説明

ノズル交換装置を備えるレーザ加工機

【課題】機械全体へのノズル交換装置の統合の度合を高める。
【解決手段】ワークピース台架(15)が、貫通開口(23)を有しており、該貫通開口(23)を通して、レーザノズル(35)が、ワークピース台架平面(25)の横方向で可動であるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークピース、特に金属薄板を加工するためのレーザ加工機であって、
‐レーザノズルのためのノズル受容部を備えるレーザ加工ヘッドと、
‐ワークピース台架平面を形成する、加工したいワークピースおよび/または加工されたワークピースのためのワークピース台架と、
‐レーザノズルのための少なくとも1つのノズル支承部を備えるノズルマガジンを備え、前記ワークピース台架平面の、レーザ加工ヘッドとは反対側(下側)に配置されているノズル交換装置と、
を有しており、レーザノズルが、ノズル交換装置のノズルマガジンと、レーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送可能であり、ノズル受容部に取り付けまたは取り外し可能である形式のものに関する。
【背景技術】
【0002】
特開平6−23580から公知のレーザ加工機の場合、それぞれ1つのレーザノズルのための複数の支承部を備えるノズル交換装置が、ワークピーステーブルの、レーザ加工ヘッド側の上面に取り付けられている。実施しなければならないレーザ加工を妨げることを回避するために、ノズル交換装置は、レーザ加工ヘッドの作業領域の外に配置されている。ノズル交換のために、レーザ加工ヘッドがノズル交換装置に向かって運動するか、またはノズル交換装置が、ワークピーステーブルの走行によりレーザ加工ヘッドに向かって運動する。
【0003】
冒頭で述べた形式の背景技術は、EP1602439A2号に開示されている。この刊行物から公知の機械は、装着ステーションの一部としてワークピース台架の横にまたはワークピース台架の縁に配置されているノズル交換装置を有する。両事例で、機械のレーザ加工ヘッドは、ノズル交換のために、比較的長い区間にわたって工具交換位置もしくはノズル交換位置へ走行しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−23580
【特許文献2】EP1602439A2号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の背景技術から出発して、機械全体へのノズル交換装置の統合の度合を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明の構成では、ワークピース台架が、貫通開口を有しており、該貫通開口を通して、レーザノズルが、ワークピース台架平面の横方向で可動であるようにした。
【0007】
本発明の有利な形態では、ノズル交換装置が、レーザノズルをノズル交換装置のノズルマガジンとレーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送可能とするハンドリング装置を有する。
【0008】
本発明の別の有利な形態では、ワークピース台架とレーザ加工ヘッドとが、互いに相対的に可動であり、ノズル交換装置が、ワークピース台架およびレーザ加工ヘッドの相対運動に基づいて、レーザ加工ヘッドに対して交換位置および/または停留位置に可動である。
【0009】
本発明のさらに別の有利な形態では、ワークピース台架が、レーザ加工ヘッドに対して相対的に可動であり、ノズル交換装置が、ワークピース台架に運動結合されており、ワークピース台架の、レーザ加工ヘッドに対して相対的な運動により、交換位置および/または停留位置にレーザ加工ヘッドに対して可動である。
【0010】
本発明のさらに別の有利な形態では、ノズル交換装置が、ワークピース台架の台架駆動装置により交換位置および/または停留位置に可動であり、台架駆動装置により、ワークピース台架が、ワークピース加工の生産物を排出するための装置と共にレーザ加工ヘッドに対して相対的に可動である。
【0011】
本発明のさらに別の有利な形態では、ノズル交換装置が、ワークピース台架に結合されている。
【0012】
本発明のさらに別の有利な形態では、ノズル交換装置が、ワークピース台架に対して相対的に可動である。
【0013】
本発明のさらに別の有利な形態では、前記ハンドリング装置により、レーザノズルが、ワークピース台架平面の横方向で、ノズル交換装置のノズルマガジンと、レーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送可能である。
【0014】
本発明のさらに別の有利な形態では、前記ハンドリング装置により、レーザノズルが、ワークピース台架平面を貫いて、ノズル交換装置のノズルマガジンと、レーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送可能である。
【0015】
本発明のさらに別の有利な形態では、ワークピース台架が、貫通開口を有しており、該貫通開口を通して、レーザノズルが、ワークピース台架平面の横方向で可動である。
【発明の効果】
【0016】
ノズル交換装置は、ワークピース台架により規定されるワークピース台架平面の下側に配置されている。この配置に基づいて、ノズル交換装置は、正規の機械運転時、すなわちレーザ加工ヘッドによるワークピースの加工時に障害の原因とはなりえない。本発明の特徴に基づいて、ノズル交換装置は永久的にレーザ加工ヘッドの近傍にとどまることができる。ノズル交換装置は、レーザ加工機の機能中心に統合されている。レーザ加工ヘッドおよびノズル交換装置の、場合によってはノズル交換のために実施しなければならない相対運動時に、短い経路を経るだけで済む。その上、ノズル交換装置は、ワークピース台架平面の下側で、有害な影響、例えば汚れおよび望ましくない機械的な負荷から保護されている。
【0017】
請求項1に係る発明の有利な実施の形態は、従属請求項2−10に係る発明である。
【0018】
ワークピース台架平面下でのノズル交換装置の配置に基づいて、本発明の場合、レーザ加工ヘッドおよびノズル交換装置の、ノズル交換のために必要な空間的な接近を達成するために、特別な手段が講じられていなければならない。本発明により考え得るのは、レーザ加工ヘッドおよびノズル交換装置を専らレーザ加工ヘッドの運動により、ノズル交換が実施され得る相対位置へ移行させることを許可する、レーザ加工ヘッドの可動性である。
【0019】
請求項2に係る発明は、ノズルマガジンの他に、レーザノズルをノズル交換装置のノズルマガジンとレーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送し、さらにノズル受容部に取り付けまたは取り外しすることができるハンドリング装置も備えるノズル交換装置の使用である。
【0020】
装置全体へのノズル交換装置の統合の特に高い度合の点では、請求項3に係る発明が優れている。レーザ加工機にいずれにしても存在している可動性は、付加的に、ノズル交換装置およびレーザ加工ヘッドを互いに相対的に交換位置および/または停留位置に動かすために利用される。通常、ノズル交換装置は、交換位置を取るとき、加工ヘッド近傍に配置され、停留位置にあるとき、レーザ加工ヘッドから離れている。停留位置を正規の機械運転時に取ると、ノズル交換装置は停留位置で、加工に起因する有害な影響、例えば金属薄板のレーザ切断時に生じる垢もしくは材料飛散物から十分に保護されている。
【0021】
ワークピース台架およびレーザ加工ヘッドの相対運動は、種々異なる態様で形成され得る。請求項4に係る発明は、ワークピース台架がレーザ加工ヘッドに対して可動なレーザ加工機である。ノズル交換装置は、ワークピース台架に運動結合されており、ワークピース台架の運動により交換位置および/または停留位置に移行可能である。この形態では、いずれにしても存在するワークピース台架のための駆動装置が、ノズル交換装置のための駆動装置としても役立つ。
【0022】
ワークピース台架の、同時にノズル交換装置のための駆動装置として使用される駆動装置は、種々異なる目的のために役立つことができる。請求項5に係る発明では、ノズル交換装置の駆動のために、ワークピース台架をワークピース加工の生産物を排出するための装置と共にレーザ加工ヘッドに対して相対的に動かすために役立つ駆動装置が使用される。この種の排出装置は例えば、ワークピースの加工中、機械の排出開口を閉鎖し、排出したいパーツの大きさに応じて、ワークピース台架の走行およびこれに由来したレーザ加工ヘッドに対して相対的な運動により、種々異なる位置に調節されるフラップであることができる。
【0023】
ノズル交換装置およびワークピース台架の運動上の連結は、ノズル交換装置が、ワークピース台架に結合されている(請求項6)と、特に簡単な態様で実現されている。
【0024】
本発明の有利な形態では、ノズル交換装置が、ワークピース台架に対して相対的に可動である(請求項7)。ノズル交換装置のこの種の可動性は、特に、ノズル交換装置を目標位置、例えば交換位置または停留位置に移行するのに、ワークピース台架およびレーザ加工ヘッドの相対運動では不十分である場合に有利である。これらの場合、ノズル交換装置の調節運動は、一部では、ワークピース台架およびレーザ加工ヘッドの相対運動により、一部では、ワークピース台架に対するノズル交換装置の運動により形成される。部分運動は互いに重畳され得る。
【0025】
レーザ加工ヘッドが正規の機械運転時にワークピース台架平面上にあり、ノズル交換装置が本発明によりワークピース台架平面の下側に配置されているので、ノズル交換装置のノズルマガジンとレーザ加工ヘッドのノズル受容部との間でのレーザノズルの移送を、ワークピース台架平面の横方向で実施することが推奨される。相応に、本発明の有利な形態では、本発明によるハンドリング装置が使用される(請求項8)。
【0026】
本発明の場合、レーザノズルがノズル交換時にワークピース台架平面の横方向で実施すべき運動は、種々異なる形態で形成され得る。考え得るのは、レーザ加工ヘッド単独のノズル運動である。レーザ加工ヘッドはこの場合、十分に大きくワークピース台架平面の下に下降されなければならない。さらに、一部ノズル交換装置のハンドリング装置により行われ、一部レーザ加工ヘッドにより行われるノズル運動が可能である。後者の事例でも、レーザ加工ヘッドは、ワークピース台架平面の下に下げられてもよい。請求項9に係る発明は、レーザノズルを、ワークピース台架平面を貫いて、ノズル交換装置のノズルマガジンと、レーザ加工ヘッドのノズル受容部との間で移送可能とするハンドリング装置の使用である。この場合、ノズル交換時に、ワークピース台架平面の横方向でのレーザ加工ヘッドの運動は不要であるか、仮に必要であっても僅かにすぎない。
【0027】
以下に、本発明について例示的な概略図を参照しながら詳説する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】レーザ切断ステーションならびに付加的な加工ステーションを備えるレーザ加工機の全体図である。
【図2】ノズル交換装置を備える第1の態様のレーザ切断ステーションの一部を示す図である。
【図3】図2に示したノズル交換装置を、図2に示した矢印IIIの方向で見た図である。
【図4】図2に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図5】図2に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図6】図2に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図7】図2に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図8】図2に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図9】ノズル交換装置を備える第2の態様のレーザ切断ステーションの一部を示す図である。
【図10】図9に示したノズル交換装置を、図9に示した矢印Xの方向で見た図である。
【図11】図9に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図12】図9に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図13】図9に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図14】図9に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【図15】図9に示したレーザ切断ステーションにおけるノズル交換の経過を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1によれば、レーザ加工機1は、脚状の上側のフレーム部分3と下側のフレーム部分4とを備える機械フレーム2を有する。上側のフレーム部分3の自由端には、レーザ切断ヘッド5として構成されたレーザ加工ヘッドと、付加的な加工装置として、打抜きヘッド6とが並んで設けられている。それゆえ、レーザ加工機1は、「コンビ機(Kombi−Maschine)」である。
【0030】
下側のフレーム部分4は、ワークピーステーブル7を支承する。ワークピーステーブル7のサイドテーブル8,9は、水平のY方向で下側のフレーム部分4に可動に案内されている。サイドテーブル8,9の間には、ワークピーステーブル7の打抜き台架10ならびに切断台架11が配置されている。打抜き台架10は、フレームに固定の台架部分12と、水平軸線を中心に旋回可能なゲートフラップ13とを有する。切断台架11の部品は、双方向矢印14の方向でスライド可能なワークピース台架15ならびに落とし戸状のツインフラップ16である。
【0031】
打抜き台架10のゲートフラップ13には、打抜きダイ17が組み込まれている。打抜きダイ17は、ワークピースの加工のために打抜きヘッド6と協働する。相応に、切断台架11の落とし戸状のツインフラップ16には、レーザ切断ヘッド5から加工したいワークピースへ向けられるレーザビームのためのビーム受容部18が設けられている。
【0032】
図示の実施の形態では、漠然と示した金属薄板が加工される。金属薄板19は、ワークピーステーブル7上に置かれている。金属薄板19は、公知の形式でクランプ装置20により保持される。クランプ装置20自体は、通常の構造形式の座標ガイド22のクロスレール21に、水平のX方向で可動に案内されている。Y方向で座標ガイド22のクロスレール21は、サイドテーブル8,9と共に走行可能である。X方向でのクランプ装置20の相応の運動により、クランプ装置20によって保持された金属薄板19は、ワークピーステーブル7に対して相対的にX方向で運動する。こうして座標ガイド22は、X方向ならびにY方向により規定される水平面内で、レーザ切断ヘッド5およびビーム受容部18ならびに打抜きヘッド6および打抜きダイ17に対する金属薄板19の位置決めを可能にする。
【0033】
金属薄板19は、ワークピーステーブル7上での運動時に、ワークピーステーブル7の、詳細には示さないブラシ上で低摩擦に支承されている。前記ブラシは、打抜きダイ17の領域において打抜き台架10のゲートフラップ13で、ならびにビーム受容部18の領域において切断台架11の落とし戸状のツインフラップ16で切り欠かれている。さらにワークピーステーブル7のブラシは、図1からは漠然と認識できるにすぎない貫通開口23の領域において切断台架11の可動のワークピース台架15で切り欠かれている。
【0034】
レーザ加工機1のすべての主要な機能は、数値制御されている。この目的のために、CNC制御部24が設けられている。
【0035】
図2から判るように、切断台架11のワークピース台架15には、ワークピース台架15により規定されるワークピース台架平面25の下側に、ノズル交換装置26が取り付けられている。ノズル交換装置26はノズルマガジン27を有する。ノズルマガジン27は、図3によれば回転式マガジンとして構成されている。マガジンリボルバ28は、その回転方向を切換え可能な駆動モータ29により、リボルバ回転軸線30を中心として回転可能である。マガジンリボルバ28には、回転方向で複数のマガジンステーション31が連続している。マガジンステーション31のうちの1つは、「ブラインドステーション」32として形成されており、リボルバ回転軸線30の方向で延在する貫通通路33を有する。マガジンリボルバ28のその他のマガジンステーション31は、ノズル支承部として設けられており、ノズル支承部としてそれぞれ1つのノズルホルダ34を装備している。図3によれば、ノズルホルダ34のうちの1つ(ノズルホルダ34/1)は空であり、その他のノズルホルダ34のそれぞれには、レーザノズル35が配置されている。然るべきレーザノズル35は、図2によれば、レーザ切断ヘッド5のノズル受容部36内に螺入されている。
【0036】
例えば図4から見て取れるように、各ノズルホルダ34は1つのシャフト37を有する。シャフト37は、レーザノズル35をノズル交換装置26のノズルマガジン27とレーザ切断ヘッド5との間で移送し、レーザ切断ヘッド5のノズル受容部36に取り付けまたは取り外しするハンドリング装置の一部である。シャフト37を介して、ノズルホルダ34のそれぞれは、シャフト軸線38を中心として回転可能にマガジンリボルバ28に支承されている。シャフト37ならびにこれに結合されたノズルホルダ34の回転駆動のために、それぞれ1つの、外歯列を備える遊星歯車39が役立つ。遊星歯車39には、同様に外歯列を備える太陽歯車40が噛み合う。太陽歯車40は、駆動モータ29によりリボルバ回転軸線30を中心として正逆方向に駆動可能である。図3では、遊星歯車39および太陽歯車40は隠されて配置されている。
【0037】
リフト装置41は、リボルバ回転軸線30に関して相対回動不能に駆動モータ29のモータケーシング42に取り付けられている。リフト装置41は、ノズルホルダ34のシャフト37のための、マガジンリボルバ28の回転方向で開いたシャフト受容部43を有する。詳細には示さない空気圧式のピストン・シリンダ・ユニットにより、シャフト受容部43は、シャフト軸線38もしくはこれと同じ方向に延びるリボルバ回転軸線30に対して平行に運動可能である。
【0038】
図2は、正規の切断運転状態にあるレーザ加工機1の切断ステーションの状況を示す。落とし戸状のツインフラップ16は閉鎖されており、その上面に、ワークピース台架15ならびにワークピーステーブル7のその他の部分と相俟って金属薄板19を支承している。落とし戸状のツインフラップ16のフレーム側の翼44は、フレームに固定の旋回軸線45を中心として旋回可能に機械フレーム2に枢設されている。ワークピース加工の生産物を排出するための別の装置として、落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46が、台架側の旋回軸線47を中心として旋回可能に切断台架11のワークピース台架15に結合されている。双方向矢印14の方向で、ワークピース台架15は、落とし戸状のツインフラップ16のフレーム側の翼44と台架側の翼46とが互いに僅かばかり離間している位置に調節されている。ワークピース台架15のこの位置は、落とし戸状のツインフラップ16を介して排出すべきワークピース部分の寸法に合わせて選択される。排出すべきワークピース部分の然るべき寸法時、ワークピース台架15およびこれと共に落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46は、図2で見て右方向にずらされて配置されていることができる。双方向矢印14の方向での、ひいてはレーザ切断ヘッド5に対して相対的な、ワークピース台架15の調節運動を実現するために、図2に漠然と示したモータ式の台架駆動装置48が役立つ。
【0039】
レーザ切断ヘッド5は、正規の切断運転時、レーザノズル35と共に、落とし戸状のツインフラップ16のフレーム側の翼44に設けられたビーム受容部18の上に配置されている。ノズル交換装置26のブラインドステーション32は、ワークピース台架15に設けられた貫通開口23の下に位置する。これに応じて、ブラインドステーション32の貫通通路33は、ワークピース台架15の貫通開口23と整合する。汚染物、例えば金属薄板の切断加工時に生じた垢または金属飛散物は、ワークピース台架15の上面から、ワークピース台架15の貫通開口23と、これに接続するブラインドステーション32の貫通通路33とを通って落下し、これにより、レーザ加工機1の作業領域を重力の作用下で後にする。
【0040】
レーザ切断ヘッド5のレーザノズル35を通して、公知の形式で、切断工具として利用されるレーザビームが、加工したい金属薄板19に向けられる。さらに、レーザノズル35により、切断ガスが、金属薄板19におけるレーザビームの加工箇所に向けて供給される。
【0041】
例えば加工したい材料もしくは加工したい材料厚さの変更時に、または摩耗および/または汚れに起因して、レーザ切断ヘッド5に取り付けられたレーザノズル35は、ノズル交換装置26のノズルマガジン27から選択されたレーザノズル35と交換されなければならない。ノズル交換のために通例では、ワークピースの切断加工の、いずれにしても生じる中断が利用される。ノズル交換の時点で、切断台架11の上面にワークピースは配置されていない。
【0042】
ノズル交換のために、図2に示した状態から出発して、落とし戸状のツインフラップ16のフレーム側の翼44ならびに台架側の翼46は、開放方向で下向きに、それが鉛直に方向付けられるまで旋回される。台架駆動装置48により、引き続いてワークピース台架15は、落とし戸状のツインフラップ16の、開放された台架側の翼46と共に、図2で見て左方向に、台架側の翼46が落とし戸状のツインフラップ16のフレーム側の翼44の直近に位置するまで動かされる。これに伴って、図2に示した停留位置からノズル交換位置へのノズル交換装置の運動が生じる。
【0043】
ワークピース台架15が移動方向でその終端位置に達すると、交換すべきレーザノズル35を備えるレーザ切断ヘッド5は、ワークピース台架15の貫通開口23の上方に配置されている。図示の実施の形態では、レーザ切断ヘッド5は次に鉛直方向(Z軸)で、レーザ加工ヘッド5に取り付けられたレーザノズル35の先端がワークピース台架平面25の高さに位置するまで下げられる。
【0044】
ワークピース台架15の調節運動と同時に、ワークピース台架15の下側に設けられたノズル交換装置26において、マガジンリボルバ28がリボルバ回転軸線30を中心として、空のノズルホルダ34/1がワークピース台架15の貫通開口23の下の位置を取り、これにより、交換位置で交換すべきレーザノズル35に対峙するまで回転される。マガジンリボルバ28の前記回転調節のために、駆動モータ29が役立つ。駆動モータ29は、この目的のためにマガジンリボルバ28に連結されている。
【0045】
マガジンリボルバ28の回転運動に基づいて、空のノズルホルダ34に設けられたシャフト37は、リフト装置41のシャフト受容部43内に進入する。これにより、図4に示した状況が生じる。
【0046】
ノズル交換装置26のこの運転状態で、リフト装置41は操作され、空のノズルホルダ34/1は、ワークピース台架15の貫通開口23を通して上方に、交換したいレーザノズル35を包囲するまで上昇する(図5)。
【0047】
その間に、駆動モータ29とノズル交換装置26のマガジンリボルバ28との間の連結は解かれ、マガジンリボルバ28は、一時的にその現在の回転位置にロックされる。連結が解除されると、駆動モータ29は始動される。太陽歯車40を介して駆動モータ29は、とりわけ、上方に走出したシャフト37に対応配置された遊星歯車39を、シャフト軸線38を中心として駆動する。遊星歯車39と上方に走出したシャフト37との間の形状結合(Formschluss:形状による束縛)に基づいて、シャフト37と、シャフト37に設けられたノズルホルダ34とは、ノズルホルダ34内にあるレーザノズル35を伴ってシャフト軸線38を中心に駆動される。駆動モータ29の回転方向は、上方に走出したノズルホルダ34において、交換すべきレーザノズル35がレーザ切断ヘッド5のノズル受容部36から緩め外される回転方向が生じるように選択されている。ノズルホルダ34により、レーザノズル35は、レーザノズル35の外周とノズルホルダ34の内周との適当な輪郭付与に基づいて回転方向で連行される。交換したいレーザノズル35の解離後、上方に走出していたノズルホルダ34は、ノズルホルダ34により受容されたレーザノズル35と共に、リフト装置41の適当な操作の下でワークピース台架15の下のその出発位置へ下げられる(図6)。
【0048】
引き続いて、ノズルマガジン27のマガジンリボルバ28は、その回転方向でロック解除され、再びノズル交換装置26の駆動モータ29に連結される。駆動モータ29により、その後、マガジンリボルバ28はリボルバ回転軸線30を中心として、取り外されたレーザノズル35を備えたノズルホルダ34に回転方向で直接隣接し、新品のレーザノズル35を受容したノズルホルダ34が、ワークピース台架15の貫通開口23の下に配置されているようになるまで回転される(図7)。その後、改めてリフト装置41が操作される。その結果、新品のレーザノズル35を備えたノズルホルダ34が、図7に示した位置を出発点として上方に運動する。上方に運動されるノズルホルダ34内のレーザノズル35は、そのねじ山付き付設部の、レーザ切断ヘッド5に向かって位置する端部でもって、レーザ切断ヘッド5に設けられたノズル受容部36の下端に座着する。その際、レーザノズル35のねじ山付き付設部は、シャフト軸線38の方向でばね弾性的にレーザ切断ヘッド5のノズル受容部36の縁部に支持される。マガジンリボルバ28が改めて回転方向でロックされ、ノズル交換装置26の駆動モータ29から連結解除され、かつ駆動モータ29が適当な回転方向で運転されると、上方に走出したノズルホルダ34は、そのシャフト37ならびにその遊星歯車39および太陽歯車40を介してシャフト軸線38を中心として回転される。この回転運動の結果、レーザ切断ヘッド5に宛がわれたレーザノズル35のねじ山付き付設部は、ノズル受容部36内に螺入される。ノズル受容部36内への螺入時にレーザノズル35が実施すべき軸方向の運動は、レーザノズル35の、この方向で作用するばね力負荷により行われる。所定数の回転後、レーザノズル35は、レーザ切断ヘッド5のノズル受容部36内に固定されている(図8)。駆動モータ29は、今や空となったノズルホルダ34がリフト装置41の操作により下方に運動し、これにより図4に示した状況に等しい状況が生じる前に停止される。
【0049】
回転方向でのマガジンリボルバ28のロックを解除し、マガジンリボルバ28とノズル交換装置26の駆動モータ29との間の駆動結合を形成した後、ノズル交換装置26の駆動モータ29が操作され、これにより、マガジンリボルバ28がリボルバ回転軸線30を中心として、ブラインドステーション32が改めてワークピース台架15の貫通開口23の下にある回転位置へと運動される。マガジンリボルバ28の回転調節と同時に、ワークピース台架15は双方向矢印14の方向で、図8に示した位置から、図2に示した位置へと走行する。最終的に、落とし戸状のツインフラップ16が、フレーム側の翼44ならびに台架側の翼46の旋回により閉鎖され、レーザ加工ヘッドが、Z軸の方向でその出発位置に上昇される。これにより、レーザ加工機1の切断ステーションは再び、ワークピースの切断加工のために予定された、図2に示した機能状態にある。ノズル交換装置26は、レーザ切断ヘッド5に対して改めてその停留位置を取る。
【0050】
図9〜図15に示す装置は、図2〜図8に示した装置の代わりにレーザ加工機1に設けられていることができる。同一の符号は、対応した部材に割り当てられている。
【0051】
前述の状況とは異なり、図9〜図15によれば、落とし戸状のツインフラップ16が、開放された状態でワークピース台架15に対して鉛直方向(図2に示した双方向矢印49の方向)で可動である。さらに、落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46は、(図9に破線で漠然と示すように)ノズル交換装置26に結合されており、ノズル交換装置26と共にワークピース台架15に対して相対的に双方向矢印14の方向でスライド可能である。その結果、ワークピース台架15は、落とし戸状のツインフラップ16上をかすめるように移動し、これにより、ワークピース台架15に案内されるノズル交換装置26を、図2に示した状況を出発点として、特に大きく左方向にレーザ加工ヘッド5に向かって調節することができる。
【0052】
落とし戸状のツインフラップ16の高さ調節のために、図9に漠然と示した鉛直方向の調節駆動装置50が役立つ。図9に同様に漠然と示したにすぎない水平方向の調節駆動装置51により、落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46およびノズル交換装置26は、ワークピース台架15に対して相対的に水平方向で運動される。
【0053】
図9は、正規の切断運転時の状況を示す。落とし戸状のツインフラップ16は閉鎖されており、その上面とワークピース台架15の上面とは面一になっている。ワークピース台架15の下に配置されたノズル交換装置26は、レーザ切断ヘッド5に対してその停留位置を取り、図10に示す機能状態にある。それに応じて、ノズル交換装置26はワークピース台架15に対して、ノズルマガジン27のブラインドステーション32が双方向矢印14の方向でワークピース台架15の貫通開口23に対してずらされて配置されているように位置決めされている。ワークピース台架15に設けられた貫通開口23の横断面と、ブラインドステーション32に設けられた貫通通路33の横断面とは、部分的にオーバラップしている。切断運転時に生じた汚染物、例えば垢または金属飛散物は、ワークピース台架15の貫通開口23を重力の作用下で通過した後、ノズル交換装置26の、詳細には示さないカバーの上面に達するか、または直接、ブラインドステーション32の貫通通路33を下方に通過する。
【0054】
レーザ切断ヘッド5におけるノズル交換のために、まず、落とし戸状のツインフラップ16が開放され、開放された状態で鉛直方向の調節駆動装置50によりワークピース台架15の下に下降される。引き続いて、落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46およびノズル交換装置26は、水平方向の調節駆動装置51により一緒にワークピース台架15に対して水平方向でスライドされる。その際、落とし戸状のツインフラップ16の前記翼およびノズル交換装置26は、ワークピース台架15に対して相対的に、図9に示した位置から右方向に、図11に示す位置へと運動される。この調節運動の終了時、まず、ノズルマガジン27のブラインドステーション32がその全横断面でもって、ワークピース台架15に設けられた貫通開口23の横断面内に位置する。以前にノズル交換装置26のカバーの上面に堆積した汚染物は、ノズル交換装置26がワークピース台架15に対して実施する運動時に、ワークピース台架15に設けられた貫通開口23の縁部によりカバーから払拭され、これにより、ブラインドステーション32に設けられた貫通通路33の開口の領域に到達する。重力の作用下で、これらの汚染物はその後、下方に、ブラインドステーション32の貫通通路33を通してレーザ加工機1の作業領域から排出される。レーザ切断ヘッド5は、鉛直方向で図9に示した位置から図11に示した位置へと下降される。レーザ切断ヘッド5に設けられたレーザノズル35の先端は、今やワークピース台架平面25の高さにある。
【0055】
落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46およびノズル交換装置26と、ワークピース台架15との相対運動中に既に、ワークピース台架15は台架駆動装置48により、落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46およびノズル交換装置26と共に、図9に示した位置を出発点として左方向に、ワークピース台架15の貫通開口23がレーザ切断ヘッド5に下に位置し、ノズル交換装置26が、取り外したいレーザノズル35の下の交換位置を取るまで移動される。この運動に時間的に重複して、ノズルマガジン27のマガジンリボルバ28は、駆動モータ29によりリボルバ回転軸線30を中心として、ノズルマガジン27の空のノズルホルダ34/1がワークピース台架15の貫通開口23の下に配置されるまで回転される。これにより、図11に示す状況が生じる。
【0056】
図11に示した状況を出発点として、ノズル交換は、前に図4〜図8を参照しながら説明したとおりに実施される(図12〜図15)。ノズル交換の完了後、レーザ切断ヘッド5に対して相対的にワークピース台架15を移動させ、ワークピース台架15に対して相対的に落とし戸状のツインフラップ16の台架側の翼46およびノズル交換装置26を移動させ、落とし戸状のツインフラップ16を上昇および閉鎖させ、かつレーザ切断ヘッド5を上昇させることにより、図9に示した状況が再び形成される。
【0057】
図2〜図8に示した経過の場合も、図9〜図15に示した経過の場合も、レーザ切断ヘッド5は、適当な可動性を備えていれば、ワークピース台架15に対して付加的に双方向矢印14の方向で調節され、これにより、レーザ切断ヘッド5とノズル交換装置26との間の、この方向で必要な調節運動の一部を担うことができる。
【符号の説明】
【0058】
1 レーザ加工機
2 機械フレーム
3 上側のフレーム部分
4 下側のフレーム部分
5 レーザ切断ヘッド
6 打抜きヘッド
7 ワークピーステーブル
8 サイドテーブル
9 サイドテーブル
10 打抜き台架
11 切断台架
12 台架部分
13 ゲートフラップ
14 双方向矢印
15 ワークピース台架
16 ツインフラップ
17 打抜きダイ
18 ビーム受容部
19 金属薄板
20 クランプ装置
21 クロスレール
22 座標ガイド
23 貫通開口
24 CNC制御部
25 ワークピース台架平面
26 ノズル交換装置
27 ノズルマガジン
28 マガジンレボルバ
29 駆動モータ
30 レボルバ回転軸線
31 マガジンステーション
32 ブラインドステーション
33 貫通通路
34 ノズルホルダ
34/1 空のノズルホルダ
35 レーザノズル
36 ノズル受容部
37 シャフト
38 シャフト軸線
39 遊星歯車
40 太陽歯車
41 リフト装置
42 モータケーシング
43 シャフト受容部
44 フレーム側の翼
45 旋回軸線
46 台架側の翼
47 旋回軸線
48 台架駆動部
49 双方向矢印
50 鉛直方向の調節駆動装置
51 水平方向の調節駆動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークピース、特に金属薄板(19)を加工するためのレーザ加工機であって、
‐レーザノズル(35)のためのノズル受容部(36)を備えるレーザ加工ヘッド(5)と、
‐ワークピース台架平面(25)を形成する、加工したいワークピースおよび/または加工されたワークピースのためのワークピース台架(15)と、
‐レーザノズル(35)のための少なくとも1つのノズル支承部(31)を備えるノズルマガジン(27)を備え、前記ワークピース台架平面(25)の、レーザ加工ヘッド(5)とは反対側(下側)に配置されているノズル交換装置(26)と、
を有しており、レーザノズル(35)が、ノズル交換装置(26)のノズルマガジン(27)と、レーザ加工ヘッド(5)のノズル受容部(36)との間で移送可能であり、ノズル受容部(36)に取り付けまたは取り外し可能である形式のものにおいて、
ワークピース台架(15)が、貫通開口(23)を有しており、該貫通開口(23)を通して、レーザノズル(35)が、ワークピース台架平面(25)の横方向で可動であることを特徴とする、レーザ加工機。
【請求項2】
ノズル交換装置(26)が、レーザノズル(35)をノズル交換装置(26)のノズルマガジン(27)とレーザ加工ヘッド(5)のノズル受容部(36)との間で移送可能とするハンドリング装置を有する、請求項1記載のレーザ加工機。
【請求項3】
ワークピース台架(15)とレーザ加工ヘッド(5)とが、互いに相対的に可動であり、ノズル交換装置(26)が、ワークピース台架(15)およびレーザ加工ヘッド(5)の相対運動に基づいて、レーザ加工ヘッド(5)に対して交換位置および/または停留位置に可動である、請求項1または2記載のレーザ加工機。
【請求項4】
ワークピース台架(15)が、レーザ加工ヘッド(5)に対して相対的に可動であり、ノズル交換装置(26)が、ワークピース台架(15)に運動結合されており、ワークピース台架(15)の、レーザ加工ヘッド(5)に対して相対的な運動により、交換位置および/または停留位置にレーザ加工ヘッド(5)に対して可動である、請求項1から3までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項5】
ノズル交換装置(26)が、ワークピース台架(15)の台架駆動装置(48)により交換位置および/または停留位置に可動であり、台架駆動装置(48)により、ワークピース台架(15)が、ワークピース加工の生産物を排出するための装置(46)と共にレーザ加工ヘッド(5)に対して相対的に可動である、請求項1から4までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項6】
ノズル交換装置(26)が、ワークピース台架(15)に結合されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項7】
ノズル交換装置(26)が、ワークピース台架(15)に対して相対的に可動である、請求項1から6までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項8】
前記ハンドリング装置により、レーザノズル(35)が、ワークピース台架平面(25)の横方向で、ノズル交換装置(26)のノズルマガジン(27)と、レーザ加工ヘッド(5)のノズル受容部(36)との間で移送可能である、請求項1から7までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項9】
前記ハンドリング装置により、レーザノズル(35)が、ワークピース台架平面(25)を貫いて、ノズル交換装置(26)のノズルマガジン(27)と、レーザ加工ヘッド(5)のノズル受容部(36)との間で移送可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載のレーザ加工機。
【請求項10】
ワークピース台架(15)が、貫通開口(23)を有しており、該貫通開口(23)を通して、レーザノズル(35)が、ワークピース台架平面(25)の横方向で可動である、請求項1から9までのいずれか1項記載のレーザ加工機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−166126(P2009−166126A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−4813(P2009−4813)
【出願日】平成21年1月13日(2009.1.13)
【出願人】(502300646)トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (76)
【氏名又は名称原語表記】Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG
【住所又は居所原語表記】Johann−Maus−Strasse 2,D−71254 Ditzingen,Germany
【Fターム(参考)】