説明

パスワード判定装置、パスワード判定プログラム、入力画面表示装置及び入力画面表示プログラム

【課題】導入費用と利用者へかかる負担とを抑えつつ、セキュリティ強度を高くしたパスワード判定技術を提供することを目的とする。
【解決手段】パスワード判定装置10は、所定の配列に並べた複数の文字情報を入力画面表示装置20に表示させるとともに、各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を入力画面表示装置20に表示させることにより、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを複数並べた入力ボタン配列を入力画面表示装置20に表示させる。入力画面表示装置20は、表示した入力ボタン配列の入力ボタンを利用者に選択させて、文字情報と画像情報とを示すパスワードを入力させる。パスワード判定装置10は、入力されたパスワードと、予め記憶したパスワードとが一致するか否かを判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、銀行等のATM(Automated Teller Machine)やインターネットバンク等におけるパスワード(暗証番号)の判定技術と、パスワードの入力画面の表示技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ATMでのパスワードは、数値4桁でありセキュリティ強度が低い。そこで、生体認証を用いてセキュリティ強度の向上が図られている。しかし、生体認証を導入するには、多くの費用が必要となる。また、利用者の中には、生体認証について嫌悪感を持っている利用者がいる。そのため、多くの場合に、生体認証が利用されず、従来の認証方式が継続して利用されている。
【0003】
また、生体認証以外にも、ワンタイムパスワードを用いることや、パスワードの入力桁数を増やすことにより、セキュリティ強度の向上が図られている。
特許文献1,2には、数値だけでなく、色を用いたパスワードの入力方法についての記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−212459号公報
【特許文献2】特開2002−287871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、生体認証は、導入に費用がかかるとともに、利用者に受け入れられ辛い。また、ワンタイムパスワードも、専用の機器を利用者に配布する必要があり、生体認証と同様に導入に費用がかかる。また、パスワードの入力桁数を増やすことは、セキュリティ強度がそれほど向上しないにもかかわらず、利用者は桁数の増えたパスワードを記憶しなければならず、利用者へかかる負担が大きい。
本発明は、例えば、導入費用と利用者へかかる負担とを抑えつつ、セキュリティ強度を高くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るパスワード判定装置は、例えば、
所定の配列に並べた複数の文字情報を表示装置に表示させるとともに、前記複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を表示装置に表示させることにより、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示装置に表示させる入力ボタン表示部と、
文字情報と背景画像情報とを示すパスワードを記憶装置に記憶するパスワード記憶部と、
前記入力ボタン表示部が表示させた入力ボタン配列の入力ボタンが選択された場合に、選択された入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する文字背景特定部と、
前記パスワード記憶部が記憶したパスワードが示す文字情報及び背景画像情報と、前記文字背景特定部が特定した文字情報及び背景画像情報とが一致するか否かを処理装置により判定する判定部と
を備えることを特徴とする。
【0007】
前記入力ボタン表示部は、前記入力ボタン配列を表示させる度に、前記複数の文字情報の少なくとも一部の文字情報の背景として表示させる背景画像情報を変更する
ことを特徴とする。
【0008】
前記入力ボタン表示部は、前記表示装置が有する表示領域の一部の領域に前記入力ボタン配列を表示させるとともに、前記入力ボタン配列を表示させる度に、前記表示領域の異なる領域に前記入力ボタン配列を表示させる
ことを特徴とする。
【0009】
前記入力ボタン表示部は、前記各文字情報と前記各文字情報の背景として表示させる背景画像情報とを異なる画像データとして前記表示装置へ送信し、送信した前記各文字情報の画像データと前記背景画像情報の画像データとを前記表示装置に重ねて表示させる
ことを特徴とする。
【0010】
前記文字背景特定部は、選択された入力ボタンの位置情報を前記表示装置から取得し、取得した位置情報から前記入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する
ことを特徴とする。
【0011】
前記入力ボタン表示部は、同一の文字情報を含む複数の文字情報を表示させる
ことを特徴とする。
前記パスワード判定装置は、さらに、
利用者の識別情報を取得する識別情報取得部と、
利用者の識別情報毎に文字情報の配列を記憶装置に記憶する文字配列記憶部と、
前記識別情報取得部が取得した識別情報に基づき、前記文字配列記憶部が記憶した文字情報の配列を処理装置により検索する配列検索部とを備え、
前記入力ボタン表示部は、前記配列検索部が検索した配列に並べた文字情報に背景画像情報を重ねて表示させる
ことを特徴とする。
【0012】
この発明に係るパスワード判定プログラムは、例えば、
所定の配列に並べた複数の文字情報を表示装置に表示させるとともに、前記複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を重ねて表示装置に表示させることにより、文字情報の背景として背景画像情報が重ねて表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示させる入力ボタン表示処理と、
前記入力ボタン表示処理で表示させた入力ボタン配列の入力ボタンが選択された場合に、選択された入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する文字背景特定処理と、
予め記憶したパスワードが示す文字情報及び背景画像情報と、前記文字背景特定処理で特定した文字情報及び背景画像情報とが一致するか否かを判定する判定処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
この発明に係る入力画面表示装置は、例えば、
パスワード入力画面を表示する入力画面表示装置であり、
複数の文字情報を所定の配列に並べて表示する文字情報表示部と、
前記文字情報表示部が表示した複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を表示することにより、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示する背景画像情報表示部と
を備えることを特徴とする。
【0014】
前記背景画像情報表示部は、前記入力ボタン配列を表示する度に、前記複数の文字情報の少なくとも一部の文字情報の背景として表示する背景画像情報を変更する
ことを特徴とする。
【0015】
前記背景画像情報表示部は、前記表示装置が有する表示領域の一部の領域に前記入力ボタン配列を表示するとともに、前記入力ボタン配列を表示する度に、前記表示領域の異なる領域に前記入力ボタン配列を表示する
ことを特徴とする。
【0016】
この発明に係る入力画面表示プログラムは、例えば、
パスワード入力画面を表示する入力画面表示プログラムであり、
複数の文字情報を所定の配列に並べて表示する文字情報表示処理と、
前記文字情報表示処理で表示した複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を重ねて表示することにより、文字情報の背景として背景画像情報が重ねて表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示する背景画像情報表示処理と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
この発明に係るパスワード判定装置は、文字情報の背景として背景画像情報を重ねた入力ボタンを並べて入力ボタン配列として表示させる。そして、表示した入力ボタン配列を操作して、文字情報と背景画像情報とを示すパスワードを入力させる。文字情報と背景情報とを示すパスワードであるため、文字情報のみを示すパスワードを用いる場合に比べ、セキュリティ強度が高くなる。また、利用者毎に専用の機器を配布する必要はなく、導入費用もかからない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】パスワード判定システム100の一例を示す図。
【図2】パスワード判定システム100の一例を示す図。
【図3】入力ボタン配列30の一例を示す図。
【図4】入力ボタン配列30を用いたパスワード入力方法の説明図。
【図5】パスワード判定システム100の機能を示す機能ブロック図。
【図6】パスワード判定システム100の動作を示すフローチャート。
【図7】文字配列記憶部13が記憶する情報の一例を示す図。
【図8】パスワード記憶部16が記憶する情報の一例を示す図。
【図9】文字情報の画像データ31の一例を示す図。
【図10】背景画像情報の画像データ32の一例を示す図。
【図11】入力ボタンの位置情報の説明図。
【図12】パスワード判定装置10、入力画面表示装置20のハードウェア構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施の形態1.
パスワード判定装置10と入力画面表示装置20とを備えるパスワード判定システム100について説明する。
パスワード判定システム100におけるパスワードは、文字情報と画像情報とを示す情報の順列により構成される。なお、ここでは、文字情報は0から9までの数値であるものとして説明する。
例えば、パスワード判定システム100におけるパスワードは、文字情報「1」と画像情報「A」との組(組1)、文字情報「2」と画像情報「B」との組(組2)、文字情報「3」と画像情報「C」との組(組3)、文字情報「4」と画像情報「D」との組(組4)の順列「組1→組2→組3→組4」により構成される。すなわち、初めに「組1」が入力され、次に「組2」が入力され、次に「組3」が入力され、最後に「組4」が入力された場合、パスワード判定システム100では、認証される。
【0020】
まず、パスワード判定システム100の例について説明する。
図1は、パスワード判定システム100の一例を示す図である。
図1では、パスワード判定システム100は、ホスト1とATM2とを備える。ホスト1は、パスワード判定装置10の一例である。ATM2は、入力画面表示装置20の一例である。また、図1では、ATM2を1台のみ示すが、ATM2は複数台あってもよい。
例えば、利用者がATM2を使用して振込処理等を行う場合、利用者は、カード読取機3からキャッシュカードを挿入して、表示部4に表示されたパスワードの入力画面を操作して、パスワードを入力する。キャッシュカードに記憶された利用者の識別情報と、入力されたパスワードとがホスト1へ送信される。送信された識別情報とパスワードとが、ホスト1に予め登録された識別情報とパスワードとの組と一致すれば、認証され、振込処理等を行うことができる。
ここで、パスワード判定システム100では、表示部4に表示されるパスワードの入力画面は、ホスト1から送信される。特に、表示部4に表示される入力画面は、利用者毎に異なる予め設定された入力画面が表示される。つまり、ホスト1は、キャッシュカードに記憶された利用者の識別情報に応じて、入力画面をATM2に表示させる。
【0021】
図2は、パスワード判定システム100の一例を示す図である。
図2では、パスワード判定システム100は、サーバ5とPC6(Personal Computer)とを備える。サーバ5は、パスワード判定装置10の一例である。PC6は、入力画面表示装置20の一例である。また、図2では、PC6を1台のみ示すが、PC6は複数台あってもよい。
例えば、利用者がPC6を使用してサーバ5が提供するシステムへログインする場合、利用者は、PC6の表示部7に表示された識別情報の入力画面とパスワードの入力画面とを操作して、利用者の識別情報とパスワードとを入力する。入力された識別情報とパスワードとがサーバ5へ送信される。送信された識別情報とパスワードとが、サーバ5に予め登録された識別情報とパスワードとの組と一致すれば、認証され、サーバ5が提供するシステムへログインすることができる。
サーバ5が提供するシステムがインターネットバンクシステムであれば、利用者はPC6を使用してインターネットバンクシステムへログインできる。インターネットバンクシステムにおいて、振込処理を行う場合には、システムへログインする場合とは異なるパスワードの入力を要求される場合がある。この場合にも、システムへログインする場合と同様に、利用者は、PC6の表示部7に表示された入力画面を操作してパスワードとを入力する。入力されたパスワードがサーバ5へ送信される。送信されたパスワードとが、サーバ5に予め登録されたパスワードと一致すれば、認証され、振込処理をすることができる。
図1の場合と同様に、パスワード判定システム100では、表示部7に表示されるパスワードの入力画面は、サーバ5から送信される。特に、表示部7に表示される入力画面は、利用者毎に異なる予め設定された入力画面が表示される。例えば、システムへログインする場合であれば、サーバ5は、初めに識別情報の入力画面を表示して識別情報を入力させる。そして、サーバ5は、入力された識別情報に応じて、入力画面をPC6に表示させる。また、インターネットバンクシステムにおける振込処理を行う場合であれば、サーバ5は、ログイン時に取得した識別情報に応じて、入力画面をPC6に表示させる。
【0022】
次に、パスワード判定装置10が入力画面表示装置20に表示させるパスワードの入力画面について説明する。
図3は、パスワードの入力画面に表示される入力ボタン配列30の一例を示す図である。
図3に示す入力ボタン配列30では、6行×8列の48マスに0から9までの文字情報が表示される。また、各文字情報には、複数の背景画像情報(ここでは、AからGまでの7つの背景画像情報)のうちから選択された1つの背景画像情報が表示される。
48マスの各マスが入力ボタンである。つまり、文字情報の背景として背景画像情報が表示された各マスが入力ボタンである。利用者は、入力ボタンを選択して、パスワードを入力する。
各入力ボタンを入力ボタン(行番号,列番号)で示す。例えば、入力ボタン(1,1)であれば、文字情報「2」に背景画像情報「E」が表示された入力ボタンである。また、入力ボタン(1,2)であれば、文字情報「0」に背景画像情報「B」が表示された入力ボタンである。
図3では、48マスあるため、0から9までの文字情報の少なくとも一部が重複して表示される。例えば、「0」であれば5箇所に表示されている。
また、同一の文字情報に同一の背景情報が表示された入力ボタンが複数存在してもよい。例えば、入力ボタン(1,8)と入力ボタン(2,1)とは、どちらも文字情報「9」に背景画像情報「C」が表示された入力ボタンである。
【0023】
図4は、図3に示す入力ボタン配列30を用いたパスワード入力方法の説明図である。ここでは、パスワードを上述した順列「組1→組2→組3→組4」であるとする。
利用者は、図4(a)に示す入力ボタン配列30から、初めに、図4(b)に示すように、入力ボタン(1,7)又は入力ボタン(3,5)を選択する。次に、図4(c)に示すように、入力ボタン(4,7)を選択する。次に、図4(d)に示すように、入力ボタン(1,3)又は入力ボタン(4,3)を選択する。最後に、図4(e)に示すように、入力ボタン(2,8)を選択する。
すると、順列「組1→組2→組3→組4」が入力されたことになる。そして、入力画面表示装置20からパスワード判定装置10へ入力された情報が送信され、パスワード判定装置10で認証される。
【0024】
次に、パスワード判定システム100の機能と動作について説明する。
図5は、パスワード判定システム100の機能を示す機能ブロック図である。
【0025】
パスワード判定装置10は、識別情報取得部11、配列検索部12、文字配列記憶部13、入力ボタン表示部14、文字背景特定部15、パスワード記憶部16、判定部17を備える。
入力画面表示装置20は、識別情報入力部21、文字情報表示部22、背景画像情報表示部23、入力ボタン選択部24を備える。
【0026】
図6は、パスワード判定システム100の動作を示すフローチャートである。
なお、図6に示す処理の前提として、パスワード判定装置10の文字配列記憶部13は、図7に示すように、利用者の識別情報毎に文字情報の配列を予め記憶装置に記憶している。文字情報の配列とは、文字情報の並び順を規定した情報である。
また、図6に示す処理の前提として、パスワード判定装置10のパスワード記憶部16は、図8に示すように、識別情報毎に、文字情報と背景画像情報とを示すパスワードを予め記憶装置に記憶している。
【0027】
(S1:識別情報入力処理(識別情報取得処理))
識別情報入力部21は、利用者に識別情報を入力させ、入力された識別情報をネットワークを介してパスワード判定装置10へ送信する。
例えば、図1に示す例であれば、識別情報入力部21は、カード読取機3へ挿入されたキャッシュカード等から利用者の識別情報を読み取り、読み取った識別情報をパスワード判定装置10へ送信する。また、図2に示す例であれば、識別情報入力部21は、表示部7へ表示した入力欄へ、PC6のキーボード等により識別情報を入力させ、入力された識別情報をパスワード判定装置10へ送信する。
そして、識別情報取得部11は、識別情報入力部21が送信した識別情報をネットワークを介して取得する。
【0028】
(S2:配列検索処理)
配列検索部12は、識別情報取得部11が取得した識別情報を検索キーとして、文字配列記憶部13を処理装置により検索することにより、識別情報に対応する文字情報の配列を取得する。
【0029】
(S3:文字画像生成処理)
入力ボタン表示部14は、配列検索部12が取得した文字情報の配列に従い、文字情報を並べた画像データ(文字情報の画像データ31)を処理装置により生成する。
図9は、文字情報の画像データ31の一例を示す図である。
【0030】
(S4:背景画像生成処理)
入力ボタン表示部14は、文字情報の画像データ31の背景として表示する背景画像情報の画像データ32を処理装置により生成する。特に、入力ボタン表示部14は、文字情報の画像データ31における各文字の背景に、複数の背景画像情報から選択した背景画像情報が表示されるように、背景画像情報の画像データ32を生成する。
図10は、背景画像情報の画像データ32の一例を示す図である。
なお、入力ボタン表示部14は、パスワードの入力に必要な入力ボタンが必ず入力ボタン配列30に含まれるように、背景画像情報の画像データ32を生成する。つまり、入力ボタン表示部14は、識別情報取得部11が取得した識別情報に対応してパスワード記憶部16に記憶されたパスワードを形成する文字情報と背景画像情報との組が、入力ボタンとして含まれるようにする。
【0031】
(S5:画像データ送信処理)
入力ボタン表示部14は、生成した文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とを、ネットワークを介して入力画面表示装置20へ送信する。そして、入力画面表示装置20に文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とを重ねた入力ボタン配列30を表示させる。
つまり、入力ボタン表示部14は、文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とを異なる(別々の)データとして、入力画面表示装置20へ送信する。
【0032】
なお、(S3)から(S5)までを入力ボタン表示処理と呼ぶ。
【0033】
(S6:画像データ表示処理)
文字情報表示部22は、入力ボタン表示部14が送信した文字情報の画像データ31を表示装置に表示する(文字情報表示処理)。
また、背景画像情報表示部23は、入力ボタン表示部14が送信した背景画像情報の画像データ32を、文字情報表示部22が表示した文字情報の画像データ31に重ねて表示する(背景画像情報表示処理)。特に、背景画像情報表示部23は、文字情報表示部22が表示した文字情報の画像データ31における各文字情報に、背景画像情報の画像データ32における各画像情報が重なるように、背景画像情報の画像データ32を表示する。
文字情報表示部22が図9に示す文字情報の画像データ31を表示し、背景画像情報表示部23が図10に示す背景画像情報の画像データ32を表示した場合、図3に示す入力ボタン配列30が表示されることになる。
例えば、図1に示す例であれば、文字情報表示部22と背景画像情報表示部23とは、文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とをATM2の表示部4に表示する。また、図2に示す例であれば、文字情報表示部22と背景画像情報表示部23とは、文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とをPC6の表示部7に表示する。
【0034】
(S7:入力ボタン選択処理)
入力ボタン選択部24は、表示装置に表示された入力ボタン配列30を利用者に選択させて、パスワードを入力させる。入力ボタン選択部24は、利用者が選択した入力ボタンの情報をパスワード判定装置10へネットワークを介して送信する。ここでは、入力ボタン選択部24は、利用者が選択した入力ボタンの位置情報をパスワード判定装置10へ送信する。
【0035】
図11は、入力ボタンの位置情報の説明図である。
例えば、表示装置の表示領域40の所定の角(図11では、左下の角)を原点(0,0)とした場合における選択された入力ボタンの所定の位置(例えば、左下の角)の座標値を、入力ボタンの位置情報とする。例えば、入力ボタン(1,3)の文字情報[3]、背景画像情報「C」の位置情報であれば、図11に示す(xn,yn)である。
なお、表示領域40における入力ボタン配列30の表示位置は、入力ボタン表示部14によって指定されているものとする。例えば、入力ボタン表示部14により、入力ボタン配列30の角(図11では、左下の角)の座標値(x1,y1)を指定されているものとする。
【0036】
(S8:文字背景特定処理)
文字背景特定部15は、入力ボタン選択部24が送信した利用者が選択した入力ボタンの位置情報をネットワークを介して取得する。そして、利用者が選択した入力ボタンの位置情報から、選択された入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報との組を処理装置により特定して、入力されたパスワードを特定する。
これは、座標値(x1,y1)と、文字情報の画像データ31及び背景画像情報の画像データ32とから容易に計算することができる。
【0037】
(S9:パスワード判定処理)
判定部17は、文字背景特定部15が特定したパスワードが、パスワード記憶部16が予め記憶したパスワードと一致するか否かを処理装置により判定する。つまり、判定部17は、(S1)で取得した識別情報を検索キーとして、パスワード記憶部16からパスワードを処理装置により検索して、識別情報に対応するパスワードを取得する。そして、判定部17は、文字背景特定部15が特定したパスワードと、パスワード記憶部16から取得したパスワードとが一致するか否かを処理装置により判定する。
判定部17は、パスワードが一致する場合、利用者を認証する。一方、パスワードが一致しない場合、利用者を認証しない。
【0038】
以上のように、パスワード判定装置10は、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを並べた入力ボタン配列30を入力画面表示装置20に表示させる。入力画面表示装置20は、表示した入力ボタン配列30から入力ボタンを選択させることにより、文字情報と背景画像情報との組の順列であるパスワードを入力させる。パスワード判定装置10は、入力されたパスワードにより、認証するか否かを判定する。
【0039】
パスワード判定システム100では、パスワードが従来のように文字情報の順列ではなく、文字情報と背景画像情報との組の順列である。そのため、従来に比べ、パスワードの情報が増えており、セキュリティ強度が高い。
【0040】
また、従来は、ATM2等において背後から覗き込みをされ、選択している入力ボタンの位置からパスワードが漏洩する場合があった。しかし、パスワードの入力画面として表示される入力ボタン配列30は、一般的な0から9の10個の数値が表示された入力ボタン配列に比べ、入力ボタンの数が多い。そのため、覗き込みによりパスワードが漏洩しづらい。
また、入力ボタン配列30を表示する度に、背景画像情報の一部又は全部を変更してもよい。背景画像情報を変更することにより、同一の利用者が同一のパスワードを入力する場合であっても、毎回選択する入力ボタンの位置が変更される。そのため、覗き込みによりパスワードが漏洩することの防止に繋がる。
なお、文字情報の配列は利用者毎に決まっており、原則として変更されない(例えば、文字情報の配列は、利用者から変更の指示があった場合だけ、変更される)。そのため、利用者は徐々に文字情報の配列を記憶できる。したがって、パスワードを入力するほど、容易にパスワードを入力することができ、利用者の負担が小さくなる。
【0041】
また、(S5)で入力ボタン表示部14は、文字情報の画像データ31と背景画像情報の画像データ32とを別々のデータとして入力画面表示装置20へ送信している。そのため、仮にネットワークを流れる文字情報の画像データ31や背景画像情報の画像データ32を第三者が取得した場合であっても、入力ボタン配列30が漏洩しづらい。上述したように、入力ボタン配列30を表示する度に、背景画像情報をした場合、特に入力ボタン配列30が漏洩しづらい。
【0042】
また、(S6)で入力ボタン選択部24は、選択された入力ボタンの文字情報と背景画像情報をパスワード判定装置10へ送信するのではなく、選択された入力ボタンの位置情報をパスワード判定装置10へ送信する。したがって、入力画面表示装置20からパスワード判定装置10へ送信されるデータを第三者が取得した場合であっても、第三者にパスワードが漏洩しづらい。
【0043】
また、入力ボタン表示部14は、入力ボタン配列30を表示する度に、表示領域40における入力ボタン配列30の表示位置を変更するとしてもよい。つまり、入力ボタン配列30を表示させる度に、表示領域40の異なる領域に入力ボタン配列30を表示させるとしてもよい。これにより、仮にネットワークを流れる位置情報と、文字情報の画像データ31及び背景画像情報の画像データ32とを第三者が取得した場合であっても、第三者は選択された入力ボタンを特定することができない。したがって、第三者へパスワードが漏洩しづらい。
【0044】
また、入力ボタン選択部24は、利用者が入力ボタンを選択する度に、パスワード判定装置10と新たに接続を確立して、選択した入力ボタンの位置情報を送信するとしてもよい。つまり、1度の接続で、1つの入力ボタンの情報だけを送信するとしてもよい。例えば、AJAX(Asynchronous JavaScript + XML)等を用いれば、利用者が入力ボタンを選択する度に、パスワード判定装置10と新たに接続を確立することができる。
これにより、仮にネットワークを流れるデータを第三者が取得した場合であっても、第三者が選択された入力ボタンを一連のパスワードとして認識することが難しくなる。そのため、パスワードが漏洩しづらい。
【0045】
また、図1に示す例であれば、従来のパスワード(暗証番号)と従来のキャッシュカード等のカードとをそのまま使用することができる。したがって、導入にかかるコストを抑えることができる。
従来のシステムからパスワード判定システム100に移行する場合、パスワード判定システム100に移行した後、初めてパスワード判定システム100を利用する利用者は、従来から使用しているパスワードの各文字情報に組み合わせる背景画像情報を選択する。これにより、次回以降、パスワード判定システム100によるパスワード判定がされるようになる。つまり、システム移行時においても、利用者は使用する背景画像情報を選択するだけであり、利用者にかかる負担は小さい。例えば、全ての文字情報の背景画像情報を同一の背景画像情報としてしまえば、利用者にかかる負担は非常に小さくなる。
また、従来パスワードの変更を促していたタイミングで、各文字情報に組み合わせる背景画像情報の変更も促すようにしてもよい。また、パスワード認証後に毎回、背景画像情報の変更を促すようにしてもよい。
【0046】
また、銀行等でパスワード判定システム100を導入する場合に、ホスト1とATM2とのシステム(図1に示す例)とインターネットバンクシステム(図2に示す例)とで、パスワードの判定処理については共通化することができる。したがって、導入にかかるコストを抑えることができる。
【0047】
なお、上記説明では、文字情報は0から9までの数値であるものとした。しかし、文字情報は0から9までの数値に限らず、アルファベットや平仮名、記号等の他の文字情報であってもよい。
また、上記説明では、文字情報の少なくとも一部が重複して表示されるとした。しかし、全てのマスに異なる文字情報が表示されるとしてもよい。
また、上記説明では、背景画像情報を所定の模様が描かれた画像情報とした。しかし、背景画像情報は、例えば、単色の画像情報であってもよい。この場合、各文字情報の背景として、所定の色が表示される。
また、上記説明では、パスワードは、文字情報と画像情報とを示す情報の順列により構成されるとした。しかし、パスワードは、文字情報と画像情報とを示す情報の組合せにより構成されてもよい。つまり、パスワードは、文字情報と画像情報との組の入力順序を問わない構成であってもよい。
【0048】
次に、実施の形態におけるパスワード判定装置10、入力画面表示装置20のハードウェア構成について説明する。
図12は、パスワード判定装置10、入力画面表示装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
図12に示すように、パスワード判定装置10、入力画面表示装置20は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、LCD901(Liquid Crystal Display)、キーボード902(K/B)、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920(固定ディスク装置)の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。磁気ディスク装置920は、所定の固定ディスクインタフェースを介して接続される。
【0049】
磁気ディスク装置920又はROM913などには、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
【0050】
プログラム群923には、上記の説明において「識別情報取得部11」、「配列検索部12」、「文字配列記憶部13」、「入力ボタン表示部14」、「文字背景特定部15」、「パスワード記憶部16」、「判定部17」、「識別情報入力部21」、「文字情報表示部22」、「背景画像情報表示部23」、「入力ボタン選択部24」等として説明した機能を実行するソフトウェアやプログラムやその他のプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、上記の説明において「文字情報」、「背景画像情報」、「文字情報の配列」、「パスワード」、「位置情報」等の情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「ファイル」や「データベース」の各項目として記憶される。「ファイル」や「データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPU911の動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPU911の動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
【0051】
また、上記の説明におけるフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、その他光ディスク等の記録媒体やICチップに記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体や電波によりオンライン伝送される。
また、上記の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。また、「〜装置」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。さらに、「〜処理」として説明するものは「〜ステップ」であっても構わない。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ROM913等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、上記で述べた「〜部」としてコンピュータ等を機能させるものである。あるいは、上記で述べた「〜部」の手順や方法をコンピュータ等に実行させるものである。
【符号の説明】
【0052】
1 ホスト、2 ATM、3 カード読取機、4,7 表示部、5 サーバ、6 PC、10 パスワード判定装置、11 識別情報取得部、12 配列検索部、13 文字配列記憶部、14 入力ボタン表示部、15 文字背景特定部、16 パスワード記憶部、17 判定部、20 入力画面表示装置、21 識別情報入力部、22 文字情報表示部、23 背景画像情報表示部、24 入力ボタン選択部、30 入力ボタン配列、31 文字情報の画像データ、32 背景画像情報の画像データ、100 パスワード判定システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の配列に並べた複数の文字情報を表示装置に表示させるとともに、前記複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を表示装置に表示させることにより、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示装置に表示させる入力ボタン表示部と、
文字情報と背景画像情報とを示すパスワードを記憶装置に記憶するパスワード記憶部と、
前記入力ボタン表示部が表示させた入力ボタン配列の入力ボタンが選択された場合に、選択された入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する文字背景特定部と、
前記パスワード記憶部が記憶したパスワードが示す文字情報及び背景画像情報と、前記文字背景特定部が特定した文字情報及び背景画像情報とが一致するか否かを処理装置により判定する判定部と
を備えることを特徴とするパスワード判定装置。
【請求項2】
前記入力ボタン表示部は、前記入力ボタン配列を表示させる度に、前記複数の文字情報の少なくとも一部の文字情報の背景として表示させる背景画像情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のパスワード判定装置。
【請求項3】
前記入力ボタン表示部は、前記表示装置が有する表示領域の一部の領域に前記入力ボタン配列を表示させるとともに、前記入力ボタン配列を表示させる度に、前記表示領域の異なる領域に前記入力ボタン配列を表示させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパスワード判定装置。
【請求項4】
前記入力ボタン表示部は、前記各文字情報と前記各文字情報の背景として表示させる背景画像情報とを異なる画像データとして前記表示装置へ送信し、送信した前記各文字情報の画像データと前記背景画像情報の画像データとを前記表示装置に重ねて表示させる
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のパスワード判定装置。
【請求項5】
前記文字背景特定部は、選択された入力ボタンの位置情報を前記表示装置から取得し、取得した位置情報から前記入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のパスワード判定装置。
【請求項6】
前記入力ボタン表示部は、同一の文字情報を含む複数の文字情報を表示させる
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のパスワード判定装置。
【請求項7】
前記パスワード判定装置は、さらに、
利用者の識別情報を取得する識別情報取得部と、
利用者の識別情報毎に文字情報の配列を記憶装置に記憶する文字配列記憶部と、
前記識別情報取得部が取得した識別情報に基づき、前記文字配列記憶部が記憶した文字情報の配列を処理装置により検索する配列検索部とを備え、
前記入力ボタン表示部は、前記配列検索部が検索した配列に並べた文字情報に背景画像情報を重ねて表示させる
ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のパスワード判定装置。
【請求項8】
所定の配列に並べた複数の文字情報を表示装置に表示させるとともに、前記複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を重ねて表示装置に表示させることにより、文字情報の背景として背景画像情報が重ねて表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示させる入力ボタン表示処理と、
前記入力ボタン表示処理で表示させた入力ボタン配列の入力ボタンが選択された場合に、選択された入力ボタンを構成する文字情報と背景画像情報とを特定する文字背景特定処理と、
予め記憶したパスワードが示す文字情報及び背景画像情報と、前記文字背景特定処理で特定した文字情報及び背景画像情報とが一致するか否かを判定する判定処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするパスワード判定プログラム。
【請求項9】
パスワード入力画面を表示する入力画面表示装置であり、
複数の文字情報を所定の配列に並べて表示する文字情報表示部と、
前記文字情報表示部が表示した複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を表示することにより、文字情報の背景として背景画像情報が表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示する背景画像情報表示部と
を備えることを特徴とする入力画面表示装置。
【請求項10】
前記背景画像情報表示部は、前記入力ボタン配列を表示する度に、前記複数の文字情報の少なくとも一部の文字情報の背景として表示する背景画像情報を変更する
ことを特徴とする請求項9に記載の入力画面表示装置。
【請求項11】
前記背景画像情報表示部は、前記表示装置が有する表示領域の一部の領域に前記入力ボタン配列を表示するとともに、前記入力ボタン配列を表示する度に、前記表示領域の異なる領域に前記入力ボタン配列を表示する
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の入力画面表示装置。
【請求項12】
パスワード入力画面を表示する入力画面表示プログラムであり、
複数の文字情報を所定の配列に並べて表示する文字情報表示処理と、
前記文字情報表示処理で表示した複数の文字情報の各文字情報の背景として、複数の背景画像情報から選択された所定の背景画像情報を重ねて表示することにより、文字情報の背景として背景画像情報が重ねて表示された入力ボタンを前記所定の配列に並べた入力ボタン配列を表示する背景画像情報表示処理と
を備えることを特徴とする入力画面表示プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2010−218490(P2010−218490A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−67359(P2009−67359)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(394013002)三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 (251)
【Fターム(参考)】