説明

トロイダル型無段変速機

【課題】バリエータ入力軸方向の小型化およびコスト低減を可能にしつつモータの動力によってトラニオンを傾転させて変速を行なうことができるトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】このトロイダル型無段変速機では、トラニオン15がキャスタ角を伴うキャスタークランクのトラニオン軸29(O’)を有するとともに、このトラニオン軸に対して平行に減速機102およびモータ100が配置され、モータ100の動力が減速機102を介してトラニオン軸に伝えられることによりトラニオン15が傾転されて変速が行なわれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図5および図6に示すように構成されている(図5に2つのキャビティ221,222が示される)。図5に示すように、ケーシング50の内側には入力軸(中心軸)1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
【0003】
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
【0004】
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図6参照)が回転自在に挟持されている。
【0005】
図5中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図5の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の内側面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
【0006】
図6は、図5のA−A線に沿う断面図である。図6に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図6においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、パワーローラ11を支持する支持板部16の長手方向(図6の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
【0007】
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸(軸部)23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部23bの周囲には、ラジアルニードル軸受を介して各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
【0008】
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図6の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図5の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は球状凹面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
【0009】
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図6で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
【0010】
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
【0011】
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
【0012】
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図6の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
【0013】
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
【0014】
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図6の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
【0015】
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の変速比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
【0016】
このように、前述した構成例のトロイダル型無段変速機は、油圧によりトラニオン15をオフセットさせることによって変速を行なうが、従来においては、油圧以外の方法により、例えば特許文献1に開示されるように送りねじによってトラニオン15を機械的に傾転させて変速を行なうものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】特開2008−095874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、特許文献1に開示される構成では、送りねじをバリエータの入力軸に対して平行に配置する(更には、モータを送りねじの端部に配置する)必要があるため、トロイダル型無段変速機の入力軸方向に小型化することが困難である。また、高価な送りねじと、構造的に効率の低い送りねじを駆動する大きなモータとを必要とすることから、コストおよびサイズが増大するという問題もある。
【0019】
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、バリエータ入力軸方向の小型化およびコスト低減を可能にしつつモータの動力によってトラニオンを傾転させて変速を行なうことができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
前記目的を達成するために、本発明は、回転力を受ける入力軸に結合され且つ入力軸と一体で回転する入力側ディスクと、入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受ける出力側ディスクと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に傾転し且つ前記パワーローラを回転自在に支持するトラニオンとを備えるトロイダル型無段変速機において、前記トラニオンがキャスタ角を伴うキャスタークランクのトラニオン軸を有するとともに、このトラニオン軸に対して平行に減速機およびモータが配置され、モータの動力が減速機を介してトラニオン軸に伝えられることにより前記トラニオンが傾転されて変速が行なわれることを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、減速機およびモータが、バリエータの入力軸に対して平行に配置されるのではなく、キャスタークランクのトラニオン軸に対して平行に(あるいは、直列に)配置されるため、バリエータ入力軸方向の小型化が可能となる。また、モータによって直接にトラニオンが傾転されることから、変速に油圧を必要とせず、ポンプロスを下げられて、高い効率を得ることができ、また、それに加えて減速機の減速比を大きくすることでモータのサイズを小さくすることもできる。したがって、コストの低減を図ることもできる。特に自動車では、エンジンやトランスミッションのレイアウト上、バリエータ入力軸方向の寸法制限が比較的厳しいため、本発明の上記構成は非常に有効である。
【発明の効果】
【0022】
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、キャスタークランクのトラニオン軸に対して平行に(あるいは、直列に)変速用の減速機およびモータが配置されるので、バリエータ入力軸方向の小型化およびコスト低減を可能にしつつ可能な限り小さなモータの動力によってトラニオンを傾転させて変速を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の概念を示す模式図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【図5】従来から知られているハーフトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を説明する。
なお、本発明の特徴は、バリエータ入力軸方向の小型化およびコスト低減を可能にしつつモータの動力によってトラニオンを傾転させて変速を行なう点にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図5および図6と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
【0025】
図1は本発明の第1の実施形態を概念的に示している、図示のように、本実施形態では、トラニオン15がキャスタ角を伴うキャスタークランクのトラニオン軸29(その中心軸が参照符号O’で示されている)を有しており、このトラニオン軸29に対して平行に変速用の減速機102およびモータ100が配置されている。そして、本実施形態では、モータ100の動力が減速機102を介してトラニオン軸29に伝えられることにより、従来技術で前述したようにトラニオン15が傾転されて変速が行なわれるようになっている。特に、本実施形態では、図示のようにトラニオン軸29に対して直列に減速機102およびモータ100が配置される。
【0026】
また、本実施形態では、減速機102およびモータ100が各トラニオン15毎に設けられている。これが図2に明確に示されている。図中、符号2は入力側ディスクであり、符号3は出力側ディスクである。
【0027】
このように、本実施形態によれば、減速機102およびモータ100が、バリエータの入力軸1に対して平行に配置されるのではなく、キャスタークランクのトラニオン軸29に対して平行に(あるいは、直列に)配置されるため、バリエータ入力軸1方向の小型化が可能となる。また、モータ100によって直接にトラニオン15が傾転されることから、変速に油圧を必要とせず、ポンプロスを下げられて、高い効率を得ることができ、また、それに加えて減速機102の減速比を大きくすることでモータ100のサイズを小さくすることもできる。したがって、コストの低減を図ることもできる。特に自動車では、エンジンやトランスミッションのレイアウト上、バリエータ入力軸1方向の寸法制限が比較的厳しいので、本実施形態の上記構成は非常に有効である。
【0028】
図3は本発明の第2の実施形態を示している。図示のように、本実施形態では、各キャビティ221,222毎に1つの変速用モータ100が設けられている(すなわち、1つのモータ100が複数のトラニオン15において共有される)。なお、減速機102は各トラニオン15毎に設けられる。ここで、モータ100と減速機102との間には、モータ100の駆動ギア100aおよび減速機102の被駆動ギア102aと噛み合う反転用ギア110が配置されている。このような構成では、モータ100の動力が、反転ギア110を介して減速機102に伝わり、この減速機102を介してトラニオン軸29に伝わることにより、従来技術で前述したようにトラニオン15が傾転されて変速が行なわれる。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、部品点数の削減により第1の実施形態よりも更に小型化を図ることができる。
【0029】
図4は本発明の第3の実施形態を示している。図示のように、本実施形態では、2つのキャビティ221,222に共通に変速用モータ100が設けられている(すなわち、1つのモータ100が複数のトラニオン15およびキャビティ221,222において共有される)。なお、減速機102は各トラニオン15毎に設けられる。このような構成でも第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができ、また、第2の実施形態よりも更に部品点数が削減されるため、第2の実施形態よりも更に小型化を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なハーフトロイダル型無段変速機に適用することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
15 トラニオン
29 トラニオン軸
100 モータ
102 減速機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転力を受ける入力軸に結合され且つ入力軸と一体で回転する入力側ディスクと、入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受ける出力側ディスクと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に傾転し且つ前記パワーローラを回転自在に支持するトラニオンとを備えるトロイダル型無段変速機において、
前記トラニオンがキャスタ角を伴うキャスタークランクのトラニオン軸を有するとともに、このトラニオン軸に対して平行に減速機およびモータが配置され、モータの動力が減速機を介してトラニオン軸に伝えられることにより前記トラニオンが傾転されて変速が行なわれることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
【請求項2】
トラニオン軸に対して直列に減速機およびモータが配置されることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
【請求項3】
減速機およびモータが各トラニオン毎に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。
【請求項4】
1つのモータが複数のトラニオンにおいて共有されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−225408(P2012−225408A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92674(P2011−92674)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】