験管を患者ごとにトレイへ収納して準備する試験管の準備装置において、装置本体の下部側に試験管収容部を配置し、装置本体の上部側にラベルプリンター及び印字後のラベル貼付手段を備えたラベル貼付ユニットを配置し、装置本体の中間部にラベル貼着後の試験管を患者ごとに回収するトレイユニットを配置する。これにより、採血作業者は椅子へ座ったままの状態で後ろを振り向き、手を伸ばすだけで装置本体中間部のトレイを無理なく取り出すことができる。また省スペース化も可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、採血検査の前工程における採血工程での試験管の事前準備作業を行なうものであって、医師からの採血指示に応じて種類の異なる試験管を選択し、これに患者IDや前記採血指示内容等の患者情報を印字したラベルを貼着し、患者別にトレイへ収納することのできる試験管準備装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
病院、医院、その他の医療機関における血液検査部門では、採血作業者(看護師等)により、患者から血液を採取し、採取した検体を試験管へ収容して検査部門へ移送するようにしている。血液検査では、その血液検査項目に応じて、多種類の試験管が準備されており、通常、一人の患者に対して複数種類の検査が同時に行われる。そのため、試験管の準備も一人の患者に対して複数種類のものが試験管準備装置によって自動的に準備されるようになっている。また採血室では多数の患者を取り扱うのが当たり前であり、前記試験管準備装置で準備された各試験管にはオーダ番号等のバーコードが印刷されたラベルが貼付されている。
そして、試験管の準備は、患者ごとに一つのトレイを準備し、前記選択された複数本のラベル貼着済の試験管を一つのトレイへ収容し、採血室へ搬送するようにしている。
このような採血業務の自動化を図り、採血業務を支援する技術として、特許文献1及び特許文献2に記載された技術がある。
【0003】
この特許文献1に記載された技術は、図5の側面図及び図6の平面図に示すように、試験管準備装置1の下部側に、上下に配列された複数の試験管収容部2を備え、その上部側にラベル貼付ユニット3が配設されている。この装置1の動作は、医師からの採血オーダ情報に基づいて、患者の採血に必要な種類の試験管を対応する試験管収容部2から取り出し、ラベル貼付ユニット3を用いて、患者の採血に関する情報をラベルに印字し、印字後のラベルを取り出した試験管に貼り付けている。そして、ラベル貼付後の試験管を排出手段で試験管回収装置4まで移送し、試験管回収装置4にてラベル貼付後の試験管を患者毎にトレイ5で収容するようにしている。
なお、この特許文献1には、試験管準備装置1を複数併設できる旨の記載があり、図6は試験管準備装置を2台併設した場合を図示している。
【0004】
一方、特許文献2に記載された技術は、試験管準備装置の本体部分の構成については前記特許文献1に記載された試験管準備装置を二台併設してワンセットとしている。そして、この特許文献2に記載された技術では、試験管準備装置の両サイドに、ラベル貼着後の試験管を回収するための試験管回収装置を設けている。特許文献2の図2には、試験管準備装置の向かって右側に袋詰め回収装置を配設し、試験管準備装置の向かって左側にトレイ式回収装置を配設している。
【特許文献1】特開平8−198226号公報
【特許文献2】特開10−59339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1の試験管回収部は、装置本体の側面側に設けられている。従って、試験管準備装置本体の横に試験管の回収装置が併設されるレイアウトとなり、全体としての大きさがかなり大きなものになるという問題があった。
また特許文献2に記載された発明にあっては、試験管の回収装置が試験管準備装置の左右両サイドに配置されており、それぞれがほぼ同一横幅を有しているので、全体としては試験管準備装置のおよそ3倍のスペースが必要であった。
【0006】
また特許文献1及び2の発明にあっては、採血作業者が試験管準備装置からトレイに収納された患者の試験管をトレイごと受け取って採血台へ準備し、トレイ内の試験管に貼付されたラベルの患者情報と、採血台へ呼び出された採血患者の患者情報とを照合し、一致したときにのみ採血を実施するようにしている。
【0007】
このような状況で採血作業台が複数台設けられている場合は、それぞれの採血作業者は、椅子に座ったままの姿勢で後ろを振り向き、腕を伸ばして採血管の入れられたトレイを取り出している。従って、出来る限り、複数の採血作業者が手を伸ばせる範囲内で採血管準備装置で準備されたトレイを取り出すことができるようにすることが大事である。
ところが、前記特許文献1及び2の発明にあっては、いずれの場合も試験管をトレイに入れて回収する装置が試験管準備装置本体の一方側面に設けられているため、回収装置から遠い採血台に位置する採血作業者は腕を伸ばしても届かないため、椅子から立ち上がって試験管回収装置の近くまで行き、トレイを受け取らなければならず、煩雑な作業を強いられるという欠点があった。
【0008】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、試験管準備装置を上部、中間部、下部の三つの領域に分け、下部に採血管収容部を配置し、上部にラベル貼付ユニットを配置し、中間部に試験管を回収するトレイユニットを配置することで、複数台の採血作業者が椅子へ座ったままの状態でトレイを受け取ることのできるトレイユニット一体型の試験管準備装置を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、患者の検査に必要な種類の試験管を選択して取り出し、これに患者情報等を印字したラベルを貼着し、ラベル貼着後の試験管を患者ごとにトレイへ収納して準備する試験管の準備装置において、装置本体の下部側に複数配置した同一種類の多数の試験管を収容した試験管収容部と、該試験管収容部から切り出された試験管を水平方向へ移送する水平移送手段と、装置本体の上部側に配置したラベルに患者情報等を印字すると共に、印字後のラベルを試験管の外周面に貼付するラベル貼付ユニットと、装置本体の中間部に配置したラベル貼着後の試験管を患者ごとに回収するトレイユニットと、前記装置本体の下部側に配置した試験管の水平移送手段及び装置本体の上部側に配置したラベル貼付ユニットとの間に亘って垂直方向に配設された試験管の垂直移送手段とで構成したことを特徴とするトレイユニット一体型の試験管準備装置である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明にあっては、試験管準備装置の本体が上部、中間部、下部の領域に分けられている。そして、下部領域に試験管収容部が配置され、上部領域にラベルの貼付ユニットが配置され、中間部に試験管をトレイへ入れて回収するトレイユニットが配置されている。
【0011】
採血検査受付がなされると、当該患者に関する医師などの採血指示情報が上位コンピュータを通じて試験管準備装置へ伝達される。試験管準備装置では、前記採血指示情報に基づいて、患者の検査に必要な種類の試験管を試験管収容部から選択して取り出す。取り出された試験管は、水平移送手段によって、垂直移送手段に受け渡される。
垂直移送手段は、選択された試験管を水平状態のままで上部まで搬送し、ラベル貼付ユニットへ引き渡す。ラベル貼付ユニットは、上位コンピュータからの採血指示情報により患者に関する情報及び採血に関する情報等をラベルへ印字すると共に、印字したラベルを前記選択した試験管の外周面へ貼着する。
【0012】
ラベル貼着後の試験管は、上部側から中間部側へ落下供給され、中間部に配置されたトレイユニットのトレイへ収容される。各トレイへの収納は、患者ごとに行われる。従って、採血作業者は、自らの採血作業の進行具合に応じて試験管準備装置のトレイユニットに準備されたトレイを取り出せばよく、トレイユニットが試験管準備装置の中間部に設けられているため、その高さ位置も低く、採血作業者は椅子に座ったままで後ろを振り向いて手を伸ばすだけでトレイを掴むことができ、立ち上がる必要がないので極めて便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1乃至図4は本発明の一実施の形態に係るトレイユニット一体型の試験管準備装置10を示すものであり、図1は同装置10の全体を示す側面図、図2は同装置の上部側を拡大した部分拡大側面図、図3は同装置の中間部を拡大した部分拡大側面図、図4は同装置の下部側を拡大した部分拡大側面図である。
【0014】
図1〜図4に示す如く、この実施の形態のトレイユニット一体型の試験管準備装置10は、装置本体11を下部側領域と、上部側領域と、これらの中間の中間部側領域とに分けている。下部側領域には、同一種類の試験管Sを多数収納する試験管収容部12が複数個(図面の実施例では4個)設けられている。これらの試験管収容部12は、対抗する一組の側面どうしの間隔が徐々に狭まったホッパー状を成し、底部側開口面に回転駆動制御される試験管Sの切出ローラ13が設けられている。切出ローラ13の外周面には一本の試験管が水平状態で嵌合できる凹条(図示せず)が穿設されている。切出ローラ13の下方には、図1及び図4の左右方向に伸びる水平移送手段14が配設されている。水平移送手段14は、ベルト14A及びプーリ14B並びに駆動モータ14Cからなる。
【0015】
この水平移送手段14の奥側には、試験管Sを装置本体11の下部側から上部側まで水平状態を維持したままで移送する垂直移送手段15が設けられている。垂直移送手段15は、下方位置で前記水平移送手段14とほぼ同一レベルか若しくはこれよりも若干低い位置でこれに連続するミニコンベア16と、該ミニコンベア16を昇降させるベルト15A及びプーリ15Bとを有している。前記ミニコンベア16は、水平移送手段14が駆動すると、これと同時に、試験管Sを図1及び図4の右側から左側へ搬送する方向へ駆動するようになっており、試験管Sが奥のストッパー板に当接するとこれをリミットスイッチ又は光センサー等の位置検出装置(図示せず)が検知し、ミニコンベア16の駆動を停止するようになっている。
【0016】
また上部側領域には、試験管収容部12から切り出された試験管Sに対して上位コンピュータからの患者情報や採血に関する情報をラベルへ印字し、印字したラベルを試験管Sの外周面へ貼着するラベル貼付ユニット17と、垂直移送手段15から試験管Sを受け取り、前記ラベル貼付ユニット17へ受け渡す試験管受渡手段18とが配設されている。ラベル貼付ユニット17は、ラベル供給ロール17Aと、台紙巻取りローラ17Bと、ラベル上へ患者情報や採血に関する情報を印字するプリンター19とを有している。ラベルは、ラベル供給ロール17Aから繰り出されてプリンター19の下方へ案内され、プリンター19の出口側で鋭角的に進路が変更されることで、台紙からラベルが剥離されて直進し、ラベルは後述する貼付ローラ23側へ供給される。また台紙は巻取りローラ17Bに巻き取られる。
【0017】
試験管受渡手段18は、垂直移送手段15の上部停止位置にあるミニコンベア16から押し出された試験管を水平状態から斜めに起立した状態へ姿勢変更する湾曲通路20を有し、この湾曲通路20の下方側に試験管Sの先端部を図2の紙面に対して直交する方向へ送りこみ、試験管Sを紙面に対して直交する方向で水平状態に寝かした姿勢に変更する姿勢変更ベルト21が配設されている。更に、姿勢変更ベルト21の横方向には、当該姿勢変更ベルト21を横切ってベルト21上の試験管Sを切り出し、ラベル貼付位置へ落下供給させるスライダー22が設けられている。ラベル貼付位置には、回転駆動する押付ローラ23と固定支持ローラ24と可動式支持ローラ25とが配設されており、試験管Sが供給されない状態では可動式支持ローラ25は図2の斜め左下方向へ後退して待機している。試験管Sが前記スライダー22によって切り出され、落下供給されると可動式支持ローラ25は斜め上方へ移動復帰し、三つのローラ23〜25で試験管Tを回転させながら支持するようになっている。可動式ローラ25の後退位置の下方には、試験管SをトレイTへ案内するためのガイド板(スロープ)26が設けられている。
【0018】
中間部側領域には、ラベル貼着後の試験管Sを回収するためのトレイユニット27が設けられている。トレイユニット27は、平面視するとU字状に組み合わされた搬入コンベア、連結コンベア、搬出コンベアの合計三つのコンベア(図面は搬出コンベアのみを示す)28を有し、搬出コンベア28上の試験管受け取り位置におけるトレイTに患者一人分のラベル貼着後の試験管Sが落下供給されると、トレイ一個分だけ間歇駆動するようになっている。
なお、この中間部領域における採血管受取位置のトレイTに近接してガイド板26の背面側には手貼りラベルのプリンター30が配設されている。手貼りプリンター30は、当該試験管準備装置10で準備されない特殊な検査の試験管に採血作業者が後で手作業にて貼り付けるためのものである。
【0019】
次に、このように構成されたトレイユニット一体型の試験管準備装置の動作態様を説明する。採血患者が採血室窓口などで採血の受け付けを行うと、当該患者のIDや診察券番号等の当該患者を特定する情報に基づいてホストコンピュータから当該患者の採血に関する情報を試験管準備装置の中央演算装置(CPU)が入手し、各部の制御を開始する。制御は、先ず、当該患者の検査に必要な種類の試験管Sが収容されている試験管収容部12を選択し、その切出ローラ13を回転駆動させる。切出ローラ13は、回転途中において、その外周面に穿設された凹条に収容部内の試験管Sが落下して嵌合し、該凹条が下方向を向くようになると、凹条内の試験管Sが下方の水平移送手段14のコンベア14A上へ落下し、垂直移送手段15側へ向けて搬送されるようになっている。
【0020】
垂直移送手段15では、その最下端位置においてミニコンベア16が待機しており、ミニコンベア16は図1及び図4の左方向へ試験管Sを搬送すべく駆動されている。これにより、前記水平移送手段14から搬出された試験管Sは、連続してミニコンベア16上に移載される。試験管Sの頭部がミニコンベア16の左端側に設けられたストッパーに当接すると、リミットスイッチや光センサー等の位置検出装置がこれを検知し、ミニコンベア16の駆動を停止させ、垂直移送手段15を上昇させる。これにより、ミニコンベア16はそのままの姿勢で装置本体11の上部まで搬送される。そして、ミニコンベア16は、最も上昇した位置において、試験管Sを図1及び図2の右方向へ搬出すべく駆動し、試験管Sを受渡装置18へ向けて排出する。
【0021】
受渡装置18では、湾曲通路20を通過することにより、試験管Sはその姿勢が水平状態から斜めに起立した状態になり、試験管Sの底部側が姿勢変更コンベア21上に接触する。この姿勢変更コンベア21は、紙面と直交する方向で紙面の奥側へ向けて駆動されている。そのため、姿勢変更コンベア21において、試験管Sは紙面と直交する方向で水平状態に姿勢が変更される。続いて、姿勢変更コンベア21の上方でこれを横切ることができるように配設されたスライダー22により、姿勢変更コンベア21上の試験管Sは、当該コンベア21から図1及び図2の右方向へ切り出され、自重により落下する。落下した試験管Sは、可動式支持ローラ25とガイド兼ストッパー板29とにより受け止められる。そして、可動式支持ローラ25が斜め上方へ復帰すると、試験管Sは図2に示すように、二つの支持ローラ24及び25と、押付ローラ23とにより挟持され、押付ローラ23の回転駆動力により図2の半時計方向(周方向)へ回転する。
【0022】
一方、ラベル貼付ユニット17では、プリンタ19が当該患者に関する情報及び採血に関する情報をCPUから入手し、ラベルへ印字する。印字されたラベルは、プリンタ19の出口側で鋭角的に折り返されることで台紙からラベルが剥離する。剥離したラベルはそのまま直進し、前記三つのローラ23〜25により支持されて周方向へ回転している試験管Sの外周面と押付ローラ23との間へ達し、押付ローラ23により試験管Sの外周面へ圧接されてこれに貼着される。
ラベル貼着後は、可動式支持ローラ25を左斜め下方向へ移動させ、ガイド板26の上方近辺の位置まで後退させる。これにより、試験管Sはフリーとなり、ガイド板26上に落下し、当該ガイド板26に沿って落下し、ガイド板26の下方で待機するトレイTへ収容されるようになる。
【0023】
以後は上述の動作を繰り返して当該一人の患者の全ての試験管Sについて、ラベルを貼着して準備する。そして、全ての数の試験管Sの準備が完了すると、トレイユニット27の各コンベアが駆動し、トレイTを取り出し位置へ搬出する。一方、ガイド板26の下方の試験管受取位置には空のトレイTが供給される。試験管Sを準備したトレイTの取り出しと、空のトレイTの供給とは、採血作業者が手作業で行ってもよく、自動で行うようにしてもよい。
【0024】
このようにラベルを貼着した試験管を患者ごとに一つのトレイへ収納するようにした試験管準備装置において、ラベル貼着後の試験管を回収するトレイユニットを、装置本体の中間部領域に配設したから複数の採血作業者がいる場合であっても、試験管準備装置の両側の採血作業者は椅子に座ったまま後ろを振り向いて手を伸ばすだけで、中間部領域のトレイユニットにあるラベル貼着後の試験管Sが投入されたトレイTを無理なく取り出すことができ、その作業が極めて容易であり、負担の軽減が図れる。また作業者どうしが交錯するなどの問題もなく、更にはスペース的にも試験管準備装置と採血作業台間の間隔を狭めることができ、有利である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施の形態に係るトレイユニット一体型の試験管準備装置の全体を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るトレイユニット一体型の試験管準備装置の上部側を拡大した部分拡大側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るトレイユニット一体型の試験管準備装置の中間部側を拡大した部分拡大側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るトレイユニット一体型の試験管準備装置の下部側を拡大した部分拡大側面図である。
【図5】従来の試験管準備装置を示す概略平面図である。
【図6】従来の試験管準備装置を閉める概略側面図である。
【符号の説明】
【0026】
10…トレイユニット一体型の試験管準備装置、11…装置本体、12…試験管収容部、13…切出ローラ、14…水平移送装置、15…垂直移送装置、16…ミニコンベア、17…ラベル貼付ユニット、18…受渡装置、19…プリンター、20…姿勢変更通路、21…姿勢変更コンベア、22…スライダー、23…押付ローラ、24…固定支持ローラ、25…可動式支持ローラ、26…ガイド板(スロープ)、27…トレイユニット、28…トレイ搬出コンベア、T…トレイ、S…試験管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の検査に必要な種類の試験管を選択して取り出し、これに患者情報等を印字したラベルを貼着し、ラベル貼着後の試験管を患者ごとにトレイへ収納して準備する試験管の準備装置において、装置本体の下部側に複数配置した同一種類の多数の試験管を収容した試験管収容部と、該試験管収容部から切り出された試験管を水平方向へ移送する水平移送手段と、装置本体の上部側に配置したラベルに患者情報等を印字すると共に、印字後のラベルを試験管の外周面に貼付するラベル貼付ユニットと、装置本体の中間部に配置したラベル貼着後の試験管を患者ごとに回収するトレイユニットと、前記装置本体の下部側に配置した試験管の水平移送手段及び装置本体の上部側に配置したラベル貼付ユニットとの間に亘って垂直方向に配設された試験管の垂直移送手段とで構成したことを特徴とするトレイユニット一体型の試験管準備装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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