ドアパネルの窓構造
【課題】
ドアパネルの加工時のバックゲージを用いた位置決めを円滑に行うことができ、かつ、防火性にも優れたドアパネルの窓構造を提供する。
【解決手段】
窓フレームに四周状に形成された凹溝Gに窓パネル8を嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、前記窓フレームは、屋外側見付片41,51,61,71を備え、当該屋外側見付片41,51,61,71の内側に凹溝Gが形成されており、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部は、全周に亘って設けられている基部20と、四隅を除いて、基部20の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して基部20の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔200と、からなり、屋外側面板2の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに凹溝G内に折り曲げて、屋外側面板2と各折り曲げ片とで前記窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むように構成されている。
ドアパネルの加工時のバックゲージを用いた位置決めを円滑に行うことができ、かつ、防火性にも優れたドアパネルの窓構造を提供する。
【解決手段】
窓フレームに四周状に形成された凹溝Gに窓パネル8を嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、前記窓フレームは、屋外側見付片41,51,61,71を備え、当該屋外側見付片41,51,61,71の内側に凹溝Gが形成されており、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部は、全周に亘って設けられている基部20と、四隅を除いて、基部20の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して基部20の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔200と、からなり、屋外側面板2の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに凹溝G内に折り曲げて、屋外側面板2と各折り曲げ片とで前記窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むように構成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアパネルの窓構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
額縁なしの窓構造は意匠的にスッキリしており外観が良好であるが、扉表面材(面板)と窓フレームは接着剤により固定されているため、防火性能等の耐久性において課題がある。図11は、従来の額縁なしの窓構造を示す斜視図及び横断面図である。後述する実施形態に係る図面と同一の要素には同一の参照番号が付してある。このものでは、屋外側面板の開口の周縁部20´を折り曲げてあるが、屋外側面板に内側から圧力が作用したり、火災時等に熱が作用したりすると、屋外側面板が外側に押し出されて変形してしまうおそれがある。
【0003】
特許文献1には、パネル体を構成する表裏面板に貫設した空間部にガラス等の板体を嵌装して窓部を形成するに、上記空間部を表裏面板間に内設した窓フレームで区画する一方、該窓部は上記表裏面板の縁部を互いに見込み方向に対向して折曲した見込面部と、該見込面部先端に設けられ窓フレームに折曲係止する係止片とで構成されていることを特徴とするパネル体の窓構造が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示されたパネル体の窓構造は、ドアパネルの製造工程において以下のような不具合がある。
【0004】
窓部を備えたドアパネルを加工する工程において、ドアパネルの加工位置の位置決めを行うためにバックゲージが用いられる。図10に示すように、バックゲージBは、加工台Wに載置したドアパネルの窓部に対応する開口から上動して、その先端が面板の開口の周縁部に突き当てることで位置決めするが、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法には様々な態様があるため、複数本のバックゲージBが全て折り曲げ前の係止片21´に突き当たるとは限らないため、都度手動による位置調整が必要となり、ドアパネルの製造効率が悪いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−133080
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ドアパネルの加工時のバックゲージを用いた位置決めを円滑に行うことができ、かつ、防火性にも優れたドアパネルの窓構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が採用した技術手段は、ドアパネルの屋外側面板と屋内側面板の間に、前記屋内側面板及び前記屋外側面板に形成した窓用開口を取り囲むように窓フレームが四周状に設けられ、
前記屋内側面板の窓用開口の周縁部、前記屋外側面板の窓用開口の周縁部を、それぞれ前記窓フレームに当接するように折り曲げ、前記窓フレームに四周状に形成された凹溝に窓パネルを嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、
前記窓フレームは、屋外側見付片を備え、当該屋外側見付片の内側に前記凹溝が形成されており、
前記屋外側面板の前記周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して前記基部の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔と、からなり、
前記屋外側面板の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに前記凹溝内に折り曲げて、前記屋外側面板と各折り曲げ片とで前記窓フレームの前記屋外側見付片を挟み込むように構成されている、ドアパネルの窓構造、である。
【0008】
1つの態様では、前記折り曲げ片は、前記屋外側面板において、前記折り曲げ片と前記基部との連結部を残すように、前記複数の長孔を打ち抜くことで形成されており、前記連結部と前記基部とで形成される角部をさらに切り欠くことで、前記連結部の基端部を幅狭に形成してなる。
【0009】
1つの態様では、各折り曲げ片は、周縁部の基部の上辺、下辺、左右の縦辺の隅部を除く長さ全体に亘って延びる長尺片である。あるいは、上辺、下辺、左右の縦辺に対応する各長尺片を分割して複数の片から折り曲げ片を形成してもよい。この場合、分割された片は、互いに近接することで、分割された片間にバックゲージの先端が入り込むような隙間が形成されないようにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、ドアパネルを成型した後で、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片を折り曲げることで、窓フレームの屋外側見付片を挟み込むようにしたので、内側からの圧力により屋外側面板が外側に開こうとしても、折り曲げ片が窓フレームの屋外側見付片を挟み込んでいるので、屋外側面板が外側に開く変形を抑えることができる。したがって、火災時の熱によって屋外側面板が変形して外側に開くことを防止でき、防火性能を向上させることができる。
【0011】
本発明では、屋外側面板の周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、からなるので、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法が異なった場合であっても、複数本のバックゲージが全て折り曲げ前の折り曲げ片に突き当たるため、位置決めを良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】窓部を備えたドアパネルの屋内側正面図である。
【図2】上図は、図1の窓部における縦断面図、下図は、図1の窓部における横断面図である。
【図3】屋内側面板の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。
【図4】屋外側面板の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。
【図5】屋内側(屋外側)の面部の窓用開口O´(周縁部は折曲加工されている)を含む部分図である。
【図6】本発明に係る窓構造を示す部分斜視図及び横断面図であり、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片が折り曲げられる前の状態を示す。
【図7】本発明に係る窓構造を示す部分斜視図及び横断面図であり、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片が折り曲げられた後の状態を示す。
【図8】(A)細片の基端部の拡大図、(B)は他の実施形態に係る細片の基端部の拡大図、(C)は図4の部分拡大図である。
【図9】バックゲージを用いたドアパネル(本発明)の位置決めを示す図である。
【図10】バックゲージを用いたドアパネル(特許文献1)の位置決めを示す図である。
【図11】従来の窓構造を示す部分斜視図及び横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、窓部を備えたドアパネルの屋内側正面図であり、図2上図は、図1の窓部における縦断面図、図2下図は、図1の窓部における横断面図である。ドアパネルは、正面視長方形状のドアの四周を形成するドアフレーム(図示せず)と、ドアフレームに貼り付けた屋内側面板1、屋外側面板2と、屋内側面板1、屋外側面板2間の空間に充填されたハニカムコア等の芯材3と、からなる。屋内側面板1、屋外側面板2は、薄肉の鋼板であり、接着剤を介して芯材3に接着されており、周縁を折り曲げることでドアパネルの端面が形成されている。屋内側面板1、屋外側面板2には、窓部に対応する部位を打ち抜いて窓用開口O(図3、図4参照)が形成されている。
【0014】
窓部は、上下のフレーム4,5と、左右の縦フレーム6,7と、からなる四周状の窓フレームと、窓フレームに嵌め込まれたガラス板等の窓パネル8と、を備えている。窓フレームは、屋内側面板1と屋外側面板2の間で、窓用開口Oを取り囲むように設けられている。
【0015】
左右の縦フレーム6,7は、それぞれ、断面視コ字状の凹溝Gが形成されており、凹溝Gに窓パネル8の左右端部を嵌め込むようになっている。より具体的には、縦フレーム6は、屋内側見付片60と、屋外側見付片61と、屋外側見付片61の内側に凹溝Gを形成するように段状に形成された見込片62と、を備えている。同様に、縦フレーム7は、屋内側見付片70と、屋外側見付片71と、屋外側見付片71の内側に凹溝Gを形成するように段状に形成された見込片72と、を備えている。
【0016】
上下のフレーム4,5には、それぞれ、押縁9を設けることで、窓パネル8の上下端部を嵌め込む凹溝Gが形成されている。より具体的には、上フレーム4は、屋内側見付片40と、屋外側見付片41と、屋内側見付片40の下端と屋外側見付片41の上端を連結する水平状の見込片42と、を備え、見込片42の屋内側部位に押縁9が屋外側見付片41と対向するように螺子90で固定され、屋外側見付片41と押縁9との間に凹溝Gが形成されている。同様に、下フレーム5は、屋内側見付片50と、屋外側見付片51と、屋内側見付片50の上端と屋外側見付片51の下端を連結する水平状の見込片52と、を備え、見込片52の屋内側部位に押縁9が屋外側見付片51と対向するように螺子90で固定され、屋外側見付片51と押縁9との間に凹溝Gが形成されている。
【0017】
図3は、屋内側面板1の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。図4は、屋外側面板2の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。屋内側面板1、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部を、窓フレームに沿って折り曲げることで、図5に示すような角部が湾曲した正面視縦長方形状の窓用開口O´が得られる。窓用開口O´は、ドアパネルの所定部位に屋内外を貫通するように形成されていると共に、四周には窓フレームが設けてある。窓フレームにおいて凹溝Gは四周状に連続しており、窓パネル8の端部を受け入れて、耐火性のパテPやパッキンで固定する。
【0018】
図3に示すように、屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部は、窓用開口Oの全周に亘って設けられた四周状の基部10を備えており、基部10は、上辺、下辺、左右の縦辺とからなる。周縁部は、さらに、四隅を除いて、基部10の上辺に一体形成された水平片11と、基部10の下辺に一体形成された水平片12と、基部10の左右の縦辺に一体形成された縦片13,14と、を備えている。基部10の幅寸法は、全周に亘って同じ寸法である。各片11,12,13,14の幅寸法は同じ寸法である。各片11,12,13,14の長さ方向端部には、各片11,12,13,14の端部同士を分離するための切り欠きCが形成されている。屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部の四隅に基部10を残して切り欠きCを形成することで、当該周縁部の折り曲げを容易かつ良好に行えるようにしている。図3に示すような窓用開口O及び周縁部を備えた屋内側面板1は、薄肉の鋼板を打ち抜くことで形成することができる。
【0019】
ドアパネルの加工時には、鋼板を打ち抜いて得られた図3のような屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部を見込方向に折り曲げる。より具体的には、水平片11,12、縦片14,13を、基部10と共に略90度折り曲げることで、正面視図5のような窓用開口O´が得られる。屋内側面板1は、窓用開口Oの周縁部が見込方向に折り曲げられた状態で、ドアフレーム、窓フレームの屋内側見付片40,50,60,70、芯材3、に接着される。 周縁部が折り曲げられた状態は、図2、図6、図7にも示されている。
【0020】
図4に示すように、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部は、窓用開口Oの全周に亘って設けられた四周状の基部20を備えており、基部20は、上辺、下辺、左右の縦辺とからなる。周縁部は、さらに、四隅を除いて、基部20の上辺に一体形成された水平片21と、基部10の下辺に一体形成された水平片22と、基部20の左右の縦辺に一体形成された縦片23,24と、からなる。基部20の幅寸法は、全周に亘って同じ寸法である。各片21,22,23,24の幅寸法は同じ寸法である。各片21,22,23,24の長さ方向端部には、各片21,22,23,24の端部同士を分離するための切り欠きCが形成されている。屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部の四隅に基部20を残して切り欠きCを形成することで、当該周縁部の折り曲げを容易かつ良好に行えるようにしている。
【0021】
各片21,22,23,24には、基部20との間に位置して複数の長孔200が基部20の周方向(各片21,22,23,24の長さ方向)に穿設されている。すなわち、各片21,22,23,24と基部20とは、複数の細片201を連結部として連結されており、各片21,22,23,24は、細片201において簡単に折り曲げることができる折り曲げ片となっている。
【0022】
さらに、図8(A)〜(C)に示すように、各細片201の基端部の両側に切り欠き部202を形成することで、各細片201の基端部はさらに幅狭となっている。図8(A)では、細片201の基端部には円形状の切り欠き部202が形成されている。図8(B)では、細片201の基端部には三角形状の切り欠き部202が形成されている。各細片201の基端部に切り欠き部202を形成して幅狭とすることで、各片21,22,23,24を、細片201においてさらに簡単に折り曲げることができ、かつ、折り曲げ後の仕上がりも良好である。
【0023】
図4に示すような窓用開口O及び周縁部を備えた屋外側面板2は、薄肉の鋼板を打ち抜くことで形成することができる。
【0024】
ドアパネルの加工時には、鋼板を打ち抜いて得られた図4のような屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部を見込方向に折り曲げる。より具体的には、水平片21,22、縦片23,24を、基部20と共に90度折り曲げる。屋外側面板2は、窓用開口Oの周縁部が見込方向に折り曲げられた状態で、ドアフレーム、窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71、芯材3、に接着されて、図6に示す状態となる。
【0025】
図6の状態から、各片21,22,23,24を、細片201において、上フレーム4の屋外側見付片41、下フレーム5の屋外側見付片51、縦フレーム6,7の屋外側見付片61,71の裏面に当接するまで、さらに略90度折り曲げることで、図7の状態となり、正面視図5のような窓用開口O´が得られる。周縁部が折り曲げられた状態は、図2にも示されている。
【0026】
このように、屋外側面板2は、窓用開口Oの周縁部の各片21,22,23,24を窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むように折り曲げることで、窓フレームに装着される。このように、ドアパネルを成型した後で、屋外側面板2の周縁部の折り曲げ片、すなわち、各片21,22,23,24を凹溝G内に折り曲げることで、窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むようにしたので、内側からの圧力により屋外側面板2が外側に開こうとしても、各片21,22,23,24が窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込んでいるので、屋外側面板2が変形して外側に開くことを抑えることができる。したがって、火災時の熱によって屋外側面板が変形して外側に開くことを防止でき、防火性能を向上させることができる。さらに、折り曲げ片、すなわち、各片21,22,23,24は、周縁部の基部20に沿って延びる長尺片であるため、屋外側見付片41,51,61,71を挟み込む強度も大きく、よって、変形に対する強度も大きい。
【0027】
ドアパネルの加工時(窓用開口Oの周縁部の折り曲げ)には、ドアパネルの加工位置の位置決めを行うためにバックゲージが用いられる。図9に示すように、バックゲージBは、加工台Wに載置したドアパネルの窓部に対応する開口から上動して、その先端が面板の開口の周縁部に突き当てることで位置決めするが、水平片21は、同幅で周縁部の基部20に沿って延びる長尺片であるので、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法が異なった場合であっても、複数本のバックゲージBが全て折り曲げ前の水平片21に突き当たるため、位置決めを良好に行うことができる。
【符号の説明】
【0028】
1 屋内側面板
2 屋外側面板
3 芯材
4 上フレーム
41 屋外側見付片
5 下フレーム
51 屋外側見付片
6 縦フレーム
61 屋外側見付片
7 縦フレーム
71 屋外側見付片
8 窓パネル
20 基部
21 水平片
22 水平片
23 縦片
24 縦片
200 長孔
201 細片
202 切り欠き部
O 窓用開口
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアパネルの窓構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
額縁なしの窓構造は意匠的にスッキリしており外観が良好であるが、扉表面材(面板)と窓フレームは接着剤により固定されているため、防火性能等の耐久性において課題がある。図11は、従来の額縁なしの窓構造を示す斜視図及び横断面図である。後述する実施形態に係る図面と同一の要素には同一の参照番号が付してある。このものでは、屋外側面板の開口の周縁部20´を折り曲げてあるが、屋外側面板に内側から圧力が作用したり、火災時等に熱が作用したりすると、屋外側面板が外側に押し出されて変形してしまうおそれがある。
【0003】
特許文献1には、パネル体を構成する表裏面板に貫設した空間部にガラス等の板体を嵌装して窓部を形成するに、上記空間部を表裏面板間に内設した窓フレームで区画する一方、該窓部は上記表裏面板の縁部を互いに見込み方向に対向して折曲した見込面部と、該見込面部先端に設けられ窓フレームに折曲係止する係止片とで構成されていることを特徴とするパネル体の窓構造が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示されたパネル体の窓構造は、ドアパネルの製造工程において以下のような不具合がある。
【0004】
窓部を備えたドアパネルを加工する工程において、ドアパネルの加工位置の位置決めを行うためにバックゲージが用いられる。図10に示すように、バックゲージBは、加工台Wに載置したドアパネルの窓部に対応する開口から上動して、その先端が面板の開口の周縁部に突き当てることで位置決めするが、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法には様々な態様があるため、複数本のバックゲージBが全て折り曲げ前の係止片21´に突き当たるとは限らないため、都度手動による位置調整が必要となり、ドアパネルの製造効率が悪いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−133080
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ドアパネルの加工時のバックゲージを用いた位置決めを円滑に行うことができ、かつ、防火性にも優れたドアパネルの窓構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が採用した技術手段は、ドアパネルの屋外側面板と屋内側面板の間に、前記屋内側面板及び前記屋外側面板に形成した窓用開口を取り囲むように窓フレームが四周状に設けられ、
前記屋内側面板の窓用開口の周縁部、前記屋外側面板の窓用開口の周縁部を、それぞれ前記窓フレームに当接するように折り曲げ、前記窓フレームに四周状に形成された凹溝に窓パネルを嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、
前記窓フレームは、屋外側見付片を備え、当該屋外側見付片の内側に前記凹溝が形成されており、
前記屋外側面板の前記周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して前記基部の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔と、からなり、
前記屋外側面板の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに前記凹溝内に折り曲げて、前記屋外側面板と各折り曲げ片とで前記窓フレームの前記屋外側見付片を挟み込むように構成されている、ドアパネルの窓構造、である。
【0008】
1つの態様では、前記折り曲げ片は、前記屋外側面板において、前記折り曲げ片と前記基部との連結部を残すように、前記複数の長孔を打ち抜くことで形成されており、前記連結部と前記基部とで形成される角部をさらに切り欠くことで、前記連結部の基端部を幅狭に形成してなる。
【0009】
1つの態様では、各折り曲げ片は、周縁部の基部の上辺、下辺、左右の縦辺の隅部を除く長さ全体に亘って延びる長尺片である。あるいは、上辺、下辺、左右の縦辺に対応する各長尺片を分割して複数の片から折り曲げ片を形成してもよい。この場合、分割された片は、互いに近接することで、分割された片間にバックゲージの先端が入り込むような隙間が形成されないようにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、ドアパネルを成型した後で、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片を折り曲げることで、窓フレームの屋外側見付片を挟み込むようにしたので、内側からの圧力により屋外側面板が外側に開こうとしても、折り曲げ片が窓フレームの屋外側見付片を挟み込んでいるので、屋外側面板が外側に開く変形を抑えることができる。したがって、火災時の熱によって屋外側面板が変形して外側に開くことを防止でき、防火性能を向上させることができる。
【0011】
本発明では、屋外側面板の周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、からなるので、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法が異なった場合であっても、複数本のバックゲージが全て折り曲げ前の折り曲げ片に突き当たるため、位置決めを良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】窓部を備えたドアパネルの屋内側正面図である。
【図2】上図は、図1の窓部における縦断面図、下図は、図1の窓部における横断面図である。
【図3】屋内側面板の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。
【図4】屋外側面板の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。
【図5】屋内側(屋外側)の面部の窓用開口O´(周縁部は折曲加工されている)を含む部分図である。
【図6】本発明に係る窓構造を示す部分斜視図及び横断面図であり、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片が折り曲げられる前の状態を示す。
【図7】本発明に係る窓構造を示す部分斜視図及び横断面図であり、屋外側面板の周縁部の折り曲げ片が折り曲げられた後の状態を示す。
【図8】(A)細片の基端部の拡大図、(B)は他の実施形態に係る細片の基端部の拡大図、(C)は図4の部分拡大図である。
【図9】バックゲージを用いたドアパネル(本発明)の位置決めを示す図である。
【図10】バックゲージを用いたドアパネル(特許文献1)の位置決めを示す図である。
【図11】従来の窓構造を示す部分斜視図及び横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、窓部を備えたドアパネルの屋内側正面図であり、図2上図は、図1の窓部における縦断面図、図2下図は、図1の窓部における横断面図である。ドアパネルは、正面視長方形状のドアの四周を形成するドアフレーム(図示せず)と、ドアフレームに貼り付けた屋内側面板1、屋外側面板2と、屋内側面板1、屋外側面板2間の空間に充填されたハニカムコア等の芯材3と、からなる。屋内側面板1、屋外側面板2は、薄肉の鋼板であり、接着剤を介して芯材3に接着されており、周縁を折り曲げることでドアパネルの端面が形成されている。屋内側面板1、屋外側面板2には、窓部に対応する部位を打ち抜いて窓用開口O(図3、図4参照)が形成されている。
【0014】
窓部は、上下のフレーム4,5と、左右の縦フレーム6,7と、からなる四周状の窓フレームと、窓フレームに嵌め込まれたガラス板等の窓パネル8と、を備えている。窓フレームは、屋内側面板1と屋外側面板2の間で、窓用開口Oを取り囲むように設けられている。
【0015】
左右の縦フレーム6,7は、それぞれ、断面視コ字状の凹溝Gが形成されており、凹溝Gに窓パネル8の左右端部を嵌め込むようになっている。より具体的には、縦フレーム6は、屋内側見付片60と、屋外側見付片61と、屋外側見付片61の内側に凹溝Gを形成するように段状に形成された見込片62と、を備えている。同様に、縦フレーム7は、屋内側見付片70と、屋外側見付片71と、屋外側見付片71の内側に凹溝Gを形成するように段状に形成された見込片72と、を備えている。
【0016】
上下のフレーム4,5には、それぞれ、押縁9を設けることで、窓パネル8の上下端部を嵌め込む凹溝Gが形成されている。より具体的には、上フレーム4は、屋内側見付片40と、屋外側見付片41と、屋内側見付片40の下端と屋外側見付片41の上端を連結する水平状の見込片42と、を備え、見込片42の屋内側部位に押縁9が屋外側見付片41と対向するように螺子90で固定され、屋外側見付片41と押縁9との間に凹溝Gが形成されている。同様に、下フレーム5は、屋内側見付片50と、屋外側見付片51と、屋内側見付片50の上端と屋外側見付片51の下端を連結する水平状の見込片52と、を備え、見込片52の屋内側部位に押縁9が屋外側見付片51と対向するように螺子90で固定され、屋外側見付片51と押縁9との間に凹溝Gが形成されている。
【0017】
図3は、屋内側面板1の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。図4は、屋外側面板2の窓用開口Oおよびその周縁部(折曲加工前の状態)を含む部分図である。屋内側面板1、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部を、窓フレームに沿って折り曲げることで、図5に示すような角部が湾曲した正面視縦長方形状の窓用開口O´が得られる。窓用開口O´は、ドアパネルの所定部位に屋内外を貫通するように形成されていると共に、四周には窓フレームが設けてある。窓フレームにおいて凹溝Gは四周状に連続しており、窓パネル8の端部を受け入れて、耐火性のパテPやパッキンで固定する。
【0018】
図3に示すように、屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部は、窓用開口Oの全周に亘って設けられた四周状の基部10を備えており、基部10は、上辺、下辺、左右の縦辺とからなる。周縁部は、さらに、四隅を除いて、基部10の上辺に一体形成された水平片11と、基部10の下辺に一体形成された水平片12と、基部10の左右の縦辺に一体形成された縦片13,14と、を備えている。基部10の幅寸法は、全周に亘って同じ寸法である。各片11,12,13,14の幅寸法は同じ寸法である。各片11,12,13,14の長さ方向端部には、各片11,12,13,14の端部同士を分離するための切り欠きCが形成されている。屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部の四隅に基部10を残して切り欠きCを形成することで、当該周縁部の折り曲げを容易かつ良好に行えるようにしている。図3に示すような窓用開口O及び周縁部を備えた屋内側面板1は、薄肉の鋼板を打ち抜くことで形成することができる。
【0019】
ドアパネルの加工時には、鋼板を打ち抜いて得られた図3のような屋内側面板1の窓用開口Oの周縁部を見込方向に折り曲げる。より具体的には、水平片11,12、縦片14,13を、基部10と共に略90度折り曲げることで、正面視図5のような窓用開口O´が得られる。屋内側面板1は、窓用開口Oの周縁部が見込方向に折り曲げられた状態で、ドアフレーム、窓フレームの屋内側見付片40,50,60,70、芯材3、に接着される。 周縁部が折り曲げられた状態は、図2、図6、図7にも示されている。
【0020】
図4に示すように、屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部は、窓用開口Oの全周に亘って設けられた四周状の基部20を備えており、基部20は、上辺、下辺、左右の縦辺とからなる。周縁部は、さらに、四隅を除いて、基部20の上辺に一体形成された水平片21と、基部10の下辺に一体形成された水平片22と、基部20の左右の縦辺に一体形成された縦片23,24と、からなる。基部20の幅寸法は、全周に亘って同じ寸法である。各片21,22,23,24の幅寸法は同じ寸法である。各片21,22,23,24の長さ方向端部には、各片21,22,23,24の端部同士を分離するための切り欠きCが形成されている。屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部の四隅に基部20を残して切り欠きCを形成することで、当該周縁部の折り曲げを容易かつ良好に行えるようにしている。
【0021】
各片21,22,23,24には、基部20との間に位置して複数の長孔200が基部20の周方向(各片21,22,23,24の長さ方向)に穿設されている。すなわち、各片21,22,23,24と基部20とは、複数の細片201を連結部として連結されており、各片21,22,23,24は、細片201において簡単に折り曲げることができる折り曲げ片となっている。
【0022】
さらに、図8(A)〜(C)に示すように、各細片201の基端部の両側に切り欠き部202を形成することで、各細片201の基端部はさらに幅狭となっている。図8(A)では、細片201の基端部には円形状の切り欠き部202が形成されている。図8(B)では、細片201の基端部には三角形状の切り欠き部202が形成されている。各細片201の基端部に切り欠き部202を形成して幅狭とすることで、各片21,22,23,24を、細片201においてさらに簡単に折り曲げることができ、かつ、折り曲げ後の仕上がりも良好である。
【0023】
図4に示すような窓用開口O及び周縁部を備えた屋外側面板2は、薄肉の鋼板を打ち抜くことで形成することができる。
【0024】
ドアパネルの加工時には、鋼板を打ち抜いて得られた図4のような屋外側面板2の窓用開口Oの周縁部を見込方向に折り曲げる。より具体的には、水平片21,22、縦片23,24を、基部20と共に90度折り曲げる。屋外側面板2は、窓用開口Oの周縁部が見込方向に折り曲げられた状態で、ドアフレーム、窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71、芯材3、に接着されて、図6に示す状態となる。
【0025】
図6の状態から、各片21,22,23,24を、細片201において、上フレーム4の屋外側見付片41、下フレーム5の屋外側見付片51、縦フレーム6,7の屋外側見付片61,71の裏面に当接するまで、さらに略90度折り曲げることで、図7の状態となり、正面視図5のような窓用開口O´が得られる。周縁部が折り曲げられた状態は、図2にも示されている。
【0026】
このように、屋外側面板2は、窓用開口Oの周縁部の各片21,22,23,24を窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むように折り曲げることで、窓フレームに装着される。このように、ドアパネルを成型した後で、屋外側面板2の周縁部の折り曲げ片、すなわち、各片21,22,23,24を凹溝G内に折り曲げることで、窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込むようにしたので、内側からの圧力により屋外側面板2が外側に開こうとしても、各片21,22,23,24が窓フレームの屋外側見付片41,51,61,71を挟み込んでいるので、屋外側面板2が変形して外側に開くことを抑えることができる。したがって、火災時の熱によって屋外側面板が変形して外側に開くことを防止でき、防火性能を向上させることができる。さらに、折り曲げ片、すなわち、各片21,22,23,24は、周縁部の基部20に沿って延びる長尺片であるため、屋外側見付片41,51,61,71を挟み込む強度も大きく、よって、変形に対する強度も大きい。
【0027】
ドアパネルの加工時(窓用開口Oの周縁部の折り曲げ)には、ドアパネルの加工位置の位置決めを行うためにバックゲージが用いられる。図9に示すように、バックゲージBは、加工台Wに載置したドアパネルの窓部に対応する開口から上動して、その先端が面板の開口の周縁部に突き当てることで位置決めするが、水平片21は、同幅で周縁部の基部20に沿って延びる長尺片であるので、ドアパネルにおいて窓部が設けられる位置や窓部の寸法が異なった場合であっても、複数本のバックゲージBが全て折り曲げ前の水平片21に突き当たるため、位置決めを良好に行うことができる。
【符号の説明】
【0028】
1 屋内側面板
2 屋外側面板
3 芯材
4 上フレーム
41 屋外側見付片
5 下フレーム
51 屋外側見付片
6 縦フレーム
61 屋外側見付片
7 縦フレーム
71 屋外側見付片
8 窓パネル
20 基部
21 水平片
22 水平片
23 縦片
24 縦片
200 長孔
201 細片
202 切り欠き部
O 窓用開口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアパネルの屋外側面板と屋内側面板の間に、前記屋内側面板及び前記屋外側面板に形成した窓用開口を取り囲むように窓フレームが四周状に設けられ、
前記屋内側面板の窓用開口の周縁部、前記屋外側面板の窓用開口の周縁部を、それぞれ前記窓フレームに当接するように折り曲げ、前記窓フレームに四周状に形成された凹溝に窓パネルを嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、
前記窓フレームは、屋外側見付片を備え、当該屋外側見付片の内側に前記凹溝が形成されており、
前記屋外側面板の前記周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して前記基部の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔と、からなり、
前記屋外側面板の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに前記凹溝内に折り曲げて、前記屋外側面板と各折り曲げ片とで前記窓フレームの前記屋外側見付片を挟み込むように構成されている、ドアパネルの窓構造。
【請求項2】
前記折り曲げ片は、前記屋外側面板において、前記折り曲げ片と前記基部との連結部を残すように、前記複数の長孔を打ち抜くことで形成されており、前記連結部と前記基部とで形成される角部をさらに切り欠くことで、前記連結部の基端部を幅狭に形成してなる、請求項1に記載のドアパネルの窓構造。
【請求項1】
ドアパネルの屋外側面板と屋内側面板の間に、前記屋内側面板及び前記屋外側面板に形成した窓用開口を取り囲むように窓フレームが四周状に設けられ、
前記屋内側面板の窓用開口の周縁部、前記屋外側面板の窓用開口の周縁部を、それぞれ前記窓フレームに当接するように折り曲げ、前記窓フレームに四周状に形成された凹溝に窓パネルを嵌め込んでなるドアパネルの窓構造において、
前記窓フレームは、屋外側見付片を備え、当該屋外側見付片の内側に前記凹溝が形成されており、
前記屋外側面板の前記周縁部は、全周に亘って設けられている基部と、四隅を除いて、前記基部の四辺に沿って延びる折り曲げ片と、各折り曲げ片の基端側に位置して前記基部の周方向に間隔を存して穿設された複数の長孔と、からなり、
前記屋外側面板の前記周縁部全体を見込方向に折り曲げると共に、各折り曲げ片を前記基端側においてさらに前記凹溝内に折り曲げて、前記屋外側面板と各折り曲げ片とで前記窓フレームの前記屋外側見付片を挟み込むように構成されている、ドアパネルの窓構造。
【請求項2】
前記折り曲げ片は、前記屋外側面板において、前記折り曲げ片と前記基部との連結部を残すように、前記複数の長孔を打ち抜くことで形成されており、前記連結部と前記基部とで形成される角部をさらに切り欠くことで、前記連結部の基端部を幅狭に形成してなる、請求項1に記載のドアパネルの窓構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−111838(P2011−111838A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−270942(P2009−270942)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(307038540)三和シヤッター工業株式会社 (273)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(307038540)三和シヤッター工業株式会社 (273)
【Fターム(参考)】
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