説明

ピークホールド回路のリセット装置

【課題】安価な構成で適切なタイミングにリセット信号を出力させる。
【解決手段】A/D変換回路3からデジタル信号として入力されるホールドコンデンサCのホールド電圧の電圧レベルの増加を検出したときに、増加前後の電圧レベルの差をコンパレータ5aによって求める。そして、求めた差が所定のしきい値以下である場合は、リセット信号を出力する。よって、入力信号Vinの入力に伴うホールドコンデンサCのホールド電圧の増加量が、ホールド電圧の飽和判断に適した所定のしきい値以下になった時点で、初めてホールドコンデンサCをリセットしてホールド電圧を放電させる。これにより、ホールドコンデンサCの1回目のチャージ時点におけるホールド電圧に比べてはるかに、入力信号Vinの反転信号の電圧レベルのピーク値に近い値にホールド電圧が達するまで、ホールドコンデンサCをチャージさせた時点で、リセット信号を確実に出力することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピークホールド回路のホールドコンデンサを放電させるリセット装置に関する。
【背景技術】
【0002】
入力信号のピーク値をホールドするピークホールド回路では、リセット条件の成立に伴いリセット信号を入力することで、ホールドコンデンサに蓄えられたピーク値に相当する電荷を放電し、ホールドしたピーク値をリセットするようにしている。
【0003】
ところで、入力信号がパルス信号である場合、そのパルス幅(オン期間)が短いと、ピークホールド回路の入力段に設けられるオペアンプ等の回路に使用される素子の応答性能が追いつかないことがある。そのような場合には、ホールドコンデンサに入力信号の信号レベルに応じた電荷を十分にチャージさせることができない。
【0004】
ピークホールド回路のリセットについては、入力信号の電圧レベルとホールドコンデンサのホールド電圧との差が所定の範囲内に入るまでは、ホールドコンデンサをリセットせずにチャージを繰り返し、所定の範囲内に入るとリセット信号を入力するようにした提案が、過去に行われている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−288990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の提案では、リセット信号の入力タイミングの決定に入力信号の電圧レベルを用いているため、次のような問題がある。
【0007】
まず、オペアンプの応答性能が追いつかないほどパルス信号のパルス幅が短いと、ホールドコンデンサのチャージ回数を増やしてもホールド電圧が入力信号の電圧レベルと所定の範囲内の差に達しないことがある。そうすると、ホールドコンデンサがリセット信号の入力によりリセットされない状態が続き、その結果、フリーズ状態に陥る可能性がある。
【0008】
また、入力信号の電圧レベルが安定せず、ふらつくことがあるので、そのような場合には、ホールドコンデンサのホールド電圧との比較に基づくリセット信号入力の適否の判定ロジックが不安定なものとなってしまう。したがって、入力信号の電圧レベルが変動する場合、上述した従来の提案は適切に機能することができない。
【0009】
さらに、パルス幅の短いパルス信号のように入力信号の入力期間が短い場合は、ホールドコンデンサのホールド電圧を入力信号の電圧レベルを比較できる期間が短く、応答性能に優れた高性能の比較器を用いなければ、両者を比較することができない可能性がある。
【0010】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ピーク値をホールドする対象の入力信号が、パルス幅の短いパルス信号であったり、電圧レベルが変動する信号であっても、高性能の素子を用いない安価な構成で、リセット信号を適切なタイミングで出力することができるピークホールド回路のリセット装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置は、
周期性を持つ入力信号のピーク値をホールドコンデンサでホールドし、リセットスイッチ素子へのリセット信号の入力により前記ホールドコンデンサを放電させるまでの間、該ホールドコンデンサのホールド電圧を出力するピークホールド回路に接続され、前記リセットスイッチ素子に前記リセット信号を出力するリセット装置において、
前記入力信号が入力される度に、前記ホールド電圧の増加を検出する増加検出手段と、
前記増加検出手段が増加を検出した前記ホールド電圧の増加量が所定のしきい値以下となった場合に、前記リセット信号を前記リセットスイッチ素子に出力するリセット信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置によれば、入力信号が周期性を持つことで、ホールドコンデンサのホールド電圧は、入力信号のパルス幅が短くても、入力信号の周期に応じて徐々に増加する。したがって、入力信号の入力の度にホールドコンデンサのチャージを繰り返している限り、ホールドコンデンサのホールド電圧はやがて入力電圧の電圧レベルに近づく。そして、入力信号が入力される度に検出されるホールドコンデンサのホールド電圧の増加量は、入力信号の入力が繰り返されるに連れて少なくなる。
【0013】
このため、入力信号が入力される度に検出されるホールド電圧の増加量を確実に所定のしきい値以下に到達させて、リセットスイッチ素子にリセット信号を確実に出力することができる。
【0014】
しかも、入力信号の電圧レベルをリセットスイッチ素子に対するリセット信号の出力の判定基準としないので、入力信号の電圧レベルの変動が大きくても、ホールドコンデンサのホールド電圧が入力信号の電圧レベルに近づいた適切なタイミングでリセット信号を出力することができる。
【0015】
さらに、リセット信号の出力に当たって比較するのが入力信号の入力に伴う増加前後のホールド電圧であることから、入力信号の入力期間の長短に拘わらず比較の時間を十分に確保することができる。そのため、安価な比較器の使用が可能となり、よって、高性能な比較器を殊更用いることなく安価な構成でリセット信号を出力することができる。
【0016】
以上により、周期性を持つ入力信号であれば、パルス幅が短い、もしくは、電圧レベルが安定しない信号であっても、高性能の素子を用いない安価な構成で、リセット信号を適切なタイミングで出力することができる。
【0017】
また、請求項2に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置は、請求項1に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置において、前記リセット信号出力手段が、前記増加量検出手段が検出した前記増加量が所定回数を連続して前記所定のしきい値以下となった場合に、前記リセット信号を前記リセットスイッチ素子に出力することを特徴とする。
【0018】
請求項2に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置によれば、請求項1に記載した本発明のピークホールド回路のリセット装置において、入力信号の入力に伴うホールド電圧の増加量が所定値以下となる条件を所定回数連続して満たすことで、リセット信号の出力条件が初めて満たされることになる。このため、ホールドコンデンサのホールド電圧がより確実に飽和したことを確認した上で、より適切なタイミングでリセット信号を出力することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明のピークホールド回路のリセット装置によれば、ピーク値をホールドする対象の入力信号が、パルス幅の短い周期的な信号であったり、電圧レベルが安定しない信号であっても、高性能の素子を用いない安価な構成で、リセット信号を適切なタイミングで出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係るリセット装置を接続したピークホールド回路を示す回路図である。
【図2】図1のピークホールド回路に入力される入力信号とホールドコンデンサのホールド電圧との関係を示すグラフである。
【図3】図1のFPGA回路による動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【図4】図1のFPGA回路による動作の流れの他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るリセット装置を接続したピークホールド回路を示す回路図、図2は図1のピークホールド回路に入力される入力信号とホールドコンデンサのホールド電圧との関係を示すグラフである。
【0022】
図1に示す本実施形態のピークホールド回路1は、入力信号Vinが入力されるオペアンプOP1をダイオードDのアノード側に接続し、ダイオードDのカソードとグラウンド(アース)との間に、ホールドコンデンサCとNPN型トランジスタT1(請求項中のリセットスイッチ素子に相当)のコレクタ−エミッタを接続すると共に、それらとダイオードDのカソードとの接続点に、ホールドコンデンサCのホールド電圧を低インピーダンスで出力するオペアンプOP2を接続した、一般的な構成を有している。
【0023】
オペアンプOP1に入力される入力信号Vinの反転信号の電圧レベルがホールドコンデンサCのホールド電圧より大きいと、オペアンプOP1の出力が+(プラス)となってダイオードDを順方向にバイアスする。したがって、オペアンプOP1がゲイン1のバッファとなり、ホールドコンデンサは入力信号Vinの反転信号によりチャージされる。
【0024】
一方、入力信号Vinの反転信号の電圧レベルがホールドコンデンサCのホールド電圧より小さくなると、オペアンプOP1の出力が−(マイナス)となってダイオードDを逆方向にバイアスする。したがって、ホールドコンデンサCがオペアンプOP1から切り離されてオープン状態になる。これにより、ホールドコンデンサCがそれまでのホールド電圧のままにホールドされる。
【0025】
ところで、オペアンプOP1に入力される入力信号Vinは、図2の上半部に示すように、周期性を持つローアクティブのパルス信号であり、10ns以下のパルス幅(オン期間)を有している。
【0026】
このように、入力信号Vinのパルス幅(オン期間)が極めて短いので、入力信号Vinが一回(1パルス)オペアンプOP1に入力されても、図2の下半部に示すように、ホールドコンデンサCのホールド電圧は一気に入力信号Vinの反転信号の電圧レベルまでには達しない。
【0027】
そこで、本実施形態では、図1に示すように、A/D変換回路3を介してオペアンプOP2に接続したFPGA(Field Programmable Gate Array )回路5(請求項中のリセット装置に相当)によって、ホールドコンデンサCのホールド電圧が入力信号Vinの反転信号の電圧レベルに近づいてから、リセット用のNPN型トランジスタT1のベースにリセット信号を出力するようにしている。
【0028】
FPGA回路5は、ルックアップテーブル(LUT)とフリップフロップ(FF)とを有する多数のロジックセルを、内部配線により相互に又はI/Oインタフェース回路と接続する等して構成されている。
【0029】
このFPGA回路5は、プログラムファイルであるビットストリームデータをコンフィギュレーションメモリにロードし、これにしたがってロジックセルを動作させることで、ビットストリームデータにより規定した所望の処理を行うように構成されている。SRAM型のFPGA回路5の場合、ビットストリームデータは外部の不揮発性メモリ7(フラッシュメモリやEEPROM等)から読み出されてコンフィギュレーションメモリにロードされる。
【0030】
そして、FPGA回路5は、A/D変換回路3からデジタル信号として入力される、ホールドコンデンサCのホールド電圧の電圧レベルが、入力信号Vinの入力(オフ期間からオン期間への移行)に伴って増加する度に、増加前後の電圧レベルの差を内部のコンパレータ5aにより求めるように設計されている。
【0031】
また、FPGA回路5は、コンパレータ5aが求めた差が所定のしきい値以下となった場合に、リセット信号をNPN型トランジスタT1のベースに出力するように設計されている。
【0032】
なお、所定のしきい値は、ホールドコンデンサCのホールド電圧が飽和したと判断するのに適した、「0」に近い値に設定されている。
【0033】
次に、上述した構成によるFPGA回路5が実行する動作の流れを、図3のフローチャートを参照して説明する。まず、FPGA回路5では、電源の投入による起動に伴って初期化処理を実行する(ステップS1)。初期化処理の実行後、FPGA回路5では、電源がオンである間(ステップS3でYES)、ステップS5以降の動作を実行する。
【0034】
まず、FPGA回路5では、A/D変換回路3からデジタル信号として入力されるホールドコンデンサCのホールド電圧の電圧レベルの増加を検出したときに(ステップS5でYES)、増加前後の電圧レベルの差をコンパレータ5aによって求める(ステップS7)。
【0035】
そして、求めた差が所定のしきい値以下でない場合は(ステップS9でNO)、ステップS3にリターンする。一方、求めた差が所定のしきい値以下である場合は(ステップS9でYES)、リセット信号を出力した後(ステップS11)、ステップS3にリターンする。
【0036】
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、請求項中の増加検出手段が、図3のフローチャートにおけるステップS5の動作を行うときのFPGA回路5によって構成されている。また、本実施形態では、請求項中のリセット信号出力手段が、図3のステップS7乃至ステップS11の動作を行うときのFPGA回路5によって構成されている。
【0037】
このように構成した本実施形態のFPGA回路5を、ピークホールド回路1へのリセット信号の出力に用いると、入力信号Vinの入力に伴うホールドコンデンサCのホールド電圧の増加量が、ホールド電圧の飽和判断に適した所定のしきい値以下になった時点で、初めてホールドコンデンサCがリセットされてホールド電圧が放電される。
【0038】
例えば、図2の下半部のグラフでは、入力信号Vinの周期的な入力によりホールドコンデンサCが連続6回チャージされると、増加前後のホールド電圧の差が所定のしきい値以下となって、リセット信号によりホールドコンデンサCがリセットされる。ホールドコンデンサCのリセット時点におけるホールド電圧は、例えば、ホールドコンデンサCの1回目のチャージ時点におけるホールド電圧に比べてはるかに、図2の下半部のグラフの左端に示す入力信号Vinの反転信号の電圧レベルのピーク値に近い値となる。
【0039】
即ち、入力信号の周期的な入力が繰り返されることで、ホールドコンデンサCのホールド電圧は、例え入力信号Vinの入力期間が短くても徐々に増加する。したがって、入力信号Vinの入力の度にホールドコンデンサCのチャージを繰り返している限り、ホールドコンデンサCのホールド電圧はやがて入力信号Vinの電圧レベルに近づく。そして、入力信号Vinが入力される度に検出されるホールドコンデンサCのホールド電圧の増加量は、入力信号Vinの入力が繰り返されるに連れて少なくなる。
【0040】
このため、入力信号VinがオペアンプOP1に入力される度にFPGA回路5で検出されるホールド電圧の増加量を確実に所定のしきい値以下に到達させることができる。これにより、ホールドコンデンサCの1回目のチャージ時点におけるホールド電圧に比べてはるかに、入力信号Vinの反転信号の電圧レベルのピーク値に近い値にホールド電圧が達するまで、ホールドコンデンサCをチャージさせた時点で、リセット用のNPN型トランジスタT1にリセット信号を確実に出力することができる。
【0041】
しかも、入力信号Vinの電圧レベルをNPN型トランジスタT1に対するリセット信号の出力の判定基準としないので、入力信号Vinの電圧レベルの変動が大きくても、ホールドコンデンサCのホールド電圧が入力信号Vinの電圧レベルに近づいた適切なタイミングでリセット信号を出力することができる。
【0042】
さらに、リセット信号の出力に当たってFPGA回路5のコンパレータ5aで比較するのが、入力信号VinのオペアンプOP1への入力に伴う増加前後のホールド電圧であることから、入力信号Vinの入力期間(オン期間)の長短に拘わらず比較の時間を十分に確保することができる。そのため、安価な比較器をコンパレータ5aとして使用することが可能となり、よって、高性能な比較器を殊更用いることなく安価な構成でリセット信号を出力することができる。
【0043】
以上により、入力信号Vinが、パルス幅の短い信号であったり、電圧レベルが安定しない信号であっても、高性能の素子を用いない安価な構成で、リセット信号を適切なタイミングで出力することができる。
【0044】
なお、上述した実施形態では、入力信号Vinの入力に伴うホールドコンデンサCのホールド電圧の電圧レベルの増加量が所定のしきい値以下になると、即座にリセット信号を出力するように、FPGA回路5を構成した場合について説明した。しかし、ホールド電圧の電圧レベルの増加量が所定回数連続して所定のしきい値以下となった場合に初めて、リセット信号を出力するように、FPGA回路5を構成してもよい。
【0045】
そのように構成した場合にFPGA回路5が実行する動作の流れを、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
まず、FPGA回路5では、ステップS1の初期化処理において、内部のカウンタのカウント値をゼロリセットする処理などを行う。初期化処理の実行後、FPGA回路5では、電源がオンである間(ステップS3でYES)、ステップS5以降の動作を実行する。
【0047】
そして、図3のステップS5及びステップS7の動作を行った後、コンパレータ5aによって求めた増加前後のホールド電圧の電圧レベルの差が所定のしきい値以下でない場合には(ステップS9でNO)、内部のカウンタのカウント値をゼロリセットした後(ステップS10a)、ステップS3にリターンする。一方、求めた差が所定のしきい値以下である場合は(ステップS9でYES)、内部のカウンタのカウント値を「1」インクリメントする(ステップS10b)。
【0048】
さらに、カウント値が規定値(請求項中の所定回数を規定する値)に達していない場合は(ステップS10cでNO)、ステップS3にリターンし、カウント値が規定値に達した場合は(ステップS10cでYES)、リセット信号を出力すると共に(ステップS11)、内部のカウンタのカウント値をゼロリセットした後(ステップS13)、ステップS3にリターンする。
【0049】
以上の説明からも明らかなように、この場合には、請求項中のリセット信号出力手段が、図4のステップS7乃至ステップS13の一連の動作を行うときのFPGA回路5によって構成されることになる。
【0050】
FPGA回路5をこのように構成すれば、入力信号Vinの入力に伴うホールド電圧の増加量が所定値以下となる条件を所定回数連続して満たすことで、リセット信号の出力条件が初めて満たされることになる。このため、ホールドコンデンサCのホールド電圧がより確実に飽和したことを確認した上で、より適切なタイミングでリセット信号を出力することができる。
【0051】
なお、上述した実施形態では、FPGA回路5によりリセット装置を構成したが、例えばマイクロコンピュータ等のFPGA回路5以外のプログラマブルデバイスとコンパレータ(比較器)との組み合わせで、リセット装置を構成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 ピークホールド回路
3 A/D変換回路
5 FPGA回路
5a コンパレータ
7 不揮発性メモリ
C ホールドコンデンサ
D ダイオード
OP1 オペアンプ
OP2 オペアンプ
T1 NPN型トランジスタ
Vin 入力信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周期性を持つ入力信号のピーク値をホールドコンデンサでホールドし、リセットスイッチ素子へのリセット信号の入力により前記ホールドコンデンサを放電させるまでの間、該ホールドコンデンサのホールド電圧を出力するピークホールド回路に接続され、前記リセットスイッチ素子に前記リセット信号を出力するリセット装置において、
前記入力信号が入力される度に、前記ホールド電圧の増加量を検出する増加量検出手段と、
前記増加量検出手段が検出した前記増加量が所定のしきい値以下となった場合に前記リセット信号を前記リセットスイッチ素子に出力するリセット信号出力手段と、
を備えることを特徴とするピークホールド回路のリセット装置。
【請求項2】
前記リセット信号出力手段は、前記増加量検出手段が検出した前記増加量が所定回数連続して前記所定のしきい値以下となった場合に、前記リセット信号を前記リセットスイッチ素子に出力することを特徴とする請求項1記載のピークホールド回路のリセット装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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