説明

ファイナルフレームワーク

【課題】データ、プログラム、およびその時系列管理を一元管理する。また普遍的なフレームワークの提供による生産効率の向上と、作業効率の向上、使用者の操作に対する教育の不要化を図る。
【解決手段】少なくとも1パレット手段をフレームワークに備える。そしてパレット手段に対して少なくとも、フィールド分割手段、各作業フィールド(作業画面)を分割使用できる手段を始め、作業フィールド(画面)のページを追加、管理するページ切り替え手段、FFの手段を縦横無尽にリンク、内蔵、管理する「時空間リレーショナル行動(データ)ベース」としてのビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)、作業フィールド上または、そのプログラム中ののデータをドラッグ&ドロップするData_D&D手段、等々を付加し備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムのフレームワーク手段に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
従来においてはGUIなどを含むフレームワーク手段は、個々のプログラムに個々に作成されており、OS上で個々のプログラム(個々のウインドウ)にて独自の仕様にて稼動していた。
または一つのプログラムの中で多数のウインドウなどを伴ったフレームワークの切り替えにて動作していた。ここで、ウインドウとは、完成されたプログラムでの枠であり、フレームワークの表現形態のひとつである。

そしてプログラムの構築時には、画像処理プログラムなら画像処理といった基本プログラムの入出力手段としてプログラムの基礎を担う手段として開発者にインターフェィスする。これもフレームワーク手段の一つの機能である。

【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のフレームワークには、
1 個々のプログラムに個々に製作していた。

2 種々なデータや種々なプログラム(ウインドウ)を目的の仕事に対応させて使用するために個々に対応するプログラム(ウインドウ)を切り替えながら仕事をしていた。すなわちレントゲン撮影ならレントゲンのプログラム(ウインドウ)を、症例写真の撮影、表示などには症例写真用のプログラム(ウインドウ)を使用するので、患者さんへのプレゼンにも個々のプログラム(ウインドウ)を切り替えたりしてプレゼンするなど、仕事をする時も個々のプログラムを切り替えないといけない。また同一プログラム中でも個々に主なウインドウ(プログラム)を前記のごとく切り替えて使用するなどの煩雑姓があった。これらは、非常に仕事の質、効率、表現などを低下させていた。

3 一例として種々な患者データ(業務データ)などのデータを集めてデータベース化し履歴をとる手間があった。

などなど

1データと、
2プログラムと、
3データ履歴や時系列あるいは時空間データ整理といったなどのデータベース化とを
一元的に管理、動作できる手段はなかった。
(これらは、使用者側での大きな問題であり、使用者側での無駄な時間の浪費、仕事の不出来、プレゼンの不出来 などの大きな問題を生じている。)

またそれゆえにプログラム開発も大きな浪費を生じていた。すなわち単一のフレームワークがあれば、常に一種類のフレームワークを使用するのみでよく、フレームワークに力を集中する必要がなく、プログラム本質のみに集中できるからである。これが現在できていない。(これらの問題は、開発者側での問題である。)

という問題が生じていた。

【課題を解決するための手段】
【0004】
上記問題を解決するために
少なくとも1パレット手段をフレームワークに備える。

そしてパレット手段に対して少なくとも
2 フィールド分割手段 各作業フィールド(作業画面)を分割使用できる手段
3 整列手段
4 データベース化(フィールド)手段
5 プログラム管理(フィールド)手段。
6 ファイル手段
7 横拡大手段
8 表示手段
9 連携手段
10 個々データ表示手段
11 ツリー手段
12 カテゴリ切り替え手段
13 ファイル画面手段
14 検索手段
15 消去(クリア)手段
16 環境手段
17 汎用GUI手段
のいづれかまたはその組み合わせを付加し備えることを特徴とする。
また
診断支援手段(診断ナビ)を備えて診断を強力に支援してもよい。
さらに

作業フィールド(画面)のページを追加、管理する ページ切り替え手段、

FFの手段を縦横無尽にリンク、内蔵、管理する「時空間リレーショナル行動(データ)ベース」としてのビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)、

作業フィールド上または、そのプログラム中ののデータをドラッグ&ドロップするData_D&D手段、
そしてData_D&D手段が生じた履歴の中のいづれかまたはその組み合わせをリンク状態とするビジュアルリンク手段、
そしてそのデータの履歴(データバッファ)がビジュアルバッファ手段、

データ間の相互関係を表示できる ビジュアルアロー手段、

静的または動的あるいはマルチメディアデータを保持したり、ポインティングする
辞書機能をつかさどる辞書手段 そして
容易で簡単、強力な 辞書検索手段、
さらに処置ナビを引用可能として辞書とするビジュアルガイド手段、

処置手段、レセ手段、病名手段などを呼び出すカルテ手段、

などのいずれかまたはその組み合わせ、

そして、前記それらのいづれかまたはその組み合わせの手段などを要素として管理できる
処置ナビゲーション手段(処置ナビ)

そして上記すべての履歴を収集し処置ナビのフローチャートやデータなどを生成し処置ナビをあらたに生成するビジュアルオービタ手段

を備えてもよい。

そして、上記にたいして特に好適なオブジェクトやプログラムを供給可能であるリアルオブジェクト、リアルプログラムを生成するリアルコンパイラ(Real Compiler)を使用して、FF自体を構築しても良いし、またそのリアルオブジェクトをFFのオブジェクトとしても良い。

さらにこの時、だれでも手軽にデータを操作できる規格化簡単ファイル手段をFFのファイル手段としても良い。


【発明の効果】
【0005】

普遍的なGUIの提供でもあるので、生産性の向上、操作感の統一による修練時間の短縮、再教育の不必要性などがある。


1〔請求項1の作用および効果〕
請求項1のファイナルフレームワークは、プログラムやデータを少なくとも一元管理できるパレット手段を備える事を特徴とするので、一元的に全てのデータや全てのプログラムを一元的に使用できる。これにより作業効率が飛躍的に上昇する。またこのフレームワークをプログラム開発に使用すれば、生産性が非常にあがる。

2〔請求項2の作用および効果〕
請求項2のファイナルフレームワークは、パレット手段の作業フィールドにおけるページを切り替えるページ切り替え手段(切替手段または切換手段)を備える事を特徴とするので、作業フィールド(画面)を複数もて、複数管理できる。

3〔請求項3の作用および効果〕
請求項3のファイナルフレームワークは、所定の処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を備える事を特徴とするので、処置などの行動を管理できるし、行動をナビゲートできる。言い換えれば「行動(データ)ベース手段」としても便利である。

4〔請求項4の作用および効果〕
請求項4のファイナルフレームワークは、
ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を備える事を特徴とするので、

5〔請求項5の作用および効果〕
請求項5のファイナルフレームワークは、
所定の辞書手段を備える事を特徴とするので、観察している画像などの情報の比較、鑑別、同定、分析などができる。

6〔請求項6の作用および効果〕
請求項6のファイナルフレームワークは、
所定の辞書検索手段を備える事を特徴とするので、簡単、容易、高速、強力に辞書の情報を得ることができる。これにより観察している情報の鑑別、同定、分析などができる。

7〔請求項7の作用および効果〕
請求項7のファイナルフレームワークは、
所定の診断支援手段(診断ナビ)を備える事を特徴とするので、
的確な診断が、迅速にできる。 また初心者でも高度な熟練者の診断ができる。

8〔請求項8の作用および効果〕
請求項8のファイナルフレームワークにおける処置ナビゲーション手段(処置ナビ)は、
商品購入ナビゲーション手段を備える事を特徴とするで処置に必要な商品を購入できる。
また在庫切れがなく、診療がスムーズに進行する。

9〔請求項9の作用および効果〕
請求項9のファイナルフレームワークにおけるパレット手段は、
作業画面(作業フィールド(画面))を分割するフィールド分割手段を備える事を特徴とするので、比較作業が行える。それにより種々なデータを一元的に比較しながら作業が行える。

10〔請求項10の作用および効果〕
請求項10のファイナルフレームワークにおけるパレット手段は、
フィールドをタイリングな位置にしたり、使用者が重ねあわせにした重ね合わせの配列にした位置を切り替える整列手段を備える事を特徴とするので、ばらばらにちらかったデータをもとの位置に整理整頓できる。

11〔請求項11の作用および効果〕
請求項11のファイナルフレームワークは、
データベース化(フィールド)手段を備える事を特徴とするので、パレット(作業)の履歴や分類が一元的に行える。

12〔請求項12の作用および効果〕
請求項12のファイナルフレームワークは、
プログラム管理(フィールド)手段を備える事を特徴とするので、プログラムを一元的に使用できる。プログラム管理(フィールド)手段は、プログラム管理フィールドから作業フィールドへプログラムのドロップ&ドラッグを可能とする。
またそのプログラムが機器の計測制御プログラムであれば、一元的に機器を管理、データを表示、管理できる。さらに従来のプログラムアイコンとデータアイコンという異種の情報を分離して扱えるので、操作に迷いがない。
またプログラム管理(フィールド)手段がドラッグ&ドロップ(手段)に対応した場合において、プログラムアイコンを作業フィールドにドラップ&ドラッグ(手動で行ったり、ダブルクリックにてアイコンの軌跡などがドラッグするなど)した場合は、思考の断裂が無く操作者のストレスがない高い効率的な良好な操作性を得ることができる。この操作性の向上は、全世界的に見ると非常に大きい。CO排出にしてもかなり削減できるであろう。

13〔請求項13の作用および効果〕
請求項13のファイナルフレームワークは、
ファイル手段を備えることを特徴とするので、一元的な効率の高いファイル操作ができる。
14〔請求項14の作用および効果〕
請求項14のファイナルフレームワークは、
ファイル画面手段を備える事を特徴とするので、一元的な効率の高いファイル操作が多様的かつ可視的に行える。さらにファイル画面を複数表示できる。これによりファイル間の移動、コピーが容易となったり、作業フィールド画面へのドラッグ&ドロップの選択範囲が広がる。

15〔請求項15の作用および効果〕
請求項15のファイナルフレームワークは、
横拡大手段を備える事を特徴とするので、高速にサムネイルを多数提示し、ドラッグ&ドロップを非常に容易にする。つまり簡単な機構で、強力、高速なファイル操作ができる。

16〔請求項16の作用および効果〕
請求項16のファイナルフレームワークは、
ファイル手段の表示、非表示を操作する表示手段を備える事を特徴とするので、パレットフィールドの画面を高速に大きく使用できる環境にすることができうる。簡単な機構で、強力、高速なファイル操作ができる。

17〔請求項17の作用および効果〕
請求項17のファイナルフレームワークは、
連携手段を備えることを特徴とするので、全データの閲覧を容易にする。

18〔請求項18の作用および効果〕
請求項18のファイナルフレームワークは、
個々データ表示手段を備えることを特徴とするので、カテゴリー別にデータを閲覧できる。
19〔請求項19の作用および効果〕
請求項19のファイナルフレームワークは、
ツリー手段を備えることを特徴とするので、既存の資源を使用できる。

20〔請求項20の作用および効果〕
請求項20のファイナルフレームワークは、
カテゴリ切り替え手段を備えることを特徴とするので、高速にカテゴリを切り替えられる。一例として患者さんのデータと症例データを比較したいときなどに大変便利である。

21〔請求項21の作用および効果〕
請求項21のファイナルフレームワークは、
検索手段を備えることを特徴とするので患者さんのフォルダなどを瞬時に見つけることができる。

22〔請求項22の作用および効果〕
請求項22のファイナルフレームワークは、
Data_D&D手段を備えることを特徴とするので、作業フィールド間でのプログラム間データ通信が容易にできる。

23〔請求項23の作用および効果〕
請求項23のファイナルフレームワークは、
ビジュアルアロー手段を備えることを特徴とするので、リンク情報、画像情報、プログラム情報などの情報が閲覧できる。

24〔請求項24の作用および効果〕
請求項24のファイナルフレームワークは、
ビジュアルリンク手段を備えることを特徴とするので、
Data_D&D手段でのデータの通信履歴のいづれかまたは、その組み合わせでのプログラム間リンクができる。

25〔請求項25の作用および効果〕
請求項25のファイナルフレームワークは、
FFでのすべての履歴のいづれかまたはその組み合わせを記憶できる
ビジュアルオービタ手段を備えることを特徴とする。

26〔請求項26の作用および効果〕
請求項26のファイナルフレームワークは、
ビジュアルリンク手段を備えることを特徴とするので、
処置ナビ手段を辞書として使用できる。

27〔請求項27の作用および効果〕
請求項27のファイナルフレームワークは、
カルテ手段を備える事を特徴とするので、
処置、レセ、病名などのカルテをFFで記述できる。

28〔請求項28の作用および効果〕
請求項28のファイナルフレームワークは、
消去(クリア)手段を備えることを特徴とするので、パレット手段、データベース化(フィールド)手段、プログラム管理(フィールド)手段のデータやプログラムの登録のいづれかまたはその組み合わせを消去できる。

29〔請求項29の作用および効果〕
請求項29のファイナルフレームワークは、
環境手段を備えることを特徴とするので、さまざまな設定を行うことができる。

30〔請求項30の作用および効果〕
請求項30のファイナルフレームワークは、
規格化簡単ファイル手段を備えるので、誰でも簡単にデータを操作できる。
言い換えれば、ファイル操作は全くプログラミングしなくても良い。

31〔請求項31の作用および効果〕
請求項31のファイナルフレームワーク用リアルコンパイラ(システム)は、
実世界の静止画や動画などをコンパイルしてハードウェアに適合する機械語を生成できる。また従来のコンパイラからのオブジェクトもリンクできる。

32〔請求項32の作用および効果〕
請求項32のファイナルフレームワークは、
領域強調手段を備えることを特徴とするので、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)などの領域設定手段が設定した領域を強調描画できる。またこの時、色付与手段、3次元付与手段、時間(動画)付与手段などを使用すれば、色、形、動的形、動的色などを実際の採取した色、形、動的形、動的色などにて付与でき、その場合実際の色、形、動的形、動的色などを観察できる。

【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明のファイナルフレームワークを、図1〜図50に示す実施例または変形例に基づき説明する。
手段を採用することを実施の形態とする。
【0007】
〔実施例の構成〕
図1において
ファイナルフレームワーク(装置または手段)は、
手段1 パレット手段
を少なくとも備える。

パレット(フィールド)手段、ファイル(フィールド)手段、プログラム管理(フィールド)手段、データベース化(フィールド)手段などは、そのフィールドをGUIを使用して表示したり、そのフィールドへの情報(一例としてドラッグ&ドロップ情報など)をGUIを使用してやりとりする。またフィールド分割手段、整列手段、横拡大手段、表示手段などは、そのGUIを介してボタン(手段)としてパレットフィールド画面上に表示しても良い。
ここでいうGUIは、ウインドウズ、リナックス、ユニックスなどの開発環境で提供されているGUIをはじめとして本発明の趣旨に沿えばどのようなGUIでも良い。
【0008】
手段1 パレット手段は、少なくともデータやプログラムを一元的に管理、表示できる手段である。
表示されたのがプログラムの場合、プログラムはパレット上で起動し使用ができる。
表示されたのがデータの場合は、データが見える。
【0009】
一例としてドラッグ&ドロップにて作業画面(作業フィールド(画面))にプログラムやデータを表示させてもよいし、また下記のファイル手段からのデータ、プログラムにて表示を行っても良い。具体的にはドラッグ&ドロップのイベントとマウスのイベントにてパレット手段の作業フィールド画面におけるイベント発生したフィールドに対応する画面サイズ、位置に前記ドラッグ&ドロップされたプログラムをパレット手段が起動し、前記画面サイズ、位置に表示する手段を少なくとも備える。この時このプログラムは、ウインドウズならExe,Com,OCXなどいづれの実行可能なファイルでもよいし、またOLEにて埋め込んでも良い。さらにまた独自プロトコルにて実現しても良い。

以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0010】
言い換えると
パレット手段は、データ、プログラムなどをストアし、作動、表示する手段でもある。
一例としてデータを作業画面(作業フィールド画面)上にドラッグ&ドロップすれば、そのデータが表示される。またプログラムをドラッグ&ドロップすれば、プログラムが表示され機能する。
ワードデータ、表計算データ、画像データ(動画、静止画)などなどいずれのデータでもパレットフィールド1のパレットフィールド画面の作業画面(作業フィールドに対応)にて表示でき、かついづれの種類のプログラムでも動作するパレットフィールド1を提供する。このパレットフィールド1には、 作業を任意に設定できる作業フィールド(作業フィールド画面に対応)2を設定できる。その作業フィールド(作業画面に対応)2は、フィールド分割手段にて数を設定できる。
【0011】
ここでフィールドは、メモリなどの仮想空間上の手段であり、それをGUI(グラフィックユーザーインターフェィス)手段が画面と仮想空間上の手段とのインターフェイスをしており、パレットなど各フィールドは、フィールド画面に対応して表示、入力などのGUIをなしている。
【0012】
パレットフィールドは、作業フィールドの他に、これら作業フィールド(作業フィールド画面)を分割するフィールド分割手段の操作ボタンなどをパレットフィールドに備える事もできる。 これはパレットフィールド画面のどこに位置させても良い。
またパレットフィールド1は、図4のごとくドラッグ&ドロップの位置により5分割しても良い。すなわち中央の四角にドロップすれば、1画面での作業を、他の4つの四角にドロップすれば、4画面でドロップした位置の作業画面での作業となる。(図5)
【0013】
[効果]
このパレット手段は、現行の既知のプログラム開発手段(ウインドウズ、リナックスなどの開発環境など)にて当業者なら容易に作成できるが、実現したプログラムは無いのが現状である。これは、ひとつには、人間の既成概念と専用ソフト主義がつくりだした盲点と思われる。すなわち現行のOS上のプログラムでは、ウインドウを切り替えて仕事を行う。この切り替えが人間にとってストレスになり、作業効率を下げる。この切り替え作業を皆無にする事がパレット手段にて可能となる。これがプログラム、データなどの作業の一元化である。この一元化は、全世界レベルでみて非常に大きな作業効率を生み出すであろう。
【0014】
さらにウインドウやデータのツリー上での位置などを記憶するのは人間の脳であるところに問題点がある。この記憶すなわち本発明においては手段5プログラム管理(フィールド)手段手段4データベース化(フィールド)手段手段6ファイル手段パレット手段に作用させる事で解決される。これらは、パレット手段というウインドウを切り替える事なくプログラムやデータを多様に使用し作業ができる手段を一元的に管理、使用するので、人間の脳にたよっていたウィンドウの切り替え()やツリー上の位置記憶などを本手段にて行えるので的確で、効率的、永久的な作業記憶による高効率化ができる。すなわち
手段5プログラム管理(フィールド)手段は、プログラムのパレット(フィールド(画面))手段での一元使用ができる。
手段4データベース化(フィールド)手段は、パレットの履歴、使用を時系列的などに収集、記憶できる。これはタグ手段によりその履歴、時系列などを一元的にパレットフィールド上に呼び出せる。この時パレットは変形しないので使用者には一元的に複数のパレットが同様に使用できる。
手段6ファイル手段は、従来のツリーなどをオプションとして使用したりして、パレットに従来の見てくれ(Look&Feel)にて従来よりも高速な使用感にてデータ(プログラムはオプション)を提供する。この従来の見てくれ(Look&Feel)の提供でもパレット上でデータやプログラムが一元管理(表示)できるので従来の資産の継承をしながら新しい一元管理体制に移行できる。またファイル手段にてサムネイルのキャッシュ、バックグラウンド展開が行え、後述の表示(ボタン)手段、横拡大(ボタン)手段との連携で従来の使用感を遙かにしのぐ高速性を提供する。
またファイル手段のオプションである検索手段、個々データ表示手段、連携手段、カテゴリ切り替え手段などによってファイルの整理が非常に簡単に行われる。これによりパレット手段へのデータ、プログラムの移行がスムーズに行われる。
【0015】
プログラム、データを一元管理できる。 とくに患者説明に威力を発揮するなど、プレゼンテーションに有効である。それゆえに一般業務などの作業効率にも非常に優れる。これによる経済効率は、現在考えられる他のいかなる手段より勝っていると思われる。
また開発者にとっても真のオブジェクト化ができるので、効率の高い開発ができる。
【0016】
さらにパレット手段は、
作業画面(作業フィールド)2を、分割することができる
手段2 フィールド分割手段 を備えるとさらに良い。
パレットは、1作業フィールド(1作業フィールド画面)、2作業フィールド(2作業フィールド画面)、4作業フィールド(4作業フィールド画面)、6作業フィールド(6作業フィールド画面)、8作業フィールド(8作業フィールド画面)、n作業フィールド(n作業フィールド画面)(n>0、nは整数)などを選択でき、個々に別々のデータやプログラムを表示、または機能させる事ができる。 また 作業画面(作業フィールド画面に対応)2の位置もパレットフィールド1上にて任意に移動できる。(図6) さらにまた作業フィールドを複数有して、表示は1表示(1作業フィールド画面)などのフィールドと表示は1対1でなくとも良い。
さらに32画面など患者さんの歯牙の本数にあわせた分割を行ってもよい。
【0017】
手段3 整列手段 図6、図7などにおける整列ボタンに対応。
図6のごとくマウスなどにて位置を変更したフィールドを自動的に元のタイリングにもどしたり、元の位置にもどしたりする。(図7)
【0018】
手段4 データベース化(フィールド)手段 図8などにおけるDbFと記載があるバー部分に対応。
データベース化手段は、パレット手段をパレット生成手段にて複数備えることができる。そしてその個々のパレットを区別できるようなにタグを生成し個々のパレットに結合しておく。
【0019】
パレット手段にドラッグ&ドロップされたり、ファイル手段からデータまたはプログラムが入力されたりすると、データベース化手段は、パレット手段をさらに1枚増やす。
そして、現在ドラッグ&ドロップされたパレット手段にタグをつけて、日付やカテゴリーをタグに表示する。ここで、図3のごとくパレットを未使用の場合、白紙のタグをつけておくと心理生理手段として有効である。すなわちこのタグによる管理、パレット手段を複数管理できるというデータベース機能の明示的な示唆となる。
【0020】
従来は、ファイルフォルダなどを選択してプログラムウインドに展開し、それをサムネイルウインドウに選択し収集、データベース化して患者さんに説明をしていたりしていた。
しかしパレット手段にドラッグ&ドロップしたり、ファイル手段からブラウジングしたりして得られたデータまたはプログラムデータ情報は、パレット手段に展開された瞬間にデータベース化される。そしデーターベースフィールドにタグが一つ増える。ので非常に効率的な手段である。
このデータベースは、眼振などの視野移動をともなわず、かつ思考の断裂を防止する心理生理手段でもある。
【0021】
言い換えるとデータベース化(フィールド)手段は、
図8などのごとくパレットの管理を行う手段である。一例としては、パレットを使用した日付をタブ手段にて表示、呼び出し を行う手段である。 また日付ではなく種類、カテゴリー、あいうえお順、アルファベット順などのデータ管理のキャラクターであれば良い。
【0022】
効果
これによりパレットを時系列的に表示、編集、管理できるなど一元的にパレット情報を管理、操作できる。

【0023】
手段5 プログラム管理(フィールド)手段 図5などにおけるP.F.と記載があるバー部分に対応。
図5などのごとくプログラムフィールドにプログラムを登録しておく手段。そしてパレット手段にドラッグ&ドロップする事が可能である。ここでも図5などのごとく白紙のアイコンを明示的に表示し、プログラムを追加できることを伝達する心理生理手段を採用してもよい。ここで、プログラムのアイコンは、図5のごとくテキストアイコン(手段)でも良いし、また実際の機器などの写真アイコンであるリアルアイコン(手段)でも良い。リアルアイコンを使用すれば、実際の動作と同じ感覚が得られてより直感的なGUI(グラフィックユーザーインターフェィス)となる。
【0024】
そしてパレット手段にファイルの入出力のフレームワークを付加するとさらに便利である。
手段6 ファイル手段
ファイルの入出力を提供する。 プログラム管理(フィールド)手段に図5などのごとくブラウザ手段が登録されていれば、ブラウザ手段をドラッグ&ドロップすれば、ファイル手段の選択されたフォルダ(図5の青色強調されている野々村フォルダ)にファイルの閲覧ができる。またプログラム管理(フィールド)手段に図5などのごとくキャプチャー手段が登録されていれば、ビデオ画像などのキャプチャー画像がファイル化できる。
さらにまたファイル手段に表示されたデータは、ドラッグ&ドロップにてパレットフィールド1に表示ができる。などの入出力を提供する。
さらに具体的には、図59のごとく、ファイルの読み書き、プレビューまで行い、プログラム記述者は、ただファイル情報(ファイルINFO)とデータ情報(データポイント)のみを受け取れば、他の処理は不要という規格化された非常に簡単なプログラミングが可能である規格化簡単ファイル手段を備えるのが合理的である。
【0025】
効果
パレット手段にファイル入出力が付加されるので、効率の高いファイル操作ができる。
また開発者は、最も時間のかかるフレームワークをほとんど全て提供するので、非常に効率的かつ経済的な開発ができる。 とくにファイル管理、デコレーションなし、プログラム管理、データベース管理が全く不要なのがプログラマーにとって非常にありがたい。
本質的なメインのプログラムより見てくれ的なGUIなどのフレームワークの方が手間とお金がかかるのが現状のプログラム開発となりがちである。 また売れ筋のソフトは、フレームワーク、GUI、操作性が最も優れており、主なプログラム自身の評価が低いのも問題となっている。
【0026】
ファイル手段は、その横方向の大きさを瞬時に変化させる
手段7 横拡大手段 をパレット手段に備えるとさらに便利である。(図9,図10)
図9や図10における→や←などの矢印ボタンに対応。そして図9縮小そして図10拡大時を表している。
横拡大手段は、ファイルウインドウ手段を横方向にボタン手段にて拡大または縮小する手段である。
図9において横拡大ボタン(→が描画されているボタン)を押すとファイル手段が、図10のごとく横方向に拡大する。そしてボタンは、←となり縮小する動作であるボタン手段ということを表示する。
【0027】
従来は、ファイルフォルダなどを選択してプログラムウインドに展開していた。さらに、それをサムネイルウインドウに選択し収集して患者さんに説明をしていたりしていた。
しかし、この横拡大手段により瞬時にサムネイルを表示できる。すなわちファイル手段の画面あるいはバックグラウンドには、サムネイルが展開しているため、ファイル操作を伴わない再描画という瞬時の動作にてサムネイル群が得られるのである。これは、人間からみれば、同様な行為と見えるが、従来のプログラムでは、ファイル読み出し、描画という非常に遅い処理(ファイル読み出し)をしているのである。
【0028】
またルック&フィールを従来と同じにしたいなら、ファイル手段とパレット手段のだんうがいおいては、 位置を左右再描画する反転描画手段を採用すれば、従来展開していた配置と全く同じ(ルック&フィールが同じ)で、速度だけ速くなったように感じる。
【0029】
手段8 表示手段 図10と図11における表示、非表示 ボタンに対応
ファイル手段を表示、非表示する手段。
これによりパレットフィールドを大きく使用したり、ファイルをすぐに使用したりできる。
これもまた描画、再描画のみの高速活用できる。(時間のかかるファイル操作などが不要である。)
【0030】
ファイル手段を表示あるいは、非表示する
図10などは、ファイル手段が表示されている状態。
図11は、ファイル手段が非表示状態。
【0031】
手段9 連携手段 図8などにおける連携タグに対応。
選択されたフォルダ、患者名、データベースNoなどにより指定されたデータ、プログラムを一元的に表示する。(図8の下側のファイル手段画像)
同一患者さんのフォルダにおける種々なデータを瞬時に収集表示できる。

【0032】
手段10 個々データ表示手段 図3〜図10におけるX線タグ、写真タグ、MSタグに対応。
選択されたフォルダ、患者名、データベースNoなどにより指定されたデータ、プログラムを、性質別に表示する。一例として野々村友佑の写真、X-ray、MS(マイクロスコープ)のタグを押すと、写真タグには写真のデータ、またはプログラムが、X-rayタグにはX-rayのデータがファイル手段に表示される。

同一患者さんのフォルダにおける種々なデータを瞬時に分類表示できる。

【0033】
手段11 ツリー手段 図3〜図7などにおけるツリータグに対応。
OSのツリーを表示し使用できる。 それゆえ既存資源を非常に効率的に使用ができる。

【0034】
手段12 カテゴリ切り替え手段 図3〜図10における患者ボタン、症例ボタン、に対応。
一例として患者と症例などのカテゴリーの違うファイルを切り替える。

これもまた高速化のひとつである。 開発者または使用者の作業効率が非常に良くなる。

【0035】
手段13 ファイル画面手段 図3〜図10における画面ボタンに対応。
ファイル手段の画面数を決める。ここでは、1画面と2画面だが、多画面でも良い。
ファイル操作が非常に高速に行える。 開発者または使用者の作業効率が非常に良くなる。さらに図59のごとく規格化された簡単な規格化簡単ファイル手段を使用し、さらにソフトウェアの開発作業効率を上げても良い。

【0036】
手段14 検索手段 図3から図10におけるNo000001や野々村友佑部分のボックスに対応。
ファイル手段の表示画像上に設定されている入力ボックス手段に一例として名前や番号を入力するとその患者さんのフォルダが検索されファイル手段に表示される。

【0037】
手段15 消去(クリア)手段 図3から図12における消去ボタン(Clearボタン)に対応
パレットやファイル手段やデータベース化(フィールド)手段やプログラム管理(フィールド)手段などのデータまたはプログラムなどの登録(情報)を抹消する。 それゆえ便利である。

パレット手段においては、個々のプログラムやデータが消去できる。
ファイル手段においては、個々のファイルやプログラムが消去できる。
プログラムフィールドにおいては、プログラムの登録が消去できる。
データベースフィールドにおいては、データベースデータが消去できる。

など便利である。
さらに履歴消去復元手段を採用して、作業履歴ごとや、選択履歴に対してなどように消去したり、復元したりしても良い。

【0038】
手段16 環境手段
パレット手段、ファイル手段、プログラム管理(フィールド)手段、データベース化(フィールド)手段、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)、辞書手段などなどの本発明の各々の手段におけるいづれかまたはその組み合わせの環境設定ができる。

【0039】
手段17 汎用GUI手段
上記手段を画面上に描画する手段。汎用のGUIを使用するなどしてもよい。

【0040】
[効果]
A データとプログラムを一元管理できる。(操作性の大幅な改善)

従来は、プログラムの切り替え、データの種類の違いによるウインドウの切り替えなどの操作が煩雑であり、一貫性がないなどのデータ、プログラムの一元性がなかった。ファイナルフレームワーク手段によりデータとプログラムを一元管理でき、作業効率が大きく改善された。

【0041】

B 生産効率の大幅な拡大
フレームワークをいちいち作らなくてもプログラムが作れるので効率的である。
OSとプログラムの中間的な、いわゆるフレームワークである。

【0042】
[変形例]
上記手段は、術者や製造者が取捨選択し使用、製造する。 一例としてパレット手段のみをファイナルフレームワークとして使用したり、またパレット手段とプログラム管理(フィールド)手段とデータベース化(フィールド)手段のみを使用したり、パレット手段とファイル手段などを使用したりなどである。(図20や図57の一部または全部を使用してもよい。)
さらに以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
さらにFF自体やFFで使用するデータは、後述のリアルコンパイラで記述するとさらに効率が非常に良い。


【実施例1】
【0043】
第1実施例は、ファイナルフレームワークをパレット手段とそのオプションにて構成使用して、歯科患者管理装置を開示する例である。
【0044】
[第1実施例の形態]
第1実施例は、上記手段1から17を全て使用する例である。
【0045】
[構成]
図1において
1 パレット手段
2 フィールド分割手段
3 整列手段
4 データベース化(フィールド)手段
5 プログラム管理(フィールド)手段。
6 ファイル手段
7 横拡大手段
8 表示手段
9 連携手段
10 個々データ表示手段
11 ツリー手段
12 カテゴリ切り替え手段
13 ファイル画面手段
14 検索手段
15 消去(クリア)手段
16 環境手段
17 汎用GUI手段 既存のOSやそのサービスルーチンである。
18 表示手段、入力手段 ディスプレイやマウス、キーボードなどである。
からなる。(以上の個々の番号は、手段の番号である。)
【0046】
各手段は、前記実施の形態のごとくの構成である。
【0047】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0048】
また図1は、その接続一例である。前記実施形態中の各手段が図1のごとくの一例としての接続がなされている。
【0049】
また図2は、パレット手段にプログラム管理(フィールド)手段からプログラム(一例としてブラウザ)をドラッグ&ドロップした時の状態(ブロック図の一例)を記載した。
【0050】
[動作]
図3において、
起動すると図3の画面で始まる。
【0051】
図4において、
図3の画面のドラッグ&ドロップ位置の境界を表示した図である。
中央にドラッグ&ドロップすれば、1画面で大きく使用できる。
また他の領域でドラッグ&ドロップすれば、4画面の部分画面となる。(図5など)
【0052】
図5において、
向かって左上の作業フィールド画面(領域)にプログラム管理(フィールド)手段(の画面)からブラウザをドラッグ&ドロップした例。すると4分割の4のボタンが黒(アクティブ)になり4分割画面であることを表示する。
ブラウザは、対応していたフォルダのデータを表示した。(図2も参照)

さらに具体的には、
図13 ブラウザをマウスカーソルが選択、
図14 ブラウザをドラッグ
図15 ブラウザを作業フィールド画面にドロップしブラウザが機動した後の画面
(ここで、ページ切換手段を使用していると、パレットフィールド画面右上にページボタンとページ番号が表示される。)

さらにこの時図2のごとく、ブラウザが指定したファイル情報またはファイル画面で指定されているファイル情報を初期画面にするのかは、環境手段の設定次第である。
またファイル画面が選択したデータを優先順位1とし、優先順位2を白紙とし、ブラウザの指定しているデータ(主に前回最後の使用データなど)を優先順位3としても良い。
【0053】
図6において、
作業画面を移動した例である。一例としてマウスでドラッグした。すると整列ボタンが非アクティブとなった。(白抜き表示)
【0054】
図7において、
整列ボタンを押すと、タイリングな4画面分割の定位置にもどる。
またファイル手段の画面において画面ボタンを押すとファイル手段の画面が2画面となる。この上の画面がMainのファイル手段をあらわす。これは、選択フォルダの色などで表現しても良い。この場合、野々村友佑フォルダが背景青表示されている。(選択表示)
【0055】
図8において、
ファイル手段画面下の連携タグをマウスなどにて選択する。すると野々村友佑フォルダの中のデータがファイル画面に(全て)サムネイル表示される。そしてサムネイル画像を空いている作業フィールドの画面にドラッグ&ドロップすると画像などが表示される。この時データだとバーがなく、プログラムだと図3のごとくコントロールのバーが表示される。このコントロールのバーは、そのプログラム特有のものであり、特にパレット手段があてがうわけではないが、パレット手段があてがうプログラムコントロール手段を設けても良い。
【0056】
さらにまたこの図では、違う日にドラッグ&ドロップなどの作業を行うなど、2つめのパレット手段も使用した一例である。すなわち2005年11月22日と2006年1月8日にパレットを使用した一例である。図8は具体的な一例として時系列のデータベースを環境手段にて設定した例であるので、パレットを使用したその日ごとによりタグがあてがわれる。 この例は、データベース化(フィールド)手段に、日ごとの作業によりタグ手段を割り当てるように環境手段が設定している例である。このカテゴリを日にち以外に設定してもよい。その場合は、違うカテゴリが発生した場合にタグ手段が一つ増える。(パレット手段が増える。)
【0057】
図9において、
下のファイル手段画像の画面ボタンを押すと下のファイル手段画像のみの表示となる。
ファイルの中身が見やすくなる。
【0058】
図10において、
横拡大手段に対応する横拡大ボタンである図9における→を押すと、図10のごとく横拡大する。これは、ファイル呼び出しを伴わないので非常に高速にサムネイルの多くをみることができ、さらにそのファイルをパレットフィールドにドラッグ&ドロップできるので大変便利である。
そして→ボタンが←ボタンに表示が変わる。
【0059】
図11において、
図10の非表示ボタンをおすと、ファイル手段の画面が消える。そしてパレット手段の画面が大きくなる。 そして非表示ボタンが表示ボタンとなる。
【0060】
図12において、
パレット手段のフィールド分割手段における画面ボタン1,2,4,8の1ボタンを押すと1画面となる。

【0061】
[効果]
レントゲン情報、口腔内写真、顕微鏡画像、診療情報などの情報が一元管理、表示できる。 従来は、ウィンドウを切り替えながら説明、作業するところがパレットのみで仕事がおわり効率的である。またパレットの履歴も一元的にすぐに呼び出せるので、効率的で、自分の脳記憶にたよらなくてもよいので、明確である。
【0062】
またオルソ撮影装置、デンタル撮影装置、顕微鏡装置、口腔内写真装置など各種の歯科機器をプログラム管理(フィールド)手段に登録してあれば、どのような装置を使用しても一元的に使用ができ一元的にデータが整理され、一元的に表示説明ができるなど非常に効率的な作業ができる。

【0063】
[変形例]
上記実施例では、
プログラム管理(フィールド)手段には、キャプチャーとブラウザを登録してあったが、他のプログラムでも良いのは言うまでもない。また2次元データにて説明したが、3次元データまたは、3次元データを操作するプログラムを使用しても良い。
データベース化(フィールド)手段は、日付としたが、環境手段にてカテゴリーなどとしても良い。
【0064】
上記実施例では、ドラッグ&ドロップ(D&D)を手動で行ったが、自動で行う自動D&Dにて行ってもよい。一例として検査Fullの顕微鏡検査を指定したら、パレット手段に自動的に顕微鏡プログラムがプログラムフィールドからドラッグ&ドロップされてもよい。
ここで、FFの基本的なデータ移送手段として図20に示すData_D&D(手段)、すなわち作業フィールド(画面)の情報(画像など)を作業フィールド(画面)間、もしくは作業フィールドで動作しているプログラムの情報(画像)とを個々にD&D(ドラッグ&ドロップ)できる機能を備えるても良い。特に診断プログラムをいづれかの作業フィールド(画面)で動作させているときに便利である。これも一元管理の一つであり、心理生理手段ともいえる。
【0065】
ここでさらに図20のごとくページ切換手段を使用していると
プログラムを同じ作業フィールド(画面)に複数D&D(ドラッグ&ドロップ)するか、またはデータを複数同じ作業フィールド(画面)にD&D(ドラッグ&ドロップ)するとページ切換手段が動作して作業フィールド(画面)を増加させる。(図16から図19)
【0066】
そして1枚送りボタン(矢印一つの右、左)と最初にもどるページ送りボタン手段(2重矢印右、左)でページを順次表示できる。そしてページ番号の部分を書き直すと書き直したページが表示される。またページボタンを押すと次の新しいページを作成する。さらに具体的にはページ表示の数字をカーソル手段にて書いてページを変更する既知のリストボックス、コンボボックス、ダイアログボックスなどの手段を採用しページ切り替え手段に情報を伝達してもよい。ここでもまた図13,図14のごとく空白ページの表示をして、この機能(ページ切換機能)を明示的に示す心理生理手段を採用しても良い。
【0067】
図16において
ページ1のフィールド画面が使用された。ここでは、環境手段によりページ1が生成されたところでページ0を生成するように設定されている。図15は、非設定の場合である。
図17において
ページ2のフィールド画面が使用された。
図18において
ページ3のフィールド画面が使用された。
【0068】
さらにここで、パレット手段の画面数を3つ使用したので、パレットフィールド右上にページ3と表示される。パレット(手段)内の作業フィールド画面のいづれかの画面が追加されれば、画面フィールドが1ページ追加される。
【0069】
ここで、ページ0は、この作業における基本画像を貼り付けておくのが非常に便利である。特にページ0を基準画像手段(基準パレット手段)としても良い。
【0070】
具体的な一例として歯科においては、図19のごとくページ0を少なくとも上顎、下顎の全歯牙範囲が移っている口腔内写真を表示させるとよい。そしてこの写真に後述のビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にてデータやプログラムを埋め込んだり、他のデータやプログラムとリンクさせると便利である。これは、歯式として使用できる。
【0071】
さらに具体的な一例として、この写真にポケット測定(値)をリンクしたり、顕微鏡画像検査(画像)をリンクしたり、培養検査(値、画像)などをビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にてリンクしたりすると便利である。
【0072】

すなわちこのページ0から他のページへジャンプしたり、他のパレット手段にジャンプしたりするともいえる。
【0073】
さらに特例としてビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にて処置ナビ手段へリンクしても良い。さらにまた処置ナビ手段を上下顎の写真として、その個々の歯牙、歯周組織、何組織などの各組織の写真に対して、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)などを使用してフローチャート手段をリンクしても良い。これを処置ナビとしてもよい。この場合、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)などは、処置ナビと処置ナビ以外で独立していてもよいし、また連携、同一のビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)でも良い。
【0074】
さらに前記上顎、下顎の全歯牙範囲が移っている口腔内写真の他に側面写真、オルソ画像、デンタル画像をページ0としてもよい。など口腔内を全体的に表現できる画像を特にページ0とする。ここからビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にて他のデータやプログラムとリンクされ、大変便利である。これは、時空間リレーショナルデータベースである。
【0075】
ここでビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)が扱う時空間リレーショナルデータベースは、扱う指標がデータだけではなく、プログラムも含むのでさらに正確には、時空間リレーショナル行動ベースである。


【実施例2】
【0076】
第2実施例は、ファイナルフレームワーク(FF)に辞書機能を搭載した例を開示する。
【0077】
[第2実施例の形態]
第2実施例は、少なくとも辞書手段を使用する例である。
【0078】
[構成]
第1実施例におけるいづれかのFFに、少なくとも辞書手段または辞書手段と辞書検索手段を採用する。図20の辞書手段、辞書検索手段
【0079】
1 辞書 手段は、
少なくとも辞書Data(単体または構造体)手段あるいは辞書クラス手段のいづれかまたはその両方と、
描画手段とを備える。
最小の辞書手段は、図43などの規格化手段としての規格化画像Data(規格化辞書画像)のみである。(規格化辞書画像の表示のみ)
【0080】
具体的な一例として規格化された辞書の画像情報(Data,データ)を開示する。
第2実施例は、少なくとも後述の第1の規格化手段を辞書画像は採用する。さらに好適には第2の規格手段による辞書画像を採用する。
さらに処置ナビを辞書に組み込むビジュアルガイド手段を採用してもよい。図57に示したごとく辞書機能にビジュアルガイド手段を使用しれば、辞書手段から処置ナビを呼び出して、能動的な辞書とできる。
ここで、辞書手段のデータは、一例として図43のごとく五十音順やアルファベット順などにて使用できる。
【0081】
第1の規格手段による辞書画像(形と大きさ)
具体的には以下の形状(形)を有する辞書画像(群)であり、この形状が菌、組織の比較鑑別や検索を容易に行える特徴形状手段となっている。
さらに具体的な一例では、口腔内とくに歯肉溝の好中球の四角(枠)画像は、一辺が約10μmから20μm台程度で、汎用的には丸枠では17μm程度(規格画像顕微鏡では98ドット程度)、四角枠では20μm程度(規格画像顕微鏡では118ドット程度)の規格サイズを採用する。もちろん最小枠大きさから最大枠大きさを範囲として保持してもよい。この大きさは、炎症の程度の診断となるので重要である。
【0082】
第2の規格手段による辞書画像(規格化された大きさ)
ここでは、規格化された位相差顕微鏡を使用し、その規格化画像から作成した規格化辞書画像である。この規格化された大きさの既知な画像情報が比較精度、鑑別精度、検索速度、検索精度、検索効率を著しく上昇させる。規格化手段とは、DINの40倍対物レンズN.A.0.65を使用するなど規格レンズを使用する、そしてそのレンズに対してここでは、480iもしくは、それと同等の720×480(NTSC時)のサンプリングを、画面サイズ120〜130μ(H方向)すなわち125μm±6μm程度以内とする画像を規格画像とする。それにもとづいてひとつの画素(ドット)が同じで伸縮していない画素である画像における以下の形状を有する辞書画像である。
(PAL時は、規格画像は720×512程度である。こちらの方が性能がよい。)
【0083】
さらに具体的な一例では、口腔内とくに歯肉溝の好中球の四角(枠)画像は、一辺が約20μmの規格サイズに対応する一辺が118ドットの画像を規格画像として採用する。
【0084】
すなわち 範囲設定検索に使用できる以下の規格画像である。
【0085】
第1の規格手段による辞書画像
1 四角(枠)
一例として図23に歯肉溝内からの白血球画像と辞書画像を示す。
この規格サイズは、約20μmである。もちろん誤差率を含めてもよいのはいうまでもないし、10μmから25μmなどの範囲で設定しても良い。
(58ドットから146ドット規格辞書画像)

ここで四角枠は、正方形と長方形がある。さらに2Dカーソルに対応する枠は、四角枠で対応するる。表示の時は、2Dカーソルに対応した時は、四角枠表示ではなく2Dカーソル表示となる。
【0086】
2 丸(枠)
赤血球のサイズ7.5μm(規格時直径44ドット)である。
白血球の場合、浸透圧などにより通常の組織中サイズより大きい場合がほとんどである。さらに種々な条件によりサイズに範囲があり、そのサイズである。(図26)
球菌のサイズがである。
【0087】
3 楕円(枠)
楕円の規格化サイズは、菌の幅(短径)の3〜5倍程度に長径を規格化する。
桿菌、ここの桿菌の長軸と短軸の比率を規格サイズとする。(図29,図30)
真菌、
線状菌、
歯肉アメーバ、
トリコモナス
【0088】
4 多角形(枠)
トリコモナス
歯肉アメーバ (図33)
【0089】
5 組み合わせ(枠)
トリコモナス、(図38)
鞭毛菌
連鎖球菌
【0090】
ここで上記 枠は、範囲としても良い。
これらの規格画像をとりあつかうクラスまたは構造体の一例を以下に開示する。
【0091】
第2の規格化辞書画像は、ここのサイズを規格化画素(ドット)に変換したものである。一例としては、
【0092】
好中球の四角枠では
118ドット(H方向)を規格サイズとするなどであり、他の菌、組織も同様に決定される。
ここで好中球丸枠は、
90ドットからというように、病態により大きさが変化する。大きいほど病状が悪いので、診断支援情報となる。90ドットから120ドット程度を用意すると良い。
【0093】
赤血球の丸枠では、約7.5μmであり、この規格では44画素(ドット)である。
などなどこの規格化の決まりに従い作成すればよい。のでいちいち全ての菌、組織については記載しない。
【0094】
辞書構造体または辞書クラス
Class または struct で定義する。まずは、Struct で定義し、必要に応じてClassへ対応する。
【0095】
Class{
struct{

BMP Data; または JPEG Data; (またはAVI、MPEG Dataなど。)

ObjSize2D ( 任意角から直行系のX、Y値カーソルまたは任意角の四角カーソル )
Rect ( 四角形(枠)(範囲) もちろん長方形も含む )
Oval ( 円形範囲(枠)(範囲) )
Ellipse ( 楕円枠(枠)(範囲) )
Polygon ( 多角形枠(枠)(範囲) )
Combination ( 組み合わせ枠(枠)(範囲) )

【0096】

ここで描画手段は、少なくとも既知の専用GUIまたは汎用GUIを備える。
【0097】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0098】
[動作]
一例としてマウス右ボタンクリックにて辞書画像が汎用GUI手段により、画面表示される。もちろんキーボードや専用スイッチでも良い。
具体的な一例には、観察、計測、撮影された画面に、汎用GUIまたは専用GUIにてオーバーラッピングして図43などの辞書画像を表示するなどである。ここで、この辞書画像の枠は、どのようなものでも良いが、
上枠に選択した菌、組織などの名前、(これは、書き直せば検索手段として機能する)
横枠に菌、組織などの辞書要素名の頭文字のタグ手段、
下枠に全ての辞書画像表示と部分表示の切り替え(手段)ボタン、和名タグと英語名タグとの切換(手段)ボタンとを採用するのが好適である。
さらにVNボタンによりビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)に切り替わるのが好適である。一方ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)のメニューにも辞書手段への切換ボタンを装備すると好適である。(図45,図46)
このようにマウス右ボタンダウンの動作を辞書手段とビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)が切り替えて使用するが、3ボタンマウスなどでは、各のボタンに対応して独立させても良いが、2ボタンマウスが主流なので、切換が好適である。
さらにまたビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)と辞書手段を同じメニュー(ダイアログ)にて作成しても良いが、煩雑になったり、機能区分の見地から、そして情報の交錯の見地からなどにて切換がお薦めである。これも心理生理手段の一例である。
【0099】
さらにまたFullボタンで全辞書画像画面を指定したとき、ファイル手段がファイル画面に辞書画像を表示したり(図44)、ドッキングしたりするのは合理的と思われる。これは、術者や製造者が環境手段で設定する。
さらにまた、ブラウザ(手段)などが辞書画面をパレット手段の作業フィールド画面に表示してもよい。
【0100】
[効果]
計測、観察、撮影などされた画像を比較、参照、分析することができる。
また、規格辞書画像なので、比較観察が容易であり、菌、組織などの鑑別、同定が正確にできる。


【実施例3】
【0101】
第3実施例は、検索機能付き辞書手段を採用したFFである。

[構成]
検索機能付辞書手段は、
少なくとも辞書検索手段を備える。
【0102】
そして
辞書検索手段は、
辞書検索指標(上記のData(またはData型)または関数のいづれかまたはその組み合わせ)
( 辞書検索指標は、第2実施例での形と大きさである。
さらに規格化辞書画像といった規格化された形状(形と大きさ)を有した指標であることが望ましい。)
ここで、(辞書)検索指標は、汎用または専用GUIにて画面にオーバーライト(不透過または半透過による上書き)できるGUIを利用する。

辞書検索エンジン手段
とを少なくとも備える。
ここで、形と大きさ、さらに前記規格化辞書画像を使用すれば、この辞書検索エンジンは、既知の容易かつ簡単な検索手段で実現できる。
【0103】
本実施例において辞書画像は、規格化された規格化辞書画像を使用するのが望ましいが、規格化されていない画像を使用することもできる。
【0104】
そして必要に応じて、記憶手段、汎用GUI手段または専用GUI手段のいづれかまたはその組み合わせを備える。(図20)
【0105】
辞書検索指標(要素)(形と大きさ)は、以下のいづれかまたはその組み合わせを備える。 一例として歯垢などの検査における指標とする菌または指標とする細胞を一例として示す。
1 2Dカーソル
桿菌、線状菌に有効
2 範囲設定検索
1 四角
汎用、
2 丸
赤血球、白血球、球菌
3 楕円
桿菌、真菌、線状菌、歯肉アメーバ、トリコモナス
4 多角形
汎用、トリコモナス
5 組み合わせ
トリコモナス、
鞭毛菌
連鎖球菌
【0106】
具体的には、
Class{
struct{

BMP Data; または JPEG Data; // 画像情報は、必須

ObjSize2D 任意角から直行修正の X値とY値のカーソルまたは四角カーソル
Rect
Oval
Ellipse
Polygon
Combination
// 以上は、Dataなので単体または構造体で表現できるが、 以下の要素は、プログラムなので以下を含む時は、Classとなる。
【0107】
Character 顆粒、偽足、食胞、鞭毛、
大きさ、核の分葉数
厚膜、仮性菌糸、
触角、波動膜
相関 形状 FFT

FFT特徴
LS_FFT
Image_FFT

Spectrum
UV
VL
IR


の各要素のうち、BMP Data; または JPEG Data; など画像情報は、必須である。
【0108】
画像情報は、どのような情報形式でも目的に合えばよい。一例としてヘッダーファイルとして上記データなどを付加してもよい。コードレベルでは、構造体でもヘッダファイルでも全く同じだが、人間とのインターフェイスとしては、structやclassの方が良いにきまっている。また本発明の趣旨にそえば、(形と大きさは)どのような型で表現してもよい。
【0109】
それ以外の要素は、いづれかまたはその組み合わせを備える。
ここで、
Character 顆粒、偽足、食胞、鞭毛、
大きさ、核の分葉数
厚膜、仮性菌糸、
触角、波動膜
相関 形状 FFT

FFT特徴
LS_FFT
Image_FFT

Spectrum
UV
VL
IR

Diagnosis_Navi (歯科疾患確定装置の手段、Dataのいづれかまたはその組み合わせ)

などのDataのみでなく実行可能な手段としての要素を含む可能性のある辞書検索指標(要素)の実行可能な手段(EXE手段ファイル、COM手段ファイル、OCX手段ファイルなど)は、特に診断支援手段(診断ナビ手段)として機能する。これらの実行可能な手段(要素)としての診断支援手段(診断ナビ手段)は、独立していても良いし、また辞書手段のクラスに組み込まれていても良いし、その両者でも良い。さらに特願2006-31763号の歯科疾患確定装置や、特願2006-174670号の歯科疾患確定装置における診断(支援)機能をここに組み込んでも良い。もちろん他の歯科疾患確定装置の診断(支援)機能を組み込んでも良い。
【0110】
診断支援手段(診断ナビ手段)にのみ、実行可能な手段が含まれる場合は、
辞書Dataに適合したDataに変換して出力する手段を診断支援手段(診断ナビ手段)に搭載したり辞書画像に適合する画像を外部で加工して辞書の画像ライブラリーに加えるなどである。 もちろん他のプログラムが処理した画像情報を辞書画像としてもよいのはいうまでもない。
また辞書には、大きな静的なDataを保持する必要がある。 記憶手段などの容量が大きくなりがちである。しかし診断手段が多く存在しても辞書のクラスが肥大化しない。
【0111】
辞書手段にのみ、にのみ、実行可能な手段が含まれる場合は、(辞書に診断ナビがはいっている場合)
辞書手段とともに診断支援手段(診断ナビ手段)が構成、動作する場合である。
診断手段が多く存在すると辞書のクラスが肥大化しやすい。少ない場合や高速な場合は、製造効率に影響が少なく、辞書、診断の全体の容量も小さく効率的である傾向がある。
【0112】
診断支援手段(診断ナビ手段)と辞書手段に実行可能な手段が含まれる場合は、
辞書画像などの辞書Dataを、辞書手段の実行手段にて分析し、その値(静的または動的)に対して、診断支援手段(診断ナビ手段)からの(入力)値を対応できるので、辞書Dataの量が最小限に抑えられるなどの効果がある。 診断支援手段(診断ナビ手段)の中で辞書手段を使用する場合においてハードウェアのみでの手段は、複雑怪奇になりやすいが、ソフトウエアにての仮想手段では、概念は複雑になるが、オーバーヘッドは少ない。
【0113】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0114】
[動作]
そして辞書検索手段は、
図43などのごとくの規格化辞書画像が主に記憶手段に記憶されており、図23(四角枠)、図26(丸枠)、図29(楕円枠)、図33(多角形枠)図38のごとくマウスカーソル左ボタン操作により描画された検索指標(各々の図形(形)とその大きさ)により、辞書検索手段は、検索をおこなう。(図20)そして、その結果類似度大からの規格化辞書画像を並べて表示したり、そのカテゴリの規格化辞書画像を表示したりする。この表示形態は、環境手段にて切り替える。この類似度検索は、非常に簡単である。具体的には、まず枠の形がDataの型となっているので、まず型を指定する(丸枠ならOval)その型のデータの中で大きさの検索をして、ソートすれば良いに過ぎない。さらに具体的には、大きさが7.5μmなら7.5から検索して、つぎに7.6 7.4といった具合に検索、ソートすれば良いわけである。これは、非常に簡単で容易な手段であるが、非常に強力な辞書検索となって人間の目にうつるのである。これも心理生理手段の一例である。
すなわち、
ここで辞書検索手段は、従来様の相関係数手段を装備して、前記枠組みの画像と辞書画像の相関を計算し、相関係数の高い順に辞書画像をソートして表示しても良いが、この方法は、かなり時間を要し、また精度がまちまちであったので、オプションとしては良いかもしれないが、お薦めは、前記規格化辞書画像での形と大きさでの検索エンジンである。

以上の規格化辞書画像の描画は、第2実施例の辞書手段を使用し汎用GUIまたは専用GUIにより表示手段に表示する。このようなマウスボタンに連動した自動検索にするか、ただ辞書画像を表示するだけ、すなわち第2実施例での規格化辞書画像の描画のみにするかは、PlFの横にある環境手段にて設定する。また辞書手段、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)のいづれかまたはその組み合わせの動作にするかも、この環境手段で設定する。この時、最上部バーのVNボタン、辞書ボタンが、指定している時にアクティブになったりしても良い。(図21〜図44は、辞書ボタン アクティブで赤字、VNボタン 非アクティブで黒字)(図45,図46は、VNボタンアクティブで赤字、 辞書ボタン非アクティブで黒字)などである。便利である。
【0115】
ここで、検索エンジンは、以下の
1 2Dカーソルの場合は、
図39のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのカーソルまたはペンで、2Dカーソル表示にて範囲を設定する。(図40で長さを決定、図41で幅カーソルに移動、図42で幅を決定)するとGUIの一機能としてこの2Dカーソル値を表現する値が辞書検索手段に入力される。この値に最も類似度の高い辞書画像のデータを検索する。ここで、2Dカーソルに対応する辞書画像は、四角枠であるが、表示は、図42のごとく2Dカーソル表示で表示される。(図42)
【0116】
ここで、2Dカーソルは、任意角の四角カーソルでも良い。
さらに2Dカーソルは、透過色であると、菌のディテイルを確認しながら描画できるので便利である。

桿菌、線状菌などをはじめとして汎用的に特に有効である。

【0117】
2 範囲設定検索
【0118】
1 四角を使用した場合。
図21のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのカーソルまたはペンで範囲を設定する。(図22)するとGUIの一機能としてこの四角を表現する値(一例としてRect値)が辞書検索手段に入力される。(図20) そして前記のごとく辞書検索エンジンが検索する。そして規格化辞書画像が表示される。(図23)

汎用的な検索ができる。
【0119】
2 丸を使用した場合。
図24のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのカーソルまたはペンで、「丸」にて範囲を設定する。(図25)するとGUIの一機能としてこの「丸」の値を表現する値が辞書検索手段に入力される。そして前記のごとく辞書検索エンジンが検索する。そして規格化辞書画像が表示される(図26)

赤血球、白血球、球菌などの特に効果がある。

【0120】
3 楕円を使用した場合。
図27のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのカーソルまたはペンで、「楕円」にて範囲を設定する。(図28)するとGUIの一機能としてこの「楕円」の値を表現する値が辞書検索手段に入力される。そして前記のごとく辞書検索エンジンが検索する。そして規格化辞書画像が表示される(図29)

ここで、カーソルを規格化辞書画像にあわせると、名前表示辞書手段が組織名、菌名などの画像の名前をメニュー表示する。(図30)ここでは、名前のみであるが、後述のごとく、菌などの詳細データなどを、このメニューに追加しておくとさらに好適である。

A 菌の処置という項目を追加しておいても良い。この場合、処置を選択すると処置ナビゲーション手段(処置ナビ)にジャンプする。

B 菌の診断が行いたければ、診断支援手段を選択し、診断支援手段にジャンプする。

C 簡単な処置なら名前の下に並べても良い。


桿菌、真菌、線状菌、歯肉アメーバ、トリコモナスなどに好適である。
【0121】
4 多角形を使用した場合。
図31のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのペンで範囲をなぞる。するとGUIの一機能としてこの点群の値が辞書検索手段に入力される。(図32)
そして前記のごとく辞書検索エンジンが検索する。そして規格化辞書画像が表示される(図33)

汎用、アメーバ、トリコモナスなどに特に効果を発揮する。汎用の場合は、データ数が多くなる欠点を有する。
【0122】
5 組み合わせを使用した場合。
上記手段の組み合わせを使用すれば、
トリコモナスのように本体と触覚に分離され検索し検索精度をあげられる。
鞭毛菌もまた本体と鞭毛を別々に検索し、論理積をとれば、検索精度があがる。
連鎖球菌は、ここの菌体の検索と菌体間の間隔の検索、そしてチェーンの長さ、コンプライアンスなどにて検索すれば、検索精度があがる。
【0123】
そして一例として
図34のごとく観察された微生物を汎用GUIまたは専用GUIのカーソルまたはペンで、「四角」にて本体の範囲を設定する(図35)、そして同様に「楕円」にて鞭毛あるいは触覚の範囲を設定する。(図36そして図37)するとGUIの一機能としてこの「楕円」の値を表現する値が辞書検索手段に入力される。そして前記のごとく辞書検索エンジンが検索する。そして規格化辞書画像が表示される(図38)
すなわち
上記の辞書検索指標(形と大きさ)におけるいづれかひとつまたはその組み合わせにより検索された辞書画像を、観察、計測、撮影された画面に、汎用GUIまたは専用GUIにてオーバーラッピングして辞書画像を表示するなどである。
また汎用GUIまたは専用GUIにてファイル画面に辞書画像を表示しても良い。
【0124】
[効果]
誰でも簡単に、画像を分析、読影できる。
一例として、画面に図 のごとくの微生物が映っており、それを本検索機能付き辞書により、たちどころにより、菌種が判別される。これにより診断、学習、治療、予防に絶大な効果を発揮する。これは、医学、生物領域に限らず大きな効果である。さらに従来の辞書に比べて、生理的、心理的、直感的に使用ができる。これは、生理心理手段の基本概念にかなった高効率な業務の達成を意味している。
【0125】
生理心理手段とは、
同じ作業をした上で、より効率が良いかまたは、最も効率が良い作業ができる手段である。ここで、効率とは、作業効率と/または生産効率である。
これは、
1 グローバルにいうと、より品質の高い手段(の提供)
2 おなじ手段でもより簡素な手段で同等以上の効果をあげる手段(の提供)
上記のいづれかまたはその組み合わせである。

具体的な他の一例としては
本FFでは、一例として横拡大手段と表示手段とがそれである。
従来使用されてきた、ファイル(画面)手段とプログラム本体(画面)手段の作業、すなわちファイル画面のファイルを選択起動しプログラム画面に表示させるというような高度な複雑なプログラムにて行われてきた。それを、ただ単純に横拡大手段と/または表示手段により単純に画面切り替えのみで表現できる。これは、使用者にとっては、同じ作業に見えるが、手段を製造する者にとっては、著しく作業効率をあげることができ、またバグも少なく、さらにまた製造物も簡素化できるので安くしたり、軽量にしたり、低消費電力にしたりなどの効果があり、また使用者も同じ性能のコンピュータでも同じ作業が高速にできるので作業効率がたかくなる。

【実施例4】
【0126】
ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)
第1実施例におけるいづれかのFFに、少なくともビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を採用する。
【0127】
[第4実施例の形態]
第4実施例は、少なくともビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を使用する例である。
【0128】
[構成]
一例として図20に示すごとく第1実施例におけるいづれかの組み合わせのFFに、少なくともビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を採用する。もちろん他の前実施例などに採用しても良い。(図20、図53、図57)
【0129】
ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)は、
少なくとも
エリア設定手段(領域設定手段)と
エリア閲覧手段(領域閲覧手段)
とを備える。
またビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)内部にエリア情報を内蔵する場合と外部の情報をリンクしエリア情報とする場合がある。外部の情報の場合は、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)は、さらにリンク手段を備える。(図20) リンク手段は、プログラムリンク、データリンク、パレットリンクなどがある。
【0130】
エリア設定手段(領域設定手段)は、
エリア描画手段(領域描画手段)と
領域(エリア)(座標)保持手段と
対象情報保持手段
とを少なくとも備える。

画面への描画手段にて図44左下作業フィールド画面の画面内のごとくエリアを描画できるエリア描画手段(領域描画手段)を備える。(図20では汎用GUI手段への矢印)
この描画は、マウスやペンなどのポインティング手段、リモコン手段、またはキーボードのようなキー入力手段によるデバイスにて既知の描画手段にて描画される。
この時描画手段は、単なる枠から、2次元画、3次元画像などのいづれの階層の画像描画しても良い。
そして、描画する時にペンやマウスの座標が検出されており、それが領域(エリア)座標となり、領域(エリア)(座標)保持手段にて保持される。

ここで、エリア(領域)を描画した時、この描画された領域を領域強調手段にて強調表示しても良い。
領域強調手段には、レンズ効果手段 影付与手段 歪み付与手段 色付与手段 3次元付与手段 時間(動画)付与手段のいづれかまたはその組み合わせを有する。
レンズ効果手段は、 主に突レンズを領域の前に置きレイトレーシングを施した像をフィールド(画面)に描画する。突レンズ以外でも元の画像を変形させるレンズであればよく。最も効果的なのが突に像がなる突レンズである。
影付与手段は、 選択領域の縁に影をフィールド(画面)に描画する。
歪み付与手段は、選択領域の像に歪みを付与し、歪んだ像をフィールド(画面)に描画する。
色付与手段は、選択された領域に術者が選択した色を付与する手段である。
3次元付与手段は、選択領域が一例として領域を歯牙とすれば、3次元計測、コンピュータグラフィックスなどにて生成された3次元歯牙データを選択した領域に付与する。
時間(動画)付与手段は、選択した領域に動画を貼り付ける。これは、動的診査が可能となるなどにおいて、舌などの可動組織に対して有効である。
また領域を移動させる領域移動手段、領域を変形させる領域変形手段などにより、よリアルに画像を加工組み込みを施しても良い。
一例として楕円の場合、短径と長径、そして回転角による座標にて表示されている画面のどこに楕円が位置しているかが判明する。その座標値を記憶手段などが記憶する。

そして、対象情報保持手段が、この領域に対して特定のプログラムやデータを対応させる事ができる。すなわち作業フィールド(画面)の画像データなどの対象情報を保持または、そのポインタなどを保持する対象情報保持手段を備えても良い。
ここで対象情報保持手段は、図53のごとくプログラムリンク手段またはデータリンク手段により前記領域へ特定のプログラムや特定のデータをリンクすることを対象情報保持手段に保持することができる。またこのリンク手段自体が内蔵プログラムや内蔵データを保持していてもよいし、外部プログラムや外部プログラムをリンクしても良い。
作業フィールド(画面)の画像データなどの対象情報に対して、領域(エリア)(座標)がリンクしたりするなどである。など本発明の趣旨にそえば、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)は、どのようなリンクの仕方または内蔵データまたは内蔵プログラムを採用しても良い。
さらにここで、データドラッグ&ドロップや、そのリンクであるビジュアルリンクをプルダウンメニューに搭載しても良い。この場合、データ入力手段が埋め込み受け手領域のプログラムに生成され、データ出力手段が埋め込むプログラムに生成されてデータドラッグ&ドロップや、そのリンクであるビジュアルリンクが成立する。もしもすでにデータ入力手段とデータ出力手段が備わっていたなら既存の入出力手段を選択使用できる。
【0131】
エリア閲覧手段は、
前記設定された領域を一例としてマウスなどポインティング手段などにてクリック、ドラッグなどすると、その領域イベント(手段)により閲覧手段が呼び出される。(領域)閲覧手段(エリア閲覧手段)の領域メニュー手段が保持しているプログラムやデータを表示する。ここでプログラムやデータが一つの場合は、領域メニューを表示せずに特定のデータをリンクデータ呼び出し手段またはプログラムをリンクプログラム呼び出し手段が呼び出しても良い。(内蔵または外部の違いは、内部リンクか外部リンクかの違いである。)
また作業フィールド(画面)にD&Dなどされ使用されているデータやプログラム上のデータに対して埋め込まれた前記エリア情報にたいして閲覧を行っても良いが、ここでリンクプログラムやリンクデータは、その呼び出しに制限を設定するリンク制限手段を使用して、呼び出し可能、呼び出し不可能、呼び出し可能かつデータ読み出しのみ、呼び出し可能かつデータ読み書き可能などの状態を設定しても良い。

具体的にエリア閲覧手段は、
前記対象情報保持手段による対象情報と、領域(エリア)(座標)保持手段にて保持されている領域とにより、閲覧情報を記憶手段から呼び出して表示したり、リンク先の情報(データ、プログラム、パレットなど)を呼び出し表示する。(図20)
ここで、リンク先情報の呼び出しは、データベース化(フィールド)手段により、対象情報のあるパレットを呼び出しても良いし、また記憶手段から直接、データやプログラムを呼び出しても良いし、またプログラム管理(フィールド)手段によりプログラムを呼び出しても良い。

ここでエリア表示手段は、
エリア表示ボタン手段にて領域(エリア)を表示、非表示を変更できる。この切り替え手段がなければ、常に表示でもよいが、表示、非表示ができる方が便利である。またマウスカーソルをエリアを有する画像などを指し示すと、エリア表示を行わずに、いきなりうめこみ情報の閲覧がおこる場合は、エリア表示手段は不要である。

またこの時、領域強調手段にて強調表示を使用していれば、とくに領域強調手段のうちの色付与手段、3次元付与手段、時間(動画)付与手段などを使用すれば、色、形、動的形、動的色などを実際の採取した色、形、動的形、動的色などを観察できる。
【0132】
マウスやペン座標が、
そのエリアの領域と重なった時に、領域イベントが発生し、その領域イベントにより領域座標検出手段が動作し、エリア設定手段にて指定された情報がプログラムリンク手段やデータリンク手段にて呼び出され表示などされる。
【0133】
図44,図45では、ポケット内菌検査の情報などが埋め込まれてる。
この情報は、前記内部情報でも良いし、また前記リンク先情報でも良い。いづれかを使うかは、情報の種類、属性、大きさなどによる。
【0134】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0135】
[動作]
図44のごとく画像のエリアを、エリア設定手段にて設定し、そのエリアに対して情報を埋め込む。
すると次回は、エリア表示手段にて、エリア表示と
エリア閲覧手段により エリアの埋め込み情報を閲覧できる。
【0136】
具体的な一例としては、
図44のごとくマウスカーソルにてエリアを指示すると、マウスカーソルのメインメニューのMS(顕微鏡)を選択し、そしてサブメニューに現れた11月22日05(2005年)の顕微鏡のデータがリンクされる。(ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)の外部データをリンクで使用)
【0137】
そして前記のごとくマウスカーソルをエリアにオーバーラップさせて、そのイベントにてエリア表示手段を動作させ、前記埋め込みデータなどを表示させる。するとこのデータは、データベース化手段の11月22日のタグ(手段)のデータを呼び出す。
【0138】
ここでこの動作(行動)に対して、ページ切り替え手段は、ページを自動追加し、この動作を保存してもよい。このページ切り替え手段も、「直列的な時系列行動(データ)ベース」である。後述の処置ナビゲーション手段は、汎用型の時空間にとらわれない自由な行動(データ)ベースである。また言い換えるとページ切り替え手段は、ローカルで直列的なデータベースであるが、処置ナビゲーション手段(処置ナビ)は、グローバルなデータベースである。この例では、並列的な行動(データ)ベースとなっている。一方ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)は、「時空間リレーショナル行動(データ)ベース」として動作する。
【0139】
この時、埋め込んだ情報は、他のパレットに貼り付けたデータでもよいし、新規データでもよい、新規データの場合、もちろん前記データーベース化手段の管理データに属性を加えてリンクするだけでもよいし、また独立して作成しててもよい。すなわちリンクするか新規オブジェクトかは、術者の自由である。リンクした方が以下の理由で便利である。また情報保護の観点からは、リンクしない方が良い場合もある。
【0140】
さらにこの時、前記データベース化手段の管理下にもはいっている、または入るとするなら、このデータは、前記データベース化手段とビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)が縦横無尽に別々の方向性を有する検索、追跡、管理などが可能となる。
【0141】
[効果]
実際の口腔内の状態に対して情報を埋め込めるので診断が迅速、正確にできる。
【0142】
これは「時空間リレーショナル行動(データ)ベース」として動作できるので、さまざまなデータやプログラムを自在に管理、検索、表示、追跡などできる全く新しいデータベース(行動ベース)である。
【0143】
[変形例]
前記領域は、単数でも複数でも良い。複数の具体的な一例として歯式画像にビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)する場合がある。すなわち
図19は、ページ0の一例であるが、この歯牙に対してビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を適用すれば、この画像は、歯式データベースとして動作し、何時、何を、どう処置したのかが、一目で理解できるなど、非常に大きな診療の助けになる。
すなわち「時空間リレーショナル行動(データ)ベース」としての「歯式」(手段)ができる。 またカルテ1号用紙(手段)として使用しても良い。
この時個々の歯の映像を実際の歯牙の構造と同じくしても良い。具体的な一例として、エナメル、象牙、歯髄を3次元のワイヤーフレームにて表示し、テクスチャーマップし構築する構造を有する3次元構造歯(手段)を記憶手段に記憶させておく。この3次元構造歯(手段)や同様に製作した歯肉、顎骨などの3次元構造組織(手段)をページ0などの歯式として作業画面などに表示する。そしてビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)の描画手段やリンク手段などにより前記3次元構造歯(手段)をエリアとして描画挿入しても良い。さらにこの3次元構造組織(手段)にビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にてリンクやデータを内蔵する多重リンクをしても良い。
もちろん3次元構造歯(手段)は、3次元構造組織(手段)にも含まれて良いものである。3次元構造組織(手段)には、3次元構造歯肉(手段)、3次元構造骨(手段)、3次元構造血管(手段)、3次元構造白血球(手段)、3次元構造微生物(手段)など、さまざまな組織の構造が含まれる。
この3次元構造歯(手段)は、ビジュアルナビゲーション手段のポインティング手段により選択できる。そして構造毎にビジュアルナビを行う事ができる。

さらにここで、ビジュアルナビゲーション手段がう蝕、歯周病、咬合病などの病態を、この3次元構造歯(手段)にて3次元的に挿入する機能を有しても良い。この場合、描画手段に搭載してもよいし、またリンクプログラムやリンクデータに3次元構造組織(手段)を有していても良い。
これらの3次元構造構築手段を使用して、臨床における3次元構造をビジュアルナビゲーション手段が指標とする画像(一例としてページ0など)に挿入、構築してもよい。医療が大変高度化する。
この機能を使用して、仮想手術、仮想清掃指導、仮想指摘、レイトレなどを行っても良いなどの効果を得ても良い。

3次元構造歯(手段)は、2次元構造手段を採用しても良いし、前記のごとく単なる2次元の画像を使用しても良いが、3次元構造歯(手段)がお薦めである。
この場合、従来のオルソ、デンタルからのう蝕映像を、ビジュアルナビゲーション手段にて挿入しても良い。
具体的には、ビジュアルナビゲーション手段が、既知のペイント手段を介して、画像を選択、切り出しまたはコピーする。その画像を指標とする画像に貼り付けする。などである。この時従来のカット&ペーストと異なるのは、カット&ペーストと同時に前記データリンク(場合によってはプログラムリンク)が前記データリンク手段にて一対多として多重にリンクまたは内蔵され、複合構築されているのである。さらにループブランチなどの複合的な静的またはリンクを実行させる(リンク)自動実行手段による動的リンクを張ることができる。これは個々のプログラムを実行時に変化成長させる事もできる技術であり、いちいちプログラムをコンパイル、リンクすることなく、複雑なプログラムを生成させることができる大変効率的かつ便利なプログラムである。
Data_D&Dが従来のDDEと似ているが、Data_D&Dの方が互換性が高く、そのため効率よく、さらに操作性が良く、高速である。
OLEとビジュアルリンク(VisualLink)手段とが似ているが、ビジュアルリンク(VisualLink)の方が互換性が高く、そのため効率よく、さらに操作性が良く、高速である。
さらにこれらの上位手段としても動作できるビジュアルナビゲーション手段は、さらに便利である。
これにより貼り付けした画像のデータ、テキストデータ、数値データやプログラムに簡単にビジュアルナビゲーション手段が案内、動作、解決してくれる。これは、マウスなどのポインティング手段を使用していれば、マウスにて選択して、プルダウンメニューからリンク登録されたデータ(プログラム)を呼び出すなどである。
そして呼び出すデータやプログラムは、一部でも、全部でも良い。
手動実行手段や、または特に自動実行手段により、個々のプログラムでは解決できない問題を、新たなプログラムとして解決する事ができるのも大きな効果である。
別の見方をすれば、ビジュアルナビゲーション手段は、新たなプログラム開発様式でもある。個々のプログラムを実行時に変化成長させる事もできる技術であり、いちいちプログラムをコンパイル、リンクすることなく、複雑なプログラムを生成させることができる大変効率的かつ便利なプログラムである。
この技術は、リアルコンパイラにも反映される。
さらにビジュアルナビゲーション手段が、複数のコンピュータやCPU間に作動しても良い。
さらにビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)がループ(さらにブランチを追加しても良い。)をなす時もあり、それを自動実行手段により人工知能として作動しても良い。
【実施例5】
【0144】
第5実施例は、診断支援手段(診断ナビ手段)を備えるFFを開示する。
第1実施例におけるいづれかのFFに、少なくとも診断支援手段(診断ナビ)を採用する。

[構成]
診断支援手段(診断ナビ手段)は、
画像分析手段を少なくとも備える。
【0145】
画像分析手段として以下の手段があり、そのいづれかまたはその組み合わせを備える。

Character ( 形状などの空間性質や、周波数空間性質 )
顆粒、偽足、食胞、鞭毛、
大きさ、核の分葉数
厚膜、仮性菌糸、
触角、波動膜

FFT特徴 (既知の周波数空間や既知のFFTフィルタ分析などによるメンバ)
LS_FFT レーザースペックルパターンの周波数分析
Image_FFT 通常画像の周波数分析

Spectrum (既知の分光分析によるメンバ)
UV 紫外光分光分析値
VL 可視光分光分析値
IR 赤外光分光分析値
NMR ラジオ波分光分析値

Diagnosis_Navi (歯科疾患確定装置によるメンバ)
(歯科疾患確定装置の手段、Data
のいづれかまたはその組み合わせ)
【0146】
などのDataのみでなく実行可能な手段としての要素を含む可能性のある辞書検索指標(要素)の実行可能な手段(EXE手段ファイル、COM手段ファイル、OCX手段ファイルなど)は、特に診断支援手段(診断ナビ手段)として機能する。これらの実行可能な手段(要素)としての診断支援手段(診断ナビ手段)は、通常ブラウザなど他のプログラム同様にプログラムフィールドに登録されていている。 しかし特に辞書手段のクラスに組み込まれて辞書の一部として使用されていても良いし、その両者でも良い。なぜならば情報制御の観点から考えれば、診断ナビは、辞書の一部機能と考えてもよいし、また他のプログラムと同列なカテゴリでもよいからであろう。
【0147】
さらに特願2006-31763号や特願2006−174670号の歯科疾患確定装置における診断(支援)機能をここに組み込んでも良い。もちろん他の歯科疾患確定装置の診断(支援)機能を組み込んでも良い。
【0148】
診断支援手段(診断ナビ手段)にのみ、実行可能な手段が含まれる場合は、
辞書Dataに適合したDataに変換して出力する手段を診断支援手段(診断ナビ手段)に搭載する。
【0149】
また辞書には、大きな静的なDataを保持する必要がある。 記憶手段などの容量が大きくなりがちである。しかし診断手段が多く存在しても辞書のクラスが肥大化しない。もっとも診断データを辞書データに追加していくと肥大化していく。 ここで診断データも、辞書データとして機能させてもよい。
【0150】
辞書手段にのみ、にのみ、実行可能な手段が含まれる場合は、(辞書に診断ナビがはいっている場合)
辞書手段とともに診断支援手段(診断ナビ手段)が構成、動作する場合である。
診断手段が多く存在すると辞書のクラスが肥大化しやすい。少ない場合や高速な場合は、製造効率に影響が少なく、辞書、診断の全体の容量も小さく効率的である傾向がある。
【0151】
診断支援手段(診断ナビ手段)と辞書手段に実行可能な手段が含まれる場合は、
辞書画像などの辞書Dataを、辞書手段の実行手段にて分析し、その値(静的または動的)に対して、診断支援手段(診断ナビ手段)からの(入力)値を対応できるので、辞書Dataの量が最小限に抑えられるなどの効果がある。
【0152】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。
【0153】
[動作]
プログラム管理(フィールド)手段から、診断手段がD&Dされる。そして、辞書手段の説明の図である図22,24、27、31、36などの範囲指定した画面、または作業フィールド画面に画像が表示されている図において画像を範囲指定または全画面指定して取得された画像に対して上記構成のいづれかまたはその組み合わせの画像処理が行われる。
【0154】
ここで、FFの基本的なデータ移送手段として図20に示す作業フィールド(画面)の画像をフィールド(画面)間、もしくはフィールドで動作しているプログラムの画像とを個々にD&D(ドラッグ&ドロップ)できる機能を使用するのが好適である。(図20のData_D&D 作業フィールド(画面)間でのデータのドラッグ & ドロップ ) ここで、動画の場合は、動画全体か、動画を静止させた表示された静止画かを環境手段などで選択できる。さらに個々のプログラムにて動画は、静止できるように静止手段を設けると好適である。そしてさらに本FFをOSの一部として使用する時は、作業フィールド画面で表示されている画像は、本FF独自フォーマットにて動作するように、FF独自画像形式手段を設けるとさらに好適である。このフォーマットによりData_D&D( 作業フィールド(画面)間でのデータのドラッグ & ドロップ )簡単にかつ容易にできる。しかし様々なフォーマットに対応したData_D&D、 作業フィールド(画面)間でのデータのドラッグ & ドロップ でも良い。

このデータには、2次元の静止画、動画、動画の中の選択された静止画、3次元の静止画、動画、動画の中の選択された静止画、テキスト、一般的なデータベースのデータなどがあり、さらに個々の画像に関してファイルフォーマットがあり、送り側、受け側にて属性の検査を行う属性検査手段を設けるのが好適である。Data_D&D(データのドラッグ アンド ドロップ)イベントが発生したら、まず属性検査手段による確認が行われて、その結果がOKなら、作業フィールド間でデータの受け渡しが行われる。このデータ プログラム通信は、ごくごく通常のD&Dルーチンである。またプログラム間通信の場合は、既存のCOMインターフェイスを使用したり、独自のインターフェイスを使用したり、または共有ファイルや、リモートプログラムによるファイル操作などで本発明の趣旨に添えばどのようなプロセスでも良い。

さらにまた2次元の画像を3次元のワイヤーフレームやサーフェィスにData_D&Dを行える上層方向の特殊なData_D&Dを備えるとさらに好適である。

ここで、Data_D&D(データのドラッグ アンド ドロップ)の履歴を保持し、その履歴の一部または全部を時系列的にリンク(実行)するビジュアルリンク手段を使用しても良い。その場合、Data_D&D(データのドラッグ アンド ドロップ)したプログラムでのデータが単発的または時系列的に連動、共用、参照できて便利である。(図55)この時手渡しするポインタは、読み書き、読み出し専用などの状態を環境手段により設定できる。

もちろん診断プログラム手段がファイル手段を使用してデータを取得してもよいし、またファイル画像からD&Dして画像を得ても良いがお薦めはフィールド画像間でのD&Dである。これも心理生理手段の最適値となる手段を、この動作での心理生理手段としても良い。
【0155】
具体的な一例として、
下記に示す個々のCharacterXというデータ型を使用すれば、
【0156】
Character 顆粒(データ型)は、
規格画像範囲大きさ(辞書データ)と
空間周波数スペクトラムパターン
による論理積 データ型との相関計数
偽足、食胞、鞭毛、
大きさ、核の分葉数
厚膜、仮性菌糸、
触角、波動膜
などの分析結果が出力される。
【0157】
具体的な一例として、
FFT特徴を使用
すれば、
LS_FFT
Image_FFT
などの分析結果が出力される。
【0158】
具体的な一例として、
Spectrumを使用
すれば、
UV
VL
IR
NMR
などの分光分析Dataを出力する。
【0159】

具体的な一例として、
Diagnosis_Navi を使用
すれば、歯科疾患の確定値を出力する。
【0160】
[効果]
画像診断は、熟練が必要であるが、この支援手段を使用すると、熟練者に匹敵する診断ができる。また熟練者でも疲れや汎化(ハビテーション)などによるミスを起こさないようにできる。

【実施例6】
【0161】
第6実施例は、処置ナビゲーション手段(処置ナビ) を備えるFFを開示する。
第1実施例におけるいづれかのFFに、少なくとも処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を採用する。

[構成]
処置ナビ手段 は、
図47のごとくのフローチャート手段を少なくとも備える。この手段は、既知のハードウェアまたは、汎用GUIなどにて作られている。
フローチャート手段は、少なくとも
フローボックス手段と
フローライン手段と
からなり、
【0162】
フローボックス手段は、
一例として検査Fullに関するプログラム、データを管理する管理手段を有して、検査Fullを表示、入力、実行するプログラムやデータを呼び出す。この検査Fullのプログラムは、プログラム管理(フィールド)手段が管理しており、その制御も検査FullのフローボックスがFF制御手段を通して管理しても良い。
この場合、行動(データ)のみの表示(進捗状況など)による管理手段は、少なくとも備えており、さらに
プログラム管理(フィールド)手段などを(自動)制御するFF制御手段を備えると、さらに便利となる。
【0163】
他例としては、検査Fullの顕微鏡を呼び出せば、PFのキャプチャーを作動させて顕微鏡像をパレットフィールド画面に映し出す。その後に術者が記録などをおこなうと、その記録の管理情報が処置ナビに登録され、図50ごとく点線が実線になったり、フローラインやフローボックスの管理記録に記録がされる。
【0164】
さらに具体的には
その領域をマウスカーソル手段などで指示したり、シングルクリックしたり、ダブルクリックしたりすると、図48のごとく内容を表示する。
そしてその内容を術者は、取捨選択あるいは実行などする。
具体的には、この図48のマウスカーソルのメニューは、パレット手段で管理されている内容にリンクしている。そしてパレット手段を初めとしたFFの各手段の制御ボタンとなっている。そしてプログラムやデータにアクセス、制御して処置を進行させる。(図49、図50、図51)
【0165】
そしてフローライン手段は、
初回においては、
黒、一回通過後は、赤、2回通過後は、青などといった既知の色表示手段をそなえると好適である。これにより一目で過去から現在に至るまでのの作業状況が把握でき、さらに現在の処置の把握、と将来の予定処置の把握が瞬時にできる。具体的には、治療、予防、フローラコントロールの状況と対処が一瞬でわかり、臨床のロスタイムを無くすことができる。(図49)ただし図50では、点線(実行していない)と図50での太い実線(実行した)とで表示してある。
【0166】
さらにフローライン手段は、これをマウスカーソル手段などで指示したり、シングルクリックしたり、ダブルクリックしたりすると、図48のごとく履歴など内容を表示してもよい。
【0167】
フローチャート手段は、特願2002−137841 健康計測診査装置、方法のフローチャート手段を採用してもよい。
【0168】
以上の手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。これに本発明のFF各手段へのアクセス、制御などのFF制御手段を付加して処置ナビとして使用しても良い。
【0169】
[動作]
図48のごとくフローボックスをマウス(カーソル)によるクリック、指示などにて作動させると、そのフローボックスに対応した行為(診断、処置、予防など)が現在のDataとともにナビゲーションされる。 ナビゲーションの進捗状況は、初診時は点線(図49)、そして図50のごとくフローラインの変化により表示される。
【0170】
フローボックスにてデータやプログラムにてFFの全機能による表示、管理、制御、そしてフローボックスに接続されているいづれかのフローラインにより、次の段階へ誘導される。また終焉では終わりを表示する。
【0171】
フローラインをマウスクリックなどにて作動させると、現在の履歴(Data)などが表示される。また色表示手段を備えている場合は、前記のごとく処置の進行した所が、瞬時にわかる。
【0172】
[効果]
処置ナビ手段は、診断、予防、治療などの処置を強力に支援することができる。
またこのフレームワークは、「行動(データ)ベース手段」として行動の記録、管理、制御などを最適に行える。
【0173】
[変形例]
具体的な一例として図示されたフローチャート手段は、ののむら歯科クリニックでの作業(行動)の一部を現しているが、これを他の歯科医院の作業にしてもよい。など行動の記録、管理、制御などが自在にできる。
【0174】
さらにまた、セカンドオピニオンなどが自在に可能となる。すなわち複数の処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を論理和や論理積で動作させる合成複数処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を使用し、複数の医院での処置を合成してもよいからである。この時の行為は、すなわちセカンドオピニオンによる処置に他ならない。
【0175】
言い換えると処置ナビゲーション手段(処置ナビ)は、2種類以上であってもよい。
具体的な一例では、A歯科医院の処置ナビとB歯科医院の処置ナビにより一つの「行動記録管理手段(要素)」を管理してもよい。その場合、ここの診断、治療、予防の段階によりセカンドオピニオンを得ることができ医療の質が向上する。
【0176】
またこれは、初心者でも上級者の医療ができることを意味するし、全ての業務において新米社員が熟練の社員と同等の業務をこなせることを意味する。
【0177】
処置ナビゲーション手段は、単独動作での単独処置ナビゲーション手段としてもよいし、複数動作可能な複数処置ナビゲーション手段としてもよいし、また前記論理和や論理積で動作させる合成複数処置ナビゲーション手段としてもよい。など術者や製造者が取捨選択すればよい。これらは、すべて処置ナビゲーション手段である。
【0178】
言い換えると
処置ナビゲーション手段(処置ナビ) 「行動(データ)ベース手段」 は、
単独処置ナビゲーション手段
複数処置ナビゲーション手段
合成複数処置ナビゲーション手段
などの種類がある。
【0179】
これらは、全て処置ナビゲーション手段(処置ナビ) 「行動(データ)ベース手段」である。
【実施例7】
【0180】
第7実施例は、ビジュアルオービタ手段を装備したFFの開示である。
【0181】
[構成]
ビジュアルオービタは、図54のごとくFFの動作履歴(データ履歴を含む)を記憶するオービタ記憶手段と、その記憶をもとにして処置ナビのフロー、データを生成するオービタ処置ナビ生成手段からなる。これらは、他の実施例同様にソフトウェアまたはハードウェアにて実現される。
【0182】
[動作]
図54のごとくまた、前記実施例または変形例のごとくFFを操作するとFFの履歴がビジュアルオービタ手段の記憶手段に記憶される。この記憶は、環境手段により組み合わせが変更できる。図54は、ビジュアルオービタの一部の例であり、ビジュアルオービタは、プログラム、データベース、パレット、DDD、ビジュアルナビゲーション、ビジュアルアロー、ビジュアルリンク、ビジュアルバッファ、ビジュアルガイド、辞書、処置ナビなどFFの機能の全ての履歴または環境手段にて指定した履歴を記憶できる。そして、その履歴を処置ナビのフロー、データとして変換し、処置ナビを実行できる手段である。また履歴の参照をオービタ参照手段によりディスプレイなどの表示手段により参照できる。処置ナビのフロー、データは、処置ナビにより図47、図48、図49、図50あるいはそれに対応する実施例などのごとく参照できる。
【0183】
[効果]
FFでのすべての履歴のいづれかまたはその組み合わせを記憶できるので、履歴を閲覧できる。すなわち今までの診療を振り返り確認できる。さらにその記憶をもとにして処置ナビのフロー、データを生成し、それにより処置ナビ(ナビゲーション)手段を動作できる。これによりある名医の診断、処置が自動的にできあがる。また自分の診断、処置が具体化でき、自分の処置、診断の改善につながる。
【実施例8】
【0184】
第8実施例はカルテ手段を装備したFFの開示である。
【0185】
[構成]
従来のカルテ手段とビジュアルナビゲーション手段とからなる。
言い換えれば、カルテ手段は、既知のカルテ手段をビジュアルナビゲーション手段(ビジュアルナビ)にてリンクしたものである。カルテ以外でもビジュアルナビゲーション手段(ビジュアルナビ)にてリンクすれば、FFの従属プログラムとでき、従来のテキストプログラム、従来のグラフィカルプログラムをリアルプログラムにて統合できる。
【0186】
[動作]
図19の歯式の歯にビジュアルナビにてリンクしたカルテ手段(図60)を呼び出して使用できる。またカルテを記載してからリンクオブジェクトを図19の歯式に埋め込むこむ。などである。
【0187】
[効果]
従来のプログラム、特にカルテ手段をFFに統合できるので、カルテ(処置、レセプト、病名)が記載できる。
図19は、カルテの1号様式の歯式をリアルにより直感的にさらに、初診時の歯や歯肉などの口腔内の状態を静止画や動画で表現でき、その実画により、より処置内容が正確に表現できる。このリアルプログラムから従来のカルテ(テキストプログラム)に変換して、カルテ記載やレセプト記載ができる。これにより伝統的な情報と、最新鋭の情報を違和感なく融合できる。
【実施例9】
【0188】
第9実施例は、リアルコンパイラ手段 を開示する。
【0189】
[構成]
リアルコンパイラ(Real Compiler)システムは、
(コンパイル)領域設定手段と、
リアルコンパイラ(手段)と、
コード付与手段と、 (ここで必要ならデータを付与するデータ付与手段を備える。)
リンク手段{リアルリンカー(手段)}と、
を備える。
そして、なんらのOSもない機械上で動作させるときは、
さらにハードウェア制御手段を必要とする。
さらにまた従来の資源をオブジェクトレベルにて活用したいときは、
通常ObjリアルObj変換手段を使用する。

リアルコンパイラ手段は、
図58のごとくコード付与手段を少なくとも備える。コード付与手段は、設定された領域に対してプログラミングする事を意味している。これは、FFの範囲においてはビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)機能と同じとなる場合もある。
【0190】
具体的な一例では、図19のごとくに口腔内の静止画に、全部または部分的な領域指定をあたえる(コンパイル)領域設定手段と、
その領域にコードを付与するコード付与手段とからなる。
さらにコードを付与されオブジェクトファイルとして生成され、一般的なオブジェクトファイルも統合化可能なリンカーにより結合されハードウェアを制御する。
【0191】
この時ハードウェアが仮想ハードウェアでも良い。さらにこの時FF上で動作させれば、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)の一部として作動も可能である。
【0192】
[動作]
図58のごとく、トップダウン方式にてビジュアルプログラムができてゆく。
まず現実世界の映像を静止画や動画にて表現する。これが現実世界での情報オブジェクトである。この情報で行いたい作業をまず表現する。このときアニメを使用しても良い。
この領域に対して行いたい動作をコード付与手段が付与する。
具体的には、おおくのコードの中から処理したいコードを選択手段が選択し、前記領域に付与するのである。
【0193】
そして必要があれば、ハードウェアを操作するコードを生成したり、またはハードウェア制御用に用意されたオブジェクトファイルまたはドライバを添付してプログラムを完成させる。
【0194】
[効果]
ここで通常のコンパイラーにたいしてリアルコンパイラとして区別する。
通常のコンパイラは、テキストで記述したり、リソースとして主にコンピュータで作成された画像オブジェクトをリンクするボトムアップの手段を採用する。
それに対してリアルコンパイラは、実際の場面の静止画や動画などの実際の映像にて、実現させたい仕事などの(作業)映像を作り上げる。これにより最も直感的な実際的な映像を作ることができる。実際の映像なので、実際の作業を最も良く表現ができる。これは見方を変えれば、映画やアニメである。これをコンピュータ上で忠実にGUI(グラフィックユーザーインターフェィス)とする事で最良のGUI(グラフィックユーザーインターフェィス)が構築された事となる。そしてそれをコンピュータなどのハードウェアのプログラムとしてまたフレームワークとして使用が可能な情報にコンパイルするのがリアルコンパイラである。言い換えるとリアルコンパイラは、前記ボトムダウン方式に対して、トップダウン方式を採用する。
さらに本発明であるFF(ファイナルフレームワーク)にたいして特に好適なオブジェクトやプログラムを供給可能であり、このリアルコンパイラ(Real Compiler)システムを使用してFF自体を構築しても良いし、またそのリアルオブジェクトをFFのオブジェクトとしても良い。
【0195】
[変形例]
以上の例に、CG(コンピュータグラフィックス)を当てはめても良い。この場合、リアルコンパイラの処理を行っても良いし、また図58のごとくCG(コンピュータグラフィックス)を生成するレイトレソフトなどのオブジェクトをリンカーがリンクして使用しても良い。

【0196】
〔総合変形例〕
上記あるいは下記の実施例では、ウインドウズ(やリナックス)などの開発手段を使用してコンピュータ上で作成したが、これを全てハードウェアにて作成しても良いなど本発明の趣旨に沿えば、各構成手段などはどのようなものでもよい。
【0197】
症例ボタンの一例(図3から図50までの症例ボタンのある図参照)
症例ボタンを押すと症例集が表示される。この時基本的にツリーが表示される。
このツリーは、一例として図3などのごとく構成されている。ただし人名ではなく、以下のような症例名などである。
う蝕 写真 プローブ X-ray など
歯周病 MS 写真 X-ray など
咬合 写真 咬合図 3次元図 X-ray など
矯正 写真 フォース図 3次元図 X-ray など
審美 写真 プレアパタイト組成図 X-ray など
外科 写真 3次元図 X-ray など
などなどほんの一例である。
ここで、処置ナビが症例のナビゲーションを行っても良い。
【0198】
上記手段は、人間がもっとも仕事に集中し、心理的ストレスを感じず、かつ生理的最小限での最高動作を行うための手段であるので、心理生理手段としてもよい。ここで心理ストレスは、生理学的に出現する変動を検出し判断する。一例としては、眼振、血圧、アドレナリン、心拍数、呼吸数、GSR、脳波などである。とくにフレームワークの善し悪しは、眼の変動分すなわち、広義の眼振である。
具体的な一例としては、眼の動きがスムーズであるか否か、などの生理学的変動部分(微分係数)が少ない(小さい)か否かをもって判断し、少ないほど(小さいほど)より効果の大きな心理生理手段とする。本FFでは、パレット手段などが表現するウインドウにて、従来のウインドウ切り換え(多元管理)の従来手段より前記変動(係数)が小さい優れた心理生理手段となっている。データやプログラムの一元管理が本FF(ファイナルフレームワーク)では可能となるので、2元以上のn元管理フレームより優れている。
ここでnは、1以上の正の整数で、プログラム(タスク)が動作するウインドの枚数がn数を表す。
【0199】
上記実施例においては、歯科などの医療分野での応用例を開示したが、どのような分野に使用してもよい。具体的な一例としては、ビジネスにおいて、処置ナビゲーションは、業務ナビであり、仕事の分析に診断支援手段を使用し、パレット手段にて使用するプログラム、データを一元管理するという具合である。また辞書を適時使用するのはどの仕事でも同様であろう。
【0200】
行動の記録、管理の一元化 (行動記録管理手段を要素として開示する)
ここで行動(歯科では検査、診断、治療、予防などの処置行動、作業、行為など)そのものの記録が、このFF(ファイナルフレームワーク)にて一元的にプレゼン、記録、管理される。 従来のデータベースでは、データの記録、管理のみがほとんどであるが、行動さえも記録、管理できる。それも心理的ストレス最小限にてである。
【0201】
そしてさらにその行動の記録、管理の単位を、さらに上層にて記録、管理、制御、表示するのが、処置ナビゲーション手段(処置ナビ)である。これは、単に行動を記録、管理するカテゴリのデータベースにはない「行動(データ)ベース手段」ともいうさらに新しい上層のデータベースである。このデータベースの要素が「行動記録管理手段(要素)」となる。
【0202】
この要素、すなわち行動記録管理手段は、ここでは、処置ナビゲーション手段(処置ナビ)以外の全ての手段のいづれかまたはその組み合わせからなる。
【0203】
「行動記録管理手段(要素)」は、一元管理を基本(原則、規則)としている。そして表示は一元表示以上の表示を行っても良い。また辞書やビジュアルナビのごとく一元動作以上の動作を行っても良い。(一元管理を基礎とし、一元表示、一元動作、多元表示、多元動作などのいづれかの組み合わせを行っても良い。)
【0204】
「行動(データ)ベース手段」ここでは、処置ナビゲーション手段(の階層)は、基本的に「行動記録管理手段(要素)」を一元管理または、ともに一元管理を行うが、多元管理、多元表示、多元動作を行ってもよい。これは、すべての行動を記録、管理、表示する行動(データ)ベースだからである。
これは、
前記
単独処置ナビゲーション手段 この階層での一元管理
複数処置ナビゲーション手段 この階層での多元管理
合成複数処置ナビゲーション手段 この階層での多元一元化管理
に相当する。
【0205】
さらにここで、
口腔内を全体的に表現できる画像を特にページ0とし、ここからビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)にて他のデータやプログラムとリンクされ、大変便利である。
【0206】
上記実施例でのData_D&DまたはData_D&Dが参照している情報、あるいはビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)または画像情報のプロパティ情報などのいづれかまたはその組み合わせなどの、画像に付帯の情報を使用し画面間の情報をビジュアルに提供するのがビジュアルアロー手段である。一例としては、図52の左下口腔内写真画像の外科手術部分が、右上のエプーリス部分とすると、その2つの画像をマウスなどにて矢印で結ぶと、その矢印の近傍にコメントが表示される。などである。(図52)画面情報の関係を瞬時にビジュアルに表現して大変便利である。この場合、マウスの機能をVNや辞書からVA(ビジュアルアロー手段)に切り替えるためにVNの横のボタン手段にVAを登録しても良い。図45では、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)のメニューの一番下に辞書機能へのスイッチがあり、また図43の辞書手段のメニューの一番下にはビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)へのスイッチがあるが、ビジュアルアロー手段をPlF(並列動作フィールド)に登録すれば、さらにその下にビジュアルアロー手段への切換用のVAボタンが追加される。
さらにビジュアルアロー手段自身にデータ埋め込み手段を有しても良い。
さらにビジュアルアロー手段は、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)と連動しても良い。
【0207】
これは、時空間リレーショナルデータベースである。この、時空間リレーショナルデータベースが扱う指標は、データだけではなく、プログラムも含むのでさらに正確には、「時空間リレーショナル(データまたは行動)ベース」である。この時、ページ0を基準画像手段(基準パレット手段)とした場合、このページが、時空間リレーショナル行動ベースのトップページとなる。歯科の場合、歯式が時空間リレーショナルになり、患者管理に大変便利である。
ここで、この画像をページ0ではなく、処置ナビゲーション手段として使用しても良い。
(いづれかまたは、両方にて使用しても良い。)
【0208】
さらにまたフローチャート手段、基準画像手段のいづれかまたはその両方を処置ナビに使用しても良い。
【0209】
ここで、処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を表現するフローチャート手段などのGUI(グラフィックユーザーインターフェィス)は、行動記録管理手段のGUIにドッキングして一元的に表示してもよいし、特別に別ウインドウにて表示してもよいし、PDA、セカンドモニターにて独立したウインドウにて動作してもよい。などこの処置ナビゲーション手段(処置ナビ)は、ひとつ上の階層の権利を有している。(情報管理の上での階層であって、かならずしもC++の階層やプログラミングでの階層ではない。) もちろんPDA(無線LAN搭載PDAなど)やセカンドモニターなどの別画面、別装置でのFFの一部表示または、その全部表示を行うなどの多元表示をおこなってもよい。(多元表示の例)
ここで、「行動データベース手段」の他に前記要素を制御できるリモートデバッガのような遠隔制御機能を有してもよい。この「遠隔制御手段」は、前記要素を自由に遠隔操作できる手段である。
【0210】
なおここで辞書手段やビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)のGUIの一部である図44、図45などの例は、情報の流れを多岐に制御し、分析などをおこなう多岐化手段でもある。 行動の分析に最適な構造化手段(分析手段)である。これは、行動記録管理手段の一部としての分岐命令の構造化プログラミング手段(スタイル)でともいえる。
【0211】
さらにここで、処置ナビゲーション手段は、一例としてモードレスダイアログにて構築したり、別プログラムにて構築し、FF(ファイナルフレームワーク)と通信、連携してもよいが、たとえばモードレスダイアログにて構築した場合、辞書手段も同様にモードレスダイアログにて構築してもよいが、この2つの手段は、おなじプログラム手段にて構築できる場合があるが、情報管理の中では、全くちがう階層を有している、現状のC++などの高度な階層管理可能な言語体系ですら、情報の適材適所、階層を制御できていない一例である。この情報の適材適所、流れの最適化、階層の最適化を本FF(ファイナルフレームワーク)は、実現している。このフレームワークを使用し、自分の独自な行動の動作部分のみのプログラム手段を、このフレームワークに従い組み込むだけで最適な業務の実行が可能となる。言い換えれば、このFFは、最適情報制御手段ともいえる。これは、C++でも成し得なかった第4の構造化も意味する。1,2,3は、カプセル化、継承、ポリモフィズムであり、これらでは最適情報制御手段そして心理生理へ最小負荷となる生理心理手段の実現ができない。この第4の構造化であるFF(ファイナルフレームワーク)を使用することで最適情報制御手段や生理心理手段が実現できる。
さらに辞書手段あるいは辞書手段のフレームワークは、分析手段として、また多岐化手段としての構造化手段でもある。
【0212】
1 カプセル化
2 継承
3 ポリモフィズム
そしてフレームワークにて情報制御される以下の
4 多岐化手段の作成手段
5 分析手段の作成手段
(辞書手段やビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)などに対応)
6 行動記録管理手段(要素)の作成手段。
(特にPF、DbF、ファイル手段、パレット手段などに対応)
7 行動(データ)ベース手段(要素データベース)作成手段。
ここでは処置ナビゲーション手段(処置ナビ)である。

などが新しい情報制御手段の言語手段(仮想手段の作成手段)の一部でもある。
これらは、もちろんC++などの言語手段にて作成してもよい。
【0213】
上記手段は、既存のプログラム手段で実現(作成)してもよいし、またハードウエアで実現(作成)してもよい。
【0214】
また
以上本発明のいづれかの各手段は、仮想空間上の仮想手段としてC++などの言語にて作成してもよいし、また完全なハードウェアにて作成してもよい。 またはその組み合わせでもよい。
【0215】
上記実施例または変形例は単独で実施しても良いし、また組み合わせて実施しても良い
また他の用途に使用しても良い。 さらに他の手段と組み合わせて機能を充実させてもよい。一例として、商品購入ナビゲーション手段と連携して、必要な商品の先行注文、在庫切れの防止、在庫管理などを強力に支援してもよい。具体的には、既知のインターネット通信販売手段を商品購入ナビゲーション手段の少なくとも採用する。などである。

また、特願2002−137841号 健康計測診査装置、方法のいづれかの手段を組み合わせて使用してもよい。などである。

さらにまた診断支援手段は、FF(プログラム管理(フィールド)手段)で動作する診断支援プログラムならどのようなプログラムを使用しても良い。

他例として、図61のごとく、受け手手段、出し手手段、記録手段、実行手段となどに分類し、それぞれの組み合わせにて動作しても良い。FFでの一例では、受け手手段は、辞書手段とビジュアルアロー手段である。また出し手手段は、ビジュアルナビゲーション手段である。このように情報を受け取り分析などをする手段が受け取り手段で、情報を付与する手段が出し手手段である。この2手段は、規格化されると、どんなプログラム間においても入出力が可能となるので、プログラム進化、再利用、複合使用などが高い効率にて行える。
また具体的な一例として図61にしめされる受け手手段、出し手手段の実現一例としてマウスなどのポインティング手段のボタンに対応(組み合わせ)すると便利である。さらに具体的には、左ボタンを従来の動作、中央ボタンを受け手手段へ対応、右ボタンを出し手手段へ対応させるなとである。さらにここで、受け手手段が辞書手段とビジュアルアロー手段との2つある場合は、プルダウンメニューで選択しても良いし、環境設定で選択しても良いし、またボタン手段にて選択しても良いなど、1ボタンに複数の手段を対応させても良い。
さらに受け手手段、出し手手段は、個々のプログラムを実行ファイルにて成長変化させる規格化プラグとして組み合わせ使用しても良い。この仕組みは、コンパイルを不要としたプログラム進化手段となる。もちろん記録手段を使用し、ファイルに記録をしたり、もちろんのこと実行手段にて様々なプログラムを実行したりしても良い。
などの様々な組み合わせによる進化ができる。

などなどである。


【産業上の利用可能性】
【0216】
産業上の利用可能性は、非常に大きい。すなわち全てのプログラム、仮想化されたハードウェアにおける生産性の向上、操作感の統一による修練時間の短縮、再教育の不必要性、さらには全ての業務の時間短縮、高精度化、生産性向上などがある。

また最もデバッグの困難な情報の流れが決まっているので、バグレスといっていいほどのコードが生成される。

さらに最も大きな大きな効果は、規格統一された受け手手段、出し手手段による実行可能なプログラムの状態にて、プログラムが進化してゆくことである。死んでゆくプログラムは、皆無といっていいほどの高い効率が得られる。

また画面がある全ての電気機器への応用ができる。
さらにまた、レントゲン、通常写真、顕微鏡画像をはじめとする各種における機器操作、画像比較、履歴比較、プレゼンテーション、症例比較、症例提示などの様々な異種の作業、異種のデータを一元管理、一元動作できるので非常に効率的な医療が実現できるなで医療関連機器への応用も大きな利用が見込まれる。

パレットの名称について、
本FFのパレットに積み上げられた情報という絵の具により、作業空間というキャンバスにさまざまな 行動結果 という絵が描かれるという意味で、パレット手段とした。

【図面の簡単な説明】
【0217】
【図1】ファイナルフレームワークのブロック図の一例。
【図2】パレット手段(パレットフィールド(画面))にプログラムをドラッグ&ドロップした時の動作一例
【図3】起動時の一例。 データもプログラムもデータベースも使用されていない無垢なパレット(手段)の一例。 ファイル手段が表示されており、ツリー手段が選択されている。
【図4】パレット(手段)にドラッグ&ドロップする時の領域一例。 いづれかの領域にデータまたはプログラムをドラッグ&ドロップすると一例として1画面、または4画面にてデータまたはプログラムが表示される。
【図5】一例としてブラウザ(プログラム)手段をプログラム管理(フィールド)からドラッグ&ドロップした一例。この場合、ファイル手段でフォルダが選択されており、かつそのフォルダにデータが存在しているので、パレット上のプログラム枠(ウインドウ)にデータが表示されている。
【図6】ドラッグ&ドロップしたプログラム枠(ウインドウ)は自由に動かせるの一例。
【図7】整列手段の整列ボタン手段を押した一例。 さらに平行してファイル画面手段を動作させてファイル画面手段を2個とした一例。 これら整列ボタン手段とファイル画面手段は、独立に動作する。
【図8】ファイル画面手段のひとつを連携手段に切り替えた一例。 連携手段は、個々データ表示手段の個々のデータを統合化する。統合化の度合い(この例では、X線、写真、MicroScopeのいづれかまたはその組み合わせ)は、環境手段により選択できる。そして連携したデータのサムネイル画像データ3つをパレット手段にドラッグ&ドロップした一例。 さらにパレットを2つ日にち別に動作させた一例。(データベース化(フィールド)手段が動作した一例。)
【図9】ファイル画面手段にてファイル手段の一つを選択拡大した一例。
【図10】横拡大手段にてファイル画面(手段)を拡大した一例。
【図11】表示手段にてファイル画面(手段)を非表示にした一例。
【図12】パレット手段におけるフィールド分割手段により1画面表示とした一例。
【図13】一例としてブラウザ(プログラム)手段をプログラム管理(フィールド)(画面)からドラッグ&ドロップした一例。一例としてブラウザアイコンをマウス左ボタンダウンしたところ。
【図14】一例としてブラウザ(プログラム)手段をプログラム管理(フィールド)からドラッグ&ドロップした一例。ドロップしたい作業フィールド(画面)にドラッグ中、そしてドロップする。
【図15】一例としてブラウザ(プログラム)手段をプログラム管理(フィールド)からドラッグ&ドロップした一例。一例としてブラウザアイコンをマウス左ボタンアップした直後(ドロップしたところ)に、ブラウザが図2のごとく起動した例。ページは、1ページ目
【図16】分割画面全てにD&Dが終了した例。この場合は、ページ0(図19)など他のページをつくったので、ページ送りボタン手段が発生した例。1ページ目一例として単矢印は、1枚毎の送りと戻り、2重矢印は、最初送りと最後おくり
【図17】作業フィールド(画面)が2ページ目となった例。
【図18】作業フィールド(画面)が3ページ目となった例。
【図19】ページ0の画面例。ここでは、上下顎の写真と全顎X線写真の例。 この写真を歯式として使用する。またカルテ1号用紙として使用しても良い。 ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)などにて情報を埋め込んだり、リンクするとさらに良い。
【図20】ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)、辞書手段、辞書検索手段、処置ナビ手段、ページ切換手段のいづれかまたはその組み合わせを図1に加えたFF(ファイナルフレームワーク)の一例。 また作業フィールド(画面)どおしのData_D&D(データのドラッグ アンド ドロップ)機構の一例を説明したもの。この機能は、心理生理手段としても原則必要だが、製造者や使用者の選択による。
【図21】辞書手段の一例 四角枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図22】辞書手段の一例 図21の状態そのままでマウスをドラッグし、四角枠を描く。
【図23】辞書手段の一例 辞書検索手段により、四角枠で検索した一例
【図24】辞書手段の一例 丸枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図25】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、丸枠を描く。
【図26】辞書手段の一例 辞書検索手段により、丸枠で検索した一例
【図27】辞書手段の一例 楕円枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図28】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、楕円枠を描く。
【図29】辞書手段の一例 辞書検索手段により、楕円枠で検索した一例
【図30】辞書手段の一例 マウスを規格化辞書画像にあわせると名前表示辞書手段により名前が表示される一例。
【図31】辞書手段の一例 多角形枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図32】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、多角形枠を描く。
【図33】辞書手段の一例 辞書検索手段により、多角形枠で検索した一例
【図34】辞書手段の一例 四角枠(長方形)を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図35】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、四角枠を描く。
【図36】辞書手段の一例 楕円枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図37】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、楕円枠を描く。
【図38】辞書手段の一例 辞書検索手段により、組み合わせ枠で検索した一例
【図39】辞書手段の一例 2D枠を描画する基点をマウス右ボタンダウンにて指示する。
【図40】辞書手段の一例 そのままの状態でマウスをドラッグし、2D枠の長さ方向を菌などの指標に合わせて描く。
【図41】辞書手段の一例 2D枠の幅にマウスカーソルを移動する。
【図42】辞書手段の一例 2D枠の幅をマウスカーソルにて調節する。 そして右ボタンをはなす。すると辞書検索手段により、組み合わせ枠で検索した一例
【図43】辞書手段の一例 辞書画像の表示一例 辞書検索手段を使用して表示してもよいし、また手動にて辞書画像を表示しても良い。手動の場合、50音検索をタグによりしてもよいし、また名前(図では好中球)を書き込んで検索して表示しても良い。再下段のボタンは、全辞書画像への切換ボタン(Full)と、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)への切換ボタン(VA)と、タグを日本語か英語(アルファベット)に切り替えるボタン(日英)
【図44】辞書手段の一例 ファイル手段にて表示した一例。
【図45】ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)の一例。エリアを右上1番歯の歯頚部(歯肉溝部も含む)に設定し、そこに顕微鏡データを埋め込み、リンクしている例。メニューには、リンク先のデータやプログラムが表示される。一例としてMS(顕微鏡)を選択すると、日付とNewボタンが表示される。日付を選択するとその日付のデータを呼び出す。またはジャンプする。(データベースフィールド、ファイルなどのいづれかまたはその組み合わせを検索し、データを呼び出す。)ここで、Newを選択すれば、プログラムフィールドからキャプチャまたはMS(顕微鏡)などのアイコンがドラッグ&ドロップされて顕微鏡プログラムが開始される。そのドロップされる作業フィールドは、環境手段にて設定できる。メニューの再下段には、辞書への切換ボタン(辞書)がある。
【図46】ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)の一例。様々なエリア例。オルソ画像には、矢印エリア、吹き出しエリア、四角エリアなどが描画されている。
【図47】処置ナビゲーション手段(処置ナビ)の一例。
【図48】処置ナビゲーション手段(処置ナビ)の一例。 検査Fullのフローボックスをマウスカーソルで指定し、その内容に従いプログラムやデータを制御する。一例としてMSのNewを選択すれば、顕微鏡キャプチャープログラムが起動する。また日付、一例として11月22日05年を選択すれば、その日に採取した顕微鏡画像が表示される。(図18などの画面が現れる。) これらは、FFを従い表示、起動されるのはいうまでもない。
【図49】処置ナビゲーション手段(処置ナビ)の一例。初回(初診時)の処置ナビゲーション手段(処置ナビ)の一例。
【図50】処置ナビゲーション手段(処置ナビ)の一例。実線で表示されたところが実行された履歴を表示している処置ナビゲーション手段(処置ナビ)。
【図51】処置ナビゲーション手段(処置ナビ)と行動記録管理手段(要素)の一例。同一画面だが、PDAなどに処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を表示、実行し、行動記録管理手段(要素)をデスクトップコンピュータにて作動、無線または有線LANなどにて連動させても良い。
【図52】ビジュアルアロー手段の一例。
【図53】ビジュアルナビゲーション手段のブロック図。
【図54】ビジュアルアロー手段のブロック図。
【図55】ビジュアルリンク手段のブロック図。
【図56】ビジュアルオービタ手段のブロック図。
【図57】VN、VA、VL、VO、VG、辞書、DDD、 などの各手段のブロック図。
【図58】リアルコンパイラ手段のブロック図。
【図59】規格化簡単ファイル手段のブロック図。
【図60】カルテ手段のブロック図。
【図61】受け手手段、出し手手段の一例。
【符号の説明】
【0218】
1 パレットフィールドの一例
2 作業フィールドの一例
(GUIを介して作業画面に描画したものが作業フィールド画面である。)
3 ファイル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイナルフレームワークは、プログラムやデータを一元管理できるパレット手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項2】
請求項1のファイナルフレームワークは、パレット手段の作業フィールドにおけるページを切り替えるページ切り替え手段(切替手段または切換手段)を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項3】
ファイナルフレームワークは、所定の処置ナビゲーション手段(処置ナビ)を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項4】
ファイナルフレームワークは、ビジュアルナビゲーション手段(VisualNavigation手段)を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項5】
ファイナルフレームワークは、所定の辞書手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項6】
ファイナルフレームワークは、所定の辞書検索手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項7】
ファイナルフレームワークは、所定の診断支援手段(診断ナビ)を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項8】
請求項3のファイナルフレームワークにおける処置ナビゲーション手段(処置ナビ)は、
処置に必要な商品を購入できる商品購入ナビゲーション手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項9】
請求項1または請求項2のいづれかのファイナルフレームワークにおけるパレット手段は、
作業画面(作業フィールド)を分割するフィールド分割手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項10】
請求項1、請求項2または請求項9におけるいづれかのファイナルフレームワークにおけるパレット手段は、
フィールドをタイリングな位置にしたり、使用者が重ねあわせにした重ね合わせの配列に
した位置を切り替える整列手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項11】
請求項1から請求項10におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
データベース化(フィールド)手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項12】
請求項1から請求項11におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
プログラム管理(フィールド)手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項13】
請求項1から請求項12におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ファイル手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項14】
請求項13のファイナルフレームワークは、
ファイル画面手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項15】
請求項13から請求項14におけるいづれかののファイナルフレームワークは、
横拡大手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項16】
請求項13から請求項15におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ファイル手段の表示、非表示を操作する表示手段を備える事を特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項17】
請求項13から請求項16におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
連携手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項18】
請求項13から請求項17におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
個々データ表示手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項19】
請求項13から請求項18におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ツリー手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項20】
請求項13から請求項19におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
カテゴリ切り替え手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項21】
請求項13から請求項20におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
検索手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項22】
請求項1から請求項21におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
Data_D&D(手段)を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項23】
請求項1から請求項22におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ビジュアルアロー手段 を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項24】
請求項1から請求項23におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ビジュアルリンク手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項25】
請求項1から請求項24におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ビジュアルオービタ手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項26】
請求項1から請求項25におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
ビジュアルガイド手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項27】
請求項1から請求項26におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
カルテ手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項28】
請求項1から請求項27におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
消去(クリア)手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項29】
請求項1から請求項28におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
環境手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項30】
請求項1から請求項29におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
規格化簡単ファイル手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項31】
請求項1から請求項30におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
リアルコンパイラ手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。
【請求項32】
請求項1から請求項31におけるいづれかのファイナルフレームワークは、
領域強調手段を備えることを特徴とするファイナルフレームワーク。

【図1】
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【図2】
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【図20】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図51】
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【図52】
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【公開番号】特開2008−41076(P2008−41076A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−22525(P2007−22525)
【出願日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ウィンドウズ
2.リナックス
【出願人】(302008858)有限会社 ミクロデント (28)
【Fターム(参考)】