説明

ドレイン用養生装置

【課題】受皿部の外周面に隣接させてシーリング材を充填するための防水用シーリング溝を形成する施工態様と、防水用シーリング溝を形成する必要がない施工態様の、その二通りの施工態様に対応し得る養生蓋を備えたドレイン用養生装置を提供する。
【解決手段】養生蓋3の上面及び下面に、受皿部8に上方から当接して受皿部上面8aを遮蔽するための遮蔽面11a,11bを設けるとともに、その何れか一方の遮蔽面11aに、受皿部8の外周面8bを囲繞するための環状突部12を設けることにより、該養生蓋3を施工態様によって選択的に上下反転させて使用し得るようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、打込型ルーフドレインの施工にあって、コンクリートの打設時に、ドレイン本体の受皿部内へのコンクリートの流入を防止するためのドレイン用養生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
受皿部と該受皿部から下方に延成された排水管部とからなるドレイン本体を備えた打込型ルーフドレインの施工にあって、コンクリートの打設時に、ドレイン本体の受皿部上に養生蓋を乗載して保持することにより、打設したコンクリートが受皿部内へ流入しないようにするドレイン用養生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この養生装置aは、図8に示すように、コンクリート受枠d上に筒状スペーサiを介して所定高さ位置に保持されるドレイン本体bの、その中心に一致させて該コンクリート受枠d上に立設された支持杆eと、前記ドレイン本体bの受皿部cに乗載され、前記支持杆eが挿通される厚み方向の貫通孔fが形成された養生蓋gと、前記貫通孔fに挿通されて養生蓋gから上方へ突出する支持杆eのその突出部に着脱自在に固定され、養生蓋gの上面に当接してその高さ位置を保持する保持手段hとを備えている。ここで、養生装置aは、コンクリートの打設時にドレイン本体bと養生蓋gとをコンクリート受枠d上に移動不能に保持する保持装置を兼ねており、養生蓋gは抜き型を兼ねている。そして、この養生装置aによってドレイン本体bと養生蓋gとをコンクリート受枠d上に移動不能に保持した状態でコンクリートjを打設すると、養生蓋gによって受皿部c内へのコンクリートjの流入を防止することができる。また、コンクリートjの硬化後にコンクリート受枠dと養生装置aとを除去することにより、図9に示すように、ドレイン本体bがコンクリートj内に埋設されるとともに、該ドレイン本体b上に養生蓋gの形状に一致した排水溝kが形成される。
【0004】
上記のようにドレイン本体bを埋設施工した後、受皿部cの上面に対して略面一状となるように排水溝kの周囲の余剰なコンクリート部分pをハツリ作業によって除去し、然る後、図10に示すように、コンクリートj上から受皿部c上に亘って防水層rが敷設される。
【0005】
また、図12に示すように、受皿部cの外周面に隣接させてシーリング材mを充填するための防水用シーリング溝nを形成して防水性を高める必要がある場合には、図11に示すように、下面に受皿部cの外周面sを囲繞する環状突部tが設けられた養生蓋g’を用いて、コンクリートjの打設と同時に前記防水用シーリング溝n(図12参照)を形成するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−325582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、コンクリートjの打設と同時に防水用シーリング溝nを形成するための環状突部tが下面に設けられた養生蓋g’は、高い防水性が要求される屋上のような雨水量が多い場所にルーフドレインを施工する場合に用いられる一方、環状突部tのない養生蓋gは、庇のあるベランダのような雨水量が比較的少ない場所にルーフドレインを施工する場合に用いられるのであるが、従来は、このように施工態様に応じて二種類の異なる養生蓋g,g’を夫々製作しなければならないため、製作に手間が掛かる上、コスト高になるという問題点があった。
【0008】
本発明は、かかる従来の問題点を解消するためになされたものであり、二通りの施工態様に対応し得る養生蓋を備えたドレイン用養生装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、受皿部と該受皿部から下方に延成された排水管部とからなり、コンクリート受枠上に保持されるドレイン本体の、その中心に一致させて該コンクリート受枠上に立設された支持杆と、該支持杆が挿通される上下方向の貫通孔が形成され、前記ドレイン本体の受皿部に乗載されて、コンクリートの打設時に該コンクリートが受皿部内へ流入しないように受皿部上面を遮蔽する養生蓋と、前記貫通孔に挿通されて養生蓋から上方へ突出する前記支持杆のその突出部に着脱自在に固定され、養生蓋の上面に当接してその高さ位置を保持する保持手段とを備えたドレイン用養生装置において、前記養生蓋が、受皿部に上方から当接して受皿部上面を遮蔽するための遮蔽面を上面及び下面に備えるとともに、その上面の遮蔽面または下面の遮蔽面の何れか一方に、受皿部の外周面を囲繞するための環状突部を備えてなり、該養生蓋を施工態様によって選択的に上下反転させて使用可能としたことを特徴とするドレイン用養生装置である。
【0010】
ここで、養生蓋の材質としては、安価で成形性のよい発泡スチロールが好適に用いられ得る。
【0011】
上記ドレイン用養生装置にあって、養生蓋の上面及び下面から、受皿部の内底面に当接可能な補強支持部が夫々突設されている構成が提案される。
【0012】
また、環状突部の外周面に、受皿部上面の高さ位置に略一致し、打設するコンクリートの仕上げレベルを示すレベル指標部が設けられている構成が提案される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、ドレイン用養生装置にあって、養生蓋が、受皿部に上方から当接して受皿部上面を遮蔽するための遮蔽面を上面及び下面に備えるとともに、その上面の遮蔽面または下面の遮蔽面の何れか一方に、受皿部の外周面を囲繞するための環状突部を備えてなり、該養生蓋を施工態様によって選択的に上下反転させて使用可能としたドレイン用養生装置であるから、受皿部の外周面に隣接させてシーリング材を充填するための防水用シーリング溝を形成する施工態様の場合には、環状突部を備えた遮蔽面を下向きにして、該環状突部で受皿部の外周面を囲繞した状態でドレイン本体の周囲にコンクリートを打設することにより、該コンクリートが硬化すると前記環状突部によって受皿部の外周面の周囲に防水用シーリング溝を形成することができる。一方、このような防水用シーリング溝を形成する必要がない施工態様の場合には、環状突部のない遮蔽面を下向きにして受皿部上面を遮蔽した状態でコンクリートを打設することにより、防水用シーリング溝を形成しないようにすることができる。これにより、一種類の養生蓋を二通りの施工態様に使用でき、従来のように二種類の異なる養生蓋を製作する必要がないため、製作に手間が掛からず、コストを低減することができる。
【0014】
また、養生蓋の上面及び下面から、受皿部の内底面に当接可能な補強支持部が夫々突設されている構成にあっては、該養生蓋を保持手段によって上方から押圧して受皿上に保持するに際して、受皿部の内底面に当接する補強支持部によって養生蓋の変形が阻止されることにより、上方からの過剰な押圧による養生蓋の損壊を防止することができる。
【0015】
また、環状突部の外周面に、受皿部上面の高さ位置に略一致し、打設するコンクリートの仕上げレベルを示すレベル指標部が設けられている構成にあっては、環状突部を備えた遮蔽面を下向きにして、該環状突部で受皿部の外周面を囲繞した状態でドレイン本体の周囲にコンクリートを打設する場合に、目視不能となる受皿部上面の高さ位置をレベル指標部によって知得することができ、これによって、打設するコンクリートの仕上げレベルを受皿部上面の高さ位置に容易に一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施例にかかるドレイン用養生装置1の施工状態を示す縦断面図である。
【図2】同上のドレイン用養生装置1の平面図である。
【図3】図1におけるA部の拡大図である。
【図4】変形実施例にかかる保持手段5を備えたドレイン用養生装置1の施工状態を示す縦断面図である。
【図5】防水用シーリング溝23を形成した状態を示す施工説明図である。
【図6】養生蓋3を上下反転させたドレイン用養生装置1の施工状態を示す縦断面図である。
【図7】受皿部8の外周面8bにコンクリート22が接する状態を示す施工説明図である。
【図8】従来構成の養生蓋gを備えたドレイン用養生装置aの施工状態を示す縦断面図である。
【図9】コンクリートjの硬化後に養生蓋gとコンクリート受枠dを除去した状態を示す施工説明図である。
【図10】防水層rを敷設した状態を示す施工説明図である。
【図11】従来構成の養生蓋g’を備えたドレイン用養生装置aの施工状態を示す縦断面図である。
【図12】防水用シーリング溝nにシーリング材mを充填した状態を示す施工説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明に係るドレイン用養生装置1の一実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。
【0018】
ドレイン用養生装置1は、図1に示すように、コンクリート受枠6上に保持されるドレイン本体7の中心に一致させて該コンクリート受枠6上に立設される支持杆2と、該支持杆2が挿通される上下方向の貫通孔4が形成され、ドレイン本体7の受皿部8に乗載されて受皿部上面8aを遮蔽する養生蓋3と、前記貫通孔4に挿通されて養生蓋3から上方へ突出する支持杆2のその突出部に着脱自在に固定され、養生蓋3の上面に当接してその高さ位置を保持する保持手段5とを備えている。
【0019】
ここで、ドレイン本体7は、受皿部8と該受皿部8から下方に延成された排水管部9とからなり、該排水管部9を囲繞する筒状スペーサ10によってコンクリート受枠6上に保持されている。そして、前記ドレイン本体7の周囲でコンクリート受枠6上にコンクリート22を打設する前に、前記ドレイン本体7の受皿部8に養生蓋3が乗載され、該ドレイン本体7と養生蓋3は保持手段5により移動不能に保持される。尚、前記筒状スペーサ10は、所要のコンクリート厚に対応する長さに形成されたものが用いられる。
【0020】
前記養生蓋3は、所定の厚みで円盤状に形成されており(図2参照)、その上面及び下面に受皿部8に上方から当接して受皿部上面8aを遮蔽するための円形の遮蔽面11a,11bを備えている。該遮蔽面11a,11bの外径は、受皿部上面8aの外径に略一致しており、該遮蔽面11a,11bの何れか一方に、受皿部8の外周面8bを囲繞するための環状突部12が周設されている。これにより、該養生蓋3は施工態様に応じて選択的に上下を反転させて使用し得るようになっている。尚、この養生蓋3を構成する材質には、安価で成形性がよい発泡スチロールが好適に用いられ得る。
【0021】
前記環状突部12の外周面12aには、図3に示すように、打設するコンクリート22の仕上げレベルを示すレベル指標部13が設けられている。該レベル指標部13は、環状突部12を備えた遮蔽面11aに略一致する高さ位置、即ち、遮蔽面11aを当接させた受皿部上面8aに略一致する高さ位置に、環状突部12の外周面12aから外方に突出し、かつ周方向に延在する線条として形成されている。
【0022】
また、養生蓋3の上面及び下面には、受皿部8の内底面8cに当接可能な補強支持部14,14が夫々突設されている。該補強支持部14,14は、養生蓋3の中央に形成された貫通孔4を中心として上下方向に延出する円筒状に形成されており、養生蓋3を受皿部8に乗載した状態で、その先端部が受皿部8の内底面8cに当接するようになっている。
【0023】
一方、前記コンクリート受枠6の所定位置には、筒状スペーサ10の内径とほぼ等しい外径の位置決め板15が釘16により固定されている。そして、該位置決め板15には前記筒状スペーサ10の下端が外嵌される。これにより、前記筒状スペーサ10の上端に支持されるドレイン本体7はその位置及び高さが決定されることとなる。尚、位置決め板15は、必ずしも筒状スペーサ10の内径とその外径を等しくする必要はなく、要は、コンクリート受枠6の上面に固着されて、後述の保持螺子孔17を具備するものであればよい。
【0024】
前記位置決め板15は円板状金属板の周縁に下向きの曲げ加工を施し、かつその中心下面にナット18を固着してその雌螺子孔を上下方向に延在する保持螺子孔17としている。
【0025】
前記位置決め板15の中心に配設された保持螺子孔17には、外周面に雄螺子部2aを備えた上下に長い支持杆2の下端部が上方から螺着される。これにより、該支持杆2をコンクリート受枠6上に立設するようにしている。尚、この実施例では、支持杆2は、雄螺子部2aを全長に亘って形成した螺子杆によって構成されているが、該支持杆2は、上部及び下部に夫々雄螺子部2aを備えたものであってもよい。
【0026】
この支持杆2には、養生蓋3の上面に当接してその高さ位置を保持する保持手段5が着脱自在に固定される。該保持手段5は蝶ナットからなり、該蝶ナットの雌螺子孔を支持杆2の雄螺子部2aに上方から螺合させて回転させることにより、保持手段5が支持杆2に対して昇降及び着脱自在となるようにしている。尚、保持手段5は蝶ナットに限定されるものではなく、図4に示す変形実施例のように、円形の押止板19の中心に雌螺子孔20を形成し、さらに該雌螺子孔20を中心として180°異なる位置で、押止板19に夫々略コ字形の切込みを入れて上方に立ち上げることにより形成された一対の操作突部21,21を備えたものであってもよい。
【0027】
次に、ドレイン用養生装置1を用いた施工について説明する。
図1に示すように、釘16によりコンクリート受枠6上に位置決め板15を固定した状態で、該位置決め板15に筒状スペーサ10の下端を外嵌し、該筒状スペーサ10上にドレイン本体7の受皿部8を同心状に乗載する。そして、支持杆2の下端の雄螺子部2aを位置決め板15の保持螺子孔17に螺合して該支持杆2を立設させる。次いで、養生蓋3の貫通孔4に前記支持杆2を上端側から挿通し、該養生蓋3をドレイン本体7の受皿部8に乗載する。ここで、受皿部8の外周面8bに隣接させてシーリング材24を充填するための防水用シーリング溝23(図5参照)を形成する施工態様の場合には、環状突部12を備えた遮蔽面11aを下向きにして受皿部8に上方から当接させ、該遮蔽面11aによって受皿部上面8aを遮蔽するとともに、環状突部12で受皿部8の外周面8bを囲繞した状態とする。
【0028】
そして、前記養生蓋3の貫通孔4から上方へ突出した支持杆2の雄螺子部2aに押え座金26を嵌合させてから、保持手段5としての蝶ナットを螺合し、回転操作による螺進作用を介して下方移動させて、該蝶ナットを養生蓋3の上面に押え座金26を介して押圧状態で当接させる。これにより、ドレイン本体7及び養生蓋3がコンクリート受枠6上に移動不能に保持される。また、養生蓋3によって受皿部上面8aが遮蔽され、コンクリート22の打設時に受皿部8内へのコンクリート22の流入を防止する状態が得られる。また、養生蓋3から突設された一方の補強支持部14の先端が受皿部8の内底面8cに当接していることにより、前記保持手段5による養生蓋3の押圧時に、補強支持部14によって養生蓋3の変形が阻止され、上方からの過剰な押圧による養生蓋3の損壊を防止することができる。
【0029】
かかる状態で、ドレイン本体7及び環状突部12の周囲にコンクリート22を打設する。この時、目視不能となる受皿部上面8aの高さ位置を、環状突部12の外周面12aに設けられたレベル指標部13(図3参照)によって知得することができるため、打設するコンクリート22の仕上げレベルを受皿部上面8aの高さ位置に容易に一致させることができる。尚、この打設するコンクリート22の表面は、施工後のドレイン本体7による排水を円滑にするために、受皿部上面8aに向けて緩やかに下方傾斜させて施工される。
【0030】
そして、コンクリート22の打設後、数日間放置することによってコンクリート22が硬化したら、保持手段5としての蝶ナットを締付け方向と反対方向に回転させて支持杆2から取り外し、次いで、該支持杆2も締付け方向と反対方向に回転させて位置決め板15から取り外す。この状態で養生蓋3とコンクリート受枠6が除去可能となるので、該養生蓋3とコンクリート受枠6を硬化したコンクリート22から除去する。そして、このように、養生蓋3を除去すると、該養生蓋3に設けられた環状突部12によって、図5に示すように、受皿部8の周囲のコンクリート22の上面に、受皿部8の外周面8bに隣接する防水用シーリング溝23を形成することができる。そして、該防水用シーリング溝23にシーリング材24を充填した後、コンクリート22上から受皿部8上に亘って防水層25を敷設することにより施工が完了する。そして、このように、受皿部8の外周面8bに隣接させて形成した防水用シーリング溝23にシーリング材24を充填した状態で防水層25を敷設することにより、高い防水性を得ることができる。
【0031】
一方、上記のような防水用シーリング溝23(図5参照)を形成する必要がない施工態様の場合には、図6に示すように、養生蓋3の上下を反転させて、環状突部12のない遮蔽面11bを下向きにして受皿部上面8aを遮蔽した状態でコンクリート22を打設することにより、図7に示すように、受皿部8の外周面8bにコンクリート22が接するようにした施工を行うことができる。
【0032】
このように、本発明によれば、一種類の養生蓋3を二通りの施工態様に使用でき、従来のように二種類の異なる養生蓋を製作する必要がないため、製作に手間が掛からず、コストを低減することができる。
【符号の説明】
【0033】
1 ドレイン用養生装置
2 支持杆
3 養生蓋
4 貫通孔
5 保持手段
6 コンクリート受枠
7 ドレイン本体
8 受皿部
8a 受皿部上面
8b 外周面
8c 内底面
9 排水管部
11a,11b 遮蔽面
12 環状突部
13 レベル指標部
14 補強支持部
22 コンクリート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受皿部と該受皿部から下方に延成された排水管部とからなり、コンクリート受枠上に保持されるドレイン本体の、その中心に一致させて該コンクリート受枠上に立設された支持杆と、該支持杆が挿通される上下方向の貫通孔が形成され、前記ドレイン本体の受皿部に乗載されて、コンクリートの打設時に該コンクリートが受皿部内へ流入しないように受皿部上面を遮蔽する養生蓋と、前記貫通孔に挿通されて養生蓋から上方へ突出する前記支持杆のその突出部に着脱自在に固定され、養生蓋の上面に当接してその高さ位置を保持する保持手段とを備えたドレイン用養生装置において、
前記養生蓋が、受皿部に上方から当接して受皿部上面を遮蔽するための遮蔽面を上面及び下面に備えるとともに、その上面の遮蔽面または下面の遮蔽面の何れか一方に、受皿部の外周面を囲繞するための環状突部を備えてなり、該養生蓋を施工態様によって選択的に上下反転させて使用可能としたことを特徴とするドレイン用養生装置。
【請求項2】
養生蓋の上面及び下面から、受皿部の内底面に当接可能な補強支持部が夫々突設されていることを特徴とする請求項1記載のドレイン用養生装置。
【請求項3】
環状突部の外周面に、受皿部上面の高さ位置に略一致し、打設するコンクリートの仕上げレベルを示すレベル指標部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のドレイン用養生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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