説明

ピロー包装商品の中仕切り

【課題】ピロー包装された商品が、その形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できるようにする。
【解決手段】長方形状板紙の中央に多角形孔1を順に穿設した山折り片2を設け、山折り片2の両外側辺に長方形状の底面パネルをミシン目を介して連ね、底面パネルの外側辺に前記多角形孔1に対向した箇所に台形孔5を穿設した折り曲げ片6をミシン目を介して連ねてなるピロー包装商品の中仕切りとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、お菓子等の商品をピロー包装したピロー包装商品の中仕切りに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、図8に示すようなピロー包装商品101は、図9に示す波形仕切り102を身箱103内に収容し、波形仕切り102上にピロー包装商品101を載置する。
【0003】
消費者が自宅等で蓋を開けてみると、身箱中の菓子がバラバラになっている事が非常に多い。
【特許文献1】特開2001−146230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ピロー包装された商品が、その形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、ピロー包装された商品の形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できるようにすべく、長方形状板紙の中央に多角形孔を順に穿設した山折り片を設け、山折り片の両外側辺に長方形状の底面パネルをミシン目を介して連ね、底面パネルの外側辺に前記多角形孔に対向した箇所に台形孔を穿設した折り曲げ片をミシン目を介して連ねてなるピロー包装商品の中仕切りである。
【0006】
また、本発明は、具体的には、山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにしたピロー包装商品の中仕切りである。
【0007】
さらに、本発明は、具体的には、山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて、両折り曲げ片端部を下方に折り曲げ、多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにしたピロー包装商品の中仕切りである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、長方形状板紙の中央に多角形孔を順に穿設した山折り片を設け、山折り片の両外側辺に長方形状の底面パネルをミシン目を介して連ね、底面パネルの外側辺に前記多角形孔に対向した箇所に台形孔を穿設した折り曲げ片をミシン目を介して連ねてなるピロー包装商品の中仕切りであるので、ピロー包装された商品の形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できるようにする。
【0009】
また、本発明は、具体的には、山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにしたピロー包装商品の中仕切りであるので、ピロー包装された商品の形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できるようにする。
【0010】
さらに、本発明は、具体的には、山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて、両折り曲げ片端部を下方に折り曲げ、多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにしたピロー包装商品の中仕切りであるので、ピロー包装された商品の形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を添付する図面に基づいて、以下詳細に説明する。
【0012】
本発明は、長方形状板紙の中央に多角形孔を順に穿設した山折り片を設け、山折り片の両外側辺に長方形状の底面パネルを連ね、底面パネルの外側辺に前記多角形孔に対向した箇所に台形孔を穿設した折り曲げ片をミシン目を介して連ねてなるピロー包装商品の中仕切りである。
【0013】
本発明の展開図を図1に示す。
【0014】
長方形状板紙により作製する。
【0015】
長方形状板紙を横長にして、その中央に多角形孔1を順に穿設した縦長状の山折り片2を設け、山折り片2の両外側に長方形状の底面パネル3をミシン目4を介して連ね、底面パネル3の外側辺に前記多角形孔1に対向する箇所に台形孔5を穿設した折り曲げ片6をミシン目7を介して連ねる。
【0016】
上記展開図に示す中仕切りを使用する際は、図2に示すように折り曲げて使用する。
【0017】
山折り片2を中央の折り曲げ線8で山状に折り曲げ、両折り曲げ片6をミシン目7で上向きに折り曲げて多角形孔1と台形孔5により形成された係合段部9にピロー包装商品を保持させる。
【0018】
この中仕切りは、山折り片2の山の高さを変えると幅wが変化し、多角形孔1・台形孔5の所要数を決めればその長さlが決まる。
【0019】
図3はピロー包装商品10を中仕切りに保持させた正面模式図である。
【0020】
図4は、本発明の中仕切りの折り曲げ片6の端部12を中央の折り曲げ線11で下方に折り曲げた状態を示す斜視模式図である。
【0021】
図5は、ピロー包装商品10が係合段部9に係合され、山折り片2の中央の傾き14と折り曲げ片6の傾き15でピロー包装商品10を押え付けられた状態を示す正面模式図である。
【0022】
図6は、ピロー包装商品10が山折り片2の中央の傾き14で押え付けられた状態の側面模式図である。
【0023】
図7に身箱13に本発明の中仕切りが収容された状態を示す。
【0024】
中仕切りの幅wは、山折り片2の高さを変えることにより決定され、中仕切りの長さlは多角形孔1・台形孔5の所要の個数により決まり、中仕切りの高さhは蓋(図示せず)で決定される。
【0025】
本中仕切りは、ピロー包装された商品が、その形を壊すことなく、身箱内に整列させて収納且つ展示できる。
【実施例1】
【0026】
板紙166mm×286mm、山折り片70mm、底面パネル58mm、折り曲げ片50mmである。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、ピロー包装商品の中仕切りとして開発したが、薄いフィルムの袋に収容した菓子用としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の中仕切りの展開図である。
【図2】本発明の中仕切りの使用状態を示す斜視模式図である。
【図3】本発明の中仕切りにピロー包装商品を保持させた状態を示す正面模式図である。
【図4】本発明の中仕切りの折り曲げ片の端部を中央折り曲げ線で下方に折り曲げた状態を示す斜視模式図である。
【図5】ピロー包装商品が本発明の中仕切りの係合段部で係合され、山折り片の中央部の突起と折り曲げ片の傾きで押え付けられた状態を示す正面模式図である。
【図6】ピロー包装商品を山折り片の中央部の突起で押さえ付けられた状態を示す側面模式図である。
【図7】身箱に本発明の中仕切りが収容された状態を示す、斜視図である。
【図8】従来のピロー包装商品の斜視図である。
【図9】従来の波形仕切りを身箱内に収容し、波形仕切り上にピロー包装商品を載置した状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
1…多角形孔
2…山折り片
5…台形孔
6…折り曲げ片
13…身箱


【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形状板紙の中央に多角形孔を順に穿設した山折り片を設け、山折り片の両外側辺に長方形状の底面パネルをミシン目を介して連ね、底面パネルの外側辺に前記多角形孔に対向した箇所に台形孔を穿設した折り曲げ片をミシン目を介して連ねてなるピロー包装商品の中仕切り。
【請求項2】
山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにした請求項1記載のピロー包装商品の中仕切り。
【請求項3】
山折り片を中央の折り曲げ線で山状に折り曲げ、両折り曲げ片をミシン目で上向きに折り曲げて、両折り曲げ片端部を下方に折り曲げ、多角形孔と台形孔により形成された係合段部にピロー包装商品を保持させるようにした請求項1記載のピロー包装商品の中仕切り。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−81147(P2008−81147A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−262127(P2006−262127)
【出願日】平成18年9月27日(2006.9.27)
【出願人】(592160043)株式会社第一紙行 (5)
【Fターム(参考)】