説明

ネットワーク装置

【課題】外部から視認可能なランプを備えるネットワーク装置に関し、ランプの機能を維持させつつ、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることを第1の目的とする。また、ランプの点灯・点滅が利用者の視野に入ることで利用者が煩わしく感じる場合を低減させる技術を提供することを第2の目的とする。
【解決手段】ネットワーク装置は、表示モードと消灯モードとを有するランプ表示部と、ランプ表示部に対し表示モード又は消灯モードの設定を行うランプモード設定部と、を備える。ランプモード設定部は、表示モードにおいて、利用者がランプを見る必要が生じるような所定の条件が所定の時間内に満たされない場合には、ランプ表示部を消灯モードに設定し(ステップS40:NO)、消灯モードにおいて、所定の条件が満たされた場合には、ランプ表示部を表示モードに設定する(ステップS70:YES)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器をネットワークに接続するためのネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器をネットワークに接続するためのネットワーク装置としては、例えば無線LAN用のアクセスポイントが知られている。従来、アクセスポイントは外部から視認可能な複数のランプを備えている(例えば、特許文献1)。この複数のランプは、無線LANの接続状態や通信状態等を点滅又は点灯により利用者に報知させる機能を有する。言い換えれば、利用者は複数のランプの点灯又は点滅を見ることで無線LANの接続状態や通信状態等を確認することができる。なお、本明細書では「点灯又は点滅」を「点灯・点滅」とも表記する。
【0003】
しかしながら、このランプは、アクセスポイントの電源が起動している間は、常に点灯・点滅している。このため、利用者に報知させる必要が無い場合にもランプが常に点灯・点滅しているため、電力を無駄に消費する場合があった。また、常にランプが点灯・点滅しているため、例えばテレビ等を見ている利用者の視野にランプの点灯・点滅が入ると、利用者が煩わしく感じる場合があった。また、例えば暗い部屋でランプが常に点灯・点滅していると、同様に利用者が煩わしく感じる場合があった。このような問題は、アクセスポイントに限らず、外部から視認可能なランプを備えるネットワーク装置に共通する問題であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−175524号公報
【特許文献2】特開2006−215555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って本発明は、外部から視認可能なランプを備えるネットワーク装置に関し、ランプの機能を維持させつつ、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることを第1の目的とする。また、ランプの点灯・点滅が利用者の視野に入ることで利用者が煩わしく感じる場合を低減させる技術を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することができる。
【0007】
[適用例1]電子機器をネットワークに接続するためのネットワーク装置であって、外部から視認可能なランプを含み、当該ネットワーク装置の電源が入っている場合に、前記ランプが点灯しうる表示モードと、前記ランプが点灯しない消灯モードと、を有するランプ表示部と、前記ランプ表示部に対し、前記表示モード又は前記消灯モードの設定を行うランプモード設定部と、を備え、前記ランプモード設定部は、前記ランプ表示部が表示モードにおいて、利用者が前記ランプを見る必要が生じるような所定の条件が所定の時間内に満たされない場合には、前記ランプ表示部を消灯モードに設定し、前記ランプ表示部が消灯モードにおいて、前記所定の条件が満たされた場合には、前記ランプ表示部を表示モードに設定する、ネットワーク装置。
適用例1のネットワーク装置によれば、ランプ表示部が表示モードにおいて、所定の条件を満たさなければランプ表示部が消灯モードになるため、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。また、ランプ表示部が表示モードにおいて、利用者がランプを見る必要が生じるような所定の条件が満たされない場合には、ランプ表示部が消灯モードに切り換わるため、利用者が煩わしく感じる場合を低減させることができる。さらに、ランプ表示部が消灯モードにおいて、所定の条件が満たされた場合には、ランプ表示部が表示モードに切り換わるため、利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。言い換えれば、ランプの機能を維持させることができる。なお、表示モードや消灯モードを総じて、「ランプモード」と呼ぶものとする。
【0008】
[適用例2]適用例1に記載のネットワーク装置であって、前記所定の条件は、利用者が当該ネットワーク装置に対して所定の操作を行ったことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
適用例2のネットワーク装置によれば、さらに、利用者がネットワーク装置に対し所定の操作を行った場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測されるのでランプ表示部が表示モードに設定される。このため、利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。また、所定の操作を行わない場合にはランプ表示部が消灯モードに設定されるため、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。ここで、「前記所定の条件は、利用者が当該ネットワーク装置に対して所定の操作を行ったことを少なくとも一部の条件として含む」とは、所定の条件が複数存在し、その一つの条件が「利用者が当該ネットワーク装置に対し所定の操作を行ったこと」(この条件を、「条件A」とする。)であり、他の条件が条件B、条件C、条件Dであった場合に、条件A〜条件Dのいずれか一つ以上の条件を所定の条件とすることを意味する。本明細書において、同様の表現を用いている場合は同様の意味を有するものとする。
【0009】
[適用例3]適用例2に記載のネットワーク装置であって、前記所定の操作とは、利用者が当該ネットワーク装置の設定画面を開くことである、ネットワーク装置。
適用例3のネットワーク装置によれば、さらに、利用者がネットワーク装置の設定画面を開いた場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測される。この場合、ランプ表示部が表示モードに設定されるため、所定の時間内において利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。
【0010】
[適用例4]適用例2に記載のネットワーク装置であって、さらに、当該ネットワーク装置は、当該ネットワーク装置の各種設定を変化させるスイッチを有し、前記所定の操作とは、利用者が前記スイッチを切り換えることである、ネットワーク装置。
適用例4のネットワーク装置によれば、さらに、利用者がスイッチを切り換えた場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測される。この場合、ランプ表示部が表示モードに設定されるため、所定の時間内において利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。
【0011】
[適用例5]適用例1に記載のネットワーク装置であって、前記所定の条件は、前記電子機器のネットワークへの接続状態に変化が生じたことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
適用例5のネットワーク装置によれば、さらに、少なくとも電子機器のネットワークへの接続状態に変化が生じた場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測されるので、ランプ表示部が表示モードに設定される。このため、利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。また、電子機器のネットワークへの接続状態に変化が生じない場合にはランプ表示部が消灯モードに設定されるため、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。
【0012】
[適用例6]適用例5に記載のネットワーク装置であって、前記電子機器のネットワークへの接続状態の変化とは、当該ネットワーク装置が受信するリンクパルスに増減が生じたことである、ネットワーク装置。
適用例6のネットワーク装置によれば、さらに、ネットワーク装置が受信するリンクパルスに増減が生じた場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測される。この場合、ランプ表示部が表示モードに設定されるため、所定の時間内において利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。
【0013】
[適用例7]適用例1に記載のネットワーク装置であって、さらに、ネットワーク又は当該ネットワーク装置の異常を検出する異常検出部を有し、前記所定の条件は、前記異常検出部が異常を検出したことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
適用例7のネットワーク装置によれば、さらに、異常検出部で異常を検出した場合には、利用者はLANの接続状態や通信状態等を確認する必要が生じると推測されるので、ランプ表示部の表示モードに設定される。このため、利用者はランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。また、異常検出部で異常を検出しなかった場合にはランプ表示部が消灯モードに設定されるため、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。
【0014】
[適用例8]適用例1乃至適用例7のいずれか1つに記載のネットワーク装置であって、さらに、当該ネットワーク装置の周囲の明るさを検出する照度センサと、前記ランプの輝度を設定する輝度設定部と、を有し、前記輝度設定部は、前記照度センサが検出した照度が高い第1の場合に、前記ランプの点灯時の輝度を高く設定し、前記照度センサが検出した照度が前記第1の場合よりも低い第2の場合に、前記ランプの点灯時の輝度を前記第1の場合よりも低く設定する、ネットワーク装置。
適用例8のネットワーク装置によれば、さらに、ランプが点灯する場合に、照度センサが検出した照度が高い第1の場合はランプの輝度を高くし、第1の場合よりも照度が低い第2の場合は第1の場合よりもランプの輝度を低くするため、ランプの電力の消費をさらに低減させることができる。ここで、照度センサが検出した照度を「周囲照度」ともいう。
【0015】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ネットワーク装置、ネットワーク装置の制御方法、ネットワーク装置を備えたネットワークシステム等の態様で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施例としてのネットワーク装置30が用いられるネットワークの形態を示す説明図である。
【図2】ネットワーク装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例のランプ表示部の動作設定を示すフローチャートである。
【図4】所定条件判断部が判断を行う所定の条件を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施例としてのネットワーク装置が用いられるネットワークの形態を示す説明図である。
【図6】無線LAN子機の内部構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
【0018】
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としてのネットワーク装置30が用いられるネットワークの形態を示す説明図である。ネットワーク装置30は、無線LANのアクセスポイントとしての機能と、ハブとしての機能と、LAN(Local Area Network)をWAN(Wide Area Network)に接続するためのルータとしての機能とを備える。このような機能を備えるネットワーク装置30はブロードバンドルータとも呼ばれている。また、本明細書では、ネットワーク装置30がアクセスポイントとしての機能を奏している状態を「ブリッジモード」と呼び、ルータとしての機能を奏している状態を「ルータモード」と呼ぶものとする。本実施例のネットワーク装置30は、ブリッジモードとルータモードと、さらに、ブリッジモードとルータモードを利用者のネットワークの通信状況に応じて適宜選択する「オートモード」とを有する。なお、ブリッジモード、ルータモード、オートモードを総じて「ネットワークモード」と呼ぶものとする。
【0019】
ネットワーク装置30のWANポートにはケーブルCA1を介してモデム10が接続されており、このモデムは通信回線CLを介してインターネットIN上のサーバ等に接続されている。LANを構成する各種電子機器(各種端末ともいう。)21,22,24,26は、ネットワーク装置30を介してインターネットIN上のサーバ等にアクセスすることができる。ネットワーク装置30のルータとしての機能は、インターネットINへの接続に限らず、他の広域ネットワークとの接続や他のLANとの接続であっても良い。なお、ここでは、各種電子機器には、コンピュータ21,22,24とテレビ26を用いている。
【0020】
ネットワーク装置30は、無線通信によりコンピュータ21,22との間でLANを構築し、ケーブルCA2,CA3を用いた有線通信によりコンピュータ24、テレビ26との間でLANを構築している。また、各種電子機器(各種端末)21,22,24,26はネットワーク装置30を介して相互に接続されている。
【0021】
ネットワーク装置30には、内部に搭載された複数の表示ランプの点灯・点滅を外部から視認可能とする複数の表示部32と、ネットワーク装置30の各種設定を変化させるスイッチ(SW)34と、ネットワーク装置30の周囲の明るさを検出するための照度センサ36と、ケーブルCA1,CA2,CA3を接続するための複数の接続口(図示せず)とが備えられている。なお、表示ランプにはLEDランプを用いている。
【0022】
複数の表示ランプは、それぞれが独立に点灯・点滅することで、利用者に対しネットワークへの接続状態、ネットワークの状態、ネットワーク装置30の状態、またはこれらの状態の変化を報知する。具体的には、例えば、各種端末のネットワークへの接続状態の変化、ネットワークの異常発生、ネットワーク装置30の異常発生、各種端末の通信状態、ネットワーク装置30のネットワークモード又はネットワークモードの変化、無線LANの暗号化方式・暗号キー等のセキュリティの設定を行う設定モードの有無、ネットワーク装置30が起動しているか否か、後述する有線LANポートやWANポートにケーブルCA1,CA2,CA3がそれぞれ有効に接続しているか否か等を表示ランプが点灯・点滅することで利用者に報知する。以下、ネットワークへの接続状態、ネットワークの状態、ネットワーク装置の状態、またはこれらの状態の変化を「ネットワーク動作状況」ともいう。
【0023】
ネットワーク装置30の各種設定を変化させるスイッチ34としては、例えば、無線LANのセキュリティの設定を行うためのスイッチ、ネットワーク装置30のネットワークモードを切り換えるためのスイッチ、ネットワーク装置30の各種設定を初期の設定に戻すリセットスイッチ等がある。
【0024】
図2は、ネットワーク装置30の内部構成を示すブロック図である。ネットワーク装置30は主に、電源部328と、CPU320と、WANインターフェースとしてのWANポート312と、有線LANインターフェースとしての有線LANポート314と、無線LANインターフェース322と、RAM316と、ROM317と、異常検出部330と、ランプ表示部350とを備える。
【0025】
電源部328は、電力をネットワーク装置30全体に供給する。CPU320はバスにより接続された各部を制御する。また、CPU320は、主にランプ表示部350のモードを設定するランプモード設定部342と、表示ランプ352の輝度を設定する輝度設定部344として機能する。さらに、ランプモード設定部342は、所定条件判断部341を有する。なお、所定条件判断部341の詳細については後述する。WANポート312にはケーブルCA1を介してモデム10が接続され、有線LANポート314にはケーブルCA2,CA3を介してコンピュータ24やテレビ26が接続される。有線LANポート314は、有線ネットワークに接続するためのIEEE802.3規格に準拠した有線ネットワークインターフェースを備えている。無線LANインターフェース322は、IEEE802.11a,b,g,n等の規格に準拠した無線ネットワークインターフェースを備えている。ROM317には、各種端末21,22,24,26との通信を行うためのコンピュータプログラム、インターネットINへの接続に関する各種のプログラム、ランプモードの設定を行うためのプログラム等が格納されている。なお、各種端末21,22,24,26との通信を行うためのコンピュータプログラムには、無線通信を行う端末21,22の無線LANアダプタのMACアドレスの登録に関するプログラム(MAC登録プログラム)が含まれる。
【0026】
異常検出部330は、ネットワークの異常の発生やネットワーク装置30の異常の発生を検出する。「ネットワークの異常」とは、例えば、有線LANや無線LANの通信に障害が生じた場合、外部からネットワークへ不正アクセスが生じた場合、外部からネットワークに対して攻撃があった場合などを意味する。言い換えれば、「ネットワークの異常」とは、ネットワークの通常動作として想定されているネットワークの状態とは異なるネットワークの状態になった場合を意味する。どの程度のネットワークの状態をネットワークの異常とするかを利用者等が適宜設定しても良い。また、「ネットワーク装置30の異常」とは、RAM316やROM317などのネットワーク装置30内部を構成する各部に故障が生じた場合を意味する。言い換えれば、ネットワーク装置30が予め想定している動作状態とは異なる動作状態になった場合を意味する。
【0027】
ランプ表示部350は、複数の表示ランプ352を有する。利用者はネットワーク装置30の表示部32(図1)を通して、複数の表示ランプ352を視認することができる。ランプ表示部350はネットワーク装置30の電源が入っている場合において、複数の表示ランプ352がそれぞれ独立に点灯しうる「表示モード」と、表示ランプが点灯しない「消灯モード」とを有する。複数の表示ランプ352には、常時点灯することで利用者にネットワーク動作状況を報知するランプや、点灯と消灯を所定間隔で繰り返し点滅することで利用者にネットワーク動作状況を報知するランプがある。具体的な表示ランプ352としては、例えば、ネットワーク装置30の電源がONの状態で点灯するランプや、無線通信が有効な場合に点灯し、無線通信中は点滅するランプや、ルータモードが有効な場合に点灯するランプや、異常発生時に点灯又は点滅するランプや、ネットワーク装置30のセキュリティ設定時に点滅するランプや、有線LANポートやWANポートにケーブルCA1,CA2,CA3がそれぞれ有効に接続している場合に点灯し、通信中は点滅するランプ等がある。なお、表示ランプ352の種類は利用者に報知させる必要があるかどうかを勘案し、決定すれば良い。
【0028】
図3,図4を用いて、第1実施例のランプ表示部350の動作設定について説明する。図3は、第1実施例のランプ表示部350の動作設定を示すフローチャートであり、図4は、所定条件判断部341が判断を行う所定の条件を説明するための図である。図3に示すように、利用者がネットワーク装置30の電源をONにすると、ネットワーク装置30のファームウェア(FW)が起動する(ステップS10)。次に、ランプモード設定部342がランプ表示部350を表示モードとする設定を行う(ステップS20)。次いで、輝度設定部344が表示ランプ352の輝度を設定する(ステップS25)。ステップS20及びステップS25の後に、ランプ表示部350が表示モードとなる(ステップS30)。ランプ表示部350が表示モードになることで複数の表示ランプ352が点灯・点滅し、利用者にネットワーク動作状況を報知する。輝度設定部344は、照度センサ36で検出した照度が高照度範囲と高照度範囲よりも照度の低い低照度範囲のいずれに該当するかを判断し、高照度範囲の場合には、表示ランプ352の輝度を高輝度に設定し、低照度範囲の場合には表示ランプ352の輝度を高輝度よりも輝度の低い低輝度に設定する。なお、高照度範囲の照度範囲、低照度範囲の照度範囲、高輝度の輝度値、低輝度の輝度値は予めROM317に格納されている。さらに、高照度範囲と低照度範囲の照度範囲や、高輝度と低輝度の輝度値は、利用者等により適宜変更・設定することができる。
【0029】
次に、所定条件判断部341は、所定の時間内に所定の条件を満たすかどうかを判断する(ステップS40)。具体的には、所定条件判断部341が、ROM317に格納されているプログラムに従って動作することにより、図4に示すような条件No.1〜条件No.5の少なくともいずれかの条件を満たすかどうかを判断する。図4に示すような条件No.1〜条件No.5の条件の内、少なくともいずれかの条件を満たす場合は、所定条件判断部341は所定の条件を満たすと判断する。一方、条件No.1〜条件No.5の条件をいずれも満たさない場合は、所定条件判断部341は所定の条件を満たさないと判断する。なお、条件No.1〜条件No.5の詳細は後述する。
【0030】
所定の時間内に所定の条件を満たす場合は、ランプ表示部350は表示モードを維持し、ネットワーク動作状況に応じて表示ランプ352が点灯・点滅する。一方で、所定の時間内に所定の条件を満たさない場合は、ランプモード設定部342はランプ表示部350を消灯モードに設定し(ステップS50)、ランプ表示部350が消灯モードとなる(ステップS60)。ランプ表示部350が消灯モードとなると、表示ランプ352が消灯する。ここで、「所定の時間」とは予め設定された任意の時間であり、利用者によって適宜所定の時間を変更・設定することもできる。本実施例では、所定の時間を10分に設定している。また、所定の時間のカウントは、ランプ表示部350が消灯モードから表示モードになった場合や電源がOFFからONになることで表示モードになった場合は、ランプ表示部350が表示モードになった時点から開始し、ランプ表示部350が表示モード中の場合は、ステップS40で所定の条件を満たす通知をランプモード設定部342からランプ表示部350が受けた時点から開始することが好ましい。
【0031】
ランプ表示部350が消灯モードにおいて、ランプモード設定部342はステップS40の所定の条件を満たすかどうかを判断する(ステップS70)。所定の条件を満たす場合は、ランプモード設定部342はランプ表示部350を表示モードに設定し(ステップS20)、ランプ表示部350が表示モードとなる(ステップS30)。所定の条件を満たさない場合(ステップS70:NO)は、所定の条件を満たすかどうかの判断が再度行われる。
【0032】
図4に示すように、所定条件判断部341が判断する条件には条件No.1〜条件No.5がある。条件No.1は、「リンクパルスの増減」である。これは、有線LANを構成する端末24,26(図1)からケーブルCA2,CA3を経由してネットワーク装置30に送られるリンクパルスに増減が生じたかどうかを意味する。より具体的には、例えば、テレビ26がケーブルCA2を用いて新たに有線LANポート314に接続され、テレビ26から送出されるリンクパルスをネットワーク装置30が検出した場合、リンクパルス「増」に該当するため条件No.1を満たすことになる。また、テレビ26の電源がONからOFFになったり、テレビ26とネットワーク装置30を接続するケーブルCA2が有線LANポート314から抜かれた場合は、リンクパルス「減」に該当するため条件No.1を満たすことになる。但し、リンクパルスをネットワーク装置30に送出している端末が1台のみであって、かつ、無線通信を行う端末21,22の電源がOFFになっている場合において、リンクパルスを送出している端末からリンクパルスの送出が無くなった場合は、条件No.1に含めないことが好ましい。この場合、利用者がLANの使用を中断又は中止したと考えられるため、表示ランプの点灯・点滅によってリンクパルスの増減を利用者に報知させる必要が無いからである。
【0033】
条件No.2は、「無線LANの端末の増減」である。これは、ネットワーク装置30に登録されている無線LANアダプタのMACアドレスに増減が生じたかどうかを意味する。より具体的には、例えば、新たな無線LANアダプタがネットワーク装置30に接続された場合は、該当する無線LANアダプタのMACアドレスがネットワーク装置30に登録され、「無線LANの端末の増」に該当するため、条件No.2を満たすことになる。また、無線LANアダプタのネットワーク装置30への接続が解消された時には、登録されているMACアドレスが削除されることになり、「無線LANの端末の減」に該当するため、この場合も条件No.2を満たすことになる。
【0034】
条件No.3は、「異常発生」である。これは、異常検出部330(図2)で異常を検出したことを意味する。条件No.4は、「設定画面の起動」である。これは、利用者がLANを構成する端末21,22,24,26を用いてネットワーク又はネットワーク装置30の各種設定を行う設定画面を起動したことを意味する。ネットワーク又はネットワーク装置30の各種設定としては、例えば、暗号化キーの設定、ネットワークモードの設定、無線LANの通信方式(IEEE802.11a,b,g,n)の設定、ネットワーク装置30を初期の状態に戻す設定等がある。条件No.5は、「ネットワーク装置のスイッチ(SW)の切り換え」である。これは、ネットワーク装置30の各種設定を変化させるスイッチ34を切り換えたことを意味する。なお、所定の条件は、これに限らず他の任意の条件を設定可能である。言い換えれば、利用者に表示ランプ352を点灯・点滅させることでネットワークの動作状況を報知させる必要が生じるような条件を適宜設定することができる。
【0035】
以上述べたように、ランプ表示部が表示モードにおいて、所定の時間内に所定の条件を満たさない場合は、ランプ表示部350が消灯モードとなるため(ステップS40〜ステップS60)、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。また、ランプ表示部350が消灯モードとなるため利用者が煩わしく感じる場合を低減させることができる。一方で、ランプ表示部350が消灯モードにおいては、所定の条件が満たされた場合は、ランプ表示部350が表示モードに切り換わるため(ステップS70、ステップS20〜ステップS30)、利用者に対しネットワーク装置30の動作状況を確実に表示ランプ352の点灯・点滅により報知させることができる。また、利用者が表示ランプ352を見る必要が生じるような条件を予め設定しておくことで、利用者は表示ランプ352の点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。さらには、ランプ表示部350が表示モードの場合でも表示ランプ352の輝度を周囲照度によって設定するため、表示ランプ352の点灯・点滅による電力の消費をより一層低減させることができる。さらには、周囲照度が高照度範囲の場合には、表示ランプ352の輝度を高輝度に設定するため、ネットワーク装置30の設置された環境(部屋)が明るい場合でも、利用者は表示ランプ352の点灯・点滅を認識することができる。よって、利用者は表示ランプ352の点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確実に確認することができる。
【0036】
B.第2実施例:
図5は、本発明の第2実施例としてのネットワーク装置30a,40が用いられるネットワークの形態を示す説明図である。第1実施例との違いは、ネットワーク装置30a(以下、「無線LAN親機30a」ともいう。)に加え、別のネットワーク装置40(以下、「無線LAN子機40」ともいう。)が設けられている点である。その他の構成については第1実施例と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。無線LAN親機30aは、第1実施例のネットワーク装置30と同じ構成であり、かつ、無線LAN親機30aのランプ表示部は、第1実施例のネットワーク装置30と同様の動作設定(図3,図4)を行う。また、無線LAN子機40のランプ表示部は第1実施例と同様、表示モードと消灯モードを有する。無線LAN子機40は、無線LAN親機30aとの間で無線通信を行う。また、無線LAN子機40は有線LANポートを有し、有線LANポートを有する各種端末(例えばテレビ26やコンピュータ24)をケーブルCA2,CA3により接続することで、各種端末24,26を無線LAN環境下で使用できるようにする。このような無線LAN子機40は「イーサネットコンバータ」とも呼ばれている。
【0037】
無線LAN子機40には、内部に搭載された複数の表示ランプの点灯・点滅を外部から視認可能とする複数の表示部42と、無線LAN子機40の各種設定を変化させるスイッチ(SW)44と、無線LAN子機40の周囲の照度を検出するための照度センサ46と、ケーブルCA2,CA3を接続するための複数の接続口(図示せず)とが備えられている。
【0038】
複数の表示ランプ42は、それぞれが独立に点灯・点滅することにより、利用者に対しネットワークへの接続状態、ネットワークの状態、無線LAN子機40の状態、またはこれらの状態の変化を報知させる。具体的には、ネットワークの異常発生、無線LAN子機40の異常発生、無線LANの暗号化方式・暗号キー等のセキュリティの設定を行う設定モードの有無、無線LAN子機が起動しているか否か、有線LANポートにケーブルCA2,CA3がそれぞれ有効に接続しているか否か等を表示ランプが点灯・点滅することで利用者に報知させる。
【0039】
図6は、無線LAN子機40の内部構成を示すブロック図である。第1実施例のネットワーク装置30とのハードウェア構成の違いは、WANインターフェースとしてのWANポートを備えていない点と表示ランプ452の種類である。具体的な表示ランプ452としては、例えば、無線LAN子機の電源がONの状態で点灯するランプ(「第1のランプ」ともいう。)や、異常発生時に点灯又は点滅するランプ(「第2のランプ」ともいう。)や、無線LAN子機40のセキュリティ設定時に点滅するランプ等がある。本実施例では、第1のランプと第2のランプは同一のランプを用いている。なお、無線LAN子機40の内部に搭載させる表示ランプ452の種類は、表示ランプ452により利用者に報知させる必要があるかどうかを勘案し決定することができる。なお、本実施例の無線LAN子機40の内部構成において、第1実施例のネットワーク装置30と対応する内部構成には同一の名称を付けている。但し、各内部構成に付ける符号は変えている。
【0040】
無線LAN子機40におけるランプ表示部450の動作設定は、第1実施例と同様のステップS10〜S70により行われる。なお、ランプ表示部450の動作設定の際にステップS40で所定条件判断部441が判断する所定の条件(図4)は、無線LAN子機40の機能を考慮し設定される。例えば、図4に示す所定の条件の条件No.2は設定しなくても良い。また、例えば、第1実施例と同様に、条件No.1,条件No.3〜条件No.5を設定することができる。なお条件No.1について、無線LAN子機40の機能を考慮し、例えば、リンクパルスを無線LAN子機40に送出している端末が1台のみであって、その端末からリンクパルスの送出が無くなった場合(つまり、無線LAN子機40においてリンクパルスを全く検出しなくなった場合)は、リンクパルスは減ったことになるが、条件No.1に含めないことが好ましい。この場合、利用者が無線LAN子機40の使用を中断又は中止したと考えられるため、無線LAN子機40の表示ランプ452の点灯・点滅によってリンクパルスの増減を利用者に報知させる必要が無いからである。
【0041】
以上述べたように、無線LAN親機30aのランプ表示部及び無線LAN子機40のランプ表示部450の動作設定は、第1実施例と同様のステップS10〜S70により行われるため、第1実施例と同様、表示ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。また、利用者が表示ランプを見る必要が生じるような所定の条件が満たされた場合は、ランプ表示部450は表示モードになるため、利用者は、表示ランプの点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。また、ランプ表示部450が消灯モードとなることで利用者が煩わしく感じる場合を低減させることができる。
【0042】
C.変形例:
なお、上記実施例における構成要素の中の、特許請求の範囲の独立項に記載した要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明の上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0043】
C−1.第1変形例:
上記実施例のネットワーク装置30,30a,40としては、ブロードバンドルータやイーサネットコンバータを例に説明したが、これに限らず、外部から視認可能なランプを備える各種のネットワーク装置に本発明のランプ表示部の動作設定を適用することができる。例えば、ルータとしての機能やハブとしての機能を有さないネットワーク装置や、ルータとしての機能のみを有し、無線LANのアクセスポイントとしての機能やハブとしての機能を有さないネットワーク装置にも本発明のランプ表示部の動作設定を適用しても良い。また、ネットワーク装置30,30aはモデムを備えていなかったが、モデムを内蔵させても良い。
【0044】
C−2.第2変形例:
上記実施例では、ネットワーク装置30,30a,40は照度センサ36,46を備えていたが、照度センサ36,46を備えていなくても良い。また、照度センサ36,46を備えていないことに伴って輝度設定部344,444を省略し、ランプ表示部350,450の動作設定のステップS25を省略しても良い。このようにしても、ランプ表示部350,450が所定の条件を満たすかどうかで表示モードと消灯モードが切り換わるため、表示ランプ352,452が常に点灯・点滅している場合に比べ、表示ランプ352,452の点灯・点滅による電力の消費を低減させることができる。また、ランプ表示部350,450が表示モードとなることで利用者は表示ランプ352,452の点灯・点滅によってLANの接続状態や通信状態等を確認することができる。さらに、ランプ表示部350,450が消灯モードとなるため利用者が煩わしく感じる場合を低減させることができる。
【0045】
C−3.第3変形例:
上記実施例で用いた所定の条件は、特にこれに限定されるものではない。例えば、所定の条件の条件No.1〜条件No.5のうちいずれかを設定しなくても良いし、新たな条件を所定の条件として設定しても良い。言い換えれば、ネットワーク装置30,30a,40の機能、利用者にランプの点灯・点滅により報知させる必要があるネットワーク動作状況の内容等を勘案し、利用者がランプを見る必要が生じるような条件を、所定の条件として設定することができる。また、上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェア(コンピュータプログラム)に置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
【0046】
C−4.第4変形例:
上記実施例で用いた所定の条件は、特にこれに限定されるものではない。例えば、利用者がネットワーク装置30,30a,40に対し直接所定の操作を行ったことを所定の条件の一部に含めても良い。また、利用者が他の装置(例えば、端末、ネットワーク装置又は端末のリモートコントローラー)を介してネットワーク装置30,30a,40に対し所定の操作を行ったことを所定の条件の一部に含めても良い。
【0047】
C−5.第5変形例:
上記実施例では、ネットワーク装置30,30a,40の表示ランプ352,452全てを例にランプ表示部の設定動作を説明したが、本発明のランプ表示部の設定動作を適用させるランプは表示ランプ352,452全てに限られるものではない。例えば、表示ランプがネットワーク装置の正面側から視認可能な表示ランプと背面側から視認可能な表示ランプがある場合は、正面側の表示ランプのみ又は背面側の表示ランプのみに、本発明のランプ表示部の設定動作を適用しても良いし、外部から視認可能なランプの内、少なくとも1つ以上のランプについて本発明のランプ表示部の設定動作を適用しても良い。言い換えれば、利用者に報知させる必要性が高いランプについては常時点灯させておいても良い。具体的には、ネットワーク装置30,30a,40の電源のON/OFF状態を報知させるランプについては、ランプ表示部352,452に設けず、電源のON状態では常時点灯させても良い。ネットワーク装置30,30a,40の内部に設けられた外部から視認可能な複数のランプの内、少なくとも1つ以上のランプについて本発明のランプ表示部の動作設定を適用することで、本発明の動作設定を適用しない場合に比べ、ランプの点灯・点滅による電力の消費を低減することができ、また、利用者が煩わしく感じる場合を低減できる。
【0048】
C−6.第6変形例:
上記実施例では、表示ランプ352,452や背面ランプにはLEDランプを用いたが、他のランプを用いることもできる。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electroluminescence)ランプを用いても良い。
【0049】
C−7.第7変形例:
上記実施例では、ランプ表示部350,450の動作設定において、表示ランプ352,452の輝度の設定(ステップS25)をステップS20とステップS30の間で行ったが、これに限定されるわけではなく、ランプ表示部350,450が表示モードにおいて、ステップS25を常時行うこともできる。例えば、ランプ表示部350,450が表示モードにおいて、周囲照度が高照度範囲から低照度範囲に変化したことを輝度設定部344が検出した場合は、表示ランプ352,452の輝度を高輝度から低輝度へと切り換えても良い。このようにステップS25を常時行うことで、ランプ表示部350,450が表示モードにおいて、表示ランプ352,452の点灯・点滅による電力の消費をより一層低減させることができる。
【符号の説明】
【0050】
10…モデム
21,22,24…コンピュータ
26…テレビ
30,30a,40…ネットワーク装置
32…表示部
34…スイッチ
36…照度センサ
42…表示部
44…スイッチ
46…照度センサ
312…WANポート
314…有線LANポート
316…RAM
317…ROM
320…CPU
322…無線LANインターフェース
328…電源部
330…異常検出部
341…所定条件判断部
342…ランプモード設定部
344…輝度設定部
350…ランプ表示部
352…表示ランプ
441…所定条件判断部
442…ランプモード設定部
450…ランプ表示部
CA1,CA2,CA3…ケーブル
CL…通信回線
IN…インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器をネットワークに接続するためのネットワーク装置であって、
外部から視認可能なランプを含み、当該ネットワーク装置の電源が入っている場合に、前記ランプが点灯しうる表示モードと、前記ランプが点灯しない消灯モードと、を有するランプ表示部と、
前記ランプ表示部に対し、前記表示モード又は前記消灯モードの設定を行うランプモード設定部と、を備え、
前記ランプモード設定部は、
前記ランプ表示部が表示モードにおいて、利用者が前記ランプを見る必要が生じるような所定の条件が所定の時間内に満たされない場合には、前記ランプ表示部を消灯モードに設定し、
前記ランプ表示部が消灯モードにおいて、前記所定の条件が満たされた場合には、前記ランプ表示部を表示モードに設定する、
ネットワーク装置。
【請求項2】
請求項1に記載のネットワーク装置であって、
前記所定の条件は、利用者が当該ネットワーク装置に対して所定の操作を行ったことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
【請求項3】
請求項2に記載のネットワーク装置であって、
前記所定の操作とは、利用者が当該ネットワーク装置の設定画面を開くことである、ネットワーク装置。
【請求項4】
請求項2に記載のネットワーク装置であって、さらに、
当該ネットワーク装置は、当該ネットワーク装置の各種設定を変化させるスイッチを有し、
前記所定の操作とは、利用者が前記スイッチを切り換えることである、ネットワーク装置。
【請求項5】
請求項1に記載のネットワーク装置であって、
前記所定の条件は、前記電子機器のネットワークへの接続状態に変化が生じたことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
【請求項6】
請求項5に記載のネットワーク装置であって、
前記電子機器のネットワークへの接続状態の変化とは、当該ネットワーク装置が受信するリンクパルスに増減が生じたことである、ネットワーク装置。
【請求項7】
請求項1に記載のネットワーク装置であって、さらに、
ネットワーク又は当該ネットワーク装置の異常を検出する異常検出部を有し、
前記所定の条件は、前記異常検出部が異常を検出したことを少なくとも一部の条件として含む、ネットワーク装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のネットワーク装置であって、さらに、
当該ネットワーク装置の周囲の明るさを検出する照度センサと、
前記ランプの輝度を設定する輝度設定部と、を有し、
前記輝度設定部は、
前記照度センサが検出した照度が高い第1の場合に、前記ランプの点灯時の輝度を高く設定し、前記照度センサが検出した照度が前記第1の場合よりも低い第2の場合に、前記ランプの点灯時の輝度を前記第1の場合よりも低く設定する、ネットワーク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−266559(P2010−266559A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−116177(P2009−116177)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】