説明

パネル取付用治具および耐火被覆構造の形成方法

【課題】一人の作業員によっても容易にパネルを鉄骨柱の周囲に取り付けることができ、しかも取付後のパネルの定置性能にも優れたパネル取付用治具および耐火被覆構造の形成方法を提供する。
【解決手段】本発明のパネル取付用治具10は、長尺プレート11の一端に平板部12を備えたT字状本体13と、長尺プレート11の中間に固設されたパネル厚さと略同一幅を有するパネル挟持部14と、長尺プレート11の他端付近に該長尺プレートの長手方向に沿って設けられた長孔15と、この長孔15に沿ってスライド可能かつ固定可能に設けられたL型押えプレート16とから構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組の軽量気泡コンクリートパネル(以下、ALCパネルまたは単にパネルと呼ぶ)で被覆することにより、耐火被覆構造を形成するのに使用するパネル取付用治具、およびこのパネル取付用治具を使用して耐火被覆構造を形成する方法に関するものであり、さらに詳しくは、一人の作業員によっても容易にパネルを鉄骨柱の周囲に取り付けることができ、しかも取付後のパネルの定置性能にも優れたパネル取付用治具および耐火被覆構造の形成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ALCパネルは、コンクリートに比べて多孔質であるため、軽量性および断熱性が優れており、これらの特性を活かして建築材料、例えば建物の内外壁などの用途に広く使用されている。
【0003】
そして、鉄骨構造の建築物においては、断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組のALCパネルで被覆することにより、耐火被覆構造を形成することが行われており、その場合の鉄骨柱に対するパネルの取付けは、主として次の方法により行われていた。
【0004】
すなわち、図5(a)、(b)に示したように、鉄骨柱Fの全外周をパネル被覆するためには、鉄骨柱Fの対向する側周面と略同一の幅寸法を有する一対のパネルP1、P2と、その幅が[他の対向する側周面の幅+(パネル厚さの2倍)]の幅を有する一対のパネルP3、P4を用意し、まずパネルP1、P2を鉄骨柱Fの両側周面に沿わせて配置する(図5(a))。
【0005】
次に、鉄骨柱Fの残る両側周面にパネルP3、P4を沿わせると共に、パネルP1、P2の小口面にもパネルP3、P4の両端が被さるように配置して、パネルP3、P4の両端壁面から、パネルP1、P2の小口面へとかけてタッピングビスBを螺入し、各パネル同士を締結することにより、耐火被覆構造を完成していた。
【0006】
しかしながら、上記の取付方法においては、パネルP1、P2を鉄骨柱Fに沿わせるために、二名の作業員がそれぞれこれらパネルP1、P2を押圧保持しながら、さらに他の一名または二名の作業員がパネルP3、P4を支えつつタッピングビスBの螺入を行なっていた。
すなわち、合計三名あるいは四名の作業員を必要とすることから、取付作業が極めて煩雑かつ面倒であるばかりか、鉄骨柱Fの全ての側周面(四面)にパネルP1〜P4を正確に接触させながら、各パネル同士を締結することが極めて難しいという問題があった。
【0007】
上記の問題を改善した手段としては、図6に示したように、鉄骨柱Fの各角部にパネルP1、P2の小口面に沿って伸びるプレートAをそれぞれ固設しておき、パネルP3、P4の両端壁面から、プレートAを介してパネルP1、P2の小口面へとかけてタッピングビスBを螺入し、各パネル同士を締結する構造(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【0008】
この提案によれば、プレートAを介してパネルP1〜P4が鉄骨柱Fに固定されるため、取り付けられたパネルP1〜P4が動いたりずれたりすることがないという利点は得られる。しかし、パネルを支える作業員とタッピングビスBを螺入する作業員との最低二名の作業員を必要とし、さらには、鉄骨柱Fに対しプレートAという余分な部品をパネル長辺小口に固設しておく必要があった。
さらに、パネルでプレートが隠れた状態でそのプレートA位置にビスをねじ込むという作業となり、パネルの取付の手間やコストが依然として高いという問題を残していた。
【特許文献1】特開2000−34791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述した先行技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
【0010】
本発明の目的は、一人の作業員によっても容易にパネルを鉄骨柱の周囲に取り付けることができ、しかも取付後のパネルの定置性能および防火性能にも優れたパネル取付用治具および耐火被覆構造の形成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために本発明によれば、断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組の軽量気泡コンクリートパネルで被覆することにより、耐火被覆構造を形成するのに使用するパネル取付用治具であって、長尺プレートの一端に平板部を備えたT字状本体と、前記長尺プレートの中間に固設されたパネル厚さと略同一幅を有するパネル挟持部と、前記長尺プレートの他端付近に該長尺プレートの長手方向に沿って設けられた長孔と、この長孔に沿ってスライド可能かつ固定可能に設けられたL型押えプレートとからなるパネル取付用治具が提供され、前記T字状本体における長尺プレートの少なくとも一部に磁石が貼着されていることが好ましい条件として挙げられる。
【0012】
また、本発明の耐火被覆構造の形成方法は、断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組の軽量気泡コンクリートパネルで被覆することにより、耐火被覆構造を形成するに際し、請求項1または2に記載のパネル取付用治具を一対用意し、まず一方のパネル取付用治具の平板部を前記鉄骨柱の左側周面に係合すると共に、その長尺プレートを前記鉄骨柱の前側周面の適宜高さ位置相対面に沿わせて、このパネル取付用治具のパネル挟持部にパネル上部の小口部を把持させ、このパネル取付用治具のL型押えプレートを前記鉄骨柱の他の右側周面に押圧することで該治具を固定することにより、前記鉄骨柱の前側周面にこの側周面の幅と略同一寸法の幅を有するパネルを仮止めし、さらに同様にして他方のパネル取付用治具を前記鉄骨柱の後側周面に配置し、この後側周面にこの側周面の幅と略同一寸法の幅を有するパネルを仮止めした後、前記鉄骨柱の残る左右両側周面に、[この側周面の幅+(パネル厚さの2倍)]の幅を有するパネルを配置して、これら両パネルの端部側壁面から前記仮止めしたパネルの長辺小口面へ向けてタッピングビスを螺入することにより、前記鉄骨柱の全外周を四枚のパネルで被覆した後、前記パネル取付用治具を前記鉄骨柱から取り外すことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、以下に説明するとおり、一人の作業員によっても容易にパネルを鉄骨柱の周囲に取り付けることができ、しかも取付後のパネルの定置性能および防火性能にも優れたパネル取付用治具および耐火被覆構造の形成方法を提供することができ、従来に比し作業の容易化とコストの低減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。
【0015】
図1は本発明で使用するパネル取付用治具の一例を示す説明図、図2は本発明の耐火被覆構造の形成過程を示す平面図、図3は図2の作業手順をさらに進めた状態を示す斜視図、図4は耐火被覆構造の完成状態を示す平面図である。
【0016】
本発明は、従来から知られている断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組のALCパネルで被覆することにより耐火被覆構造を形成する方法において、一対のパネル取付用治具を使用することを特徴とするものであり、これによって従来では二名〜四名の作業員を必要としていたパネルの取付作業を、たった一名で完遂可能としたことを主張するものである。
【0017】
まず、本発明におけるパネル取付用治具10について図1に一例を示して説明する。
本発明のパネル取付用治具10は、長尺プレート11の一端にこの長尺プレート11と直角を形成する平板部12が設けらたT字状本体13と、長尺プレート11の中間に固設されてパネル厚さと略同一幅を有するパネル挟持部14と、長尺プレート11の他端付近に該長尺プレートの長手方向に沿って設けられた長孔15と、この長孔15に沿ってスライド可能かつ固定可能に設けられたL型押えプレート16とから構成されている。
【0018】
ここで、パネル取付用治具10の長尺プレート11は、鉄骨柱20を被覆し、幅が小さい方のパネルの幅よりも大きい長さとされる。
この長尺プレート11の中間に固設されたパネル挟持部14は、長尺プレート11からパネル厚さと略同一寸法の水平片14aが延在し、この水平片14aの先端部分には垂下する垂下片14が形成されている。
そして、その水平片14aと垂下片14bとで、パネル上部の小口部を挟持するように構成されている。また、この垂下片14bをパネル壁面側に屈曲させて、その弾性変形によりパネル壁面を押圧・保持させる構造とすることがより好ましい。
また、パネル取付用治具10における長尺プレート11の少なくとも一部には、これを鉄骨柱に沿わせて仮止めするために、該鉄骨柱側にシート状の磁石が貼着されていることが望ましい。
【0019】
また、パネル取付用治具10のL型押えプレート16は、鉄骨柱20の側周面に当接させる柱当接片16aと、長尺プレート11にその他端が延出する方向に沿って当接させるプレート当接片16bとから構成される。
そして、プレート当接片16bは、長尺プレート11の長手方向に沿って設けられた長孔15を挿通させて螺合されたナット(蝶ナット)17およびボルト18により、長孔15に沿ってスライド可能かつ固定可能に設けられており、このL型押えプレート16と平板部12とによりパネルを鉄骨柱の周面に沿わせて仮止めできるように構成されている。
【0020】
次に、このパネル取付用治具10を使用して耐火被覆構造を形成する方法について、図2および図3にしたがって説明する。
【0021】
本発明の方法を実施するに際しては、まず、一対のパネル取付用治具10A、10Bと、幅の異なる一対二組のパネルを準備する。ここで、幅の異なる一対二組のALCパネルとは、鉄骨柱20の対向する側周面20a、20bの幅と等しい幅を有する一対のパネル(図2の30a、30b)と、鉄骨柱20他の対向する側周面20c、20dを被覆する[この側周面の幅+(パネル厚さの2倍)]の幅を有するパネル(図3に示す30c、30d)である。
【0022】
パネルの取付作業を開始するに際しては、図2に示したように、まず一方のパネル取付用治具10Aの平板部12を、鉄骨柱20の左側周面20dに係合すると共に、その長尺プレート11を鉄骨柱20の前側周面20aの適宜高さ位置相対面に沿わせて、このパネル取付用治具10Aのパネル挟持部14にパネル30a上部の小口部を把持させる。この場合に、パネル取付用治具10Aの長尺プレート11の少なくとも一部にシート状の磁石を貼着しておくか、あるいはこの長尺プレート11を磁性の金属材料により構成しておけば、これを鉄骨柱20に沿わせて仮止めする作業がより一層容易となる。
【0023】
次いで、このパネル取付用治具10AのL型押えプレート16を長孔15に沿いスライドさせ、鉄骨柱20の右側周面20cに当接させた状態でナット(蝶ナット)17およびボルト18を締結することにより、パネル30aの上部の小口部を押圧した状態で取付用治具10Aを固定させて、鉄骨柱20の前側周面20aにこの側周面20aと同じ幅を有するパネル30aを仮止めする。
【0024】
さらに、同様にして他方のパネル取付用治具10Bを、鉄骨柱20の後側周面20bに配置し、この後側周面20bにこの側周面20bの幅と略同一寸法の幅を有するパネル30bを仮止めする。この仮止め作業は作業員一人で行うことができ、仮止めされたパネル30a、30bは、作業員が手を離したとしても鉄骨柱20に確実に固定され、ずれたり落ちたりすることはない。
【0025】
次いで、図3に示したように、鉄骨柱20の残る左右両側周面20c、20dに、[この側周面の幅+(パネル厚さの2倍)]の幅を有するパネル30c、30dを配置して、これら両パネル30c、30dの端部側壁面から、前記仮止めしたパネル30a、30bの長辺小口面へ向けてタッピングビス40の一本または複数本を螺入することにより、鉄骨柱20の全外周を四枚のパネル30a、30b、30c、30dで被覆した後、パネル取付用治具10Aと10Bとを鉄骨柱20から取り外すことにより、図4に示した耐火被覆構造の形成が完成するのである。
パネル取付用治具10Aと10Bを鉄骨柱20から取り外すには、ナット(蝶ナット)17およびボルト18を緩めてL型押えプレート16を長孔15に沿い外側方向へスライドさせた後、パネル取付用治具10Aまたは10Bを鉄骨柱20の外側へ外すことにより容易に行うことができる。
さらに、パネル取付用治具10Aおよび10Bを外した後に、パネル取付用治具の平板部12の厚みによって形成されたパネル30dと鉄骨柱20の右側周面20dとの隙間を、タッピングビス40の増し締めにより無くしておくと良い。
なお、図3においては、左側のパネル30dの図示については省略している。
【0026】
ここで、パネル30c、30dを配設する際には、パネル30a、30bが鉄骨柱20に対し確実に仮止めされており、作業中にパネル30a、30bが動いたりずれたりすることがないため、取付後のパネルの定置性能が確実なものとなる。
【0027】
また、作業員は片手でパネル30cまたは30dを押さえながら、残る片手でタッピングビス40の螺入を行うことができるため、全作業を一人の作業員により完遂することができ、作業員の削減が可能で大幅なコスト低減を図ることができる。
【0028】
なお、上記においては、便宜上からまず鉄骨柱20の前後側周面にパネル30a、30bを仮止めし、次いで鉄骨柱20の左右側周面にパネル30c、30dを配設する例について説明したが、最初に鉄骨柱20の左右側周面にパネルを仮止めし、次いで鉄骨柱20の前後側周面にパネルを配設することも勿論可能である。
【0029】
また、各パネル間にできた隙間や、タッピングビス40を螺入した後に形成されるパネル壁面の穴や凹部などには、耐火性の接着剤、シール材、補修材、モルタルなどを充填することにより、平滑化を図ることができ、これにより表面状態が優れた耐火被覆構造とすることができる。
【0030】
なお、上記においてはパイプ状の鉄骨柱のパネル被覆を主体に説明したが、断面矩形状の鉄骨柱ばかりではなく、多角形やH型の鉄骨柱に本発明を適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0031】
このようにして形成される本発明の耐火被覆構造は、一人の作業員によっても容易にパネルを鉄骨柱の周囲に取り付けることができ、しかも取付後のパネルの定置性能にも優れている。
さらに、従来に比べて作業の容易化とコストの低減を大幅に向上したものであるということができ、その優れた機能を活かして、鉄骨構造の建築物における建材として有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は本発明におけるパネル取付用治具の一例を示す説明図。
【図2】図2は本発明における耐火被覆構造の形成過程を示す平面図。
【図3】図3は図2の作業手順をさらに進めた状態を示す斜視図。
【図4】図4は耐火被覆構造の完成状態を示す平面図
【図5】図5は(a)、(b)は耐火被覆構造の従来例を示す平面図。
【図6】図6は耐火被覆構造の他の従来例を示す平面図。
【符号の説明】
【0033】
10 パネル取付用治具
10A 一方のパネル取付用治具
10B 他方のパネル取付用治具
11 長尺プレート
12 平板部
13 T字状本体
14 パネル挟持部
14a 水平片
14b 垂下片
15 長孔
16 L型押えプレート
16a 柱当接片
16b プレート当接片
17 ナット(蝶ナット)
18 ボルト
20 鉄骨柱
20a 鉄骨柱の側周面
20b 鉄骨柱の側周面
20c 鉄骨柱の側周面
20d 鉄骨柱の側周面
30a パネル
30b パネル
30c パネル
30d パネル
40 タッピングビス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組の軽量気泡コンクリートパネルで被覆することにより、耐火被覆構造を形成するのに使用するパネル取付用治具であって、
長尺プレートの一端に平板部を備えたT字状本体と、
前記長尺プレートの中間に固設されたパネル厚さと略同一幅を有するパネル挟持部と、
前記長尺プレートの他端付近に該長尺プレートの長手方向に沿って設けられた長孔と、
この長孔に沿ってスライド可能かつ固定可能に設けられたL型押えプレートとからなることを特徴とするパネル取付用治具。
【請求項2】
前記T字状本体における長尺プレートの少なくとも一部に磁石が貼着されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル取付用治具。
【請求項3】
断面矩形パイプ状の鉄骨柱の外周を幅の異なる一対二組の軽量気泡コンクリートパネルで被覆することにより、耐火被覆構造を形成するに際し、請求項1または2に記載のパネル取付用治具を一対用意し、
まず一方のパネル取付用治具の平板部を前記鉄骨柱の左側周面に係合すると共に、その長尺プレートを前記鉄骨柱の前側周面の適宜高さ位置相対面に沿わせて、このパネル取付用治具のパネル挟持部にパネル上部の小口部を把持させ、
このパネル取付用治具のL型押えプレートを前記鉄骨柱の他の右側周面に押圧することで該治具を固定することにより、
前記鉄骨柱の前側周面にこの側周面の幅と略同一寸法の幅を有するパネルを仮止めし、
さらに同様にして他方のパネル取付用治具を前記鉄骨柱の後側周面に配置し、この後側周面にこの側周面の幅と略同一寸法の幅を有するパネルを仮止めした後、
前記鉄骨柱の残る左右両側周面に、[この側周面の幅+(パネル厚さの2倍)]の幅を有するパネルを配置して、
これら両パネルの端部側壁面から前記仮止めしたパネルの長辺小口面へ向けてタッピングビスを螺入することにより、
前記鉄骨柱の全外周を四枚のパネルで被覆した後、
前記パネル取付用治具を前記鉄骨柱から取り外すことを特徴とする耐火被覆構造の形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−215798(P2009−215798A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−61300(P2008−61300)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【出願人】(000185949)クリオン株式会社 (105)
【Fターム(参考)】