説明

フィルム貼付装置及び貼付方法

【課題】個片化タイプのフィルムから糊面保護シートを容易に剥離し、貼り付けの作業性を向上させる。
【解決手段】接着面に糊面保護シート2bが仮着された状態で個片化されたフィルム2から糊面保護シート2bを剥離し、フィルム2をパネル3に貼り付けるフィルム貼付装置1であって、フィルム2の上方からフィルム2を押さえる押さえステージ22と、下方から糊面保護シート2bの端部を押圧することで、糊面保護シート2bの端部を起曲させてフィルム2から剥離し、糊面保護シート2bを一次剥離する押圧部24と、支軸82を支点として回転自在に構成されるとともに、糊面保護シート2bに向けて凸となる曲面を有し、糊面保護シート2bが一次剥離されたフィルム2を保持する貼付ヘッド81と、貼付ヘッド81に保持されたフィルム2から糊面保護シート2bの全体を剥離する剥離テープ41とを備えるフィルム貼付装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム貼付装置及び貼付方法に関し、特に、個片化タイプのフィルムを被貼付物に貼り付ける装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイにおいては、ディスプレイパネルの表面に偏光板フィルムや保護フィルム等の薄膜状のフィルムが貼り付けられるため、液晶ディスプレイ等の製造にあたっては、フィルムを貼り付けるための専用の貼付装置が用いられる。
【0003】
この種のフィルム貼付装置として、例えば、特許文献1には、気泡の混入やフィルム内部での歪みを防止すべく、円弧状の貼付ヘッドを用いた装置が提案されている。このフィルム貼付装置は、図26に示すように、フィルム対局面(保持面)が凸となる曲面を有するとともに、支軸102を支点として回転自在に構成された貼付ヘッド101と、水平方向に移動自在に構成され、パネル103が載置されるパネル支持体104とを備える。
【0004】
この貼付装置において、フィルム105を貼り付けるに際しては、先ず、図26(a)に示すように、貼付ヘッド101の保持面から空気を吸引して、接着面が外側に位置するようにフィルム105を吸着する。その後、図26(b)〜(d)に示すように、パネル支持体104の移動(パネル103の移動)に追従して貼付ヘッド101を回転させ、パネル103の右端から順にフィルム105を貼り付けていく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3004532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、フィルムの接着面には、接着剤の剥がれや接着面に傷が付くのを防止する目的で、糊面保護シートが仮着される。このため、フィルムの貼り付けにあたっては、パネルへの貼り付けに先立ち、フィルムの接着面から糊面保護シートを剥がす必要がある。
【0007】
その際、例えば、図27に示すように、長尺帯状の糊面保護シート111の表面に複数のフィルム112が仮着された場合であれば、糊面保護シート111を繰出ローラ113及び巻取ローラ114に巻回することで、糊面保護シート111が上下動しないように固定できるため、その状態で、フィルム112を吸着等して引き上げるなどすれば、フィルム112と糊面保護シート111を分離することができる。
【0008】
しかし、フィルムの種類や強度によっては、長尺帯状の糊面保護シートへの仮着やローラへの巻回に適さないものがあり、そのようなフィルムの場合、1枚分の大きさに個片化されて供給されることになる。こうした個片化タイプのフィルムにおいては、図28(a)に示すように、フィルム121と同じ大きさの糊面保護シート122がフィルム121の接着面に仮着されるため、図27の長尺タイプのものと比べると、糊面保護シート122が剥がし難く、貼り付けの作業性が低下するという問題がある。
【0009】
また、個片化タイプのフィルムの場合、型抜き用のカッター等により切断して個片化するのが一般的であるが、カッター等の使用状況により刃先が摩耗すると、図28(b)に示すように、糊面保護シート122の切断部がカッター等によって押し潰される。その結果、糊面保護シート122の端部が曲面状に塑性変形して丸く潰れたり、接着材123がはみ出して側面に回り込むなどの現象が生じ、糊面保護シート122が益々剥がし難くなるという、個片化タイプに特有の事情もある。
【0010】
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、個片化タイプのフィルムから糊面保護シートを容易に剥離することができ、貼り付けの作業性を向上させることが可能なフィルム貼付装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明は、接着面に糊面保護シートが仮着された状態で個片化されたフィルムから前記糊面保護シートを剥離し、該フィルムを被貼付物に貼り付けるフィルム貼付装置であって、前記フィルムの前記糊面保護シートが仮着された面と反対の面側から該フィルムを押さえるフィルム押さえ部と、前記フィルムの糊面保護シートが仮着された面側から前記糊面保護シートの端部を押圧することで、該糊面保護シートの端部を起曲させて前記フィルムから剥離し、該糊面保護シートを一次剥離する押圧部と、該糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを保持する貼付ヘッドと、該貼付ヘッドに保持されたフィルムから前記糊面保護シートの全体を剥離する剥離部とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、糊面保護シートの全体剥離に先立ち、押当部により糊面保護シートの端部を起曲させて一次剥離するため、全体剥離に際し、一次剥離による剥離部分を端緒に糊面保護シートを剥離することができる。このため、個片化タイプのフィルムでも糊面保護シートを容易に剥離することができ、貼り付けの作業性を向上させることが可能になる。
【0013】
上記フィルム貼付装置において、前記押圧部が、前記糊面保護シートの端部を該糊面保護シートに対して垂直な方向に押圧した状態で、該糊面保護シートに対して平行な方向に移動することができ、これによれば、糊面保護シートの端部を容易に起曲させることが可能になる。
【0014】
上記フィルム貼付装置において、起曲された側の前記糊面保護シートの端部を、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧し、該糊面保護シートを二次剥離することができる。これによれば、糊面保護シートに剥離癖を付けることができ、より容易に糊面保護シートを剥離することが可能になる。
【0015】
上記フィルム貼付装置において、前記剥離部が、前記糊面保護シートと対向する面に接着面を有する剥離テープと、該剥離テープを支持するテープ支持部と、該剥離テープを移動させる移動機構とを備え、前記剥離テープの移動を停止しつつ、起曲された側の前記糊面保護シートの端部、又は前記テープ支持部によって支持される剥離テープの一方を、該糊面保護シートの端部、又は該支持される剥離テープの他方に押圧し、その状態で、前記起曲された側の糊面保護シートの端部が、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧されるように、前記貼付ヘッドを移動させることができる。
【0016】
上記フィルム貼付装置において、前記剥離部が、前記糊面保護シートと対向する面に接着面を有する剥離テープと、該剥離テープを支持するテープ支持部と、該剥離テープを移動させる移動機構とを備え、前記貼付ヘッドの移動を停止しつつ、起曲された側の前記糊面保護シートの端部、又は前記テープ支持部によって支持される剥離テープの一方を、該糊面保護シートの端部、又は該支持される剥離テープの他方に押圧し、その状態で、前記起曲された側の糊面保護シートの端部が、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧されるように、前記剥離テープを移動させることができる。
【0017】
上記フィルム貼付装置において、前記貼付ヘッドが、支軸を支点として回転自在に構成されるとともに、前記糊面保護シートに向けて凸となる曲面を有し、該曲面に前記糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを保持することができる。
【0018】
上記フィルム貼付装置において、前記貼付ヘッドの曲面に、前記糊面保護シートを粘着保持する粘着ゴムを付設することができる。
【0019】
上記フィルム貼付装置において、所定の基準位置から前記粘着ゴムの表面までの距離を検出する検出装置と、該検出装置によって検出される距離が一定値となるように前記貼付ヘッドの高さを調整する高さ調整装置とを備えることができる。
【0020】
また、本発明は、接着面に糊面保護シートが仮着された状態で個片化されたフィルムから前記糊面保護シートを剥離し、該フィルムを被貼付物に貼り付けるフィルム貼付方法であって、前記フィルムの前記糊面保護シートが仮着された面と反対の面側から該フィルムを押さえつつ、前記フィルムの糊面保護シートが仮着された面側から前記糊面保護シートの端部を押圧することで、該糊面保護シートの端部を起曲させて前記フィルムから剥離し、該糊面保護シートを一次剥離する工程と、該糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを貼付ヘッドに保持する工程と、前記貼付ヘッドに保持されたフィルムから前記糊面保護シートの全体を剥離する工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本発明によれば、個片化タイプのフィルムから糊面保護シートを容易に剥離することができ、貼り付けの作業性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】フィルム及びパネルを示す図であり、(a)は、フィルムの上面図、(b)は、フィルムの正面図、(c)は、パネルの上面図、(d)は、パネルの正面図である。
【図2】フィルム及びパネルの流れを示す上面図である。
【図3】本発明にかかるフィルム貼付装置の一実施の形態を示す上面図である。
【図4】図3のフィルム吸着ステージ及び押さえステージを移動させた状態を示す上面図である。
【図5】本発明にかかるフィルム貼付装置の一実施の形態を示す正面図である。
【図6】図5の第1表面シート剥離ユニットの図示を省略し、かつ、図5の貼付ユニットを移動させた状態を示す正面図である。
【図7】一次剥離装置を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、(a)のG矢視図である。
【図8】図5の貼付ヘッドを示す拡大図である。
【図9】フィルム吸着工程を示す図である。
【図10】糊面保護シートの一次剥離工程を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、(a)のJ部分の拡大図、(c)は、(a)のK矢視図である。
【図11】一次剥離後の糊面保護シートの端部の状態を示す図である。
【図12】表面保護シートの剥離工程を示す図である。
【図13】フィルムの粘着保持工程を示す図である。
【図14】糊面保護シートの二次剥離工程を示す図である。
【図15】糊面保護シートの位置検出工程を示す図である。
【図16】パネル吸着工程を示す図である。
【図17】表面保護シートの剥離工程を示す図である。
【図18】パネルの位置検出工程を示す図である。
【図19】パネルへのフィルム貼付工程を示す図である。
【図20】貼付ヘッドの高さ検出工程を示す図である
【図21】糊面保護シートの二次剥離工程の他の例を示す図である。
【図22】糊面保護シートの二次剥離工程の他の例を示す図である。
【図23】糊面保護シートの二次剥離工程の他の例を示す図である。
【図24】テープ支持部の他の例を示す図である。
【図25】貼付ヘッドの他の例を示す図である。
【図26】従来のフィルム貼付装置の一例を示す図である。
【図27】長尺帯状の糊面保護シートからフィルムを剥離する装置の一例を示す図である。
【図28】(a)は、個片化タイプのフィルムを示す図であり、(b)は、(a)のN部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明にかかるフィルム貼付装置を、液晶ディスプレイパネル(以下、「パネル」という)へのフィルムの貼り付けに適用した場合を例にとって説明する。
【0024】
また、本実施の形態において、フィルム2は、図1(b)に示すように、フィルム本体2aの裏面(接着面)に糊面保護シート2bが仮着されるとともに、フィルム本体2aの表面に表面保護シート2cが仮着されたものを用いるものとし、パネル3は、図1(d)に示すように、パネル本体3aの表面に表面保護シート3bが仮着されたものを用いるものとする。
【0025】
図2乃至図8は、本発明にかかるフィルム貼付装置の一実施の形態を示し、このフィルム貼付装置1は、図2に示すように、正面左側からフィルム2を受け入れるとともに、正面右側からパネル3を受け入れ、フィルム2及びパネル3の各々をフィルム搬送装置1の中央に搬送して両者を貼り合わせるように構成される。尚、本明細書においては、説明の便宜上、フィルム貼付装置1を基準に前後を定めつつ(フィルム貼付装置1の正面を前とする)、左右は図2の紙面を基準に定めるものとする。
【0026】
同図に示すように、フィルム貼付装置1は、大別して、フィルム供給ユニット4と、第1表面シート剥離ユニット5と、糊面シート剥離ユニット6と、パネル供給ユニット7と、第2表面シート剥離ユニット8と、貼付ユニット9と、搬出ユニット10とから構成される。
【0027】
フィルム供給ユニット4は、オペレータによって搬入されたフィルム2を搬送し、第1表面シート剥離ユニット5、糊面シート剥離ユニット6、貼付ユニット9に供給するために備えられる。
【0028】
フィルム供給ユニット4は、図3及び図5に示すように、上面にフィルム2を真空吸着するフィルム吸着ステージ21と、フィルム吸着ステージ21の上方に配置され(図5参照)、上下に昇降自在に構成された押さえステージ22と、押さえステージ22の下方に配置され、フィルム2の裏面に仮着された糊面保護シート2b(図1(b)参照)を一次剥離する一次剥離装置23と、後述する貼付ヘッド81上でのフィルム2の位置を検出するカメラ26と、貼付ヘッド81の高さを検出する高さセンサ27等から構成される。尚、一次剥離については、後に詳述する。
【0029】
図4に示すように、フィルム吸着ステージ21は、案内レール28に沿ってフィルム貼付装置1の前後方向(奥行き方向)に移動自在に構成され、また、押さえステージ22及び一次剥離装置23も、案内レール29に沿ってフィルム貼付装置1の前後方向に移動自在に構成される。
【0030】
図7(a)に示すように、一次剥離装置23は、フィルム2の接着面側の糊面保護シート2bに押し当てられる押当部24と、押当部24を昇降自在に保持する昇降シリンダ25とを備えるとともに、図7(b)に示すように、不図示の水平移動機構により押当部24をフィルム貼付装置1の前後方向に移動可能なように構成される。押当部24は、正面視が略六角状となる円板によって構成され、その上部24aは、糊面保護シート2bに向けて先細りとなる錐状に形成される。
【0031】
図2に戻り、第1表面シート剥離ユニット5は、フィルム2の表面から表面保護シート2c(図1(b)参照)を剥離するために備えられる。
【0032】
この第1表面シート剥離ユニット5は、図3及び図5に示すように、フィルム吸着ステージ21と対向する面に接着剤が塗布された剥離テープ31(図5参照)を繰り出す繰出ローラ32と、剥離テープ31の接着面をフィルム吸着ステージ21上のフィルム2に当接させ、フィルム2から表面保護シート2cを剥離する剥離ローラ33と、剥離テープ31を巻き取る巻取ローラ34と、繰出ローラ32を保持する第1ローラ保持板35と、剥離ローラ33及び巻取ローラ34を保持するとともに、上下方向及び左右方向に移動自在(図5参照)に構成された第2ローラ保持板36等から構成される。
【0033】
第1表面シート剥離ユニット5では、第2ローラ保持板36(剥離ローラ33)の水平移動(図5の左方向への移動)に同期し、巻取ローラ34が矢印A方向に回転して剥離テープ31を矢印B方向に巻き取る。
【0034】
図2に示す糊面シート剥離ユニット6は、フィルム2の裏面から糊面保護シート2b(図1(b)参照)を剥離するために備えられる。
【0035】
この糊面シート剥離ユニット6は、図6に示すように、接着剤が塗布された剥離テープ41を繰り出す繰出ローラ42と、正面視鋭角状の先端部を有し、剥離テープ41を支持するテープ支持板43と、剥離テープ41を巻き取る巻取ローラ44と、剥離テープ41を案内するガイドローラ45a、45b等から構成される。糊面シート剥離ユニット6では、巻取ローラ44が矢印C方向に回転し、剥離テープ41を矢印D方向に巻き取る。
【0036】
図2に戻り、パネル供給ユニット7は、オペレータによって搬入されたパネル3を搬送し、第2表面シート剥離ユニット8、貼付ユニット9に供給するために備えられる。
【0037】
このパネル供給ユニット7は、図3及び図5に示すように、前後方向に移動自在に構成され、上面にパネル3が載置されるパネル供給ステージ51と、左右方向に移動自在に構成され、上面にパネル3を真空吸着するパネル吸着ステージ52と、パネル供給ステージ51に載置されたパネル3を持ち上げてパネル吸着ステージ52に載せ替えるハンドラ53と、パネル吸着ステージ52上でのパネル3の位置を検出するカメラ55等から構成される。尚、図3は、パネル吸着ステージ52を移動領域の左端に移動させた状態を描いており、図5は、右端に移動させた状態を描いている。
【0038】
図2に示す第2表面シート剥離ユニット8は、パネル3の表面から表面保護シート3b(図1(d)参照)を剥離するために備えられる。
【0039】
この第2表面シート剥離ユニット8は、図3及び図5に示すように、パネル吸着ステージ52と対向する面に接着剤が塗布された剥離テープ71(図5参照)を繰り出す繰出ローラ72と、剥離テープ71の接着面をフィルム吸着ステージ21上のフィルム2に当接させ、パネル3から表面保護シート3bを剥離する剥離ローラ73と、剥離テープ71を巻き取る巻取ローラ74と、繰出ローラ72を保持する第1ローラ保持板75と、剥離ローラ73及び巻取ローラ74を保持するとともに、上下方向及び左右方向に移動自在(図5参照)に構成された第2ローラ保持板76等から構成される。
【0040】
第2表面シート剥離ユニット8では、第2ローラ保持板76(剥離ローラ73)の水平移動(図5の右方向への移動)に同期し、巻取ローラ74が矢印E方向に回転して剥離テープ71を矢印F方向に巻き取る。
【0041】
図2に示す貼付ユニット9は、フィルム吸着ステージ21からフィルム2を受け取り、パネル吸着ステージ52上のパネル3に貼り付けるために備えられる。
【0042】
この貼付ユニット9は、図5に示すように、フィルム吸着ステージ21に対向する面(シート保持面)が、フィルム吸着ステージ21に向けて凸となる曲面を有する貼付ヘッド81と、支軸82を支点として回転自在に貼付ヘッド81を吊持するヘッド支持部83と、貼付ヘッド81及びヘッド支持部83を昇降レール84に沿って昇降させる昇降スライダ85と、貼付ヘッド81から昇降スライダ85までの全体を水平レール86に沿って左右方向に水平移動させる水平スライダ87(図3参照)と、各種のケーブルを収容するケーブルベア88等から構成される。尚、図6には、図5に示す状態から、貼付ユニット9を左方向に水平移動させるとともに、貼付ヘッド81を下降させた状態を示している。
【0043】
図8に示すように、貼付ヘッド81のシート保持面には、フィルム2やパネル3への過度な負荷を回避しながらフィルム2を保持可能とすべく、粘着性を有する弾性ゴムシート(以下、「粘着ゴム」という)89が付設される。
【0044】
図2に戻り、搬出ユニット10は、フィルム2が貼り付けられたパネル3を、オペレータがパネル3を取り出す取出位置EP(図3参照)まで搬送するために備えられる。
【0045】
この搬出ユニット10は、図5に示すように、フィルム2が貼着されたパネル3を真空吸着する吸着ヘッド91と、吸着ヘッド91を昇降させる昇降シリンダ92と、吸着ヘッド91及び昇降シリンダ92をガイドレール93に沿って前後方向に水平移動させるスライダ94(図3参照)と、フィルム2が貼着されたパネル3を吸着ヘッド91から受け取り、取出位置EPまで搬送するベルトコンベア95等から構成される。
【0046】
次に、上記構成を有するフィルム貼付装置1の動作について、図9〜図19を中心に参照しながら説明する。
【0047】
貼り付けにあたっては、先ず、フィルム吸着ステージ21をフィルム貼付装置1の前部側に移動させ(図3参照)、表裏に表面保護シート2c及び糊面保護シート2bが仮着されたフィルム2を、フィルム吸着ステージ21の上面に載置する。次いで、図9に示すように、吸引ポンプ(不図示)によりフィルム2を真空吸着し、フィルム吸着ステージ21の上面に保持する。
【0048】
次に、フィルム吸着ステージ21をフィルム貼付装置1の後部側に移動させ、押さえステージ22の下方に位置させる。そして、図10(a)に示すように、押さえステージ22を下降させてフィルム2の表面に当接させるとともに、一次剥離装置23の押当部24を上昇させてフィルム2の裏面に押し当てる。こうして、押さえステージ22によってフィルム2を下方に押さえながら、押当部24によって糊面保護シート2bの端部を上方に押圧する。
【0049】
上記の際、図10(b)に示すように、糊面保護シート2bの縁端よりも所定の距離d1だけ内側に位置する部分に押当部24の先端を当接させ、縁端から僅かに中央側に入った部分を押圧する。その後、図10(c)に示すように、押当部24により糊面保護シート2bを押圧した状態で、押当部24をフィルム貼付装置1の前後方向に水平移動させる。これにより、図11に示すように、糊面保護シート2bの端部2dを起曲させ、端部2dをフィルム本体2aの裏面から剥離する(一次剥離)。
【0050】
次いで、押さえステージ22を上昇させてフィルム2から離間させるとともに、フィルム吸着ステージ21をフィルム貼付装置1の前部側に水平移動させ、第1表面シート剥離ユニット5の剥離ローラ33の下方に位置させる。その状態で、図12(a)に示すように、剥離ローラ33(第2ローラ保持板36)を下降させ、フィルム2の表面に仮着された表面保護シート2cの右端に剥離テープ31を当接させる。その後、図12(b)に示すように、剥離ローラ33を回転させながら左方向に移動させ、剥離テープ31の接着面に表面保護シート2cを接着させてフィルム本体2aの表面から剥離する。
【0051】
次に、フィルム吸着ステージ21をフィルム貼付装置1の後部側に水平移動させるとともに、押さえステージ22及び一次剥離装置23をフィルム貼付装置1の前部側に水平移動させる(図4参照)。その状態で、貼付ヘッド81(貼付ヘッド81〜昇降スライダ85の全体)を左方向に水平移動させ、表面保護シート2cが剥離されたフィルム2と貼付ヘッド81を対向させる。
【0052】
次いで、図13(a)に示すように、貼付ヘッド81を下降させてフィルム本体2aの表面に当接させるとともに、フィルム吸着ステージ21の吸着を解除する。その後、図13(b)に示すように、貼付ユニット9を右方向に水平移動させながら貼付ヘッド81を時計回りに回転させ、粘着ゴム89にフィルム2を粘着させる。
【0053】
フィルム2を保持した状態の貼付ヘッド81を上昇させた後、貼付ヘッド81を左方向に水平移動させ、糊面シート剥離ユニット6のテープ支持板43(図6参照)の上方にフィルム2を位置させる。次いで、図14(a)に示すように、糊面シート剥離ユニット6の巻取ローラ44(図6参照)を停止させた状態で、貼付ヘッド81を下降させ、糊面保護シート2bの右端部(一次剥離した側の端部)を剥離テープ41の接着面に当接させる。
【0054】
次いで、図14(b)に示すように、貼付ヘッド81をテープ支持板43に向けて所定の押圧力で押圧しながら、貼付ヘッド81を右方向に水平移動させる。この際、巻取ローラ44は停止したままの状態で維持し、剥離テープ41が移動しないようにしておく。これにより、糊面保護シート2bの右端部を、矢印M方向(一次剥離した側と反対側の端部に向かう方向)への応力の作用で弛ませるなどし、糊面保護シート2bに剥離癖を付ける(二次剥離)。
【0055】
次に、図14(c)に示すように、巻取ローラ44を回転させて剥離テープ41を移動させるとともに、その動きに追従して貼付ヘッド81を反時計回りに回転させる。これにより、糊面保護シート2bを、右端部から順に剥離テープ41に接着させ、フィルム本体2aの裏面から剥離させる(三次剥離)。そして、図14(d)に示すように、糊面保護シート2bの全体を剥離させた段階で、貼付ヘッド81を上昇させ、剥離テープ41から離間させる。
【0056】
次いで、図15に示すように、貼付ヘッド81を右方向に水平移動させ、カメラ26の上方を通過させる。この際、カメラ26によって、貼付ヘッド81上のフィルム2に付されたアライメントマーク(不図示)を撮影し、フィルム2の位置を検出する。
【0057】
上記の図9〜図15の処理と併行して、パネル3をパネル供給ステージ51(図3参照)に載置し、図16に示すように、パネル吸着ステージ52に載せ変えて真空吸着する。次いで、図17に示すように、第2表面シート剥離ユニット8(図3、図5参照)を用い、パネル3の表面に仮着された表面保護シート3bを剥離する。次に、図18に示すように、パネル吸着ステージ52を左方向に水平移動させてカメラ55の下方を通過させ、パネル3に付されたアライメントマーク(不図示)を撮影してパネル3の位置を検出する。
【0058】
フィルム2及びパネル3の双方の準備が整った段階で、図19(a)に示すように、パネル吸着ステージ52を左方向に水平移動させ、パネル3を貼付ヘッド81の左下方に位置させる。その後、図19(b)に示すように、貼付ヘッド81を下降させ、フィルム2をパネル3に当接させる。そして、図19(c)に示すように、パネル吸着ステージ52を右方向に水平移動させつつ、貼付ヘッド81を反時計回りに回転させ、フィルム2をパネル3の表面に貼り付ける。
【0059】
次いで、パネル吸着ステージ52の吸着を解除し、フィルム2が貼着されたパネル3を、搬出ユニット10の吸着ヘッド91(図5参照)に吸着させて取り出す。最後に、パネル3をベルトコンベア95(図3参照)側に搬送し、取出位置EPまで移動させる。
【0060】
以上のように、本実施の形態によれば、糊面保護シート2bの全体剥離に先立ち、押当部24により糊面保護シート2bの端部2dを起曲させて一次剥離するため、全体剥離に際し、一次剥離による剥離部分(端部2d)を端緒に糊面保護シート2bを剥離することができる。このため、フィルム2と同じ大きさの糊面保護シート2bが仮着されている場合(図28(a)参照)や、糊面保護シート2bの端部が変形等している場合(図28(b)参照)でも、糊面保護シート2bを簡単に剥離することができ、個片化タイプのフィルムにおいて、糊面保護シートの剥離が容易となる。
【0061】
また、本実施の形態によれば、一次剥離した後、さらに、糊面保護シート2bの一次剥離を行った側の端部を、反対側の端部に向かう方向に押圧して二次剥離するため、全体剥離に先立って、糊面保護シート2bに剥離癖を付けることができ、より容易に糊面保護シート2bを剥離することが可能になる。
【0062】
ところで、多数のフィルム2を連続して貼り付ける場合、貼付回数が増えるのに応じて粘着ゴム89の傷みや塑性変形(凹み)が進むため、定期的に粘着ゴム89を交換する必要がある。しかし、交換したことにより粘着ゴム89の厚さが変化するため、図14の二次剥離工程や図19の貼付工程等において、フィルム2の押圧力にばらつきが生じる虞がある。
【0063】
そこで、図20に示すように、高さセンサ27(基準位置)から粘着ゴム89の表面までの距離d2を検出し、検出する距離が一定値となるように(交換の前後で同じ値となるように)、貼付ヘッド81を昇降させる。こうして、貼付ヘッド81の基準ポジションの高さhを微調整し、二次剥離工程等でのフィルム2の押圧力を均一化させる。
【0064】
上記の貼付ヘッド81の高さ調整は、定期的に行ったり、粘着ゴム89の交換時に行うことが好ましい。また、距離d2の検出方法は、粘着ゴム89の粘着面にごみや傷が付くのを回避すべく、非接触による検出方法を用いることが好ましい。具体的には、レーザ検出や超音波検出等を用いることができる。
【0065】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【0066】
例えば、上記実施の形態においては、本発明にかかるフィルム貼付装置を液晶ディスプレイパネルへのフィルムの貼り付けに適用した場合を例示したが、フィルムを貼り付ける被貼付物は、特に限定されるものではない。例えば、フィルムをプラズマディスプレイパネルに貼り付ける場合や、パネル以外の被貼付物に貼り付ける場合等にも、本発明を適用することが可能である。
【0067】
また、上記実施の形態においては、糊面保護シート2bの一次剥離に際し、図10に示すように、フィルム2を上方から押さえステージ22で押さえつつ、フィルム2の下方から押当部24を上昇させるが、上下を反転させ、フィルム2を下方から支持しつつ、フィルム2の上方から押当部を下降させるようにしてもよい。
【0068】
さらに、上記実施の形態においては、図7に示すように、円板状の押当部24を用いて一次剥離するが、押当部24の形状は、例えば、角板状等の他の形状を採ることもできる。
【0069】
また、上記実施の形態においては、糊面保護シート2bの二次剥離に際し、図14(b)に示すように、剥離テープ41の移動を停止しつつ、貼付ヘッド81を下降させた状態で、貼付ヘッド81を右方向に水平移動させるが、二次剥離では、糊面保護シート2bの右端部を矢印M方向に押圧し得れば足りるため、図21に示すように、貼付ヘッド81の水平位置及び回転位置を固定しつつ、貼付ヘッド81を下降させ、その状態で、剥離テープ41を左方向に移動させてもよい。さらに、図22に示すように、剥離テープ41の移動を停止しつつ、テープ支持板43を上昇させた状態で、貼付ヘッド81を右方向に水平移動させてもよいし、図23に示すように、貼付ヘッド81の水平位置及び回転位置を固定しつつ、テープ支持板43を上昇させた状態で、剥離テープ41を左方向に移動させてもよい。
【0070】
また、上記実施の形態においては、図14に示すように、剥離テープ41を支持する支持部としてテープ支持板43を用いるが、図24に示すように、剥離テープ41を案内するガイドローラによって、テープ支持部を構成することもできる。
【0071】
さらに、上記実施の形態においては、図8に示すように、正面視略半円状の貼付ヘッド81を用いるが、図25に示すように、正面視円状の貼付ヘッド(円柱状のローラ型貼付ヘッド)81を用いることもできる。
【0072】
また、上記実施の形態においては、貼付ヘッド81の保持面に粘着ゴム89を付設し、粘着によってフィルム2を保持するが、貼付ヘッド81の保持面に吸着孔を穿設し、吸着によってフィルム2を保持するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0073】
1 フィルム貼付装置
2 フィルム
2a フィルム本体
2b 糊面保護シート
2c 表面保護シート
3 パネル
3a パネル本体
3b 表面保護シート
4 フィルム供給ユニット
5 第1表面シート剥離ユニット
6 糊面シート剥離ユニット
7 パネル供給ユニット
8 第2表面シート剥離ユニット
9 貼付ユニット
10 搬出ユニット
21 フィルム吸着ステージ
22 押さえステージ
23 一次剥離装置
24 押当部
24a 上部
25 昇降シリンダ
26 カメラ
27 高さセンサ
28 案内レール
29 案内レール
31 剥離テープ
32 繰出ローラ
33 剥離ローラ
34 巻取ローラ
35 第1ローラ保持板
36 第2ローラ保持板
41 剥離テープ
42 繰出ローラ
43 テープ支持板
44 巻取ローラ
45(45a、45b) ガイドローラ
51 パネル供給ステージ
52 パネル吸着ステージ
53 ハンドラ
55 カメラ
71 剥離テープ
72 繰出ローラ
73 剥離ローラ
74 巻取ローラ
75 第1ローラ保持板
76 第2ローラ保持板
81 貼付ヘッド
82 支軸
83 ヘッド支持部
84 昇降レール
85 昇降スライダ
86 水平レール
87 水平スライダ
88 ケーブルベア
89 粘着ゴム
91 吸着ヘッド
92 昇降シリンダ
93 ガイドレール
94 スライダ
95 ベルトコンベア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接着面に糊面保護シートが仮着された状態で個片化されたフィルムから前記糊面保護シートを剥離し、該フィルムを被貼付物に貼り付けるフィルム貼付装置であって、
前記フィルムの前記糊面保護シートが仮着された面と反対の面側から該フィルムを押さえるフィルム押さえ部と、
前記フィルムの糊面保護シートが仮着された面側から前記糊面保護シートの端部を押圧することで、該糊面保護シートの端部を起曲させて前記フィルムから剥離し、該糊面保護シートを一次剥離する押圧部と、
該糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを保持する貼付ヘッドと、
該貼付ヘッドに保持されたフィルムから前記糊面保護シートの全体を剥離する剥離部とを備えることを特徴とするフィルム貼付装置。
【請求項2】
前記押圧部は、前記糊面保護シートの端部を該糊面保護シートに対して垂直な方向に押圧した状態で、該糊面保護シートに対して平行な方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のフィルム貼付装置。
【請求項3】
起曲された側の前記糊面保護シートの端部を、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧し、該糊面保護シートを二次剥離することを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム貼付装置。
【請求項4】
前記剥離部は、前記糊面保護シートと対向する面に接着面を有する剥離テープと、該剥離テープを支持するテープ支持部と、該剥離テープを移動させる移動機構とを備え、
前記剥離テープの移動を停止しつつ、起曲された側の前記糊面保護シートの端部、又は前記テープ支持部によって支持される剥離テープの一方を、該糊面保護シートの端部、又は該支持される剥離テープの他方に押圧し、その状態で、前記起曲された側の糊面保護シートの端部が、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧されるように、前記貼付ヘッドを移動させることを特徴とする請求項3に記載のフィルム貼付装置。
【請求項5】
前記剥離部は、前記糊面保護シートと対向する面に接着面を有する剥離テープと、該剥離テープを支持するテープ支持部と、該剥離テープを移動させる移動機構とを備え、
前記貼付ヘッドの移動を停止しつつ、起曲された側の前記糊面保護シートの端部、又は前記テープ支持部によって支持される剥離テープの一方を、該糊面保護シートの端部、又は該支持される剥離テープの他方に押圧し、その状態で、前記起曲された側の糊面保護シートの端部が、該端部と反対側の端部に向かう方向に押圧されるように、前記剥離テープを移動させることを特徴とする請求項3に記載のフィルム貼付装置。
【請求項6】
前記貼付ヘッドは、支軸を支点として回転自在に構成されるとともに、前記糊面保護シートに向けて凸となる曲面を有し、該曲面に前記糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを保持することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフィルム貼付装置。
【請求項7】
前記貼付ヘッドの曲面に、前記糊面保護シートを粘着保持する粘着ゴムを付設したことを特徴とする請求項6に記載のフィルム貼付装置。
【請求項8】
所定の基準位置から前記粘着ゴムの表面までの距離を検出する検出装置と、
該検出装置によって検出される距離が一定値となるように前記貼付ヘッドの高さを調整する高さ調整装置とを備えることを特徴とする請求項7に記載のフィルム貼付装置。
【請求項9】
接着面に糊面保護シートが仮着された状態で個片化されたフィルムから前記糊面保護シートを剥離し、該フィルムを被貼付物に貼り付けるフィルム貼付方法であって、
前記フィルムの前記糊面保護シートが仮着された面と反対の面側から該フィルムを押さえつつ、前記フィルムの糊面保護シートが仮着された面側から前記糊面保護シートの端部を押圧することで、該糊面保護シートの端部を起曲させて前記フィルムから剥離し、該糊面保護シートを一次剥離する工程と、
該糊面保護シートが一次剥離されたフィルムを貼付ヘッドに保持する工程と、
前記貼付ヘッドに保持されたフィルムから前記糊面保護シートの全体を剥離する工程とを有することを特徴とするフィルム貼付方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate


【公開番号】特開2012−6218(P2012−6218A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−143415(P2010−143415)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ケーブルベア
【出願人】(303013763)NECエンジニアリング株式会社 (651)
【Fターム(参考)】