説明

ネットワーク通信状態監視装置

【課題】ネットワーク接続できない障害要因を、通信端末上の資源情報をもとに障害要因リストを作成し特定するネットワーク通信状態監視装置を提供することを目的とする。
【解決手段】使用している通信端末上の資源情報を取得する資源情報取得回路101と、使用する通信デバイス情報を取得する通信情報取得回路102と、ネットワークの接続状態を監視する接続状態監視回路103と、取得した資源情報と通信デバイス情報から障害要因を自動検出する障害要因自動検出回路104と、自動検出した障害要因リストを記憶する記憶回路105と、障害要因自動検出回路104で検出した障害要因リストと記憶回路105で記憶した前回検出した障害要因リストとを比較し障害要因のリストの順位付けを行う順位付け回路106と、順位付けを行った障害要因リストを表示するための表示回路107とを備えた構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワークの接続状態を監視し、所定のネットワークあるいは接続端末に接続できない場合の要因を容易に見つけユーザーに通知することで原因の特定を瞬時に行うことが可能なネットワーク通信状態監視装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ネットワーク監視端末を設け、ネットワーク上の他の通信機器との通信状態を常時監視し、障害が発生した場合、予め分類した障害要因を参照し、発生した障害情報から、発生要因を事前登録された要因リストから特定するということが一般的である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
図8は、従来のネットワーク通信状態監視装置の一般的な構成を示すブロック図である。
【0004】
図8において、ネットワーク監視端末801はネットワークに接続され、監視する相手端末809の通信状態を監視している。ネットワーク監視端末801は、ネットワーク監視プログラム802を実行し、ネットワークの接続状態を監視する通信手段803を制御する。通信手段803の通信情報は通信パケット情報として通信監視手段804に入力し、通信監視手段804では通信状態を常時監視する。監視結果は異常検出手段805に入力され、異常検出手段805ではネットワーク上に存在している相手端末809の通信状態を監視し、通信異常が発生している場合、切断された、またはエラーデータを検出したとき、異常であることを検出し、その結果を障害箇所判定手段806に入力される。障害箇所判定手段806では、記憶手段808であらかじめ記憶しておいた障害の発生事象またはアプリケーション名などの情報をもとに障害要因リストを作成しておき、事前に作成された障害要因リストと、異常検出手段805で検出した異常検出結果をもとに、一致する障害箇所のリストを検索し、障害要因として判定する。判定した結果を障害情報出力手段807に入力し、障害情報出力手段807では、障害箇所判定手段806から入力された判定結果をユーザーに通知するため出力する。そのため、従来の方法では、障害要因を特定および監視するために、監視情報端末をネットワーク上に構築すること、また障害要因を検出するための障害リストを事前に登録しておくことが必要であった。これにより、相手の通信端末に異常が発生しても、常時監視することと障害要因リストをネットワーク監視端末801上で管理することで、障害要因を特定することが可能になるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−167347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来のネットワーク接続状態監視装置では、障害要因を蓄積するネットワーク監視端末を設ける必要があり、障害要因を調べるためにネットワーク監視端末と各通信端末はネットワーク監視端末と常時接続して通信を行うこと、またはエラー発生を監視端末に送信することが必要になっていた。また障害要因もあらかじめ監視端末に登録しておくことが必要になり、登録された障害要因リスト以外で、通信障害などが発生した場合は、障害要因の特定が難しいという課題がある。
【0007】
また、アドホック接続(Peer To Peer接続)の場合、監視端末が存在しないので、ネットワーク接続できなければ、その障害要因を特定するのに障害要因となる情報が無いため、ユーザー自身が障害要因を探す必要があり、障害要因特定まで時間がかかり、ネットワーク接続可能になるまで多くの時間を要するという課題があった。
【0008】
本発明は、ネットワークの接続状態を通信端末内部で常時監視し、接続できないと判断したとき、使用している通信端末内の資源情報、通信デバイス情報および関連するサービス情報などをもとに通信阻害要因を自動でリストアップし、また通信処理の優先度をもとにリストアップした通信障害要因となるリストの優先順位を調整し、障害要因リストを作成し、ユーザーに通知することで、ネットワーク監視端末が無くても、使用している通信端末単独で、通信障害の要因を容易にかつ短時間で特定することが可能なネットワーク通信状態監視装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明のネットワーク接続状態監視装置は、通信端末に導入されている資源情報を調査取得する資源情報取得手段と、ネットワーク接続に使用するデバイス関連情報と通信デバイスの通信情報とを取得する通信情報取得手段と、ネットワークの接続状態と通信エラー情報とを監視する状態監視手段と、前記資源情報取得手段で取得した資源情報と前記通信情報取得手段で取得した通信デバイス情報と前記状態監視手段で取得したネットワーク接続状態の監視情報とに基づいて、ネットワーク接続状態が未接続状態であることを検出し接続できない障害要因を特定する障害要因自動検出手段と、前記障害要因自動検出手段で検出した障害要因検出リストを記憶する記憶手段と、前記障害要因自動検出手段で検出した障害要因検出リストと前記記憶手段で記憶した前回の障害要因検出リストとの差異に基づいて、当該検出リストの順位付けを行う順位付け手段と、前記順位付け手段で作成した障害要因順位リストを表示する表示手段と、を有することを特徴とするものである。
【0010】
また、障害要因自動検出手段は、通信端末の資源情報の種類を分類する資源情報分類手段と、前記通信端末の通信デバイス関連情報を取得し動作状態を分析する通信デバイス分析手段と、前記通信端末の通信状態及び接続状態を監視し切断等の障害発生情報を検出する接続状態検出手段と、前記資源情報分類手段で分類された資源情報と前記通信デバイス分析手段で分析された通信デバイス関連情報とから障害要因として取得されたリストを生成する取得情報リスト生成手段と、前記接続状態検出手段で検出された通信情報から障害が発生したことを判定する切断判定手段と、前記切断判定手段で判定された切断情報に基づいて、前記取得情報リスト生成手段の取得情報リストを記憶手段に登録するスイッチ手段を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、使用する無線端末の設定情報または通信デバイスの情報から現在の動作状態を自動判断し、障害を起こす可能性のある情報をその中からリストアップし、通信障害が発生したときにリストアップした障害要因リストをユーザーに通知することで、障害要因を事前登録する必要が無く、また外部に監視用の管理端末を持つ必要が無く、障害要因の特定を瞬時に行いかつ障害解決のための時間を短くすることが可能になる。
【0012】
また、作成した障害要因リストを保存し、次回起動時に保存した前回の障害要因リストとの差異から優先度の高い障害要因からユーザーに通知すれば、さらに短時間で障害要因を特定することが可能になる。
【0013】
また、障害要因の解決手法を保存すれば、障害発生時ユーザーに通知することが無く自動で障害要因を解決することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の障害要因自動検出回路の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の資源情報取得回路の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の通信情報取得回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の接続状態監視回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の順位付け回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の動作を説明するための動作説明図
【図8】従来のネットワーク通信状態監視装置の構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態について以下図を用いて説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の構成を示すブロック図である。
【0017】
図1において、資源情報取得回路101は、使用している通信端末の資源情報をすべて取得する回路であり、取得した資源情報は障害要因自動検出回路104に入力される。
【0018】
通信情報取得回路102では、任意のネットワークに接続する際に使用する無線、有線などの通信デバイス情報、または使用する通信デバイス情報の関連するサービス情報などを取得し、取得した通信デバイス関連情報を障害要因自動検出回路104に入力する。
【0019】
接続状態監視回路103では、接続しているネットワークの通信状態の変化を監視し、検出したネットワーク接続情報を障害要因自動検出回路104に入力する。
【0020】
障害要因自動検出回路104では、資源情報取得回路101から入力された資源情報と、通信情報取得回路102から入力された通信デバイス関連情報と、接続状態監視回路103から入力されたネットワーク接続情報をもとに、入力された資源情報および通信デバイス関連情報からネットワークに関連する情報を取得し障害要因関連情報を障害要因関連情報リストとして作成するとともに、入力されるネットワーク接続情報の変化に応じて、作成された障害要因関連情報リストの状態から、障害要因に関連するリストを抽出し、障害要因リストAを作成する。作成された障害要因リストAを記憶回路105および順位付け回路106に入力する。
【0021】
記憶回路105では、入力された障害要因リストAを次回の参照データとして記憶する。前回記憶された障害要因リストBは、今回順位付け回路106に入力する。
【0022】
順位付け回路106では、障害要因自動検出回路104で検出された障害要因リストAと、記憶回路105で蓄積された前回の障害要因リストBと比較され、前回の障害要因リストBでリストアップされた障害要因リストが重複している場合に障害の要因が高いと判断し、順位付けの高い順に障害要因リストの並び替えを行い、新たな障害要因リストCを作成する。作成された障害要因リストCは表示回路107に入力される。
【0023】
表示回路107では、順位付け回路106で作成された障害要因リストCを障害要因の可能性があるとしてユーザーに通知する。
【0024】
図2は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の障害要因自動検出回路104の構成を示すブロック図である。
【0025】
図2において、資源情報分類回路204では、端子201から入力された資源情報をもとに、使用している接続機器端末上に存在する資源情報(動作中のサービス、ドライバなどの資源情報)のカテゴリーごとに分類し、取得情報リスト生成回路207に入力する。
【0026】
通信デバイス分析回路205では、端子202から入力された通信デバイス情報をもとに、ネットワーク接続に使用する通信デバイス情報(機器情報、接続に使用するサービス情報、現在の設定情報など)を取得し、取得情報リスト生成回路207に入力する。
【0027】
接続状態検出回路206では、端子203から入力されたネットワーク接続情報から接続状態が変化を検出し、ネットワーク接続状態検出情報として切断判定回路208に入力する。
【0028】
取得情報リスト生成回路207では、入力された分類された資源情報と通信デバイス分析情報をもとに、ネットワークの関わる情報、接続設定に関わる情報などに分類された情報を取得するとともに、障害要因として可能性のある情報をさらに検出し、障害要因リストAを作成し、端子211を経由して順位付け回路に出力する。
【0029】
切断判定回路208では、入力されたネットワーク接続状態検出情報からネットワークが切断された、または未接続状態であることを判定し、判定結果をスイッチ回路210に入力する。
【0030】
スイッチ回路210では、入力された接続状態判定結果をもとにネットワーク接続状態が切断または未接続として判定されたとき、取得情報リスト生成回路207で作成された障害要因リストAを、端子212を経由して記憶回路105に入力する。
【0031】
図3は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の資源情報取得回路101の構成を示すブロック図である。
【0032】
図3において、資源データ検索回路301では、接続機器端末上の資源情報のすべてを検出し、検出した結果を資源データ判定回路302および資源データリスト作成回路303に入力する。
【0033】
資源データ判定回路302では、入力された資源データをもとに動作中か否かの判定を行い、判定結果を資源データリスト作成回路303に入力する。
【0034】
資源データリスト作成回路303では、入力された資源データと、動作中か否かを判定した判定結果をもとに、動作中で有効な資源のみを抽出し、資源情報リストを作成し、障害要因自動検出回路104に入力する。
【0035】
図4は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の通信情報取得回路102の構成を示すブロック図である。
【0036】
図4において、通信デバイス検索回路401では、接続機器端末上の通信に関わるデバイスを検索し、検索結果は動作状態判定回路402および接続管理データリスト作成回路403に入力される。
【0037】
動作状態判定回路402では、入力された通信デバイス検出結果をもとに通信デバイスの動作状態を判定し、判定結果は接続管理データリスト作成回路403に入力される。
【0038】
接続管理データリスト作成回路403では、入力された通信デバイス検出結果と動作状態を判定した結果をもとに、動作中の通信デバイスと関連するサービス情報をもとに通信デバイス関連情報リストを作成し、作成した通信デバイス関連情報リストを障害要因自動検出回路104に入力する。
【0039】
図5は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の接続状態監視回路103の構成を示すブロック図である。
【0040】
図5において、ネットワーク接続情報取得回路501は、現在の通信デバイスの接続情報(接続先情報、IPアドレス設定情報、通信パケット情報など)を取得し、取得した結果を比較回路503に入力する。
【0041】
ネットワーク設定データ保持回路502では、接続するネットワーク設定情報(接続先情報、IPアドレス情報など)を保持し、比較回路503に入力する。
【0042】
比較回路503では、入力された現在のネットワーク接続情報と、接続するネットワーク設定情報をもとに、現在のネットワーク情報と、設定したネットワーク接続先情報、通信デバイスのIPアドレス設定情報などの設定データとの比較を行い、比較結果を状態判定回路504に入力する。
【0043】
状態判定回路504では、比較回路503の比較結果をもとに、ネットワーク接続状態が正常に設定されて接続状態にあるか、未接続状態になっているかを判定し、ネットワーク接続状態判定結果を障害要因自動検出回路104に入力する。
【0044】
図6は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の順位付け回路106の構成を示すブロック図である。
【0045】
図6において、情報リスト保持回路601は、障害要因自動検出回路104で検出された障害要因リストAを一旦保持し、比較回路603および情報リスト並び替え回路604に入力する。
【0046】
記憶データ保持回路602では、記憶回路105で記憶された前回障害発生時の障害要因リストBを保持し、比較回路603に入力する。
【0047】
比較回路603では、入力された現在の障害要因情報リストAと、前回リストアップした障害要因リストBの比較を行い、重複するリストまたは新しいリストかどうかを判定し、判定した結果を情報リスト並び替え回路604に入力する。
【0048】
情報リスト並び替え回路604では、入力された現在の障害要因リストAと、比較回路603で比較された比較結果をもとに、前回の障害要因リストBに存在していたリストの優先順位を高くし、並び替えを行い、並び替えを行った新たな障害要因リストCを作成する。
【0049】
作成した並び替えを行った障害要因リストCは表示回路107に入力され、表示回路107で障害要因リストをユーザーに表示する。
【0050】
図7は本発明の一実施の形態のネットワーク通信状態監視装置の動作を説明するための動作説明図である。
【0051】
図7において、同図(a)は端末1、端末2、端末3で構成されるネットワークAに端末XXが加入しようとしている状態を示している。何らかの要因(例えばセキュリティソフトウェア、ネットワーク設定処理の障害)でネットワーク接続がうまくできなかった場合、ネットワーク接続の状態を監視している接続状態監視回路103で端末XX自身が切断状態であることを検出する。資源情報取得回路101および通信情報取得回路102では、端末XX上の資源情報および通信デバイス情報を取得する。同図(b)の(1)において、まず資源情報取得回路101は、あらかじめ端末XX上で動作している資源情報を取得し、AA、BB、CCのそれぞれの資源情報が存在していることを検出する。同図では、AAは動作中でネットワーク接続に関連する資源、BBは動作停止中でネットワーク接続に関連する資源、CCは動作中ではあるがネットワークには関連しない資源として情報を取得できたと判定している例である。次に、通信情報取得回路102では、存在している通信デバイスをリストアップし、同図(b)では通信デバイスDDは使用可能な通信デバイスとして有効であり、無線通信デバイスに分類され、デバイスを制御するためのサービス情報DSが存在していることを示している。同様にEEは有線通信デバイスとして有効であり、制御するための関連するサービスは存在していないと判断、また通信デバイスFFは無線通信デバイスとしては無効であり現在使用できないデバイスであると判断していることを示している。取得できた2種類の情報リストをもとに、現在発生している通信に関わる障害要因を障害要因リストとして作成した図が同図(b)の(2)に示している。同図(b)の(2)では、取得されたAA、BB、CC、DD、EE、FFの情報を分類し、ネットワーク接続に関連する障害要因としてAA、CC、DDを抽出し、障害要因リストとして作成する。特に障害の可能性が高い要因を資源、デバイス、ネットワークに関連するサービス情報の順で検索した場合、同図(b)の(2)のようにAA、DD、CCの順に障害要因リストを作成することが可能になる。
【0052】
過去にリストアップした障害要因リストがある場合は、同図(c)の(3)に示すように前回作成した障害要因リストをさらに情報に加えることにより、さらに高い確率で障害要因のリストを作成することが可能になる。すなわち、前回障害要因リストが同図(c)の(3)に示すようにDDというサービス情報DSのみ存在していた場合、今回作成した障害要因リストのDDのサービス情報DSの影響度を高くし、新たな順位付けリストとして同図(c)の(3)に示すように、DD、AA、CCの順位付けを行った順位付け要因リストとして作成することができる。作成した障害要因リスト、または順位付け障害要因リストを表示回路107で障害要因の高い順にリストアップされた障害要因リストを表示することで、ユーザーに通知することが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、通信を行う通信端末のネットワークを監視し、セキュリティソフトウェアなどの要因でネットワーク接続ができない状態であっても、自身の通信端末の資源情報、通信デバイス情報などからネットワーク障害要因を特定し、障害の要因となる資源を抽出し、リストアップすることで、ネットワーク上に監視端末を設けることや、事前に障害要因を登録する必要が無く、通信端末の現在の状態から障害要因を特定することが可能になり、短時間で障害要因を回避することが可能なネットワーク通信状態監視装置として有用である。
【符号の説明】
【0054】
101 資源情報取得回路
102 通信情報取得回路
103 接続状態監視回路
104 障害要因自動検出回路
105 記憶回路
106 順位付け回路
107 表示回路
204 資源情報分類回路
205 通信デバイス分析回路
206 接続状態検出回路
207 取得情報リスト生成回路
208 切断判定回路
210 スイッチ回路
301 資源データ検索回路
302 資源データ判定回路
303 資源データリスト作成回路
401 通信デバイス検索回路
402 動作状態判定回路
403 接続管理データリスト作成回路
501 ネットワーク接続情報取得回路
502 ネットワーク設定データ保持回路
503 比較回路
504 状態判定回路
601 情報リスト保持回路
602 記憶データ保持回路
603 比較回路
604 情報リスト並び替え回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末に導入されている資源情報を調査取得する資源情報取得手段と、
ネットワーク接続に使用するデバイス関連情報と通信デバイスの通信情報とを取得する通信情報取得手段と、
ネットワークの接続状態と通信エラー情報とを監視する状態監視手段と、
前記資源情報取得手段で取得した資源情報と前記通信情報取得手段で取得した通信デバイス情報と前記状態監視手段で取得したネットワーク接続状態の監視情報とに基づいて、ネットワーク接続状態が未接続状態であることを検出し接続できない障害要因を特定する障害要因自動検出手段と、
前記障害要因自動検出手段で検出した障害要因検出リストを記憶する記憶手段と、
前記障害要因自動検出手段で検出した障害要因検出リストと前記記憶手段で記憶した前回の障害要因検出リストとの差異に基づいて、当該検出リストの順位付けを行う順位付け手段と、
前記順位付け手段で作成した障害要因順位リストを表示する表示手段と、
を有することを特徴とするネットワーク通信状態監視装置。
【請求項2】
障害要因自動検出手段は、
通信端末の資源情報の種類を分類する資源情報分類手段と、
前記通信端末の通信デバイス関連情報を取得し動作状態を分析する通信デバイス分析手段と、
前記通信端末の通信状態及び接続状態を監視し切断等の障害発生情報を検出する接続状態検出手段と、
前記資源情報分類手段で分類された資源情報と前記通信デバイス分析手段で分析された通信デバイス関連情報とから障害要因として取得されたリストを生成する取得情報リスト生成手段と、
前記接続状態検出手段で検出された通信情報から障害が発生したことを判定する切断判定手段と、
前記切断判定手段で判定された切断情報に基づいて、前記取得情報リスト生成手段の取得情報リストを記憶手段に登録するスイッチ手段を有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク通信状態監視装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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