説明

ドレナージチューブユニットの連結部

吸引ポンプにより体液を吸引するためのドレナージチューブユニットの連結部(1)であって、患者側ドレナージ取り付け具(11)と、ドレナージチューブ(2)に接続するためのポンプ側ドレナージオリフィス(16)と、ドレナージ取り付け具(11)とドレナージオリフィスを互いに接続するドレナージ路(12)と;サービスチューブ(3)に接続するためのポンプ側第1のサービスオリフィス(17)と、連結部の内部で終わる第2のサービスオリフィス(17’)と、これら第1及び第2のサービスオリフィス(17,17’)を接続するサービス路(15)と、サービス路(15)をドレナージ路(12)から分離する装置(4,4’)とを有する。この装置は、サービス路(15)からドレナージ路への流体の運搬を可能にし、且つドレナージ路(12)からサービス路(15)への粒子及び液体の運搬を阻止する。この装置は、連結部(1)の、ドレナージ取り付け具(11)からドレナージオリフィス(16)へのドレナージ路(12)を通る流れが、装置(4,4’)を通り抜けることなく可能である場所に配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求項1のプリアンブルに記載のドレナージチューブユニットの連結部に関する。特に、患者側の取り付け部に関する。
【背景技術】
【0002】
ドレナージポンプシステムは、医療分野において、例えば、外科的処置の後や、創傷ドレナージ、胸腔ドレナージ又は脂肪吸引術で、体液を吸引するために使用される。これらのドレナージポンプシステムは、通常、吸引ポンプ、1以上の流体収集容器、及び患者と流体収集容器との間をつなぐドレナージチューブを有する。流体収集容器は、ドレナージポンプのハウジングに取り外し可能に固定することができるか、又は、真空チューブを介してポンプに接続することができる。
【0003】
吸引ポンプ又は真空ポンプを用いて、流体収集容器内に負圧を生み出し、患者の腔からの流体又は分泌物を、ドレナージチューブを通して収集容器へと吸引し、収集容器に集めることができる。収集容器のポンプ側出口に配置されるフィルタが、吸引された流体による万一の汚染から、吸引ポンプを保護する。
【0004】
ドレナージ管に加えて、例えば、流量差及び圧力差を測定するための測定管として、又は腔を洗い流すために空気又はガスを送るために、ポンプから患者へとサービス管をつなげることも公知である。これに対する例としては、特許文献1及び2があり、これらは共に、ダブルルーメン又はマルチルーメンチューブを開示する。
【0005】
このような圧力変化の測定は、医師及び看護職員の重要な支援となる。吸引中の圧力変化から、例えば、吸引ポンプの機能性や、チューブ接続に漏れがないかとか、治癒過程に関することがわかる。
【0006】
さらに、特許文献3は、吸引ポンプを用いて体液を吸引するためのドレナージチューブユニットを開示する。このチューブユニットは、ポンプ側取り付け部、患者側取り付け部、ドレナージチューブ及び少なくとも1つのサービスチューブを有する。このサービスチューブは、上述の活動のために使用することができる。これらのチューブは、第1の端部を患者側取り付け部に、第2の端部をポンプ側取り付け部において保持される。患者側取り付け部にあるチューブの端部は、各取り付け部において互いから離れて保持され、接続路を介して互いと接続される。このドレナージチューブユニットは、安価に製造することができ、使い易く信頼性がある。
【0007】
吸引ポンプの汚染を避けるために、疎水性フィルタを使用することも公知である。例えば、特許文献4は、円筒形フィルタ挿入部を備えた流体容器を開示する。特許文献5は、細菌フィルタを一体化したドレナージチューブの連結部を開示する。
【0008】
気体透過性で液体不透過性のフィルタを用いた、液体から気体を取り除くための装置も公知である。液体がこれらのフィルタを通って流れるとき、フィルタが液体をある程度まで吸い上げた後は、液体の残りを通さない。これらの例として、特許文献6、7及び8が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】US 5 738 656
【特許文献2】US 5 134 996
【特許文献3】WO 2008/141470
【特許文献4】US 4 731 260
【特許文献5】US 4 636 313
【特許文献6】WO 2005/035033
【特許文献7】US 3 631 654
【特許文献8】US 4 031 891
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、確実に、吸引した分泌物によってサービス管が塞がれないようにする、ドレナージチューブユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1の特徴を備えるドレナージチューブユニットの連結部によって達成される。
【0012】
吸引ポンプを用いて体液又は分泌物を吸引するためのドレナージチューブユニットの、本発明による連結部は、患者側ドレナージ取り付け具と、ドレナージチューブに接続するためのポンプ側ドレナージオリフィスと、前記ドレナージ取り付け具と前記ドレナージオリフィスを互いに接続するドレナージ路、サービスチューブに接続するための少なくとも1つのポンプ側第1のサービスオリフィスと、連結部の内部で終わる第2のサービスオリフィスと、これら第1及び第2のサービスオリフィスを接続するサービス路、及び、ドレナージ路からサービス路を分離する装置を有する。この装置により、サービス路からドレナージ路への流体の運搬が可能となり、ドレナージ路からサービス路への粒子及び液体の運搬を阻止する。この装置は、連結部の、ドレナージ取り付け具からドレナージオリフィスへのドレナージ路を通る流れが、この装置を通り抜けることなく可能である場所に配置される。
【0013】
ここで、「通り抜ける」とは、流体が、装置の分離媒体又は分離機構を通って流れないと理解される。装置が、分離機能を持たない領域を有する場合、流体はこの領域においてこの装置を通り抜けることができる。この領域は、例えば、以下で述べる第3及び第4の例示の実施形態にあるように、連続する空洞であることも可能である。
【0014】
連結部にあるこの装置により、サービス路とドレナージ路の間で空気の交換が可能である。しかしながら、体液及び吸引した組織片はサービス管に入り込めないようにする。従って、圧力測定及び空気又は気体を用いての洗浄処置は、このサービス路を用いていつでもスムーズに行うことができる。
【0015】
この連結部は、好ましくは、ドレナージチューブユニットの患者側取り付け部又は患者側末端プラグである。
【0016】
この装置は、一方向弁、特に逆止め弁、フィルタ、又はこれら2つの組み合わせであってよい。フィルタは、空気は通すが液体は通さない。好ましくは、疎水性であるだけでなく油分をはじく。
【0017】
この装置は、好ましくは膜として形成されるが、必ずしもそうでなくてもよい。好ましい実施形態において、この膜は、空気は通すが液体は通さない材料から作られる。こうすることにより、吸引した液体又は吸引した粒子をドレナージ路からサービス路内に入れることなく、サービス管を介して圧力測定が可能である。膜は、完全に閉じられた状態に形成することができる。しかしながら、膜は、逆止め弁を有することもでき、例えば、ダックビル弁として形成し、ダックビル弁をドレナージ路の方向に向けることもできる。上述の材料に加えて、膜がこの弁を有する場合、液体もサービス管を通ってドレナージ路に運ぶことができるが、液体がサービス路へと反対方向に洗い出されることを阻止する。
【0018】
この装置は、気体を通して液体を通さない材料から作られる逆止め弁から成ることも可能である。この場合もまた、逆止め弁を、膜の形、特に、好ましくは中央にダックビル弁を配置した上述のプレート状の本体の形に形成することもできる。
【0019】
好ましい実施形態では、膜は、円形、長円形又は楕円形の基本形状を有する。好ましくは、一部品として形成される。好ましい実施形態では、膜は、一部品のプレート状本体を有する。逆止め弁が存在する場合、好ましくは、この本体に一体的に形成される。逆止め弁は、この場合、好ましくは、膜の中央に配置される。
【0020】
好ましくは、膜は、その周辺領域に、少なくとも1つの環状の閉じた密閉リップを有する。この密閉リップは、膜台座に対するもれを塞ぎ、弁機能を可能にする。
【0021】
好ましくは、膜は、ドレナージ路の長手方向軸にほぼ平行に延びる膜表面を形成する。膜は、好ましくは、ドレナージ路の長手方向中心軸に対し非対称的に配置される。これにより、装置が占める空間が少なくてすむという利点を生む。
【0022】
好ましくは、装置は、第2のサービスオリフィスをドレナージ路に接続するための接続路を有し、この際、装置はこの接続路の領域に配置される。これは、特に、サービス路及びドレナージ路が互いに対しほぼ平行又はちょうど平行である場合に有利である。
【0023】
サービス路の横断面、及び、接続路がある場合には接続路の横断面は、好ましくはともにドレナージ路の横断面より小さい。
【0024】
連結部が膜又は装置を受け入れるための台座を備える本体と蓋とを有し、この蓋により、本体を台座の領域において漏れないように外部から遮断する場合、膜、又は膜以外の形をした装置は取り付けが容易である。サービス路が蓋に配置される場合、製造が簡素化される。
【0025】
好ましい実施形態では、さらに、注入及び/又は取り出し開口部、好ましくは路が設けられ、これが連結部の外面をドレナージ路に接続する。この開口部を介して、流体を注入でき、又は流体を取り出せる。
【0026】
第1の実施形態では、連結部がちょうど1つのドレナージ路と、ちょうど1つのサービス路を有する。他の実施形態では、2つのドレナージ路と1つだけのサービス路が存在し、サービス路が両方のドレナージ路に接続され、装置が1つだけの膜を有し、この膜が両方のドレナージ路をサービス管から分離する。
【0027】
ほぼ平面又はプレート状の膜の代わりに、装置は、管状の形状を有することもできる。その場合、好ましくは、ドレナージ路に対し同軸である。好ましい実施形態では、この種の管状装置は、支持体と、フィルタ機能を実行するフィルタ要素とを有し、このフィルタ要素が支持体の上及び/又は中に配置される。
【0028】
この管状装置は、好ましくは、ドレナージ路に配置され、接続路をも保護する。好ましい実施形態では、接続路が第1の端部を有し、これがドレナージ路内に開いており、フィルタがこの第1の端部を閉じる。
【0029】
圧力測定を最適化するために、フィルタの外周とドレナージ路の内壁との間に自由空間が形成される。この自由空間の横断面は輪状であってよい。しかしながら、好ましくは、チャンバとして形成される。
【0030】
フィルタは、好ましくは、挿入要素として形成され、好ましくは、吸引ポンプ側のドレナージ路の端部から、連結部の内側の使用可能な位置へと押し込むことができる。フィルタは、好ましくは、その位置で圧縮され、フィルタと連結部の内壁との間でのこの圧縮パッキングにより、分泌液体が確実にサービス路に入り込まないようにすることができる。
【0031】
このフィルタは、フィルタ機能を実行し、疎水性で好ましくは油もはじくフィルタ材料を有する。フィルタは、フィルタ機能を実行するこのフィルタ材料だけで構成することができる。その場合、一部品として及び/又は自己支持型(selbsttragend)に形成されるのが好ましい。
【0032】
しかしながら、好ましい実施形態では、フィルタは、支持体と、フィルタ機能を実行するフィルタ要素とを有する。その場合、フィルタ要素は、支持体の上及び/又は中に配置される。好ましくは、フィルタ要素は膜として形成される。支持体は、好ましくは、中空の円筒形をしており、少なくとも1つの端部に、好ましくは両方の端部に、半径方向外側に突出するフランジを有する。好ましくは、支持体は、長手方向に延びるウェブ又は補強リブを有する。この支持体は、簡単且つ正確な大きさに製造することができ、例えば射出成形によりプラスチックから製造できる。さらに、フィルタ要素をこの支持体に容易に固定できる。例えば、フィルタ要素を支持体の内側に配置することもできるし、又は、支持体の周りに巻き付けることもできる。フィルタ要素を、支持体の内面又は外面に吹き付けることもできる。フィルタ要素を支持体の内面に付ける場合、このフィルタ要素の剛性は高まる。
【0033】
本発明の変形において、ドレナージ路は全長にわたって直線的である。ドレナージ路は、好ましくは、段部を有し、この段部が、フィルタ用の当接面として働く。この場合、好ましくは、ドレナージ路は1つだけ存在する。
【0034】
本発明のこの変形及び他の変形において、フィルタは貫通路を有し、フィルタは、体液が吸引中その貫通路を通って流れるように、連結部に配置される。
【0035】
本発明の他の変形では、フィルタは、連結部の、吸引中に体液が流れない場所に配置される。この実施形態はまた、特に、2つ以上の患者側ドレナージ取り付け具を有し、それゆえドレナージ管の分岐に用いられる連結部に適する。
【0036】
フィルタは、必ずしも、ドレナージ路に配置されなくともよく、代わりに、サービス路からドレナージ路を分離し、すなわち、流体がフィルタを通らずにサービス路に流れ込むのを防ぐ限りにおいて、他の適当な場所に位置することができる。
【0037】
連結部は、好ましくは、本発明により上述の装置を備えた、WO 2008/141470で開示された患者側取り付け部によって形成される。しかしながら、また、本発明により、フィルタを備えた異なる形状の連結部を提供することもできる。
【0038】
他の実施形態は、従属請求項に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、第1の実施形態での、サービスチューブとドレナージチューブを取り付けた本発明の連結部の上から見た斜視図である。
【図2】図2は、下側を見えるようにした、図1の連結部を示す。
【図3】図3は、図1の連結部を下から見た図である。
【図4】図4は、図3の連結部のA−Aに沿った縦断面図である。
【図5】図5は、図3の連結部のB−Bに沿った縦断面図である。
【図6】図6は、図4の連結部のC−Cに沿った横断面図である。
【図7】図7は、第2の実施形態での、サービスチューブとドレナージチューブを取り付けた本発明の連結部の上から見た斜視図である。
【図8】図8は、下側を見えるようにした、図7の連結部を示す。
【図9】図9は、図7の連結部を下から見た図である。
【図10】図10は、図9の連結部のA−Aに沿った縦断面図である。
【図11】図11は、図9の連結部のB−Bに沿った縦断面図である。
【図12】図12は、第3の実施形態での、チューブを中に配置した本発明の連結部の縦断面図である。
【図13】図13は、第3の実施形態のフィルタの、本発明による支持体の斜視図である。
【図14】図14は、支持体上にフィルタ要素を配置した、図13の支持体の縦断面の斜視図である。
【図15】図15は、第4の実施形態での、本発明による連結部の上から見た図である。
【図16】図16は、図15の連結部の縦断面の斜視図である。
【図17】図17は、図15の連結部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明の好ましい実施形態を、図を参照し以下に説明するが、これらの図は、説明のためだけのものであって、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0041】
図1は、チューブ2及び3を中に配置した、本発明の連結部1の第1の実施形態を示す。
【0042】
連結部は、本体10と、本体に配置された患者側ドレナージ取り付け具11とを有する。連結部1は、好ましくはプラスチック製で、射出成形により作られる。ここに示す好ましい例示の実施形態では、本体10とドレナージ取り付け具11はともに一体的に形成される。
【0043】
本体10は、患者から遠い方の端部に、ドレナージチューブ2の患者側端部を受け入れるための第1のオリフィス16を有する。この第1のオリフィス16の上側に、好ましくは、部分的に管状の、上部が開いた受入部160がある。
【0044】
本体10は閉鎖蓋13で閉じられる。閉鎖蓋もまた、射出成形によりプラスチックから作られる。蓋13は好ましくは、スナップフィット閉鎖により本体10に接続することができる。好ましくは、一旦接続が確立されると、破壊しなければ外せない。このために、本体10は周囲に分配して配置される窓100を有し、この窓に、蓋13の半径方向に突出する突起が係合する。
【0045】
閉鎖蓋13には、サービスチューブ3の患者側端部を受け入れるための第2のオリフィス17がある。第2のオリフィス17は管状で、本体10の部分的に管状の受入部160に形状嵌めでカチッと嵌められる。
【0046】
第1及び第2のオリフィス16,17は、好ましくは互いに平行に延び、2つのチューブ2,3は、平行であるがそれらの間にわずかな空間をおいて、離れてガイドされる。
【0047】
サービスチューブ3は、好ましくは、ドレナージ取り付け具11の領域における圧力を測定するために用いられる。その代わりに又は付加的に、サービスチューブ3は、気体又は液体流体、特に空気で洗い流すために使用することもできる。サービスチューブの直径は、好ましくはドレナージチューブ2の直径より小さい。チューブ2,3はともに、好ましくは、1つのルーメンで形成され、これらは、少なくとも連結部1の領域において、互いから分かれて延びる。これらは、好ましくは、シリコーン又はPVC製である。チューブ2,3は、オリフィス16,17に差し込まれ、そこに保持される。これらは、好ましくは、連結部に接着接合されるか溶接される。他の密閉式の固定方法も可能である。例えば、別の実施形態では、チューブをオリフィス16,17の上にはめこむこともできる。
【0048】
本体10は、反対側の端部で、患者側ドレナージ取り付け具11に統合する。この取り付け具は、好ましくは、円錐形、階段状であり、自由な開口端部に向かって狭まっている。従って、その断面は、クリスマス・ツリー形である。この実施例におけるドレナージ取り付け具11は、ドレナージチューブ2用のポンプ側オリフィス16と軸方向に一直線になっている。ドレナージ路12は、前記オリフィス16とドレナージ取り付け具11の患者側自由端部との間で延び、ここではその全長にわたって直線的に描いてある。
【0049】
サービスチューブ3用のポンプ側オリフィス17の直径は、ドレナージチューブ2用のポンプ側オリフィス16の直径より小さい。第2のオリフィス17は、本体において第1のオリフィス16に対しずれており(versetzt)、ドレナージ路12に対し直線的且つ平行に延びるサービス路15に入る。本体10の内部にあるサービス路15は、好ましくは狭くなっており、その結果段部150を形成する。この段部150は、サービスチューブ3の患者側端部のための当接部として働く。ドレナージ路12及びサービス路15は、例えば図5に見ることができる。
【0050】
この実施形態での本体10は患者に近い端部と患者から遠い方の端部との間に、平らな円形領域を有する。蓋13も同様に、実質的に平らで円形である。これは図3より明らかである。この円形領域と蓋13は共通のチャンバ140を形成し、これは図4及び5より明らかである。チャンバ140はドレナージ路12にサービス路15を接続する。これについては、以下でより詳細に示す。
【0051】
図4及び5から分かるように、蓋13内のサービス路15はチャンバ140内で終わり、このチャンバが接続路14へと移行する。サービス路15のこの第2のオリフィスは、図では参照番号17’で示してある。接続路14は、好ましくは、サービス路15に垂直であり、ドレナージ路12に通じる。好ましくは、ドレナージ路12の長手方向軸に直角に通じる。好ましくは直線的である。しかしながら、接続路は、サービス路15及び/又はドレナージ路12に対し90°より大きい角度であってもよく、及び/又は曲がっていてもよい。
【0052】
本体側にあるチャンバ140の一部は、膜台座19として形成される。膜台座19は本体10の周辺領域で円形の隆起縁を有する。これに、中心に向かう方向で、新たな隆起リブを備える円形の陥没部が続く。このリブも同様に円形である。接続路14は、この内側の陥没部の中心点Mで始まり、これは、好ましくは本体10の円形領域の中心点Mに対応する。接続路14は、好ましくは、ドレナージ路12に直角に延びる。接続路の他の第2の端部はドレナージ路12内に統合する。接続路の第1の端部は好ましくは矩形断面を有する。
【0053】
蓋13の内面もまた対応して曲がっている。この内面は、特に、膜台座に向かって突出する円周の閉鎖リブ133を有し、このリブ133から半径方向外側に平らな円周面を有する。
【0054】
チャンバ140には膜4’が配置される。膜4’は、好ましくは、空気は通すが液体は通さない材料から製造される。しかしながら、空気も液体も通さない材料から製造することもできる。材料としては、エラストマー、特にシリコーン又はTPE(熱可塑性エラストマー)が挙げられる。
【0055】
この膜4’は円形の主輪郭を有し、円周状の完全に閉じられたリング47,48を用いて膜台座19にぴったりと設置される。膜は、その周辺領域に、少なくとも1つの密閉リップ、この場合は2つの同心の密閉リップ46を有する。これらのうち少なくとも1つは比較的鋭い縁を有する。これら密閉リップ46は、膜台座19の平らな周辺領域上に支持され、蓋13の半径方向内側に続くリブ133とともに漏れない接続を形成する。好ましくは、この領域にも同様に、上に向かって、蓋13の方向に、突出する鋭い密閉リブがある。
【0056】
膜4’は好ましくは、その中央に、ダックビル弁45を有する。ダックビル弁は好ましくは、膜4’の残りの部分と一体的に形成される。ダックビル弁45は接続路14内に突出し、それゆえに、サービス路15からドレナージ路12への入口を開けるが、反対方向は閉じる。
【0057】
図2から分かるように、本体10の蓋13とは反対の側には、開口部18がある。この開口部18は、注入及び/又は取り出し開口部として働き、連結部の規定通りの使用では、液体又は気体を、ドレナージ路12へと注入及び/又は取り出すことができる。使用しないときには、この注入及び/又は取り出し開口部18又はこの路は、好ましくは、ストッパ6を用いて漏れないように閉鎖される。これは、図4〜6より明らかである。
【0058】
図7〜11は、本発明の連結部1の第2の実施形態を示す。同一の部分には同じ参照記号を付してある。この場合もまた、本体10と、本体10のプレート状領域を閉鎖する蓋13がある。蓋13と本体10はこの場合もチャンバ140を形成し、この中に膜4’が配置される。チャンバ140、特に膜台座19と、膜4’自身は、好ましくは、上述の第1の例示の実施形態と同じように構成される。さらに、この実施形態でも、ストッパ6で閉鎖可能な、注入及び/又は取り出し開口部18がある。
【0059】
しかしながら、本実施形態では、本体10が3つの端部を有し、連結器がY形を形成する。第1のポンプ側の端部は、やはり、ドレナージチューブ2及びサービスチューブ3用の2つの互いに間隔をおいたオリフィス16,17を有する。しかしながら、今度は、好ましくは完全に同じに形成された2つの患者側端部がある。各端部には、患者側ドレナージ取り付け具11,11’がある。好ましくは、これらはともに、同じ長さであり、これらの断面は、ドレナージ路12の断面と同じか又は小さい。従って、ポンプ側のシングルルーメンドレナージ路12は、本体10の内部で、2つの、好ましくは同一のドレナージ路ブランチ12’,12’’に分かれる。この分岐は、好ましくは、吸引方向の、サービス路14からドレナージ路12へのオリフィス17’の手前で起こる。つまり、本体10内のドレナージ路12は、ドレナージ路ブランチ12’,12’’の分岐部を越えて続くブランチを有し、このブランチが、好ましくは、ドレナージ路12の患者側の直線的な延長部を形成する。この延長部は、好ましくは、逆止め弁45がこの延長部の領域に完全に位置することができるように十分に長い。
【0060】
図12は、チューブ2及び3が中に配置されている、本発明の連結部1の第3の実施形態を示す。この場合も、同一の部分には同一の参照記号を付してあり、ここでは詳細を繰り返さない。連結部は、本体10と、本体に配置される患者側ドレナージ取り付け具11とを有する。本体10とドレナージ取り付け具11はやはり、好ましくは、ともに一体的に形成される。
【0061】
この実施例では、ドレナージチューブ2とサービスチューブ3の患者側端部用のオリフィスの両方が、本体10内に形成される。サービスチューブ3の直径はやはり、好ましくは、ドレナージチューブ2の直径より小さい。チューブ2,3はともに、好ましくは、シングルルーメンで構成され、少なくとも連結部1の領域では互いから分かれて延びる。
【0062】
本体10は、その反対側の端部で、患者側ドレナージ取り付け具11に移行する。患者側ドレナージ取り付け具はここでも、好ましくは円錐形で階段状である。ドレナージ取り付け具11は、ドレナージチューブ2用のポンプ側オリフィスと、軸方向に一直線上にある。ドレナージ路12は、このオリフィスと、ドレナージ取り付け具11の患者側の自由端部の間で延び、好ましくは、その全長にわたって直線的である。
【0063】
従って、サービスチューブ3用のポンプ側オリフィスの直径は、ドレナージチューブ2用の患者側オリフィスの直径より小さい。この第2のオリフィスは、本体10内で、第1のオリフィスに対し軸方向にずれており、ドレナージ路12に平行に延びる直線的なサービス路15につづく。本体10の内部にあるサービス路15は、好ましくは、狭まり、段部150を形成する。この段部150は、サービスチューブ3の患者側端部のための当接部として働く。
【0064】
サービス路15は本体10で終わり、そこで、好ましくはサービス路15に垂直に延びる接続路14へと統合する。接続路14は、サービス路15と同じ直径か又は小さい直径を有する。接続路は、一方で、ドレナージ路12で終わり、好ましくは、ドレナージ路12の長手方向に垂直にドレナージ路に統合する。接続路のもう1つの端部は、外部への開口部を形成し、この開口部は、好ましくは、ドレナージ路12及びサービス路15のポンプ側オリフィスに垂直に延びる。接続路は角度を有することもでき、曲がっていてもよく、及び/又は、異なる角度でドレナージ路12又はサービス路15へと統合することもできる。
【0065】
接続路14の外へと続く開口部は閉鎖蓋13で閉じられる。図12に閉鎖状態を示す。好ましくは、蓋は連結部1の残りの部分と一体的に形成される。蓋は、第1の端部に、本体10上に一体的に形成される閉鎖バンド130を有する。第2の端部には、ストッパ131が閉鎖バンド130に一体的に形成され、接続路14の外へと続く開口部に差し込むことができ、それゆえ、気密及び液密状態で接続路14を閉鎖することができる。
【0066】
この場合、膜の代わりに、空気を通すが液密の、つまり液体に対し不透過なフィルタ4が、連結部1に形成される。このフィルタ4は、ドレナージ路12からサービス路15を分離する。ドレナージチューブ2に接続された吸引ポンプで患者の腔から吸引された流体は、フィルタを通ることなくドレナージ路12を通ってスムーズに流れる。しかしながら、同じ流体は、サービス路15内に直接達することはできず、その場合フィルタを通って流れなければならない。これにより、吸引された液体、組織粒子又は他の固体が、サービス路15及びサービスチューブ3へと入り込んでそれらを塞ぐのを防ぐ。
【0067】
フィルタ4は、好ましくは、ドレナージ路12内に配置され、ドレナージ路において、ドレナージ路12への接続路14のオリフィスを閉じ、又はこの領域に配置される。この実施例では、フィルタ4とオリフィスの間に距離がある。その結果生じる自由空間5は、好ましくは環状で、ドレナージ路12の長手方向中心軸L全体の周りに半径方向に延びる。この距離によりドレナージ路12内の圧力測定が容易になり、圧力がこの領域で測定される。
【0068】
フィルタ4は、好ましくは挿入要素として形成され、本体10又はドレナージ取り付け具11内に固定することができる。好ましくは、フィルタは、中空の円筒形、又は管状形であり、組み立てた状態で、ドレナージ路12に対し同軸上に延びる。フィルタ4はフィルタ機能を行う材料を有し、この場合、中空の円筒形のジャケットに沿って伸びるフィルタ要素44を有する。こうして、患者の腔から吸引された流体が、フィルタ要素44を通り抜けることなく、ドレナージ路12を通って流れる。しかしながら、環状の自由空間5は、サービス路15につながっており、フィルタ要素44の他の側に配置される。
【0069】
本体10から患者側ドレナージ取り付け具11への移行部では、ドレナージ路12が段部120を有する。従って、ドレナージ取り付け部分11内のドレナージ路12は、本体10内のドレナージ路12の部分より小さな直径を有する。この段部120はフィルタ4のための当接部として働く。ドレナージ路12の残りの部分、すなわちポンプ側の部分は、好ましくは、フィルタ4の外径と少なくとも同じ寸法の内径を有する。このようにして、フィルタ4は、ポンプ側オリフィスからドレナージ路12を通って当接部120まで、容易に押したり押しつけたりできる。このとき、フィルタ4のポンプ側端部はドレナージチューブ2のための当接部として働く。好ましくは、フィルタ4と連結部1の残りの部分の内壁との間に、圧縮パッキンがあり、サービス路15へ分泌液体が入り込むことがなく、それゆえこの路において影響を受けずに圧力測定を行うことができる。
【0070】
フィルタ4は、完全に、自己支持型に形成されたフィルタ要素44から成ることができる。しかしながら、ここで示すように、フィルタ4は、好ましくは、フィルタ要素44が上に配置される寸法安定性の支持体40を有する。支持体40の好ましい実施形態は図13に示す。これは、ダンベルの形をしており、直径の広くなった2つの互いに対向する端部フランジ41を有する。これら2つの端部フランジ41は、長手方向ウェブ42を介して互いに接続され、長手方向ウェブ42の間には連続的な窓43が形成される。これらの窓43を通して、接続路14に、そしてサービス路に空気が入ることができる。支持体40は好ましくはプラスチック又は金属製である。好ましくは一部品として形成される。
【0071】
図14は、フィルタ機能を実行するフィルタ要素44の配置の可能な変形を示す。フィルタ要素44は、長手方向ウェブ42の周りに、2つの端部フランジ41の間で巻き付き、窓43を閉鎖する。従って、フィルタ要素は、端部フランジ41とともに、フィルタ挿入部4の外周を形成する。組み立てた状態では、フィルタ要素44は、好ましくは、支持体40より小さい外径を有する。巻き付いていない状態では、フィルタ要素は好ましくは長方形の基本形状を有する。
【0072】
フィルタ要素44は、好ましくは、疎水性、そして特に油分をはじく材料から作られる。この材料は、好ましくは比較的曲がりやすく、支持体40の周りに容易に巻き付けることができる。
【0073】
代わりに又は付加的に、フィルタ要素44は、支持体40の内面に配置することもできる。このようにすると、フィルタ要素の安定性が高まる。
【0074】
フィルタ要素44は、支持体40に吹き付け、接着接続、溶接又は他の方法で接続することができる。
【0075】
ウェブ及び窓の代わりに、多くのスリット又は異なる形状の開口部を、支持体の、それ自体は閉じている本体に設けることができる。これらのスリット又は開口部は、フィルタ要素により覆われる。
【0076】
フィルタ、即ち、支持体40及び/又は自己支持型のフィルタ要素44は、円形の断面とは異なる断面形状を有することもできる。例えば、楕円又は多角形、特に正方形又は三角形であってもよい。
【0077】
同じフィルタ挿入部4を、本発明の連結部1の他の実施形態で用いることもできる。これを、図15〜17に示す。基本的な構造は、既に記載した例示の実施形態に対応するので、同一部分には同じ参照番号を付与する。ここには本体10も存在する。しかしながら、3つの端部を有するためY形である。第1のポンプ側端部は、この場合もまた、ドレナージチューブ2とサービスチューブ3用の2つの互いに間隔をあけたオリフィスを有する(図16及び17参照)。しかしながら、ここでは、好ましくは同一に形成される2つの患者側端部がある。それぞれの端部には、患者側ドレナージ取り付け具11,11’がある。好ましくは、両方とも、ドレナージ路12’,12’’と同じ長さで、同じ断面を有する。ポンプ側のシングルルーメンドレナージ路12は、従って、2つの好ましくは同一のドレナージ路ブランチ12’,12’’に本体10の内側で分岐する。この分岐は、吸引の方向で、好ましくは、ドレナージ路12へのサービス路14のオリフィスの上流で起こる。つまり、本体10内のドレナージ路12は、ドレナージ路ブランチ12’,12’’の分岐点を越えて続くブランチを有し、好ましくは、ドレナージ路12の直線的な患者側延長部を形成する。この延長部は、好ましくは、フィルタ4を受け入れるのに十分に長く、このフィルタ4がドレナージ路ブランチ12’,12’’への分岐点の領域内へと突出しない。このようにして、吸引された流体は、フィルタ4を通って流れない。この配置により、フィルタ材料が早い段階で飽和状態となるのを防ぐ。
【0078】
この場合もまた、フィルタ4は、ドレナージ路12のポンプ側オリフィスを介してその使用位置へと押し込む又は押し入れることができる。しかしながら、本体10の2つのドレナージ取り付け具11,11’の間にある患者側端部から本体10へと押し込むこともできる(この変形はここには図示しない)。
【0079】
図12〜17を参照にして記載される実施形態の両方において、上述のフィルタ挿入部に代えて、他のフィルタを使用することもできる。さらに、上述の図1〜11を参照にして述べた他の形の膜、又は他のタイプの逆止め弁を使用することもできる。さらに、上述のフィルタと上述の膜を他の実施形態で使用することもできる。
【0080】
本発明の連結部は、サービス路をドレナージ路から分離するための装置を備えており、信頼性のある圧力測定を可能にする。
【符号の説明】
【0081】
1 連結部
10 本体
100 窓
11,11’ 患者側ドレナージ取り付け具
12 ドレナージ路
12’,12’’ ドレナージ路ブランチ
120 段部
13 閉鎖蓋
130 閉鎖バンド
131 ストッパ
133 リブ
14 接続路
140 チャンバ
15 サービス路
150 段部
16 ドレナージ路のオリフィス
160 部分的に管状の受入部
17 サービス路の第1のオリフィス
17’ サービス路の第2のオリフィス
18 注入及び/又は取り出し開口部
19 膜台座

2 ドレナージチューブ

3 サービスチューブ

4 フィルタ
4’ 膜
40 支持体
41 端部フランジ
42 長手方向ウェブ
43 窓
44 フィルタ要素
45 ダックビル弁
46 密閉リップ
47 リング
48 リング

5 自由空間

6 ストッパ

L 長手方向中心軸
M 中心点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引ポンプにより体液を吸引するためのドレナージチューブユニットの連結部(1)であって、
患者側ドレナージ取り付け具(11)と、ドレナージチューブ(2)に接続するためのポンプ側ドレナージオリフィス(16)と、前記ドレナージ取り付け具(11)と前記ドレナージオリフィス(16)を互いに接続するドレナージ路(12)と、
サービスチューブ(3)に接続するためのポンプ側第1のサービスオリフィス(17)と、前記連結部の内部で終わる第2のサービスオリフィス(17’)と、これら第1及び第2のサービスオリフィス(17,17’)を接続するサービス路(15)と、
前記サービス路(15)を前記ドレナージ路(12)から分離する装置(4,4’)であって、前記サービス路(15)から前記ドレナージ路(12)への流体の運搬を可能にし、且つ前記ドレナージ路(12)から前記サービス路(15)への粒子及び液体の運搬を阻止する装置と、を有する連結部において、
この装置(4,4’)が、前記連結部(1)の、前記ドレナージ取り付け具(11)から前記ドレナージオリフィス(16)への前記ドレナージ路(12)を通る流れが、前記装置(4,4’)を通り抜けることなく可能となる場所に配置されることを特徴とする連結部。
【請求項2】
前記第2のサービスオリフィス(17’)を前記ドレナージ路(12)に接続するために接続路(14)が存在し、前記装置(4,4’)がこの接続路(14)の領域に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の連結部。
【請求項3】
前記サービス路(15)と前記ドレナージ路(12)が、互いにほぼ平行又はちょうど平行に延びることを特徴とする、請求項1又は2に記載の連結部。
【請求項4】
前記装置(4,4’)が空気を通し液体を通さないフィルタを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の連結部。
【請求項5】
前記装置(4’)が一方向弁、特にダックビル弁を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の連結部。
【請求項6】
前記装置(4’)が膜であり、この膜がフィルタ及び/又は逆止め弁として機能することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の連結部。
【請求項7】
前記膜(4’)が円形であり、その周辺領域に少なくとも1つの環状の閉じた密閉リップ(46)を有することを特徴とする、請求項6に記載の連結部。
【請求項8】
前記膜(4’)を受け入れるための膜台座(19)を備えた本体(10)と、前記膜台座(19)の領域にある前記本体(10)を漏れないように外部から閉鎖する蓋(13)とを有する、請求項6又は7に記載の連結部。
【請求項9】
前記サービス路(15)が前記蓋(13)に配置される、請求項8に記載の連結部。
【請求項10】
前記膜(4’)が、前記ドレナージ路(12)の長手方向軸(L)にほぼ平行な膜表面を形成する、請求項6〜9のいずれかに記載の連結部。
【請求項11】
前記膜(4’)が、前記ドレナージ路(12)の長手方向中心軸(L)に対し非対称に配置される、請求項6〜10のいずれかに記載の連結部。
【請求項12】
注入及び/又は取り出し開口部(18)も存在し、この開口部が前記ドレナージ路(12)に前記連結部(1)の外面を接続する、請求項1〜11のいずれかに記載の連結部。
【請求項13】
2つのドレナージ路(12,12’)と1つのサービス路(15)があり、前記サービス路(15)は両方のドレナージ路(12,12’)に接続され、前記装置(4,4’)が、両方のドレナージ路(12,12’)を前記サービス管(15)から分離する1つの膜又は1つのフィルタを有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の連結部。
【請求項14】
前記装置(4)は管状の形を有し、前記ドレナージ路(12)に対し同軸上に延びることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の連結部。
【請求項15】
前記装置(4)が、支持体(40)と、フィルタ機能を行うフィルタ要素(44)とを有し、前記フィルタ要素(44)は前記支持体(40)上及び/又は中に配置されることを特徴とする、請求項14に記載の連結部。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公表番号】特表2013−519458(P2013−519458A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553164(P2012−553164)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際出願番号】PCT/CH2010/000283
【国際公開番号】WO2011/100851
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(503465052)メデラ ホールディング アーゲー (40)
【Fターム(参考)】