説明

フィルタ及び製造方法

本発明は、細菌を捕集し除去することを目的とした液体及び空気フィルタの物理的及び化学的特性に関する。本発明のフィルタは、不織布及び/又は射出ろ過組織もしくはシートを備える布地製であり、即ち合成人工繊維の操作によって得られるか又は折り重ねを形成する工程を用いて射出フィルタ構造から得られ、該折り重ねは、後述する他の工業的操作を経て不織布に変換されるか、又は別に射出工程を用いて射出組織もしくはシートに変換される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バクテリアを捕獲しこれを除去するための空気及び液体フィルタの物理的及び化学的特性に関する。本発明の布地は、ラップ(lap)の形成を行う工程及び続いて実行することで不織布への変換につながる後述の他の工業的操作を用いて、又は射出組織もしくはシートを構成する射出工程を用いて、合成人工繊維を操作することで得られた不織型布地及び/又は射出フィルタ組織もしくはシートを備える布地から製造される。
【背景技術】
【0002】
他の対象は、繊維上に直接必要な化学物質を固定化するための、前記不織布中の繊維の特性及び、それらに施される処理である。これにより、一旦製造された不織布は、レジオネラ菌が、冷却塔、熱交換器、ベンチレータ、貯蔵タンク又は前に記載されている任意の装置の内部を通じて循環し、且つ人間に対して危険な濃度に達するのを防ぐことができるフィルタとして作用する。
【0003】
本発明の他の対象は、不織布及びシート又は射出フィルタ組織の組合せにより形成されたサンドイッチ布地製造工程である。
【0004】
本発明の他の対象は、不織布の形成に加えて、なかんずく以下の
− 抗菌性の添加物で前処理された繊維を選択する、
− 繊維の混合物中の繊維のグループの各繊維を秤量する、
− 同一又は異なる繊維のグループを混合する、
− ウェブ又はフェルトを形成する、
− 同一の繊維又は異なる繊維の混合物から製造された不織布を数層重ねる、
− 不織布に一層以上追加する、又は中間のメッシュ及び支持体の一層以上に一層以上追加する、
− 各適用用途に対して特定の仕上げを行う、
− 生じた不織布を切断し、ローラをかけ、成型するステップ
を基本的に含む、その製造工程である。
【0005】
(法律)
本出願を用途とする設備や建物は、以下の
− 家庭用温水システム:主配管及び貯留タンク、アキュムレータ、ヒータ及びボイラ、等、
− 家庭用冷水システム:主配管及び貯留タンク、アキュムレータ、タンク、リザーバ、地下タンク、井戸及びその他、
− 冷却塔、
− 還流冷却器、
− 空気調節用導管、
− 呼吸治療設備(吸入器及び噴霧器)、
− 加湿器、
− 流水又は非流水温水プール、
− 熱設備、
− 装飾用噴水、
− 灌漑システム、
− 消化設備、
− エアロゾルを用いた外気冷却設備
といった設備、及び、以下の
− ホテル、
− 他の旅行客用設備:アパートメント、アパートホテル、キャンプ場、船舶その他、
− スイミングプールを含むスポーツセンタ、
− 医療設備:病院、クリニック、老人ホームその他、
− 温泉、温浴、
− 兵舎、
− 刑務所、
− 他の建物
といった建物(なかんずく)をより詳細に引用して、国立衛生システムの公共衛生委員会によって、1998年10月29日に承認された“レジオネラ菌症の防止と管理に対する勧告の最終報告”の1.3に記載されている。
【0006】
(疾患の記述)
レジオネラ菌症は、高熱を伴う肺炎を特徴とする“在郷軍人病(Legionnaires’ Disease)”、及び劇症の非感染性の熱病症候群を示す“ポンティアック熱(Pontiac Fever)”として知られる他の非肺炎形態である、全く異なる2つの症状形態を基本的に示す環境中で形成される細菌性の疾患である。
【0007】
ニューモニアは、他の典型的な肺炎とは症状的には区別できず、しばしば患者の入院を必要とする。潜伏期間は、通常2乃至10日である。40乃至70歳の人々により頻繁に発症し、女性より男性には2乃至3倍であり、小児ではまれである。罹患の虞は、その型と暴露の程度と対象の健康状態により、免疫力が弱まった状態、糖尿病、喫煙者及びアルコール依存者だけでなく慢性肺疾患の患者において増加する。感染の際の罹患率(rate of attack)(患者数/暴露者数)は、一般的な集団の0.1乃至5%である。コミュニティでの死亡率は5%未満だが、適切な抗生物質による処置が取られない場合15乃至20%に達し得る。病院から起こる場合、0.4と14%との間で変化し、死亡率は、適切な処置がなく免疫力が弱っている患者においては40%に達し得、80%にさえなる。好ましい抗生物質の処置は、効果が高く耐性も報告されていないエリトロマイシン(eritromicine)である。ポンティアック熱に対しては、処置は症状に依存する。
【0008】
基本的に、レジオネラからの感染は、2種の大きな領域で起こり得る、すなわちコミュニティ及び病院である。両者の場合、疾患はいくつかの型の設備及び建物に関連しており、大発生/集団感染、の形態を示すことがある。
【0009】
(細菌の記述)
レジオネラ菌は、広い物理化学的条件の範囲で生存可能な好気性桿菌(Bacilli)の形態をとる細菌であり、20℃乃至45℃の間で増殖し、70℃で破壊される。生育に最適の温度は35乃至37℃である。レジオネラ科は、レジオネラ菌及びいくつかはレジオネラ・ニューモフィラ(L. pneumophila)等の血清グループに分けられる40種の属を含み、14種が記述されてきた。
【0010】
記述された種の半数を超えるものが、人間への感染に含まれてきたが、レジオネラ菌症のもっとも共通の原因はレジオネラ・ニューモフィラ(L. pneumophila)血清グループ1であり、環境にもっとも頻繁に現れる血清グループである。
【0011】
レジオネラ菌は、細菌叢の部分を形成する湖、川、池等の表面水がその自然のすみかとされる環境細菌と考えられている。これらの自然のリザーバから、菌は配管(水配管)システムを介して市街地の、コロニー滞留系に移動し、水のエアロゾルを操作したり、水からエアロゾルを発生し得るような(温水及び冷水の)家庭用水(水供給)システムその他に入り込む。このような設備は、しばしば、水を貯留し、スラッジ、有機体、腐食物、アメーバ等のバイオ層を形成する細菌の栄養となるものを蓄積しがちである。このバイオ層の存在は、水温とともに、人間に感染する濃度に到達するまでレジオネラ菌が増殖するのに重要な役割を果たす。このような場所は、エアロゾルを形成する機構がエアロゾルの形態で細菌を拡散しうる、もしあれば、系の他のポイントも、顕著な細菌濃度に達しせしめる可能性がある。細菌を含む水滴は、空気中に滞留し、呼吸器系を通して、最終的に肺に達する。
【0012】
感染源とみなされてきた、レジオネラ菌に感染している最も一般的な建物は、病院とホテルの両方および他の建物における温水及び冷水室内水システム、冷却塔、還流冷却器である。科学文献は、病院での呼吸器処置用の装置における感染に関連して述べてきた。疾患を伴う他の設備は、装飾的噴水、加湿器、リハビリテーション及びレジャーセンタ、クルーズ船の水泳プール及び前述した全てのそのような設備である。
【0013】
これらの細菌の重要な生物学的特性は、原生動物中及びヒトマクロファージ中の両方で、細胞内での成育能力である。天然の水性環境及び建物中では、原生動物の存在が細菌の支持と細胞内増殖に重要な役割を果たし、この過程は好ましくない環境条件での生存機構に用いられる。
【0014】
(ヒトへの細菌の転移)
レジオネラ菌のヒト体内への侵入は、基本的に顕著な数の菌を含むエアロゾルを吸入することによりなる。個人から個人への転移の証拠はなく、動物の宿主の存在も知られていない。
【0015】
ヒトにおける感染の発生のために満たすべき一連の必要条件があり、即ち
* 微生物が、設備に進入する手段を有しており、これは、通常少数量の細菌で汚染されている流入天然水を通常介すること、
* 影響され易い人々に対する脅威となるような十分な微生物量に達するまで水中で増殖し、この増殖が、水温、設備内の汚泥を含む他の感染源の蓄積及び存在の関数であること、
* 系を介してエアロゾルの形態で分散し、エアロゾルの形態で雰囲気中に分散するとき(液体中又は空気中の固体又はガス中の分散)は汚染水が唯一のリスクであり、分散中の水滴の寸法が小さくなるとき、液滴空気中の分散により長く滞在し、寸法5ミクロン未満の液滴のみが肺に入り込むため、リスクが増大すること、
* 全ての種又は血清グループが等しく疾患の発生に関与しているわけではないので、ヒトには毒性があること、
* 影響を受け易い個人が、有効な(有毒な)レジオネラ菌の十分な量を含むエアロゾルに暴露されること
である。
【0016】
病院環境では、汚染水への暴露の後疾患を受ける虞は、暴露の強さと対象とする個人の健康状態に依存する。免疫が弱まっている患者及び慢性の腎臓欠陥、悪性の血液疾患、喫煙者、高齢者のような慢性疾患を有する患者にはより大きな虞がある。
【特許文献1】英国特許第846458号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
(従来技術の状態)
抗レジオネラ菌に注目した前例はあるが、実用的に効果が無いことが証明された。0.2ミクロン(レジオネラ細菌は非常に小さく、幅は0.3乃至0.9ミクロン、長さは2ミクロンである)より大きい細菌を残すための多孔性材質製のフィルタ又はろ過法が、食物又は液体における摂取を防ぐために存在する。両者の侵入の形態は疾患の発生に繋がらず、汚染された水又は空気を介して肺を通して有害である。前節「ヒトへの細菌の転移」で述べたように、細菌は、寸法5ミクロン未満の水滴で肺に入り込むので、0.2ミクロン未満の液滴は呼吸され感染の原因になりうる。これが、それらの方法が無効であった理由である。
【0018】
(発明の背景)
本発明に対する前例は、抗菌添加物を伴い、例えば、靴の中敷で臭気を発する細菌を処置するための不織布である(本発明とは)異なる型の適用のための不織布と以降称するものに(抗菌添加物が)塗布されたところのものである。
帰結として、抗菌化学製品製造者との提携のもとで、不織布は、要求されたねらいを十分に達成する、直接処理された繊維で製造されてきたものであり、不織布は改良された耐久性を有し表面に化合物を固定するための熱処理を不要とするように成されている。このようにして、これらの処理は、繊維が耐え得る温度を越える帰結として始めから不織布を備える繊維に影響しておらず、或る場合には、物理的及び化学的特性の帰結として、最終的な製品の色や見た目を変えている。
本発明の他の前例は、抗菌性の不織布のための天然繊維、マットレス、布張りの家具、カーテン及び壁及び床布カバーのための抗ダニ類布を処理する繊維の混合であり、それにより、特にアレルギや喘息の人々の使用快適性を増し、60度まで完全に洗濯可能である不織布、その他95度までという付加的な利点も伴っている。
不織布の代わりに処理繊維により達成される利点の1つは、繊維上に塗布するよりも著しく長く持つという、抗菌処理のために増した耐久性である。(抗菌)処理された繊維は抗菌トリートメントを繊維の内部に保持し、不織布に塗布するのとは反対に表面処理ではない。
【0019】
法規定は、ある場合、年間を通して一般的な空気温度がレジオネラ菌の出現を増大させるので、そのような装置の内部に焦点をあて、寄与する建物及び部屋内部への侵入において、レジオネラ菌の攻撃を防止するために導入され、異なる程度の成功を収めてきた。
【0020】
異なる法的対抗手段に加えて、レジオネラ菌症を防止する最も効果的な手段は、虞のある設備を殺菌して定期的に洗浄することである。これを行うため、認可された殺菌剤を用いる必要があり、例えば、塔の過塩素酸塩処理(hyperchlorination)が効果的である。しかし、これには短期間の効果しかなく、通常、殺菌の1月以内に、しばしば数日以内に問題が再発する。また、過塩素酸塩処理は、配管又は導管中、さらに設備の他の熱せられた領域には効果がない。
【0021】
更に、法律は、製造者の指示書に従って、感染を避けるようなメンテナンス及び殺菌を行うことを要求しており、漏れ、閉塞性の腐食の可能性を確認、並びに、適切に稼動していない場合、所望しない温度上昇及び従って起こる、人の健康に危険でない濃度ではあるが通常の条件で既に存在しているレジオネラ菌の濃度を増大させるベンチレータ、モータ及びポンプが適切に稼動していることの確認が求められている。
【0022】
(本発明の特性)
当該技術に関する先端の先行研究を用いて、本発明の目的は、本発明の不織布における理想的な繊維はポリプロピレン、ポリエステル、アクリリック(acrylics)、ポリミド(polymid)、モダクリリック(modacrylic)、ビスコース、ポリエチレン、アラミド、2成分系等、即ち、要求に応じて、2つ以上の上記繊維や他の繊維質素材の混合による繊維であってよいことで示される。
【0023】
前段落に示される繊維は、その本体及び繊維の核に集積する菌トリートメントを受け入れる。従って、前記で説明したように繊維又は不織布慈雨に表面的に抗菌トリートメントがあるわけではないといえる。
不織布の可能な繊維の範囲は、広い厚みの範囲を可能とし、繊維の断面は、円形、矩形、楕円形、中空状、三裂状、平坦等であり、本発明のろ過のために用いられる不織布に対して等しく効果的であることが示されてきた。不織布の厚さ密度は0.1mm乃至15cmの範囲にあってよく、不織布の重さは約5乃至2,500グラムで変わり得る。
【0024】
(行われる試験、分析及び試行)
本発明の任意の工程に従って製造された不織布のサンプルは、レジオネラ・ニューモフィラ亜種ニューモフィラATCC33152を用いて、その挙動を評価するために、微生物学的実験室の試験に供された。
これらの試験において、レジオネラアガー(agar)GVPC、細菌学的アガー及び生理食塩水(共通塩)が用いられた。カルチャはこれらの物質及び懸濁物で、初期濃度約106 レジオネラ/mlで調製された。
3種の異なる溶液が、この懸濁物から調製され、濃度
・7.1x106 レジオネラ/mL溶液、
・7.1x104 レジオネラ/mL溶液、
・7.1x102 レジオネラ/mL溶液
で36℃、7日間の培養期間に供された。
100mlのアガー(0.1%)が加えられ、分析皿上に溶液が注がれることによって試験のための調整が終了した。試験アガー中のレジオネラの濃度は最終的に、
・7.1x105 レジオネラ/mL溶液、
・7.1x104 レジオネラ/mL溶液、
・7.1x103 レジオネラ/mL溶液
であった。
同時に、3種の濃度の初期溶液が別の分析皿に用意され、最終的に、試験される不織布フィルタサンプルが加えられた。試験は、培養のために36℃で72時間費やした。
この試験は、当初、細胞のレジオネラ細菌の存在下、細菌が成長しない又は増殖しないことを試験するように計画されていた。
初期サンプルの試験皿中の高いレジオネラ濃度(7.1x106 )で行われた試験で、細菌の減少が起こっただけでなく、1000倍を越える低い初期細菌混合物の試験皿でも同様のことが起こった。
よって、本発明の不織布のミクロ細菌分析の結果は、細菌の成長と増殖を抑制するだけでなく、殺細菌効果も明確となった。
【0025】
(本発明の工程と原料素材の記述)
上記複数の段落に亘って記述された特性を有して製造された不織布は、抗レジオネラ菌性不織布サンドイッチを形成するように、他の不織布と混在させられており、不織布支持体とポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ガラス繊維、スチール、アルミニウム、フォーム等を有し、本発明の製品の支持体としてコンパウンドが用いられている。これは、支持体としての用途を、貯留タンク、プール、冷却塔、熱交換器、ベンチレータ、他のレジオネラ菌が静的に配置されろ過を通して攻撃されうる、レジオネラ菌の濃度の場所に広げるのに役立つ。
【0026】
本特許の請求項1において、製造工程は「抗菌化合物で前処理され、人工合成繊維の切片又は単一フィラメント及びそれらの混合物」を用いる特許として特定されており、請求項17において、繊維用の抗菌トリートメントは、銀を基材とする誘導体、輸送材を含むハロゲン酸フェノール誘導体、パーメトリン誘導体、イソチアゾリノン誘導体、テトラアルキルアンモニウムシリコーン、有機亜鉛化合物、リン酸ジルコニウム、ナトリウム、固体又は液体状態の上記全て、及び本抗レジオネラ菌殺菌材に相応し得る他の製造物に基づいて調製されることが特定されている。
【0027】
主特許における製品の開発中に、エッセンスは変えることなくいくらかの態様を変えている本特許における上述の手順に従って他の試験が行われた。この製品は、殺生物及び生物静力学的効果を有することを特徴とする。これらの試験(experiments)は、母繊維上の代わりに不織布上に直接、ある製品に関して異なる性質の物理−化学的手順をもちいる応用も、必要とされる殺細菌効果を有し、同様にレジオネラ・ニューモフィラに対向する戦いに有効であると結論した。
【0028】
別の手順は、徐々に殺生物製品を放出することができる、処理された繊維を有するフェルトを製造し、抗細菌素材で続いて再び処理するものである。
【0029】
亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、カドミウム(Cd)及び他の遷移領域および他の元素の金属性の構成からなる他の金属性元素から作られたあるいくつかの化合物(塩及びその誘導体)は、イオンを発生し、その放出で抗細菌性を示す。
【0030】
本発明の開発(development)において、1つ以上の上述の元素の異なる化合物は、不織布ベースの異なる手順で、他の添加物と共にフィルタ又は射出フィルタシートに対して塗布されるため混合され、
・ 微細な(Microscopic)粉末での塗布、
・ 溶液、懸濁液、又は水性エマルジョン又は技術的に可能な場合任意の他の型の液体での塗布、
・ ポリエチレン、ポリアミド、EVA細片、他の型の熱溶融接着剤又は任意の他の性質の接着剤との混合物での塗布
であって、主たる塗布手順は下記の
・ 液体、主に水性媒体の浴、
・ スプレー、
・ 噴霧器、
・ シート、
・ 誘導、
・ 任意の上記の媒体中への浸漬、
・ リストされたものと技術的に等価で、本発明の特性に適用可能な、工業的な布地、プラスチック及びフォームの他の任意の一般的な手順
を含んでいる。
【0031】
前記手順の応用の点で、工程は300℃に制限されると記載される必要があり、この温度を越える場合、化合物は変化し、その殺細菌作用を幾分失う可能性がある。
同様に、繊維に集中した発明における開発の他のラインでは、本特許に記載の繊維に加えて、他の生分解性繊維が用いられた。このようにして、原特許又は本特許に記載の繊維及び殺細菌製造物の割合が役割を果たして、繊維が確かな割合の殺細菌剤を、応用で述べられているように放出することを可能とすることができた。
イオン化の可能性を伴い、(上記一覧のものから)亜鉛及び任意の他の金属で可能な、正及び負イオンの放出に関して、銅及びその誘導体は同様の特性である。これらの他の製造物は、この添加と技術的に等価と考えられる。
我々の製造物に対する試験により、オーラ効果(aura effect)が観測され、その周囲のレジオネラ菌の存在しない領域が発生した。この効果により、我々は、本特許で引用されている製造物を強力な殺細菌材として用いることとし、これは、生物学的フィルム(biofilm)を形成する細菌を除去し、滅菌領域を発生する。これらの製造物は、気液界面で用いられるように浮遊特性を有してよい。
【0032】
続く研究は、レジオネラ菌は、吸入や嚥下によって転移し得ることを示した。吸入や嚥下はレジオネラ菌で汚染された水が肺に達し、その内部で増殖することを可能とし得る。このような伝染力は、他の医学出版物に加えて、「アメリカの健康管理社会の伝染病学(Society of Health Care Epidemiology of America)」からの情報に記載されている。
上述のように、公共源、飲料水分配システム、水循環システム、一般に産業において、飲料水設備及び貯水場及び輸送ネットワークにおける分配システムに用いることのできる、他のろ過方法との組合せが示され、原特許に記載の従来のシステムに加えて、汚染源となりうることが示された。
続く研究は、レジオネラ菌は、吸入や嚥下によって転移し得ることを示した。吸入や嚥下はレジオネラ菌で汚染された水が肺に達し、その内部で増殖することを可能とし得る。このような伝染力は、他の医学出版物に加えて、「アメリカの健康管理社会の伝染病学(Society of Health Care Epidemiology of America)」からの情報に記載されている。この可能な伝染力は全ての種のレジオネラ菌に共通であり、ニューモフィラ種には当てはまらない。
他の研究は、健康衛生の観点から影響がなくよって汚染のないヒトの消化器系を通じて、汚染された飲料、水及び液体が直接ヒトに浸入するかどうかの特定の問題を伴い、食品包装業、水及び飲料ボトリング業及び食品産業における配管、水循環システムに、レジオネラ菌を通じた感染見られたことを示している。しかし、吸入や嚥下による転移が元となっているならば、それが微小量どあっても、口及び消化器系から呼吸器系へ、感染は起こりうる。このようにして、設備は、水を蓄積し及び/又はエアロゾルを放出する装置の全てを考慮する必要がある。
上記の情報は、基本的に、感染疾患の研究報告、医療センタ及び/又は研究機関の報告からなっており、レジオネラ・ニューモフィラ感染の危険が上述の設備及び飲料水設備、それを形成するように汚染される虞をはらんでいる装置、例えば、空港ターミナル建物、鉄道、船舶及び他の類似の場所における貯水場及び分配システムで見出され得ると人に考えさせる。
【0033】
上記の帰結として、これらの改良のねらいの1つは、主特許及び追加特許におけるフィルタの応用であり、上述の公共源、飲料水分配システム、水循環システム、一般に産業において、飲料水設備及び貯水場及び輸送ネットワークにおける分配システムに用いることのできる、他のろ過方法との組合せである。要するに、レジオネラ菌を阻止するためのフィルタは、自身でろ過構造を備え、且つ他のより複雑なフィルタの部分を形成するのである。
それらの複雑なフィルタは、フィルタと通常のろ過システムを含み、例えば、カートリッジフィルタ、真空回転フィルタ、圧縮フィルタ、板状フィルタ、メンブレンフィルタ、接線(tangential)フィルタ、遠心分離機、ミクロ及び限外ろ過装置、逆浸透(reverse osmosis)、透析、静電フィルタ及び類似のフィルタである。
これらのフィルタの中では、布及び不織布形態の我々の布フィルタが、他のろ過要素を伴って、自身はフィルタとして作用してよく、例えば、ミクロ及び限外ろ過の膜、又は抗菌防止カバー及び脂肪除去器の膜用の原素材の部分を形成し、他のろ過要素となり、例えば、板状フィルタ及びメンブレンフィルタ用のプレートとして製造されてもよい。
この拡張に対する他の改良は、主特許の請求項11の第3点の単一のフィラメントを用いる織布に記載の前記要素の製造である。
この改良の他のねらいは、クリニック、療養所、病院、試験所及び設備等の保健の目的で用いられる公共の建物及び他の同様の建物で使用されるタオル、カーテン、シーツ、枕、ベッドカバー、絨毯、敷物、シャワーカーテン、バスマット、包帯、服、及び他の同様の製品等のクリーニング用品及び調度品のためのスペイン特許第200400749(4)号及び第200402048(2)号に請求されているフィルタ製造工程の応用である。
布地自体又は他のシステムにより浮力を付与され、帯水層、貯蔵タンク、熱水、通水及び処理設備を保護するための浮遊性布地及び不織布フィルタを開発するための主特許及び引き続く改良におけるフィルタの製造工程の応用である。
主特許及びその改良における先行する試験及び新規の応用の帰結として、主特許及び追加特許に対する製造工程の改良は、それらに記載の繊維及び単一フィラメントの表面処理が特性を考慮に入れ、洗浄に対する耐久性を改良するための繊維及び単一フィラメントの表面処理を改良するためになるように成される。そのために、殺生物物質が、減炎剤(flame retardants)、抗静物質(anti−static material)、通常の産業用布の染色剤の単一又は他の化合物を伴って、繊維組織に導入することが考えられ、それらの作用を失うことなく冷却塔及び他の設備での用いることを可能とする。同様に、繊維及び単一フィラメントで形成されたフィルタは、主特許に記載の実験室試験に示されるように、感染すると考えられる液体と接触してレジオネラ・ニューモフィラをろ過することが可能である。それらは、任意の型の液体と温度の強度の作用に耐えることができる必要もある。
これらの改良の他のねらいは、製造物の効果を拡大する相乗効果を発現させることができるように、殺生物に対して微生物が発現する可能な生物学的耐性を避けるように、そしてフィルタの適用分野を拡大するように、殺藻剤、殺真菌剤、抗ウイルス剤の広いスペクトルを有し、同様の効果を有する殺細菌剤製造物の範囲を拡大することである。
同様にして、化合物の数を拡大することは、繊維が、無毒、生分解性及び皮膚に不活性な化合物で、保護されるべき設備の要求に応じて、処理されることを可能とする。
これらの改良の他のねらいは、本特許ファミリに請求されている特性を、その構成及びその特性を与える化合物を添加することで、且つ染色、界面活性(tenso−active)、静電除去浴に浸漬することで、加えて繊維及び単一フィラメント処理又は手順を追加し組み合わせることでフィルタに追加する可能性にあり、それらは処理された浴中で前記繊維及び単一フィラメント中に留まる。
【0034】
濡れ性及びろ過の挙動を改良するために、活性化炭素繊維も主特許の請求項に加えられた。繊維中に含まれる殺生物剤の濃度を増すことによって、これらのフィルタの特性を強化する繊維へのプラズマ処理が含まれた。
【課題を解決するための手段】
【0035】
第1の追加特許に請求されているこれらの処理及び浸漬は、可能な天然繊維を、絹、羊毛及びヘア(アルパカ、モヘア、ヤギ、ラクダ)等の動物繊維、種繊維(綿、カポック、ココナツ)、リベリアゴム繊維(リネン、ヘンプ、ジュート、ラミー)、葉繊維(アバカ、サイザル)等の植物繊維、銅、銀等の金属繊維、シリコン繊維に拡張することを可能とした。
本発明のフィルタの挙動(洗浄への耐性及び殺細菌効果)の帰結として、小容量の液体の浸漬、ろ過及び再循環による液体の殺菌及び冷却塔及び他の類似の装置でのより長期の使用がオプションとなった(可能となった)。
この拡張の他のねらいは、本発明の製品のろ過容量の最適化及び改良であり、製造工程中に添加物を追加することで、有機生物素材の吸収可能とし、アドヘシン(adhesine)、又はシリカゲル、活性化炭素繊維、ゼオライト、イオン交換樹脂、珪藻土のような無機吸収材及びプラスチックフィルム等が添加物である。
【0036】
上記改良は一連の製品の製造を可能とし、新しい応用を試行する業務が可能となる。第1に、主特許におけるフィルタの拡張及び全てのレジオネラ、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)、シュードモナス・エロジノサ(Pseudomonas aeroginosa)、スタフィロコッカス・オーレアス(Staphylococcus aureus)、バチルス・セレアス(Bacillus cereus)、ビブリオ・パラハクモリティカス(Vibrio parahacmolyticus)、プロテアス・バルガリス(Proteus Vulgaris)、サルモネラ・ティフィモリアム(Salmonella typhimorium)、スタフィロコッカス・エピダミディス(Staphylococcus epidermidis)、大腸菌(Escherichia coli)、セラティア・マーセセンス(Serratia marcescens)及びバーコルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、炭疽病、A型及びB型インフルエンザウイルス、鳥インフルエンザ又は重症急性呼吸器症候群(SARS,SARG)の変種の保持が可能ともなるフィルタとなるような改良である。
フィルタは、「ケルカス(Quercus)」ファミリにおける樹木を、フィトフトラ・シンナモニ(Phytophthora cinnamoni)のような真菌から保護するために用いられることができ、又は、木の周りに障壁を生成し、上述の真菌の伸張を妨げる、アスパギラス・ニガ(Aspergillas Niger)、アスパギラス・レジェンス(Aspergillas regens)、カンディダ(Candida)、アルビアン(albian)、トリコフィタン・メンタゴフィト(Trychophytun menthagophit)のような菌に対抗するそのようなフィルタを用い、個別の片の布として製造してよい。別に、主特許及び追加特許に記述されている製造工程を移行してもよく、適切な改良によれば、マスク、制限された雰囲気用の安全スーツ、床地その他の製造に適用可能である。
下記の
・ グルタルアルデヒド、
・ ハイポクロライト塩、
・ クロロイソシアヌル酸塩、
・ 臭化ナトリウム、
・ 2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオン酸アミド(DBNPA)、
・ N−トリクロロメチル−チオ)フタルイミド(Folpet)
・ 10.10’−オキシビスフェノキシヒ素(OPA)
・ 安息香酸デナトニウム
・ 1−ブロモ、1−ブロモメチル−1.3プロパノジカルボニトリル
・ テトラクロロイソエフタロニトリル
・ ポリ(オキシエチレン)(ジメチルイミン)エチレン(ジメチリム)エチレンジクロリド
・ ビスチオシアン酸メチレン(MBT)
・ ジチオカルバメート
・ シアノジチオミドカルボメート
・ 2−(2−ブロモ−2−ニトロエテニルフラン)(BNEF)
・ ベータ−ブロモ−ベータ−ニトロエスチレン(BNS)
・ ベータ−ニトロエスチレン(NS)
・ ベータ−ニトロビニルフラン(NVF)
・ 2−ブロモ−2−ブロモメチル−グルタロニトリル(BBMGN)
・ 1.4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン
・ アクロリン
・ ビス(トリブチルスズ)オキシド(TBTO)
・ 2−(tert−ブチルアミン)−4−クロロ−6−(エチルアミン)−s−トリアジン
・ 塩化テトラアルキルホスホニウム
・ 7−オキサビシクル[2.2.1]ヘプタン−2.3−ジカルボン酸
・ 4−5ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソジアリン−3−ジカルボン酸
・ 1−ブロモ−3−クロロ−5.5−ジメチルダントン(BCD)
・ ジンクピリチオン
・ アルコール類:
・・・ 2−メチル−5−ニトロイミダゾール−1−エタノール、
・・・ 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、
・・・ 2−(チオシアノメチルチオ)ベンジチアゾール(TCTMB)
・・・ ターピネオール
・・・ チモール
・・・ クロロキシレノール
・・・ C12−C15・エトキシエード脂肪族アルコール
・・・ 1−メトキシ−2−プロパノール
・ アミン類:
・・・ 2−デシルチオエチルアミン(DTEA)
・・・ 塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム
・・・ テトラヒドロ−3.5−ジメチル−2H−1.3.5−ヒドラジン−2−チオン
・・・ 2−ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノン
・・・ 2−N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン(OIT)
・・・ アルキルジメチルアミン・ココ・オキシド
・・・ N−ココ・アルキルトリメチレンアミン
・・・ 4−5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソジアリン−3−オン
・・・ シリコンテトラアルキルアンモニウム
・ 有機硫黄酸塩化合物:
・・・ ビス(トリクロロメチル)スルホン
・・・ S−(2−ヒドロキシプロピル)チオメタノスルホン酸塩
・・・ 硫酸テトラキスヒドロキシメチルホスホニウム(THPS)
・・・ メルカプトピリジン・N−オキシド
・ 銅塩:
・・・ 硫酸銅
・・・ 塩基性炭酸銅
・・・ 炭酸銅及び炭酸アンモニウム
・・・ 水酸化銅
・・・ オキシ塩化銅
・・・ 塩化第一銅
・・・ 塩化第二銅
・・・ 銅及びカルシウム粉末
・・・ ケイ酸銅
・・・ 硫酸銅
・・・ 硫酸銅及び三塩基性硫酸カリウム(Bordeaux mixture)
・ イソチアゾロン類:
・・・ 4.5−ジクロロ−イソチアゾリノン(DCOIT)
・・・ ブチル−ベンジイソイソチアゾリノン(ブチル−BIT)
・・・ メチルイソチアゾロン
・・・ 2−N−アクチル−イソチアゾリン−3−オン(OIT)
・グアニジン類:
・・・ 酢酸ドデシルグアニド
・・・ 塩酸ドデシルグアニジン
・・・ ポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)
・ 四級アンモニウム塩類:
・・・ 塩化3−トリメトキシシリルジメチルオクタデシルアンモニウム(Silanequat)
・・・ 塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム
・・・ 4−メチル安息香酸ドデシル−ジ−(2−ヒドロキシエチル)−ベンジルアンモニウム
・ フェノール類及びクロロフェノール類:
・・・ 5−クロロ−2−(2.4−ジクロロフェネキシ)フェノール
・・・ 2.4.4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシフェニルエーテル(Triclosan)
・・・ m−フェノキシベノイル−3−(2.2−ジクロロビニルジメチルシクロプロパンカルボン酸塩
・・・ トリクロロフェノキシフェノール(TCP8)
・・・ 1.23.ベンゾチアジアゾール−7−酸
・・・ チオカルボン酸−s−メチルエステル
・・・ 4−クロロ−3−メチル−フェノール
・・・ チモール
・・・ サリゲニン
・・・ O−フェニルフェノール
・ 呈色剤類:
・・・ メチリンブルー
・・・ ブリリアントグリーン
・・・ ゲンチアンバイオレット及びジメチルゲンチアンバイオレット
・ ヨードフォア類:
・・・ ポリビニルピロリドン
・・・ ヨウ素酸ポビドン
のようなファミリーと活性グループとによってグループ分けされている化合物が、原特許及び第1の拡張において、殺生物剤処理に含まれ、前述の応用例に用いられ得る。
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の一般及び鳥インフルエンザの特定抗ウイルス剤
・ アダマンタン類:
・・・ アマンタジン、
・・・ リマンタジン
・ ノイラミニダーゼ阻害剤類:
・・・ ザナミビル
・・・ オセルタミビル又はリビバリン
が加えられ、
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の殺藻材
・ トリブチルスズ及び誘導体、
・ チオ硫酸ナトリウム
が加えられ、
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の殺真菌材
・ ベンゼン置換体類:
・・・ クロロネブ、
・・・ クロロタロニル、
・・・ ジクロラン、
・・・ ヘキサクロロベンゼン、
・・・ ペンタクロロニトロベンゼン、
・ チオカルバミン酸塩類:
・・・ メタム−ソディウム
・・・ ティラド
・・・ ジラム
・・・ フェルバム
・ エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸塩類:
・・・ マネブ
・・・ ジネム
・・・ ナバム
・・・ マンコゼブ
・ チオフタルアミド類:
・・・ カプタン
・・・ カプタフォル
・・・ フォルペット
・ 銅化合物
・・・ フェニルサリチル酸銅
・・・ リノレン酸銅
・・・ ナフテン酸銅
・・・ オレイン酸銅
・・・ キノリノリン酸銅
・・・ レジニン酸銅
・ 有機スズ化合物類:
・・・ 酢酸フェニルスズ
・・・ 塩化フェニルスズ
・・・ 水酸化フェニルスズ
・・・ トリフェニルスタナン
・ カドミウム化合物類:
・・・ 塩化カドミウム
・・・ コハク酸カドミウム
・・・ 硫酸カドミウム
・ 他の有機抗真菌剤類:
・・・ アニラジン
・・・ ベノミル
・・・ シクロヘキシミド
・・・ ドジン
・・・ エトリジアゾル
・・・ イプロジオン
・・・ メタラキシル
・・・ チアベンダゾール
・・・ トリアジメフォン
・・・ トナフテート(O−2−ナフチル−m,N−ジメチルチオカルバニレート)
・ フロロキノロン類:
・・・ フレロキサシン
・・・ シプロフロキサシン
・・・ クロロヘキサジン・グルコナート
・ 構造中に金属を取り込み可能な化合物類:
・・・ リン酸ジルコニウムナトリウム
・・・ アルミニウム
・・・ カリス
・・・ ゼオライト
・・・ イオン交換樹脂
が加えられる。
上記の化合物の完全な一覧と先行スペイン特許(第200400749(4)号及び第20042048(2)号)の請求項とは、抗菌、抗ウイルス、抗藻及び抗真菌活性の完全な範囲を網羅している。上記化合物の大部分は、一般に抗微生物活性をも有し、グラム陽性及びグラム陰性菌、ウイルス、藻、真菌を除去し、そのため、本発明の適用例は上述のそれに加えて多数である。
【0037】
他の詳細及び特性は以下の記述を通じて示され、本報告に添付の略示的な形式の図面が引用され、本発明に制限されない記述的な目的のための好ましい詳細が示されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下は、製造のためのいくつかの可能性を示す図面に現れ、本発明の部分を構成する主たる要素の付番された一覧であり、ミキサ(9)、ローダ(11)、電源(11)、カーディング機(12)、クロスラッパ(13)、プレニードルパンチ機(14)、ニードルパンチ機(15)、組織化機(16)、熱定着(17)、熱定着(17)、フェルト機(19)、展開機(unroller)(20)、パッド/噴霧/掻き取り(21)、オーブン(22)、分散機(23)、カレンダ及び折りたたみ(24)、単一繊維不織布又は連続フィラメント(25)、合成又は天然繊維(26)、人工繊維(27)、不織繊維混合物又はプラスチック又はフォーム(28)、2種の繊維からなる布及び2成分系及び単層(29)、3種の繊維からなり3層の布(30)、カバー(31)、種々のメッシュ及び支持体(32)を含む。
【0039】
本発明の好ましい用途の1つにおいて及び図1に示すように、不織布で製造された抗レジオネラ菌フィルタは、
以下に記載のような改良された天然高分子化学繊維
・ ビスコース
・ モーダル
・ キュプロ
・ アセテート
・ トリアセテート
・ プロテイン(Protein)
・ アルジネート(Alginate)
によって形成されるか、又は以下のような合成高分子化学繊維
・ ポリミド(Polymid)
・ アラミド
・ ポリエステル
・ アクリリック
・ モダクリリック
・ クロロファイバ(chlorofibre)
・ フロロファイバ(Fluorofibre)
・ ビニル
・ エラスタン(Elastan)
・ エラストジエン(Elastodien)
・ ポリプロピレン
・ ポリエチレン
・ プロミックス(Promix)
・ ポリカル
・ ノボロイド
・ ポリイミド
・ PPS
・ PBI
・ イニデックス(Inidex)
によって形成されるか、又は以下にリストされるような種々の繊維
・ ガラス、
・ 炭素、
・ 他の繊維素材、
・ 2成分系及び多成分系等の繊維
よって形成され、
高密度及び低密度ポリエチレン、PVC(ポリ塩化ビニル)、ナイロン、テフロン(登録商標)、シリコーン、ポリエステル、ポリカーボネート、メタクリライト、ポリオレフィン、鎖状炭化水素、熱硬化材、熱可塑性プラスチック、その他、
高密度及び低密度ポリエチレン、PVC(ポリ塩化ビニル)、ナイロン、テフロン、シリコーン、ポリエステル、ポリカーボネート、メタクリライト、ポリオレフィン、鎖状炭化水素、熱硬化材、熱可塑性プラスチック、窒素混合物、ヘリウム、フェノール、不活性ガス、アフォジカルボンアミド、発泡液、ポリオール、TDI(トルエンジカルバメート)、トルエンイソジオネート、ポリエステル、HR等を含有又は非含有する。
本発明の他の可能な用途において、不織布は、上記の繊維の2種以上の混合から形成されてよく、他に対する一の割合は0.5乃至99.5%であり、各型の繊維又は混合の、0.02%から65%の抗菌添加物による処理を伴う。
抗菌剤の調製と処理は、銀を基材とする誘導体、輸送材を含むハロゲン酸フェノール誘導体、パーメトリン誘導体、イソチアゾリノン誘導体、テトラアルキルアンモニウムシリコーン、有機亜鉛化合物、リン酸ジルコニウム、ナトリウム、固体又は液体状態の上記全て、及び本抗レジオネラ菌殺菌材に相応し得る他の製造物に基づく。
上記段落で述べられた可能な不織布の繊維の範囲は、以下の
− 繊維の太さ0.02乃至1,500デニール、
− 繊維の断面は、円形、矩形、楕円形、中空状、三裂状、平坦等、
− 繊維の長さ0.1mm乃至500mmで連続したフィラメント、
− 不織布の厚さ密度0.1乃至15cm、
− 不織布の重さ5乃至2,500グラム、
− 繊維の融解温度60℃乃至450℃、
− 不織布融解温度60℃乃至450℃
にある。
【0040】
全体として不織布の概略図である図2に示すように、布は、上述の物理的科学的特性だけでなく、本発明のために記載された量で抗菌処理を施した不織布のサンドイッチによって本発明の一部を構成する工程を用いて形成することができる。
図3に見られるように、本発明の他の用途は、本発明の抗レジオネラ菌フィルタとしての特性及び上述の特性を減ずることなく他の不織布を製造することであり、これには、ポリプロピレン、ポリエステル、ガラス繊維、スチールメッシュが、フィルタとして操作されるときに、異なる型の貯留タンク、プール、冷却塔、冷却設備及び空気調節のためのベンチレータに適用してよいように、ある機械的力の量を支持することを可能とする要素を有するように、含まれる。
フェルト化、熱定着、カレンダ、ニードルパンチ、並びに、水、空気及びその他の特殊な混載であり得る操作適用の要求に従って、他の手順がデザインされる可能性がある。
本発明の目的の1つとして上述された不織布は、図4、5及び6に示された手順に従って製造され、以下の
− 抗菌性の添加物で前処理された繊維を選択する、
− 繊維の混合物中の繊維のグループの各繊維を秤量する、
− 異なる繊維のグループを混合する、
− ウェブ又はフェルトを形成する、
− 同一の繊維又は異なる繊維の混合物から製造された不織布を数層重ねる、
− 不織布に一層以上追加する、又は中間のメッシュ及び支持体の一層以上に一層以上追加する、
− 各適用用途に対して特定の仕上げをする異なる処理用の熱融解材、添加物及び化合物によるいくつかの異なる仕上げを行う、
− 不織布又は製造物を切断し、ローラをかけ、成型するステップ
をなかんずく操作として含み、
手順1として、
− 抗菌性の添加物で前処理された繊維を選択する、
− 繊維の混合物中の繊維のグループの各繊維を秤量する、
− 異なる繊維のグループを混合する、
− ウェブ又はフェルトを形成する、
− 同一の繊維又は異なる繊維の混合物から製造された不織布を数層重ねる、
− 不織布に一層以上追加する、又は中間のメッシュ及び支持体の一層以上に一層以上追加する、
− 各適用用途に対して特定の仕上げをする異なる処理用の熱融解材、添加物及び化合物によるいくつかの異なる仕上げを行う、
− 不織布又は製造物を切断し、ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順2として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす(工程に従う)、
− 1つ以上のニードルプレートでフェルトをニードルパンチする(工程に従う)、
− フェルトを組織化する(工程に従う)、
− カレンダリング、及び熱定着又は誘導を行う(工程に従う)、
ステップを含み、
手順3として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− カレンダリングを行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順4として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上のニードルパンチ機でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− 不織布の熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順5として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− 不織布に樹脂を導入する、
− 乾燥する、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順6として、
− 前処理された単一の又は繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調整器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順7として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調節器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順8として、
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 細片を押出し成型する、
− 単一のフィラメント又は連続したフィラメントとして繊維を形成する、
− ウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調整器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順9として、
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ又はフェルト機中で1つ以上のウェブを無方向化し, 折りたたみフェルトを形成する、
− フェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトを縫製する、
− フェルトを形成する、
− 熱定着する、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順10として、
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 細片及び/又は液体混合物を押出し成型する、
− 生成物を射出する、
− 混合物を組織化又はラミネートする、
− 処理又は非処理の不織布を被覆又は露出する、
− 厚み調整器で混合物の厚さを較正する、
− 乾燥し、重合する
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含み、
手順11として、
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 液体と固体を混合する、
− 生成物を注入する、
− 混合物を組織化又はラミネートする、
− 処理又は非処理の不織布を被覆又は露出する、
− 厚み調整器で混合物の厚さを較正する、
− 乾燥し、重合する
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
ステップを含む。
本発明の好ましい用途の1つとして、スペイン特許200402848号によれば、主特許における不織布はそこに請求されクレームされている工程によって得られるフィルタ及び/又は射出フィルタシートと共に、応用の点から見た割合で銅、亜鉛及び他の金属元素(上記一覧)を形成して得られた製造物を用いる本追加特許出願の目的であり、その主たる原理は、負及び正イオンの放出である。
【0041】
実施例として、
− 本特許で請求されている(レジオネラ、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)、シュードモナス・エロジノサ(Pseudomonas aeroginosa)、スタフィロコッカス・オーレアス(Staphylococcus aureus)、バチルス・セレアス(Bacillus cereus)、ビブリオ・パラハクモリティカス(Vibrio parahacmolyticus)、プロテアス・バルガリス(Proteus Vulgaris)、サルモネラ・ティフィモリアム(Salmonella typhimorium)、スタフィロコッカス・エピダミディス(Staphylococcus epidermidis)、大腸菌(Escherichia coli)、セラティア・マーセセンス(Serratia marcescens)及びバーコルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、炭疽病、A型及びB型インフルエンザウイルス、鳥インフルエンザ又は重症急性呼吸器症候群(SARS,ASRS)、フィトフトラ・シンナモニ(Phytophthora cinnamoni)のような真菌)、抗ウィルス、殺藻、殺真菌、殺細菌性質を有する不織布フィルタ及び布フィルタであり、本特許ファミリにおいて請求されている繊維から作られる不織布フィルタ及び布フィルタであり、以下のような
・ トリクロサン及びBCDで処理された合成繊維から作られた、抗シュードモナス、クレブシエラ、レジオネラ及びスタフィロコッカスフィルタ、
・ リバビルン(ribavirune)を含む、抗A型及びB型インフルエンザウイルスフィルタ、
・ 銅化合物で処理された天然及び合成繊維の混合から作られた、抗フィトフトラ・シンナモニフィルタ
・ トリブチルエスタン(Tributylestane)で処理された合成繊維から作られた抗藻フィルタ、
− 本特許ファミリで請求されている繊維から作られたフィルタであり、本特許ファミリに一覧されている化合物の又は化合物の組合せで処理され、フィルタの保持特性を改良するためにシート及び元素と絡み合わせ及び/又は組合せられ、例えば、数層の不織布及び織布のサンドイッチフィルタであって、好ましくは10乃至2000gr/m2 ポリオレフィンの間で洗浄に耐性があり、それらの1つは、繊維として一覧された物質の1つの添加による、特定の抗レジオネラ菌処理を含む。これらの物質はクロロフェノールを含んでよく、その2つ目はプラスチック体によって両本体から広がった抗ウイルス処理を含み、プラスチック体に結合され、プラスチックフィルムでフィルタの保持特性を増すために異なる最終的な多孔度を有するように形成されるフィルタ、
− 冷却塔、温水タンク及び本報告に一覧の他のものにおける水の体積の割合に対する排水及び再循環システムは、本特許ファミリに請求されている繊維を用いて製造されるフィルタが用いられ、細菌、藻、ウイルス及び真菌を除去するために、本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、例えば、第1の例に記載の合成繊維製の、殺菌材(塩素、次亜塩素酸、過酸化水素)に耐性のある抗シュードモナス、クレブシエラ、レジオネラ及びスタフィロコッカスフィルタを含む排水及び再循環のためのポンプ及び配管を備える飲料水タンク中の水の排水及び再循環システム、
− 本特許ファミリのろ過布に係る不織布及び織布で作られた衣服、カーテン及びシーツの製造であって、洗浄に耐久性があり、皮膚に不活性であり、生物学的フィルムの清浄化及び/又は感染を受けそうな設備の洗浄に用いられるように環境に無害であり、及び/又は金属化合物を含む例えばポリエステル−綿混紡クロスに感染の虞のある状況で用いられる不織布及び織布で作られた衣服、カーテン及びシーツの製造、
− 本特許ファミリに請求されているジオテキスタイル繊維であり、本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられ、同様の微生物からの保護のために、例えば、100%500gr/m2 ポリエステル繊維の不織フィルタ布を備え、CEEマーク及びEN標準に従う機械的特性を有する。
− 本特許ファミリに請求されている織布及び不織布繊維フィルタであり、本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられ、布の機能を改良し活性を補助するために、例えば、100gr/m2 80%繊維で、グアニジンと20%抗発泡剤で処理されているフィルタ、
− メンブレンフィルタ、接線フィルタ、遠心分離機の織布及び不織布繊維フィルタであり、これらのフィルタの中では、布及び不織布形態の我々の布フィルタが、他のろ過要素を伴って、自身はフィルタとして作用してよく、例えば、ミクロ及び限外ろ過の膜、又は抗菌(殺細菌剤)防止カバー及び脂肪除去器の膜用の原素材の部分を形成し、他のろ過要素となり、例えば、板状フィルタ及びメンブレンフィルタ用のプレートとして製造されてもよい織布及び不織布繊維フィルタ、
− 例えば、イソチアゾロンのような細胞膜を破壊する化合物で処理された繊維、及び例えば、アドヘノシン(adhenosine)のような、フィルタに微生物を固定する化合物で処理された繊維のような、相乗効果を発現する混合処理繊維によって形成された不織布によるろ過方法、
− 本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されている細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられる本特許ファミリに請求されている織布及び不織布繊維フィルタを含む個人用ろ過マスク、
− 口と鼻とを保護し覆う殻を有する第1体を備えるろ過マスクであって、気流を第1体に嵌まる異なる直径と形状を形成することができる第2体を通して流し、殺生物機能を全体に与える。本特許のフィルタは第2体に含まれ、EN標準の適合することによって要求される構造を有し、より複雑な抗レジオネラ菌フィルタ層及び抗インフルエンザ層を備え、処理でも未処理でもよいプラスティック素材の間に処理された繊維及び濾過層を有するろ過マスク、
− 本特許に請求されている本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されている本特許ファミリに請求されている織布及び不織布繊維フィルタを含む本特許ファミリに記載の細菌、藻、ウイルス及び真菌機構及び/又はより複雑な抗レジオネラ菌フィルタもしくはろ過機構であって、円形筒状のミクロろ過式の本体で汚染物質が保持され水が通過する処理繊維から得られたスレッド(thread)及び巻いている不織布が周りを覆っている抗レジオネラ菌カートリッジフィルタ、繊維又は成型可能な不織布を20%及び熱融着可能な繊維を80%混合して、繊維は前記の化合物のいくつかで処理されている合成繊維である抗レジオネラ菌カートリッジフィルタ、異なる循環システムに適したカートリッジ又は板状フィルタ、
− 本特許に請求されている布地自体又は他のシステムにより浮力を付与された浮遊性布地及び不織布フィルタであって、プラスチック布又は不織布からなり、本特許に請求されている本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されている拡張ポリエチレンで、抗生物学的フィルム作用(細菌及び藻)の気液界面は、例えば、本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されているポリオレフィンで、ビグアニジン、BCB及びトリブチルエスタン、
− 本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられる織布及び不織布繊維からなるフィルタであって、生物学的フィルムの水液界面の作用を保護するためにプラスティックメッシュの相と共にBCDで処理したポリエステルポリプロピレンフィラメント製の布で、例えば、固液界面の生物学的フィルムを除去するための織布及び不織布繊維フィルタ、
− 本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられる織布及び不織布繊維からなるフィルタであって、樹木の周りの溝及び幹を包装を形成し、フィルタは、「ケルカス(Quercus)」をフィトフトラ・シンナモニのような真菌から保護するために用いられ、銅化合物で処理されているポリプロピレンやジュート繊維を有する織布及び不織布繊維フィルタ、
− 本特許ファミリに請求されているジオテキスタイル織布及び不織布繊維であり、本特許ファミリに一覧されている化合物又は化合物の混合で処理されており、細菌、藻、ウイルス及び真菌の除去に用いられ、同様の微生物からの保護のため活性化炭素繊維が加えられ、繊維中に含まれる殺生物剤の濃度を増すことによって、これらのフィルタの特性を強化する繊維へのプラズマ処理が含まれているジオテキスタイル織布及び不織布繊維、
− 本特許ファミリで引用されているろ過膜及び板体であって、標準の多孔性膜を形成するセルロース支持体上の処理された酢酸セルロース製の均一ろ過膜、脱色木セルロース、綿繊維、活性珪藻土、ポリエチレン合成繊維及び結合製造物の混合によって得られる板体、細菌とろ過媒体との接着をよくするためのフェノール化合物と活性炭疽繊維と共に酢酸セルロースとポリプロピレンとを混合することによって作られるフィルタ、抗菌及び抗ウイルス処理されている透析装置の膜のような本特許ファミリに一覧されている化合物で処理されているろ過膜及び板体
が挙げられる。
【0042】
本発明に対する添付された図面と共に十分詳細に本発明を記述し、これに制限されることなく、本記述は情報と説明を目的としており、流れるクレームを満たすときはいつでも、本記述は発明を制限しない。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】不織布の断面を示す図であり、(a)は単一の繊維で形成されており、(b)は3種の異なる繊維で形成されている。
【図2】不織布サンドイッチの数層(31)中の数種の不織布を有する他の不織布(30)を示す図である。
【図3】冷却設備、熱交換器、貯留タンク等の異なる部分に適用されるべく不織布に特定の機械的剛性を与えるために種々の混合物の中間体メッシュ(32)を伴って数種の不織布によって形成された他の不織布を示す図である。
【図4】本発明に係る不織布の可能な好ましい製造手順の1つを示すブロック図である。
【図5】他の製造工程を示すブロック図である。
【図6】後処理と折りたたみのあり得る製造工程の可能性の1つを示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルタ及び製造方法において、
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備え、
人工合成繊維の切片又は単一フィラメント及びそれらの混合物によって形成され、
抗菌化合物で前処理され、
前記不織布は、下記の
a)改良された又は改良されていない天然高分子化学繊維、
b)合成高分子化学繊維、
c)種々の繊維:
−−− ガラス、
−−− 炭素、
−−− 他の繊維素材、
−−− 2成分系及び多成分系等の繊維
のうちの任意の繊維によって形成されていることを特徴とするフィルタ及び製造方法。
【請求項2】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
前記不織布は、請求項1に記載の繊維の混合によりなっており、他に対する一の割合は0.5乃至99.5%であることを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項3】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の繊維の範囲は、下記の
− 繊維の太さ0.02乃至1,500デニール、
− 繊維の断面は、円形、矩形、楕円形、中空状、三裂状、平坦等、
− 繊維の長さ0.1mm乃至500mmで連続したフィラメント、
− 不織布の厚さ密度0.1乃至15cm、
− 不織布の重さ5乃至2,500グラム、
− 繊維の融解温度60℃乃至450℃、
− 半透明、白色乃至黒色、それらの混合
にあることを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項4】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 抗菌性の添加物で前処理された繊維を選択する、
− 繊維の混合物中の繊維のグループの各繊維を秤量する、
− 異なる繊維のグループを混合する、
− ウェブ又はフェルトを形成する、
− 同一の繊維又は異なる繊維の混合物から製造された不織布を数層重ねる、
− 不織布に一層以上追加する、又は中間のメッシュ及び支持体の一層以上に一層以上追加する、
− 各適用用途に対して特定の仕上げをする異なる処理用の熱融解材、添加物及び化合物によるいくつかの異なる仕上げを行う、
− 不織布又は製造物を切断し、ローラをかけ、成型するステップ
を含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項5】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす(工程に従う)、
− 1つ以上のニードルプレートでフェルトをニードルパンチする(工程に従う)、
− フェルトを組織化する(工程に従う)、
− カレンダリング、及び熱定着又は誘導を行う(工程に従う)、
− 成型し、切断し、ローラをかけるステップ
の少なくとも1つを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項6】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− カレンダリングを行う、
− ローラをかけ、成型するステップ
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項7】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上のニードルパンチ機でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− 不織布の熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型するステップ
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項8】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1及び請求項2に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− カーディング機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ中で1つ以上のウェブを折りたたみフェルトを形成する、
− プレニードルパンチ機でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− フェルトを組織化する、
− 不織布に樹脂を導入する、
− 乾燥する、
− ローラをかけ、成型するステップ
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項9】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一の又は繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調整器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型するステップ
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項10】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調節器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項11】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 細片を押出し成型する、
− 単一のフィラメント又は連続したフィラメントとして繊維を形成する、
− ウェブを形成する、
− 格子上に繊維を放出することによってフェルトを形成する、
− 厚み調整器でフェルトの厚さを減らす、
− 1つ以上の機械でフェルトをニードルパンチする、
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型するステップ
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項12】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ
− 前処理された単一又は複数の繊維を秤量する、
− 秤量した繊維を混合する、
− フェルト機に供給する、
− カーディング機中で単一又は複数の繊維を配向させ混合してウェブを形成する、
− クロスラッパ又はフェルト機中で1つ以上のウェブを無方向化し, 折りたたみフェルトを形成する、
− 1つ以上の機械でフェルトを縫製する、
− フェルトを形成する、
− 熱定着する、
− ローラをかけ、成型する
のいくつかを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項13】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、
前記工程又は分散している前記工程のいずれかの後に、
他の処理された、又は非処理の織布又は不織布から、添加物のメッシュ支持体を伴った、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ガラス繊維、アルミニウム、スチール、機械的処理又は熱処理された、又は未処理のフォームと共に、複合不織布及び積層不織布を形成可能であることを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項14】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項4乃至請求項12は、下記の装置、すなわち
分断機、混合機、カーディング機、クロスラッパ、フェルト機、縫製機、押出し成型機、注入機、ラミネータ、プレニードルパンチ機、ニードルパンチ機、組織化機、カレンダ機、乾燥・熱定着機、電気式防染機、直接又は間接ガスフレーム機、赤外線熱融着機、エンボス機、半田機、糊着機、ラテックス・樹脂・抗菌成分導入機、高周波機、フェルト機、充填機、粉体塗布機布地糊着機、パッド機、スクレーパ、及びその他
のいくつかにより異なる応用例に使用可能であることを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項15】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 細片及び/又は液体混合物を押出し成型する、
− 生成物を射出する、
− 混合物を組織化又はラミネートする、
− 処理又は非処理の不織布を被覆又は露出する、
− 厚み調整器で混合物の厚さを較正する、
− 乾燥し、重合する
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
のいくつかを含み、且つ
請求項1に基づき、高密度及び低密度ポリエチレン、PVC、ナイロン、テフロン(登録商標)、シリコーン、ポリエステル、ポリカーボネート、メタクリライト、ポリオレフィン、鎖状炭化水素、熱硬化材、熱可塑性プラスチックを含むことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項16】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の不織布の製造工程は、下記のステップ、すなわち
− 請求項1からの細片とレジオネラ菌の抗菌材で処理した細片と混合する、
− 細片及び/又は液体混合物を押出し成型する、
− 生成物を注入する、
− 混合物を組織化又はラミネートする、
− 処理又は非処理の不織布を被覆又は露出する、
− 厚み調整器で混合物の厚さを較正する、
− 乾燥し、重合する
− カレンダ、赤外線、熱ガス又は熱空気を用いて熱定着を行う、
− ローラをかけ、成型する
のいくつかを含み、且つ
請求項1に基づき、厚さ125cm3 までの層を有する高密度及び低密度ポリエチレン、PVC、ナイロン、テフロン、シリコーン、ポリエステル、ポリカーボネート、メタクリライト、ポリオレフィン、鎖状炭化水素、熱硬化材、熱可塑性プラスチック、窒素混合物、ヘリウム、フェノール、不活性ガス、アフォジカルボンアミド、発泡液、ポリオール、TDI、トルエンイソジオネート、ポリエステル、HR、等を含む
ことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項17】
前記方法を用いて得られ、且つ
レジオネラ・ニューモフィラの増殖の虞のある任意の装置におけるレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去を目的とする
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法であって、
抗菌処理は、銀を基材とする誘導体、輸送材を含むハロゲン酸フェノール誘導体、パーメトリン誘導体、イソチアゾリノン誘導体、テトラアルキルアンモニウムシリコーン、有機亜鉛化合物、リン酸ジルコニウム、ナトリウム、固体又は液体状態の上記全て、及び本抗レジオネラ菌殺菌材に相応し得る他の製造物を用いて実施される
ことを特徴とする先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項18】
前記方法を用いて得られ、且つ
冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための
不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
不織布及び/又はシートもしくは射出ろ過組織は、即ち、射出ろ過組織だけでなく、人工合成繊維の操作によって得られ、
最終的に不織布、シート又は射出ろ過組織に変換するために、フェルトを形成する工程を用いて、又は上記シートもしくは射出組織のための射出工程を用いて、
銀を基材とする誘導体、輸送材を含むハロゲン酸フェノール誘導体、パーメトリン誘導体、イソチアゾリノン誘導体、テトラアルキルアンモニウムシリコーン、有機亜鉛化合物、リン酸ジルコニウム、ナトリウム、トリアジン、オキサゾリジン、イソチアゾロン、ハーミホルマル、ウレイド、イソシアネート、コリン誘導体、ホルムアルデヒド、カルベナシム、又は細片又は同様の製造物で処理された細片の混合物に基づく調製工程を用いて処理され、
抗菌処理工程は不織布、フィルタ、射出ろ過シートに直接実行されることを特徴とするフィルタ及び製造方法。
【請求項19】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
銅、亜鉛及びスズ誘導体、又は正及び負イオンを放出する能力の点で記載のものと同様の性質を有する任意の他の金属元素が、本処理に用いられることを特徴とする請求項18に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項20】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
銅亜鉛から誘導された製造物及び同様の製造物の塗布工程では、追加の添加物の性質は、以下の
− 微細な(Microscopic)粉末、
− 溶液、懸濁液、又は水性エマルジョン又は技術的に可能な場合任意の他の型の液体での適用、
− ポリエチレン、ポリアミド、EVA細片、EVA、他の型の熱溶融接着剤又は任意の他の性質の接着剤との混合物での適用
のように最終混合物の性質に依り、
塗布手順は下記の
− 液体、主に水性媒体の浴、
− スプレー、
− 噴霧器、
− シート、
− 誘導、
− 熱定着、
− 塗布、
− 注入、
− 任意の上記の媒体中への浸漬、
− 加えて、リストされたものと技術的に等価で、本発明の特性に適用可能な、工業的な布地、プラスチック及びフォームの他の任意の一般的な手順
を含むことを特徴とする請求項17、18及び19に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項21】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
不織布及び/又はシートもしくは射出ろ過組織は、即ち、射出ろ過組織だけでなく、人工合成繊維の操作によって得られ、最終的に不織布、シート又は射出ろ過組織に変換するために、フェルトを形成する工程を用いて、又は上記シート又は射出組織のための射出工程を用いて得られ、
銀を基材とする誘導体、輸送材を含むハロゲン酸フェノール誘導体、パーメトリン誘導体、イソチアゾリノン誘導体、テトラアルキルアンモニウムシリコーン、有機亜鉛化合物、リン酸ジルコニウム、ナトリウム、トリアジン、オキサゾリジン、イソチアゾロン、ハーミホルマル、ウレイド、イソシアネート、コリン誘導体、ホルムアルデヒド、カルベナシム、又は細片又は同様の製造物で処理された細片の混合物に基づく調製工程を用いて処理され、
抗菌処理工程は、下記の化合物
・ グルタルアルデヒド、
・ ハイポクロライト塩、
・ クロロイソシアヌル酸塩、
・ 臭化ナトリウム、
・ 2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオン酸アミド(DBNPA)、
・ N−トリクロロメチル−チオ)フタルイミド(Folpet)
・ 10.10’−オキシビスフェノキシヒ素(OPA)
・ 安息香酸デナトニウム
・ 1−ブロモ、1−ブロモメチル−1.3プロパノジカルボニトリル
・ テトラクロロイソエフタロニトリル
・ ポリ(オキシエチレン)(ジメチルイミン)エチレン(ジメチリム)エチレンジクロリド
・ ビスチオシアン酸メチレン(MBT)
・ ジチオカルバメート
・ シアノジチオミドカルボメート
・ 2−(2−ブロモ−2−ニトロエテニルフラン)(BNEF)
・ ベータ−ブロモ−ベータ−ニトロエスチレン(BNS)
・ ベータ−ニトロエスチレン(NS)
・ ベータ−ニトロビニルフラン(NVF)
・ 2−ブロモ−2−ブロモメチル−グルタロニトリル(BBMGN)
・ 1.4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン
・ アクロリン
・ ビス(トリブチルスズ)オキシド(TBTO)
・ 2−(tert−ブチルアミン)−4−クロロ−6−(エチルアミン)−s−トリアジン
・ 塩化テトラアルキルホスホニウム
・ 7−オキサビシクル[2.2.1]ヘプタン−2.3−ジカルボン酸
・ 4−5ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソジアリン−3−ジカルボン酸
・ 1−ブロモ−3−クロロ−5.5−ジメチルダントン(BCD)
・ ジンクピリチオン
・ アルコール類:
・・・ 2−メチル−5−ニトロイミダゾール−1−エタノール、
・・・ 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、
・・・ 2−(チオシアノメチルチオ)ベンジチアゾール(TCTMB)
・・・ ターピネオール
・・・ チモール
・・・ クロロキシレノール
・・・ C12−C15・エトキシエード脂肪族アルコール
・・・ 1−メトキシ−2−プロパノール
・ アミン類:
・・・ 2−デシルチオエチルアミン(DTEA)
・・・ 塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム
・・・ テトラヒドロ−3.5−ジメチル−2H−1.3.5−ヒドラジン−2−チオン
・・・ 2−ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノン
・・・ 2−N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン(OIT)
・・・ アルキルジメチルアミン・ココ・オキシド
・・・ N−ココ・アルキルトリメチレンアミン
・・・ 4−5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソジアリン−3−オン
・・・ シリコンテトラアルキルアンモニウム
・ 有機硫黄酸塩化合物:
・・・ ビス(トリクロロメチル)スルホン
・・・ S−(2−ヒドロキシプロピル)チオメタノスルホン酸塩
・・・ 硫酸テトラキスヒドロキシメチルホスホニウム(THPS)
・・・ メルカプトピリジン・N−オキシド(ピリチオン)
・ 銅塩:
・・・ 硫酸銅
・・・ 塩基性炭酸銅
・・・ 炭酸銅及び炭酸アンモニウム
・・・ 水酸化銅
・・・ オキシ塩化銅
・・・ 塩化第一銅
・・・ 塩化第二銅
・・・ 銅及びカルシウム粉末
・・・ ケイ酸銅
・・・ 硫酸銅
・・・ 硫酸銅及び三塩基性硫酸カリウム(Bordeaux mixture)
・ イソチアゾロン類:
・・・ 4.5−ジクロロ−イソチアゾリノン(DCOIT)
・・・ ブチル−ベンジイソイソチアゾリノン(ブチル−BIT)
・・・ メチルイソチアゾロン
・・・ 2−N−アクチル−イソチアゾリン−3−オン(OIT)
・グアニジン類:
・・・ 酢酸ドデシルグアニド
・・・ 塩酸ドデシルグアニジン
・・・ ポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)
・ 四級アンモニウム塩類:
・・・ 塩化3−トリメトキシシリルジメチルオクタデシルアンモニウム(Silanequat)
・・・ 塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム
・・・ 4−メチル安息香酸ドデシル−ジ−(2−ヒドロキシエチル)−ベンジルアンモニウム
・ フェノール類及びクロロフェノール類:
・・・ 5−クロロ−2−(2.4−ジクロロフェネキシ)フェノール
・・・ 2.4.4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシフェニルエーテル(Triclosan)
・・・ m−フェノキシベノイル−3−(2.2−ジクロロビニルジメチルシクロプロパンカルボン酸塩
・・・ トリクロロフェノキシフェノール(TCP8)
・・・ 1.23.ベンゾチアジアゾール−7−酸
・・・ チオカルボン酸−s−メチルエステル
・・・ 4−クロロ−3−メチル−フェノール
・・・ チモール
・・・ サリゲニン
・・・ O−フェニルフェノール
・ 呈色剤類:
・・・ メチリンブルー
・・・ ブリリアントグリーン
・・・ ゲンチアンバイオレット及びジメチルゲンチアンバイオレット
・ ヨードフォア類:
・・・ ポリビニルピロリドン
・・・ ヨウ素酸ポビドン
をファミリーによってグループ分けされている化合物及び新しい応用例に用いられ得る活性グループとして添加することにより、レジオネラ・ニューモフィラのろ過方法に加えて、全ての型のレジオネラ菌、炭疽病、A型及びB型インフルエンザ、鳥インフルエンザ又は重症急性呼吸器症候群(SARS,ASRS)に対しても応用され得る製造工程によって得られる不織布、フィルタ及び注入ろ過シートに直接実行され、
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の一般及び鳥インフルエンザの特定抗ウイルス材
・ アダマンタン類:
・・・ アマンタジン、
・・・ リマンタジン
・ ノイラミニダーゼ阻害剤類:
・・・ ザナミビル
・・・ オセルタミビル又はリビバリン
を加え、
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の殺藻材
・ トリブチルスズ及び誘導体、
・ チオ硫酸ナトリウム
を加え、
本特許ファミリーを補充する上記化合物に対して、下記の殺真菌材
・ ベンゼン置換体類:
・・・ クロロネブ、
・・・ クロロタロニル、
・・・ ジクロラン、
・・・ ヘキサクロロベンゼン、
・・・ ペンタクロロニトロベンゼン、
・ チオカルバミン酸塩類:
・・・ メタム−ソディウム
・・・ ティラド
・・・ ジラム
・・・ フェルバム
・ エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸塩類:
・・・ マネブ
・・・ ジネム
・・・ ナバム
・・・ マンコゼブ
・ チオフタルアミド類:
・・・ カプタン
・・・ カプタフォル
・・・ フォルペット
・ 銅化合物
・・・ フェニルサリチル酸銅
・・・ リノレン酸銅
・・・ ナフテン酸銅
・・・ オレイン酸銅
・・・ キノリノリン酸銅
・・・ レジニン酸銅
・ 有機スズ化合物類:
・・・ 酢酸フェニルスズ
・・・ 塩化フェニルスズ
・・・ 水酸化フェニルスズ
・・・ トリフェニルスタナン
・ カドミウム化合物類:
・・・ 塩化カドミウム
・・・ コハク酸カドミウム
・・・ 硫酸カドミウム
・ 他の有機抗真菌剤類:
・・・ アニラジン
・・・ ベノミル
・・・ シクロヘキシミド
・・・ ドジン
・・・ エトリジアゾル
・・・ イプロジオン
・・・ メタラキシル
・・・ チアベンダゾール
・・・ トリアジメフォン
・・・ トナフテート(O−2−ナフチル−m,N−ジメチルチオカルバニレート)
・ フロロキノロン類:
・・・ フレロキサシン
・・・ シプロフロキサシン
・・・ クロロヘキサジン・グルコナート
・ 構造中に金属を取り込み可能な化合物類:
・・・ リン酸ジルコニウムナトリウム
・・・ アルミニウム
・・・ カリス
・・・ ゼオライト
・・・ イオン交換樹脂
を加えることを特徴とするフィルタ及び製造方法。
【請求項22】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
本特許ファミリーで請求されている特性を有するフィルターでは、ろ過容量は、シリカゲル、活性化カーボンファイバ、ゼオライト、イオン交換樹脂、珪藻土及びパーライト土等の他の無機吸収材、又は粘着材を用いたフィルタによって有機生体素材の吸収を有利にする添加物を製造工程中に加えることによって最適化され改良されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項23】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
製造工程は、以下の用途、すなわち
− 主特許に記載の従来のシステムに加えて、公共の噴水、家庭用飲料水配給システム及び他の用途、
− 配管、食品梱包業、水、飲料及び一般の食品瓶詰業における水循環システム、
− 使用することにより汚染される虞のある飲料水設備及び装置、空港ターミナル建物、列車、船舶及びその他の類似の場所等における貯蔵及び配給システム、
− クリニック、療養所、病院、試験所及び設備等の保健の目的で用いられる公共の建物及び他の同様の建物で使用されるタオル、カーテン、シーツ、枕、ベッドカバー、絨毯、敷物、シャワーカーテン、バスマット、包帯、服、及び他の同様の製品等のクリーニング用品及び調度品、
− シャワー、洗眼器、便所、ビデ、バスタブ、水栓、空気及び水導管、暖房システム及び抗菌、抗レジオネラ菌、抗ウィルス、抗真菌性の特性を有するフィルタ設備を用いて汚染され得る任意の要素、
− 個人用の防護ろ過マスク、汚染雰囲気用の安全スーツ、鳥飼育業及び安全性試験所等の危険のある設備における作業に用いる衣服及び、他の衣料品及び清掃用品の製造、
− 熱湯、老廃物及び有機体が蓄積した水のろ過のための透析装置用のフィルタの製造、
− 布地自体又は他のシステムにより浮力を付与され、帯水層、貯蔵タンク、熱水、通水及び処理設備を保護するための浮遊性布地及び不織布フィルタ、
− 「ケルカス(Quercus)」の草地、植木鉢及びその他の種類の植物をフィトフトラ・シンナモニ(Phytophthora cinnamoni)の攻撃から保護するための殺真菌活性を有する、樹木の周囲の溝及び樹幹の被覆材
のためのフィルターの製造に必要とされる混合物により拡張可能であることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項24】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラのろ過及び除去のための、不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ組織もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において、
製造工程は、前記請求項中の布地用のフィルタ膜及び板材の製造工程を有し得ることを特徴する先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項25】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラをろ過及び除去すべくなされた不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ構造もしくはシートを備えるフィルタ及び製造方法において
使用される布地に対するプラズマ活性化処理及び/又は炭素活性化処理工程を含むことを特徴する主特許の請求項4乃至請求項17及び追加特許の請求項5の製造工程に係るフィルタ及び製造方法。
【請求項26】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラをろ過及び除去すべくなされた不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ構造もしくはシートを備える先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法において、
本特許ファミリーの請求項に記載の別の製造物は、従来のフィラメントの織布法によって得られていることを特徴する先行する請求項に記載のフィルタ及び製造方法。
【請求項27】
前記方法を用いて得られ、且つ冷却装置、熱交換器、貯蔵タンク、コンテナ、ベンチレータ及び水を蓄積しエアロゾルとして放散する可能性のある他の装置からのレジオネラ・ニューモフィラをろ過及び除去すべくなされた不織布及び/又はフィルタリングインジェクタ構造もしくはシートを備える請求項1に記載のフィルタ及び製造方法において、
本特許ファミリーの請求項に記載の別の製造物は、従来のフィラメントの織布法によって得られていることを特徴する請求項1に記載のフィルタ及び製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−531615(P2007−531615A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504427(P2007−504427)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【国際出願番号】PCT/ES2005/000156
【国際公開番号】WO2005/092473
【国際公開日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(506324873)
【Fターム(参考)】