説明

フォールドシステム

【課題】本発明は、実際のフォールドに先立ち、定義されたフォールドプログラムの結果の評価によって操作者を支援する、ことを目的とする。
【解決手段】本発明は、フォールドシステム上で実行されるジョブに対してフォールドプログラムを選択する方法に係る。該ジョブは、ジョブ詳細を与えられる。当該方法は、ジョブ詳細に基づいてフォールドプログラム及び関連フォールド形態を予測し、結果として一式の形態プロパティをもたらす、予測段階を有する。当該方法は更に、関連フォールド形態プロパティが一式の形態条件を満たすか否かを確認するよう、フォールドプログラムを評価する評価段階を有する。本発明はまた、ジョブをフォールドするフォールドシステム、プリンタドライバ、コンピュータプログラム、及びコンピュータ可読の媒体に係る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォールドシステム上で実行されるジョブに対してフォールドプログラムを選択する方法に係る。該ジョブは、ジョブ詳細を与えられる。当該方法は、前記ジョブ詳細に基づいてフォールドプログラム(折りプログラム、fold program)及び関連フォールド形態(associated fold configuration)を予測し、結果として一式の形態プロパティをもたらす、予測段階を有する。
【背景技術】
【0002】
かかる種類の方法は、米国特許第6104470号明細書(特許文献1)から既知である。該方法は、実行に先立って、実際に選択されたドキュメント仕上げ操作に従って、ディスプレイユニットを介してシート又はドキュメントのプレビューを提示するようドキュメントのグラフィック描写を構築する。プレビューウインドウにおけるドキュメントのグラフィック描写をクリックすることによって、特定の仕上げオプションのオプション(options of a specific finishing option)は、手動で修正され得る。しかしながら、この既知の方法には、操作者は、ドキュメントが自分の目的を満たすか否かを評価しなければならないと同時に、視覚的描写(visual representation)及び定義された複数のオプションから手動で情報をフィルタしなければならない、という不利点がある。これは、ドキュメント仕上げオプションがより広範囲になる場合に困難であり得る。プレビューの誤った解釈は、操作者の要求を満たさないフォールドされたパッケージをもたらし得る。特には、不満足にフォールドされる大型の印刷されたドキュメントは、印刷コスト、フォールドコスト、及び無駄な時間がかかるため、大変に費用がかかるものとなる。
【特許文献1】米国特許第6104470号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、実際のフォールドに先立ち、定義されたフォールドプログラムの結果の評価によって操作者を支援する、ことを目的とする。これを達成するよう、フォールドプログラムを選択する方法が与えられる。当該方法は、関連フォールド形態プロパティが一式の形態条件を満たすか否かを確認するよう、フォールドプログラムを評価する評価段階を有する。ドキュメントの実際のフォールドに先立って、予測されたフォールド形態プロパティを評価することによって、ドキュメントの印刷後、仕上げ後、及びフォールド後に不満足な結果をもたらす機会は、大幅に低減される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ジョブ詳細は、操作者の一連の要求事項である。ジョブ詳細は、フォールド工程の使用可能なオプション内におけるフォールドされたパッケージの最終結果に関する要求を有する。フォールドプログラムは、一式の時限的機械コマンド(the set of timed machine commands)である。フォールディングシステム上でのフォールドプログラムの実行は、媒体のフォールド形態をもたらす。フォールド形態は、フォールディングシステムを有してフォールドされる媒体上でのフォールドプログラムの結果の物理的又は視覚的描写である。フォールディングシステムを有するよう考案されるコントローラ配置を有するフォールディングシステムは、本発明に従った方法を行う。かかるコントローラ配置は、ASIC等であるハードウェア単体であり得るが、任意で部分的又は実質的に完全にソフトウェアにおいて形態要素とされる、別個のハードウェア装置、又は複数の形態部品にわたって分配される配置として考えられてもよい。当業者にとっては、コントローラ配置の実際の構成が本発明の適用を可能にするよう必須ではない、ことは明確である。
【0005】
フォールドされた媒体は、フォールド線(折り目)の周囲でフォールドされる複数のパネルを有する。本発明に従った方法の他の実施例では、少なくとも1つの形態条件は、パネル幅及びレジェンド位置のいずれかに関連付けられるフォールド形態プロパティが、操作者又はフォールドされるパッケージのエンドユーザの意図に合致しない場合、パッケージは排斥される。排斥する理由のうち複数は、パネル幅及びレジェンド位置を対象とし得る。正しい評価基準を設定することによって、フォールドされるパッケージの推測的評価は向上され得る。操作者又はエンドユーザの要求事項に依存して、レジェンドの位置は、パッケージを効率的に識別及び/又はアドレスするようパッケージの前面(フロント)パネル上になければならないか、あるいは、例えばレジェンドの内容が機密情報を含有する際は前面パネルの後方のパネル上に置かれるべきである。フォールドされたパッケージ上のレジェンドの誤った位置は、フォールドされたパッケージの価値を低減又は減少させ得る。
【0006】
補正フォールド(compensation folds)の寸法は、フォールドされたパッケージの評価に対する他の基準であり得る。パッケージは、大半の場合において、そのフォールド形態において事実上一様であるべきである。即ち、パネルの幅は、主として均一であるべきであり、あるいはパッケージにわたって少なくとも均等に割り当てられる(evenly distributed)べきである。フォールドされるパッケージの終端の近くにおける小さな補正フォールドの集積は、フォールドされるパッケージの容易な取扱いに寄与せず、多くの場合は所望されないプロパティである。
【0007】
最後のパネルの方向(向き)等である追加的なフォールド要求事項を併せられる特定のフォールド方法の要求事項は、所望されないフォールド形態をもたらし得、単純なプレビュー方法では検出が大変困難である。フォールド形態のプロパティの推測的評価によって、フォールドシステムは、フォールドプログラムを選ぶ操作者を支援し得る。少なくとも1つの形態条件がパネル幅及びレジェンド位置のいずれかと関連付けられるフォールド形態を評価することによって、フォールド後の予期せず所望しない結果のリスクが低減される。
【0008】
本発明に従った方法の他の実施例において、当該方法は、修正段階を更に有する。該修正段階は、一式の形態条件を満たさないフォールド形態プロパティを有する関連フォールド形態のフォールドプログラムを、修正フォールドプログラム(modified fold program)へと修正し、修正フォールドプログラムと修正形態プロパティを有する関連修正フォールド形態とが一式の形態条件を満たすようにする。所望されないフォールドパッケージをもたらす前に定められたフォールドプログラムを修正することによって、操作者は、満足のいくフォールド結果をもたらすフォールドプログラムを選ぶよう支援される。特には、フォールド詳細がより広範囲になる状況において、特定のフォールドオプションの影響を考慮することは、困難である。不満足な結果をもたらすフォールドプログラムの自動的な修正は、フォールドの操作者の仕事効率を向上させる。
【0009】
本発明に従った方法の他の実施例において、当該方法は、予測されたフォールド形態の視覚的描写(visual representation)をディスプレイ手段を介して表示する表示段階を有する。実際のフォールドに先立ってフォールド工程の結果を予想することができるのは、操作者にとって有利である。予測されるフォールド形態の視覚的描写は、この予想を有して操作者を助ける。この視覚的描写は、二次元又は三次元であり得る。フォールド形態又はフォールドプログラムのプロパティを明確にするようテキスト要素を有してもよい。
【0010】
あるいは、フォールド形態の視覚的描写は、操作者との相互作用によって影響され得る。フォールド形態の相互に作用する視覚的描写は、フォールド工程の予想される結果に関する操作者の見識を高め得る。フォールド形態の三次元の相互に作用する視覚的描写によって、操作者は、パッケージの一側(one side of the package)より多くからのフォールド工程に先立って予想されるフォールド結果をレビューすることができる。
【0011】
本発明に従った方法の更なる一実施例において、当該方法は更に、修正段階に関して操作者に通知する通知段階を有する。フォールドプログラムが満足のいくフォールドパッケージをもたらさないと評価段階が判断し、満足のいくフォールド結果をもたらすよう修正段階がフォールドプログラムを修正し得た場合、操作者は、この修正に関して通知される。この通知は、ディスプレイ手段を介して、異なる色又はアイコンを用いて、あるいは信号伝達手段を用いて、新しい視覚的描写として実施され得る。可聴アラーム信号等である視聴覚信号はまた、評価段階の結果に関して操作者に通知するよう使用され得る。
【0012】
本発明に従った方法の更なる一実施例において、修正段階において修正フォールドプログラムは、メモリ手段において格納される他のフォールドプログラムの一式から決定される。関連フォールド形態がフォールド形態基準を満たすようにされるフォールドプログラムの修正は、操作者に対して予想可能に行われるべきである。
【0013】
例えばフォールド規準(folding norm)に基づいて事前にプログラムされるフォールド方法に関連付けられるフォールドプログラムが、媒体寸法又は追加的なフォールド要求事項により、不満足なフォールド結果をもたらすことが予想される場合、フォールドプログラムの修正は、十分にプログラム可能である。
不満足なフォールド結果をもたらすことが予想される場合、フォールドプログラムの修正は十分にプログラム可能である。かかる修正は、コンピュータ可読のメモリ手段においてプログラム可能である。コントローラ配置は、不満足な状況を事前にプログラムされたエラー状況と比較することができ、事前にプログラムされたようにフォールドプログラムを修正することができる。このデータベースエラーマッピングは、フォールドプログラム選択中に予想可能であるしっかりとした動作(robust behaviour)をもたらす。このことは、予想可能な最終結果に寄与する。
【0014】
本発明に従った方法の更なる一実施例では、修正フォールドプログラムは、ユーザインタフェースを使用して選出される。場合によっては、操作者は、定義される条件を満たさないフォールドパッケージがもたらされることを知りつつ、フォールドプログラムを実行することを望む。他の場合には、不満足なフォールドプログラムを修正することが可能である代替案が1つより多くある。そのような場合には、操作者は、提示される代替案から修正又は未修正フォールドプログラムを選出することを望む。ユーザインタフェースは、この目的に対して使用可能である。あるいは操作者は、オペレータインタフェースを使用せず修正すること、又は特定のジョブを全く修正しないことをコントローラに望むことを定義するよう、ユーザインタフェースを使用し得る。このオプションによって操作者は、各特定のジョブに対する修正の優先順位を定義することができる。
【0015】
本発明に従った方法の他の実施例では、予測段階は、フォールドシステムの実際の性能に基づいてフォールドプログラム及び関連フォールド形態を予測する。全てのフォールドシステムが同一の性能を常に有するわけではないため、コントローラは、予測段階において、フォールドシステムの実際の性能を確認し、収集された情報を使用する。例えば、操作者が第2のフォールド、即ちフォールドの第1の方向に対して垂直である1つ又はそれより多くのフォールドを規定する特定のフォールド方法を使用することを選択する一方で、これがフォールドシステムにおいて供給されていないあるいは第2のフォールド手段が故障しているという理由により、フォールディングシステムが第2のフォールドを実行することができない場合、該方法は、この事実を操作者に通知し得、予想されるフォールド形態を予測する際にこの状況を考慮し得る。このことは、実際のフォールドに先立つフォールド結果の評価に寄与する。したがって操作者は、フォールド工程に関して更によく情報を与えられる。また、本発明に従った方法による潜在的修正段階中、修正は、フォールディングシステムの実際の性能が考慮に入れられ得る際に、より詳細にされる。これは、フォールドプログラムを選択する工程の効率性を高める。
【0016】
他の態様では、本発明は、ジョブをフォールドするフォールディングシステムに係る。該ジョブは、ジョブ詳細を有する。当該フォールディングシステムは、ジョブを制御可能にフォールドするフォールド手段、フォールド手段を制御するコントローラ、及び、ジョブ詳細に基づきフォールドプログラム及び関連フォールド形態を予測するプロセッサを有し、結果的に一式の形態プロパティをもたらすプロセッサを有する。当該方法は更に、関連フォールド形態プロパティが一式の形態条件を満たすか否かを確認するよう作動中にフォールドプログラムを評価するよう適合される、評価手段を有する、ことを特徴とする。
【0017】
ドキュメントの実際のフォールドに先立って予測されたフォールド形態プロパティを評価することによって、ドキュメントの印刷、仕上げ、及びフォールドのあとの不満足な結果の機会を低減する。
【0018】
本発明に従った他の実施例では、フォールディングシステムは、評価手段においてパネル幅及びレジェンド位置のいずれかに関連付けられる少なくとも1つの条件を使用する。フォールド形態プロパティがフォールドされるパッケージの操作者又はエンドユーザの意図に合致しない場合、パッケージは、排斥される。排斥する理由のうち複数は、パネル幅及びレジェンド位置を対象とし得る。正しい評価基準を設定することによって、フォールドされるパッケージの推測的評価は向上され得る。操作者又はエンドユーザの要求事項に依存して、レジェンドの位置は、パッケージを効率的に識別及び/又はアドレスするようパッケージの前面パネル上になければならないか、あるいは、例えばレジェンドの内容が機密情報を含有する際は前面パネルの後方のパネル上に置かれるべきである。フォールドされたパッケージ上のレジェンドの誤った位置は、フォールドされたパッケージの価値を低減又は減少させ得る。
【0019】
補正フォールドの寸法は、フォールドされるパッケージの評価に対する他の基準であり得る。パッケージは、大半の場合において、そのフォールド形態において事実上一様であるべきである。即ち、パネルの幅は、主として均一であるべきであり、あるいはパッケージにわたって少なくとも均等に割り当てられるべきである。フォールドされるパッケージの終端の近くにおける小さな補正フォールドの集積は、フォールドされるパッケージの容易な取扱いに寄与せず、多くの場合は所望されないプロパティである。
【0020】
最後のパネルの方向等である追加的なフォールド要求事項を併せられる特定のフォールド方法の要求事項は、所望されないフォールド形態をもたらし得、単純なプレビュー方法では検出が大変困難である。フォールド形態のプロパティの推測的評価によって、フォールドシステムは、フォールドプログラムを選ぶ操作者を支援し得る。少なくとも1つの形態条件がパネル幅及びレジェンド位置のうちいずれかと関連付けられるフォールド形態を評価することによって、フォールド後の予期せず所望しない結果のリスクが低減される。
【0021】
他の態様においては、本発明は、プリンタに対してドキュメントファイルを印刷するようPC等であるワークステーションにおいて使用されるプリンタドライバに係る。当該プリンタドライバは、ドキュメントデータを処理し、処理されたドキュメントデータをフォールディングシステムと協働するプリンタシステムに対してサブミットする(submitting)データ処理セクション、及び、ワークステーションのディスプレイスクリーン上で情報を提示することによって操作者と伝達するグラフィカルユーザインタフェースセクションを有する。該プリンタドライバは、本発明に従った方法を実施するよう配置される。
【0022】
フォールディングシステムは一般的に、印刷システムに対して物理的に結合され、印刷システムの出力は、選択可能にフォールディングシステムに対する入力であり得るようにされ、プリンタ出力はフォールドされる。操作者は、プリンタドライバにおける印刷ジョブに関する自分の要求事項を定義し、また、プリンタドライバにおけるフォールドオプションを定義し得る。本発明に従った方法は、満足のいくフォールド結果をもたらすフォールドプログラムを選ぶ操作者を支援する。
【0023】
他の態様では、本発明は、コンピュータプログラムに係る。当該コンピュータプログラムは、コンピュータにおいて実行される際に本発明に従った方法を実施するコンピュータコードを有する。
【0024】
他の態様では、本発明は、コンピュータ可読の媒体に係る。当該コンピュータ可読の媒体は、本発明に従った方法を実行するコンピュータコードを搭載する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明はこれより、添付の図面を参照して説明される。
【0026】
図1Aは、フォールディングシステムに結合される印刷システム1に対してネットワークNを介して接続される、ワークステーションのシステム11を示す。ワークステーション11上において、ドキュメントは、ロードされ、印刷システム1上で印刷されるよう処理される。操作者は、印刷ジョブのジョブ詳細を設定するようワークステーション11上のアプリケーションを使用する。かかる設定には、用紙サイズ、媒体の種類、方向(向き)、及び仕上げ設定等である印刷設定が含まれる。仕上げ設定は、フォールディングシステム2に対する設定を有する。ジョブ設定及び印刷データのパッケージは、印刷サーバー3に対して送られる。印刷サーバー3上において、このパッケージは、受け取られ、印刷システム1上で処理されるべき正しい形式へと処理される。印刷ファイルを印刷システム1に対して送ることができるよう、ワークステーション11は、プリンタドライバプログラムを有さなければならない。プリンタドライバプログラムは、印刷システム1の1つに対してネットワークNを介して論理的に結合される。操作者が複数の印刷システム1に対してアクセスを有する際、ワークステーション11は、その各々に対するプリンタドライバプログラムを有する。
【0027】
印刷システム1は、1つ又はそれより多いスピンドル16上に印刷媒体15を有する、ワイドフォーマットプリンタである。この印刷媒体15は、キャリッジ上に位置付けられる複数のプリントヘッドが媒体供給方向に対して主に垂直に延在する方向において印刷媒体15にわたってスキャンする、印刷システム1の印刷エンジンへと供給される。印刷媒体にわたるスキャン動作中、プリントヘッドは、時限的に印刷媒体上へと少量のインクを噴射する。プリントヘッドの噴射の瞬間(firing moments)の正確なタイミングによって、イメージは、印刷媒体15上に印刷される。プリントヘッドは、複数のインク容器17において有されるインクを有して供給される。各容器17は、別個の色のインクを有する。
【0028】
ジョブ設定に依存して、印刷された媒体15は、後処理ステーションに供給される。更なる後処理が必要とされない場合は、印刷された媒体15は、印刷された媒体が回収され、操作者が印刷された媒体15を取り出すことができる取出しトレイ18に供給される。印刷された媒体15がフォールドされることを後処理設定が要求する場合、印刷された媒体は、フォールドシステム2へと供給される。続いてフォールドシステム2は、印刷された媒体15がジョブ設定において指示される仕上げオプションに従って要求された形式へとフォールドされるよう、駆動される。全ての要求された後処理作用が完了する際、ドキュメントは、取出し位置へと出力される。実際には、フォールディングシステム2は、印刷システム1と物理的に直接接触するよう置かれ、印刷システム1の出力は、要求される場合にはフォールドシステム2へと選択可能に入力される。媒体供給は、自動供給手段によって自動的に実行され得、プリンタによって出力される媒体は、自動的にフォールドシステムへと入力される。あるいは、媒体供給は、媒体をフォールドシステムへと供給するよう操作者の作動が必要とされるよう、実施され得る。供給手段は、破線111によって図式的に示される。
【0029】
図1Bは、フォールディングシステム20のスタンドアロン実行を示す。該フォールドシステムにおいて、媒体は、供給され得、また、フォールドシステム20自体上においてローカルグラフィカルユーザインタフェース(GUI)上で操作者がプログラムしている設定に従ってフォールドされ得る。操作者は、使用されるべきフォールド方法及びフォールドオプションに関してフォールドジョブを定義する。フォールドコントローラ22は続いて、策定されている(formulated)フォールドジョブの要求事項を満たすよう実行されなければならないフォールドプログラムを予測する。媒体入力テーブル112は、フォールドシステムへと媒体を供給することによって操作者を支援する。媒体をフォールドしたあと、フォールドされた媒体は、フォールドされた媒体が集められて操作者によって取り出され得る取出し位置まで、運ばれ得る。コントローラ配置22は、ASIC等であるハードウェア単体であり得るが、任意で部分的又は実質的に完全にソフトウェアにおいて形態される、別個のハードウェア装置又は複数の形態部品にわたって分配される配置として考案されてもよい。コントローラ配置の実際の構造が本発明の適用を可能にするよう必須ではないことは、当業者にとって明らかである。
【0030】
図2は、ユーザワークステーションのシステム、印刷システム、及びフォールドシステムの概略的機能図である。ワークステーションは、ドキュメントエディタ、CAD描画プログラム、又はグラフィックエディタ等である、印刷するファイルを製作、編集、又は観察する(viewing)するアプリケーションプログラム30、及び、プリンタドライバプログラム31を有する。操作者が印刷ジョブを印刷することを望む際、操作者は、例えばディスプレイスクリーン上のアプリケーションウインドウにおいて意図されるアイコンをクリックすることによって、プリンタドライバ31を呼び出す。あるいは、プリンタドライバプログラム31は、オペレーティングシステムの印刷サービスを介して呼び出され得る。例えば、オペレーティングシステムであるMS Windows(登録商標)においては、印刷サービスは、「ファイルメニュー(File menu)」を介して始動され、ジョブ詳細ウインドウは、「プロパティウインドウ(Properties window)」をクリックすることによって開かれ得る。
【0031】
図2中に概略的に示される通り、プリンタドライバプログラム31は、データ処理部32、及び、操作者と相互に作用するユーザインタフェース部33を有する。該データ処理部32は、アプリケーションプログラムからのイメージデータを、(一般的にはポストスクリプト(Postscript)等であるページ記述言語において)印刷システム及びフォールドシステムに対して使用可能であるデータフォーマットへと再フォーマットし、システム管理情報に対処する。
【0032】
始動時において、プリンタドライバユーザインタフェース部33は、ワークステーションディスプレイスクリーン上でジョブ詳細ウインドウを開き、そこに操作者は印刷ジョブに対する詳細を入力し得る。かかる詳細には、コピーの部数、イメージサイズ、用紙種類、複数の仕上げオプション等が含まれる。仕上げオプションは、要求されるフォールド規準、フォールドされるパッケージの最終的な寸法、フォールドされたパッケージの端部における補強要素の適用等である、フォールドオプションを有し得る。操作者は、ジョブ設定を選択し得るか、あるいは、事前に選択されたデフォルト設定を受け入れ得る。最後に、操作者は、ドライバプログラムウインドウにおける印刷ボタンを始動させなければならない。それを受けて、プリンタドライバプログラム31は、印刷データをレンダリングし、データをジョブ設定と共に、プリンタ及びフォルダコントローラ43に対するネットワークNを介して印刷システム41及びフォールドシステム42に対して送る。コントローラは、所望されるデータ及びジョブ設定を印刷システム41及びフォールドシステム41に対して再度分配する。ワークステーション29も印刷システムに対して直接接続され得る、ことは明らかである。その場合、ネットワークNは、ワークステーション29からコントローラ43までの直接結合を有する。フォールドシステム42に対するオプションは、所望されるフォールドオプションを自由に指示することによって、あるいは所定のフォールドプログラムを選択することによって、定義され得る。明確にされ得る。かかるフォールドプログラムは、DIN、ANSI−US、JIS、Ericsson、Afnor等である既存のフォールド規準のいずれかに従ってプログラムされるか、あるいはユーザ定義であり得る。一般的には、かかるフォールド規準は全て、最終的なパネル幅、最小パネル幅、綴じ代幅、補正パネルの数、最終パネルの方向等であるフォールドされるパッケージの特定のプロパティを規定する。例えばDIN−A規準は、最初のページ(front page)及び最終ページ(back page)が完全にパッケージを覆うこと、及び、最終パネルが綴じ端部を可能にする(enable a binding edge)よう左側に向けられなければならない、ことを規定する。ジグザグフォールド(経本折り)プログラムは、底部のパネル(bottom panel)の左手側端部がパックの左まで延在するよう設計される。間の補正フォールド51が可能にされる。DIN−Cは、最初のページがパッケージを覆うことを規定する一方、全てのパネルが残りの長さと同等である最後のパネル幅を除いて同一な幅を有する、ことを規定する。特には、「最終パネルの方向」等である更なるフォールドの要求事項と併せられるフォールド規準の選択は、例えば更なる補正フォールド51又は小さすぎる補正フォールド51により、所望されないフォールド形態をもたらし得る。
【0033】
図3Aは、DIN−Bフォールド規準に従うフォールド形態を概略的に示す。該規準は、第1のパネル50がパッケージを覆うこと、最終パネル52が左側(Lで示される)に向けられること、及び、最終パネル52における綴じ代53が所定の幅bmを有することを求める。望ましくは、パッケージは、2つより多い補正パネル51を有するべきではない。綴じる目的に対して最終パネルの方向に関する要求に合致するよう、パッケージは、許容可能な幅cwを有する単一の補正フォールド51を有する。
【0034】
図3Bは、図3Aのフォールド形態49と同一の要求事項及び異なる媒体長さを有するフォールド形態49を概略的に示す。最終パネルの方向の要求に合致するよう、2つの補正フォールド51が必要である。フォールドパッケージの目的に依存して、これは、望ましいフォールド形態ではあり得ない。
【0035】
図3Cは、最終パネルを左側(Lで示される)に対する方向を有さなければならないという更なるユーザ定義の要求を有するDIN−Cフォールド規準に従うフォールド形態を概略的に示す。通常は、DIN−Cフォールド規準は、残る媒体の長さの幅(図3C中は点線で示される)を有する最終パネル52を除いて、全てのパネルが同等のパネル幅pwを有しているパッケージをもたらす。最終パネル方向の要求に合致するよう、補正フォールド51(図3C中は実線で示される)は、必要である。フォールドされるパッケージの目的に依存して、操作者は、例えばフォールドされたパッケージの回収時における統一性を目的として、最終パネルが指示通りに左側に向けられるよう選択し得るが、操作者はまた、最終パネルが右側に向けられるようDIN−Cフォールドされたパッケージが整列されることを望み得る。後者の場合、所望されないフォールドされたパッケージがもたらされ得る。
【0036】
同一の考えが、レジェンドの位置に対して当てはまる。この位置は、複数のフォールド規準において規定されるが、操作者によっても定義され得る。フォールドされるパッケージの状況及び目的に依存して、操作者は、フォールド規準に従って、あるいは、フォールド規準が規定する位置とは異なり得る追加的に定義されるレジェンドの位置に従って正確にフォールド形態に対して選択することを望み得る。
【0037】
フォールドされるプリントパッケージは、しばしば、非常に経済的な価値を示す。一方では、フォールドされるべき印刷される媒体は大変大きくなり得、他方では、印刷及びフォールドのいずれに対しても著しい製作時間がかかり得る。したがって、最終的な結果の優れた予想は、操作者にとって大変重要である。操作者は、ドキュメントの印刷及びフォールドに先立って多くのパラメータを定義しなければならないため、選択されるオプションの結果を全て見ることは操作者にとって困難であり得る。本発明は、グラフィカルユーザインタフェースにおいて最終結果をプレビューすること、また所望されないフォールド形態の可能性を確認することによって、操作者を極めて支援するものである。
【0038】
図4は、フォールドシステム上で実行されなければならないジョブに対してフォールドプログラムを選択する工程を示す。フォールドシステムと操作者との間の相互作用は、プリンタドライバプログラム、並びに、プリンタ及び/又はフォールドシステムのグラフィカルユーザインタフェースのいずれにもおいてでもあり得る。
【0039】
ジョブの印刷及びフォールドの定義付け中のある時点において、操作者は、フォールド要求事項を定義する(「フォールドジョブを定義する」参照符号61)。複数のフォールドオプションは、手動で選択されるか、あるいはデフォルト値に設定される。操作者がジョブ定義を完了した際、操作者は、印刷ジョブを印刷システムに対して、またフォールドジョブをフォールドシステムに対してサブミットする(「フォールドジョブをサブミットする」参照符号62)。フォールドシステムのプロセッサは、ジョブ詳細に基づいてフォールドプログラム及び関連フォールド形態を決定する(「予測段階」参照符号63)。フォールドプログラムは、フォールドシステムに対する一連の時限的機械コマンドを有する。フォールド形態は、フォールドプログラムがフォールドシステムを用いて媒体上に適用されているか、あるいは適用されるであろう場合における、フォールドされるパッケージの形状描写である。
【0040】
フォールド及び関連フォールド形態を確定したあと、プロセッサは、関連付けられたフォールド形態が所望されるフォールドパッケージをもたらすか否かを確認するようフォールドプログラムを評価する(「評価段階」参照符号64)。1つ又はそれより多い形態条件に基づき、評価段階は、潜在的な所望されないフォールド形態を識別する。評価段階は、フォールド形態が潜在的な所望されないプロパティを事前に有さないことを該段階が確定する場合、「yes」を出し、指示される通りにフォールドジョブを処理する(「フォールドジョブを処理する」参照符号67)。例えば図3B又は図3Cにおいて示されるような潜在的な所望されないフォールド形態が検出される場合、評価段階は、「no」を出し、潜在的に所望されない形態が検出されていることを操作者又はフォールドシステムに通知する(「通知段階」参照符号65)。状況は、プリンタドライバプログラムウインドウにおいて、あるいは、フォールドシステムの印刷他のグラフィカルユーザインタフェース状において、示される。潜在的な所望されない形態は、異なる色、丸囲み、ボックス(a box)、アラーム等の視聴覚信号を用いて識別され得る。プロセッサは、所望されないフォールド形態に関連付けられるフォールドプログラムを、一式の形態条件を満たすフォールドプローブヘッドと修正する(「修正段階」参照符号66)。この修正フォールド形態の視覚的描写は、続いて、グラフィカルユーザインタフェース又はプリンタドライバプログラムを用いて操作者に対して提示される。操作者は、修正フォールドプログラムを受容すること、又は、元のフォールドプログラムを用いることを選択することができる。フォールドプログラムの選択は、グラフィカルユーザインタフェース又はプリンタドライバプログラムウインドウを用いて実行される。
【0041】
図5Aは、本発明の一実施例に従う一般的なプリンタドライバユーザインタフェーススクリーンを概略的に示す。プリンタドライバプログラムウインドウ70は、アプリケーションウインドウ70を最小化するボタン71、最大化するボタン72、及び閉じるボタン73を有する。該ウインドウは更に、印刷オプションが定義され得る印刷オプションタブ74、仕上げオプションが定義され得る仕上げオプションタブ75、及びフォールドオプションタブ76を有する。かかるタブ74,75,76は、マウス装置等であるポインティング装置を有してクリックすることによって始動され得る。始動されたフォールドオプションタブ76は、複数のサブセクション77,78,79,80を有する。第1のサブセクション77は、全般的なオプションを定義するよう意図され、第2のサブセクション78は、フォールド方法を定義するよう意図され、第3のサブセクション79は、フォールド形態、修正フォールド形態に対するアラート、及び提案のプレートプレビューを意図され、第4のサブセクション80は、設定を確認するよう意図される。
【0042】
図5Bは、本発明に従ったプリンタドライバユーザインタフェーススクリーンの一実施例を概略的に示す。プリンタドライバウインドウ70は、図5Aに示される通り一般的なレイアウトを有する。第1のサブセクションは、フォーマットフィールド(field)81を有する。このフォーマットフィールド81では、媒体の寸法が定義され得る。これは手動で定義され得、予測的に測定され得るか、印刷寸法が設定される印刷オプションタブ74等であるプリンタドライバの他のセクションからポストされ得る。第1のサブセクションは更に、供給(feed)フィールド82を有する。このフィールドは、媒体の挿入の方法を定義する。これは、自動的に、即ち印刷システムから直接フォールディングシステムへとされ得るか、手動であり得るか、あるいはオフにされ得る。
【0043】
更には、該ウインドウは、レジェンド位置フィールド83を有する。このフィールドは、レジェンドの位置を定義する。フォールド規定の中には、最後のフォールドされたパッケージ上にレジェンドの位置を規定するものがある。この位置は、このフィールドにおいて手動で定義され得るか、印刷されるドキュメントを解釈(interpret)し得る部分等であるプリンタドライバの他の部分からポストされ得るか、あるいは、光学レジェンド検出手段を介して自動的に検出され得る。
【0044】
ジョブをフォールドするフォールドシステムは、レジェンドの位置及び方向等であるレジェンドのプロパティを検出するよう光学検出手段を有し得る。フォールドシステムは、その結果、この知識を使用してフォールドプログラムを適合させ得、レジェンドの位置が操作者の所望する通りにフォールドパッケージにおいて表れるようにする。
【0045】
最終パネル方向(向き)フィールド84は、最終パネルの方向を定義する。このオプションは、フォールドされるパッケージが保管用に穴あけされる必要がある場合に重要であり、複数のフォールド規準が最終パネルの方向を規定する。
【0046】
方向フィールド(orientation field)85は、レジェンド及び/又はドキュメントの方向を定義する。これは、ドキュメント又はレジェンドの長い側部の方向に依存して、横方向(ランドスケープ)又は縦方向(ポートレート)であり得る。
【0047】
第2のサブセクション78は、フォールド方法を定義する。これは、ドロップダウンメニュー86である。操作者がこのドロップダウンメニュー86を始動する場合、メニューは、ドロップダウンし、所望されるフォールド方法が定義され得る。ポインティング装置をメニュー項目にわたって動かすことによって、個別のオプションは反転表示される。クリックによる項目の始動は、単一の項目を選択する。図5Bは、DIN−Bフォールド方法の選択を示す。
【0048】
第3のサブセクション79は、ドキュメントの定義されるオプション及びプロパティのうち全て又は複数に基づいて予想されるフォールド形態の視覚的描写88を提示する。本発明に従った方法の評価段階の結果は、フォールド形態の視覚的描写88の異なる色として実施されるアラート信号を用いて、このウインドウ87において視覚的に描写される。更なる補正フォールド51は、潜在的な所望されないフォールド形態プロパティである。操作者は、プレビューウインドウ87上でマウスポインタを有してクリックすることによってプレビューを始動させ得、修正フォールド形態が示される(図5B中は図示せず)。
【0049】
第4のサブセクションは、確認ボタン89「Ok」及びキャンセルボタン90「キャンセル」を提示する。確認ボタン89を押すと、印刷システム及びフォールドシステムに対してオプションがサブミットされる。
【0050】
図5A及び図5B中のプリンタドライバプログラムウインドウにおいて提示される通りのオプションの設定はまた、印刷システム及び/又はフォールドシステムのグラフィカルユーザインタフェース上に位置決めされ得る、ことは明確である。
【0051】
予測されるフォールドプログラムの修正は、複数のアルゴリズムにおいて実施され得る。該アルゴリズムは、例えば、フォールド形態の予想されるプロパティに対する条件の論理チェック、フォールド形態の形状プロパティの確認に基づくデータベース、又は、ニューラルネットワーク等を用いて操作者の要求に従ってフォールド形態を修正するよう訓練される学習アルゴリズムである。
【0052】
フォールドシステムがいかなる種類のマーキング方法と組み合わせても作動され得る、ことは当業者にとって明らかである。印刷システムは、インクジェット、トナー、ホットメルト、又は紫外線硬化のインク技術等のいずれかに基づいて使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1A】本発明の実施例に従うフォールディングシステムに対して結合される印刷システム及び複数のワークステーションに対して接続されるネットワークを概略的に図示する。
【図1B】本発明の一実施例に従うフォールディングシステムのスタンドアロン実行を図示する。
【図2】本発明の一実施例に従う、ユーザワークステーションのシステム、印刷システム、及びフォールディングシステムの概略的機能図である。
【図3A】本発明の一実施例に従うフォールディングシステムによって扱われるフォールド形態を概略的に図示する。
【図3B】本発明の一実施例に従うフォールディングシステムによって扱われるフォールド形態を概略的に図示する。
【図3C】本発明の一実施例に従うフォールディングシステムによって扱われるフォールド形態を概略的に図示する。
【図4】本発明の一実施例に従うフォールディングシステム上で実行されなければならないジョブに対してフォールドプログラムを選択する工程を概略的に図示する。
【図5A】本発明の一実施例に従うプリンタドライバユーザインタフェーススクリーンを概略的に図示する。
【図5B】本発明の一実施例に従うプリンタドライバユーザインタフェーススクリーンを概略的に図示する。
【符号の説明】
【0054】
70 プリンタドライバウインドウ
71 最小化ボタン
72 最大化ボタン
73 閉じるボタン
74 印刷オプションタブ
75 仕上げオプションタブ
76 フォールドオプションタブ
80 第4のサブセクション
81 フォーマットフィールド
82 供給フィールド
83 レジェンド位置フィールド
84 最終パネル方向フィールド
85 方向フィールド
86 ドロップダウンメニュー
87 プレビューウインドウ
88 視覚的描写
89 確認ボタン
90 キャンセルボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォールドシステム上で実行されるジョブに対してフォールドプログラムを選択する方法であって、
前記ジョブは、ジョブ詳細を与えられ、当該方法は、前記ジョブ詳細に基づいてフォールドプログラム及び関連フォールド形態を予測し、結果として一式の形態プロパティをもたらす、予測段階を有し、
当該方法は更に、前記関連フォールド形態プロパティが一式の形態条件を満たすか否かを確認するよう、前記フォールドプログラムを評価する評価段階を有する、ことを特徴とする、
方法。
【請求項2】
少なくとも1つの形態条件は、パネル幅及びレジェンド位置のいずれかに関連付けられる、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
修正段階を更に有し、
前記修正段階は、前記一式の形態条件を満たさないフォールド形態プロパティを有する関連フォールド形態のフォールドプログラムを修正フォールドプログラムへと修正し、前記修正フォールドプログラムと修正形態プロパティを有する前記関連修正フォールド形態とが前記一式の形態条件を満たすようにする、
請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
前記予測されたフォールド形態の視覚的描写をディスプレイ手段を介して表示する表示段階、を更に有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
操作者に前記修正段階について通知する通知段階、を更に有する、
請求項3又は4記載の方法。
【請求項6】
前記通知段階は、前記ディスプレイ手段を介して実行される、
請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記修正段階における修正フォールドプログラムは、メモリ手段において格納される他のフォールドプログラムの一式から決定される、
請求項3乃至6のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
前記修正フォールドプログラムは、ユーザインタフェースを使用して選出される、
請求項3乃至7のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項9】
前記予測段階は、前記フォールドシステムの実際の性能に基づき前記フォールドプログラム及び前記関連フォールド形態を予測する、
請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
ジョブ詳細を有するジョブをフォールドするフォールドシステムであって、
当該フォールドシステムは、前記ジョブを制御可能にフォールドするフォールド手段と、該フォールド手段を制御するコントローラと、前記ジョブ詳細に基づきフォールドプログラム及び関連フォールド形態を予測し、結果的に一式の形態プロパティをもたらすプロセッサと、を有し、
更には、前記関連フォールド形態プロパティが一式の形態条件を満たすか否かを確認するよう動作時に前記フォールドプログラムを査定するよう適合される査定手段を有する、ことを特徴とする、
フォールドシステム。
【請求項11】
少なくとも1つの形態条件は、パネル幅及びレジェンド位置のいずれかと関連付けられる、
請求項10記載のフォールドシステム。
【請求項12】
ドキュメントファイルをプリンタに対して印刷するPC等であるワークステーションにおいて使用されるプリンタドライバであって、
データ処理セクションと、
グラフィカルユーザインタフェースセクションと、
を有し、
前記データ処理セクションは、ドキュメントデータを処理し、処理されたドキュメントデータをフォールドシステムと協働するプリンタシステムに対してサブミットし、
前記グラフィカルユーザインタフェースは、前記ワークステーションのディスプレイスクリーン上で情報を提示することによって操作者に伝達し、
請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の方法を実施するよう配置される、
プリンタドライバ。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
コンピュータにおいて実行される際に請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の方法を実施するコンピュータコードを有する、
コンピュータプログラム。
【請求項14】
コンピュータ可読の媒体であって、
請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の方法を実施するコンピュータコードを搭載する、
コンピュータ可読の媒体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【公開番号】特開2008−77657(P2008−77657A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−239853(P2007−239853)
【出願日】平成19年9月14日(2007.9.14)
【出願人】(593016732)オセ−テクノロジーズ ビーブイ (103)
【Fターム(参考)】