説明

ビデオ再生デバイスにおいて対話型コンテンツをダウンロードして遠隔制御装置の機能を実現するためのシステムおよび方法

【課題】ビデオ再生システムにおいて遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードするシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】数ある中の1つの実施形態は、ビデオ内のページにおけるボタンを選択する方法に向けられている。方法は、ビデオを選択することと、ビデオに関係付けられている対話型コンテンツをサーバからダウンロードすることとを含み、対話型コンテンツは、ビデオ内の各ページにおけるすべての選択可能なボタンを識別し、各ボタンのプロパティを含む。最後に、方法は、対話型コンテンツを利用してビデオと対話することを含む。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2006年7月21日に出願された“ビデオ再生システムにおけるマウスの遠隔制御装置の機能を実現するためのシステムおよび方法”と題する米国仮特許出願シリアル番号第60/807,941号に対する優先権およびこの利益を主張している。この特許出願は、その全体が参照によりここに組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般的に、ビデオ再生デバイスに遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードすることに関する。
【背景】
【0003】
ビデオ再生デバイスはよく知られており、さまざまなビデオ再生システムに関連するフォーマットおよび他の属性を管理する現在の標準規格にはさまざまなものがある。今日、DVD(デジタルビデオディスク)標準規格は高記憶容量であることから高品質のビデオおよびオーディオを記憶できるため、光ディスクの記憶に利用される主流のフォーマットである。結果的に、映画、テレビショーおよび音楽ビデオのようなメディアコンテンツは、DVDフォーマットで幅広く利用可能になった。VHSテープ(ビデオホームシステム)のような他の記憶フォーマットと比較してDVDの魅力ある観点のうちの1つは、映画自体の他にDVD上で提供される対話型メニューである。これらの対話型メニューは、映画またはテレビショーのようなメディアコンテンツをDVDで楽しむのに完全に必要不可欠の部分となった。今日、例えば、映画鑑賞に加えて、消費者は特定のチャプターを選択して見ることができ、オーディオ/ビデオオプション(サブタイトル等、再生される映画の言語)を設定でき、そして、映画を製作する際の“舞台裏”の様子のようなさらなるシーンでさえ鑑賞することができる。DVDの中には、原作の結末を気に入らない消費者が自分の好みの結末を実際に選択できる“代わりの結末”でさえも提供するものもある。DVDプレイヤーが1990年後半に消費者に最初に利用可能になってから、DVDプレイヤーは多くの家庭に普及している。これは、DVDプレイヤーのコストが部分的に下がったので、消費者にとって入手可能になったことによる。さらに、今日、大部分のパーソナルデスクトップとラップトップコンピュータはDVD−ROMプレイヤーを搭載して販売されており、DVDプレイヤーは以前よりさらにますます普及され、さらにますます持ち運びが可能になった。
【0004】
一般的に、従来の独立型DVDプレイヤー(例えば、コンピュータシステムに組み込まれていないプレイヤー、およびテレビのような別々の表示デバイスを必要とするプレイヤー)であれば、DVDプレイヤーには、DVDによって提供される機能に消費者がアクセスするために使用する遠隔制御装置が付いてくるだろう。この遠隔制御装置によって、消費者は、特定のDVDが提供する階層の対話型メニューを通して移動することができる。DVDプレイヤー用の一般的な遠隔制御装置は、1組の上/下矢印および左/右矢印を備えている。遠隔制御装置の中には、上/下および左/右のナビゲーションボタンの配列の中央に選択ボタンを備えているものもある。ナビゲーションボタンによって、ユーザは、メニュー内のあちこちに、より直感的に動けるようになる。例えば、ユーザが特定のチャプターを選択して見ることができるスクリーンにおいて、一連のサムネイルスクリーンショットが、グリッド配列のスクリーン(例えば、2x2の配列)で示されてもよい。特定のサムネイル、例えば、スクリーン上、左上のサムネイルは、デフォルトによって、選択されて、強調表示されてもよい。ここから、ユーザは単に所望のサムネイルが強調表示されるまで、上/下、左/右のナビゲーションボタンを使用して、異なったサムネイルを強調表示させる。それから、ユーザが選択ボタンを押すと、ユーザの選択に入る。これに基づいて、映画において対応しているチャプターが再生される。
【0005】
デスクトップコンピュータまたはラップトップに組み込まれているDVDプレイヤーでは、ユーザは、一般的に、DVD内の一連のメニューを通して移動する遠隔制御装置の代わりに、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)に依存するだろう。GUIは、一般的に、遠隔制御装置と同じ機能をエミュレートする。例えば、ユーザは、さらに、見るチャプター、早送り、巻き戻しを選択、オーディオ/ビデオオプション等を設定することができるだろう。しかしながら、一連の上/下、左/右選択を用いてメニューを通して移動する代わりに、ユーザは、マウスまたはラップトップ上のタッチパッドのような入力デバイスを使用して、スクリーン上で示されているボタンをクリックしてもよい。
【0006】
今日、DVDの標準規格に取って代わるものになることを考慮したさまざまな標準規格がある。次世代の光ディスク標準規格になるように競合している2つのフォーマットは、ブルーレイディスクおよびHD DVD(高精細デジタルビデオディスク)である。これらのより新しい標準規格と同様に、ブルーレイディスクは、増加した記憶容量と向上した対話性(ディスクコンテンツのオーサリング、シームレスメニューのナビゲーション、ネットワーク/インターネットの接続性等)を含むさまざまな方法で、DVDおよび他の以前の光ディスクの標準規格を越える利点を提供する。ブルーレイディスクフレームワークは、対話型タイトルを生成するときに、コンテンツプロバイダにほぼ制限のない機能を提供する。製作者は、ユーザインターフェイスの設計において完全に自由であるが、ユーザインターフェイスは、遠隔制御装置上の標準規格のナビゲーションボタンを使用することによって制御可能である。
【0007】
新しいメニュースクリーンが呼び出されるごとに、DVDによる再生が中断される。例えば、ユーザが、映画を鑑賞しながら言語を英語からフランス語に変えることを望む場合、ユーザはオーディオメニューを選択しなければならない。しかしながら、これによって、映画は再生が中断されることになり、ユーザがメニューから選択を行うために、メニューが表示される。ユーザは、選択を行うと、映画を見るために戻る。現在のオーディオ/ビデオストリームを中断させないで、ディスクからデータを読み取るブルーレイディスクの能力によって、映画を再生しながらさまざまなメニューを表示することができる。さらに、メニューはいくつかのページから構成されていてもよい。映画を中断させないで、ユーザはさまざまなページのメニュー選択を通してブラウジングすることができる。
【0008】
さらに、DVDでは、オーディオを中断させないでユーザブラウジング可能なスライドショーは実行不可能であった。現在のオーディオ/ビデオストリームを中断させないで、ディスクからデータを読み取るブルーレイディスクの能力の結果として、ユーザは、オーディオを再生しながら、さまざまな静止映像(例えば、映画における、さまざまなのシーンのスナップショット)を通してブラウジングすることができる。これは、早送りおよび巻き戻しの選択のみに適用されない。すなわち、ユーザは、オーディオを再生しながら、何の映像を見るかについて異なる選択(または、サムネイル画像で提示されているスクリーンから選択)を行うことができる。DVDでは、オーディオ/ビデオストリーム中にサブタイトルが記憶されているので、サブタイトルには、言語および表示スタイルの数に関する制限がある。再度説明すると、ディスク上に独立してサブタイトルを記憶させることができるのは、現在のオーディオ/ビデオストリームを中断させないで、ディスクからデータを読み取るブルーレイディスクの能力によるものである。ディスクの提供に基づいて、ユーザは、サブタイトルに対して、異なったフォントスタイル、サイズおよび色、あるいはスクリーン上の位置を選択してもよい。サブタイトルをアニメ化、スクロールまたはフェードインおよびフェードアウトすることができる。
【0009】
ブルーレイディスクの標準規格と同様、DVDと比較して向上した対話型機能を提供する新しい機能がHD DVD標準規格に追加されている。HD DVDフレームワークによって、さらに、ディスクに対して対話型コンテンツを作成できる。
【0010】
特定の標準規格に関係なく、ブルーレイディスクおよびHD DVDのような、より新しい世代のビデオ標準規格は、基礎となるビデオコンテンツとのより高いレベルの対話およびユーザ制御を提供している。そのような対話を実現する1つの領域は、ボタンの提示および利用に関する。知られているように、対話型グラフィックにおいて、メニューには1ページ以上のページが含まれている。同様に、ページは1つ以上のボタンを含み、ボタンは、座標(例えば、x−y座標)、グラフィックオブジェクト、および1つ以上の関連するコマンドによって規定される。例えば、DVDビデオの状況では、一般的に、シーン選択機能のようなさまざまな機能がユーザに提供されている。この機能では、さまざまな単一の画像グラフィックがユーザに提示されてもよく、さまざまな単一の画像グラフィックは複数のシーンのそれぞれから抽出されて、複数のシーンのそれぞれに関係付けられる。DVDプレイヤー用の遠隔制御装置を使用することによって、ユーザは、これらの画像のうちの何らかのものを強調表示または選択してもよく、そしてさらに、対応している強調表示された画像をアクティブ化させることによって、所定のシーンに直接進むようにDVDプレイヤーに命令してもよい。
【0011】
さらなる技術的観点から、ユーザによって見られるようなこれらの画像は、“ボタン”と呼ばれるメカニズムの形態で提供される。先に述べたように、そのような各ボタンは、座標(例えば、ボタンがスクリーン上で提示されるxおよびyの位置)、グラフィックオブジェクト(すなわち、ユーザに提示される画像)、および1つ以上の関連するコマンド(例えば、選択されたシーンに直接ジャンプまたはスキップするようにDVDプレイヤーに命令するコマンド)によって規定される。
【0012】
これから図1を参照すると、図1は、DVDプレイヤーのようなビデオ再生システム内の例示的な複数のページメニューを図示している。一般的に、ユーザは、遠隔制御装置を使用して、さまざまなページ間を移動する。ユーザがビデオディスク(例えば、DVDビデオ)を挿入すると、“メインメニュー”104、“言語”106、および“チャプター”108を表示するメインメニューが、第1のページ102上でユーザに提示されてもよい。DVDプレイヤー用の遠隔制御装置上の矢印キーを使用して、ユーザは、“言語”メニュー106のオプションのボタンを強調表示させてもよい。一度、強調表示させてから、ユーザが遠隔制御装置上の選択キーを押すと、“言語”112の表題を有する第2のページ110がユーザに提示されることになる。この表題の下に、関連するオーディオの各言語に対して一連のボタンが提示されてもよい。図1で図示している言語は、“英語”114と“フランス語”116である。
【0013】
代わりに、図1で示したように、ユーザが、第1のページ102から“チャプター”ボタン108を強調表示してアクティブ化させた場合、第3のページ118がユーザに提示される。図示したように、この第3のページは、“シーン1”122、“シーン2”124、“メイン”126および“次に”128とラベル付けされている4つの付加的なボタンとともに“チャプター1”120の表題を含む。さらに、ユーザは、遠隔制御装置上の矢印キーを使用して、これらのボタンを移動し、これらのボタンのうちの任意のものを強調表示させてもよい。一度、強調表示させてから、遠隔制御装置上で提供されている選択キーをユーザが押して所定のボタンをアクティブ化させてもよい。例えば、図面で図示したように、ユーザが“次に”ボタン128をアクティブ化させた場合、メニューは、(“シーン3”134および“シーン4”136の画像ボタンをユーザに提示している)第4のページ132を表示するように進む。知られているように、新しいビデオの標準規格は、これらのおよび他の強固な対話型機能を提供し、一般的に、この対話型機能が、グラフィックメディアとのユーザの経験を向上させる。
【0014】
しかしながら、これらの向上した機能にもかかわらず、ある問題が生じることが分かっている。その問題が生じることが分かっている1つの例は、ビデオを表示または見る(専用ビデオプレイヤーとは異なる)コンピュータの使用である。特に、専用ビデオプレイヤー(例えば、DVDプレイヤー)に提供されている遠隔制御装置を使用する代わりに、マウスのようなコンピュータの標準の入力/出力デバイスを使用してビデオコンテンツと対話するときに問題が生じる。同じビデオディスクがコンピュータ上で実行または表示されているとき、ユーザは単にボタンの表面上でマウスを動かすことによって、選択不可能なボタンを自由に選択するかもしれないことが分かっている。先に提示した例に戻ると、ユーザが第2のページ110上の“言語”ボタン112を横切ってマウスを動かした場合、これは、結果的に意図されない動作になる。基礎となるコンピュータプログラムが、この意図されない動作をどのように取り扱ったかによって、さまざまな異なった意図されない結果が生じる。例えば、ボタンは、強調表示式でユーザに提示されるかもしれない。しかしながら、ユーザがマウスを左クリックしてボタンをアクティブ化させるとき、ビデオディスクがそのボタンを、そのページから選択またはアクティブ化できるボタンであると意図していないと、ビデオプログラムは何も動作しないかもしれない。例のように、第2のページ110における“言語”ボタン112は、点線によって示されているように選択可能であることが意図されていない。このボタンより下にある2つのボタン(“英語”114および“フランス語”116)のみが、選択可能であることを意味している。このケースにおいて、“言語”112ボタンのアクティブ化を試みると、基礎となるアプリケーションの選択要求の処理の仕方次第では、コンピュータプログラムがクラッシュを引き起こす可能性がある。
【0015】
ここで名称を提供する目的のために、ボタンは一般的に、4つの可能性ある状態のうちの1つのボタンを持つ。これから図2を参照すると、図2は、ビデオ再生システム内のボタンの異なった状態を図示している。これらの状態は、“ディセーブルされた”状態202、“通常”状態204、“選択された”状態206および“アクティブ化された”状態208を含む。表示されている第2のページ110について、図1に戻って参照すると、基礎となるビデオコンテンツソフトウェアが、その特定のページから選択されるべきものであるとそのボタンを意図していないと、“言語”112ボタンはディセーブルされた状態である(このことは、ボタンの周りの点線によって示されている)。“フランス語”ボタン116は通常状態であり、一方、“英語”ボタン114は選択された状態である。マウスポインタが選択されたボタンをオーバーレイしているときに、ユーザが左マウスキーをクリックすると、すなわち、ユーザが、選択されたボタンに対する遠隔制御装置の選択キーを押すと、その選択されたボタンがアクティブ化されるので、アクティブ化された状態208に入る。アクティブ化された状態208は一時的な状態であり、これは、一般的に、ボタンに関連する1つ以上のコマンドを、基礎となるビデオコンテンツまたはソフトウェアに実行させる。
【0016】
図2に図示されているように、ボタンは、アクティブ化された状態208から他の3つの可能性ある状態のうちのいずれかに進む。再び図1では、第1のページについて、“言語”ボタン106が選択されている。“言語”ボタン106がアクティブ化されると、数ある可能性ある動作の中の関連するコマンドによってメニューが生じ、第2のページ110に進む。このとき、“言語”ボタン112はこのページのメニューからの選択が意図されていないので、ディセーブルされた状態に入る。特定の例示を提供するために図1に戻ると、(図面で提示している4つのページのうちの)最後の3つのページにおいて、最上段のボタンは、選択不可能なボタンであるかもしれない。すなわち、第2のページ110において、図面は、“言語”112、“英語”114、および“フランス語”116の3つのボタンを図示している。しかしながら、ユーザが“英語”114および“フランス語”116のボタンのみを選択できるように、システムは設計されていてもよい。この点に関して、“言語”ボタンは選択不可能なボタンである。したがって、専用ビデオディスクプレイヤーの遠隔制御装置を使用してユーザがビデオディスクと対話するとき、“英語”114が強調表示されてから、ユーザが遠隔制御装置上の上矢印キーを押下しても、“言語”ボタンは強調表示も選択もされない。
【0017】
そのような機能は、“隣接”プロパティのようなボタンのあるプロパティを通して、部分的に実現されてもよい。あるビデオ仕様(例えば、ブルーレイディスク仕様)によって規定されて知られているように、ボタンには、左および右、または上および下に隣接ボタンがあるように規定されてもよい。そのような状態では、所定のボタンを選択(例えば、強調表示)しているときに、遠隔制御装置上の上矢印、下矢印、左矢印、または右矢印ボタンのうちの任意のものを押すと、遠隔制御装置によって選択された方向で、選択されたボタンの隣接ボタンであると規定されているボタンを選択または強調表示させるように動作する。しかしながら、隣接ボタンが、任意の所定(またはすべて)の方向でボタンに関係付けられるようには要求されない。したがって、図面に戻ると、“フランス語”ボタン116のみが、隣接ボタンとして“英語”ボタン114に関係付けられている。したがって、“英語”ボタン114が選択されているとき、下矢印キーのみが有効または正当な矢印キー入力として認識される(例えば、他の矢印キーは無視される)であろう。この方法では、ビデオが提示している現在のページまたはコンテキストにおいて選択が意図されていないがスクリーン上では提示されているあらゆるボタンを、遠隔制御装置により選択することをユーザは許されない。
【0018】
しかしながら、同じビデオディスクがコンピュータ上で実行または表示されているとき、ユーザはボタンの表面上でマウスを単に動かすことによって、選択不可能なボタンを自由に選択するかもしれないことが分かっている。先に提示した例に戻ると、ユーザが“言語”ボタン112を横切ってマウスを動かした場合、これは、結果的に意図されない動作になる。基礎となるコンピュータプログラムが、この意図されない動作をどのように取り扱ったかによって、さまざまな異なった意図されない結果が生じる。例えば、ボタンは、強調表示式でユーザに提示されるかもしれない。しかしながら、ユーザがマウスを左クリックして、ボタンをアクティブ化させるとき、(ビデオディスクがそのボタンを、そのページから選択またはアクティブ化できるボタンであると意図していないと)ビデオプログラムは何も動作しないかもしれない。代わりに、そのようなボタンのアクティブ化を試みると、コンピュータプログラムがクラッシュを引き起こす可能性がある。
【0019】
マウスまたは他のコンピュータ入力デバイスの使用を試みるとき、2つのボタンが互いにオーバーレイしているときに、別の問題点の例が生じる。マウスのような入力デバイスを使用して対話型ビデオディスクとインターフェイスしながらコンピュータを使用してビデオディスクを再生するときに、問題が生じるかもしれない。先に述べたように、1つの問題は、選択が意図されていないで、通常状態にあるボタンのうちの任意のボタン上でマウスが動かされたときに、システムがエラーまたは混乱させる結果を発生させるかもしれないことである。さらに、マウスを使用して、オーバーレイしているボタンを選択するときに、ユーザは、それらの2つのボタンの間をトグルするための実行可能な手段を持たない。その理由は、2つのボタンはスクリーン上で同じ位置に表示されているからである。この点に関して、マウスキーを押すと、現在強調表示されているこれらのボタンのうちのどちらかを選択することになるが、マウスには遠隔制御装置の左矢印キーまたは右矢印キーに対応するキーがないので、ユーザは他のボタンに対してトグルすることができないであろう。
【0020】
さらに、別の問題点または問題は、サイズが小さすぎるボタンの使用、または“透明”ボタンの使用に関連して生じる。ユーザが遠隔制御装置の入力デバイス上のあるボタンを押下するときに、ユーザにボタンを可視的に提示しないでアクションを提供する従来のツールとして、透明ボタンが使用されることもある。これらのボタンは、ユーザに見えないために正確な位置が知られていないので、ユーザがマウスを使用してこれらのボタンを選択することは実現不可能である。
【0021】
前述では、マウスの従来の“ポイントアンドクリック”アクションを越えた取り扱いが必要である対話型ビデオグラフィックを提供している状態のほんのいくつかの例を提示した。したがって、これらの問題および他の類似した問題に対する解決策が望まれる。
【概要】
【0022】
本開示の実施形態は、ビデオ再生システムにおいて遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツダウンロードするシステムおよび方法を提供する。簡単に記述すると、数ある中の1つの実施形態は、ビデオ内のページにおけるボタンを選択する方法に向けられている。方法は、ビデオを選択することと、ビデオに関係付けられている対話型コンテンツをサーバからダウンロードすることとを含み、対話型コンテンツは、ビデオ内の各ページにおけるすべての選択可能なボタンを識別し、各ボタンのプロパティを含む。最後に、方法は、対話型コンテンツを利用してビデオと対話することを含む。
【0023】
別の実施形態は、ビデオ内のページおけるボタンを選択するシステムを含む。システムは、第1のビデオに関係付けられている対話型コンテンツを記憶するデータベースと、第2のビデオを含んでいるビデオ再生デバイスとを具備し、ビデオ再生デバイスは、第2のビデオとユーザが対話できるようにする対話型コンテンツをダウンロードするように構成されている。
【0024】
本開示の他のシステム、方法、機能および効果は、図面および詳細な説明を考察すると当業者に明らかであり、明らかになるだろう。すべてのこのような付加的なシステム、方法、機能、および効果は、本開示の範囲内の詳細な説明内で含まれており、添付した特許請求の範囲によって保護されていることを意図している。
【0025】
ビデオ再生システムにおいて、マウスによって遠隔制御装置の機能を遠隔的に実現するシステムおよび基礎となる方法の多くの観点は、図面を参照すると、よりよく理解することができる。必ずしも図面中のコンポーネントはスケーリングされていないが、代わりに、遠隔ビデオ編集システムの原理を明瞭に図示する際に強調がなされている。さらに、図面における同じ参照符号は、いくつかの図面にわたって対応している部分を示している。
【詳細な説明】
【0026】
本開示のさまざまな観点を要約して、図面で図示しているような開示の説明をこれから詳細に参照する。これらの図面に関連して本開示を記述するが、ここで開示する1つ以上の実施形態に開示を限定する意図はない。反対に、添付した特許請求の範囲によって規定されているような本開示の精神および範囲内に含まれているすべての代替実施形態、修正および均等物を対象とすることを意図している。
【0027】
ビデオ再生システムにおいて、対話型コンテンツをダウンロードして遠隔制御装置の機能を提供するシステムおよび方法の実施形態を記述する。一般的に、対話型コンテンツは、現行のビデオに組み込まれている新しく生成されたビデオコンテンツに関連し、新しく生成されたビデオコンテンツは、ビデオ再生システムにおいて標準の入力/出力デバイスを使用することによって遠隔制御装置の機能をエミュレートする。例えば、小さすぎる、または透明であるためユーザに見えないボタンを選択する手段を提供する対話型コンテンツが生成されてもよい。この対話型コンテンツは、特定のビデオによって提供される複数のページメニュー間を移動するのにマウスの従来の“ポイントアンドクリック”操作が十分でないときに特に役立つ。いくつかの実施形態では、ボタンを選択する従来の手段を越えた特別な選択方法を必要とするボタンが検出されて識別される。この対話型コンテンツを後で第三者がダウンロードしてもよいように、この情報は、将来のアクセスのために対話型コンテンツとしてサーバ上に記憶される。この対話型コンテンツは、マウスのような標準の入力/出力デバイスを使用することによってボタンを選択するインスタント遠隔制御装置の機能を第三者に提供する。
【0028】
図3は、ビデオ再生デバイスにおいて、遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードする方法の実施形態を図示しているフロー図である。ステップ310から開始して、見るビデオを選択する。複数のビデオに対する対話型コンテンツをサーバが含む場合には、選択されたビデオは、どの対話型コンテンツをサーバからダウンロードするかを決定する。選択されたビデオは、各ページ内で記憶されているボタンを有する複数のページを含んでいてもよい。しかしながら、これらのボタンのうちのいくつかは、例えば、ボタンが透明であるので、または小さすぎるので、特別な取り扱いが必要かもしれない。これらのボタンを選択するために、ビデオに関係付けられている対話型コンテンツがサーバからダウンロードされる(ステップ320)。この対話型コンテンツを使用して、ビデオと対話する。ユーザはビデオ内のページ間を移動して(ステップ330)、対話型コンテンツを使用してボタンを選択する(ステップ340)。例のように、対話型コンテンツは、選択を行う前にボタン間を移動するためにユーザが使用する一連のグラフィック矢印を提供してもよい。
【0029】
これから図4を参照すると、図4は、ビデオ再生デバイスにおいて、遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードするシステムの実施形態を図示しているブロック図を提供している。図4におけるシステムは、さまざまなビデオ再生デバイス402、420およびサーバ416を具備している。いくつかの実施形態では、ビデオ再生デバイス402、420は、デスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータのような何らかのタイプのコンピューティングデバイスであってもよいが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態では、ビデオ再生デバイス402、420は、ブルーレイディスクプレイヤーまたはHD DVDプレイヤーであってもよい。一般的に、ビデオ再生デバイス402、420は、ビデオを見て、そのビデオと対話する手段をユーザに提供する。
【0030】
図4で示しているのは、ビデオ405内で提示されるページ404の例である。ページ404には、複数のボタン406、408、410が含まれ、ビデオ405によって提供されている他の複数のページメニューと対話するために、これらの複数のボタン406、408、410からユーザは選択をする。ボタンは、座標(例えば、x−y座標)、グラフィックオブジェクト、および1つ以上の関連するコマンド(例えば、選択されたシーンに直接ジャンプまたはスキップするようにビデオ再生デバイスに命令するコマンド)によって規定されている。図4で図示しているように、第1のビデオ再生デバイス402は、ビデオ405を処理して新しい対話型コンテンツを発生させる。この新しい対話型コンテンツは、マウスのような標準の入力/出力デバイスを使用することによって遠隔制御装置の機能を提供する。この例では、新しく生成された対話型コンテンツは、ユーザが他のボタンに移動できるようにするグラフィカルインターフェイス412の形態を取っている。このケースでは、グラフィカルインターフェイス412は、ユーザがマウスのような標準の入力/出力デバイスを使用して、隣接しているボタン406、410を選択するために利用してもよいナビゲーション矢印412a、412bから構成されている。いくつかの実施形態に対して、対話型コンテンツは、ビデオ再生デバイス以外の他の方法で発生されてもよいことに留意すべきである。例えば、ユーザインターフェイスの設計者は、グラフィカルソフトウェアがロードされたコンピューティングデバイスを使用して、特定のビデオに対して対話型コンテンツを生成してもよい。このようなコンピューティングデバイスは、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータおよび専用サーバコンピュータを含んでいてもよいが、これらに限定されるものではない。別のユーザは、この対話型コンテンツをダウンロードしてビデオと対話してもよい。
【0031】
ビデオ再生デバイス402、420は、ネットワーク414を通して接続されてもよく、このネットワーク414は、例えば、LAN、WANまたはインターネットであってもよい。サーバ416は、ネットワーク上でノードを形成してもよい。ユーザ402、420とサーバ416との間の接続は、任意の数の標準のネットワーキングインターフェイスであってもよい。ユーザ402、420をネットワーク414に接続している物理的媒体は、何らかの特定の媒体に限定されるものではないこと、また、ワイヤレス接続、Ethernet(登録商標)接続等から構成されていてもよいが、これらに限定されるものではないことを当業者は正しく認識するだろう。さらに、サーバ416は、対話型コンテンツを記憶するために、データベース418または何らかのタイプの記憶デバイスを備えていてもよい。
【0032】
サーバ416は、ビデオ再生デバイス402、420によってネットワーク414を通してダウンロードされた対話型コンテンツを記憶するための中央データベースを提供している。いくつかの実施形態では、1つのビデオ再生デバイス402は、特定のビデオ405を処理して、特定のビデオ405に対する新しい対話型コンテンツを発生させてもよい。そして、対話型コンテンツは、将来のアクセスのためにサーバ416にアップロードされる。別の当事者が、後で、その同じビデオのコピー422を別のビデオ再生デバイス420上で見たいと思い、そのビデオに対して生成された対話型コンテンツをダウンロードしてもよい。ビデオ再生デバイス420中のビデオ422、およびもう一方のビデオ再生デバイス402上で処理されたビデオ405は、同じビデオの2つの独立したコピーであってもよいことに1つ留意すべきである。これに対して、ユーザが、1つのビデオ再生デバイス402でビデオを処理してビデオに対する新しい対話型コンテンツを発生させ、後で、もう一方のビデオ再生デバイス420上でその同じビデオを見るように選択するかもしれないが、現在新しく生成された対話型機能はビデオに組み込まれている状態である。一度ダウンロードされると、対話型コンテンツは、離れた位置にいるユーザに対話型機能(例えば、マウスを使用する遠隔制御装置の機能)を提供する。マウスのような標準の入力/出力デバイスによる遠隔制御装置の機能を獲得するために、第2のユーザ420は、ビデオ422に関係付けられている対話型コンテンツをサーバ416からダウンロードする。サーバ416のデータベース418から対話型コンテンツをダウンロードすると、ビデオ再生デバイス420上でビデオを見ている当事者は、第1のユーザ402によって実現された対話型コンテンツを通してボタンを選択することができる。
【0033】
図5は、ビデオ再生システムにおいて、遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードするシステムの実施形態をさらに図示しているブロック図である。サーバ416上のデータベース418は、複数のビデオに対して対話型コンテンツ502a−dを含んでいてもよい。図5で示しているように、“ビデオD”510が、ビデオ再生デバイス512に挿入される。ビデオと対話するために、“ビデオD”510に関係付けられている“対話型コンテンツD”502cが、サーバ416からダウンロードされる。同様に、“ビデオA”がビデオ再生デバイス512に挿入された場合、“ビデオA”に関係付けられている“対話型コンテンツA”502aがダウンロードされるかもしれない。いくつかの実施形態では、対話型コンテンツは情報を含んでいてもよく、この情報は、すべてのボタンのプロパティ506(例えば、サイズ、透明レベル)、ビデオ内のすべての選択可能なボタンのカタログ504、およびコンテキストメニュー508(例えば、メニューバー、ナビゲーション矢印)である。
【0034】
これから図6および図7を参照すると、図6および図7は対話型コンテンツによって提供される遠隔制装置の機能を図示している。図6は、マウスをドラッグすることによって、対話型コンテンツが複数のページメニュー内のボタンの選択を提供する例を図示している。“ページ0”604が、5つのボタン606、608、610、612、614を表示しており、第3のボタン610が現在選択されている状態を考える。さらに、第3のボタン610は、左隣接ボタンとして第2のボタン608を規定し、そして右隣接ボタンとして第4のボタン612を規定していると仮定する。第3のボタン610が選択されていて、左または右方向のいずれかにマウスをドラッグすると、対応する隣接ボタンが選択されることになる。したがって、図6で図示しているように、マウスが右にドラッグされる場合、動作結果は、“ページ1”618の提示となり、“ページ1”618では、現在、第4のボタン612が選択されていることを示している。このページからのボタン3の610またはボタン5の614の選択は、左または右のいずれかにドラッグする同様の方法で実現される。類似する動作は、同様に、上または下の方向へのドラッグ操作によって実現できる。
【0035】
図7では、ボタンの選択は、グラフィック矢印を使用することによって実現される。メニューからのサンプルページ702が示されており、選択できるさまざまなシーン704、706、708、710、712、714が示されている。サーバ416から対話型コンテンツがダウンロードされると、ユーザはグラフィック矢印716a、716b、716cを使用することによって、ページ702内を移動することができる。この例では“シーン3”708が現在選択されている。ユーザが、代わりに“シーン4”710を見ることを望む場合、ユーザは単に下矢印716bをクリックして、その特定のシーンを選択する。同様に、ユーザが“シーン5”712を見たい場合、ユーザは単に右矢印716cをクリックして、その特定のシーンを選択する。
【0036】
図8は、対話型コンテンツをダウンロードするシステムの例示的な実施形態を図示しているブロック図である。一般的に述べると、ビデオ再生デバイス802は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、専用サーバコンピュータ、マルチプロセッサコンピューティングデバイス、セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドヘルドまたはペン入力コンピュータ、組込み型アプライアンス等のような、幅広いさまざまなワイヤおよび/またはワイヤレスコンピューティングデバイスのうちのいずれか1つを含むことができる。その特定の配置に関係なく、ビデオ再生デバイス802は、例えば、メモリ814、処理デバイス804、多くの入力/出力インターフェイス806、ネットワークインターフェイスデバイス808を具備でき、これらのデバイスのそれぞれは、データバス812に並列に接続されている。ディスプレイ810は、例えば、コンピュータモニタまたはPC向けのプラズマスクリーン、あるいはハンドヘルドデバイス上の液晶ディスプレイ(LCD)を含むことが可能である。
【0037】
処理デバイス804は、オーダーメードまたは商業的に入手可能なプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)またはビデオ再生デバイス802に関係付けられているいくつかのプロセッサのうちの補助プロセッサ、(マイクロチップの形態の)半導体ベースのマイクロプロセッサ、マクロプロセッサ、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、複数の適切に構成されているデジタルロジックゲート、ならびにコンピューティングシステムの全体的な動作を個々に、およびさまざまな組み合わせで調整するディスクリート素子を含む他の周知の電気構成を含むことが可能である。
【0038】
メモリ814は、揮発性メモリ素子(例えば、ランダムアクセスメモリ(DRAMおよびSRAM等のようなRAM))と不揮発性メモリ素子(例えば、ROM、ハードドライブ、テープ、CDROM等)との組み合わせのうちのいずれか1つを含むことができる。メモリ814は、一般的に、ネイティブオペレーティングシステム816、1つ以上のネイティブアプリケーション、エミュレーションシステム、あるいはさまざまなオペレーティングシステムおよび/またはエミュレートされたハードウェアプラットフォームのうちのいずれかのもののためのエミュレートされたアプリケーション、エミュレートされたオペレーティングシステム等を含んでいてもよい。例えば、アプリケーションは、対話型コンテンツ820をダウンロードして利用するための特定用途向けプログラム818を含んでいてもよい。一般的に、メモリ814は、簡略する目的で省略されている他のコンポーネントを含むことができることを当業者は正しく認識するだろう。
【0039】
特定用途向けプログラム818がソフトウェアで実現されると、システムが、さまざまなコンピュータ関連システムまたは方法によって使用される、あるいはこれらに関連して使用されるさまざまなコンピュータ読取り可能な媒体上に記憶できることに留意すべきである。この文書の状況では、コンピュータ読取り可能な媒体は、電子、磁気、光、あるいは他の物理的デバイスまたは装置を構成してもよく、これは、コンピュータ関連システムまたは方法によって使用される、あるいはこれらに関連して使用されるコンピュータプログラムを含むまたは記憶できる。インターフェイスは、使用のためにさまざまなコンピュータ読取可能な媒体に組み込むことができ、使用は、コンピュータベースシステム、プロセッサ搭載システム、あるいは命令実行システム、装置またはデバイスから命令をフェッチして、その命令を実行できる他のシステムのような、命令実行システム、装置またはデバイスによりなされたり、あるいはこれらに関連してなされたりする。
【0040】
この文書の状況では、“コンピュータ読取り可能な媒体”が、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用されるプログラムを、またはこれらに関連して使用されるプログラムを記憶、通信、伝搬または移動させる。コンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、デバイス、あるいは伝搬媒体であってもよいが、これらのものに限定されるものではない。コンピュータ読取可能な媒体のさらなる特定の例(網羅されていないリスト)には、1以上のワイヤを持つ電気接続(電子)、ポータブルコンピュータディスケット(磁気)、ランダムアクセスメモリ(RAM)(電子)、リードオンリーメモリ(ROM)(電子)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリ)(電子)、光ファイバ(光学)、およびポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CDROM)(光学)が含まれる。
【0041】
入力/出力インターフェイス806は、データを入力および出力する任意の数のインターフェイスを提供する。例えば、ビデオ再生デバイス802がパーソナルコンピュータを含む場合、これらのコンポーネントは、キーボードまたはマウスのような、ユーザ入力デバイス806とインターフェイスしてもよい。ビデオ再生デバイス802が、ハンドヘルドデバイス(例えば、PDA、モバイル電話機)を含む場合、これらのコンポーネントは、機能キーまたは機能ボタン、タッチ感応型スクリーン、スタイラス等とインターフェイスしてもよい。
【0042】
さらに図8を参照すると、ネットワークインターフェイスデバイス808は、ネットワーク414を通してデータを送信および/または受信するために使用されるさまざまなコンポーネントを含む。例示によると、ネットワークインターフェイスデバイス808は、入力および出力の双方と通信できるデバイス、例えば、変調器/復調器(例えば、モデム)、ワイヤレス(例えば、無線周波数(RF))トランシーバ、電話のインターフェイス、ブリッジ、ルーター、ネットワークカード等を含んでいてもよい。
【0043】
先に記述した実施形態は、可能性あるインプリメンテーションの単なる例であることを強調する。本開示の原理から逸脱することなく、先に記述した実施形態に対して多くの変更および修正を実行してもよい。本開示の範囲内であるここにすべてのこのような変更および修正を含み、特許請求の範囲によって保護することを意図する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】図1は、ビデオ再生システム内の例示的な複数のページメニューを図示している。
【図2】図2は、ビデオ再生システム内のボタンの異なった状態を図示している。
【図3】図3は、ビデオ再生システムにおいて遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードする方法の実施形態を図示しているフロー図である。
【図4】図4は、ビデオ再生デバイスにおいて遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードするシステムの実施形態を図示しているブロック図である。
【図5】図5は、ビデオ再生システムにおいて遠隔制御装置の機能を提供する対話型コンテンツをダウンロードするシステムの実施形態をさらに図示しているブロック図である。
【図6】図6は、対話型コンテンツによって提供される遠隔制御装置の機能を図示している。
【図7】図7は、対話型コンテンツによって提供される遠隔制御装置の機能を図示している。
【図8】図8は、対話型コンテンツをダウンロードするシステムの例示的な実施形態を図示しているブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオにおいてボタンを選択する方法において、
ビデオに関係付けられている対話型コンテンツをサーバからダウンロードすることと、
対話型ビデオコンテンツを使用して、ビデオと対話することとを含み、
対話型コンテンツは、ビデオ内の各ページにおけるすべての選択可能なボタンを識別し、各ボタンのプロパティを含む方法。
【請求項2】
対話型コンテンツは、同じビデオのコピーを処理した第三者によって発生される請求項1記載の方法。
【請求項3】
ビデオと対話することは、マウスを使用してボタンを選択することを含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
ボタンを選択することは、
現在選択されている第1のボタン上にマウスが位置付けられている間に、マウス上のキーを押下することと、
キーを押しながら、選択されるべき第2のボタンの方向にマウスをドラッグすることと、
一度、マウスが第2のボタン上に位置付けられると、マウス上のキーを放して、第2のボタンを選択することとを含む請求項3記載の方法。
【請求項5】
ボタンを選択することは、
選択可能なボタンのうち選択された状態にある第1のボタンを可視的に区別することと、
選択されるべき第2のボタンの方向にマウスをドラックすることと、
第2のボタンが選択されるときに、マウスの動きを中止することとを含む請求項3記載の方法。
【請求項6】
ボタンを選択することは、
選択可能なボタンのうちの1つのボタン上にマウスを位置付けることと、
マウス上のキーを押下したときにコンテキストメニューを表示することとを含み、
コンテキストメニューは、ボタンに関して実行することができる可能性あるアクションをユーザに提示する請求項3記載の方法。
【請求項7】
ボタンは、対話型コンテンツよって提供されるグラフィック表示を利用して、選択可能なボタン間を移動することを含み、
グラフィック表示は、ボタンのプロパティに基づいてボタンに関して実行することができるすべての利用可能なアクションをユーザに提示する請求項3記載の方法。
【請求項8】
対話型コンテンツをダウンロードすることは、インターネットを通して実行される請求項1記載の方法。
【請求項9】
各ボタンのプロパティは、ボタンが選択可能であるか否かを含む請求項1記載の方法。
【請求項10】
各ボタンのプロパティは、ボタンが透明であるか否かを含む請求項1記載の方法。
【請求項11】
各ボタンのプロパティは、予め定められたサイズよりボタンが小さいか否かを含む請求項1記載の方法。
【請求項12】
ビデオにおいてボタン選択するシステムにおいて、
第1のビデオに関係付けられている対話型コンテンツを記憶するサーバと、
第2のビデオを含むビデオ再生デバイスとを具備し、
ビデオ再生デバイスは、第2のビデオとユーザが対話できるようにする対話型コンテンツをダウンロードするように構成されているシステム。
【請求項13】
第2のビデオは、第1のビデオのコピーである請求項12記載のシステム。
【請求項14】
対話型コンテンツは、すべての選択可能なボタンと各ボタンのプロパティとを識別する請求項12記載のシステム。
【請求項15】
第2のビデオと対話することは、標準の入力/出力デバイスによってボタンを選択することを含む請求項12記載のシステム。
【請求項16】
サーバは複数のビデオに対する対話型コンテンツを記憶する請求項12記載のシステム。
【請求項17】
対話型コンテンツをダウンロードすることは、ネットワークを通して実行される請求項12記載のシステム。
【請求項18】
ビデオにおいてボタンを選択するためのプログラムを記憶しているコンピュータ読取り可能な媒体において、
対話型コンテンツをサーバからダウンロードするように構成されているロジックと、
対話型コンテンツを通してボタンを選択するように構成されているロジックとを含み、 対話型コンテンツは、ビデオ内の各ページにおけるすべての選択可能なボタンを識別し、すべてのボタンのプロパティを含むコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項19】
対話型コンテンツをダウンロードすることは、ネットワークを通して実行される請求項18記載のコンピュータ読取り可能な媒体。
【請求項20】
プログラムは、
ネットワークを通して新しい対話型コンテンツをサーバにアップロードするように構成されているロジックをさらに含む請求項18記載のコンピュータ読取り可能な媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−118618(P2008−118618A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−190550(P2007−190550)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(505187699)サイバーリンク・コーポレーション (6)
【Fターム(参考)】