説明

バッテリ型X線撮影装置

本発明はX線撮影装置に関し、さらに詳しくは、低いバッテリ電圧によりコンデンサを充電させ、コンデンサの充電電圧を使用するか、またはコンデンサとシリアル接続されているバッテリの出力電圧とコンデンサの充電電圧との合計電圧をX線発生電源として使用するX線撮影装置に関する。本発明に係るX線撮影装置は、バッテリ電源とコンデンサ電源とをシリアル接続してX線撮影装置の動作電源を提供することにより、低いバッテリ電源でもX線撮影装置の高い動作電源を生成することができる。また、本発明に係るX線撮影装置は、コンデンサ部の充電電圧を感知して、コンデンサ部への充電が完了したと判断される場合に、バッテリからコンデンサ充電部に印加される電源を遮断することにより、バッテリの電源消耗を低減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はX線撮影装置に関し、さらに詳しくは、低いバッテリ電圧によりコンデンサを充電させ、コンデンサの充電電圧を使用するか、またはコンデンサとシリアル接続されているバッテリの出力電圧とコンデンサの充電電圧との合計電圧をX線発生電源として使用するX線撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
X線撮影装置は、カソードとアノードとの間の熱電子の衝突によって発生するX線を患者や動物の身体に透過させ、患者や動物の身体を透過したX線をフィルムまたはデジタルイメージパネルに現像して患者や動物の健康状態を診断する装備である。X線撮影装置は、患者や動物に痛みを与えないようにしつつも、患者や動物の骨折状態や内臓の異常の有無を手軽に診断するための装置として汎用されており、最近は、使い勝手がよく、正確に患者や動物のX線イメージを撮影するための種々の技術が開発されている。
【0003】
特に、X線撮影装置は、可搬型X線撮影装置として製作されて、場所に拘ることがなく、必要に応じてどこでもいつでも患者や動物のX線イメージを撮影して患者や動物の健康状態を正しく診断することができる。
【0004】
図1は、常用電源を使用する従来の可搬型X線撮影装置の機能ブロック図である。
【0005】
図1を参照すると、従来の可搬型X線撮影装置1は、入力された常用交流電源を直流電源に変換する交流−直流変換部2と、高速スイッチングによって変換された直流電源を20KHz〜300KHzの高周波交流電源に変換する直流−交流変換部3と、変換された高周波交流電源を高圧の交流電源に昇圧させる高電圧トランス4と、昇圧された高電圧交流電源を直流電源に再び変換してX線チューブ6に印加する交流−直流変換部5と、を備えている。X線チューブ6は、高真空ガラス管内に設けられた負極フィラメントに電流を印加して加熱された熱電子を発生させ、タングステンなどの金属から製作された正極のアノードに加熱された熱電子を交流−直流変換部5から印加された電位差で加速衝突させてX線を発生させる。
【0006】
センサー部7は、X線チューブ6に印加される電圧の大きさと、X線チューブ6のフィラメントに流れる電流の大きさとを感知して、電圧制御部8および電流制御部9にそれぞれ提供する。電圧制御部8は、感知された電圧の大きさに基づいて、電圧の大きさを制御するためにパルス信号を生成し、生成されたパルス信号に基づいて、直流−交流変換部3のスイッチングオン/オフ周期を調節して、直流−交流変換部3において直流電源から変換されて生成される交流電源の周波数を制御する。また、電流制御部9は、センサー部7において感知された電流の大きさに基づいて、フィラメントトランス10から出力される電流の大きさを制御して、結果的にX線チューブ7に流れる電流の大きさを制御する。
【0007】
図2は、バッテリを電源として使用する従来の可搬型X線撮影装置20の機能ブロック図である。
【0008】
図2を参照すると、従来の可搬型X線撮影装置20は、多数のバッテリがシリアル接続されて高い電圧の直流電源を直流−交流変換部22に印加するバッテリ部21と、高速スイッチングによってバッテリ部21から印加された直流電源を20KHz〜300KHzの高周波交流電源に変換する直流−交流変換部22と、変換された高周波交流電源を高圧の交流電源に昇圧させる高電圧トランス23と、昇圧された高電圧交流電源を直流電源に再び変換してX線チューブ6に印加する交流−直流変換部5および交流−直流変換部5から印加された高電圧直流電源を用いてX線を発生するX線チューブ25と、を備える。
【0009】
センサー部26と、電圧制御部27と、電流制御部28と、フィラメントトランス29とは、図1に示すセンサー部7と、電圧制御部8と、電流制御部9およびフィラメントトランス10と同様に動作して、X線チューブ25に印加される直流電圧と、フィラメントに印加される電流の大きさとを制御する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、図1に示す常用電源を用いた従来の可搬型X線撮影装置1は、X線撮影装置1の動作電源として常用交流電源を利用する。そのため常用電源が使用可能な場所でしか使用することができず、また、長い接続線を介して常用電源が使用可能な場所から可搬型のX線撮影装置を使用する場所まで常用電源を導き出して可搬型のX線撮影装置1に常用電源を印加しなければならないという不都合がある。
【0011】
図2に示すバッテリを用いた従来の可搬型X線撮影装置20は、バッテリのみを用いて高い電圧の直流電源を生成し、このため、多数のバッテリをシリアル接続して使用する必要がある。したがって、従来のバッテリを用いた可搬型X線撮影装置は、高体積・高重量であり、ユーザが実際に可搬型X線撮影装置20を移動させつつ使用することが不便であった。さらに、従来の可搬型X線撮影装置20は必ず常用電源を用いてバッテリを充電しなければならないため、緊急に可搬型X線撮影装置20を使用する必要がある場合に、自動車用充電器または太陽電池などの低電圧にて簡単に充電することが困難である。
【0012】
通常、X線撮影装置は、平均電力容量は少ないのに対し、X線撮影時に用いられる瞬時の電力容量は大幅に増大するという特性を有する。本発明は、このようなX線撮影装置の特性を活かして、従来のX線撮影装置が有する問題点を克服するためになされたものであり、本発明が達成しようとする目的は、低いバッテリ電源により高い動作電源を生成することのできるX線撮影装置を提供することである。
【0013】
本発明が達成しようとする他の目的は、動作電源として低いバッテリ電源を用いて、軽量化・低体積化・さらなる可搬化を図ることのできるX線撮影装置を提供することである。
【0014】
本発明が達成しようとするさらに他の目的は、常用電源に加えて、自動車用充電器または太陽電池などの低い電圧でもバッテリを充電して使用することのできるX線撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した目的を達成するために、本発明に係るX線撮影装置は、バッテリの第1の大きさの直流電源を受け取って第2の大きさの直流電源を生成するコンデンサ充電部と、第2の大きさの直流電源によって充電されるコンデンサ部と、コンデンサ部の充電電源の大きさを感知してバッテリからコンデンサ充電部に印加される電源の大きさを制御する制御部と、コンデンサ部の充電電源を用いて高電圧直流電源を生成する高電圧生成部と、生成された高電圧直流電源を用いてX線を発生するX線発生部と、を備える。
【0016】
好ましくは、制御部は、コンデンサ部の充電電圧の大きさを感知する感知部と、バッテリからコンデンサ充電部に印加される電源を遮断するスイッチ部と、感知されたコンデンサ部の充電電圧の大きさに応じてスイッチ部の動作をオン/オフ制御するか、またはコンデンサ充電部を介してコンデンサ部に提供される電源の大きさを制御する充電制御部と、を備える。ここで、充電制御部は、第1の臨界値以下である場合に、コンデンサ部が定電流で充電されるようにスイッチをオン制御し、コンデンサ部の充電電圧の大きさが第1の臨界値以上、第2の臨界値以下である場合に、コンデンサ部の充電電流の大きさが減少するようにスイッチをオン/オフ制御し、コンデンサ部の充電電圧の大きさが第2の臨界値以上である場合に、スイッチをオフ制御する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るX線撮影装置は、従来の可搬型X線撮影装置と比較して、下記の効果を有する。
【0018】
まず、第一に、本発明に係るX線撮影装置は、バッテリ電源とコンデンサ電源とをシリアル接続してX線撮影装置の動作電源を提供することにより、低いバッテリ電源でもX線撮影装置の高い動作電源を生成することができる。
【0019】
第二に、本発明に係るX線撮影装置は、低いバッテリ電源を用いることにより、軽量化および低体積化を図ることができ、ユーザは、X線撮影装置を携帯して使用することができる。
【0020】
第三に、本発明に係るX線撮影装置は、多数のキャパシタがシリアル接続されたコンデンサ部を用いることにより、高い動作電圧が求められる場合に、キャパシタの数を増やすだけで容易に変形して製作されることができる。
【0021】
第四に、本発明に係るX線撮影装置は、コンデンサ部の充電電圧を感知して、コンデンサ部への充電が完了したと判断される場合に、バッテリからコンデンサ充電部に印加される電源を遮断することにより、バッテリの電源消耗を低減することができる。
【0022】
第五に、本発明に係るX線撮影装置は、低い電源のバッテリを使用することから、車両用充電器または太陽電池などの低い電圧でもバッテリを充電して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】常用電源を使用する従来の可搬型X線撮影装置の機能ブロック図である。
【図2】バッテリを電源として使用する従来の可搬型X線撮影装置20の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るX線撮影装置の機能ブロック図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るX線撮影装置の機能ブロック図である。
【図5】本発明に係る制御部の一例に対する機能ブロック図である。
【図6】本発明に係るコンデンサ部の充電電圧および充電電流の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面に基づき、本発明に係るX線撮影装置を詳述する。
図3は、本発明の一実施形態に係るX線撮影装置の機能ブロック図である。
【0025】
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係るX線撮影装置は、低電圧、例えば、24Vの電源を供給するバッテリ部110は、出力電圧をコンデンサ充電部130に印加する。コンデンサ充電部130は、制御部120の制御によって、バッテリ部110から印加された第1の大きさの直流電源を第2の大きさの直流電源に変換してコンデンサ部140に提供する。コンデンサ部140は、コンデンサ充電部130からの第2の大きさの直流電源によって充電される。
【0026】
以下、バッテリ部110からの第1の大きさの直流電源を第2の大きさの直流電源に変換するコンデンサ充電部130の動作を詳述する。バッテリ部110からの第1の大きさの直流電源は、高速スイッチングされて高周波交流電源に変換される。変換された交流電源はより高い交流電源に昇圧され、昇圧された交流電源は整流器を介して第2の大きさの直流電源に変換される。本発明に係るコンデンサ充電部130は、例えば、バッテリから入力された第1の大きさの直流電源を交流電源に変換する直流−交流変換器と、変換された交流電源を昇圧させる変圧器と、昇圧された交流電源を整流して第2の大きさの直流電源を生成する整流器と、を備えている。変圧器の1次コイルに印加された交流電源は、2次コイルにおいて昇圧された交流電源で誘起される。変圧器の1次コイルおよび2次コイルは互いに絶縁されている。
【0027】
以下、図5に基づき、バッテリ部110とコンデンサ充電部130との間に介装されてバッテリ部110からコンデンサ充電部130に印加される電源を制御する制御部120の動作を詳述する。制御部120は、コンデンサ充電部130を介して充電されるコンデンサ部140の電圧の大きさを感知する感知部121と、バッテリ部110からコンデンサ充電部130に印加される電源を遮断するスイッチ部123と、感知されたコンデンサ部140の充電電圧の大きさに応じてスイッチ部123の動作をオン/オフ制御するか、または、コンデンサ充電部130を介してコンデンサ部140に提供される電源の大きさを制御する充電制御部125と、を備えている。好ましくは、充電制御部125は、定電流/定電圧方式によりコンデンサ部140が充電できるようにコンデンサ充電部130において生成される直流電源の大きさを制御する。以下、図6に基づき、充電制御部125の制御動作例を説明する。充電制御部125は、スイッチ部をオン制御するとともに、コンデンサ充電部130に印加された第1の大きさのバッテリ電源が所定の大きさの電流値IT1に変換されてコンデンサ部140を定電流で充電するように制御する。充電制御部125は、感知部121を介してコンデンサ部140の充電電圧を感知し続け、感知されたコンデンサ部140の充電電圧の大きさに基づいて、コンデンサ部140の充電電圧の大きさが第1の臨界値VT1を超えるタイミングT1で、コンデンサ部140への充電電流の大きさを減らすように制御する。充電制御部125は、コンデンサ部140への充電電流の大きさを減少させるために、スイッチのオン時間を短縮させてオフ時間を延ばしたり、またはコンデンサ充電部130において生成される電源の大きさを減少させる。スイッチ部123のオン/オフ時間を制御するために、充電制御部125は、スイッチ部123のオン/オフ時間に対応するパルス制御信号を生成し、生成されたパルス制御信号に基づいてスイッチ部123をオン/オフ制御する。
【0028】
一方、充電制御部125は、感知部121を介して感知されたコンデンサ部140の充電電圧の大きさが第2の臨界値VT2に達するタイミングT2において、スイッチ部123をオフ制御してバッテリ部110の電源を遮断し、バッテリ部110の電源がコンデンサ充電部130に印加され続けることを防止する。好ましくは、第2の臨界値VT2はコンデンサ部140の目標充電電圧である。続けて、充電制御部125は、コンデンサ部140の充電電圧の大きさを感知し、コンデンサ部140の充電電圧の大きさが放電によってさらに第1の臨界値または第2の臨界値以下に低下する場合に、コンデンサ部140の充電を再開する。
【0029】
充電制御部125の他の制御動作例を説明すると、充電制御部125は、感知部121を介してコンデンサ部140の充電電圧を感知し続ける。感知されたコンデンサ部140の充電電圧の大きさに基づいて、コンデンサ部140の充電電圧の大きさが第2の臨界値VT2に達するまで、スイッチ部123をオン制御するとともに、コンデンサ充電部130に印加された第1の大きさのバッテリ電源が所定の大きさの電流値IT1に変換されてコンデンサ部140を定電流で充電するように制御する。一方、コンデンサ部140の充電電圧の大きさが第2の臨界値VT2を超える場合に、スイッチ部123をオフにしてバッテリ部110の電源がコンデンサ充電部130に印加され続くことを防止する。充電制御部125は、コンデンサ部140の充電電圧の大きさを感知し続け、コンデンサ部140の充電電圧の大きさが放電によってさらに第2の臨界値以下に低下する場合に、コンデンサ部140の充電を再開する。
【0030】
コンデンサ部140には高容量のキャパシターが多数互いにシリアル接続されており、コンデンサ部140およびバッテリ部110も互いにシリアル接続されているため、コンデンサ部140の充電電圧の大きさと、バッテリ部110の出力電圧の大きさは加算されて、加算された大きさの電圧が高電圧生成部150に提供される。
【0031】
高電圧生成部150は、直流−交流変換部151、高電圧トランス153および交流−直流変換部155を備えている。直流−交流変換部151は、高速スイッチングによって入力された直流電源を高周波交流電源に変換し、高電圧トランス153は高周波交流電源を高圧の交流電源に変換して電圧の大きさを増大させ、交流−直流変換部155は高圧の交流電源を直流電源に再び変換してX線チューブ160に提供する。X線チューブ160は、高電圧生成部150からの直流電源を用いてX線を発生する。
【0032】
図4は、本発明の他の実施形態に係るX線撮影装置の機能ブロック図である。
【0033】
図4を参照すると、本発明の他の実施形態に係るX線撮影装置において、コンデンサ充電部230は、制御部220の制御によってバッテリ部210から印加された第1の大きさの直流電源を第2の大きさの直流電源に変換してコンデンサ部240を充電する。制御部220は、バッテリ部210とコンデンサ充電部230との間に介装されており、コンデンサ部240の充電電圧を感知してバッテリ部210からコンデンサ充電部230に印加される電源を制御する。
【0034】
コンデンサ部240には高容量のキャパシターが互いに多数シリアル接続されており、コンデンサ部140の充電電圧が高電圧生成部150に提供される。高電圧生成部150は、直流−交流変換部151と、高電圧トランス153および交流−直流変換部155を備えており、コンデンサ部240から印加された直流電源を増幅して高圧の直流電源を生成する。X線チューブ160は、高電圧生成部150からの直流電源を用いてX線を発生する。
【0035】
図4に示す本発明の他の実施形態において、高電圧生成部250は、コンデンサ部240の充電電圧のみを用いてX線チューブ260に提供される高圧の直流電源を生成するという点で、図3に示す本発明の一実施形態と相違点があり、図4のX線撮影装置を構成する構成要素の動作と図3のX線撮影装置を構成する構成要素の動作とは、互いに同様である。このため、図4に示す本発明の他の実施形態に係るX線撮影装置を構成する構成要素210、220、230、240、250、260に関する説明は、図3に示す本発明の一実施形態に係るX線撮影装置を構成する構成要素110、120、130、140、150、160に基づかれる。
【0036】
本発明は図示の実施形態を参考として説明されたが、これは単なる例示的なものに過ぎず、この技術分野において通常の知識を持った者であれば、これより様々な変形例および均等な他の実施形態が得られるという点が理解できるであろう。よって、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係るバッテリ型X線撮影装置は、小型化が可能であることから、携帯し易く、使い勝手がよいというメリットを有する。このため、本発明に係るバッテリ型X線撮影装置は、従来の固定型X線撮影装置または携帯用X線撮影装置に代えうるものであり、人間や動物を診断するための各種の医療分野に採用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリの第1の大きさの直流電源を受け取って第2の大きさの直流電源を生成するコンデンサ充電部と、
前記第2の大きさの直流電源によって充電されるコンデンサ部と、
前記コンデンサ部の充電電源の大きさを感知して前記バッテリから前記コンデンサ充電部に印加される電源の大きさを制御する制御部と、
前記コンデンサ部の充電電源を用いて高電圧直流電源を生成する高電圧生成部と、
前記生成された高電圧直流電源を用いてX線を発生するX線発生部と、
を備えることを特徴とするX線撮影装置。
【請求項2】
前記バッテリおよび前記コンデンサ部は互いにシリアル接続されており、前記高電圧生成部は、前記シリアル接続されているバッテリおよびコンデンサ部の直流電源を受け取って高電圧直流電源を生成することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記コンデンサ部の充電電圧の大きさを感知する感知部と、
前記バッテリから前記コンデンサ充電部に印加される電源を遮断するスイッチ部と、
前記感知されたコンデンサ部の充電電圧の大きさに応じて前記スイッチ部の動作をオン/オフ制御するか、または前記コンデンサ充電部を介して前記コンデンサ部に提供される電源の大きさを制御する充電制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のX線撮影装置。
【請求項4】
前記充電制御部は、
第1の臨界値以下である場合に、前記コンデンサ部が定電流で充電されるように前記スイッチをオン制御し、
前記コンデンサ部の充電電圧の大きさが前記第1の臨界値以上、第2の臨界値以下である場合に、前記コンデンサ部の充電電流の大きさが減少するように前記スイッチをオン/オフ制御し、
前記コンデンサ部の充電電圧の大きさが第2の臨界値以上である場合に、前記スイッチをオフ制御することを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。
【請求項5】
前記コンデンサ部は、定電圧/定電流充電方式により充電されることを特徴とする請求項4に記載のX線撮影装置。
【請求項6】
前記コンデンサ部は、シリアル接続された多数のキャパシタから構成されていることを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6(a)】
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【図6(b)】
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【公表番号】特表2012−505512(P2012−505512A)
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−530940(P2011−530940)
【出願日】平成21年10月6日(2009.10.6)
【国際出願番号】PCT/KR2009/005701
【国際公開番号】WO2010/041859
【国際公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(511088678)ポスコム カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】