説明

ネットワーク管理システム、ネットワーク管理方法、情報処理装置、通信機器、およびプログラム

【課題】 SNMPで管理できない装置の物理トポロジー情報を取得してネットワークを管理する。
【解決手段】 処理装置11は通信機器3の物理トポロジー情報の取得要求を処理装置21に送信する。処理装置21は通信機器2の全ポートに対してクライアント情報作成要求を送信する。処理装置31はクライアント情報(通信機器3の物理トポロジー情報)を作成し、クライアント情報を処理装置21に送信する。処理装置21は受信した通信機器3の物理トポロジー情報を解析して通信装置2の物理トポロジー情報を作成し、処理装置11に送信する。処理装置11は処理装置21から受信したデータを基に物理トポロジー情報を図示化して、出力装置13に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク管理システム、ネットワーク管理方法、情報処理装置、通信機器、およびプログラムに関し、特に、SNMP(Simple Network Management Protocol)で管理できない装置の物理トポロジー情報を取得してネットワークを管理するネットワーク管理システム、ネットワーク管理方法、情報処理装置、通信機器、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のネットワーク管理システムの一例が特許文献1に記載されている。このシステムは、SNMPに基づいて通信ネットワークの管理を行うシステムであり、分散マネージャとエージェントとを設け、次のように動作する。分散マネージャは、それぞれの管理範囲にある部分ネットワークに属するエージェント(SNMPで言うエージェントである)からノード情報を取得して、ネットワークのトポロジー情報を生成する。分散マネージャは、さらに、他の分散マネージャとSNMPに基づいて通信を行い、他の分散マネージャが生成したトポロジー情報を取得して、通信ネットワーク全体のトポロジー情報を把握する。
【0003】
【特許文献1】特開平9−93265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した背景技術において、SNMPに基づいて通信ネットワークの物理トポロジー情報を取得・管理できるのは、SNMPで管理できる装置(例えば、レイヤ3(ネットワーク層)以上の通信プロトコルを利用できる通信機器。SNMPエージェントと称する)についてのみである。SNMPエージェントとSNMPで管理できない装置(例えば、レイヤ2(データリンク層)の通信プロトコルを利用する通信機器)とが混在する場合、ネットワーク全体の物理トポロジー情報を管理することができないという問題があった。
【0005】
その理由は、SNMPで管理できない装置から物理トポロジー情報を取得することができないからである。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の課題を解決するネットワーク管理システム、ネットワーク管理方法、情報処理装置、通信機器、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1のネットワーク管理システムは、情報処理装置と第1の通信機器と第2の通信機器とを有するネットワークを管理するネットワーク管理システムであって、前記情報処理装置は、前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器を経由して取得することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2のネットワーク管理システムは、第1のネットワーク管理システムにおいて、前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器に物理トポロジー情報を要求する手段と、前記第2の通信機器から物理トポロジー情報を受信する手段とを有し、前記第2の通信機器は、前記第1の通信機器から物理トポロジー情報要求を受信する手段と、自己の物理トポロジー情報を作成する手段と、作成した自己の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器に送信する手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の第3のネットワーク管理システムは、第1または第2のネットワーク管理システムにおいて、前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を前記情報処理装置に送信する手段を有し、前記情報処理装置は、前記第1の通信機器から前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を受信する手段を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の第4のネットワーク管理システムは、第1乃至第3のいずれかのネットワーク管理システムにおいて、前記情報処理装置は、自装置と前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の物理トポロジー情報を出力する手段を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の第5のネットワーク管理システムは、第1乃至第4のいずれかのネットワーク管理システムにおいて、前記情報処理装置は、SNMPマネージャであり、前記第1の通信機器はSNMPエージェントであり、前記第2の通信機器は前記第1の通信機器と隣接する装置であることを特徴とする。
【0012】
本発明の第1のネットワーク管理方法は、情報処理装置が、第2の通信機器の物理トポロジー情報を第1の通信機器を経由して取得することを特徴とする。
【0013】
本発明の第2のネットワーク管理方法は、第1のネットワーク管理方法において、前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器に物理トポロジー情報を要求し、前記第2の通信機器が、前記第1の通信機器から物理トポロジー情報要求を受信し、自己の物理トポロジー情報を作成し、作成した自己の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器に送信し、前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器から物理トポロジー情報を受信することを特徴とする。
【0014】
本発明の第3のネットワーク管理方法は、第1または第2のネットワーク管理方法において、前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器から受信した物理トポロジー情報を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置が、前記第1の通信機器から前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を受信することを特徴とする。
【0015】
本発明の第4のネットワーク管理方法は、第1乃至第3のいずれかのネットワーク管理方法において、前記情報処理装置が、自装置と前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の物理トポロジー情報を出力することを特徴とする。
【0016】
本発明の第5のネットワーク管理方法は、第1乃至第4のいずれかのネットワーク管理方法において、前記情報処理装置は、SNMPマネージャであり、前記第1の通信機器はSNMPエージェントであり、前記第2の通信機器は前記第1の通信機器と隣接する装置であることを特徴とする。
【0017】
本発明の第1の情報処理装置は、SNMPマネージャとして動作する手段と、第2の通信機器の物理トポロジー情報を、当該第2の通信機器と隣接し、SNMPエージェントである第1の通信機器を経由して取得する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明の第1の通信機器は、SNMPエージェントとして動作を行う手段と、隣接する通信装置の物理トポロジー情報をSNMPマネージャである情報処理装置に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明の第1のプログラムは、SNMPマネージャとして動作する処理と、第2の通信機器の物理トポロジー情報を、当該第2の通信機器と隣接し、SNMPエージェントである第1の通信機器を経由して取得する処理とを情報処理装置に行わせることを特徴とする。
【0020】
本発明の第2のプログラムは、SNMPエージェントとして動作する処理と、隣接する通信装置の物理トポロジー情報をSNMPマネージャである情報処理装置に送信する処理とを通信機器に行わせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、SNMPのエージェントとして稼動する通信機器と、SNMPを使って管理できない装置(例えば、レイヤ2スイッチ)とが混在するネットワークにおいて、SNMPを使って管理できない装置を含めたネットワーク全体の物理トポロジー情報を管理できるという効果を有している。
【0022】
その理由は、SNMPのエージェントとして稼動している通信機器を使って、その通信機器と隣接するSNMPを使って管理できない装置の物理トポロジー情報を取得する手段を設けたからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が利用されるネットワークにおいて、SNMPを使って管理できない通信機器の物理トポロジー情報を取得することを特徴としている。
【0024】
なお、物理トポロジー情報とは、通信機器同士が繋がっている線(ネットワークケーブル)が、通信機器の、どのスロットの、どのポートに挿してある線なのかを示す情報のことである。
【0025】
以下に、本発明を実施するための最良の形態の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1を参照すると、本発明の実施の形態は、情報処理装置1と、通信機器2と、通信機器3とを備えている。なお、図1において、通信機器2と通信機器3とを各1つ備えているが、各々複数存在してもよい。以降の説明で、情報処理装置1をマネージャ装置、通信機器2をエージェント装置、通信機器3をクライアント装置と称することがある。
【0027】
情報処理装置1と通信機器2とは、ネットワーク4で接続され、ネットワーク層(OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのレイヤ3)以上の通信プロトコル(例えば、SNMP)で通信する。また、通信機器2と通信機器3とは、ネットワーク5で接続され、データリンク層(OSI参照モデルのレイヤ2)の通信プロトコル(例えば、Ethernet(登録商標))で通信を行う。
【0028】
情報処理装置1は、プログラム制御で動作し、例えばパーソナルコンピュータなどである。情報処理装置1は、処理装置11と、入力装置12と、出力装置13とを含んでいる。
【0029】
処理装置11は、SNMPのマネージャとして動作する機能を有している。処理装置11は、SNMPマネージャ機能により、SNMPエージェント(図1の例では通信機器2)との間のトポロジー情報をSNMPを使用して取得し、記憶部(図示せず)に記憶している。図1の例では、記憶部に、「情報処理装置と通信機器2とはネットワークで接続されている」を記憶している。なお、SNMPマネージャ機能は周知であるので、ここでの説明は省略する。
【0030】
また、処理装置11は、図2で示すように、エージェント情報取得手段111と、エージェント情報解析手段112と、物理トポロジー情報作成手段113とを含んでいる。
【0031】
エージェント情報取得手段111は、入力装置12から入力されたデータを取得して解析する。そして、通信機器3の物理トポロジー情報の取得要求を作成し、エージェント機能が動作している通信機器2に送信する。
【0032】
エージェント情報解析手段112は、通信機器2から送信されたエージェント情報を受信して、解析する。複数のエージェント装置(通信機器2)がある場合には、各エージェント装置からエージェント情報を受信して解析する。
【0033】
物理トポロジー情報作成手段113は、物理トポロジー情報を作成して、出力装置13に出力する。
【0034】
入力装置12は、データを入力する装置である。入力装置12は、物理トポロジー情報を得たいクライアント装置(図1の例では通信機器3)と、それと隣接するエージェント装置(図1の例では通信機器2)とに関する情報を入力する。クライアント装置とエージェント装置とが隣接するとは、クライアント装置とエージェント装置とがネットワークケーブルで接続されていることを示している。
【0035】
出力装置13は、データを出力する装置で、例えばディスプレイ等の表示装置である。出力装置13は、エージェント情報取得手段111が取得した情報を出力する。また、物理トポロジー情報作成手段113が作成した物理トポロジー情報を出力する。
【0036】
通信機器2は、プログラム制御で動作する通信装置であり、処理装置21と、スロットA22とを含む。
【0037】
処理装置21は、SNMPのエージェントとして動作する機能を有している。なお、SNMPエージェント機能は周知であるので、ここでの説明は省略する。
【0038】
また、処理装置21は、図3で示すように、マネージャ要求取得手段211と、クライアント情報取得手段212と、クライアント情報解析手段213と、エージェント情報送信手段214とを含んでいる。
【0039】
マネージャ要求取得手段211は、処理装置11から送信された通信機器3の物理トポロジー情報の取得要求を受信する。
【0040】
クライアント情報取得手段212は、通信機器2で装備している全ポートに対してクライアント情報作成要求を送信する。
【0041】
クライアント情報解析手段213は、処理装置31から送信されたクライアント情報(通信機器3の物理トポロジー情報)を受信して解析し、エージェント情報(通信機器2と通信機器3との間の物理トポロジー情報)を作成する。複数のクライアント装置(通信機器3)から物理トポロジー情報を受信したときには、エージェント情報として、通信機器2と複数のクライアント装置との間の物理トポロジー情報を作成する。通信機器3上でクライアント機能が動作していない場合や、通信機器2のポートに何も接続されていない場合は、クライアント情報解析手段213は、通信機器2にクライアント装置が繋がっていない旨のエージェント情報を作成する。
【0042】
エージェント情報送信手段214は、クライアント情報解析手段213によって作成したエージェント情報を処理装置11に対して送信する。
【0043】
スロットA22は、スロットにポート1からポート8の8個のポートを備えている。図1の例では、スロットA22のポート1が、ネットワーク4を介して情報処理装置1に接続されている。また、スロットA22のポート2は、ネットワーク5を介して通信機器3と接続されている。
【0044】
通信機器3は、プログラム制御で動作し、例えばレイヤ2スイッチなどの装置である。通信機器3は、SNMPを用いて管理できない装置であり、通信機器2とレイヤ2で通信を行う。通信機器3は、処理装置31と、スロットA32とを含む。
【0045】
処理装置31は、クライアント機能を有している。クライアントとして動作するために、図4で示すように、エージェント要求取得手段311と、クライアント情報作成手段312と、クライアント情報送信手段313とを含んでいる。
【0046】
エージェント要求取得手段311は、クライアント情報取得手段212により送信されたクライアント情報作成要求を受信する。
【0047】
クライアント情報作成手段312は、クライアント情報を作成する。クライアント情報とは、通信機器3の物理トポロジー情報のことである。
【0048】
クライアント情報送信手段313は、クライアント情報作成手段312が作成したクライアント情報を処理装置21に送信する。
【0049】
スロットA32は、スロットにポート1からポート8の8個のポートを備えている。図1の例では、スロットA32のポート1は、ネットワーク5を介して通信機器2と接続されている。
【0050】
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
【0051】
図5を参照すると、先ず、入力装置12より、物理トポロジー情報を得たい通信機器3とその通信装置3と隣接する通信機器2とに関する情報を入力する。処理装置11のエージェント情報取得手段111は、入力装置12から入力されたデータを取得して解析する。そして、エージェント情報取得手段111は、エージェント機能が動作している通信機器2に対して、通信機器3の物理トポロジー情報の取得要求を送信する(ステップA1)。
【0052】
処理装置21のマネージャ要求取得手段211は、処理装置11(マネージャ)から送信された通信機器3の物理トポロジー情報の取得要求を受信する。(ステップB1)。
【0053】
次に、クライアント情報取得手段212は、自装置(通信機器2)で装備している全ポートに対してクライアント情報作成要求を送信する(ステップB2)。この送信に対して、クライアント機能を有する装置(図1の例では通信機器3)のみが返信してくる。図1の例では、スロットA22のポート1に情報処理装置1(マネージャ装置)が繋がっているが、情報処理装置1にクライアント情報作成要求を送信しても、情報処理装置1にはクライアント機能がないため、無視されるだけである。
【0054】
処理装置31のエージェント要求取得手段311は、クライアント情報取得手段212により送信されたクライアント情報作成要求を受信する(ステップC1)。このとき、エージェント要求取得手段311は、クライアント情報作成要求を、どのスロット番号のポート番号で受信したかを調べ、受信したスロット番号、ポート番号を記憶部(図示せず)に記憶する。図1の例では、「通信機器3のスロットAのポート1で受信した」ことを記憶する。
【0055】
クライアント情報作成手段312は、クライアント情報を作成して記憶部(図示せず)に記憶する(ステップC2)。すなわち、図1の例では、スロットA32のポート1で受信したので、クライアント情報作成手段312は、「スロットAのポート1」を、クライアント情報(通信機器3の物理トポロジー情報)として作成する(図7の(a)を参照)。このとき、通信機器3の物理トポロジー情報に通信機器3の装置IDを付加してもよい。なお、装置IDは、予め定められており、記憶部(図示せず)に記憶されている。
【0056】
クライアント情報送信手段313は、処理装置21に対して、クライアント情報(通信機器3の物理トポロジー情報)を送信する(ステップC3)。
【0057】
処理装置31から返信があった場合(ステップB3の”Yes”)、処理装置21のクライアント情報解析手段213は、処理装置31から送信された通信機器3の物理トポロジー情報を受信・取得して記憶部(図示せず)に記憶する(ステップB4)。
【0058】
クライアント情報解析手段213は、通信機器3の物理トポロジー情報を、どのスロット番号のポート番号で受信したかを調べ、受信したスロット番号、ポート番号を記憶部(図示せず)に記憶する。図1の例では、「通信機器2のスロットAのポート2で受信した」ことを記憶する。そして、受信したスロット番号、ポート番号と、取得した通信機器3の物理トポロジー情報とから、通信機器2のスロットAのポート2と通信機器3のスロットAのポート1とが繋がっていると判断する。そして、「通信機器2のスロットAのポート2と通信機器3のスロットAのポート1とが繋がっている」を、エージェント情報(通信機器2が検出した物理トポロジー情報)として作成する(図7の(b)を参照)(ステップB5)。
【0059】
通信機器3上でクライアント機能が動作していない場合や、通信機器2のポートに何も接続されていない場合(ステップB3の”No”)、クライアント情報解析手段213は、エージェント情報として、「通信機器2のポートに何も接続されていない」を作成する(ステップB5)。
【0060】
処理装置21のエージェント情報送信手段214は、クライアント情報解析手段213が作成したエージェント情報を処理装置11に対して送信する(ステップB6)。
【0061】
処理装置11のエージェント情報解析手段112は、処理装置21から送信されたエージェント情報を受信して記憶部(図示せず)に記憶する。そして、記憶部(図示せず)に記憶したエージェント情報を読み出して物理トポロジー情報を解析し、「通信機器2のスロットAのポート2と通信機器3のスロットAのポート1とが繋がっている」ことを認識する。(ステップA2)。
【0062】
物理トポロジー情報作成手段113は、エージェント情報解析手段112で解析・認識した情報(「通信機器2のスロットAのポート2と通信機器3のスロットAのポート1とが繋がっている」)と、情報処理装置1が保持する情報処理装置1と通信機器2との間の物理トポロジー情報とを基に、図示形式の物理トポロジー情報を作成して、出力装置13に出力する(ステップA3)。
【0063】
出力装置13は、図示形式の物理トポロジー情報を画面に表示する(ステップA4)。物理トポロジー情報の図示例を図8に示す。
【0064】
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。
【0065】
本発明の効果は、SNMPのエージェントとして稼動する通信機器と、SNMPで管理できない装置(例えば、レイヤ2スイッチ)とが混在するネットワークにおいて、SNMPで管理できない装置を含めたネットワーク全体の物理トポロジー情報を取得して管理できることである。
【0066】
その理由は、SNMPのエージェントとして稼動している通信機器を使って、その通信機器と隣接するSNMPで管理できない装置の物理トポロジー情報を取得する手段を設けたからである。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における情報処理装置1の処理装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における通信装置2の処理装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における通信装置3の処理装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の動作を示す流れ図である。
【図6】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態における物理トポロジーを説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態における物理トポロジーの図示例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
1 情報処理装置
2 通信機器
3 通信機器
4 ネットワーク
5 ネットワーク
11 処理装置
12 入力装置
13 出力装置
21 処理装置
22 スロットA
31 処理装置
32 スロットA
111 エージェント情報取得手段
112 エージェント情報解析手段
113 物理トポロジー情報作成手段
211 マネージャ要求取得手段
212 クライアント情報取得手段
213 クライアント情報解析手段
214 エージェント情報送信手段
311 エージェント要求取得手段
312 クライアント情報作成手段
313 クライアント情報送信手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と第1の通信機器と第2の通信機器とを有するネットワークを管理するネットワーク管理システムであって、
前記情報処理装置は、前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器を経由して取得する、
ことを特徴とするネットワーク管理システム。
【請求項2】
前記第1の通信機器は、
前記第2の通信機器に物理トポロジー情報を要求する手段と、
前記第2の通信機器から物理トポロジー情報を受信する手段とを有し、
前記第2の通信機器は、
前記第1の通信機器から物理トポロジー情報要求を受信する手段と、
自己の物理トポロジー情報を作成する手段と、
作成した自己の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器に送信する手段とを有する
ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
【請求項3】
前記第1の通信機器は、
前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を前記情報処理装置に送信する手段を有し、
前記情報処理装置は、
前記第1の通信機器から前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を受信する手段を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク管理システム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、
自装置と前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の物理トポロジー情報を出力する手段を有する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のネットワーク管理システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、SNMPマネージャであり、前記第1の通信機器はSNMPエージェントであり、前記第2の通信機器は前記第1の通信機器と隣接する装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のネットワーク管理システム。
【請求項6】
情報処理装置が、第2の通信機器の物理トポロジー情報を第1の通信機器を経由して取得することを特徴とするネットワーク管理方法。
【請求項7】
前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器に物理トポロジー情報を要求し、
前記第2の通信機器が、前記第1の通信機器から物理トポロジー情報要求を受信し、自己の物理トポロジー情報を作成し、作成した自己の物理トポロジー情報を前記第1の通信機器に送信し、
前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器から物理トポロジー情報を受信する
ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク管理方法。
【請求項8】
前記第1の通信機器が、前記第2の通信機器から受信した物理トポロジー情報を前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置が、前記第1の通信機器から前記第2の通信機器の物理トポロジー情報を受信する
ことを特徴とする請求項6または7記載のネットワーク管理方法。
【請求項9】
前記情報処理装置が、自装置と前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の物理トポロジー情報を出力することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のネットワーク管理方法。
【請求項10】
前記情報処理装置は、SNMPマネージャであり、前記第1の通信機器はSNMPエージェントであり、前記第2の通信機器は前記第1の通信機器と隣接する装置であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のネットワーク管理方法。
【請求項11】
SNMPマネージャとして動作する手段と、第2の通信機器の物理トポロジー情報を、当該第2の通信機器と隣接し、SNMPエージェントである第1の通信機器を経由して取得する手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
SNMPエージェントとして動作を行う手段と、隣接する通信装置の物理トポロジー情報をSNMPマネージャである情報処理装置に送信する手段とを備えたことを特徴とする通信機器。
【請求項13】
SNMPマネージャとして動作する処理と、第2の通信機器の物理トポロジー情報を、当該第2の通信機器と隣接し、SNMPエージェントである第1の通信機器を経由して取得する処理とを情報処理装置に行わせることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
SNMPエージェントとして動作する処理と、隣接する通信装置の物理トポロジー情報をSNMPマネージャである情報処理装置に送信する処理とを通信機器に行わせることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−28822(P2008−28822A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−200644(P2006−200644)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】