説明

ヒトの疾患を治療するためのケモカイン類縁体の設計

【課題】炎症ならびに自己免疫応答に関連する疾患及び症状などの病理的状態に関与しているケモカインに関し、これらサイトカインのペプチド作動剤及び拮抗剤の調製、設計、誘導及びその使用法を提供する。
【解決手段】種々の疾患及び障害の治療に有用であり、種々の疾患及び障害の治療に対する添加剤として有用である、IL−8類縁体、IP−10類縁体、MIP−1α類縁体、RANTES類縁体、I−309類縁体、MCP−1類縁体、及びCCL28類縁体を含む特定の配列を有するケモカイン類縁体。そのような治療を必要とする患者に対して、治療上有効量のケモカイン類縁体を投与できる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化1】

であり;
Btdは、
【化2】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項2】
配列a1(配列番号9)から配列a154(配列番号162)までから成る群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化3】

であり;
Btdは、
【化4】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項3】
配列b1(配列番号163)から配列b575(配列番号728)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化5】

であり;
Btdは、
【化6】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項4】
配列c1(配列番号729)から配列c160(配列番号881)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化7】

であり;
Btdは、
【化8】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項5】
配列d1(配列番号882)から配列d90(配列番号971)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化9】

であり;
Btdは、
【化10】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項6】
配列e1(配列番号972)から配列e382(配列番号1350)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化11】

であり;
Btdは、
【化12】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項7】
配列g2(配列番号1351)から配列g97(配列番号1446)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化13】

であり;
Btdは、
【化14】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項8】
配列h1(配列番号1447)から配列h184(配列番号1631)までよりなる群から選択される構造を含む化合物
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化15】

であり;
Btdは、
【化16】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項9】
R基がPEG(ポリエチレングリコール)部分(MW=500〜20000)である請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のケモカイン類縁体。
【請求項10】
R基がアルキルカルボニル又はアリールカルボニルである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のケモカイン類縁体。
【請求項11】
薬学上許容可能なキャリア中の、配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を治療上有効な量で治療の必要な患者に投与することを含む、疾患又は障害の治療方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化17】

であり;
Btdは、
【化18】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項12】
前記疾患又は障害が、自己免疫疾患、慢性の炎症、癌、循環器疾患又は感染性疾患から成る群から選択される請求項11の方法。
【請求項13】
前記投与が、ヘマトクリットを上昇させ、幹細胞の動員を助け、ワクチン産生を助け、又は、遺伝子治療を助ける請求項11の方法。
【請求項14】
前記方法がさらに、薬剤送達媒体を含むケモカイン類縁体組成物を含む請求項11、12又は13の方法。
【請求項15】
前記ケモカイン類縁体が、配列a1(配列番号9)から配列a154(配列番号162)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化19】

であり;
Btdは、
【化20】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項16】
前記ケモカイン類縁体が、配列b1(配列番号163)から配列b575(配列番号728)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化21】

であり;
Btdは、
【化22】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項17】
前記ケモカイン類縁体が、配列c1(配列番号729)から配列c160(配列番号881)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化23】

であり;
Btdは、
【化24】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項18】
前記ケモカイン類縁体が、配列d1(配列番号882)から配列d90(配列番号971)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化25】

であり;
Btdは、
【化26】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項19】
前記ケモカイン類縁体が、配列e1(配列番号972)から配列e382(配列番号1350)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化27】

であり;
Btdは、
【化28】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項20】
前記ケモカイン類縁体が、配列g2(配列番号1351)から配列g97(配列番号1446)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化29】

であり;
Btdは、
【化30】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項21】
前記ケモカイン類縁体が、配列h1(配列番号1447)から配列h184(配列番号1631)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体から選択される請求項11の方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化31】

であり;
Btdは、
【化32】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項22】
配列a1(配列番号9)から配列a154(配列番号162)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化33】

であり;
Btdは、
【化34】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項23】
配列b1(配列番号163)から配列b575(配列番号728)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化35】

であり;
Btdは、
【化36】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項24】
配列c1(配列番号729)から配列c160(配列番号881)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化37】

であり;
Btdは、
【化38】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項25】
配列d1(配列番号882)から配列d90(配列番号971)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化39】

であり;
Btdは、
【化40】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項26】
配列e1(配列番号972)から配列e382(配列番号1350)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化41】

であり;
Btdは、
【化42】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項27】
配列g2(配列番号1351)から配列g97(配列番号1446)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化43】

であり;
Btdは、
【化44】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項28】
配列h1(配列番号1447)から配列h184(配列番号1631)までから成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を含む組成物の製造方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化45】

であり;
Btdは、
【化46】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項29】
前記組成物がさらに薬剤送達媒体を含む請求項22、23、24、25、26、27又は28の方法。
【請求項30】
配列a1(配列番号9)から配列a154(配列番号162)まで;配列b1(配列番号163)から配列b575(配列番号728)まで;配列c1(配列番号729)から配列c160(配列番号881)まで;配列d1(配列番号882)から配列d90(配列番号971)まで;配列e1(配列番号972)から配列e382(配列番号1350)まで;g2(配列番号1351)から配列g97(配列番号1446)まで;及び配列h1(配列番号1447)から配列h184(配列番号1631)までから成る群から選択される構造を含む化合物とケモカイン受容体を接触させる工程を含む、前記ケモカイン受容体の活性を調節する方法
(式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化47】

であり;
Btdは、
【化48】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項31】
前記ケモカイン類縁体が、
配列e1(化合物D)、式中、R=H
H2N-Lys-Ser-Met-Gln-Val-Pro-Phe-Ser-Arg-Ala-NH2;
配列e2(化合物E)、式中、R=H
H2N-Ala-Phe-Ser-Phe-Ala-Glu-Gln-Glu-Ile-Pro-Leu-Arg-Ala-Ile-Leu-NH2 (配列番号1636)
配列e3(化合物F)、式中、R=H
H2N-Ala-Phe-Ser-Phe-Ala-Glu-Gln-Glu-Ile-Pro-Leu-Arg-Ala-Ile-Leu-Cys-Tyr-Arg-Asn-Thr-Ser-Ser-Ile-NH2(配列番号1637)
配列e4(化合物G)、式中、R=H
H2N-Ala-Tyr-Arg-Asn-Thr-Ser-Ser-Ile-Cys-Ser-Asn-Glu-Gly-Leu-Ile-Phe-Lys-Leu-Lys-Arg-Gly-Lys-Glu-Ala-NH2(配列番号1638)
配列e17(化合物H)、式中、R=H
H2N-Ala-Ala-Leu-Asp-Thr-Val-Gly-Trp-Val-Gln-Arg-His-Arg-Lys-Met-Leu-Arg-His-Cys-Pro-Ser-Lys-Arg-Lys-(OH)NH2(配列番号1639)
から成る群から選択される構造を含む請求項4の方法。
【請求項32】
前記ケモカイン類縁体が、
配列a19、式中、R=H、Xaa=Cys、Xaa=Cys,リンカー=4xGly(化合物A)
H2N-Ser-Ala-Lys-Glu-Leu-Arg-Cys-Gln-Cys-Ile-Lys-Thr-Tyr-Ser-Lys-[Gly-Gly-Gly-Gly]-Asn-Trp-Val-Gln-Arg-Val-Val-Glu-Lys-Phe-Leu-Lys-Arg-Ala-Glu-Asn-(OH)NH2 (配列番号1632);
配列a49、式中、R=H、Xaa=Cys、Xaa=Cys、リンカー=4xGly(化合物B)
H2N-Ser-Ala-Lys-Glu-Leu-Arg-Cys-Gln-Cys-Ile-Lys-Thr-Tyr-[Gly-Gly-Gly-Gly]-Asn-Trp-Val-Gln-Arg-Val-Val-Glu-Lys-Phe-Leu-Lys-Arg-Ala-Glu-Asn-(OH)NH2(配列番号1633);及び
配列a70、式中、R=H、Xaa=Cys、Xaa=Cys、リンカー=4xGly(化合物C)
H2N-Ser-Ala-Lys-Glu-Leu-Arg-Cys-Gln-Cys-Ile-Lys-[Gly-Gly-Gly-Gly]-Asn-Trp-Val-Gln-Arg-Val-Val-Glu-Lys-Phe-Leu-Lys-Arg-Ala-Glu-Asn-(OH)NH2(配列番号1634)から成る群から選択される構造を含む請求項4の方法。
【請求項33】
薬学上許容可能なキャリア中の、配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を治療上有効な量で治療の必要な患者に投与することを含む、患者において細胞内カルシウムを動員する方法
(上記配列において、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化49】

であり;
Btdは、
【化50】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項34】
薬学上許容可能なキャリア中の、配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を治療上有効な量で治療の必要な患者に投与することを含む、細胞傷害剤で治療を受けている患者において造血系細胞を保護する方法(上記配列において、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化51】

であり;
Btdは、
【化52】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項35】
白血球の生存率を高める請求項34の方法。
【請求項36】
白血球の生存率を高める請求項34の方法。
【請求項37】
薬学上許容可能なキャリア中の、配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を治療上有効な量で治療の必要な患者に投与することを含む、細胞傷害剤で治療を受けている患者において静止状態の細胞の中で細胞分裂が可能な細胞を維持する方法
(上記配列において、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化53】

であり;
Btdは、
【化54】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項38】
薬学上許容可能なキャリア中の、配列番号9から配列番号162まで;配列番号163から配列番号728まで;配列番号729から配列番号881まで;配列番号882から配列番号971まで;配列番号972から配列番号1350まで;配列番号1351から配列番号1446まで;及び配列番号1447から配列番号1631まで;から成る群から選択される構造を有するケモカイン類縁体を治療上有効な量で治療の必要な患者に投与することを含む、患者において白血球を動員する方法
(上記配列において、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール、PEG(ポリエチレングリコール)、及び任意のそのほかの修飾基から成る群から選択され;
Xaaは、L−Pro、D−Pro、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、P、Btd及び任意のL−又はD−天然及び非天然のアミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、Xaaと共に環化できる官能側鎖を持つ、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
は、
【化55】

であり;
Btdは、
【化56】

であり;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;
Xaaは、任意のL−又はD−天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から選択され;且つ、
リンカーは、構造、HN−Z−COOHを有する類縁体のN末端部分及びC末端部分に共有結合した二官能基であり、その際、Zは、(1)アルキル、アルケニル、アラルキル、アルキニル;(2)−(CH−(nは9〜14の整数);(3)4つの天然アミノ酸又は非天然アミノ酸の任意の組み合わせ;及び(4)−(Gly)−(配列番号1640)から成る群から選択される)。
【請求項39】
前記白血球が好中球である請求項38の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−106768(P2007−106768A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−299211(P2006−299211)
【出願日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【分割の表示】特願2004−536241(P2004−536241)の分割
【原出願日】平成15年9月11日(2003.9.11)
【出願人】(505091754)ケモカイン セラピューティックス コーポレイション (2)
【Fターム(参考)】